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2010年3月の記事

2010年3月31日 (水)

レミオロメン、ついに下げ止まる!

また買っちゃいました、CD。

ここんところお気に入りのアーティストのリリースが連発で、出費がとまらないです。

今日はチャットモンチー「表情」

20100404_145125_2 
 

ちょうど一週間前に店着してるアイテムですが、やっと買えました。

ただ、会計終わったときには0時過ぎてましたが。

 
で、さっき聴き終わりましたが、改めてチャットのカップリングはレベル高いなと。

このブログでは何回か「チャットのカップリングなめるなよ」説を唱えてきましたが、この1枚を聴いてもらえればそれがわかると思います。

もともと全音源持っているので新鮮さはないけれど、代わりに懐かしさがあって、最高でした。

現在、私の耳はサカナクション「kikUUiki」で侵されているんですが、新規参入間違いないな、これ。

本日は7/27付オリコンチャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。

 
ではでは、さっそく…

7/27付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 悪魔な恋/NYC /中山優馬 w/B.I.Shadow/NYC boys

悪魔な恋/NYC【通常盤】

ジャニーズの新ユニット2組のデビュー曲が初登場で1位を獲得。

中山優馬 w/B.I.Shadow」は、08年にいきなりドラマ「バッテリー」で初出演&初主演を飾った中山優馬と4人組ユニット「B.I.Shadow」からなる5人組ユニット。

ジャニーズのユニット名に個人名が入るのは「タッキー&翼」以来で、フルネームとなるとジャニーズ初。
 

また、「NYC boys」は上のユニットに、Hey!Say!JUMPの山田涼介と知念侑李を加えた7人組ユニットとなる。

NYCは中山、山田、知念の頭文字からきているらしい。
 

初動売上げは17.6万枚

デビュー曲から軽々17万オーバー。

 
また、当時の彼らの平均年齢は14.6歳で、8年半前のミニモニを抜き、デビューシングル初登場首位の最年少記録を更新。

まぁ、アイドルのためにある記録といった感じ。

 
『悪魔な恋』は中山遊馬主演ドラマ主題歌だが、そのドラマの視聴率は驚異の全話1ケタ

たいがい、どんだけ酷くても一番最初は2ケタスタートするものだが…。

こんな視聴率で一般層を引き込めるような効果があるわけないのだが、それでもこの数字。

そもそも、このドラマを見ているのが視聴率からしてジャニファンだけなので、視聴層と購入層はバツグンにあっているわけで。

完全に閉鎖的世界ながら、そのファン数が半端なく、事務所の力も半端ないので、こういったねじれ現象が起こってしまう。
 

ただ、このシングルに関してはもう一方の「NYC boys」で参加の山田涼介、知念侑李が結構数字を引っ張っていると思われる。

次回は「中山優馬 w/B.I.Shadow」単体での数字を見てみたい。
 

リリース形態は【DVD付】2種+【CDのみ】1種の計3種リリース

DVDの内容は2種で異なり、【CDのみ】には【DVD付】には収録されていない曲が1曲追加。

ちなみにジャケット写真は3種すべてで異なっている。

全音源、全映像を購入でコンプリートするには絶対に3枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

ジャニーズお得意のこの商法で釣り上げている面もかなり大きいはず。

 
とりあえず、現時点ではジャニファンを除くと、知名度はほぼゼロに近いくらいに低いと思われ、ジャニーズのエースになれるか否かは今後の展開次第といったところか。
 

第2位 泣いてもいいですか /フレンズ&ヘキサゴンオールスターズ

泣いてもいいですか

ヘキサゴンの新ユニット「フレンズ」とその他ヘキサゴン出演陣によるシングルが初登場で2位にランクイン。

「フレンズ」は羞恥心のつるの剛士とタレントの崎本大海によるユニットとのこと。

 
初動売上げは6.6万枚

今作は「FNSの日 26時間テレビ」のテーマソング。

また、「ヘキサゴンオールスターズ」という名義からもわかるように集大成的な位置づけでもある様子。

 
ただ、リリース時点では「26時間テレビ」は放映されておらず、通常の「ヘキサゴン」での披露のみ。

この番組での煽りはかなりガツガツしているので、これでも十分放映効果はあったのだと思うが、羞恥心や上地ソロには到底及ばない数字に。

ただ、上地なしのヘキサゴンユニットの中ではトップクラス。

 
リリース形態はCD+DVDで1種だが、初回生産盤が存在し、イベント参加抽選券とランダム封入のトレカもあり。

イベント抽選券とトレカって、かなりハロプロっぽい。

これにつき、そこまで多くないとは思われるが、確実に複数買いが発生していると思われる。

まぁ、アイドルだし、これくらいの売り方になるのは仕方がないか。

 
第3位 STAY  /コブクロ

STAY

コブクロの18枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

初動売上げは6.0万枚。前作『虹』の初動6.8万枚からダウン

 
前作ではセールス面で苦手なアップテンポで一気に数字を落としていたが、今回はお得意のバラードながらそこからさらにダウン。

アルバムを3週後に控えた先行シングルというのが大きいとは思うが、飽きられ&人気に陰りが出始めてきた感がある。
 

前作で一度離れたが、今作再びドラマタイアップに。

ただ、そのドラマ「官僚たちの夏」は主演が研音所属じゃない。

これは『桜』が主題歌となったドラマ「Ns'あおい」以来で、かなり珍しいこととなる。

 
リリース形態はDVD有無の2形態。収録曲が違うなどジャニーズ商法には手を出していない。

ここまでかなり真っ当な商法で攻めてきたが、これ以上下がり続けるようだと、売る側も商法に変化を付けてくる可能性がある。

ただ、この人たちのファンは複数買いをどかどかするようなタイプではないように思うので、パッケージ数を増やすだけではほとんど効果は出ないかも。

やるなら、収録曲換え、グッズ付けくらいは必要か。
 

第4位 Starting Over  /レミオロメン

Starting Over

レミオロメンの15枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

TOP10入りは11作連続

 
初動売上げは2.6万枚。前作『夢の蕾』の初動1.3万枚から大上昇

前作で一気に半減していたが、ここで倍増し、前々作『もっと遠くへ/オーケストラ』の水準まで戻ってきた。

前作は特に絶不調で、映画タイアップもまるで効果がない感じだったが、今回は「アリナミン」CMでここまで伸ばしてきた。

CMはかなりオンエアされていたので、かなり効果があった様子。

 

そして、ついに…下げ止まった

『粉雪』が大ヒットとなったあとは、一度も上昇することなく、ひたすら数字を落とし続け、前作時点でついに6連続ダウンとなっていた。

Remio
 
ちなみに、前々作の初動は四捨五入なしだと25,653枚であり、今作は初動25,672枚

よって、わずか19枚ではあるが、前々作も上回ったことに。

 
この復調の要因にはCMタイアップもありながら、「レミオベスト」の大ヒットという面もあると思われる。

あとは、前作までプロデュースを務めていた小林武史が今作ではエグゼクティブプロデューサーになっており、アレンジにはあまり手を出していない様子。

小林が入るとどうしてもストリングス重視のアレンジになり、レミオの場合かなりマンネリ感があったので、今作はアレンジ的にも新鮮だったのかもしれない。

 
~今日のふといいなぁ~
コスモタウン  by チャットモンチー
ラヴ・パレード  by ORANGE RANGE

2010年3月28日 (日)

Perfume、初動20万オーバーで1位獲得!

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事で7/20付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。
 

ではでは、さっそく…

7/20付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 ⊿ /Perfume

トライアングル(通常盤)

テクノポップアイドルユニット、Perfumeの3枚目のアルバムが初登場で1位を獲得!

これで2作連続の1位獲得となる。
 

初動売上げは21.1万枚!前作「GAME」の初動15.4万枚から上昇

前作ではHYとゆずを倒しての初の1位獲得という大金星を挙げていたが、今回はそこからさらに上昇。

 
シングルでは08年の夏に大爆発した後、7~8万枚ラインで頭打ちになっていたが、アルバムは前作ラインで頭打ちにならず、さらに伸ばし、ついに20万台の大台に乗った。

Perfume

先述したとおり、シングルでは8万ちょっとが最高記録ながらも、アルバムでは20万越え。

 
ユニット的には「アイドル」なのだろうが、チャートアクションは完全にアイドルのそれとは異なる

そのへんのベテランアーティストよりずっと「シングル<アルバム」傾向が強く、完全に「アーティスト」の売れ方である。

 

今作は初日から前作を3万枚ほど上回る9万枚の売上でスタート。

(参考:Perfume、逆境乗り越え前作越えへロケットスタート!

