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2010年4月の記事

2010年4月29日 (木)

「けいおん!!」OP&EDが前作を超えるスタート! 週間1位、2位独占確定!

ついにきました。

おそらく、2010年上半期、最高にチャートが盛り上がる1週間。
 

今週のリリースは以下の通り。

  • GO! GO! MANIAC - 放課後ティータイム[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)]
  • Listen!! - 放課後ティータイム[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓
    (CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)]
  • キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ - ℃-ute
  • サヨナラホームラン - スガシカオ
  • RAY OF LIGHT - 中川翔子
  • おしえてA to Z - 田村ゆかり
  • 大丈夫 - ヒルクライム      ―「4月新譜チェック!」より引用

 
新譜チェックの際にも、赤文字で大々的にピックアップしたが、今週はアニメ「けいおん!!」関連作品がリリースされている。

 
遡ること、約1年前。

アニメ「けいおん!」のOP&EDが日本のヒットチャートに革命を起こしたのは記憶に新しいところ。

週間では2位、4位となったものの、デイリーでは1位、2位を独占する光景も見られ、すべての音楽作品がキャラソンに敗れるという構図はいささか衝撃的だった。

 
加えて、その初動売上げも6.7万枚6.2万枚というかなりの高水準で、そんじょそこらのアーティストより数倍高い数字というのも衝撃的だった。

この「けいおん!」の快進撃に関しては多くのチャートファン&アニメファンの注目が集まり、大いに盛り上がった。

(以下、OPとEDの売上推移グラフ)

Keionnop_2

Keioned_3

 
この衝撃からおよそ1年。

アニメ「けいおん!」は「けいおん!!」として第2期シリーズがスタート。

それに伴って、OPとEDも当然切り替わり、その2曲が今週リリースされているのである。
 

 
前置きが長くなったが、ここでデイリーチャートへと移る。

 
昨日発表された4/27付オリコンデイリーシングルチャートには今週の新譜が一気に登場。
 

その中で1位となったは、放課後ティータイム『GO! GO! MANIAC』!

さらに、続く2位には同じく放課後ティータイムの『Listen!』がランクイン!

※放課後ティータイム=桜高軽音部

 
なんとデイリー初日から1位、2位を「けいおん!!」関連作が独占するスタートとなった。

 
そして、注目はその売上げ。

OPである『GO! GO! MANIAC』が25,592(枚)、EDの『Listen!』が24,026(枚)

 
なんとチャートに衝撃を与えた前2作をさらに大きく上回る数字を叩き出してきた。

 
ここで、さっそく最終着地見込の予測に入ろう。

もとにするデータは前回のEDだった『Don't say "lazy"』の売上推移である。

本来はOPだった『Cagayake!GIRLS』の推移も参考にするところだが、こちらは火曜付~木曜付までデイリー3位以内に入ってないため売上がオリコンから公開されていなかった。そのため、今回は『GO!~』も『Listen!』も『Don't say "lazy"』のデータをもとに予測を行う。
 

Keion2op

Keion2ed_2

前作をもとにしたこの予測では推定売上計が、

『GO! GO! MANIAC』→7.7万枚

『Listen!』→7.2万枚

とそれぞれ導かれる。
 
 

また、「けいおん!!」のようなアニメ作品等ではデイリーからウィークリーへの補正が強くかかる傾向にある。

前作時にはOP、EDともに補正値が1.08を越えており、今回もそれは例外じゃないと考えられる。

7.7万枚と7.2万枚という推定売上計にこの1.08をそれぞれ乗じると、上の表にも載っている通り、

『GO! GO! MANIAC』→8.3万枚

『Listen!』→7.8万枚

となる。

 
こちらが初動の最終着地予想で、もし、この予測に近い数字をOP、EDともに叩き出すなら、『けいおん!』第1期を超えるスタートを切ることになる。

また、デイリー初日の時点で「けいおん!!」関連2作は3位に大きな差を付けているため、週間での1位、2位独占は99%確定している。

 
さて、どこまでいく?

 
~今日のふといいなぁ~
ナイター  by Do As Infinity
軌跡  by TRIPLANE

2010年4月25日 (日)

BUMP OF CHICKEN、前作越え&初動10万台突破へ!

本日はデイリーチャートの様子から見ていきます。

※昨日発表の金曜付デイリーチャートまでの内容となります
 

今週はBUMP OF CHICKENの2週連続シングルの第2弾、『魔法の料理~君から君へ~』に注目。

先週の2週連続リリース第1弾『HAPPY』は初動9.7万枚と、現在の人気を手に入れて以降のシングルでは最低の数字を付けていたBUMP OF CHICKEN。

これまで奇跡的な安定感で人気を伸ばし続けていた彼らに暗雲が漂っていた。
 

Bocseiseki

Bocgla
 
 
上の表を見てもわかるが、05年以降は一度も初動が10万枚を切ることなく、『涙のふるさと』では20万枚近くまで伸ばしていた。

メディアに露出せずに、ここまで高い数字をキープし続けるアーティストはほとんどいない。
 

しかし、前作『HAPPY』は04年のリカットシングル『車輪の唄』以来の10万割れ。

ついに、BUMPにもパッケージ不振の波が直撃したようなかたちになっていた。
 

そんな中、リリースされた『魔法の料理~君から君へ~』

今作は初日から前作を上回る数字を記録。

ただ、前々作までの水準とは程遠く、争点は初動10万枚突破なるかどうかというところに置かれた。
 
 
以下、前作『HAPPY』の推移をもとに、金曜付までの結果を当てはめた売上推移予測となる。

Boc  

Bocex

この予測上、最終着地地点は10.8万枚と導かれ、前作からおよそ1万枚増となる。

前々作までの水準にはほど遠いものの、CD1種リリースで10万台に乗ればトップクラスの数字であることに違いはない。

 
また、売上に関係なく、すでに今作は週間1位獲得が確定しており、これでBUMP OF CHICKENによる2週連続1位が達成されることに。

同一アーティストの異なる作品による2週連続1位は05年のORANGE RANGE以来の快挙となる。
 

さて、残りの土曜付と日曜付でどこまで売上げを伸ばすことができるだろうか。

バンプファンもチャートファンもぜひ最後まで見守ろう。

前回記事では8/10付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入です。

ではでは、さっそく…

8/10付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 Hello-Goodbye  /Coming Century

Hello-Goodbye(ジャケットC)

V6の年少組3人(森田、三宅、岡田)によるユニット、Coming Centuryのミニアルバムが初登場で1位を獲得!

