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2010年8月の記事

2010年8月28日 (土)

嵐が2週連続1位、SCANDALは初のTOP3入り

いきなりチャートチェックです。

前回記事で8/23付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入していきます。
 

遅れをとっておりますので、無駄話はせず…

ではでは、さっそく…

8/23付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 僕の見ている風景  -嵐

Arashi

2週連続1位!

アルバムの2週連続1位は西野カナ「to LOVE」以来。
 

週間売上げは12.5万枚

先週の初動73.1万枚から大幅ダウン

 
先述した西野カナが初動29万枚から2週目に11.3万枚だったことを考えると、やはりチャートアクションはアイドルそのもの。

また、前作のベストがほぼ同じ初動から2週目23.3万枚出てたことを踏まえても、この下げ幅はちょっと大きすぎる気がする。

 
ただ、これでも初動で異常な数字を付けているため、ミリオンは確定状態。

前作のベストのようにあっという間に達成とはいかなそうだが、9月~10月上旬には「嵐、ミリオン」の報道が駆け巡ることになりそう。
 

また、加えて2年連続のアルバム年間1位もほぼ確定した。

 
第2位 GOOD TIMES  -RIP SLYME

GOOD TIMES(通常盤)

先週の2位をキープ。

週間売上げは3.9万枚

先週の初動8.7万枚からダウンしているが、これくらいの下落率ならそこそこ好調といえる。

 
累積は12.6万枚を突破。

前回のベストには遠く及ばないものの、急落せずにロングヒットしそう。
 

第3位 TEMPTATION BOX  -SCANDAL

TEMPTATION BOX

ガールズバンド、SCANDALの2枚目のアルバムが初登場で3位にランクイン。

これで2作連続のTOP5入り。初のTOP3入り。

 
初動売上げは3.5万枚。前作「BEST SCANDAL」の初動2.9万枚から上昇

シングルで爆発的なヒットがあったわけではないが、アニメドーピングなしでもTOP10入りできる数字を出せるようになっていただけあって、アルバムも堅調。

 
伸びは大きくないものの、最近の新人は2作目で数字を下げる傾向にあるので、下げなかっただけでも十分といえる。

 
リリース形態は【DVD付】、【写真集付】、【CDのみ】の全3形態

これは前作でも同じだった。
 

収録曲に違いはないものの、DVDと写真集が別個に用意されている時点で複数買い促進商法

3種というリリース形態、【写真集付】の存在からもわかるが、チャットモンチーなんかとは違い、アイドル方向にもベクトルが伸びていることが読み取れる。

 
これからも適度にアニメドーピングを発動させながら、やっていけば意外と息が長くなるかも。

以下、ピックアップ。

第5位 エメラルド  -Cocco

Coccoの7枚目のアルバムが初登場で7位にランクイン。

およそ3年ぶりのアルバムとなる。
 

初動売上げは2.2万枚。前作「きらきら」の初動4.7万枚から半減以下にダウン

前作時も前々作の初動6.9万枚から2万弱下げていたので、連続での大幅ダウン。

シングルも初動が1万割れになるなど、不調だったので、単純に人気ダウンの波が来ている様子。

ただ、あまりにガクガクッと下がり過ぎているのが気になるところ。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。一般的な売り方。

そもそもアイドル的な商法を使ったところでCoccoファンが何枚も買うかというとおそらくNO。

費用を抑えるためにもこの売り方が最もいいのだろう。
 

ただ、ここまで落ちてきてしまっているので、何か打開策は必要だろう。
 

第7位 to LOVE  -西野カナ

to LOVE

久々にピックアップ。

先週の10位から3ランクアップ。

 
週間売上げは1.6万枚

絵に描いたようなロングヒットでついに累積は57.9万枚を突破。

すでに安室奈美恵「PAST<FUTURE」を上回り、上には圧倒的すぎる嵐と、ファンモンだけとなった。

ファンモンはこの週時点で累積58.0万枚。

よって、翌週で年間2位に浮上することが決定した。

 
~今日のふといいなぁ~
狼 by ポルノグラフィティ
HOTTER THAN JULY by RIP SLYME

2010年8月27日 (金)

