AKB48がリミッター解除!2日で14万枚オーバー!
AKB48がチャートで大暴れしている。
21日(水)に発表された火曜付デイリーチャートで初登場したAKB48の新曲『RIVER』は初日から猛烈なロケットスタートを見せた。
初日推定売上げは87,795(枚)!
なんと1日で前作『言い訳Maybe』の初動9.0万枚にほぼ追いついてしまった。
なお、2位に4倍の差をつけたことで、AKB初の週間1位獲得が確定した。
その勢いは止まらず、22日(木)に発表された水曜付デイリーチャートでは驚異の粘りを見せる。
デイリー2日目の推定売上げは54,049(枚)!
暴落が心配される中、2日目も高い水準をキープで累計はあっという間に14万枚を超えてしまった。
1年前ではまるで信じられない数字および推移である。
なお、デイリー2日目の5.4万枚だけでも、この後チャートチェックで紹介する週間1位の堂本剛の初動を優に超えている。
今回のAKBの数字がとんでもないものだということはすぐわかるはずだ。
ただ、ここまで数字が超高騰してもファンの人数が猛烈に増えたとは言えない背景がある。
それは今作が極悪握手地獄商法を用いていることに起因する。
SMAPとリリース日が重なり、重圧のためかイベントをはじめとする商法を大きく弱めた前作から一転、今回は握手会イベントに特典、生写真などフル回転。
固定ファンから1枚でも多く搾取するために実現可能なことはすべてやり尽くしているといっても過言ではなく、もはやリミッターを解除したような状態になっている。
特に、握手会は抽選タイプ、個人指名タイプなどなど多岐に渡り、もう一般の人では理解が容易でないレベルまで到達してしまっている。
また、握手会に参加するアイドルの人数もネタレベル。なんと100人を余裕で超えている。なんだそりゃ。
本日の記事では敢えて、今作の無茶苦茶なイベント商法の詳細は記さないでおく。
…なんて偉そうな書き方したけど実際は、
商法が色々絡み合いすぎてもう文字では簡潔に表現できない
ので、諦めて詳細書くのをやめました。ごめんなさい。
興味のある人はぜひ一度、調べてみてほしい。
そして…
私に教えてください。今回の商法の全貌を。
よし、週末には必ず理解してやるぞ。
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前回記事で4/13付チャートを見終わったので、本日からは4/20付チャートに突入です。
まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。
この週のシングルチャートは年始以来の危機到来。
週間で1万枚以上売れたのがたった5作品のみというかなりの低レベル週です。
ではでは、さっそくその模様を。
4/20付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 空 ~美しい我の空 /剛紫
(ジャニーズのため写真なし)
堂本剛の新名義、剛紫のシングルが初登場で1位を獲得!
前作『Kurikaesu 春』で「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」から「244ENDLI-x」へと改名したばかりだったが、今作でまた改名。
何か意図があるのか。それとも気分的なものか。
とりあえず、最多改名アイドルの称号は手に入れられそう。
初動売上げは4.4万枚。前作『Kurikaesu春』の初動7.6万枚から大幅ダウン
ただ、今作は一般的な水曜日リリースではなく、自身の誕生日に合わせたために金曜日リリースとなっている。
その関係でオリコンチャートには他の新譜から2日遅れて登場し、集計上2日分不利だった。
しかし、彼の過去の推移からしてあと2日集計期間が長くても5万台がやっとだったと思われ、前作から大きく数字を落としているのは確実だ。
このダウンの要因のひとつが商法。
なんと今作はジャニーズらしからぬCD1種リリース。
ジャニーズが1種リリースっていつ振りなんだと考えさせられるくらい珍しい。
もし、KinKiとしてのリリースのときのように複数枚購入促進商法で勝負していれば、6万台あたりまで数字は釣り上がった可能性もある。
商法もそうだが、楽曲自体もジャニーズ全般のそれとはかなり趣が異なる様子。
これだとファンが離れていくのも仕方がないといった印象。
一方の光一がソロでも軽く初動で10万を超えてくるので、その差はかなり大きくなってしまっている。
キンキとしてのリリースがまた暫く停滞してしまっているが、次週久々にリリースされる新譜はどうなるだろうか。注目である。
なお、今作はアルバムとの同時リリース。
ただし、今作はアルバムには収録されていない。なので、アルバムの先行およびリカットという性格はなし。
第2位 Everlasting Luv/BAMBINO~バンビーノ~ /BREAKERZ
BREAKERZの5枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
これまでの週間最高位は6位であり、2位は自己最高位となる。
初動売上げは2.1万枚で自己最高初動。
前作『GRAND FINALE』の初動1.8万枚から上昇
ただ、数字は上がっても人気上昇ではないことに注意。
今回はDVD付2種+CDのみ1種の計3種リリースで、DVDの収録内容が異なる(両A面の2曲のMVを2種にばらして収録)。
さらに、今回はジャニーズお得意の収録曲換えにも手を出し、通常盤にはカップリングが1曲多く収録されている。
購入ですべての音源、映像を手に入れるには絶対に3枚買わなくてならない極悪な複数枚購入促進商法。
(前回も3種だったが収録曲違いがなかったので、2枚買えば音源と映像は揃った。)
今回はタイアップがコナン&CMソングで、前回に比べると強力だったのだが、この伸び幅を見る限り、それほど効果は出ていない模様。
まぁ、コナンタイアップがほぼ意味をなさなくなったのはかなり昔の話であるので、やっぱりかといった感じ。
第3位 久遠の河 /alan
alanの9枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
自身初のTOP10入りどころか、周囲の危機感さえ感じる低レベルさも手伝って自身初のTOP3入りまで達成してしまった。
初動売上げは1.2万枚。前作『群青の谷』の初動0.3万枚から約4倍に伸びる大上昇
ただ、alanがどうこうという前に…3位が1.2万枚って。
何はともあれ、大躍進したalanだが実はこの売上げ高騰には裏がある。
今作はエイベックス映画「レッドクリフPartⅡ」主題歌というタイアップ。
それに関連して、一般流通とは別に映画のパンフレットが付いた「パンフレット付き劇場特別版」を劇場限定で販売。
感覚としては、CDはパンレットのおまけといったような位置づけになってしまうのだが、CDが売れたことに違いはない。
よくもまあ次々にこういった商法を…。エイベックス恐るべし。
さらに、この劇場限定盤の影響でデイリーチャートではかなりの珍現象が見られた。
この特殊ルートでの売上げがすべてデイリー最終日(日曜付)に加算されたためか、なんと週間売上げ1.2万枚の半分が最後の1日に集約されることに。
そのためデイリーでは最終日に1位まで獲得することになった。
ちなみに、完全なる想像ではあるが、最終日に週間売上げの半分売れたという状況をグラフに表すと以下のようになる。
・TOP3入りし売上げが開示された日曜付以外はまったくの予測値
・火曜付は1つ順位上の「倖田來未×misono」の月曜付の売上げから予測
何ともぶっ飛んだグラフである。
ここまで来ると逆に潔ささえ感じる。
個人的には、こういった商法が良いとか悪いとかではなく、こういった商法が蔓延っている状況を多くの人に知ってもらいたいという思いが強い。
同時に、こういった商法を用いなければならない現在のパッケージ市場の冷え込みというのも感じてほしい。
alanは来月4日に新譜のリリースが決定している。
当然「パンフレット商法」がなくなる、次回作はどのようなチャートアクションを見せるのだろうか。注目したいところだ。
~今日のふといいなぁ~
青いベンチ by サスケ
夢見月に何想う by RADWIMPS
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