ミニアルバムはユニット初で、1位獲得も初。
 

初動売上げは5.4万枚

V6としての前作は07年9月の「Voyager」で初動は7.6万枚

 
もともとジャニーズ勢の中ではセールスが落ち着いているV6。

その中の3人ということで半減くらいになってもおかしくなかったが、3割減程度で止まった。

6人の中で最も人気のある、露出の多い岡田が所属しているのが大きいと思われる。

 
リリース形態は【1CD】、【2CD】、【CD+DVD】の全3種リリース

【1CD】にしか収録されていない楽曲があるので、全音源・映像を購入でコンプするには絶対に3枚買わなくてはならない仕組みなっている複数買い促進商法

V6での前作もほぼ同じ3種リリースだった。

 
後輩の若手ジャニがソロだったり、2人組ユニットだったりでもっと高い数字を出していることを考えると、3種複数商法でこの数字というのが若干物足りなく感じたりもする。

 
第2位 キング・オブ・ポップ・ジャパン・エディション /マイケル・ジャクソン

キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション

前週の2位をキープ。

これで3週連続の2位

さらに、これで5週連続TOP5入りの快挙を達成。

 
週間売上げは2.7万枚。前週の4.1万枚からダウン

数字は着実に下がっているものの、その下降は緩やか。

この週はリリースが少なく周りに敵がいなかったため、高順位をキープすることに成功。

なお、累積は30万枚を突破した(2010年分ではない)。

 
第3位 Ring /加藤ミリヤ

Ring

前週の3位をキープ。

上のマイケルに負けずに、こちらはこれで3週連続3位。4週連続TOP3入り。
 

週間売上げは2.5万枚。前週の3.3万枚からダウン

1週目から2週目の時点ではそこまでロングヒットモードでもなかったが、3週目以降粘りを見せている。

 
同発だったPerfumeがすでにTOP10内から消えているので、こっちのロングヒット傾向がよりわかりやすい。

また、4週で累積は26.3万枚に到達。
 

第4位 A beautiful greed  /ACIDMAN

A beautiful greed

3ピースロックバンド、ACIDMANの7枚目のアルバムが初登場で4位にランクイン。

4位は自己最高位

 
初動売上げは1.8万枚。前作「LIFE」の初動2.4万枚からダウン

前作も前々作「green chord」の初動2.7万枚からダウンしており、これで2作連続ダウン。

 
人気ピークはデビュー直後で、その後は2万台半ばの一定のラインで安定していたが、ここでその安定ラインから脱線。

シングルの売上推移を見ていても、完全に固定ファンのみの世界になっているので、それが徐々に減っていくとこうなってしまう。

 

リリース形態は、魂のCD1種リリース(※初回盤がスペシャルパッケージ仕様ではある)。

まぁ、この人たちの場合は複数枚出したところでそこまで数字にプラスの影響はなさそう。逆に、そういった商法を嫌う層が多いと思われる。

 
商法で伸ばせないとなると、何かタイアップ関係で持ち上げていくしかないが、この人たちの音楽はそれ自体に壮大な世界観があるので、タイアップ先を選びそう。

 
ただ、周りの低レベルのおかげで、なんとこのタイミングで自己最高位を更新することとなった。

数字は最低水準でも順位は最高というねじれ現象が発生している。
 

~今日のふといいなぁ~
魔法の料理~君から君へ~  by BUMP OF CHICKEN
counting song-H by UVERworld

2010年4月21日 (水)

買ったどー!

ツイッターでも書きましたが、またCD&DVD買ったどー!

おれがパッケージ市場を支えてやる!

20100420_230307_4

left: Bank Band with Great Artists「ap bank fes '09」
right: 9mm Parabellum Bullet「Revolutionary」

前々から待ち焦がれていた2作品だけに、テンション↑↑

 
「ap~」のDVDは411分収録という大・大・大ボリューム。

さすがにまだ途中までしか観れていませんが、DISC1の1曲目がいきなりBank Bandによる『糸』。

これはやられるよ。

  

あと、トータス松本さんがDISC1で3曲も披露しています。

中でも『明星』での桜井さんとの掛け合いは息ぴったりで楽しそうで、観ているこっちも楽しくなりました。
  

これから観るDISC2~3にはMr.Children、そして…当時多く報道もされたあのサプライズゲストもスタンバイしています。Ha~Ha。

楽しみを残しておくと明日が楽しみになるね。
 

9mmのほうは良い意味で、予想通り!

前作「VAMPIRE」に比べて実験的な曲が少なく、中だるみせずに駆け抜けられる1枚です。

そう感じるのは曲数が少なく、収録時間が短いからというのもあるかもしれないけど。

先行でリリースされているシングル曲はすべてアルバムアレンジになっていて、中でも『Cold Edge』は個人的に疾走感が増していてgoodでした。

 
アルバム曲は『光の雨が降る夜に』、『キャンドルの灯を』、『The Revolutionary』など後半戦が聴きやすくなってますね。

まぁ、昔のがむしゃら感がなくなって綺麗にまとまってきているので、これは賛否両論分かれるところなのかな。

 
9mmは今週の「Mステ」への出演も決まっているので、そっちも要チェックですね。

前回出演時はテレビの歌番組の限界に挑戦する暴走でしたので、今回もそれに期待です。
 

さて、チャートチェックに移ります。

前回記事で8/10付シングルのTOP3を見終わったので、本日は4位以降をピックアップしていきます。
 

ではでは、さっそく…

8/10付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

第4位 優しい嘘 /Acid Black Cherry

優しい嘘(CD+DVD)

Janne Da Arcのヴォーカリスト、yasuのソロプロジェクト Acid Black Cherryの8枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これでデビュー作から8作連続TOP5入り

 
初動売上げは4.0万枚。前作『眠り姫』の初動4.7万枚からダウン

ソロ活動開始から4作連続で初動上昇という前例のない快挙を成し遂げた後、一度沈み、再度上昇していたが、今回はダウンに。

Abc

ダウンとは言っても、今作はアルバムのリリースを1ヵ月後に控えた先行シングル。

通常のアーティストならもっと数字を下げていても不思議じゃないので、数千レベルのダウンで済んでいるのは上出来。

それと同時に、ファンがもう完全に固定化してしまっているという側面も覗かせる結果に。

 
リリース形態はDVD有無で通常流通が2種リリース。

これにファンクラブ盤とモバイル限定盤を合わせて、計4種リリースとなる。前作から変わらず。
 

元をたどれば、一応V系に入るのだろうが、一般流通2種で収録曲違いもなしという商法はかなり優しい部類に入る。

それで、かつアルバム先行で4万枚も出るのだから、やりようによってはまだ売上は伸ばせると思われる。

 
第5位 THE HURRICANE~FIREWORK~ /EXILE

THE HURRICANE ~FIREWORKS~(DVD付)【ジャケットA】

前週の1位から4ランクダウン

週間売上げは4.0万枚。前週の初動17.4万枚からダウン。

特に、粘りを感じる推移ではない。

ただし、前作は初動17.2万枚で2週目3.5万枚だったので、若干今作のほうがキープしている。

この週、着うたフルで週間1位になっている『優しい光』がパッケージにも好影響を与えている様子。

 
アイドル化が囁かれるEXILEだが、8分の1や時に10分の1にまでなってしまうジャニーズ等と比べるとまだまだ売れ方はアーティスト的。

ただ、バックの盛り上げ方にしては14人になってもロングヒットモード突入の気配がまるで見られないのは少し寂しい。

昔ならもっと話題性だけでもガンガン伸びたんだけどな。
 

第6位 ヘタリア キャラクターCD Vol.4 イギリス(絶対不敗英国紳士)  /イギリス(杉山紀彰)

