AKB48、9年3ヵ月ぶりの快挙!
さて、前回記事での予告通り、最新のオリコンチャートチェックをはじめます!
CDTVとかオリスタで展開されているチャートと同じことを書くなんていつぶりだろう。
ではでは、さっそく…
6/7付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 ポニーテールとシュシュ -AKB48
AKB48の16作目のシングルが初登場で1位を獲得!
これで3作連続の1位獲得。
ただ、順位はそこまで問題じゃない。数字である。
初動売上げは驚異の51.3万枚!!
前作『桜の栞』の初動31.8万枚から大上昇
前作の時点でも大躍進だったのだが、今回も大躍進。
大躍進からの大躍進で数字はとんでもないことに。
女性アーティストおよびアイドルの初動50万枚突破は01年の宇多田ヒカル『Can You Keep A Secret?』(※初動78.4万枚)以来、9年3ヵ月ぶりの快挙。
今作は初日から尋常じゃない勢いを見せる。
その初日売上げは35.4万枚で、デイリー売上公開後のオリコン記録を叩き出すことに。
「ジャニーズ以外が初動30万枚越え」と多くのチャートファンを驚かせた前作の初動を、なんと1日で軽く越えてしまうというカオスなスタート。
(参考:歴史が動いた~AKB48、デイリー売上公開後最高の初日35万オーバー!!)
2日目では恒例のビッグバン暴落を起こすが、金曜付でこれまでとの勢いの違いを見せる。
前作の推移通りに動けば1万台後半まで下落しても不思議じゃないところだったが前日から強烈キープ。ここが初動50万枚突破のターニングポイントだった。
さて、今回ここまで売上が高騰したのはもちろん「17thシングル選抜総選挙」の影響である。
この人気投票で上位21位までに入ったメンバーは次のシングル(タイトル曲)に参加でき、かつ12位以上のメンバーを中心にメディア露出がなされる。
その投票に必要な投票用紙は今作『ポニーテールとシュシュ』の初回生産分に封入されており、投票に制限はない。1人で何票投票してもOK。
よって、熱狂的なファンの中には自分のお気に入りの女の子をシングルに参加させるため、メディアに露出させるため、大人にうまく乗せられて 使命感をもって大量投票(購入)を行う者が発生している。
最近はメンバー個々でのメディア露出も増えており、そういった人気上昇の勢いの中で、狂信的なファンも増加しており、売上げは大爆発を起こすこととなった。
売り方などバックグラウンドがどうであれ、唯一、嵐に対抗できる相手ができた。
嵐の独壇場となっているチャートに飽きを感じているチャートファンにとっては、この対抗馬の出現は楽しみのひとつになりえる。
初動は嵐に引けを取らない数字を出したAKB。累積では果たしてどこまでいくのだろうか。
第2位 XIAH (Intoxication) -XIAH junsu
東方神起のメンバー、ジュンスのソロシングルが初登場で2位にランクイン。
グループの活動休止後、メンバーのリリースは初。
初動売上げは19.5万枚!
東方神起としての前作『時ヲ止メテ』の初動は19.5万枚で、なんとそれと同等。
5人の本体とソロが同じ数字っていったい。
なお、今年のここまでの男性ソロアーティスト最高初動。
昨今のチャート水準ならほぼ確実に、それも余裕で1位を取れる数字を出しておきながら2位。相手が悪すぎた。
逆に、このままいくと、2010年最強の2位になりそう。
リリース形態は【CD+DVD】と【CDのみ】(一般流通)に、【mu-mo盤】を加えて合計3種リリース。
3種すべて収録内容が異なる複数買い促進商法。まぁ、いつも通り。
ここまで数字が高騰したのは、どうやら本人が500枚ほどに直筆のサインをしているとのことでの複数買い。
加えて、6/18のリリースイベントの参加抽選にCDの帯が必要ということでの複数買い。(※1人何回でも応募OK)
特に、後者は帯を生贄に捧げなくてはならないため、熱狂的なファンは保管用を別途購入したと思われる。
また、タイアップが同じ東方神起メンバーのユチョン出演ドラマの主題歌となっているので、ジュンスファンだけでなく、ユチョンファンも流入してきた可能性が高い。
このように数字高騰には複数の要因があるとはいえ、ソロが本体と同じ数字を出せるというのは驚きである。
活動休止してもなお、チャートを盛り上げてくれる存在であることは変わらないようだ。
第3位 My Soul, Your Beats!/Brave Song -Lia/多田葵
アニメ「Angel Beats!」のOP&EDを収録したシングルが初登場で3位にランクイン。
初動売上げは8.0万枚!
わずかひと月前の「けいおん!」に続き、再びアニメ関連で初動8万越え作品が誕生した。
このアニメの関連として、劇中のバンド「Girls Dead Monster」がこれまでに2枚のシングルをリリースしている。
その2枚とも週間TOP10入りを果たし(7位&4位)、頭角を見せていたが、OPとEDを同時に収録した今作をもって爆発した。
リリース形態はDVDの有無で2形態。
CD自体に複数買いを助長する内容はないが、こちらも「イベント参加抽選券」を封入。
イベント参加のために複数買いした熱狂的ファンがいると思われる。
とはいっても、固定ファンはまだ少ないはずなので、効果としては小さいはず。
しかし、アニメ関連でもイベント商法を使ってくるというのは衝撃である。
これによって、今週のTOP3はすべてイベント商法を使用していることに。
CDの売上は下がる一方なので、今後はもっと増えていきそうだ。
第4位 Monster -嵐
前週の1位から3ランクダウン
週間売上げは6.7万枚。
前週の54.3万枚から約8分の1になるジャニーズダウン。
ただ、前作は2週目6.5万枚だったので、ほんのわずかだが今回のほうが粘っていることになる。
こうなると、現在年間暫定1位の『Troublemaker』を追い抜いていくことも考えられ、嵐の嵐による嵐のための年間1位争いが激化する可能性がある。
また、この中に、今週1位のAKBがどれだけ食いついていけるかにも注目だ。
~今日のふといいなぁ~タカラモノ ~この声がなくなるまで~ by ナオト・インティライミ
嘆きのキス by aiko
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チャートブログは色々と見ているんですが、私服さんのブログが一番分かりやすく、面白いです。
あんまり無理をせずに気楽に更新してください~笑
投稿: おひょい | 2010年6月 9日 (水) 00時42分
おひょいさん、はじめまして!


コメント、とっても嬉しいです
ありがとうございます。
今後も粘り強く更新していきますので、
ちょくちょく覗いていってくださいね
よろしくです。
投稿: Janchil(管理人) | 2010年6月10日 (木) 23時55分