その後、前作を上回るペースで推移するが、金曜付(デイリー4日目)で大きくペースダウン。

一気に、初動20万越えに黄色信号が灯ることに。

(参考:「⊿」初動20万枚越えなるか!?

 
しかし、このままではいかないのが当時のPerfumeの勢い。

Perfumeは金曜日に「ミュージックステーション」に出演。『I Still Love U』を披露した。

 
その放映効果で土曜付のデイリーチャートでは一気に売上回復。

再び、2万台に乗せる爆上げで一気に初動20万越えを引き寄せた。

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Triangleex

今作リリース前には「フライデー」による熱愛スクープや、「ロッキング・オン・ジャパン」で掲載されたインタビュー内での中田ヤスタカ批判疑惑など逆風が吹き荒れた。

それがどう今作の数字に影響したかは未知数だが、この初動売上げを見るに、そこまで大きな悪影響は出ていないと思われる。

逆に、ここまで短期間で報道がされることがなかった彼女たちなので、ファンの結束が強まるきっかけになった可能性はある。

 
Perfumeは来月14日に約1年ぶりのシングルのリリースが決定している。

あまりに開きすぎているリリース間隔が気になるところだが、そちらの推移にも要注目だ。

  
第2位 Ring  /加藤ミリヤ

Ring

加藤ミリヤの4枚目のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。

初動売上げは15.1万枚。前作「BEST DESTINY」の初動9.2万枚から上昇

 
前作はサンプリングベストアルバムだったが、今回オリジナル盤でそれを上回ってきた。

「加藤ミリヤ」としてのリリースでは、目立ったシングルのヒットはなし。

 
しかし、今作の約2ヵ月前にリリースされた清水翔太とのコラボシングル『Love Forever』がパッケージ、配信ともに大ヒットを記録しており、その効果がかなり大きかったと思われる。

また、今作のリード曲『Aitai』は配信で1位を記録するなど好調。

アルバムリリース前にパッケージ、配信両方でヒットを飛ばしており、それらが上手く絡みあって、ここまで伸びたといった感じか。

   
リリース形態はDVDの有無で2形態リリース。最も一般的な売り方。

商法で釣り上げたりせずに、初動15万オーバーとかなりの成績ながら、1位獲得ならず。

普通なら余裕で1位をゲットできる数字だったが、少し相手が悪かった。

しかし、今作はこのあと驚異的なロングヒットを記録し、累積では上のPerfumeを軽く上回ることになる。
 

第3位 キング・オブ・ポップ・ジャパン・エディション /マイケル・ジャクソン

キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション

前週の4位から1ランクアップでついにTOP3入り。

週間売上げは8.6万枚。前週の4.0万枚から倍以上の伸び

 
完全に追悼効果に火が付いている。

急な需要の増加による品切れが解消されたようで、一気に週間1位も狙えるほどのラインまで伸ばしてきた。

 
ベスト盤は過去にいくつも出ているのに、ここにきてまだこれだけの数字を出す。

その人気は計り知れない。「凄い」の一言。
  
   
追悼報道は各局でなされたが、特に朝の情報番組「とくダネ」での報道量はハンパなかった。

「とくダネ」以外でも尺というより、報道期間が数週間に渡る例が多く、今回の需要継続の波を作ったと思われる。

 
以下、ピックアップ。

第5位 GUNDAM 00 COMPLETE BEST  /V.A.

機動戦士ガンダムOO COMPLETE BEST(期間生産限定盤)(DVD付)

人気アニメ「機動戦士ガンダム00」の主題歌集コンピが初登場で5位にランクイン。

初動売上げは5.9万枚

ソニーのアニメの中でも抜群の人気を誇る「ガンダム」シリーズだけに、やはり高い数字をつけてきた。

 
今回の参加アーティストはラルク、UVER、ステレオポニーなどなど。

強力すぎるゆえに無名アーティストでもガンガンTOP10入りさせられるガンダムタイアップだけに、こう集めてみると案外その面子は地味になってしまう。

 
05年の「機動戦士ガンダム SEED DESTINY コンプリートベスト」が初動20万近くまで出ていたことを考えると、今回の勢いは若干弱めである。

それでも、ただの音源の寄せ集めでここまで出ればボロ儲け状態だろう。
 

~今日のふといいなぁ~
ノスタルジア  by いきものがかり
ラッキー・ルチアーノに射たれる前に  by LAST ALLIANCE

2010年3月27日 (土)

ORANGE RANGE、ついに初動が2万割れ…。

ORANGE RANGEの前に雑記…

 
久しぶりの更新です。

3連休の反動か、今週は平日に記事アップする時間が取れないくらいドタバタ。

 
そんな中、昨晩は久しぶりに同期で飲み会。今朝帰ってきました

久々にみんなの顔が見れて楽しかったんですが、やっぱり危機感は感じました。
 

このたった1年で、同期1人ひとりの能力・経験値の差はかなり大きく開いてしまった気がします。

ひとつ言えるのは、自分の能力を生かせる部署に配属された人はやはり活き活きしているということ。

 
去年の夏ごろは本当に悔しかったなぁ。
 

「**部の○○くんは即戦力だ」、

「--部の□□さんは偉い人に認められた」、etc

いやいやいや自分の特技、強みをそのままぶつけられるところにいればそりゃそうだろうと。

 
例えば、学生時代にずっと映画を撮ってた人が、映画を撮る部署に入るのと、映画の要素がひとつもない部署に入るのとでは、まるで違う。

 
いやでも目立つ、注目される新卒1年目に自分の能力を最大限発揮できるのは本当に羨ましい。

 
残念ながら、私は自分の特技が生かせるところにいない。

このブログからして明らかだけど、ひとつのことに熱中して突き詰めていくのが得意で。

でも、いまの部署は総じて務めるその真逆。

毎日苦手なこととご対面。これでどう自分をアピールしていけばいいんだ

 
 
なんて、こう愚痴るのは簡単だけど、ホントかっこ悪いから、昨秋くらいから開き直って考え方をちょっと変えました。 

考えようによっては、今これだけ苦手なことだけをやっているのだから、これ以下はないだろうし、もしかしたら苦手を改善できるチャンスなんじゃないかと。

 
いまの尊敬できる人がたくさんいる部署で、苦手を克服して、「何年後か」に自分の力を生かせるところへ行けたなら、きっと強いだろうと。

無理やりだけど、そう考えることにしました。
 

だけど、昨晩みたいにバリバリ働けている仲間を見ると、やっぱり羨ましさと危機感が生まれちゃいます。人間だもの。

 

 
「何年後か」までに、できることをやっておこう。コツコツと音楽に関する知識・データを蓄積していこう。

このブログにはそういった意味もあるのです。

 
なんて、書いておいて、これだけ更新を怠っていたら、説得力も何もないけどね。

いまは辛抱の時期、いつかきっと花咲かせてやる。

 
 

さて、チャートチェックに移ります。

本日は前回の続きで、7/20付シングルチャートの5位以降を見ていきます。

 
ではでは、さっそく…

7/20付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

第5位 ガラガラ GO!!  /BIGBANG

ガラガラ GO!!(通常盤A)

韓国出身の5人組アイドルグループ、BIGBANGの日本2枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

