タイアップについて考えさせられるTOP3。
本日、下宿先に戻ってきました
いや~なんだろう、関西まだ夏ね。
北海道で一度苦手な夏を乗り越えて、さあ秋を味わおうかというときに、関西へ強制送還。
今度は関西で夏を乗り越えなきゃなりません。
なんだろう、すごく損した気分。
あ、でも秋の訪れも二度味わえるんだよね。レッツ、プラス思考!
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さて、チャートチェックに移ります。
本日は6/9付チャートに突入です。いつもどおりまずはシングルチャートから見ていきます。
では、さっそく…
6/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 キセキ /GReeeeN
GReeeeNの7枚目のシングルが初登場で1位を獲得!おめでと~o(*^▽^*)o
初動売上げは脅威の…18.6万枚!前作『旅立ち』の初動1.5万枚から12倍を超える大上昇
何よりこの結果がキセキである。
GReeeeNのこの売上げがどれほどキセキなのかは、過去の記事を見てほしい。(GReeeeNがキセキを起こす!)
今作はドラマ「ROOKIES」主題歌。効果はバツグンどころの話じゃない。大爆発。
そして、この初動だけで『愛唄』を除く全シングルの累計売上げを上回ってしまった。
最近はドラマ主題歌も不発で終わることが多いけど、これは大成功例。
おそらく、ドラマの視聴層とGReeeeNのファン層が見事マッチした結果だ。
今回のGReeeeNほどの大爆発じゃなかったが、前々回の記事で紹介した竹内まりやも「アラフォー」ドラマで初動を2倍以上に伸ばしていた。
あれもドラマの視聴層と竹内ファンがうまく重複した結果だと思われる。
逆に、もし「ROOKIES」の主題歌が竹内まりやだったとしたら、ここまでのヒットになっていないだろう。
とりあえずドラマ主題歌を付けておこう的な動きが多い昨今にあって、今回のナユタウェイブの市場調査は見事だったというしかない。
さらに「ROOKIES」の放映開始と同時に配信された当楽曲の着うたはCDリリース前から絶好調。6週連続で1位を獲得している。
今回のキセキはホントに様々な要因がガッチリかみ合ったことで生まれたものだといえる。
だが、この『キセキ』のキセキはリリース1週目ではとどまらなかった。次なるキセキはまた後日。
第2位 蝶 /V6
V6の33枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
初動売上げは8.1万枚。前作『way of life』の初動9.1万枚からダウン
誰が何と言おうと、今回最も運が悪かったのはV6。
普通なら余裕で1位を取れる初動ながら、上のGReeeeNが大確変。
思わぬ刺客の登場で、6作続いていた連続1位記録が途絶えることに。
終わってみればダブルスコア以上を付けられる大敗。
だが、今回の結果はエイベックスのマーケ云々の話じゃないのは明らか。
だって、前作初動1.5万枚のアーティストが初動を12倍以上にしてくるなんて…予測不可能すぎる。いくら市場調査したって導き出されるレベルの話じゃない。
今作はドラマ「警視庁捜査一課9係シーズン3」の主題歌とのことだが、このドラマの視聴層とV6のファン層がほぼ被っていなさそう。
おそらくドラマ効果よりも、リリース形態で持ち上げた分が大きいはず。
今回もいつもどおり3パターンなのだが、限定生産盤A【CD+DVD】、限定生産盤B【CD+DVD】、通常盤【CDのみ】でDVD付が2種類存在する。これは初。
当然、DVDは収録内容が異なり、加えて限定盤と通常盤では収録曲も違う。完全なる複数枚購入促進商法。
これほどまでの商法で勝負しながらこの数字ということは、実際のファンの数はもっと少ないことになる。
それとも、若手ジャニのファンとは熱の入りようが違うのだろうか。
第3位 O2 /ORANGE RANGE
ORANGE RANGEの19枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
初動売上げは7.3万枚。前作『君 station』の初動3.6万枚から一気に2倍以上の上昇
今作のタイアップはアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」オープニングテーマ。
今回の大幅上昇の要因はこれで間違いない。
このタイアップは過去にFLOWやSunSet SwishなどをTOP10入りさせたことがある強力なもの。ソニーの誇る主題歌担当アニメ勢の中でもトップクラス。
今回は完璧に落ち目だったオレンジレンジを見事ここまで上昇させた。このアニメのタイアップ効果に衰えは一切ないようだ。
この初動7.3万枚という数字は、レンジにとってここ数作の中で最高のもの。これまでは前々作「イケナイ太陽」の6.4万枚がここ数作の最高値だった。
前々作の好調に関しては、主題歌だったドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」が平均視聴率17%と好調だったことが要因と思われる。
しかし、今回のタイアップ「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の視聴率は1~3%台だという。
つまり、視聴率17%ドラマの主題歌よりも、視聴率3%アニメの主題歌のほうがよく売れたということに。
タイアップ効果の大きさは、タイアップ先の視聴率もさることながら、番組の視聴層と購入層がどれだけ重複しているかにかかっているようだ。
加えて、ドラマに比べ、アニメのほうはファンがアニメグッズのひとつとしてCDを購入することが多い。
CDを買うという行為自体が昔に比べ結構コアなことになっているので、タイアップ先が大ヒットドラマじゃなくコアなアニメでも構わないのかもしれない。
~今日のふといいなぁ~ベリー ベリー ストロング ~アイネクライネ~ by 斉藤和義
フロイデ by THE BACK HORN
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