KARA、日本デビュー曲がいきなりTOP5入り

更新が滞っております。

先週、今週と土日に仕事が入り、16連勤の真っ只中でございます。まだまだ中盤戦。

なので、大変申し訳ないのですが、記事アップより体調管理を優先してしまってます。

この16連勤が終わったら、一気に更新していきますので、よろしくです。
 

さて、本日は前々回の続きで、8/23付シングルチャートの第4位以降をチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

8/23付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 
第4位 This is love  -SMAP

Vicl37555

先週の1位から3ランクダウン

初動売上げは4.1万枚

先週の初動27.6万枚から大きくダウン。

 
ただ、前作は初動10.5万枚から2週目1.6万枚までダウンしており、下落率はだいたい同じくらい。

初の複数商法で数字が釣りあげられ、2週目も高めに出ている。

 
累積は2週で31.7万枚を突破。このペースでいけば、年間TOP10入りは揺るがない。

まずは現在、累積約39万枚のAKB48『桜の栞』を追い抜きたいところだ。
 

第5位 ミスター -KARA

Umck9373

韓国出身の女性5人組グループ、KARAの日本デビュー曲が5位にランクイン。

デビュー曲からいきなりTOP5入りとなった。
 

初動売上げは2.9万枚

海外出身の女性グループのデビュー作がこうしていきなりTOP10入りすることは非常に珍しい。

1980年にイギリス出身のグループ「ノーランズ」が「ダンシング・シスター」で達成以来、29年8ヵ月ぶりとのこと。

「シスター」の次が「ミスター」なのはただの偶然だと思われる。

 
上記の例からもわかるように、海外出身の女性グループがこうして快調なスタートを切ることは稀で、この2.9万枚という数字もかなり高い。
 

この高初動の要因のひとつは商法で、今作のリリース形態は全3種リリース

DVD付、ブックレット付、ボーナストラック付で全音源・映像・特典を購入で集めるには3種すべて買わなくてはならない複数買い促進商法

加えて、週末には発売記念イベント(ミニライブ&握手会)も行っている。

 
さらに、渋谷109前ではゲリラライブを決行。

案の定、速攻中断で、それがニュースで取り上げられていた。

 
というか、109前でライブなんかやったら、「ん?何やってんだ」族が集まって中止になるのは目に見えている。

ただ、メディアに取り上げてもらうためのネタ作りと考えるのが正当だろう。

 
あと、個人的に気になるのはこういった記事で見かける「ファン○千人が集まり…」という記述。「ファン」じゃないでしょ。もはや誤報。
 

アーティストというよりはアイドル寄りということで、一発目からかなり濃い商法を使ってきたが、問題は2作目以降売上げを保つことができるか否か。

大概の外国歌手は2作目以降ダウンしていってしまうので、その傾向からいかに外れることができるかがポイントになる。

 
第6位 NaNaNa(太陽なんていらねぇ) -TOKIO

NaNaNa(太陽なんていらねぇ)