ヘタリア キャラクターCD Vol.4 イギリス

アニメ「ヘタリア」のキャラクターソング第4弾が初登場で6位にランクイン。

「ヘタリア」は様々な国を擬人化したキャラクターが織りなす世界史風コメディ作品。

 
初動売上げは3.2万枚。前作『キャラクターCD Vol.3 日本』の初動1.9万枚から大きく上昇

6位という順位、および3.2万枚という初動ともに、「ヘタリア」シリーズの最高記録となる。

 
これまでに3作キャラソンが出ている当シリーズだが、第4弾でついに作品の主人公が登場。

主人公ということで、一気に数字はキャラクターソングとしては異例の3万台にまで伸びた。

 
キャラクターソングといえば、「ハルヒ」や「けいおん!」などがチャートを賑わしたが、思えばどれも女性キャラクター。

今作の「イギリス」は男性キャラで、男性キャラソングがここまでくるのはかなり珍しい現象だ。
 

なお、今作の3.2万枚はソロ名義のキャラソング歴代2番目の初動売上げとなる。(1番は「けいおん!」の秋山澪)
 

第7位 プルメリア~花唄~ /Aqua Timez

プルメリア~花唄~

Aqua Timezの10枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

初動売上げは2.2万枚。前作『STAY GOLD』の初動1.1万枚から倍増

とはいっても、前作はアルバムリリースの先行シングルで極端に数字を落としており、今回の上昇は当たり前といったところ。

 
今作は「ごくせん THE MOVIE」主題歌というビックタイアップ。

ドラマ版「ごくせん」の主題歌だった『虹』が彼らの代表曲となる大ヒットとなったのは周知のこと。

 
今回も「ごくせん」繋がりということでヒットが期待されたが、アニメタイアップだった前々作の初動3.3万枚にも遠く及ばずという結果。

映画とドラマだとやはりオンエア回数が違って、同じようにはいかない様子。

また、楽曲自体も『虹』と今作ではタイプが違い、そのあたりも影響したか。
 

とりあえず、ブレイクからだいぶ経ったが、未だに固定ファンがしっかりついていない様子。

タイアップによって激しく数字が上下する。
 

同じソニー若手でもUVERやYUIなどしっかり固定ファンをつけているのもいるので、この人たちにこれほど固定ファンがつかないのは若干疑問。

UVERみたいにコア受け路線でもなく、YUIほどは大衆向けでない。

言葉は悪いが中途半端な方向性に映ってしまうのかもしれない。
 

ただ、先述したアーティストと違い、リリースが魂のCD1種リリース。DVD付さえなし。

つまり、やりようによってはまだ伸びしろがあることになる。

まぁ、複数買いするファンはそこまで多くなさそうだけど。(だからソニーも複数売りをしていないのかな)
 

第8位 蝉 semi  /長渕剛

蝉 semi 

長渕剛の41枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

初動売上げは1.7万枚。前作『卒業』の初動3.1万枚から大幅ダウン

 
今回のダウンに関してはアルバムリリースを2週後に控えた先行シングルというのが影響していると思われる。

また、前作はNHK絡みのタイアップで高めに出ていた。

今回はノンタイアップで、同じくノンタイアップだった前々作『太陽の船』は初動2.4万枚。

こう数字を見ると、今回アルバム先行にしては検討したほうではないかと捉えられる。
 

固定ファンはがっちり付いているはずなので、リリース条件によってまた2万~3万台に戻ってくる可能性は高い。
 

~今日のふといいなぁ~
明星  by トータス松本
Cold Edge (Album ver.)  by 9mm Parabellum Bullet

2010年4月19日 (月)

AAA、前代未聞の14種リリース!

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。
 

前回記事で8/3付チャートを見終わったので、本日からは8/11付チャートに突入!

まずはいつも通り、シングルチャートから。
 

ではでは、さっそく…

8/10付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 妖 ~あやかし~ /堂本光一

妖~あやかし~

堂本光一のソロ3枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで3作連続1位。
 

初動売上げは15.1万枚。前作『No more』の初動11.1万枚から上昇

 
前作は「米寿司」という映画の役名名義でのリリースで、全2種リリースだった。

今作は本名名義に戻り、パッケージ数も前々作の全3種リリースに戻ったことで、一気に数字を伸ばした。

 
前作はわかりやすく映画タイアップだったが、今作はノンタイアップ。

それでも15万枚を軽く越えるあたり、前作では「米寿司」という名義による買い控えが若干出ていたのではないかと予想される。

 
ちなみに、先述した全3種リリースだが、【DVD付】【CDのみ(本人コーラス付カラオケ収録)】【CDのみ(セルフカバー収録)】という内容。

3種すべての収録内容が異なるという複数買い促進商法

「本人コーラス付カラオケ」をジャニファンがどう捉えるかによって必要購入枚数は変わるが、いずれにせよ購入で全音源をコンプするには2枚以上必ず買わなくてはならない仕様

