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2009年11月の記事

2009年11月30日 (月)

BUMPが復調! 初動15万台なるか!?

BUMPが勢いを取り戻してきている。

初日、前作『花の名』を大きく下回るスタートとなったBUMP OF CHICKEN『R.I.P./Merry Christmas』

しかし、2日目以降は毎日予測を上回る売上げを重ね、初日時点では13万枚がやっとだと思われた最終到達地点(初動売上げ)は上方修正されている。
 

では、2日目以降の売上げを当てはめた売上推移、かつ売上予測をグラフでアップしておく。

Bump2

Bump2_2

『花の名』の推移をもとにした上の予測上では、最終到達地点は補正込みで15万枚を超えるという結果が導かれている。

 
それにしても、2日目以降、特に金曜付での粘りが半端ない。

ここで一気に戦局が変わった。

Bump_2

上は前々回の記事でアップした初日時点での『花の名』ベースのグラフだが、これで見比べて頂ければ金曜付での粘りの違いがわかるはずだ。

 
この金曜付での粘りに関しては「めざましテレビ」でのインタビュー映像放映効果が挙げられる。

登場したのが7時40分過ぎと朝早くなので、金曜付の売上げに影響を与えたのは間違いない。

内容は「クリスマスはメンバー4人でゲームをやって過ごす」というアラサーとは思えないものだったが、もともと地上波への出演をしない彼らなので、効果は思ったより大きく出たようだ。

 
明日発表の日曜付で少しでも売上げを回復させることがあれば、補正込みで初動がギリギリ15万枚に乗る可能性も残っている。 

そうなれば、このご時世では奇跡に近い「CD1種リリース&ノンタイアップで初動15万超え」という快挙を成し遂げることとなる。

最終日の明日のチャートアクションにも注目である。
 

前回記事で5/11付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入です。

ではでは、さっそく…

5/11付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 Break the Records -by you&for you-  /KAT-TUN

KAT-TUN LIVE Break the Records 【通常盤】 [DVD]

KAT-TUNの4枚目のアルバムが初登場で1位を獲得!おめでと~(^o^)丿

初動売上げは20.0万枚。前作「KAT-TUN Ⅲ-QUEEN OF PIRATES」の初動24.0万枚からダウン

これでアルバムは3連続ダウンと下げ止まらない。

Kat

はじめはベストということもあって50万を超えていた初動はいまやギリギリ20万台に。まだ5年も経っていない。

ジャニーズアイドルの世間的な人気はシングルを見ても掴みにくく、アルバムの成績で測るのが正当法。

シングルがどれだけ売れてもそれはファンが大量に買い占めている(搾取されている)だけの結果であり、世間にはほとんど浸透していないのが実情だからだ。

そんなシングルに比べてアルバムは単価が高いため、ファンが大量に複数買いをできない。そのため、アルバムの数字のほうが純粋な購入者の人数に近い。
 

今回のKAT-TUNは完全に「アルバム<シングル」の構図になっており、アイドル街道をばく進といった感じである。

狂信的なファンが多いアイドルだからこそ見られる傾向だ。

 
ただ、今回に関してはただ単に人気がダウンしたと捉えるのは相応しくない。

商法がかなり前作に比べて緩くなっているからである。

前作は「DVD付あり+ボーナストラック4曲あり」だったが、今回は「DVDなし+ボーナストラック1曲」となっている。

DVDの代わりにスペシャルブックレットが封入されているものの、やはりDVDのほうが効果が高そう。

商法的に見るとダウンは致し方ない結果なのかも。

 
第2位 つるのうた  /つるの剛士

つるのうた(DVD付)

前週の1位から1ランクダウン

週間売上げは4.3万枚

前週の初動10.4万枚からダウンだが、結構粘った。

これに関しては、ライト層でも手を出しやすい「カバー」だということと、タレントゆえにメディアでこまめに宣伝できることが要因として挙げられる。

数年前なら「半減」が粘りのひとつの基準になり得たが、最近ならこれでもかなりのキープと言える。

ヘキサゴン人気は09年も継続しているようだ。

 
第3位 昇れる太陽 /エレファントカシマシ

昇れる太陽

エレファントカシマシの19枚目のアルバムが初登場で3位にランクイン。

初動売上げは2.6万枚。前作「STARTING OVER」の初動1.9万枚から上昇

前作がユニバーサル移籍第一弾アルバムで、いきなり初動急上昇&8年ぶりのTOP10を達成していたが、今回また数字を伸ばしてきた。

完全に人気が再燃している。

再び脚光を浴びるきっかけになったのが、ユニバーサル移籍第一弾シングルでハウス「ウコンの力」CMソングだった『俺たちの明日』。

この曲が「誰も知らない泣ける歌」で紹介されたことで、一気に注目度が増し、前作は久々のヒットとなった。

ただ、その恩恵をもろに受けたのは前作で、今回はそういった番組での紹介などはされていない。

それでも波及効果は十分で、注目度が増しているエレカシを放っておくわけがなく、次々とタイアップが決定。

「東京新聞」CMソング、「鑑識・米沢守の事件簿」主題歌、「サントリー焼酎はなうた」CMソング。

単体ではそれほどビッグなタイアップではないものの、何年も日の目を見られず小さなタイアップも得ていなかった彼らにとっては大きな起爆剤。

アルバムの需要は高かったようだ。

 
なお、TOP3入りは11年8ヵ月ぶり
で自身2作目。

11年活動を続けられるバンドが少ない中で、よく戻ってきたものだ。

 
ただ、最後に付け加えておくと、2.6万枚という数字は3位としては低めである。

順位に関してはリリースタイミングがよかったと言わざるを得ない。

~今日のふといいなぁ~
Time Flies  by B'z
ヒーロー  by FUNKY MONKEY BABYS

2009年11月29日 (日)

「けいおん!」、Buono!、アイドリング!!!…ポニキャフィーバー週

チャートチェックの前に、木曜の「ベストヒット歌謡祭」の感想をいくつか。

 
まず、番組一発目にAKBをもってくるとは。

観客は関ジャニとEXILE、韓国系、ヘキサゴンアイドル目当ての女性ファンばっかりだというのに。

完全アウェイに立たされているアイドルのステージで番組スタートというのは、なかなかどSな設定。
 

あと、見てて感じたことを羅列していくと…

  • 最優秀新人賞受賞者が口パク

遊助…、まず「新人」なのかな。

音程外してもいいからちゃんと歌ってほしかった。

激しいダンスをするわけでもないし、歌えない環境じゃないのだから。

  • やっぱジャニーズファンすげえ

生放送ということもあって、ファンの声がオンエアに入り込みまくり。

獣みたいな「うぎゃあうぎゃあ」は痛すぎるけど、恐怖さえ感じさせるあの狂信性はさすが。ありゃパッケージも売れるわ。

遊助とかBIGBANGなんかのときにも歓声はあったけど、なんか格の違いを感じました。

  • TAKAHIROファンもすげえ

EXILEのコメント中にずっと「タカヒロー」を連呼するおばさん(?)がいましたね。

明らかに同じ人があまりに何度も「タカヒロー」を発動するので思わず噴きました。

 
さらには、歌中にも「タカヒロー」発動。

せっかくの歌を台無しにしちゃうファンか。大事なお客様なんだけどね。

  • なんか音程取れない人多い

生放送だからか、会場の音響がイマイチだったのか、いつも以上にみんな歌がキツそうでした。

でもそんな中でも、ゆずやいきものがかり、氷川きよし、ATSUSHI(EXILE)などちゃんと歌えてる人はいるわけで。

「歌が上手い」の基準は人それぞれだけど、個人的に音程くらいは最低限クリアしてほしいなと感じました。

私が音程のずれに敏感なのもあるだろうけど、何人かのステージはなんか落ち着いて聴いていられませんでした。

 
これじゃあ「CDが売れないのは歌(歌い手)が良くないからだ」と言われても仕方ないかも。

以上、駄文失礼しました。

ではでは、チャートチェックに移ります。

前回記事では5/11付シングルチャートの第4位までをチェックしたので、本日は5位以降を新譜中心にピックアップしていきます。

それではさっそく…

5/11付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

第5位 Don't say "lazy"  /桜高軽音部(平沢唯(豊崎愛生), 秋山澪(日笠陽子), 田井中律(佐藤聡美), 琴吹紬(寿美菜子))

