aiko、初のシングル1位獲得へ好スタート!!
久しぶりにデイリーチャート速報を。
今週リリースされる主なシングルを以前の新譜チェックの記事から引用しておくと、
- 眠り姫 - Acid Black Cherry
- milk/嘆きのキス - aiko
- 泣いちゃうかも - モーニング娘。
- 三日月 - くるり
- 桜 - FUNKY MONKEY BABYS
- 永遠 - BoA
- GRAND FINALE - BREAKERZ
- a Place for Us - CHEMISTRY
- Crazy For You - 谷村奈南
こんな感じ。
これらの新譜が初登場する火曜付(2/17付)デイリーチャートが先ほど発表された。
注目のデイリー初日、1位の座に立ったのは…
aiko『milk/嘆きのキス』!
初日指数は15068!
これに「デイリー⇒ウィークリー」の変換数値1.75を乗じると、26369(枚)!
前作『KissHug』の初日指数14859を僅かながら上回ってきたことで、最終的に売上げは7~8万枚ラインまで伸びると思われる。
そして、もしそのラインまで売上げが到達すれば週間1位は確実だといえる。
さて、なぜ久々にデイリーチャートをチェックしたのか。
それは今週、aikoにとって大きな記録が達成されようとしているからである。
aikoは98年7月に『あした』でデビュー。
99年リリースの『花火』、『カブトムシ』で一気にブレイクしてからは、00年の『ボーイフレンド』や05年の『キラキラ』など多くのヒット曲を生んできた。
今作が25枚目のシングルとなるaikoだが、実はこれまでシングルで週間首位を獲得したことがない。
ここ数年も、余裕で1位を獲得できる初動6~8万枚を安定して出していながら、毎回ビックネームとリリース日が被り、シングル最高位は2位にとどまっていた。
あまりに毎回ビックネームとぶつかるために、一部では「aikoはわざと1位を取らないようにしている」などという都市伝説が出てくるほど。
そのaikoがデビューから11年目となる09年、ついに週間1位の座をつかもうとしているのだ。
これをピックアップせずにいられるかって話である。
さて、前作『KissHug』の指数推移をもとに、今後の指数推移を予測したのが次のグラフとExcel画面である。
この予測上では、現時点での売上げの最終到達地点は7.3万枚と導かれている。
ちなみに、前作『KissHug』は補正が強めにかかり、1.83…にまで高騰した。
もし、今作も補正が強めにかかった場合の初動売上げ予想が□の下の数字で、7.5万枚となる。
1位争いの相手はモーニング娘。とJanne Da Arcのヴォーカル、yasuのソロプロジェクトAcid Black Cherryの2者。
モー娘の前作『ペッパー警部』は初動3.9万枚、Acid Black Cherryの前作『ジグソー』は初動4.3万枚。
火曜付デイリーの指数を見るに、両者の初動は前作とほぼ同等、もしくは多少上昇程度におさまると思われ、そうなるとaikoの1位獲得は固い。
記録達成の瞬間を固唾を呑んで見守る一週間になりそうだ。
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さて、チャートチェックに移ります。
本日は9/29付アルバムチャートを見ていきます。
では、さっそく…
9/29付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの曲!
第1位 B'z The Best "ULTRA Treasure" /B'z
B'zの20周年記念ベストの第2弾が初登場で1位を獲得!おめでと~(*^▽゜*)ノ
初動売上げは41.3万枚!前作「B'z The Best "ULTRA Pleasure"」の初動56.1万枚からダウン
前作はシングル曲を中心に選曲したオールタイムベスト。
今作はインターネットでのファン投票により収録曲を決定した、いわば「裏ベスト」のような内容。
その「裏」っぷりは相当なもので、なんとCD2枚組全31曲のうちシングルA面曲が5曲しかない(新録含)。
他の26曲はどれもカップリング(B'zの場合は「2nd beat」と呼ぶ)やアルバム曲ばかり。
スポーツ報知の記事では「マニアベスト」と書かれていたが、まさにその通りの内容と言える。
この収録内容でライト層に訴求するのはかなり難しく、これだけ見るとよく40万も売れたなといった印象。
ただ、今回はその印象で終わることができない。40万も売れた要因となる重要なポイントがひとつあるからだ。
それは、今作でついにB'zもアルバムで複数枚購入促進商法に手を出しているということである。
今作のリリース形態は【2CD+DVD】と【3CD】の2パターン。
2CDの内容は同じだが、前者にはライブ映像が収録されたDVD、後者には新曲『いつかまたここで』を収録したDISC3が付いている。
映像、音源を購入ですべて集めるには両方を買わなくてはならないため、複数枚購入促進商法ということになる。
特に、このB'zのような熱狂的なファンも持つアーティストが複数商法を使うと効果がバツグンに出る。
以前にB'zはシングル『SPLASH!』で4種リリース&3種は異内容DVD付という強烈な商法を使った。
そのときの前作からの初動の伸びはハンパないものだった(『ゆるぎないものひとつ』初動16.1万枚⇒『SPLASH!』初動27.1万枚で約11万枚増)。
それを考えると、アルバムで単価が高いので『SPLASH!』のときほどではないとしても、商法によって売上げが少なからず持ち上げられていると考えられる。
そうはいっても、いくら複数商法を使っていようが、このご時勢に初動40万枚越えは凄い。
ただ、前作「ULTRA Pleasure」のとき同様、「B'zのベストアルバム」という前提を置くと初動41.3万枚でも少し寂しい数字に見えてしまう…(参照:B'z、20周年ベストは微妙な成績?)。
ちなみに、今作の1位獲得で、歴代アルバム首位獲得数を「23」に更新。
歴代2位の松任谷由実、3位の松田聖子ともに活発にアルバムをリリースするような活動はしていないので、当分の間はB'zがこの記録の頂点に立つことになりそうだ。
第2位 A COMPLETE~ALL SINGLES~ /浜崎あゆみ
前週の1位から1ランクダウン
週間売上げは11.9万枚。前週の初動53.9万枚から大きくダウン
初動で50万を越えて、2週目で10万台前半というお世辞にも好調とはいえない推移に。
とはいっても、ここ最近はこれくらいのダウンはよくあることなんだけど。
安室奈美恵の初動68.1万枚から2週目25.7万枚なんていう神推移を見てしまったので、少々寂しいチャートアクションに見えてしまう。
ついでに、2週目ここまでダウンした時点でミリオン達成は早くも消えた。
第3位 イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン /Ne-Yo
前週の2位から1ランクダウン
週間売上げは4.2万枚。前週の初動6.2万枚からダウンしているものの、かなりの粘りを見せた。
上の浜崎あゆみが53.9万枚→11.9万枚で5分の1近くなっているのに対し、Ne-Yoは6.2万枚→4.2万枚と半減を大幅に上回っている。
以前から当ブログでは「半減」をひとつの粘っている基準としている。その基準に基づくなら今回のNe-Yoの粘りはかなりのものである。
やはり、邦楽よりも洋楽のほうがロングヒットする傾向にあるのは確かのようだ。
こんな粘り、日本のアーティストじゃできっこない。
上で異例として挙げた安室奈美恵でさえ2週目で初動の3分の1近くまでダウンしているのだから。
~今日のふといいなぁ~DAYDREAM by JUDY AND MARY
Mr.Traveling Man by TOKIO
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