 
こういった商法を使っているとは言え、KinKi本体の昨今の初動ラインである17~18万と数万しか変わらないというのが色々な意味で驚き。

これだけ見ると「キンキのファンは8割型光一ファン」と捉えられても仕方がない気がする。

この状況をファンはどう捉えているのだろうか。
 

第2位 いちご /ゆず

Sncc89911_2 

ゆずの28枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

初動売上げは4.7万枚

ゆずとしての前作は『逢いたい』で初動6.2万枚。そこからダウン

Photo

ここ数作は数字が回復していたが、ここで一気に近年の最低ラインにまでダウン。

ただし、今作は完全限定生産盤となっているので、買いたくても買えなかった層がいると思われる。
 

楽曲はゆずらしからぬ「夏のエッチな衝撃ポップチューン!」(キャッチフレーズより)。

とはいえ、数字を見るに購入層はほぼ固定ファンなので、楽曲自体に問題というのはそれほどないと思われる。

 
第3位 Break Down/Break your name/Summer Revolution /AAA/西風雲

Break Down/Break your name/Summer Revolution

AAAと謎のユニット「西風雲」によるスプリットシングルが初登場で3位にランクイン。

「西風雲」はAAAの男性メンバー5人を中心とした大人数ユニットとのこと。

 
初動売上げは4.4万枚。前作『旅ダチノウタ』の初動2.3万枚から倍増

今回の上昇に関しては、人気上昇とか謎のユニットの話題性とかそんなのは全く関係なく、ただ単に商法の凶悪化によるところが大きい。

今作のリリース形態は、なんと一般流通4種+mu-mo限定盤10種で計14種リリースとなっている。

さらには、一般流通4種のうち3種がDVD付で、3種とも収録内容が異なる(3A面のMVを1曲ずつ収録)。

言わずもがな、複数買い促進商法

このタイミングで物凄い爆弾を投げ込んできた。

 
当然この14種リリースの影響だが、今作は初日から2万オーバーの売上を記録。

前作の初日と比べて2倍以上の数字を付けた。

 
その後、AAA恒例の「2日目大暴落」を経て、イベント(ハイタッチ会)などの効果で最終的に売上は4万枚を超えた。

 
今作はドラマタイアップが付いているが、デイリーでの売上推移を見る限り、その効果は感じられなかった。

そもそもが固定ファンのみの閉鎖的な世界になっている代表的なアーティストなので、ドラマタイアップ程度じゃ何ら変化はない様子。

 
それにしても、14種リリースとは。衝撃的。

こうやっていろんな種類のパッケージを大量に製造するとコストはどうなんだろ。

もし、それが大したことないなら、14種とか中途半端な数にしないで、もういっそ100種類くらい出してみてほしい。

チャートファンとしては、それでどうなるのかかなり興味がある。
 

とりあえず、14種リリース+イベントというCD(音楽)自体の魅力以外のところで数字を伸ばす昨今のやり方のとてもいい事例である。
 
 

~今日のふといいなぁ~
HAPPY  by BUMP OF CHICKEN
クライマックス (album version) by スガシカオ

2010年4月15日 (木)

BUMP OF CHICKEN危うし! 前作から売上大幅減へ

デイリーチャートで波乱が起きている。

居ても立ってもいられないので、久々にデイリーチャートチェックです。

※昨日作成の記事です。本日発表の水曜付デイリーチャートの結果は反映されておりません。 

  

4/13(火)付オリコンデイリーシングルチャートには今週の新譜が登場。

ちなみに、今週の主なリリースは以下のとおり。(「新譜チェック」から引用)

  • HAPPY - BUMP OF CHICKEN (前作初動14.7万枚)
  • 不自然なガール/ナチュラルに恋して - Perfume (前作初動7.7万枚)
  • Over Drive - GARNET CROW
  • 輝く人 - アンジェラ・アキ
  • ホントだよ - 柴咲コウ
  • 希望という名の光 - 山下達郎

 
注目はBUMP OF CHICKENPerfume

ただ、当初のポイントは「それぞれどこまで売上を伸ばすか」にあった。

しかし、デイリー初日。思わぬ波乱で売上だけでなく、順位も争点になる可能性が浮上している。

そう、久々の週間1位争いである。
 
 

昨日発表されたデイリー初日。

1位スタートを切ったのはPerfume『不自然なガール/ナチュラルに恋して』だった。初日売上は39,382枚

BUMP OF CHICKENは前作初動で倍近い差をつけているPerfumeになんといきなり敗れるスタートとなった。

 
 
Perfumeの前作『ワンルーム・ディスコ』の初日売上は35,816枚

今作はそこから約3,500枚上回る快調なスタート。

本格的なブレイク後、初の両A面シングルというのが好影響を与えているようだ。

 
一方、BUMP OF CHICKENの前作『R.I.P/Merry Christmas』の初日売上は48,611枚だった。

今作『HAPPY』の初日売上は31,850枚で、前作から約16,000枚以上も低い。

これまでのバンプでは考えにくい低調なスタートとなった。

こちらは前作が両A面で、今作はその仕様が外れている。さらには、ノンタイアップとなっている。
 

 
前作どおりなら、4.9万枚と3.6万枚で初日からBUMP OF CHICKENがPerfumeを突き放す構図になるはずだった。

しかし、蓋を開けてみると、突き放すどころかPerfumeに1位を奪われる状況。

これまで大きなメディア出演もなしに、安定した売上げを保っていたBUMP OF CHICKENだが、ついに壁にぶち当たることになった。
  

以下、両者の前作の売上推移をもとにした、2日目以降の売上予測である。

 
まずは、Perfume。

Perfume

Perex
 

上の予測上、最終着地地点は8.5万枚と導かれている。

この予測通りに推移すれば、前作から0.8万枚の上昇という好成績となる。
 

続いて、BUMP OF CHICKEN。

Bump

Bumpex

この予測上、最終着地地点は9.6万枚

前作から5万枚以上の売上ダウンになる厳しい予測である。

 
だがしかし、1位争いに関してはBUMP OF CHICKENに分がある。

Perfumeは初日(フラゲ日)から2日目(正規発売日)にかけて、大幅な売上げダウンが恒例行事になっているため、初日の差だけで週間1位までもっていくのは難しい。

ただ、Perfumeがこれまでにない粘りを見せた場合は熾烈な1位争いが勃発することも考えられる。

 
週間1位の行方は、そして、BUMP OF CHICKENはここから復調することができるのか。

久々に盛り上がりを見せるデイリーチャート。要チェックだ。
 

~今日のふといいなぁ~

2010年4月14日 (水)

「けいおん!」、ついにアルバムでも頂点に!

本日はいきなりチャートチェックです。

前回、8/3付シングルチャートをチェックしたので、本日はアルバムチャートに突入です。

この週、ついにあのアニメがやってくれました。オリコンの長い歴史に新たな金字塔!

 
ではでは、さっそくその模様を…

8/3付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 放課後ティータイム /放課後ティータイム

TVアニメ「けいおん!」劇中歌ミニアルバム 「放課後ティータイム」

アニメ「けいおん!」の劇中歌を集めたミニアルバムが初登場で1位を獲得!