前作(日本デビューシングル)からわずか2週間でのリリースとなる。
 

初動売上げは2.1万枚。前作『MY HEAVEN』の初動2.6万枚からダウン

2作目にして早くもダウンしてしまった。

 
2週前のデビュー曲のときにはかなりメディアでのプッシュがあったが、今回はそれほどでもなく、スッと出た印象。

数字だけを見るに、前作で飛びついたファンの5分の1近くが離れたことになる。
 

デビュー時のあの宣伝量で2.6万枚。それがなくなって2万台ギリ。

この状況から、ここからファンを拡大していくのはかなり難しいと思われる。

 
「韓国」という括りがついているだけで、タイアップ効果がうまく発動しなかった例は少なくない。

ここから当分は掴んだ2万くらいの固定ファンをいかに離さずに活動していけるかにかかってきそう。

 
リリース形態は前作から変わらずDVD付1種とCDのみ2種の全3種リリース

CDのみの片方にしか入っていないカップリング曲があり、音源・映像を購入でコンプするには必ず2枚以上買わなくてはならない仕組みになっている。複数買い促進商法

やはりアイドルだけあって、商法はキツイ。

 
第6位 瞳の先に /ORANGE RANGE

瞳の先に 

ORANGE RANGEの21枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

初動売上げは1.8万枚。前作『おしゃれ番長 feat.ソイソース』の初動3.1万枚から大きくダウン

 
人気絶頂が04年~05年。

その後06年以降は一気に勢いが鈍り、数字が下げ止まらなくなっていた。

Or

それでも初動3万台は何とか死守していたが、今回その2万台を飛び越えて一気に1万台に…。

今回は前作と違い、おちゃらけ系でなく、正統系だったのだが…。

 
ドラマタイアップがついているが、NHKのドラマなので、効果はほとんど出ていないと思われる。

リリース形態は最もポピュラーなDVDの有無で2形態のパターン。

「売れる要素がない」といってしまっては厳しいかもしれないが、この人気急降下の波を前にするには、若干頼りないバックアップではある。

 
それにしても、一時期頂点を極めるようなセールスパワーを誇ったグループがたった数年でここまで衰退するとは…。

同じくらい猛スピードでファン離れしたグループといえば175Rがいるが、そもそもレンジほどの規模でのヒットではなかった。

アルバムを軽く200万枚売ったグループが、数年後の今、シングルが2万枚売れないというのは逆に衝撃的である。

 
175Rとレンジに共通しているのはファン層が非常に若いというところか。

ターゲットが流行り廃りの激しい、多感な中高生だけだと、どうしても長続きせず、飽きられてしまうのかも。

「広いファン層」というのはアーティスト寿命を測るのに重要なポイントのようだ。
 

以下、ピックアップ。

第8位 黄昏Love again /秋元順子

黄昏Love again

「団塊世代の星」こと秋元順子の4枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

初動売上げは1.3万枚

 
前作『愛のままで…』が紅白効果で空前の大ヒットを記録した後、一発目のシングル。

てっきり一発屋になってしまうのかと思っていたら、なんと初動は1万枚を超え、2作連続のTOP10ヒットに。

 
若者への訴求はほぼできていない(というか狙っていない)と思われ、秋元本人と同世代へ向けた音楽といった感じだが、その限られた層の中でしっかり1万弱の固定ファンをつけた様子。

楽曲人気だけでなく、アーティスト人気を付けるのがかなり難しくなっている昨今、これはなかなか稀なパターンといえる。

 
まぁ、この人のファン層は配信の利用も少なさそうだし、売上がパッケージに固まる可能性が高いので、これくらい出ても不思議じゃないのかも。

 
第9位 はまぐりボンバー /矢島美容室

はまぐりボンバー

とんねるずとDJ OZMAによるユニット、矢島美容室の3枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

一度きりの企画ユニットかと思っていたが、ついに3作目まで出た。

 
初動売上げは1.3万枚。前作『SAKURA-ハルヲウタワネバダ-』の初動2.5万枚からダウン

デビュー曲が初動3.9万枚、そこから前作が初動2.5万枚。で、今回初動1.3万枚。

ガクガクッと数字を落としており、企画が飽きられている感は隠し切れない。

 
こうなると、ここからの挽回は至難の技で、通例どおりさらに数字を落とすとTOP10入りが危ういラインに。

今作がCD+DVDの1種リリースで消費者に優しいかたちなので、パッケージ増など商法的に数字を持ち上げるのはまだ可能。逆に、それくらいしか手はないか。

 
この結果を見ると、ロングヒットした1作目で潔く終了していたほうがよかった気が。

こう連続ダウンしながらもしぶとく出してしまうと、せっかくヒットした1作目の印象が薄くなって、結局、企画全体の印象も薄くなってしまうような…。

 
ただ、4月にはもう5枚目のシングルがスタンバイしている。

今回は松田聖子とのコラボになっているようだが、果たして…。

 
第10位 赤 /KREVA

赤

KREVAの13枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

初動売上げは1.2万枚。前作『青』の初動1.3万枚からダウン

 
前作は4曲入りで、今作は2曲入り。

その分、数字を下げてしまった様子。

 
ただし、前作はCDのみの1種リリースで、今回はDVD付と合わせて2種リリースとなっている。

収録曲数の減少、パッケージ減、これらを相殺しての微減か。

  
まぁ、今作のリリースタイミングでアルバムが出るという情報も出回っていたので、シングルは買い控えるファンもいたのかも。

~今日のふといいなぁ~
Black Cherry  by Acid Black Cherry
1000のバイオリン  by THE BLUE HEARTS

2010年3月22日 (月)

テゴマス2作連続1位! 倖田、夏の豪華盤は…

3連休満喫。

CD借りてきて、飲みに行って、カラオケ行って、いっぱい寝て、

記事も一気にアップできて、満足です。

 
それでは本日もいきなりチャートチェックからスタート。

本日は7/20付オリコンチャートに突入していきます。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェック。

 
では、さっそく…

7/20付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 七夕祭り /テゴマス

七夕祭り【通常盤】

テゴマスの4枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

前作から1年1ヵ月ぶりのシングルとなる。

 
初動売上げは8.0万枚。前作『アイアイ傘』の初動9.0万枚からダウン

この翌週にアルバムのリリースを控えているが、今作は収録されておらず、アルバム先行のためのダウンではない。

リリース間隔が開いたのが原因か。
 

リリース形態は前作となんら変わりなく、DVDの有無2パターンでジャニーズお得意のカップリング違い発動。

全音源・映像を購入でコンプリートするためには全種類買わなくてはならない仕組みになっている複数買い促進商法

2週目での暴落ぶりを考えるに、ファンの大半は2枚とも買っている計算になる。

まぁ、2種リリースなので、他のジャニーズ勢に比べれば、商法は緩い。

 
かつ、NEWSでも山Pに比べればそこまで目立つメンバーじゃない2人でここまでの数字を出せれば十分か。

パッケージ数を増やせば、簡単に10万台に乗りそうだ。
 

第2位 3 SPLASH(Lick me♥/ECSTACY/走れ!) /倖田來未

3 SPLASH【ジャケットC】

倖田來未の44枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

毎年恒例の夏の豪華盤シングルとなっている。
 

初動売上げは6.3万枚

倖田來未名義での前作『stay with me』の初動5.8万枚(2週合算分)から上昇

 
06年の『4 hot wave』から続いている夏の豪華仕様盤で、今回は例年の4A面から1曲減り、3A面仕様。すべてにタイアップがついている。

前作からは上昇したものの、夏の恒例シングルとしては過去最低の数字となってしまった。

Koda

例年と違い、3曲しか入っていない(インスト等除く)ということがどれだけ響いているかは微妙だが、ここ数年での人気低下ぶりは顕著で、今回のダウンも単純にそれによるところが大きいと思われる。

シングルの初動10万台はもう到底無理なところにきてしまった。

 
また、今回は「ファンクラブ限定盤」がなかったので、それも伸び悩みの原因だろう。

ただ、デイリーチャート上ではこの「ファンクラブ盤なし」の影響が見られた。

Koda2

倖田來未の作品はデイリー初日に極端に売上が固まることで有名。

ここではその傾向が顕著にみられたシングル『TABOO』と比較してみるが、グラフの形状の違いは一目瞭然。

いかほどに「ファンクラブ盤」が初日に売上を偏らせる原因になっているかがよくわかる。

 
なんとか「ファンクラブ盤」に頼りすぎることなく、一般層を巻き込んでのヒットを狙いたいところ。

そろそろ一般層へ届くようなヒットを何らかのかたちで生まないと、このままずるずるいってしまいそうだ。

ファンが確実にジリ貧していく中で、何か打開策はあるだろうか。

 

 
第3位 Everything /嵐

Everything(通常盤)

