透き通った歌声が消えた日
今日の昼ごろ私の耳に入ってきた悲しい知らせ。ZARDの坂井泉水さんが転落死で亡くなりました。
坂井さんの運命のルーレットがこんなところで止まるだなんて…。
簿記試験間近で本来はブログ更新なんてするべきではないのですが、いち音楽ファンとしてこの知らせを無視することなんてできませんでした。
講義を受け、食堂で友達と昼ご飯を食べていたときにその知らせは舞い込んで来ました。
母からのメール。「ザード ショックだね」
最初は何のことだかさっぱりわかりませんでした。でも母は滅多にこういうことでメールを送ってくる人じゃないので、嫌な予感がよぎりました。
携帯で探ってみると、「ZARDの坂井泉水さん死去」のニュースがアップされていました。「松岡農水相重体」のニュースに潰されてですが。
坂井さんは昨年の6月に子宮けい癌を患い、闘病生活を送っていたそうです。全く知りませんでした。もともとメディアに顔を出さない人だったのでそんな情報全く入ってきませんでした。
一時は快方に向かったそうですが、今年に入って肺への転移が発見され、再入院。最近は体調が良くなり、散歩も始めていたそうです。そんな矢先の出来事。
私は特にZARDの大ファンてことでもないんですが、なんかとても悲しい。現役バリバリのアーティストが亡くなったのってhide以来かなぁ。
あの透き通った声がもう聴けなくなるなんて…。
上で特にZARDファンではないと書きましたが、結構ZARDの曲には思い出深い曲がたくさんあるんです。こういう人って結構多いんじゃないかな。
私の場合、ZARDのCDがわが家に舞い降りた初の邦楽CDなんですね。レンタルなんですが。
昔、父親は日本の音楽なんてクソ食らえだ、というタイプ(B'zとシャ乱Qを同一人物だと思っていたくらい)だったので邦楽がわが家で流れることはほとんどなかったんですね。
しかし、母親がそれにうんざりしたのかある日突然、日本の歌手のCDをたくさんレンタルショップで借りてきたんです。そのなかの一つにZARDの『君に逢いたくなったら…』があったんです。
当時はまだカセットが全盛で、母がその借りてきた数枚だけをカセットに録音して車の中で流すんですけど、曲数が少ないもんだからすぐ1周しちゃうんです。
そんなことから『君に逢いたくなったら…』はおかしくなるくらい聴いた覚えがあります。
ZARDといえば『負けないで』とか『揺れる想い』、『マイフレンド』が有名なんでしょうけど、私の中ではZARDといえば、『君に逢いたくなったら…』なんです。
シングル曲なのに昨年リリースされた15周年記念のベストにさえ収録されていない曲ですが、思い出の曲です。
その後、ZARDを気に入った父親はそれをきっかけに邦楽も少し聴くようになりました。B'zとシャ乱Qの違いもわかるようになりました。
ZARDの曲に思い出がある人ってたくさんいると思うんです。
励まされた曲は?というアンケートがあれば必ず『負けないで』が上位になります。それだけ彼女の曲はたくさんに人に愛されていたんですね。
彼女の透き通った声をリアルタイムで聴くことはできなくなりましたが、吉井和哉が「ジョンレノンは天国になどいないさ レコードの中だよ」 と言っているとおり、ZARDもCDの中で生き続けるでしょう。
ご冥福をお祈りします。
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