Don’t say“lazy”

前週の2位から3ランクダウン

週間売上げは2.2万枚

前週の初動6.2万枚からダウン

なんと前週リリース組の中で最高位となった。

 
通常アニメ関連作品はアイドルと同じで一部のファン以外見向きもしないことから、発売2週目には大暴落するのだが、今作は一般のアーティスト以上の粘りを見せている。

このキープ力を見るに、アニメファンのみならずライト層も巻き込んでいると思われる。今までのアニメ関連作とは明らかに何かが違う。

 
楽曲がただの「アニソン」といった感じじゃないし、声優たちの歌声も作りすぎておらず自然なので、アニメファンじゃなくても普通に聴ける。

というか、ZONEとかSCANDALあたりのガールズバンドよりずっとロックしている気がする。

 
第6位 Cagayake!GIRLS /桜高軽音部(平沢唯(豊崎愛生), 秋山澪(日笠陽子), 田井中律(佐藤聡美), 琴吹紬(寿美菜子))

Cagayake!GIRLS

前週の4位から2ランクダウン

週間売上げは2.0万枚

前週の初動6.2万枚からダウンだが、粘り強い。

5位のEDとともに、2週連続TOP10入り。

アニメ関連曲としては異例の大ヒットとなった。

 
なお、この「けいおんフィーバー」は止まることを知らず、この翌週に大記録を達成することになる。

その模様はまた後日。

 
第7位 MY BOY  /Buono!

MY BOY(初回限定盤)(CD+DVD)

ハロプロ系アイドルユニット、Buono!の7枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

初動売上げは2.0万枚。前作『co・no・mi・chi』の初動1.9万枚から微増

昨年夏過ぎから始まったハロプロ一斉ダウンの波は治まりつつあるのか、この人たちもここで一旦下げ止まり。

いつも通りアニメ「しゅごキャラ」タイアップだが、今回はカップリングにもタイアップが付いている。

「しゅごキャラ」以外のタイアップが付くのは初めてとのこと。

ただ、ハロプロアイドルに普通のタイアップはほぼ意味をなさないので、今回の微増も固定ファン内で若干の動きがあっただけと捉えていいだろう。

リリース形態はいつもと何も変わらず、DVDの有無で2種+イベント抽選シリアルナンバー&トレカ封入というパターン。

イベント抽選ナンバーを求めて複数買いは横行していると思われる。

AKBやジャニーズの商法を見ていると、収録曲違いもないし、これくらいなら許せるレベルに思えてしまう。

 
以下、ピックアップ。

第9位 Share The World/ウィーアー! /東方神起

Share The World / ウィーアー!(DVD付)(ジャケットA)

前週の1位から8ランクダウン

週間売上げは1.6万枚

前週の9.8万枚から一気にダウンおよそ6分の1に。

ただ、東方神起としてはこれでも十分粘っているほう。

というか、6分の1ならジャニーズ勢よりずっとマシだし、数年前よりも明らかに粘れるようになっている。

リリースする度に初動がじわじわと伸びているし、多少の粘りも出てきている。

 
以前からベストアルバムがどのタイミングでくるかに注目していたけど、グループ自体がややめんどくさいことになっているので、リリースはまだ先になりそう。

 

第10位 baby blue  /アイドリング!!!

baby blue(通常盤)

女性アイドルユニット、アイドリング!!!の7枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

初動売上げは1.4万枚

前作、前々作はユニットを4分割して「フリフリアイドリング!!!」と「ギザギザアイドリング!!!」で両A面、「キュンキュンアイドリング!!!」と「バンバンアイドリング!!!」両A面と、変則的リリースになっていた。

純粋に「アイドリング!!!」としてのリリースは昨年11月『職業:アイドル。』以来で、その初動が1.5万枚だった。

四捨五入しないと、前作と今作の差は300枚程度しかなく、ほぼキープ状態。

また、その1つ前も初動1.4万枚なので、このあたりが限界の様子。

リリース形態はDVDの有無で2パターンで収録曲違いはなし。

ただし、通常盤に全15種のトレカがランダム封入されていたり、「握手会商法」も使っていることから、ファンはほぼ複数買いといった状況だと思われる。

それにしても…女性アイドルユニット増えすぎじゃないか。
  

 
余談だが、この週のTOP10はポニーキャニオンだらけとなった。

~今日のふといいなぁ~
枝  by THE BACK HORN
Orion  by GIRL NEXT DOOR

2009年11月26日 (木)

BUMP、2年ぶりのシングルは苦戦のスタートに

今週は好セールスを期待できる新譜が勢ぞろい。

25日に発表されたオリコンデイリーチャートもかなりの潤いを見せている。

 
その中で、個人的に注目したいのはBUMP OF CHICKEN『R.I.P./Merry Christmas』

R.I.P. / Merry Christmas

バンプといえば、メディアにほとんど出ずにどんどん固定ファンを増やしていった希少種。

ここ最近はリリースがスローペースになり、リリース間隔もかなり開きながら、それでもリリースの度に次々と高い数字を出すという離れ業を見せていた。

が、今回はその神通力に限界が見えそう。

 
バンプの初日推定売上は48,611(枚)

これは前作『花の名』の初日指数から算出した予測売上66,155(枚)を大きく下回る数字である。

(※前回は『花の名』『メーデー』の2枚同時リリースだが、ここでは『花の名』を引き合いに話を続ける)
 