前週の1位から2ランクダウン

週間売上げは3.3万枚

前週の初動34.2万枚から大暴落

一気に10分の1以下になってしまった。

 
嵐の今の勢いは誰もが認めるところだろうが、この暴落を見せられてしまうと「嵐人気加速」もマスコミ、メディアによって沸き立てられているものに思えてしまう。

本当に楽曲が大衆に支持され、広まっていたなら、こんなチャートアクションにはならないはずだ。

これだけの暴落を起こすということは、やはりずば抜けて高い初動売上もファンの複数買いによるところが大きいのかもしれない。

これだけ嵐、嵐と盛り上がりを見せてもパッケージに関しては、「ファン以外誰も買わない」状態が継続している模様。

ただその「ファン」が信じられないほどたくさんいるだけのことなのかもしれない。

第4位 みんな空の下  /絢香

みんな空の下

絢香の10枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

09年で歌手活動を休止したため、現時点でのラストシングルとなっている。

 
初動売上げは2.3万枚。前作『夢を味方に/恋焦がれて見た夢』の初動2.7万枚からダウン

前作が「結婚&休養」発表の記者会見後、一発目のシングルで、今作は二発目。

リリース時に「休養前ラストシングル」と銘打たれてプロモーションされていたので、ガツンとくることも予想されたが、早くも数字は下がってしまった。

やはり「結婚&休養」発表直後の前作のほうが話題性があって、好調だった模様。

 
それでも、ドラマ主題歌だった前々作『おかえり』の初動2.1万枚より高いし、その前は2万割れをしていたことも踏まえると、これでも「ラストシングル」効果は若干あると思われる。

 
リリース形態は魂のCD1種

前作は「絢香直筆カレンダーステッカー」封入の初回盤と通常盤の2種リリースだった。

「ステッカー」の有無だけで収録内容は同じなので、ほぼ複数買いは発生していないと思われるが、若干は今回のダウンに影響しているのかな。

 
なお、今作は「紅白歌合戦」をはじめとして年末の歌番組で多く披露された。

お茶の間での知名度は前作を上回っていると思われる。

 

~今日のふといいなぁ~
スプリット  by スネオヘアー
旅人  by スピッツ

2010年3月21日 (日)

福山&シド、シングルの勢いそのままに!

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事で7/13付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

ではでは、さっそく…

7/13付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 残響 /福山雅治

残響(CDのみ通常盤)

福山雅治の10枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

純粋なオリジナルアルバムは01年4月の「f」以来、まさに8年ぶりとなる。

(前作「5年モノ」はオリジナル盤とされているものの、内容はシングル曲中心で、サブタイトルは「Single Collection」となっている。)
 

初動売上げは26.1万枚!前作「5年モノ」の初動22.5万枚から上昇

なんと実質シングルコレクションである前作から数字を伸ばしてきた。

 
周りのベテラン勢がどんどん数字を落としていく中、この福山はシングルが好調。

Huku

今作収録分(07年以降)に関しては一度もダウンすることなく、伸ばし続けてきた。

『想』からは複数買い促進商法、『化身』ではグッズ商法に手を染めているという背景はあるものの、シングルが好調な中でリリースされた今作はシングルでの勢いそのままに上昇してきた。

 
ただし、シングル同様、このアルバムも商法で数字を釣り上げている感は否めない。

今作は全3種リリースで、【グッズ&DVD(MV)付】、【DVD(LIVE)付】、【CDのみ】というラインナップ。

近年、アミューズが得意としている「グッズ商法」は今回も発動。タオルに続いて今作は「扇子」となっている。

全音源・全映像・グッズをすべて購入でコンプリートするには絶対に2枚以上買わなくてはならない仕組みとなっている。複数買い促進商法

 
前作「5年モノ」は複数買い促進商法に手を出していなかったので、今回の上昇にはこの商法の強化が大きく影響しているものは間違いない。

それでも、オリジナルアルバムで初動が25万を超えるアーティストは、今ほとんどいない。

男女問わずソロシンガーの中ではトップの成績だ。
 

アーティスト寿命が長いのは、ジャニーズなどアイドルと違い、ファンが女性だけじゃないのが強みのひとつなのかもしれない。
 

第2位 hikari  /シド

hikari

シドの通算6枚目のアルバムが初登場で2位にランクイン。

メジャーデビュー後では初のアルバムとなる。

初動売上げは7.1万枚。前作「Side B complete collection~e.B~」の初動1.4万枚から大上昇

ただ、前作はレーベル移籍に際して前レーベルからリリースされたカップリング集。大上昇は当たり前。

 
比較対象をオリジナルアルバムへ移すと、08年2月の「センチメンタルマキアート」以来で、その初動が2.6万枚だった。

よって、オリジナル盤で見ても今回は大きな上昇。

 
ソニーでメジャーデビューしてからはソニーお得意のアニメタイアップ固めで、一気にチャート上位の常連となり、売上も知名度もファンもうなぎ昇り状態に。

Sid

上の福山同様に、シングルの売れ行きが好調な中でリリースされたのが今回のアルバム。

やはり数字を大きく伸ばしてきたが、直前のシングルでアニメドーピングとは言え、6万近く出していたにしてはイマイチ突き抜けなかった感じ。

アニメなしでも初動3万台を出せているんだし、そんな中リリースされるアルバムは昔なら余裕で10万台に乗っていて不思議じゃないのだが…これが今のパッケージ市場の厳しさか。

まぁ、シドはまだV系の括りに入っているようなので、一般層にまで強烈に訴求できなくても仕方がないか。
 

リリース形態はV系色が色濃く出ており、初回限定版A・初回限定版B・通常版の全3種リリース

初回版のDVDはAとBで内容が異なる複数買い促進商法

ただ、他のV系バンドと違い、収録曲違いには手を出していない。

V系にしては緩い商法である。

逆にいえば、商法次第ではもっと数字を伸ばすことも可能で、まだ伸びしろがあると言える。

ちなみに、次のシングルもアニメ「鋼の錬金術師」タイアップが決まっている。

完全にソニーの若手王道パターンを進んでいる。

 
第3位 塩、コショウ /GReeeeN

 塩、コショウ

  

 

前週の2位から1ランクダウン

これで4週連続TOP3入りの快挙を達成。

 
週間売上げは7.1万枚

前週の11.1万枚からこの週も半減以上でキープ。

初動は45.2万枚だったわけだが、ファンが固定化しているアーティストなら下手すれば2週目がこのくらいの数字でもおかしくない。

それくらい他とは別次元の粘りになっている。

累計はたったひと月で80万枚を軽々突破。凄すぎる。
 

第4位 キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション /マイケル・ジャクソン

キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション

09年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンのベストアルバムが4位にランクイン。

前週の52位から一気に48ランクアップ

 
週間売上げは4.0万枚

もともと08年9月にリリースされたベストだが、追悼効果で4位にまで昇ってきた。勢いが凄い。

前週までの今作の累計は4万枚弱だったので、この1週間でリリースから1年半ちょいと同じくらい売上げたことになる。

ベストは以前に死ぬほど出ているが、それでもまだここまで上がってくるのだから、簡単な表現になるが、本当に人気のある人だったんだなと実感できる。

 
また、この追悼効果の爆発はこの後リリースされる「THIS IS IT」で爆発することになる。

その模様はまた後日。
 

以下、ピックアップ。

第10位 延長戦を続ける大人たちへ /馬場俊英

延長戦を続ける大人たちへ(DVD付き初回盤)

馬場俊英の9枚目のアルバムが初登場で10位にランクイン。

なお、08年7月にフォーライフミュージックからワーナーへ移籍しており、これが移籍後初のオリジナルアルバムということになる。

 
初動売上げは1.2万枚。前作「BEST 1996-2007」の0.6万枚から倍増

前作は移籍に伴ってフォーライフからリリースされたベストだったが、「ベストでダウン」減少が強力に発動していた。

「移籍しちゃうから最後にまとめて出しておこう」感があったのと、ファンが固定化しているので過去の音源の需要がなかったのが原因と思われる。

 
前オリジナル盤は07年9月の「青春映画が好きだった」で初動1.3万枚。そこからは微減で済んでいる。

先行シングルがドラマタイアップに抜擢され、Mステ稼働もありながら、初動0.6万枚と撃沈していたので、今作の動向に若干の心配が募っていた。

終わってみれば、前回からさほど変わらずという結果。思った以上に固定ファンはがっちりしているようだ。

 
なお、これがシングル・アルバム通じて自身初のTOP10入りとなる。
 

~今日のふといいなぁ~
SAKURA  by MONKEY MAJIK
サンプル  by サカナクション

2010年3月19日 (金)

つけ麺!「六厘舎TOKYO」!