キャラクターソング作品による週間1位獲得はシングル、アルバム通じて長いオリコンの歴史上初の快挙

 
初動売上げは6.7万枚

「けいおん!」関連では多くのシングルがリリースされているが、キャラソンでのアルバムはこれが初で、いきなりの1位となった。

 
これまでの関連作での最高初動はエンディングテーマだったシングル『Don't say"lazy"』で6.7万枚

今回はそれとほぼ同じ数字で「けいおん!」史上最高レベルの数字ということになる。

 
リリース形態はBOXセットとCDのみの計2種。

ただ、収録曲に違いやDVDの有無はなく、ただの外箱の違いと捉えるべき内容。実質1種リリース。

 
また、ミニアルバムということで価格が安めということも、シングルと同じくらいの数字を出せたひとつの要因か。

 

アニメ「けいおん!」はこの4月から第2期シリーズが始まっており、そのOPとEDが4/28にリリースが決定している。

周りに敵がいないことから、週間1位、2位を独占する可能性がかなり高く、そうなると再びオリコン史上初の快挙を成し遂げることになる。

2010年も「けいおん!」フィーバーは続きそうだ。

 
第2位 キング・オブ・ポップ・ジャパン・エディション /マイケル・ジャクソン

キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション

前週の2位をキープ。

これで3週連続TOP3入り。

 
週間売上げは4.1万枚。前週の6.3万枚からダウン。

さすがに数字は下がってきたものの、この数字ならこのご時世、ラッキーな2位といった感じではない。

 
この週で、累積は27万枚を突破で、2010年分の売上はだいたい23万枚くらい。

リリースが08年のため、当然「初動」が今年分に入っていないにもかかわらず20万枚を軽く超えており、追悼効果が爆発している。

 
第3位 Ring  /加藤ミリヤ

Ring

前週の3位をキープ。

週間売上げは3.3万枚

前週の5.4万枚からダウンはしているものの、その下降は緩やか。

同発だったPerfumeがすでに1.9万枚まで落としていることからも、粘りを見せていることがわかる。

3週で累積は23.8万枚を突破。

 
以下、ピックアップ。

第9位 ACTION!  /ROCK'A'TRENCH

ACTION!

5人組バンド、ROCK'A'TRENCHの1stフルアルバムが初登場で9位にランクイン。

初動売上げは1.1万枚

ドラマ「メイちゃんの執事」主題歌としてヒットした『My SunShine』が初動2.2万枚も出ていたが、続く先行シングルは初動0.1万枚と大撃沈

アルバムはどうなってしまうのかと思っていたが、かろうじて1万枚は越えてきた。

 
ただ、先行シングルの状況からもファンを獲得できていないのは確実で、このアルバムの軽いヒットだけでは十分な固定ファンを獲得するには至らないと思われる。

楽曲人気だけで、アーティスト人気はほとんどつかない。

ここまでは最近の傾向にどっぷり浸かる流れとなっており、これが最初で最後のTOP10入りとなる可能性は高いと言わざるをえない。

2010年4月10日 (土)

RADWIMPS、新曲を2枚同時リリース!

ツイッターでも書きましたが、RADWIMPSがシングルリリースを発表しました!

アルバム「アルトコロニーの定理」以来、約1年4ヵ月ぶりの新音源。待ってました。

 
ラッドやバンプはかなりリリース間隔が開くので、リリース発表があってもまず「マジか?」と思う自分がいます。
 

「アルトコロニー」発売前に店頭にあったチラシ。

Photo_2 

「アルバム出るの?ラッド。」

まさにこの感じ。

 
 

現時点で発表されているのはシングルのタイトルと発売日と価格。

■10th SINGLE『携帯電話』
   2010/6/30 Release \980(tax in)

■11th SINGLE『マニフェスト』
  2010/6/30 Release \980(tax in)

 
これまでのラッドの傾向と980円という値段からDVDが付いてくることは考えにくいからCDのみ仕様でしょう。

あと、気になるのはカップリングが入るのかどうかかな。

発表曲が上記2曲なのか、もしくはカップリング含めて4曲以上なのかは重要だよなぁ。

 
(ここからはチャート情報なので、いつもの評論口調で。)

前作『オーダーメイド』は初動7.3万枚で、いきなりオリコン週間1位を獲得。

これで一気にRADWIMPSの名はお茶の間へと広まった。

 
さらに、昨年春にリリースされた「アルトコロニーの定理」は初動だけで20万枚を超える空前の大ヒットを記録。

一気にセールス面でも日本を代表するバンドへと昇りつめた。

 

そのアルバムから1年4ヵ月経ってのシングル。しかも2枚。

同発にジャニーズやAKBなどアイドル勢が来なければ、1位2位独占も十分ありえる。

果たして、どんな結果が待っているんだろう。
 

まだリリースは先だけど、どんな音なのか。どれだけ世間に広がるのか。とても楽しみ。

 

さて、チャートチェックに移ります。

本日からは2009/8/3付オリコンチャートに突入。

やっと、8月。頑張らないと周回遅れになっちまう。
 

まずはいつも通りシングルチャートから見ていきます。

この週は新譜が少ないので、通常2回に分けているシングルチャートのチェックですが、1回で見終わります。

ではでは、さっそく…

8/3付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 THE HURRICANE~FIREWORKS~ /EXILE

THE HURRICANE ~FIREWORKS~【ジャケットB】

新生EXILE 2枚目のシングル、通算31枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

週間1位獲得はこれで4作連続

 
初動売上げは17.4万枚。前作『THE MONSTER~Someday~』の初動17.2万枚からほぼ変化なし。

まるで前作を買った人がそのまま動いているような推移。

 
14人になって2作目のシングルだが、売上に劇的な変化は起きていない。

あれだけ「賛」「否」両論で後者のほうが多かったことを考えれば、下がらないだけ良かったと捉えるべきか。

リリース形態は前作から変わらず、DVDの有無で2種リリース

収録曲の違いもなく、最も一般的な売り方。

EXILEがアイドル寄りなのを考慮するとかなり優しい売り方だと言える。
 

 
なお、今作収録の『優しい光』はこの週、着うたフルでも週間1位を獲得。楽曲的には『FIREWORKS』よりこちらのほうが人気なのかもしれない。

ちなみに、タイトル曲の『FIREWORKS』は4ヴォーカルとなっている。

個人的には4ヴォーカルのほうが歌声に幅が広がってメンバーが増えた意味が見えてくる気がする。

だって、2ヴォーカルだとCDで聴く分には7人体制のときと何も変わらないし。

 
第2位 悪魔な恋/NYC /中山優馬 w/B.I.Shadow/NYC boys

悪魔な恋/NYC【初回限定盤A】

前週の1位から1ランクダウン

週間売上げは2.6万枚。前週の初動17.6万枚から急降下

一気に7分の1程度までダウン。

まぁ、ジャニーズ勢の急降下は今にはじまったことではない。恒例行事。

 
ただ、それでも低レベル週に当たったため、順位は1つのダウンとかなり売れているような見え方になっている。
 

第3位 Super Driver /平野綾

Super Driver

平野綾の9枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

自身初のTOP3入りとなる。

 
初動売上げは2.1万枚。前作『Set me free/Sing a Song!』の初動0.9万枚から倍以上の上昇

  
今回の急上昇の要因は1つ。

今作はアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」OPとなっている。これがすべて。

 
そもそも「涼宮ハルヒ」役を演じているのがこの平野綾なので、実質のところアニメのキャラソン的な位置づけとなる。

やはりアニメ絡みとなると異常に強い。
 

また、今作のリリース形態は魂のCD1種リリース。前作はDVDの有無で2形態だった。

商法面で前作より明らか不利だったのにもかかわらず、倍以上になるというのはかなりの勢いである。
 

アニメファンなら他形態を出せば出すだけ買ってくれる可能性が高いのに、1種で勝負したのには何か理由があったのかな。

以下、ピックアップ。

第5位 無条件☆幸福 /アイドリング!!!