これまでどれだけリリース間隔が開いても、数字を維持してきたバンプだが、ついにここで限界を見せたかのような初日である。

 
ここで、前作『花の名』の指数推移をもとに、今作の今後の売上げ推移予測をしていく。

Bump

Bumpex_2 

この予測上では最終到達地点は13.0万枚となっている。

言い換えれば、前作と同じようなペースでは前作から4万枚以上も売上を落とすことになるということだ。

今のところ、今回もバンプにメディア露出など追い風要素はなし。

果たして、ここからどのようなチャートアクションを見せるのか。

まずは、26日に発表されるデイリー2日目の数字に注目しよう。

では、チャートチェックに移ります。

本日は5/11付チャートに突入です。まずはいつも通り、シングルチャートから。

では、さっそく…

5/11付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 恋のABO /NEWS

恋のABO【通常盤】

NEWSの11枚目のシングルが初登場で1位を獲得!おめでとうヽ(^o^)丿

初動売上げは23.4万枚。前作『Happy Birthday』の初動20.1万枚から上昇

ここ最近は20万ジャスト付近で固まっていたのだが、久しぶりに数字が動いた。

Photo

今作は前々作と同じタイアップで、「RUSS-K」CMソング。

とは言っても、タイアップ効果はほとんどないと思われる。

それでも映画主題歌だった『太陽のナミダ』並みの数字が出たのは、商法の変化が要因と思われる。

 
普段のNEWSは収録曲違い、パッケージ仕様の違いで2パターン複数枚購入促進商法

しかし、今回はパッケージ仕様の違いだけでなく、ライブ映像を収録したDVDが付いている。これは珍しい。

画、ルックスが生命線であるジャニアイドルにとって、DVDというのはかなり大きな意味を持つと思われ、これがそのまま初動増に影響したと見ていいだろう。

 
今回は「耳に残りやすい楽曲」という一見売上げ増に繋がりそうな要素はあるのだが、これが発売初週にライト層を動かすことはほとんどない。

基本的に、1枚買うか2枚買うか、または保存用に4枚買うかといった固定ファンの中での増減でしかない。

 
第2位 嘘  /シド

嘘

シドのメジャー3枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

初動売上げは5.9万枚。前作『2℃目の彼女』の初動3.1万枚から大きく上昇

ここ最近のチャート水準なら、1位も狙える6万ラインまで数字を伸ばしてきた。

ソニー系アーティストの突如の上昇とくればアニメタイアップというのは何度も書いているが、今作もやはりそのパターン。

今作はアニメ「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」タイアップ。

03年の「鋼の錬金術師」時代も含めると、過去に数々のヒットを叩き出してきたタイアップであり、効果はバツグンだったようだ。

 
リリース形態はこれまでのメジャー2作から変化なく、V系色の強いかなりキツいタイプ。

【CD+DVD】が2種と【CDのみ】1種で合計3形態リリースで、かつDVDの収録内容が違う。

収録曲に違いはないが、【CDのみ】にはステッカーが封入されており、おまけも含めると3枚全部買わないとコンプリートできない仕組みになっている。

狂信的なファンが多いV系バンドは商法が数字をかなり持ち上げているのは確かで、このシドもそれに当てはまる。

ただ、それでもこの初動は立派。

前々作もアニメタイアップで初動3万台だったことを考えても、ファンは確実に増えている模様。

 
第3位 明日がくるなら  /JUJU with JAY'ED

明日がくるなら

JUJUの10枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

初動売上げは2.8万枚。前作『やさしさで溢れるように』の初動0.8万枚から3倍を超える大上昇

前作はアルバムのリリースを3週後に控えた先行シングルであり、大きく数字を落としていた。

今作はそのアルバムの後の第一弾シングル。

アルバムは初動6万オーバーで週間3位を獲得。ロングヒットになっていた。

どうやらアルバムでファンをいくらか掴んだ様子。

 
今作は映画「余命1ヵ月の花嫁」主題歌となっており、この映画の公開前には今作がメディアで流れまくった。

その効果もあってか、まずは配信市場で大ヒットを記録。

それがパッケージにも影響を与えているのは間違いない。

配信でのヒットがパッケージに繋がったかたちで、大成功パターン

  
また、今作のリリースに際してはJUJUとJAY'EDがセットでメディアに出まくり。「Mステ」にも2回出演した。

今作のヒットは配信市場とメディアプロモーションの両サイドの戦略が実を結んだ結果だと言えるだろう。

 
第4位 涙の種、笑顔の花 /中川翔子

涙の種、笑顔の花(DVD付)

中川翔子の8枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

初動売上げは2.3万枚。前作『綺麗ア・ラ・モード』の初動1.4万枚から上昇

今作は映画「劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇」主題歌。

「グレンラガン」タイアップは過去に『空色デイズ』、『続く世界』で経験済みで、その初動はそれぞれ3.1万枚3.3万枚

『空色デイズ』は彼女の出世作といえる作品になり、『続く世界』は彼女の最高初動記録作品。

つまり、この「グレンラガン」タイアップは彼女ととても相性が良かった。のだが、今回はそこれほどの高騰にはならず。

 
これは結構深刻で、今回力を入れたのはタイアップだけでないという背景がある。商法である。

今回は全3種リリースで、ジャニーズお得意の収録曲違いにまで手を出している。複数枚購入促進商法

同じく「グレンラガン」タイアップだった前々作は全4種でパッケージ数こそ多かったが、収録音源に違いはなかった。

強力タイアップ+キツイ商法でこれだと、これらの条件を取り外したとき、いったいどんな初動になるのか、若干心配になる結果となった。

~今日のふといいなぁ~
Winterland  by 大橋トリオ
揶揄  by RADWIMPS

2009年11月23日 (月)

まさにクールポコ状態

土日で草津温泉に行ってきました。男2人で(鬱

 
はじめは4人で行く予定だったんですが、

 
親の体調が思わしくないということで、1人抜け…

 
 
前日に流行のインフルにかかって1人抜け…

結局、2人になってしまいました。
 

 
まぁ、でもいろいろ思い出が残りました。

草津に着いて雪降ってたときは若干ビビりましたが。

 

湯畑見て、湯もみと踊りを見て、

 
まんじゅう試食しまくって、
 
 
温泉にゆったり浸かって。
 
 

   
  

帰りにデジカメなくして

 
 
マジです(泣

 
完全にやっちまいました。

 

何十枚も写真取ったのに!(泣

まだ買って1年も経ってないのに!(泣

 
今年2月の記事のテンション上がってる文章が非常に切なく痛い。(過去記事:初デジカメ。

「あとは旅行のとき持ってくの忘れないようにしなくちゃ」なんて書いてるけど、あなたの気を付けるべきは帰りだったのよ。

  
レンタカーの中に落ちてるかもと思ってレンタカー屋に電話してみたけど無いみたい。

最後に使ったのが「道の駅 庄和」なので、そこに電話してみたものの落し物は届いていない様子。

 
 
まぁ、出てこないわな。

この世は良心を持った人ばかりじゃないし。

デジカメなんて数秒でメモリー消してしまえば、新品同様だもの。

 
 
うう…もう悔いが残りすぎて、昨日の夜からこの事以外何も考えられてないです。

※注 この後のチャートチェックは淡々と書いてありますが旅行前に書いたものです

 
あぁ、なんか2月以降の思い出がすべてなくなった気分。

 
誰か親切な人に拾われてないかな。

忘れたころに戻って来やしないかな。

今日は吉井さんの『トブヨウニ』の歌詞を信じて早寝します。

 
「捨ててしまったもの戻ってこないけれど
なくしてしまったものなら急に帰ってくることあるんだぜ」

 
 
 
ホントかな!?

 
もしホントだったら何パーセントの確率なのかな!?(ウザ

 
吉井さん…教えて…。

では、心の傷を塞ぎながらチャートチェックに移ります。

前回記事で5/4付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートをチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

5/4付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 つるのうた /つるの剛士

つるのうた(DVD付) 

羞恥心の「羞」こと、つるの剛士のカバーアルバムが初登場で1位を獲得!おめでとうヽ(^o^)丿

カバーアルバムでの週間1位獲得は吉田拓郎、徳永英明に次いで史上3人目となる。
 

初動売上げは10.4万枚

「つるの剛士」名義での初のリリースで、いきなり初動が10万枚を超えてきた。

先にソロデビューした上地雄輔が羞恥心時代よりも高い数字を出したことで、羞恥心のヒットは上地の人気に紐付いたものなのかとも推測されたが、つるのもかなり高い数字を叩き出してきた。

ちなみに、上地はこの時点で1位は獲得しておらず、「ヘキサゴン勢」ソロ初の1位獲得となった。
 

つるの含め「ヘキサゴン勢」はメディアを使ったプロモーションが上手で、特に自番組の中では商魂丸出しの宣伝を行うのが恒例。

今回もそのメディアプッシュは健在で自番組内のほか、芸能人が歌の上手さを競う番組で優勝しているという話題性もあったはず。

また、カバーアルバムというライト層でも比較的手を出しやすい内容ということも初動高騰の要因だと考えられる。

 
リリース形態はDVDの有無で2パターン。

商法的には至って普通で、複数枚買わせるような形態ではない。

昨年に続き、ヘキサゴン人気は健在のようだ。

 
第2位 湘南乃風~JOKER~ /湘南乃風

湘南乃風 ~JOKER~

前週の2位をキープ。

週間売上げは2.8万枚

前週の3.7万枚からダウンだが、結構粘っている。

ただし、2位の数字としてはかなり低く、周りに敵がいなさすぎたためのラッキー2位という印象が強い。

この時点で累積は14.9万枚。前作の初動22.0万枚にはまだほど遠い。

 
第3位 カーペンターズ40/40~ベスト・セレクション /カーペンターズ

カーペンターズ~40/40 ベスト・セレクション

カーペンターズの結成40周年を記念してのベストアルバムが初登場で3位にランクイン。

初動売上げは2.2万枚

ベスト盤はこれまでに腐るほど出ているはずで、こういった70年代の洋楽アーティストの定期的に出るベストはTOP10ヒットになることはほとんどない。

今回は「40周年」というのが効いたようで、万単位のヒットになった。

ただし、3位という順位は上の湘南と同様にラッキーな結果。周りに敵がいなさすぎた。

 
以下、ピックアップ。

第5位 LINDBERG ⅩⅩ /LINDBERG

LINDBERG XX(DVD付)

02年に解散したバンド、LINDBERGのベストアルバムが初登場で5位にランクイン。

初動売上げは1.9万枚。前作「SUPER BEST」は100位圏外。

再結成ブームの中、20周年記念で1年間のみの期間限定復活。

それに伴ってリリースされたのが今作となる。

構成は新たにレコーディングされた代表曲12曲+新曲3曲。

 
解散前にリリースされた最後のオリジナルアルバムは100位圏外で、その前のオリジナル盤も100位圏外だった。

よく「人気絶頂の中惜しまれながら解散」というパターンがあるが(ユニコーンやBOOWYなど)、この人たちの場合は完全に人気がなくなっての解散といった感じだった。

 
そんな状況からの再結成だが、初動は見事2万台近くまで伸び、順位は圏外から一気にTOP5にまで上昇してきた。

ただ、同じく活動を再開したユニコーンが想定外の大成功をおさめたため、2万近く出ていても何だかあまり凄く感じない…。

~今日のふといいなぁ~
エソラ  by Mr.Children

2009年11月18日 (水)

CDパッケージの生きる道

なんだか重い記事タイトルですが、それは置いといて…
 

B'zのNEWアルバム「MAGIC」買ってきました!