本日は職場の先輩とラーメン部始動。

行ってきました、東京駅八重洲口「ラーメンストリート」!

4店舗ある中で、本日訪れたのは六厘舎TOKYO」!

「ラーメンデータベース」では常に上位にランクインし続けるつけ麺の有名店でございます。
 

以前に「混雑時は21:00で並ぶのをストップさせる」と電話対応されたことがあるため、大急ぎで店に。20:45ごろ到着。セーフ!

店内外で待つこと、40分弱。

キタ―。

Rokurinnsha_3 

麺はかなり太麺。

大盛りにしたこともあり、かなりボリューミーな外見。

もちもちしていて、スープの引きもいい感じです。美味しい。

 
スープは、魚介系+豚少々

個人的に「魚介系はどれも同じ」という印象を持っていましたが、今回はそれを見直させられました。

 
これまでに食した魚介スープより、明らかに味が濃いめ。

ドロドロで濃厚ではありますが、そこにクドさはなく、とても食べやすい!

女性客が結構いるのも頷けます。

魚介系もこれくらい濃厚になると、ちゃんと味を主張してきますね。うまいです。

 
麺もスープも奇抜な点はないものの、非常に高いレベルでまとまっているつけ麺だと思いました。

 

強いて苦言を呈すなら、チャーシューもメンマも駅内に出てる写真より小さくて細かった。
 

具に関しては、同じつけ麺でも「TETSU」のほうがレベル高かったかなといった印象。

ただ、「TETSU」のスープにはそれほど衝撃を受けなかった派なので、全体的には今回のが上かな。満腹&満足です。

 
あと、ちょっと気になったのはテーブル席の多さ。立地スペース的に仕方ないことだけど。

一人で訪問した際は結構高い確率で、「相席」があり得ます。

赤の他人と向かい合ってつけ麺すするのはちょっとなぁ…。

  

もう少し安くて、並ばずに済んだら何度も再訪したいお店です。

ご馳走様でした!

さて、偉そうにつけ麺のことを書いたあとですが、チャートチェックに移ります。

本日は前回記事の続きで、7/13付シングルチャートの第4位以降をチェックしていきます。

では、さっそく…

7/13付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

第4位 たんぽぽ/海賊船/其の拳 /遊助

たんぽぽ/海賊船/其の拳

前週の1位から3ランクダウン

週間売上げは3.2万枚

前週の初動17.6万枚から大きくダウン。

 
前作『ひまわり』では2週目でも5.5万枚出ていたが、やはり前作のときのような勢いはない。

パッケージを増やしてのダウンなので、あまりいい状況ではない。
 

それでも、2週で累計は20万枚を突破。

周りに比べると、やはり飛び抜けてはいる。

 
第5位 暑中お見舞い申し上げます /℃-ute

暑中お見舞い申し上げます

ハロプロ系アイドル、℃-uteのメジャー9枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

初動売上げは2.8万枚。前作『Bye Bye Bye!』の初動2.5万枚から上昇

連続ダウンしていた中で、ついに下げ止まり&持ち直し。

  
今回はキャンディーズのカバー曲で勝負。

過去にモー娘が『ペッパー警部』のカバーをシングルで出したときに、イマイチな結果に終わっていたので、アイドルにカバーはあまり相性が良くないのかと思っていた。

なので、ここでの上昇は個人的には意外だった。

 
リリース形態は前作から変わっていない。

イベント抽選シリアルナンバーカード封入というイベント商法も健在。

「日本郵便 暑中見舞い2009イメージソング」というタイアップが付いているが、これが上昇要因になり得るかと言われると微妙。

単純に固定ファン内の動きによる上昇か。

 
以下、ピックアップ。

第7位 Flower /GACKT

Flower/GACKT

 
GACKTの34枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

ソロデビュー10周年記念4週連続リリースのラストとなる。

 
初動売上げは1.5万枚。前作『LOST ANGELS』の初動1.5万枚から不変。

4週連続の最後だが、特に大きく伸びるわけでも失速するでもなく。

Gackt

こう見ると、第2弾だけ若干低かったものの、超安定。

この状況を見るに、おそらく1枚だけ買ったファンってのは少なくて、「買う人は全部買う」という感覚だと思われる。

とりあえず、ファンクラブ盤が集計されないと、巷でのGAKCTの知名度と乖離した数字になってしまう。

 
第10位 sad to say  /JASMINE

sad to say

女性ソロシンガー、JASMINEのデビューシングルが10位にランクイン。

前週の13位から3ランクアップ

 
週間売上げは0.7万枚

前週の初動0.8万枚から0.1万枚のダウンで持ち堪え、周りに敵がいなかったため、順位は上がって初のTOP10入りとなった。

 
もともと着うた、着うたフルで特に大きなタイアップがないにもかかわらず、週間1位を獲得するなど、楽曲主体で盛り上がりを見せていたのが今作。

その盛り上がりはパッケージでもドカンと来るかと思いきや、初動は1万枚に及ばず。

 
しかし、2週目では強烈なキープ力を見せ、ロングヒットモードへ突入してきた。

ただ、その波は小さいので、ロングヒットになってもビッグヒットにはならない様子。

 
ソニーということで、あと数作音沙汰ないようだと、アニメタイアップに走ると思われる。

また、最近のソニー系では西野カナがシングルさっぱりなままでリリースしたアルバムがヒットするパターンがあった。

まずはそれを狙いにいくことになりそうだ。

 
~今日のふといいなぁ~
目が明く藍色  by サカナクション
伝えたいこと  by 阿部真央

2010年3月17日 (水)

ご乱心デイ

いえーーーーぃ!

2010031701380000

いっぱい買ってしもたー!

ご乱心。

 
青いのが、
サカナクション「kikUUiki」!

黒いのが、
Base Ball Bear「1235」!

紅白なのが、
Base Ball Bear「LIVE;(THIS IS THE) BASE BALL BEAR. NIPPON BUDOKAN 2010.01.03」!

 
すべて3/17リリースの新作!

全部フラゲして参りました

 
新作を一気に3作品買ったのは今年初です。

個人的に今週は空前のリリースラッシュ。

買って帰ってきて、0時直前。

そこから、真っ先に「kikUUiki」を味見。

むむっ、凄いぞ…これ。

 
「シンシロ」からまた一段と進化してる。

リードトラック『目が明く藍色』は誰もが衝撃を受けることでしょう。

『ナイトフィッシングイズグッド』でも驚いたけど、この人たちの転調は凄い。これは癖になる。

 
やべ、また聴きたくなって…あ、また…聴きたく…。

ご乱心です。
 

心を乱してくれるような音楽に出会えたことに心から感謝。

 
さて、明日はべボべを堪能しよっと。DVDもCDもあるからね。

音楽が溢れていると生活が華やかだー。

 

さて、チャートチェックに移ります。

本日は7/16付オリコンチャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェックチェック。

ではでは、さっそく…

第1位 Everything  /嵐

Everything(通常盤)

嵐の27枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで16作連続1位

 
初動売上げは34.2万枚!前作『明日の記憶』の50.2万枚から大幅ダウン

全3種リリースだった前作から今作は全2種リリースにパッケージ減。

ジャニーズアイドルの場合、パッケージ減が売上減に直撃する。

それは恐ろしいほどの勢いを見せていたこのときの嵐にも当てはまったということに。

 
それでも、パッケージ2種で軽々と初動30万台に乗せてくるなんて、はっきり言ってこのご時世では異常

かつ、2種のパッケージ間で収録曲の違いさえない、ジャニーズとは思えない優しい商法。

まるで、このときの嵐がどれくらいのセールスパワーがあるのか意図的に計ったような、まるで対照実験のような売り方だ。

 
ファンから大量に搾取するような商法を使わずとも、他を圧倒する数字を出せているので、もう「ジャニアンチ」もさすがに嵐の勢いを認めざるを得ないだろう。

明らかに、他のアーティスト、ジャニアイドルとは次元が違う。
 

ただ…

昨年末から今年の嵐の活躍ぶりを見ていると、「軽々初動30万台」のこのときでさえ全くもって絶頂ではなかったのかと驚かされる。
 

ちなみに、今作はタイトル曲・カップリングともにau LISMO CMソング。

カップリングの『season』は今作リリースの何ヵ月も前から大量オンエアが成されていた楽曲で、待望のCD化となった1曲。

とはいえ、タイアップ的には前作、前々作のメンバー出演ドラマ主題歌には敵わなかったと取れる。

昔はau LISMOタイアップから様々なロングヒット作品が生まれたが、思えばここ最近はさっぱりになってしまった。

タイアップにも廃れというのがあるようだ。
 

第2位 Stand by U  /東方神起

Stand by U(DVD付)(ジャケットA)