無条件☆幸福

アイドルグループ、アイドリング!!!の8枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

初動売上げは1.1万枚。前作『baby blue』の初動1.4万枚からダウン

今回、パッケージ数が前作から1種増え、計3種リリースになったのだが、数字はダウンしてしまう事態に。

DVD付が2種とCDのみが1種で、DVDの収録内容が異なる。

購入で全音源および映像をコンプするためには絶対に2枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

 
これまでのアイドルの傾向からして、前作1.4万枚から2万台に乗せるくらいに上昇してもいいリリース条件。

これでダウンしてしまうとかなり厳しく、人気は下降気味と捉えて間違いないだろう。
 

同じ系統のAKB48が破竹の勢いでファンを増やしているので、そちらに持っていかれているという面もあると思われる。
 

第7位 9(-踏-/スクールゾーン) /cali≠gari

9 スクールゾーン編

V系バンド、cali≠gariの約6年ぶりのシングルが初登場で7位にランクイン。

2002年メジャーデビュー(結成は89年)のベテランだが、TOP10入りはこれが初

  
初動売上げは0.9万枚

03年に一度解散しており、今回は再結成一発目のシングルとなるが、解散前の最後のシングルの初動0.4万枚から2倍以上に伸びる快進撃。

ただし、6年前の商法とは違い、今回は収録曲違いありの2形態リリース複数買い促進商法

まぁ、V系バンドならこれくらい当たり前といったところだ。

 
7位という順位は低レベル週によるところが大きいものの、2形態でこれなら、やりようによってはTOP10の常連にもなれそう。
 

余談だが、バンド名の「≠」は正確にはこの記号を縦にしたものである。

Carigari_2

記号より本人たちに目がいってしまう。

 
ちなみに、この週はこの7位のcari≠gariからTOP10内1万枚割れ。

 
第9位 STORY/SUMMER LIGHT /愛内里菜

STORY/SUMMER LIGHT

愛内里菜の30枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

初動売上げは0.7万枚。前作『アイノコトバ』の初動0.4万枚から上昇

 
上昇とはいっても人気が回復したわけではなく、商法による釣り上げというのが真実。

前作が1種リリースで最高位17位だったため危機感を感じたのか、今作は一気に全3種リリースに。

【DVD付】が2種類(収録内容異なる)とカップリングが1曲多い【CDのみ】というラインナップで、全音源および映像を購入でコンプするためには3枚すべて買わなくてはならない複数買い促進商法

同じレコード会社ということで、BREAKERZのやり方とほぼ同じ。

 
ラッキー週に当たり、何とかTOP10入りは果たしたものの、これだけやっても1万枚に遠く及ばず。

「第29回全国高等学校クイズ選手権」応援ソングというタイアップはついているものの、この人のファンは固定的で新規がつかない閉鎖的な世界になっているので、ほとんど効果はないと思われる。
 

これ以上、商法で釣り上げるのは難しそうなので、早急に次の手を考えないと厳しい現実が待っていそうだ。
 

~今日のふといいなぁ~
Bolero  by 東方神起
フォーエバーソング  by 秦基博

2010年4月 9日 (金)

ツイッター はじめました

どうも、おひさしぶりです。
 

平日は時間がなくてなかなか記事をアップすることができないので、今、流行りの「Twitter」を導入してみました。

ツイッター上でも書きましたが、「記事」レベルのものは無理でも「つぶやき」レベルならいくらでもできますので。

 
RADWIMPSの新譜リリース決定のニュースも、AKBの暴走速報も、こういった内容のものは基本的にツイッターでアップしていくことになりそう。
 

つぶやきシローに負けないくらいつぶやいていくつもりで、将来的には「つぶさん」と呼ばれることを目標にしていきます。

とりあえず設置するのがやっとで、まだよく使い方がわかっていないのですが、リツイートなるものをお待ちしております。
 

さて、チャートチェックに移ります。

本日は7/27付アルバムチャートをチェックです。

 
ではでは、さっそく…

7/27付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 テゴマスのうた /テゴマス

速達便発送■初回盤■テゴマス CD+DVD【テゴマスのうた】09/7/15発売

NEWSの手越祐也、増田貴久からなる2人組デュオ、テゴマスのファーストアルバムが初登場で1位を獲得!

初動売上げは8.0万枚

 
NEWSだとだいたい20万枚付近が安定ラインなので、その半分以下ということに。

ただ、NEWSの初動を単純に3分の1(6人中2人)するよりは高い。

 
なお、1週前にリリースされている先行シングル『七夕祭り』は今作に収録されていない。

ちなみに、その初動は8.0万枚(80,423枚)。

今作の初動は正確には80,082枚で、ほんの僅かながらシングルの初動を下回ってしまっている。
 

アルバムのほうが単価が高く複数買いしにくいために起こる、ジャニアイドル恒例の「シングル>アルバム」現象が勃発している。まぁ、仕方がないか。

 
今作のリリース形態は【DVD付】とカップリングが1曲多い【CDのみ】の全2パターン

パッケージ数だけみると優しく見えるが、実際は収録曲違いがあるので、複数買いが少なからず発生していると見られる。

とりあえずは、派生ユニットでこれだけ出れば問題ないだろう。
 

第2位 キング・オブ・ポップ・ジャパン・エディション /マイケル・ジャクソン

キング・オブ・ポップ-ジャパン・エディション

前週の3位からさらに上昇

7/13付でいきなり4位に登場してからこれで3週連続順位上昇。

完全に火が付いている。

 
週間売上げは6.3万枚

前週の8.6万枚から売上はダウンしたものの、順位は今作の最高位を塗り替えた。

 
まぎれもなく追悼効果なのだが、ここまでくると往年のファンだけでなく、新たなファンまで掴んでいる可能性がある。

マイケル・ジャクソンクラスの人が亡くなると、追悼効果もここまでになるのかと驚き。

 
第3位 Ring /加藤ミリヤ

Ring

前週の2位から1ランクダウン

2週連続TOP3入り。

 
週間売上げは5.4万枚

前週の初動15.1万枚からダウン。

 
それほど強烈な粘りを感じさせる推移ではないものの、前週敗れたPerfumeをすでに順位で逆転。(Perfumeは4.0万枚まで急降下)