さっそく聴いていますが、かなりアップテンポな曲が多いアルバムですね。

静かなバラードらしいバラードはほとんどありません。

1曲目のIntroductionからラストまで一気に駆け抜けるといった印象。

 
とは言っても、「Brotherhood」や「ELEVEN」みたいな重~いロックではなく、かなり爽やかでポップ寄り。

ドラマ主題歌だった『イチブトゼンブ』で興味を持った中高生にとってはとても聴きやすいんじゃないでしょうか。
 

逆に言うと、昔からのファンは物足りなさを感じてしまうかもしれません。

でも、いつもに増してキレイにまとまっているのは確か。

前作「ACTION」の『わるいゆめ』とか前々作「MONSTER」の『雨だれぶるーず』みたいなクセのある曲がないのがそういう印象を受ける理由かな。

先述しましたが、これまでのアルバムの中でもかなり上位に位置する聴きやすさなので、B'z入門編としてはおすすめの一枚です。

  
そして、楽曲はもちろんですが、パッケージも結構変わった作りで凝ってる。

CDを取り出すまでの過程はまるでB'zの「MAGIC」の世界への飛び込むかのよう。

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後光の射してる木を真っ二つにすると奥に扉が。

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その扉をノックすると、

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さあ、B'zの「魔法」の世界へ…。

  
って感じ?

遊び心があって面白いなぁ、こういうパッケージング。

 
CDのパッケージが売れなくなって久しいけど、こういった工夫や遊び心が随所に見られれば、「パッケージを買う意味」ってのが出てきますよね。

売上げを上げるにしても、ただただ、DVD付とか特典付をばんばん出したり、イベントの抽選券を封入したりするだけじゃなくて、

「パッケージングまでが1つの作品」なんだっていう意識がもっと広まってほしいです。

少なくとも、このB'zのアルバムを初めて開封したときの驚きとかワクワク感は配信では決して味わえないものですから。

配信との差別化を一般の人でもわかるレベルで行うことが、これからのパッケージを生かすために必要なことだと思います。
 

さて、当分はこのアルバムが私の生活を彩ってくれそうです。

それでは、チャートチェックに移ります。

前回は5/4付シングルチャートの1位~4位までを見終わりましたので、本日はそれ以降をチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

5/4付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

第5位 THE MONSTER~Someday~ /EXILE

THE MONSTER ~Someday~(DVD付)

前週の1位から4ランクダウン

週間売上げは3.5万枚

ジャニーズよりは随分マシだが、そこまで粘りを見せることもないダウン。

なお、14人になる前の同じようなリリース条件だった前々作『The Birthday~Ti Amo~』は今作とほぼ同じ初動から2週目で5.4万枚も出ていた。

なので、キープ力は14人になってダウンしたような状態。

この2週目時点で、累積の30万枚越えは絶望的となった。

 
第6位 夢を味方に/恋焦がれて見た夢 /絢香

夢を味方に/恋焦がれて見た夢

絢香の9枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

初動売上げは2.7万枚。前作『おかえり』の初動2.1万枚から上昇

前作から約1年もリリース間隔をあけてのリリースだったが上昇してきた。

前作はドラマタイアップ。

今作は両A面で「進研ゼミ」CMソングとアニメ「クロスゲーム」EDのダブルタイアップ。

ただ、「進研ゼミ」も「クロスゲーム」も過去にヒット曲を生みだしたことはなく、そこまでタイアップ効果は高くないと思われる。

 
まぁ、今回の上昇の要因は何といっても水嶋ヒロとの「結婚発表会見」だろう。

絢香は4月3日に入籍していたことを発表。

その相手が人気絶頂の俳優、水嶋ヒロということで大きな話題を集めた。

 
なお、その会見では絢香が「バセドウ病」を抱えていることも発表された。

これに関してはネット上などで賛否両論を呼んでいたが、当然会見がなければ「賛」もなかったわけで。

ついでに、大抵こういうときに「否」を出すのはもともと絢香のファンじゃない人がほとんどなわけで。富良野は寒いわけで。

よって、この話題性が売上げへとそのままプラスに働いたと思われる。

 
なお、絢香は今作のあとにシングルとベストをリリースする。

その際のメディア露出が半端ない量で、まるで事務所に強制労働を強いられているようだった。

エンタテインメント業界とは言えど、利潤の最大化が企業の主たる目的であり行動基準であることは変わらない。

そんなことを切実に感じる一幕だった。

その模様についてはまた後日解説していくことにする。

 
第7位 集結の園へ /林原めぐみ

集結の園へ

声優系歌手、林原めぐみの37枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

初動売上げは1.5万枚。前作『Front breaking』の初動0.9万枚から上昇

前作はアニメ「スレイヤーズEVOLUTION-R」のOP&EDというタイアップ。

そこから今作は「CR新世紀エヴァンゲリオン~最後のシ者~」イメージテーマ兼CMソング。

たとえパチンコになったとしてもやはり「エヴァ」は強い。

カップリングには彼女が声優を務める「綾波レイ」ヴァージョンを収録しているので、それがエヴァファンをかなり引っ張ったのかもしれない。

 
それにしてもバリバリのアラフォーで、ここまでの人気をキープしていられるのは流石。

最近でこそ水樹奈々やら平野綾やらを中心に、声優がCDチャートを賑わすようになったが、もともとはこの人あたりが元祖声優歌手である。

それでまだ現役なのだから凄い。

 
以下、ピックアップ。

第9位 やる気花火 /渡り廊下走り隊

やる気花火【初回限定盤C】(CD+DVD)

AKB48から選抜された4人組アイドルユニットの2枚目のシングルが9位に初登場。

初動売上げは1.2万枚。前作『初恋ダッシュ/青い未来』の初動1.3万枚から微減。

AKBの本体に比べれば随分低いが、メンバー数が本体の12分の1になっているのだと考えれば、これでも十分高い気がしてくる。

AKB勢といえばキツい商法だが、この派生ユニットでもそれは健在。

今作は初回盤3種+通常盤1種の計4種リリース

初回盤付属のDVDには「一流アイドルへの道~1st STAGE~」、「一流アイドルへの道~2st STAGE~」、「一流アイドルへの道~3st STAGE~」をそれぞれ収録。

名前からすると明らかに「続きもの」でファンに全部買ってくださいと言っているような状態。

そして、おそらく多くのファンは全部買っていると思われる。複数枚購入促進商法

 
また、このDVDでの複数買い助長に加え、AKBお得意のイベント商法も健在で、応募抽選券が封入されている。

この条件下だと、実際にCDを買った人の数はかなり売上げと乖離しているはず。

もしかすると、極端じゃなく実際のファンの数は数千人程度なのかもしれない。

~今日のふといいなぁ~
long time no see  by B'z
つよがり  by Mr.Children

2009年11月14日 (土)

アニメ「けいおん!」関連作が暴走!