TOKIOの43枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

ついにTOP5から陥落。

TOKIOがTOP5入りを逃すのは02年の『GREEN』以来、およそ8年ぶりとなる。
 

初動売上げは2.8万枚。前作『-遥か-』の初動4.9万枚から暴落

前作時は緊急キャンペーンドーピングで、明らかに異常なかたちで数字を伸ばしていたが、ドーピングがなくなり、あっという間に元通り。
 
Tokio_3

前作がドーピングをもっての結果であるのが、非常にわかりやすくてちょっと滑稽なくらいだ。
 

リリース形態は前作から変わらず全3種リリース

ただ、内容は変化しており、【DVD付】が2種から1種に減少し、【CDのみ】2種の収録曲(カップリング)がすべて異なるという仕様に変化。

【CDのみ】を買っても全音源が集まらないのはこれが初。

言わずもがな、複数買い促進商法で商法は強化されている。

 
今作はメンバーの長瀬主演ドラマの主題歌だったが、ほとんど効果は出ていない様子。

もともとセールスが目立つタイプではないが、この商法でこの数字だと固定ファンはかなり少ないことになる。

 
以下、ピックアップ。

第8位 NO, Thank you!  -放課後ティータイム

第9位 Utauyo!!MIRACLE  -放課後ティータイム

TVアニメ「けいおん!!」エンディングテーマ NO,Thank You!(初回限定盤) TVアニメ「けいおん!!」オープニングテーマ Utauyo!!MIRACLE(初回限定盤)

先週の2位、3位からそれぞれ6ランクダウン。

週間売上げは1.60万枚1.56万枚

2週目も普通にTOP10残留。

先週の初動8.7万枚、8.5万枚から大きくダウンはしているものの、これならアイドルなんかよりずっと粘っており、アイドルよりもライト層に訴求できている可能性がある。

なお、2枚同時に2週で累積が10万枚を突破した。

 
来月にはすでに、劇中歌のリリース、キャラソングのリリースが予定されており、まさに「イケイケ状態」。

さて、どこまでこの快進撃は続くのだろうか。
 

~今日のふといいなぁ~
Bye Bye by フジファブリック
真夜中のライオン by THE BACK HORN

2010年8月23日 (月)

速報! AKB48、前作超え確定!! 初動は余裕の50万超え!

更新停滞してました。

土日、人生初の出張というもので、家を空けていまして。

 
ネットを見ることさえ、ままならない状況が続く中、チャート上ではAKB48の快進撃が続いていました。

本日発表の日曜付デイリーの結果をもって、ウィークリーが閉まりましたので、今日はそのAKBの猛威のチャートアクションを簡単にまとめておきます。

以下、いつもの評論口調で。

 
 
初日に前作『ポニーテールとシュシュ』を下回るスタートを切った今作『ヘビーローテーション』は2日目で一気に盛り返し。

初日の前作割れ濃厚のスタートから一転、一気に前作越えペースとなっていた。

 
3日目以降の結果のまとめ、および前作の推移との比較を取り込んだグラフが以下。

Ponihevi

『ヘビーローテーション』
『ポニーテールとシュシュ』
 

見ての通り、水曜付に続き、木曜付そして金曜付と3日連続で前作『ポニーテールとシュシュ』を上回る推移を見せた。

土曜付でいったん前作のペースを下回るものの、最終日には若干ではあるが売上回復まで見せ、余裕の前作超えとなった。

Photo

推定(デイリー)売上の合計は516,012枚となり、前作の初動513,453枚を週間への補正なしで超えた。

この時点で前作越えは確定。

あとは、どれだけ上回るかだが、それは上の赤枠の中の数字を目安にしてほしい。

 
補正値1.0255は前作『ポニーテールとシュシュ』がデイリー計からウィークリー計への換算時にかかった補正具合を表している。

今回も同レベルの補正がかかれば、初動は528,164枚になるということだ。

 
こうなると、何と言っても今後の注目は嵐との年間1位争い!

超初動型で2週目以降の売上にそこまで期待できないAKBではあるが、いつどんなイベントを発動するか未知数なため、まだまだ目は離せない。

 
なお、前作はすでに累積60万を突破していることから、今作もこのスタートだと60万枚超えが濃厚。

CD全体の売上げダウンは今年も歯止めが効いていないが、年間上位の数字は、嵐2作にAKB2作が60万オーバーで、かなり高レベルになっている。

嵐は最高で今年あと2シングル、AKBもまだ1枚は出ると思われ、まだまだ年間上位の数字の高騰は終わりそうにない。

  
気になるのは上位がすべてアイドルになることだが、それはもうこのご時世避けられない。

チャートファンとしては、アイドルしか売れない現状を嘆くより、年間上位争いが盛り上がることを喜びたいところだ。

 

~今日のふといいなぁ~
リトルボーイ by 稲葉浩志
星に願いを by flumpool

2010年8月20日 (金)

AKB新曲、2日で40万オーバー! 前作超えペースに!