累計は2週で20万枚を突破した。

 
この人は配信がヒットする傾向にあるので、パッケージでこれだけ売れれば十分といったところか。
 

以下、ピックアップ。

第5位 DIM  /the GazettE

DIM

V系ロックバンド、ガゼットの4枚目のオリジナルアルバムが初登場で5位にランクイン。

初動売上げは3.8万枚。前作「STACKED RUBBISH」の初動3.3万枚から上昇

 
前作から約2年という大きなインターバルが開いたが、それでも微増させてきた。

ただし、順位は前作の初登場3位に及ばず。

 
前々作が初動2.9万枚なので、毎回リリースする度に0.4~0.5万枚ずつ上昇していることに。
 

リリース形態は前作と変わらずDVD有無で全2種リリース

V系にしてはパッケージ数が少なく、さらに収録曲違いもなしで、かなりの真っ向勝負。

 
ただ、今作収録のシングル『LEECH』が初動4.1万枚まで出していたことを考えると、やはりアイドル的な売れ方である。

比べる対象によっては上のテゴマス同様に「シングル>アルバム」現象が発生してしまう。

 
まぁ、ファンはがっちりと付いているようなので、パッケージ増などはかなり弾力的に働くと思われ、まだ伸びしろがある状態だと言える。

 
第7位 BIG POPPER  /lecca

BIG POPPER

女性レゲエヴォーカリスト、leccaの4枚目のフルアルバムが初登場で7位にランクイン。

シングル、アルバム通じて初のオリコンTOP10入りとなる。
 

初動売上げは2.5万枚。前作「City Caravan」の初動0.6万枚から大幅に上昇

一気に4倍以上に膨れ上がった。

  
今作のヒットには配信市場でのヒットが大きな影響を及ぼしていると思われる。

特に、シングルとしてもリリースされた『For You』は配信市場と有線チャートでロングヒットを記録。

リードトラックの『紅空』も多くのタイアップをつけ、テレビを中心に大量オンエアがなされ た。
 

これらのプロモーションが実を結び、一気に数字を伸ばしたが、ポイントは次のリリース。

以前よりはだいぶポップになったが、一般層に受け入れられるタイプの歌声ではない感じなので、勢いのあるうちに少しでも多くの固定ファンをゲットしておきたいからである。

 
なお、今作は合計4週TOP10入りするロングヒットを記録。

評価はどうあれ、名前はかなり広まったんじゃないかな。
 

~今日のふといいなぁ~
HOT DOG  by THE BAWDIES
心臓  by RADWIMPS

2010年4月 4日 (日)

しょこたん、「グレンラガン」依存傾向に

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事では2009/7/27付シングルチャートの4位までを見終わったので、本日はその続きで5位以降を見ていきます。
 

ではでは、さっそく…

7/27付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

第5位 ホタルノヒカリ  /いきものがかり

ホタルノヒカリ

いきものがかりの14枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

初動売上げは2.5万枚。前作『ふたり』の初動3.0万枚からダウン

 
前作はドラマタイアップで、今回はアニメ「NARUTO」タイアップ。

最近はドラマよりアニメの方がタイアップ効果が大きいのだが、今回はダウンに。

 
それでも、前々作『気まぐれロマンティック』の初動2.4万枚とは同等。

少しずつではあるが、着実にファンを増やしているといった感じ。

 
ただ、前回「NARUTO」タイアップになった『ブルーバード』は自己最高初動&最高位を記録するヒットになっていたことを考えると、今回はちょっと物足りなさを感じてしまう。

 
第6位 光  /BREAKERZ

光

DAIGO率いるBREAKERZの6枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

TOP10入りは6作連続。
 

初動売上げは1.9万枚。前作「Everlasting Luv/BAMBINO~バンビーノ~」の初動2.1万枚からダウン

今回は両A面仕様ではないものの、リリース形態は前作と変わらず恐怖の全4種リリース

【CD+DVD】が2種類と【CDのみ】が1種、さらにファンクラブ盤まで存在して計4形態。

DVDの収録内容は2種で異なっており、さらに【CDのみ】にしか収録されないカップリング曲あり。

また、ファンクラブ盤には限定映像を収録。

全音源、全映像を購入でコンプリートするためには絶対に4枚以上買わなくてはならない鬼のような商法。無論、複数買い促進商法

前回もこの鬼商法だったが、そこから早くもダウンしてしまっており、もしこの鬼商法をやめてしまったら、一気にガタガタっときてしまいそう。

 
一応、アニメ「名探偵コナン」タイアップがついているが、このタイアップに効果はほぼない。

完全に固定ファンだけの閉鎖的な世界になってしまっており、ここから新規のファンを増やすのは至難の業だと思われる。

そうなると、固定ファンから少しでも多く搾取するしかない。

今後も商法はかなり厳しいものになりそうだ。
 

第7位 Party People /スガシカオ

Party People

スガシカオの25枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

初動売上げは1.5万枚。前作『コノユビトマレ』の初動0.7万枚から倍増

ただ、前作はアルバムのリリースを翌週に控えた先行シングルだった。

よって、売上回復は当たり前の流れ。

 
前々作『NOBODY KNOWS』はアニメタイアップがついて初動2.2万枚。その前が07年6月の『フォノスコープ』で初動1.8万枚。

今回の1.5万枚はそのどちらよりも低く、人気は逓減気味だと思われる。

 
リリース形態はDVDの有無で2形態と最も一般的なもの。

これ以上、下がるようだとそろそろ複数買い商法に手を染めることになるかも。

 
第8位 心のアンテナ /中川翔子

心のアンテナ

中川翔子の9枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

TOP10入りは7作連続となる。

 
初動売上げは1.4万枚。前作『涙の種、笑顔の花』の初動2.3万枚から大幅減

 
前作はしょこたん恒例の「グレンラガン」タイアップで前々作から大幅に伸ばしていたが、今回「グレンラガン」が外れて、数字も一気に落ちてしまった。

Shoko

上の表を見てもわかるが、「グレンラガン」関係のタイアップが付いたときと、そうじゃないときの売上の差が激しい。

完全に、売上が「グレンラガン」に依存してしまっている。

数字を見る限り、この人と「グレンラガン」の相性は抜群にいい様子。

きっと、ファン層に重複が見られるのだろう。
 

逆に、「グレンラガン」無しだと絶対に1.4万枚という安定感も見せている。

1万枚以上を出せるくらいの固定ファンはがっちりついているようなので、急に姿を消すようなことは当分ないと思われる。

 
今作のリリース形態は初回限定【CD+DVD】、通常【CDのみ】、【ギザみみピチュー盤】で全3種

【ギザみみピチュー盤】のみに収録のカップリング曲があるため、複数買い促進商法

 
リリース形態からわかるように今作は劇場盤「ポケットモンスター」の主題歌。

ただ、この人のファンとポケモンファンがほとんど被っていないようで、効果はあまり見られなかった。

  
ちなみに、「ギザみみピチュー」はこの子。

300

みみがギザギザ。

ギザカワユス。
 

~今日のふといいなぁ~
Love Story by 清水翔太
桜並木 by スガシカオ

2010年4月 3日 (土)