本日はいきなりチャートチェックからはじめます。

前回記事で4/27付チャートを見終わりましたので、本日から5/4付チャートに突入していきます。

まずはいつも通りに、シングルチャートからチェックです。

 
この週はアニメ関連作品が久々に猛威を振るいました。

そのアニメとは…「けいおん!」

この関連曲を一気に見ていく関係で、今回のチャートチェックにはちょっと変則的になります。

ではでは、さっそく…

5/4付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 Share The World/ウィーアー!  /東方神起

Share The World / ウィーアー!(DVD付)(ジャケットA)

東方神起の27枚目のシングルが初登場で1位を獲得!おめでと~ヽ(^o^)丿

前作からわずか1ヵ月と1週間でのリリース。

これが通算6作目のシングル首位獲得となる。

 
初動売上げは9.8万枚。前作『Survivor』の初動7.5万枚から上昇

前作は2週後にアルバムリリースを控えてのリリースで、アルバム先行シングルだった。

そこから今回は通常の条件下でのリリース。よって、上昇は当たり前っちゃ当たり前。

 
ただ、同じく否先行シングルだった前々作『Bolero/Kiss The Baby Sky/忘れないで』の初動は8.9万枚だったので、そこから見ても上昇。

ついにもうすぐ10万台というところまできた。

Photo

上の表からもわかるように、08年以降の東方神起は爆発的ではないものの、着実に数字を伸ばしてきている。

リリース形態は今回も前回と同じで、一般流通【CD+DVD】と【CDのみ】の2種+ファンクラブ限定盤が1種で計3種リリース

【CDのみ】にはリミックス楽曲1曲多く収録しているため、複数枚購入促進商法ではあるが、これは前々からそう。

商法は変化せずに売上げが上がっているのだから、人気上昇と捉えるのが筋だろう。

 
今作はアニメ「ONE PIECE」タイアップがため。

『Share The World』が主題歌、『ウィーアー!』が「ONE PIECE」初代主題歌のカバー。

さらに、カップリングには4thシングルで「ONE PIECE」エンディングテーマだった『明日は来るから』を再収録。

東方ファンとONE PIECEファンが被っているとは思えないのだが、上昇はこの効果によるところなのだろうか。

 
初動の数字だけ見れば、すでに同じエイベックスで知名度は上であろう浜崎あゆみや倖田來未などを優に超えている。

さて、こうなると注目はただひとつ。ベスト盤はどのタイミングで出るのか

 
以下、変則的に2位と4位を同時チェック。

第2位 Don't say "lazy"  /桜高軽音部(平沢唯(豊崎愛生), 秋山澪(日笠陽子), 田井中律(佐藤聡美), 琴吹紬(寿美菜子))

Don’t say“lazy”

人気アニメ「けいおん!」のキャラソングが初登場で2位にランクイン。

念のため触れておくと、アーティスト名義のカッコ内は「アニメのキャラ名(声優名)」である。

初動売上げは6.7万枚!

さらに、
 

第4位 Cagayake!GIRLS /桜高軽音部(平沢唯(豊崎愛生), 秋山澪(日笠陽子), 田井中律(佐藤聡美), 琴吹紬(寿美菜子))

Cagayake!GIRLS

人気アニメ「けいおん!」のキャラソングが初登場で4位にもランクイン。

初動売上げは6.2万枚!

 
2位にランクインした『Don't say "lazy"』がエンディングテーマ、4位にランクインした『Cagayake!GIRLS』がオープニングテーマとなっている。

今2作は発売前からAmazonにて1位、2位を独占するなどヒットの兆候を見せており、そのチャートアクションには多くの注目が集まっていた。

 
これまでにアニメ関連では「魔法先生ネギま!」、「らき☆すた」、「涼宮ハルヒ」、「マクロスF」などの関連作が特出した売上げを叩き出し、チャートを盛り上げてきたが、どうやら09年はこの「けいおん!」らしい。

もともとは4コマ漫画が原作で、アニメは今年の4月からスタートした。

ただ、放映期間は短くて6月には終了。わずか3か月の放映となった。

 
それでも、今作はアニメ放映真っ只中の4月にリリースされているため、原作ファンもアニメファンも取り込めたようで、その数字は普通のアーティストではそうそう出せないところまで伸びた。

このご時世、初動が6万に届くアーティストなんてほんの一握りだ。
 

ここ数年で最も恐ろしい数字を出したアニメ関連曲といえば、07年の『もってけ! セーラーふく』が記憶に新しい。

この曲は同発のV6に敗れ2位だったものの、両者の売上げ差はわずか0.2万枚しかなく、下手すれば「ジャニーズを潰してアニメ関連曲が1位」になっていたということで大いに話題となった。

そんな『もってけ!セーラーふく』の初動が6.6万枚

今回の「けいおん!」EDテーマは初動6.7万枚でそれを僅かながら越えている。

これによって、これまで『もってけ!セーラーふく』が持っていた、アニメキャラクター名義作品の最高初動を更新したことになる。

 
それだけでなく、今回はOPとEDの2枚が一気にランクインしており、単純に足せば「けいおん!」関連作がおよそ13万枚売れたことになる。

はっきり言って、ぶっ飛んでる。
 

今2作はデイリー初日である火曜付デイリーに3位(ED)、4位(OP)で登場。 

翌日、水曜付デイリーではEDがゆず『逢いたい』を抜いて2位まで浮上。

さらに、そのあとも勢いが止まることはなく、金曜付デイリーではデイリー1、2位独占まで成し遂げた。

キャラクター名義作品による1、2位独占はオリコン史上初の快挙であり、さらにこの1、2位独占も2日間続くことに。

つまり、この2日間は全J-POP、全演歌、全洋楽…日本に出回る全ての曲がアニメのキャラソングに敗れたことになる。

 
週間では2作同時TOP3入りが期待されたが、OPがわずかにゆずに及ばず、惜しくも叶わなかった。

それでも、十分すぎる大記録。

しかし、この2曲の勢いは発売週だけに止まらなかった。

その模様はまた追々解説していく。

 
それにしても、発売元のポニーキャニオンはウハウハ状態だろう。

なんたって、自社のトップアーティストであるaikoの作品と同等の数字がポンポンと2作も出たのだから。


続いて、3位をチェック。

第3位 逢いたい /ゆず

逢いたい

ゆずの27枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

初動売上げは6.2万枚。前作『シシカバブー』の初動5.2万枚から上昇

連続でダウンし、下げ止まらない状況だったが、前作から徐々に復調してきた。これで2作連続初動上昇。

Photo_2

 
今作はNHKドラマ「ゴーストフレンズ」主題歌。

ただ、このドラマの平均視聴率は4%以下。ほぼ効果は出ていないと思われる。

前作もドラマ主題歌だったが、それほど効果が出た形跡はなかったし。

ほとんど固定ファンオンリーの世界なので、タイアップはそれほど関係ないのかも。

 
また、前作ではゆず初の2種リリースに手を出していたが、今回はまた元通り、魂のCD1種リリース。

そういった条件も踏まえると、今回の上昇はなかなか凄かったりする。

久々にわかりやすいバラード系の楽曲で、「スマスマ」などメディア露出も多数こなしていたのでその影響だと思われる。

今後も何とか6万台をキープしていきたいところだが、さてどうなるだろうか。
 

なお、4位の「けいおん!」OPとの差はわずか313枚だった。

~今日のふといいなぁ~
声 (from LIVE DVD「終末のコンフィデンスソングス TOUR 2009」) by Mr.Children
Memory feat. DAISHI DANCE  by 中島美嘉

2009年11月11日 (水)

食べ物経験値上昇!

1週間とちょっと前。

私の所属する課で飲み会がありました

 
今回はこれまでの飲み会とちょっと違って、隠れ家的で大人な雰囲気漂うお店で開催。

部長の行きつけのお店で、芸能関係とかクリエイティブな仕事をしている人がよく訪れるそうです。

普段、土間土間や和民しか行かない私はその落ち着いた雰囲気にビビりまくり。

だって、ここにはギャルの笑い声も、コールに呼ばれて走り回るアルバイト店員もいないんです。

ただ、本当の感動はこのあとでした。

 

出てくる料理はどれも絶品で、食べ物経験値がほぼゼロの私にとっては革命の連続。

日本一下手くそな例えをするなら、レベル10ではぐれメタルを倒しちゃったような感覚。

 
中でもイクラピザの味は忘れられません。

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照明が当たったイクラの一粒一粒がまるで宝石のようでした。

それにしても、イクラとピザがこんなにマッチするとは。

ピザハットさん頑張って再現して。低価格で。

 
食べ物はもちろん、飲み物経験値もかなり上がりましたよ

なんとこの日、23年とちょっとの人生で初めてちゃんと日本酒を飲めたのです!

