サントラが初動7万を超えるアニメとは…
本日はいきなりチャートチェックに入っていこうと思います。
前回の記事で6/16付シングルチャートを見終わったので、次はアルバムチャートを見ていきます。
では、さっそく…
6/16付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
第1位 KAT-TUN Ⅲ -QUEEN OF PIRATES- /KAT-TUN
KAT-TUNの3枚目のアルバムが初登場で1位を獲得!おめでと~(*゚▽゚)ノ
初動売上げは24.0万枚。前作「cartoon KAT-TUN Ⅱ You」の初動27.1万枚からダウン
これでアルバムはデビュー作から2連続ダウン。
シングルではデビュー以来、一度も初動が30万枚を割らないという恐ろしい勢いを見せているが、アルバムの売上げは伸びてこない。
それによって「シングル>アルバム」というアイドル特有の珍現象が発生。
ファン以外は誰も買わない、ライト層は一切寄り付かない、完全に閉鎖的な世界になってしまっている。
リリース形態は初回限定盤【CD+DVD】と通常盤【CDのみ】の2種類。
初回限定盤にのみボーナストラックが4曲も収録されている。
音源や映像をコンプリートするなら、この条件下で通常盤を買う必要はないのだが、通常盤にはブックレットが封入されており、ジャケット写真も初回限定盤とは異なる。
音源なんか簡単に手に入れられるこのご時世、ある意味ブックレット等のほうが購入せずに手に入れるのが難しい。
顔やキャラクターで売っていける彼らならではの複数枚購入促進商法。
第2位 MINMI BEST 2002-2008 /MINMI
MINMI初のベストアルバムが初登場で2位にランクイン。
初動売上げは8.3万枚。前作は「THE LOVE SONG COLLECTION 2006-2007」の初動3.2万枚から上昇
前作は企画盤で今作がベスト。オリジナルアルバム以外が連続するかたちだったが、今回は1位も狙えたほどのレベルにまで上昇。
ここ最近は事務所が売り出し方を変えたようで、メディア露出が増えた。
さらに湘南乃風の若旦那の話題に繋がって名前が挙がることも多い。注目度や需要は高かったようだ。
リリース形態は初回と通常で2種。初回には特典ディスクがついているようだが、他の収録曲に違いはなし。よって複購促商法ではない。
このベストで新たなファンを獲得することはできたのか。次にリリースされるアイテムの推移が楽しみなところ。
第3位 マクロスF(フロンティア)O.S.T.1 娘フロ。 /菅野よう子
アニメ「マクロスF」のサウンドトラックが初登場3位にランクイン。
初動売上げは脅威の7.2万枚!
もう一度言っておこう。当作はサウンドトラックである。
サントラのTOP3入りは97年の「新世紀エヴァンゲリオン」以来の快挙。
これまでも「マクロス」関連として、OPの坂本真綾『トライアングラー』、
ED・挿入歌のシェリル・ノーム starring May'n『ダイヤモンド クレバス/射手座☆午後九時Don't be late』が立て続けにヒットしていた。(これらは今作に収録されている)
そんな中リリースされた今作はサウンドトラックが初動7万越えという驚異的な記録を作ることに。
ここ最近のチャート水準から考えれば、余裕で1位も狙えた数字である。
「マクロスF」ってのは相当熱狂的なファンをもつアニメのようだ。
というか、ここまでの数字が出るということは、アニメ自体の人気ももちろんだが、映像を取り巻くサウンド面もかなり支持されているのかも。
アーティスト名義は「菅野よう子」になっているが、彼女は作曲家で当アニメの音楽を担当している人物。歌っているわけではない。
今後も「マクロス」関連の作品の動きには十分注意しなくてはならないだろう。
~今日のふといいなぁ~手紙~拝啓 十五の君へ~ by アンジェラ・アキ
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