4月新譜チェック!~BUMP OF CHICKENが2週連続1位へ~

今日は駒沢公園でお花見をしてきました

人生初の

 
ウソだろと思うでしょ。悲しいかなホントなのさ。

 
まず、故郷 北海道はこの時期まだ雪降ってるのさ。

桜なんてひとひらも、ひと蕾も、ひと根っこも見えないのさ。

 
で、やっと咲くのがゴールデンウィークごろ。

もう桜って雰囲気じゃないのさ。(※「~さ」は北海道人の口癖です)

 

というか、我が家が外出嫌いだっただけかな。

 
 
そんなことはいいとして、とっても楽しかった。

まだ風はひんやりしているけれど、日なたはぽかぽかあったかくて。

 
大好きな2歳児(一番可愛い時期!)との交流もできて、癒されて、幸せな気分で帰ってきました。
  
でも、桜を見るのを忘れました。うっかり。
 

来週も花見の予定が入っています。

4月はいいね。寒すぎないし、暑すぎないし。花粉症の人にとってはドイヒーだけど。

  
そんな4月。

今年はどんな音楽が春を彩るのか。

てことで、本日は2010年4月リリースの新譜チェックを行います。
 

太字はその週の1位獲得本命曲、赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。
 

それでは、Let's check!

4/7

  • 勇気100% - NYC
  • ゾッ婚ディション/LUCKY☆STAR - 大塚愛
  • 松島紀行(白盤) - 水森かおり
  • 春の夢 - 川嶋あい
  • JEALOUS - JASMINE
  • 神様の椅子e.p. - tacica

4/14

  • HAPPY - BUMP OF CHICKEN
  • 不自然なガール/ナチュラルに恋して - Perfume
  • Over Drive - GARNET CROW
  • 輝く人 - アンジェラ・アキ
  • ホントだよ - 柴咲コウ
  • 希望という名の光 - 山下達郎

4/21

  • 魔法の料理~君から君へ~ - BUMP OF CHICKEN
  • 向かい合わせ - aiko
  • Dear Friends-友へ-/学校へいこう - フレンズ/マイケル&はなか
  • Lie - ノースリーブス
  • ヒマワリ~Growing Sunflower~ - SPEED
  • オメデトウ - mihimaru GT
  • アイドルみたいに歌わせて - 矢島美容室 feat.プリンセス・セイコ
  • ずっと好きだった - 斉藤和義
  • 戦う君よ - THE BACK HORN
  • 英雄ノヴァ - monobright
  • 一枚の写真 - 秋元順子

4/28

  • GO! GO! MANIAC - 放課後ティータイム[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)]
  • Listen!! - 放課後ティータイム[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓
    (CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)]
  • キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ - ℃-ute
  • サヨナラホームラン - スガシカオ
  • RAY OF LIGHT - 中川翔子
  • おしえてA to Z - 田村ゆかり
  • 大丈夫 - ヒルクライム

 

ざっとこんな感じ。

 
先月に引き続き、リリースは少なめ。

1位争いが勃発しそうな週もなく、おそらく1位は上の太字の作品が順当に獲得するだろう。

全体感としても、3週目こそ結構賑わいそうだけど、その他の週ではTOP10内1万割れが普通に発生する可能性大。
 

ただ、今月は見どころがある。

もちろん、BUMP OF CHICKENの2週連続シングルリリースだ。

 
以前に2枚同時リリースはしたことがあるが、2週連続でシングルを発表するのはこれが初となる。

 
前作『R.I.P』の初動は14.7万枚

Rip

ジャニーズに敗れて2位になったものの、その数字は8割がた余裕の1位を獲得できるハイレベルのもの。

 
今回、バンプの相手となるのは2週目でPerfume、3週目でaiko。

Perfumeの前作『ワンルーム・ディスコ』の初動は7.7万枚

また、aikoの前作『戻れない明日』は初動5.8万枚

 
この両者の前作初動から、今回の2作がともに週間1位を獲得する可能性が高く、バンプのシングル2週連続1位はほぼ内定状態である。

 
問題は売上枚数がどこまで伸びるか。

前作は初動14.7万枚ながら、前々作から2万枚以上のダウンとなっていた。
 

今回は『HAPPY』、『魔法の料理』ともに両A面仕様ではなく、さらにいつも通り魂のCD1種リリース。

現在考えられる最もストイックな売り方だと言える。
 

なお、『HAPPY』に関してはノンタイアップでもある。

前作から売上をアップさせるのはかなり難しい局面といえる。
 

それに加え、2週連続リリースということで、はじめの『HAPPY』を次の『魔法の料理』と一緒のタイミングで買うファンもいると思われる。

もし、そういった動きが多くなると、『HAPPY』の売上は2週目へと分散されることになり、初動は厳しいことにもなる。
 

他のアーティストでは考えられないストイックな姿勢で戦うバンプ。

「2週連続リリース」という話題性でどこまでファンを引っ張れるか、注目である。


 

 

さて、これまでならここで終わりなのだけど。

今月はアルバムもラインナップをチェックしていくことにします

 
解説などはせず、ただラインナップを並べるだけですが、「何が出るのか」は把握できるかと。

音楽ファン、チャートファンとして、「何が出るのか」は最低限チェックしておかないとね。

では、Let's check!

4/7

  • 神曲たち - AKB48
  • B.R.Z ACOUSTIC - BREAKERZ
  • BENNIE BECCA - BENNIE BECCA
  • NEW ORDER - KEN THE 390
  • シンクロニシティーン - 相対性理論

4/14

  • Rock'n'Roll Circus - 浜崎あゆみ
  • LAST - UVERworld
  • amp-reflection - school food punishment
  • 大切なキモチ - LOVE

4/21

  • VOCALIST 4 - 徳永英明
  • テゴマスのあい - テゴマス
  • Revolutionary - 9mm Parabellum Bullet
  • THERE'S NO TURNING BACK - THE BAWDIES
  • 毛皮のマリーズ - 毛皮のマリーズ
  • うがみうた~絆、その手に~ - 中孝介

4/21

  • ONE OF PILLARS~BEST OF CHIHIRO ONITSUKA 2000-2010~ - 鬼束ちひろ
  • 矢島美容室 THE MOVIE MUSIC ALBUM - 矢島美容室
  • I AM - DAMIJAW
     

~今日のふといいなぁ~
ソラニン  by ASIAN KUNG-FU GENERATION
旅立ちのナンバー by ゆず

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