東方神起の28枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

初動売上げは18.2万枚。前作『Share The World/ウィーアー!』の初動9.8万枚から一気に2倍の爆上げ

いきなりとんでもない勢いを見せてきた。

 
今回は初日から猛スピードで加速。

初日の売上は9.5万枚で、なんと1日で前作初動に迫る数字を叩き出した。

さらに翌日(デイリー2日目)には、「東京ドーム限定盤」のリリースが発表される。

このタイミングでの発表になったのは当然、速攻でフラゲした熱狂的ファンにさらに買い足しさせるためだろう。

 
デイリー序盤では15~16万枚で収まるペースだった売上は、この「東京ドーム限定盤」の存在でさらに伸びることになった。

以下、今作の売上推移グラフである。

Standbyu_2

Standex 

グラフを見て、一目瞭然。

土曜日はまだしも、日曜日の売上回復はただ事じゃない

この緊急リリースがなければ、おそらく土日ともに売上は高くて7,000枚台だったと思われ、この「東京ドーム限定盤」効果はかなり大きかったと言える。

限られた層にターゲットを絞って、そこから一枚でも多く搾取する。

現在のパッケージ売上を支える常套手段である。
 

また、今回の売上大幅アップの要因には、今作からファンクラブ会員限定だった「Biggest盤(ファンクラブ盤)」がmu-moショップでも購入できるようになったという点があると考えられる。

ただ、そういった商法面だけでなく、彼らの人気自体もここ数年でかなり上昇した。

商法面と、彼らの人気上昇の波が上手くクロスした結果の大爆発と捉えるのが正しいだろう。
 

第3位 MW~Dear Mr.&Ms.ピカレスク~/夏Dive  /flumpool

MW ~Dear Mr. & Ms. ピカレスク~ / 夏Dive (通常盤)

flumpoolのメジャー2枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

自身初の両A面シングルとなる。
 

初動売上げは3.2万枚。前作『星に願いを』の初動4.2万枚からダウン

メジャー2作目で早くもダウン。

前作ではデビューミニアルバム「Unreal」ヒットの余波とメジャーデビューシングルという話題性があったのかもしれない。

 
また、前作からパッケージが1つ減少しているので、それもダウンの要因のひとつか。

ただ、上のジャニーズのようにパッケージ減がそのまま売上に直撃するタイプかどうかと言われるとこの人たちは微妙。

そこまで何万も固定ファンがついている感じじゃないし。
 

なお、今作は映画「MW」主題歌だが、公開は今作リリース週の土曜。

そこまで初動にタイアップ効果は出ていないと思われる。

~今日のふといいなぁ~
表参道26時  by サカナクション
One Last Kiss  by 清水翔太

2010年3月13日 (土)

「林檎 vs カエラ vs GReeeeN」 熾烈な1位争い!

熾烈な1位争いの前に…

 

1週間ぶりの更新です。

 
この1週間は、会社と家(=ベッド)を行き来するだけの毎日が続き、ブログどころか家でPCを開くこともありませんでした。

ちょっぴり体力的には辛かった。だけど、精神的にはぜんぜん辛くなかったです。

 
この春、会社を去る人への贈り物の準備。

だったからかな。
 

 
で、昨日は送別会。

また、思い知らされました。自分の力の無さを。
  
 

現在、私の在籍している部の皆さんは本当に暖かくて、こんな私を可愛がってくれて。

でも、さすがにそろそろ見放されるだろうなと思います。

このままじゃ。

 
  
もう入社から1年が経とうとしているのに、場を盛り上げたり、幹事的な役目をしたりなど、本来新人がやらなくてはならないことが何もできるようになっていない私。

情けなさすぎてワラけてきますね。

 
私があまりに不甲斐ないために、課長をはじめ先輩方が汗を流しながら必死に動いている。

その光景をただ見ることしかできない自分。

こんな場でいうのは相応しくないけど、本当にごめんなさい。
 

昨日もたくさん怒られました。いや、怒っていただきました。

怒られるうちが花だと、そう思います。

 
 
まずは意識を変えなくては。

「新人」から「2年目」へ。

「できなくて当たり前」から「できて当たり前」へ。

 
2010年は勝負の年になりそうです

 

さて、チャートチェックに移ります。 

前回記事で7/6付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入していきます。

この週のアルバムチャートでは椎名林檎、木村カエラ、GReeeeNによる熾烈な1位争いが勃発。

売上レベルもかなり高めになりました。
 

ではでは、さっそくその模様を…

結果はこうなりました!

7/6付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 三文ゴシップ /椎名林檎

三文ゴシップ

椎名林檎の4枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

完全なソロ名義のオリジナルアルバムとなると、03年の「加爾基 精液 栗ノ花」以来、約6年4ヵ月ぶりの作品となる。

初動売上げは12.0万枚

前作は未収録曲集「私と放電」で初動8.5万枚

その前が「椎名林檎×斎藤ネコ」名義で「平成風俗」の初動9.8万枚だった。

 
今回はそのどちらよりも高い。

純粋な「椎名林檎」名義というのが大きかったのだろうか。
 

なお、03年の「加爾基 精液 栗ノ花」は初動16.5万枚

そこから約6年。

パッケージ市場がこれだけ冷え切っているのだから、-4.5万枚で済んだのなら十分といったところだろう。

 
また、リリース形態は魂のCD1種リリース

複数売りが当たり前のこのご時世にCDのみで勝負する心意気は見事。

 
ちなみに、今作も曲目がシンメトリーになっている。

Sinnmetori

 
第2位 塩、コショウ /GReeeeN

 塩、コショウ

 

 

前週の1位から1ランクダウン

ただ、これで3週連続TOP3入り。
 

週間売上げは11.1万枚

前週の17.3万枚から半減以上の強烈キープ!

3週連続10万以上は昔ならよくあったが、近年ではほとんど見られない。もう偉業レベル

 
累積は3週で73.6万枚を突破。

オリジナルアルバムとは思えない勢いである。
 

個人的には、この3週目の粘りが後のミリオン達成に繋がったと思う。

初動も2週目での粘りも凄かったが、ここの粘りは特に他のアーティストには成し得ないものだ。
 

第3位 HOCUS POCUS  /木村カエラ

HOCUS POCUS(通常盤)

木村カエラの5枚目のアルバムが初登場で3位にランクイン。

初動売上げは10.3万枚。前作「+1」の初動9.0万枚から上昇

初動で10万以上を叩き出しておきながら、1位どころか2位にさえ入れないアンラッキー。

 
先行でリリースされていたシングルに爆発的なヒットになったものはなく、それどころか売上水準は下降気味だった。

しかし、「ゼクシィ」CMソングとなった『Butterfly』がすべてを変えた。

 
『Butterfly』は配信で爆発的ヒットとなり、あっという間に100万DLを突破。

一気にカエラの代表曲となった。

この曲の大ヒットがなければ、今作の初動は前作割れになっていた可能性が高い。

 
リリース形態はDVD付の初回限定盤とCDのみの通常盤の2形態リリース

収録曲に違いはなく、最も一般的な売り方。

これで、10万越えなら十分な成績だろう。
 

なお、『Butterfly』は後にもうひと花咲かすことになる。

紅白歌合戦がらみのそのネタはまた後日に。

この週は、TOP3がすべて10万越えのここ最近の中では高レベルな週になった。

数年前なら普通だったんだけどなぁ。

 

第4位 LOVE one.  /西野カナ

LOVE one.