私は前回記事でこう書きました。

AKB48がヘビーなチャートアクションを見せてくれていますが、デイリーはツイッターで更新するとして…

 
前言撤回っ!!

ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;←前言

 
だって、デイリーはお祭り騒ぎ。

チャートファンがスルーできるわけがないのです。

ただ、ブログのメインはウィークリーチャートチェックにしたいので、簡潔に売上予測をアップしておきます。

 
初日、前作を若干ながら下回る34.0万枚でスタートを切ったAKB48。

総選挙効果のない今作はやはり前作を下回るのかなと思いかけて…

迎えたデイリー2日目!

 
推定売上げは68,439枚!

前日から急降下しているものの、これはAKBにとっては奇跡的な粘りなのだ。

 
ここで、前作『ポニーテールとシュシュ』の売上推移をフィードバック。

Ponishu

上のグラフからわかるように、前作は初日の35.4万枚から2日目で4.9万枚まで急降下していた。

今回も急降下であることは違いないが、初日34.0万枚から2日目6.8万枚ということで、明らかに前作よりも粘っている。

 
初日の時点で前作を1.4万枚ほど下回っていたペースも、これで一気に持ち直し、一転前作を0.6万枚ほど上回るペースに!

ここで前作『ポニーテールとシュシュ』の売上推移をもとにした売上予測をアップしておく。

Hebi

 
水曜付でのペースアップにより、当然ながら木曜付以降も前作を上回る数値が並んだ。

補正を加味した初動予測は55.7万枚にまで伸びている。

 
もし、上の予測のようなチャートアクションをたどり、初動で55.7万枚という猛烈な数字を叩き出すならば、あの嵐を超えて今年最高初動を記録することになる。

※現時点での2010年シングル最高初動は嵐『Monster』の初動54.3万枚

 
果たして、AKB48の嵐越えは現実になるのだろうか。

明日以降も目が離せない。
 

さて、ウィークリーチャートチェックに移ります。

本日は火曜に発表された今週のシングルチャートをチェックしていきます。最新最新!

 
では、さっそく…

8/23付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 蛍/少年 -福山雅治

蛍/少年(通常盤)

福山雅治の26枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで3作連続の1位獲得。
 

初動売上げは15.8万枚。前作『はつ恋』の初動15.1万枚から上昇

大半のアーティストが軒並み数字を下げるこのご時世に、上げ止まらない

なんと驚異の4連続上昇ということになる。

Huku

  
現在、この「上げ止まらない」という言葉を使えるのは、アニメ「けいおん!!」関連とこの福山雅治だけといっていい。

  
リリース形態は前作と変わらず、全3種リリース

【DVD付】、【ブックレット&ボーナスディスクCD&着うたDL付】、【CDのみ】の3種リリースだが、ジャケットは統一なので【CDのみ】はあまり買う必要がなく、2種買い促進商法。 

 
前作は【ブックレット&ボーナスディスクCD&着うたDL付】ではなく、Tシャツ付だったが、基本的にオマケ系と捉えれば、商法に大きな違いはない。
 

それでも上昇したのは、ドラマタイアップ+「REGZA」CMソング+「アサヒスーパードライ」CMソングのトリプルタイアップによるところが大きいと思われる。

また、音楽番組への露出も多めだったので(「Mステ」には2週連続出演)、その放映効果も好調に結びついたようだ。

 
ここにきて、破竹の勢いを見せる福山雅治。

この上昇気流はいったいどこまで続くだろうか。次回作のチャートアクションにも注目だ。
 

第2位 VOICE -Perfume

VOICE(通常盤)