この日まで日本酒はなんかインクみたいな匂いがするので苦手でずっと敬遠していました。

私の味覚のキャッチャーはずっとホームベースを外して立っていたのです。わかりにくい例え。
 

が、この日の日本酒は飲める飲める!マジック!

部長からは「23歳が飲む酒じゃない」と解説が。

Photo

( Д) ゚ ゚

 
10,500円…

普段飲んでる第3のビールの87.5倍のお値段だ。あわわ…。

美味しいもんだからいっぱい飲んでしまった。入社半年のガキんちょが。反省。

 
そうです、楽しい中でも、他にも反省する点がたくさんあって。

周りの方々のグラスが空いたのに気付けなかったり、注文のタイミングを間違えたり、もう情けなくなるくらい気配りができない。

飲み会がある度に、帰り道凹みます。早くできるようにならなくては。

 
何はともあれ、とっても幸せを感じる時間を過ごさせていただきました。

歓送迎会的な意味合いがあったこともあって、部長らから旅立つ方にサプライズがあったりして。

たくさん笑いました。ちょっぴりうるうるしました。

 
でも、

イクラピザが一番感動でした。

それではチャートチェックに移ります。

前回、4/27付シングルチャートを見終わったので、本日は4/27付のアルバムチャートを見ていきます。

ではでは、さっそく…

4/27付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの曲!

第1位 PUZZLE  /関ジャニ∞

(ジャニーズによりジャケット写真なし)
 

関ジャニ∞の3枚目のフルアルバムが初登場で1位を獲得!おめでと~(*^_^*)ノ

初動売上げは21.2万枚。前作「KJ2 ズッコケ大脱走」の初動21.2万枚からまったく変化なし。

上の数字は承知の通り、四捨五入したものであるが、実は四捨五入しなくてもたった250枚しか違わない。

これがまさに固定ファンがっちり状態の見本だろう。

かなりの確率で、前作買っている人は今作も買っていると思われる。

 
リリース形態は前作と同じで、【CD+DVD】と【2CD】の2パターン商法

パッケージ数はアイドルにしては少ないが、DVDは片方にしかついていないし、CDも1枚は片方にしかついていない。

つまり、音源と映像を購入という手段でコンプリートするためには必ず2枚買わなくてはならない複数枚購入促進商法

 
また、今作でもジャニーズアイドル恒例の「シングル>アルバム」の構図を完成させてしまっている。

『イッツマイソウル』初動19.4万枚
『ワッハッハー』初動19.4万枚
『無責任ヒーロー』初動34.8万枚
 
初動平均24.5万枚今作初動21.2万枚

 
もうこれはジャニーズの宿命なので、どうすることもできない。

シングルのほうが単価が安いため、ジャニーズサイドも「いっぱい買うだろう」とパッケージ数を増やす(関ジャニも『無責任ヒーロー』から3種リリースになっている)。

ただ、アルバムでは2種に戻るので結局売上げはシングルのほうが高くなる。必然。

 
とりあえず、売上げが変わっていないのと同時に、ファン以外は見向きもしないという状況も変わっていないようだ。

特に、関ジャニはその傾向が他のジャニーズよりも顕著な気がする。2週目での急落もひと際キツイ。

 
第2位 湘南乃風~JOKER~ /湘南乃風

湘南乃風 ~JOKER~

前週の1位から1ランクダウン

週間売上げは3.6万枚

前週の初動8.4万枚から普通にダウン。

数年前ならこのくらいの推移はごく普通であったが、このご時世だとこのくらいの下げ幅なら粘っているように見える。

累積は2週で12万枚を突破。

だが、この時点で前作の初動22万枚に累積でも届かないことがほぼ確定した。

 
第3位 DO YOU DREAMS COME TRUE?  /DREAMS COME TRUE

DO YOU DREAMS COME TRUE?初回盤(DVD付)

前週の2位から1ランクダウンしたものの、これで5週連続のTOP3入り。

昨今の急落傾向からすると、この5週連続TOP3はかなりの快挙だ。

 
週間売上げは3.1万枚。

前週の6.3万枚から約半減といったところ。3位の数字としては若干寂しいが、結構な粘りである。

累積は55万枚を突破した。

 
以下、ピックアップ。

第5位 THE BEST '03~'09 /安藤裕子

THE BEST’03~’09(DVD付)

シンガーソングライター、安藤裕子の初のベスト盤が初登場で5位にランクイン。

初動売上げは1.6万枚

オリジナル盤だった前作「chronicle.」の初動1.8万枚からダウン

なんとベスト盤にもかかわらずダウン。

ベテラン勢やアイドル勢など固定ファンのアンテナにしか届いていないときによく見られる「ベストでダウン」現象が発動してしまった。

数字を見る限り、残念ながらライト層への訴求はできなかったようだ。

 
前々から当ブログでは「ベストは諸刃の剣」だと綴ってきた。

過去のコブクロのようにライト層へ強烈に訴求できた場合、要は「当たった場合」にはその先の活動にかなり有益となるベスト盤。

しかし、そうじゃない場合は、ライト層は見向きもせず、尚且つほとんどの音源を所持している固定ファンは買い控えるという踏んだり蹴ったり状態に陥る。

 
また、ベスト盤は固定ファンに「見切り」を付けさせる絶好のタイミングとなりうる。

「昔買ってたけどベスト盤以降は買ってないな」という流れは皆無意識に経験しているのではないだろうか。
 

また、今回の安藤はかなり暗雲立ち込めるパターンにはまってしまった様子。

それはリリース形態である。

なんと今回は【2CD】、【CD+DVD】の2種リリースで、全音源と映像をゲットするためには2枚以上買わなくてはならない複数枚購入促進商法となっているのだ。

前作はこういった商法ではなかった。

ベストで商法を強化して、この結果となるとかなり厳しい気がする。

もう「CMソングで問い合わせ殺到」パターンも難しそうだし。

次の動きに注目したいところだ。

~今日のふといいなぁ~
ALWAYS  by TRIPLANE
一瞬の塵  by Aqua Timez

2009年11月 8日 (日)

べボべ、3作連続1万割れTOP10入り。

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。

前々回の記事で4/27付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日はそれ以降を新譜中心にチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

4/27付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

第4位 Bye Bye Bye!  /℃-ute

Bye Bye Bye!

ハロプロ系アイドルユニット、℃-uteのメジャー8枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これでメジャーデビューから8作連続TOP10入り。

 
初動売上げは2.5万枚。前作『FOREVER LOVE』の初動2.7万枚からダウン

昨年夏ごろから始まったハロプロ一斉ダウンの波の中で、割りと粘っているほうだったが、ジリ貧モードは変わらず。

同じハロプロ系のBerryz工房が3月のシングルで初動2.5万枚を出していたので、そことほぼ並んだことに。

ファンも被っていたりするのかな。

 
今回もリリース形態は【CD+DVD】と【CDのみ】の2形態で、どちらにもイベント抽選シリアルナンバーカードを封入。

収録曲に違いなどはないが、イベント抽選権目当てで複数買いしているファンも多いと思われる。

 
今作はスタート時点では週間TOP3入りが当確の状態だったが、異常な動きをするガルネクに最終の最後に追い抜かれ、TOP3入りは叶わなかった。

 
なお、今作から有原というメンバーが1人減って、6人組でのリリースとなっているが、その影響は今回のダウンに繋がっているのだろうか。

もし、ダウンの原因がメンバー減少によるものなら、売上げの回復は困難となるが…。

次回作の推移は気になるところだが、それに関してはまた後日。

 
以下、ピックアップ。

第6位 空~美しい我の空 /剛紫

(ジャニーズ作品につきジャケット写真なし)