西野カナのファーストアルバムが初登場で4位にランクイン。

シングル、アルバム通じて自信初のTOP10入り。

 
初動売上げは3.4万枚

配信市場ではじわじわとランキング上位に入ってきていたが、パッケージのほうはさっぱり。

配信でヒットした『君に会いたくなるから』でさえ最高位は19位(初動0.5万枚)だった。
 

それが、今回初のフルアルバムで大確変。一気に3万台まで伸ばしてきた。

通常なら、1万台に乗れば上出来レベルの状況だったのだが。

アルバム待ちの層が結構いたのだろうか。
 

ソニー若手には珍しくアニメタイアップにほとんど頼らず1年以上やってきた希少種。

3作目で一度アニメドーピングに手を出したが失敗したためか、路線変更。

「会いたい」、「寂しい」、「大好き」といった単語を連発する、中高生女子をターゲットとした楽曲へとシフトチェンジ。

これが結果として、中高生女子が多用している配信でのヒットへも繋がったとみられる。
 

パッケージでTOP10入りしたことのないまま、アルバムでここまでの数字を出すのは異例。

また、最近は配信での盛り上がりがなかなかパッケージへと繋がらない例が多く、そういう面からも異例のヒットといえる。

 
彼女の場合、活動が音楽面だけでなくファッション方向へも向いているので、そういったところからもファンを引っ張ってこれたのかも。
 
 

~今日のふといいなぁ~
揺らせ、今を  by 嵐
Change  by MONKEY MAJIK

2010年3月 6日 (土)

嵐、3日で年間1位に! 勢いは昨年をも凌ぐ!!

嵐の快進撃がとまらない!

  
初日に昨年の年間1位シングル『Believe/曇りのち、快晴』の売上を大きく越えるスタートを見せた嵐の2010年第一弾シングル『Troublemaker』

その勢いは加速度を増し、予想をさらに上回るものになっている。

本日は前回記事でチェックした1日目以降の動きをまとめていきます。
 
 
 
デイリー2日目、初日に引き続き1位はもちろん嵐。

売上は驚愕の144,343枚!

前作『マイガール』の推移をもとにした前回記事での予測値130,027枚をおよそ14,000枚も上回ってきた。

売上ペースはオリコンチャートをかき乱した昨年を超えている

 
これによって、2日で累積は37.7万枚を突破。

この時点で暫定2位だったAKB48『桜の栞』を抜き去り、年間2位に浮上。

2日目終了時点での3日目以降の推移予測は次のとおり。

※予測の元データは前作『マイガール』

Troublemaker

Troex

2日目終了時での予想最終到達地点はなんと58.4万枚に!

昨年年間1位となった『Believe/曇りのち、快晴』の初動50.2万枚をはるかに上回る驚愕の数字である。
 

パッケージ数が『Believe/曇りのち』の3種より1種減っているにもかかわらず、それを軽く越える売上ペース。

はっきりいって、この勢いは尋常じゃない

こうなると逆に、「いま3種リリースをしたらいったいどうなるんだろう」という感情さえ沸く。
 

 
さらに続くデイリー3日目。

1位は嵐がキープし、売上は60,356枚

前日終了時の予測値89,078枚より3万枚近く低い数値を付けた。

 
驚異の勢いはここで一旦緩やかに。

フラゲ日、発売日にあれだけの数字を付けた反動と「品切れ」の影響からか、3日目は前作『マイガール』よりも低くなった。

ただ、それでもデイリー3日目に6万台を出せるアーティスト・アイドルはほかにはいない。
 

この時点での売上推移予測は次のとおり。

Trou3

Troex3

3日目終了時の予測上、最終到達地点(予想初動)は51.8万枚に。

前日時点での予測から6万枚以上、到達ラインは下がったものの、これでも昨年の年間1位シングルよりも高い。

 
上の予測はあくまでも前作『マイガール』の実績をもとにした予測。

今回、前作時よりも早く品切れが解消されたり、昨日出演した「ミュージックステーション」効果が大きめに出たりすれば、上の予測以上のチャートアクションを見せる可能性が大いにある。

 
また、実際はデイリー売上に補正が加わりウィークリー売上となる。

※参考

Hosei

前作では補正がおよそ×1.03でかかっている。

この1.02926を上の予想初動517,653に乗じると、532,799枚。

実質のところ、週間売上は53万枚越えペースだということだ。

初動53万枚だなんて、CDが売れて売れて仕方がなかった時代でもそうそうなかった数字である。

 
さて、嵐はここからどのような奇跡を見せてくれるのか。

まだまだ目が離せない。
 

さて、チャートチェックに移ります。

前回のチャートチェックでは09年7/6付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以降を新譜中心にチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

7/6付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

第4位 キミだけ /小池徹平

キミだけ

小池徹平のソロシングルが初登場で4位にランクイン。

小池単体でのソロシングルは初となる。(これまではカップリングに必ずウエンツ登場)

 
初動売上げは1.7万枚

前回のリリースは08年10月のWaT名義での『36℃』。

この初動が、複数買い促進商法+握手会商法に手を染めて3.3万枚だった。

 
今回もDVD付初回盤とCDのみ通常盤でカップリングが異なり、複数買い促進商法を発動。

なおかつ、握手会への参加券も封入されており、リリース条件はWaTとしての前作とほぼ同じ。

 
その条件下で、ちょうど数字が半分程度になっているので、わかりやすいっちゃわかりやすい結果に。

ただ、勝手にウエンツより小池の人気が高いと思っていたので、この商法で1万台しかいかないのは意外。そして、ちょっと厳しい。

 
とりあえず、WaTとしての活動はいつ再開するんだろ。あまりに停滞させると、次で大暴落する恐れがある。

  
第5位 LOST ANGELS  /GACKT

LOST ANGELS

GACKTの33枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

ソロデビュー10周年記念、4週連続リリースの第3弾となる。
 

初動売上げは1.5万枚。前作『Faraway~星に願いを~』の初動1.3万枚から上昇

1作目の初動1.6万枚から前作で一度落としていたが、3作目で持ち直してきた。

果たして、ラストはいかに。その結果はまた後日。
 

売上げを見るに、今回も相変らず「DEARS限定盤」は通販だからなのかオリコン集計外になっている模様。

 
第6位 DARLENE  /清春

DARLENE

清春の18枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

初動売上げは1.2万枚。前作『狂った果実』の初動1.4万枚からダウン

 
今回も前作に引き続き、初回限定2種+通常1種の計3種リリース

また、初回限定のひとつと通常盤にはそれぞれ異なるカップリング曲が収録されている。

全音源・映像を購入でコンプするためには3枚以上買わなくてはならない仕様で複数買い促進商法

 
前作でエイベックスに移籍し、パッケージが3種に増えたことで、初動が余裕で1万台に乗るようになった。

昨今のチャート水準からして、このくらいの数字を出し続けられれば、TOP10入りの常連になるのは難しいことではない。

 
第7位 BREEEEZE GIRL  /Base Ball Bear

BREEEEZE GIRL

4人組ロックバンド、Base Ball Bearの10枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

初動売上げは1.0万枚。前作『神々LOOKS YOU』の初動0.6万枚から上昇

 
ついに…

はじめて1万枚越えでTOP10入りを果たした。

Seiseki

自身初のTOP10となった『changes』から前作『神々LOOKS YOU』まで毎回低レベル週にリリースされ、3作連続1万割れTOP10入りという珍記録を作っていた。

今回で、その記録はストップ。ただ、たった19枚の勝負だった。

 

今作は資生堂「SEA BREEZE」CMタイアップ。

それに伴い、楽曲が爽やかなポップチューンだったことが売上好転に繋がったか。

また、ジャケットが「ジョジョ」というのもそこそこ話題になっていた。

 
今回、アニメに頼らずに1万枚を超えてきたことから、着実に人気は上昇中と見ていいだろう。

 
~今日のふといいなぁ~
光朝  by MONKEY MAJIK

2010年3月 4日 (木)

嵐、超絶ロケットスタート!! 年間1位へ刺客なし!

嵐がやってくれました!

  
 
昨日発表された3/2付オリコンデイリーチャートには、今週リリースの新譜が勢ぞろい。

おもな新譜は以下の通り(「新譜チェック」から引用)。

3/3

  • Troublemaker - 嵐
  • 永遠より ながく/Drive me crazy - 倉木麻衣
  • sleep - シド
  • 友達は友達なんだ!/雄叫びボーイ WAO! - Berryz工房
  • don't cry anymore - miwa
  • This Is Not A Game - JASMINE

 
その中で、1位スタートを切ったのはもちろん、
嵐『Troublemaker』!!