Perfumeの11枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

TOP10入りはブレイク作『ポリリズム』から7作連続。

 
初動売上げは8.5万枚。前作『不自然なガール/ナチュラルに恋して』の初動8.1万枚から上昇

自己最高初動を更新。

前作時も自己最高初動だったので、2連続で自己最高初動を更新している。好調。

大ブレイクした後、一旦落ち着いたが、ここにきて再び人気が上がり始めている様子。

08年にあれだけブレイクしたが、まだ人気のピークは来ていなかったということか。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。いつも通り。

タイアップは「日産」CMソングとau「iida」CMソングのダブルタイアップ。

 
前作は『ナチュラルに恋して』のみにタイアップがついており、ワンタイアップだったので、そのあたりが上昇要因のひとつか。

ただ、今作に関してはカップリングの『575』含めて楽曲自体への反響も大きかった様子。

強固な固定ファンだけでなく、いつもよりライト層にまで届いたのかもしれない。

第3位 Naked arms/SWORD SUMMIT -T.M.Revolution

Naked arms/SWORD SUMMIT

T.M.Revolutionの23枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

T.M.Rとしてのシングルは約2年2ヵ月ぶり。

初動売上げは6.6万枚。前作『resonance』の初動5.8万枚から上昇

ここ最近はabingdon boys shoolとしての活動がメインになっているが、ちょくちょくT.M.R.を挟んでくる。

で、結局はこのT.M.R.名義での作品が圧倒的に高い数字が出る。

※abingdon boys schoolの直近シングルは初動2.3万枚なのでその差はかなり大きい

西川ファンはバンドサウンドよりも、T.M.R.のデジタル系を求めているということか。
 

リリース形態はDVD付が2種に、CDのみが1種で合計3種リリース

また、DVDの収録映像は2種で異なり、CDのみ盤にはDVD付に未収録のタイトル曲の英語版を収録している。

よって、すべての音源および映像を購入でコンプリートするためには絶対に3枚以上買わなくてはならない仕様。複数買い促進商法

 
前作も3種リリースだったが、通常盤に追加収録曲はなかったし、他の2種もDVD付とBlu-ray付で映像は同じものだった。

実質1種リリースから3種リリースに商法が強化されているのが今回の上昇要因であることは確定。

逆に、これより弱い商法だったら、前作割れしていた可能性が高い。
 

~今日のふといいなぁ~
SHIVER by the GazettE

2010年8月19日 (木)

嵐が驚異の初動70万超! 2年連続年間1位獲得へ!

AKB48がヘビーなチャートアクションを見せてくれていますが、デイリーはツイッターで更新するとして…

本日もいきなりチャートチェックからスタートです。

前回に引き続き8/16付チャート。

本日はアルバムチャートを見ていきます。
 

この週、1位を獲ったのは人気絶頂のあのアイドルグループ。

その数字は一撃で年間1位争いを終結させてしまうほどの威力になりました。

 
ではでは、さっそく…

8/16オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 僕の見ている風景 -嵐

Arashi

嵐の9枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

オリジナルアルバムは08年4月以来、2年4ヵ月ぶり。

 
初動売上げは驚異の73.1万枚!!