 
前週の1位から5ランクダウン

週間売上げは1.1万枚

前週の初動4.4万枚から大きくダウンしているものの、その下げ幅は意外と緩やか。

リリース日が変則的に金曜日だったことで、いつもの初動売上げのいくらかが2週目に流れ込んできたのかもしれない。

 
第7位 愛のままで… /秋元順子

愛のままで・・・

前週の5位から2ランクダウン

週間売上げは1.0万枚

前週の1.1万枚から微減だが、ここに来て尚かなりのキープ力を見せつけている。

数年前の感覚なら完全にこの曲が年間1位なのだが。

 

 
また、この週、売上げが1万枚を超えたのはこの秋元順子まで。

これ以降は1万枚割れとなっており、これで3週連続TOP10内1万割れとなってしまった。

第8位 浪曲一代  /氷川きよし

浪曲一代/望郷の月(通常盤)

前週の42位から34ランクアップ

週間売上げは0.8万枚

34ランクアップという異常な上昇で一気にTOP10内に返り咲いた。

上昇の要因はただひとつ。コンサート効果である。

氷川はこの週、コンサートを行った。

そのコンサートに付随するCD販売の影響で、デイリーチャートでは圏外からいきなり4位に登場し、コンサートが終わるとまた圏外へ消えるという珍推移を見せた。

 
それにしても、コンサート会場またはその宣伝による売上げだけで軽くTOP10内に戻ってこれるとは…。

ファンの狂信さはアイドルにまったく引けを取らないものみたいだ。

 
第10位 神々LOOKS YOU /Base Ball Bear

神々LOOKS YOU

4人組ロックバンド、Base Ball Bearの9枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

初動売上げは0.6万枚。前作『LOVE MATHEMATICS』の初動0.8万枚からダウン

 
今回、0.6万枚という数字でTOP10入りを果たしたことで、Base Ball Bearはオリコン史上初であろう珍記録を樹立

それは、

3作連続1万枚割れTOP10入りというもの。

TOP10で1万割れが多発するようになったのがここ数年のことなので、3作連続となると史上初で間違いないはず。

毎回毎回、べボべがリリースする週は周りのレベルがべらぼうに低い。

狙ってやっているのか、それとも単に運がいいのか。

 
今作は映画「鴨川ホルモー」主題歌だったが初動はダウン。

タイアップ的には前作より有利だったはずだが、ほとんど固定ファンオンリーの世界なので、このくらいの規模の映画ではそこまで影響しないのかも。

なお、今作では楽曲がかなりポップ化しているので、昔からのファンが敬遠した可能性もある。

売れ線やポップさを求めて失敗していったバンドが過去に無数に存在する分、シングルで切る曲には注意を払ってほしいところだ。

 
また、この1万割れTOP10はどこまで続くのか。

そちらについてはまた後日解説していこう。

~今日のふといいなぁ~
HELLO  by HYDE
冬のミルク  by THE BACK HORN

2009年11月 5日 (木)

11月新譜チェック~毎週ジャニーズリリースだなんて~

前回記事で予告した通り、本日は11月の新譜チェックを行います!

いやぁ、それにしても最近一気に寒くなりましたね。

二日前は日本各地で初雪ラッシュだったそうで

 
こうして季節が着実に冬へと向かう中で、チャートのほうは温もりを取り戻しそう。

特に、数ヵ月間大人しかったジャニーズ勢が一気に動き出す関係で、上位の数字は高めになりそうです。

また、そのジャニーズ勢も関ジャニ、嵐、山Pソロと一気に年間上位の高初動を期待できる面子。

中でも注目は何と言っても嵐。

今年の嵐の勢いは今になって解説する必要もないでしょう。

 
ただ、ジャニーズ以外にもEXILE、稲葉浩志の企画モノ、久々BUMP OF CHICKENなどビッグネームもずらり。

いろいろと見どころのあるひと月になりそうです。

太字はその週の1位獲得本命曲、赤文字 は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

そんじゃ、Let's check!

11/4

  • 急☆上☆SHOW!! - 関ジャニ∞
  • いちょう - 遊助
  • 声をきかせて - BIGBANG
  • LOVE FIGHTER~恋のバトル~ - BREAKERZ
  • GHOST HEART - LM.C
  • 流れ星 - 中島美嘉
  • only my railgun - fripSide
  • ツキアカリのミチシルベ - ステレオポニー
  • かけら-総ての想いたちへ- NICO Touches the Walls
  • あの日 feat.童子-T/Once Again - CHEMISTRY
  • うんと幸せ - 一青窈
  • Swear - alan
  • まねきねこダックの歌 - たつやくんとマユミーヌ

11/11

  • マイガール - 嵐
  • THE GENERATION~ふたつの唇~ - EXILE
  • one way - シド
  • SAHARA~feat.稲葉浩志 - スラッシュ
  • なくもんか - いきものがかり
  • 私の未来のだんな様/流星ボーイ - Berryz工房
  • 完璧ぐ~のね - 渡り廊下走り隊
  • さよなら世界/おまえだったんだ - 氣志團
  • Let it Go - 伊藤由奈
  • おやすみのキスを~Good Night My Love~ - DOUBLE&清水翔太
  • W-B-X~W Boiled Extreme~ - 上木彩矢 w TAKUYA
  • SMILE - キマグレン

11/18

  • Loveless - 山下智久
  • Insomnia - the HIATUS
  • WHY - 加藤ミリヤ
  • ヒーロー/明日へ - FUNKY MONKEY BABYS
  • Dancing On The Fire - Superfly
  • COSMIC BOX - YUKI
  • 冷たい雨 - Every Little Thing
  • 逢いたくていま - MISIA
  • サヨナラ - 彩冷える
  • My measure - lecca

11/25

  • BANDAGE - LANDS[赤西仁(KAT-TUN)]
  • R.I.P/Merry Christmas - BUMP OF CHICKEN
  • アニマロッサ - ポルノグラフィティ
  • 恋の予感から - レミオロメン
  • PRESENT - JUJU
  • Oricon - GIRL NEXT DOOR
  • はじまりの日 feat.Mummy-D - スガシカオ
  • 明日が咲く花 - 馬場俊英
  • フリージア - ムック

 
ざっとこんな感じ。

毎週話題作満載で、イイ感じですね~。

ここ2ヵ月くらいはホント寂しかったから、余計テンション上がる

 
では、まず第1週目。

1位は関ジャニ∞で決まり。終了。

それといって注目作も特になし。

強いて言うなら、配信市場で大ヒットとなっている「まねきねこダック」がパッケージヒットに繋がっていくかどうか、かな。

今年に入ってから「配信ヒット→パッケージもヒット」という流れがほとんど見られなくなった。

昨年は「女性ヴォーカル featuring 男性ラップ」がよく配信からパッケージへとヒットが繋がったが、今年はその流行も止んでしまった。

「まねきねこダック」はどちらかというと面白系だが、そういった楽曲が「配信→パッケージ」と連続ヒットになるのかには注目したいところだ。

 
続いて第2週目。

この週は先述した通り、何と言ってものチャートアクションがポイント。

ここまで09年の嵐は、

  • シングル年間1位、2位、4位
  • アルバム年間1位
  • 音楽DVD年間1位、2位

まるでDHCのCM。無敵の三冠王

今作も初動売上げだけで年間TOP10入りするのは間違いないと思われる。

(※前作『Everything』の初動は34.2万枚で、現時点の年間10位が20万台のため)