そして、その売上げは想像をはるかに超えるものに…。

 
嵐の初日売上は驚愕の232,893(枚)!!!

 
!!(゚ロ゚屮)屮 カオス!

 
なんと発売日前日の店着日1日で約23万枚を売ってしまった。

 
そんなのあり?

あまりにここだけ次元が違いすぎて、チャートファン以外の人は逆に凄さの実感がわかないんじゃ…。

 
ちなみに、昨年の年間1位、2位を独占した『Believe/曇りのち快晴』、『明日の記憶/Crazy Moon~キミハムテキ~』の2作品はともに初動50万枚を突破し、話題となった。

その2作の初日売上はそれぞれ214,618(枚)230,022(枚)だった。

 
そう。

今作の初日売上は昨年の年間1位、2位シングルの初日売上を僅かながら凌駕しているのだ。

こりゃまいった。

 

 
 
なお、この1日で年間暫定5位に登場。

この時点で、もう上にはKAT-TUN、AKB48、東方神起、福山雅治しかいない。

早ければ、本日発表のデイリー2日目の売上をもって、KAT-TUNを抜き去り、年間1位の座に立つことになりそうだ。

  
さてさて、前作『マイガール』の初日売上は177,725(枚)で、初動売上げは43.2万枚だった。

今回は言うまでもなく、これを遥かに凌ぐ勢いなのだが、争点は当然どこまで伸びるのかだろう。

 
それではさっそく、売上推移予測に移る。

もとにするデータは前作『マイガール』の売上推移。

さて、このカオスな初日売上を前作の実績割合に代入すると、どうなるのだろうか。

Arashi

Arashiex_3 

 
この予測上では、なんと最終到達地点(予測初動)は55万枚というぶっ飛んだ数字が導かれる。

5万枚でさえ難しいこのご時世に55万枚とは。もはやバブル。

 
当然、上の予測は2日目以降、前作とまったく同じ割合で推移した場合の数字。

もしかすると、前評判の高さから初日に売上が極端に固まった可能性も無きにしもあらず。

また、品切れの懸念も忘れてはならない。(都心部の大型CDショップでは初回盤は即刻品切れ状態だった)
 

初動50万枚突破のためには、まず2日目にどれほど急落せずに耐えられるか、ここにかかってくる。

もう、こうなったら、いけるところまでいってほしいものだ。
 
 

そして、わざと最後に取っておいた爆弾を放り込んで記事を締めくくっておく。

何種類もパッケージを出して、ファンに何枚も買わせる商法が得意なジャニーズ勢だが、

今作はたった2形態でのリリースである。

 
なお、先述した昨年初動50万枚を突破したシングルはいずれも全3種リリースだった。

つまり、パッケージが昨年の年間1位、2位を独占したシングルより1種類少ないにもかかわらず、初動50万越えを成し遂げようとしているのだ。

間違いなく、嵐の勢いは昨年以上に、信じられないほどのレベルで加速している。

今週は、嵐から目が離せなくなりそうだ。

 
~今日のふといいなぁ~
COZMIC TRAVEL by SOUL'd OUT
ファンタジア  by ACIDMAN

2010年3月 2日 (火)

3月新譜チェック~新譜過少! チャートは氷河期突入か~

早いもので、もう3月。

そして、東京に出てきて、早1年。

  
あれから自分は何か変われたかな。

シャカイジンとしての生活の中で少しでも成長できているかな。

  

そんな感じで、いろいろ振り返りたくなる春。

今年の春を彩るのはこんな音楽たちです。

 

てことで、本日は2010年3月リリースの新譜チェックを行います。

太字はその週の1位獲得本命曲、赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

それでは、Let's check!

 
3/3

  • Troublemaker - 嵐
  • 永遠より ながく/Drive me crazy - 倉木麻衣
  • sleep - シド
  • 友達は友達なんだ!/雄叫びボーイ WAO! - Berryz工房
  • don't cry anymore - miwa
  • This Is Not A Game - JASMINE

3/10

  • ライオン - 遊助
  • ノスタルジア - いきものがかり
  • 風がめくる頁 - D
  • 新しいYES - Salyu
  • future nova/after laughter - school food punishment

3/17

  • 幸せになろう/恋 - 南明奈のスーパーマイルドセブン/Pabo
  • アッカンベー橋 - 渡り廊下走り隊
  • SAKURA - MONKEY MAJIK
  • HOT DOG - THE BAWDIES

3/24

  • 時ヲ止メテ - 東方神起
  • 三味線旅がらす - 氷川きよし
  • Fake - AI×安室奈美恵
  • BYE BYE - 加藤ミリヤ
  • 独壇場 Beayty - BUCK-TICK
  • FAR AWAY/Believe you - 谷村奈南

3/31

  • さくらガール - NEWS
  • [タイトル未定] - UVERworld
  • ソラニン - ASIAN KUNG-FU GENERATION
  • 時の流れに身をまかせ - 徳永英明

 
ざっとこんな感じ。

 
そして…

3月のシングルチャートは大変なことになりそう。

 
ざっくり見てわかるとおり、新譜が非常に少ない

 

特に2週目、3週目は完全に黄色信号点滅

これはTOP10内1万割れは当たり前…

それどころか、もしかするとチャート水準は過去最低レベルになることも十分考えられる面子である。

 
およそ2年ほど前から毎月「新譜チェック」は行っているが、こんなに新譜が少ないのは初のこと。

決算期ということもあって、アルバムは潤うんだけど、シングルはやばいぞ、これは。
 

と、ここで普段なら週ごとに注目点を見ていくのだが、1位争いが発生するような週は皆無で、見どころもあまりない。
 
 

ただ、各週の1位に関してはもう現時点で決まったようなもので、売上もかなりハイレベルになると思われる。

中でも第1週に登場ののチャートアクションは必見!

 
08年、09年と2年連続で年間シングルチャート1位に輝いた嵐。

そんな彼らの2010年第一弾シングルだけに、週間チャート以上に年間チャートを視野に入れた数字の見方をする必要がある。

 
今作『Troublemaker』はメンバー主演ドラマ「特上カバチ!」の主題歌として既にO.A.がされている楽曲。

さらにc/wの『揺らせ、今を』は日テレ系バンクーバーオリンピック中継テーマソングとなっており、当たり前かのようにダブルタイアップ。

 
両曲とも先日放送された「ミュージックステーションSP」にて既に披露されている。

どちらも今の嵐を象徴するようなクオリティの高さだが、特に、『揺らせ、今を』は他のジャニなら完全にタイトル曲でいけるレベルだと思う。

逆に、これを両A面などにせずに戦えるのが今の嵐の勢いと嵐サイドの自信の表れか。

 
リリース形態は前作『マイガール』とほぼ同じで、DVDの有無で2形態

かつ、通常盤にはカップリングを1曲多く収録というジャニーズお決まりの複数買い促進商法

 
前作『マイガール』の初動は43.2万枚。次元の違いをとくと見せつけた。

なお、これが『マイガール』の売上推移。

Photo

今回も2形態で複数買い促進商法と条件がほぼ同じなので、推移はこれとさほど遠くないものになると思われる。

問題は初日の数字。

これによって、そのあとの5日間の数字ががらっと変わってくる。

 
もし、今作も前作並み、もしくはそれ以上の成績を残せば、年間TOP3入りは間違いない。

嵐の推移、特に初日の数字には多くの注目が集まりそうだ。

 
  
と、

嵐について書いたところでネタ切れ。

他の週はあまりに見どころがなさすぎて、つらつらと書けない。

 
とりあえず、第3週目はどうなるのだろうか…。

この面子では、この週の新譜から1位作品は出ない。

そうなると、通常は前週の1位がそのまま2週連続1位になるのが通例だけど、遊助の2週目がそれほど高い数字を残すとは思えない。
 

場合によっては、嵐の返り咲き1位もあり得るかも

もし、そうなればかなり面白くなる。ちょっと期待。
 

今月は第1週と第3週は何かと波乱が起きそうなので、ぜひ注目してほしい。

~今日のふといいなぁ~
Love yourself  by KAT-TUN
さよならメモリーズ  by supercell

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