前作「All the BEST! 1999-2009」の初動75.3万枚からダウン

 
ダウンしたものの、前作はベスト盤で今作はオリジナルアルバム。

ベストに比べてライト層が手を出しにくいため、普通ならこれだけでも圧倒的に不利で、大きく数字を落としてもおかしくないところ。

しかし、ベストからたった数万のダウンで済んでしまっている。

このご時世にオリジナルが初動70万越え…圧倒的すぎる。
 

唯一このレベルの数字を出せる可能性のあるミスチルのリリース間隔も開いているし、CDはどんどん売れなくなるし…

もう二度とこんな数字見れると思っていなかったので、ちょっと感動さえしてしまう。

 
また、今回のこの数字が驚異的なのはオリジナルだからということだけではない。

なんと今回はジャニーズ商法を実質封印している。
 

リリース形態はスペシャルパッケージ&スペシャルブックレットの初回プレスと通常盤の2種リリース

2種出てはいるものの、DVD付さえないし、CDの収録内容も同じ。

相手がジャニーズファンなので、ブックレットの違いだけでも複数買いさせる効果はあるだろうが、実質CD1種リリースに近いのだ。

 
前作のベストは通常盤に『Attack it!』という隠しトラックが収録されており、複数買い促進商法になっていた。

そういった面も考えると、今回の微減は実質のところ上昇と捉えてもいいくらいだと言える。

 
Hikaku_2

 
今作の衝撃のチャートアクションはデイリー初日からはじまった。

なんと初日の売上げは27.5万枚で、前作のベスト盤を上回るスタートを切ったのだ。

その勢いは水曜付でも収まらず、またもやベスト盤を超える推移を見せ、2日で累積は45万枚を超えた。

 
続く、木曜付からはベストのペースを下回ったものの、週末前に60万枚を突破。

週末も売上げは回復せずとも着実にセールスを伸ばし、補正抜きで70万枚を突破してみせた。

  
また、この初動だけで、安室やファンモン、西野カナなどを一気に抜き去り、暫定年間1位に躍り出た。

また、上記3作も累積70万枚突破は難しい状態であるため、嵐より「過去」にリリースされた作品で、嵐の2年連続年間1位を阻めるものはいない。

 
そうなると、「未来」だが、現在決定しているビックネームのリリースは、闘病中の桑田佳祐のオリジナル盤と、活動休止に入る宇多田ヒカルのベスト盤あたり。

ただ、どちらも初動で70万枚出せるとは到底思えない。

あとは、年末にEXILEあたりがアルバムを出すと面白くはなるが、これに関してはなんとも言えない。

よって、現在時点で、嵐の2年連続年間1位はほぼ決定したような状況である。

 
こうなるとまず注目は、ミリオンをあと何週で達成できるか。

上のグラフからもわかるように、オリジナルということもあり、失速は早いので、前作のベストほどのペースでは達成できないと思われる。

まだまだ、嵐から目が離せない時期が続きそうだ。
 

第2位 GOOD TIMES  -RIP SLYME

GOOD TIMES(通常盤)

RIP SLYMEのデビュー10周年記念のベスト盤が初登場で2位にランクイン。

ベストは05年以来、約5年ぶり。

 
初動売上げは8.7万枚

オリジナル盤だった前作「JOURNEY」の初動4.8万枚から大幅に上昇

ただ、人気のピークは過ぎ去っているため、前回のベスト盤「グッジョブ!」の初動35.0万枚には遠く及ばない結果になった。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

収録曲だけでなく、ジャケットにも違いはないので、実質1種リリースといえる。

 
すでに固定ファンがっちりの世界になっているはずの中、「ベストでダウン」現象が発動しなかっただけでも、十分といった感じか。

まだベストで売上げを大幅を上げられるということは、ライト層もそれなりに目を向けているということ。

 
こうなると、次回の作品がミソになりそう。

ベストで見切りをつけられてなければいいが。
 

第3位 HEAVEN -加藤ミリヤ

HEAVEN

先週の1位から2ランクダウン

週間売上げは4.4万枚

先週の初動15.1万枚からやや大きくダウン。

 
前作はほぼ同じ初動で2週目5.4万枚だったので、今回のほうが粘りは弱め。

ピークは前作時だったということか。

 
それでも、このペースなら30万付近までは到達できそう。

一時期の中島美嘉には及ばないものの、かなり極端なアルバム型である。

~今日のふといいなぁ~
片膝の汚れ  by LAST ALLIANCE
恋のサマーセッション by B'z

2010年8月18日 (水)

9位まで2万台突破の高レベル週!

