激戦!倖田來未vs木村カエラ!
デイリーベースでは追っていけませんでしたが、実は先週、アルバムチャートでは熾烈な週間1位争いが勃発しておりました
チャートファンは皆、その動向を毎日固唾を飲んで見守ったことでしょう。
本日は激戦となったその1位争いの模様を簡単にまとめておきます。
激突したのは倖田來未と木村カエラ!
倖田來未は前作から1年ぶりのオリジナルアルバム。
それに07年3月のバラードベスト以来のベストアルバムを1つにパッケージングした豪華盤「BEST~third universe~ & 8th AL"UNIVERSE"」。
まぁ、平たく言ってしまえば、昨年このやり方で成功を収めたドリカムのマネッコ リスペクトかな。
一方、木村カエラは04年のデビュー以来、自身初のベストアルバム「5years」。
これまでの全シングル+代表曲のDISC1と、未発表曲やトリビュート盤への参加曲などを集めたDISC2で構成されたこちらも豪華盤だ。
それでは、開戦!
まず、先手を取ったのは倖田來未!
週の新譜が勢ぞろいする火曜付デイリーチャートで1位スタートを切った。
カエラは2位スタートに。
倖田の初日売上は76,056枚!
一方、カエラは59,715枚。
初日時点では両者の差は16,000枚と大きなビハインド。
だが、倖田とカエラの売上推移傾向を把握している多くのチャートファンは、この時点で熾烈な1位争いになることを予期していた。
結局、この差が最後の最後まで鍵を握ることになる。
その翌日。
水曜付デイリーチャートでは早くも順位に動きが。
デイリー2日目にトップの座に立ったのは、なんと木村カエラ!
初日首位の倖田來未は1日で1位の座から引きずり落とされることに。
(倖田來未:45,350枚 木村カエラ:46,569枚)
もともと倖田來未はmu-moショップ等の影響で売上が初日に極端に固まるタイプ。
これを知っているチャートファンは、失速する倖田をカエラが徐々に追い上げる展開を予期できたわけだ。
ベストアルバムが付いているとは言えども、その特徴は今回も全面的に出てしまった。
すると、そのあとは4日間すべてデイリー1位の座は木村カエラがキープ。
倖田來未は1日目を除くと、カエラの勢いについていけないまま最終日を終えることとなった。
両者の売上推移のグラフが以下になる。
木村カエラは土曜、日曜の2日間限定で「Butterfly(オリジナル・カラオケver.)」着うたフル無料プレゼント!!」キャンペーンをスタート。
この効果と「Mステ」効果で土曜付では大きく売上を伸ばした。
すると、初日に16,000枚あった差はじわりじわりと縮まり、土曜付発表時についに3,000枚を切ることに。
ここで、倖田來未サイドも動く。
日曜日当日に緊急イベント開催発表。もちろん、CD購入者限定となっている。
「緊急」ということで、参加したいファンはフラゲしているであろうCDを追加購入しなくてはならない。
ライブイベントではないので、そこまでの効果はなさそうだが、それでも数百枚単位での上昇には貢献しているとみられる。
両者、「緊急」系のプロモーションを仕掛け、終えた最終日。
わずか293枚という差で倖田來未に軍配が上がった。
初日の16,000枚という貯金を守り切り、逃げ切ったようなかたちとなる。
カエラは必至の追い上げを見せたが、最後の最後で数字を落とし、逃げ切りを図る倖田を捉え切れなかった。
デイリーでは5勝1敗ながら敗北する構図だけを言えば「エンドリケリーvsポルノ」と同じ。滅多に見られない珍しい光景である。
チャートファンとしては、この週のように毎夕のデイリーの発表をドキドキしながら見守れる週が、もっと増えてくれることを願うだけ。
今週のシングルチャートみたいに、初日に、いやリリースが決定した時点で1位が決まってしまう週ばかりではつまらないもんね。
~今日のふといいなぁ~STRENGTH. by abingdon boys school
罪と罰 ~神様のアリバイ~ by Acid Black Cherry
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