注目は年間チャート集計期間のわずかひと月でどこまで年間チャートを駆け上がるかという一点になりそうだ。

 
なお、この週にはEXILEの今年3枚目のシングルもスタンバイしている。

ここまでEXILEは、

  • THE MONSTER~Someday~:初動17.2万枚
  • THE HURRICANE~FIREWORKS~:初動17.4万枚

と2作連続で高初動を叩き出している。

 
今作はEXILEにとって約8年ぶりの月9主題歌

タイアップはこれまでの2作に比べてかなり強力で、初動17万台のキープより上の成績が求められるのは必然だろう。

なお、EXILEの週間2位もほぼ確定だと言える。

 
嵐、EXILEの下位にはシドと稲葉浩志(B'z)が続くと思われる。

シドは前作『嘘』がアニメタイアップではあるが初動5.9万枚を叩き出している。

今作はアニメタイアップから外れ、バラエティ番組のエンディングテーマというタイアップ。

前作割れは避けられない状況だが、固定ファンも着実についていると思われ、その動向には注目である。

 
一方で、稲葉浩志は元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュとコラボレーション。

B'z名義および稲葉ソロ名義ではないため、これら2名義のような数字は期待できないが、B'zファンがそのまま流れ込んでくる可能性は高い。

まずは初日の出足次第といったところか。

 
次に第3週目。

この週の1位はNEWSの山Pこと山下智久のソロシングルで確定。以上。

注目は人気バンド「ELLEGARDEN」のフロントマン、細見武士率いるロックバンド「the HIATUS」の1stシングル『Insomnia』。

5月にリリースされたデビューアルバム「Trash We'd Love」は初動8.0万枚で週間1位を獲得。人気の高さを見せつけた。

そんな彼らの初のシングルが今作だが、ファンは既にエルレとハイエイタスの音楽性の違いをアルバムで感じているはず。

エルレファンがどれだけ付いてくるか、すべてはそこにかかっていると言っても過言ではないだろう。がんばれ、フォーライフ。

 
さて、最終週。

最終週もジャニーズがリリース。

記事タイトル通り、今月は全週でジャニーズがリリースするという、1位争いを見たいチャートファンからすると1つ楽しみのないひと月となる。

ジャニーズ勢、最後に登場するのはKAT-TUNの赤西仁初のソロシングル。

KAT-TUNの人気ツートップは赤西と亀梨だが、既に亀梨は「修二と彰」のc/wにて早々とKAT-TUN名義なしのソロシングルデビューを飾っている。

一方で、赤西はこのタイミングで否KAT-TUNでのソロシングルデビューとなる。

赤西自身が主演、小林武史が監督ということで話題になっている映画「BANDAGE バンデイジ」劇中歌とのことだが、どうせ映画を見るのもほとんどジャニーズファンなので、そこまで一般にまで広がるヒットにはならないと思われる。

ただ、初動30万台を出せるKAT-TUNの代表格のソロなので、それなりの高初動を叩き出すのは間違いなく、もしかすると映画効果によってKAT-TUNに限りなく近い数字になる可能性もある。

小林武史が絡んでいることもあり、チャートアクションには注目する必要がありそうだ。
 

また、最終週にはBUMP OF CHICKENの約2年ぶりのシングルもスタンバイ。

自身3度目となる両A面シングルだが、現時点ではノンタイアップ。

そうなると、固定ファン頼りになるのは宿命といえる。

リリース停滞を連発するBUMPだが、これまでは「ファン離れ知らず」でやってきた。

その神通力は今作でも見られるのだろうか。

大注目である。

~今日のふといいなぁ~
ゴールデンタイムラバー  by スキマスイッチ
THE OTHER SIDE  by HYDE

2009年11月 1日 (日)

固定ファン・チャートファンを侮るべからず?

ご無沙汰してます。

なかなかテンポよく更新していけなくて、憤りを感じる日々です

更新が滞ってる間に見てくれている方がいたら、本当にごめんなさい。

でも、絶対にやめませんから。意地で。

どうか今後も御贔屓にお願いいたします。
 

さて、本日はいきなりチャートチェックからはじめます。

前回記事で4/20付チャートを見終わったので、本日は4/27付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからスタート。

ではでは、さっそく…

4/27付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 THE MONSTER~Someday~ /EXILE

THE MONSTER ~Someday~(DVD付)

14人組となった新体制EXILEの第一弾シングルが初登場で1位を獲得!おめでと~ヽ(^o^)丿

初動売上げは17.2万枚。前作『LAST CHRISTMAS』の初動20.0万枚からダウン

ただし、前作は完全受注限定生産かつワンコイン(500円)シングル、さらにクリスマスカード封入と一般的なEXILEのシングルとは販売形態が異なっていた。

 
今作と同じく【CD+DVD】【CDのみ】の2形態だった前々作『The Birthday~Ti Amo~』の初動は17.1万枚。よって、今回はそれとほぼ同じ。

メンバーが倍の14人になったのに、売上げはほとんど変わらないという結果に。

 
また、今作は収録曲4曲すべてにタイアップがつく実質4A面という内容。

豪華仕様+14人体制スタートなのに、売上げ面でまるでパワーアップなしというのはちょっと厳しい気が。

ただ、「人数倍増計画」に関してはかなり賛否両論出てて、どちらかというと「否」が多かったことを考えると下がらなかっただけマシとも捉えられる。

 
とは言っても、現在のチャート水準で初動で17万枚も出せれば、はっきりいって無敵

若手ジャニーズやB'z、ミスチルあたりと当たらない限り、1位を逃すことはなさそうだ。

何はともあれ、EXILEに関しては今後の動向も要チェックである。

 
第2位 虹 /コブクロ

虹(初回限定盤)

コブクロの17枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

TOP10入りは8作連続。
 

初動売上げは6.8万枚。前作『時の足音』の初動13.6万枚から暴落

ちょうど半分になってしまった。

 
今作では6作連続で続いていたドラマタイアップから脱却

思いっきり「研音」との業務上の繋がりを感じさせるドラマ連発で、個人的に記録更新を期待していたのだけど、今回はJALのCMソングとなっている。

ドラマタイアップじゃないのとアップテンポなのが響いたようで、売上げは激減。

過去にドラマタイアップでアップテンポなシングルがあったが(『君という名の翼』)、それも不振だったことから、タイアップ云々より曲調が影響しているように思える。

あとは、ベストアルバムのメガヒットで訪れたフィーバーが徐々に落ち着いてきているのも売上げダウンの要因に挙げられるだろう。

 
こうなると、次はまた「バラード+ドラマタイアップ」かと予想した人が多いだろう。

結果…、まさにそうなった。わかりやす過ぎる。

その模様はまた後日。

 
第3位 Seeds of dream /GIRL NEXT DOOR

Seeds of dream

ガルネクの4枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これでデビュー曲から4作連続で初登場3位

ちなみに、アルバムも初登場3位だったので、今作までにリリースされたアイテムはすべて初登場3位ということに。

狙ってもなかなか出来ないことではある。
 
 
初動売上げは2.5万枚。前作『情熱の代償/ESCAPE』の初動2.2万枚から上昇

今作も前作から変わらずDVDの有無で2種リリース(ファンクラブ盤合わせて計3種)。

商法的に変化はないし、タイアップもCMソングでそこまで効果の高いものではないはず。

にもかかわらず、上昇ということで何だかよくわからない結果に。

 
ただ、厳密にはこの「結果」よりも「過程」の段階で既によくわからない状態は見られていた。

ガルネクは今作に際してはお得意の「週末イベント」を開催していない。これを頭に入れておいてほしい。

ガルネクの今作のデイリー売上げ推移は以下の通りとなる。

Sod

赤文字の日はガルネクはTOP3にランクインしておらず、オリコンは売上の開示なし。よって、あくまでも当ブログ独自の予測値である。

値は前作『情熱の代償』とガルネクの上にランクインした作品の売上げを参考に予測している。

 
一目見てわかると思うが、売上推移にまるで規則性がない

金曜付で前日から約2倍に、土曜付でも前日から約1.7倍に売上げが膨れ上がっている。

怪推移としか言いようがなく、このチャートアクションには多くのチャートファンならびチャート分析サイトで物議が交わされた。
 

実は、急遽週末にショップにてキャンペーンを行っていたらしいが、「イベント」と呼ぶには程遠い規模で、ニュースでもまったく取り上げられていなかった模様。

そんなキャンペーンが売上げを倍に、さらに1.7倍にと持ち上げていく効果があったとは考えにくい。謎としか言いようのない推移である。
 

ネット上の口コミ等を見るに、元day after tomorrowの鈴木大輔の作る楽曲自体への評価は高いようなのだが、強引さが際立つプッシュと不可思議なチャートアクションで著しく評価を下げている様子。

固定ファンやチャートファンは制作側が思うより裏側をよく見ているということか。

楽曲自体の評価が悪くないだけにすごくもったいない気がする。

  
   

 
 

次回予告:11月新譜チェック

書いてしまえば、逃げられないのだ。

~今日のふといいなぁ~
レール  by HY
小さな掌 by Aqua Timez

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