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事で今週のチャート、8/16付シングルチャートの4位までを見ていったので、本日は5位以降をチェック。
 

ではでは、さっそく…

8/16付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

 
第5位 if  -西野カナ

if

西野カナの11枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

TOP10入りは5作連続通算5作目。
 

初動売上げは3.5万枚。前作『会いたくて 会いたくて』の初動3.9万枚からダウン

アルバムが絶好調の最中、リリースされたシングルだったが、数字は前作を割った。
 

リリース形態はCD1種リリース

商法は前作と同じ。

 
タイアップは前作がジェムケリーCMソングで、今回は映画「NARUTO」主題歌。

大抵は「NARUTO」のほうがタイアップ効果が大きく出るのだが、西野カナおよび西野カナファンにはこのタイアップは不向きだった様子。

 
それでも、今のアルバムの勢いを考えると、この辺でシングルもガツンといってほしかったのは確か。

この週4位のいきものがかり同様、ここ最近のソニー若手はなかなかシングルが出るようにならないのがひとつの特徴になりつつある。

シングル売上げはやはり配信にもっていかれているのか。
 

第6位 君しか  -ノースリーブス

君しか

AKB48の派生ユニット、ノースリーブスの5枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

メンバーは高橋みなみ(6位)、小嶋陽菜(7位)、峯岸みなみ(14位)の3人。

TOP10入りは4作連続。

 
初動売上げは3.1万枚。前作『Lie』の初動2.6万枚から上昇

渡り廊下走り隊、SKE48など他のAKB派生・姉妹ユニットに続き、このノースリーブスも数字をあげてきた。

リリース形態は強烈な4種リリース(DVD付3種+CDのみ1種)だが、これは前作でも同じだった。

※DVD内容がすべて異なる複数買い促進商法

 
タイアップは前作も今作もバラエティ番組関連。どちらもさほど効果は大きくない。

商法にもタイアップにも上昇要因が見当たらないので、単純に人気が上がっていると捉えていいはず。

 
AKB本体の人気急上昇に釣られるように、派生ユニットも次々と数字を伸ばしている。

この上昇気流はいつまで続くのだろうか。

 
また、6位で3.1万枚というのは近年最高レベル。

普通にTOP3入りできる数字だが、今週は周りのレベルが高すぎた。
 

第7位 プールサイド大作戦 -アイドリング!!!

プールサイド大作戦 通常盤

女性アイドルグループ、アイドリング!!!の13枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで8作連続TOP10入り。

 
初動売上げは3.0万枚。前作『目には青葉 山ホトトギス 初恋』の初動2.8万枚から上昇

前作から連続で自己最高初動を更新。

 
リリース形態はDVD付、QTカード付、通常盤の全3種リリース

QTカード付以外には、オリジナルトレカをランダム封入。

ただし、CDの収録内容に違いはないため、ファンの熱狂度によっては複数枚買わせる効果は弱い微妙な商法。

ちなみに、これは前作と同じやり方なので、上昇要因ではない。
 

まるでAKBの上昇気流に便乗するように数字はじわじわと上がっている。

明確にはAKB関連ではないが、過去にAKBとコラボしたこともあり、掛け持ちファンが多少いるのかもしれない。

 
また、7位が3万台だなんていつぶりだろう。

上のノースリーブス同様、普通の週ならTOP3入りも可能だっただけに、運が悪かった。

 
第8位 あとひとつ -FUNKY MONKEY BABYS

あとひとつ

FUNKY MONKEY BABYSの14枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

今回のジャケットは楽天ゴールデンイーグルス 田中将大。

これで5作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは2.6万枚。前作『大切』の初動1.8万枚から大幅増

前作ではベスト大ヒット後、一発目でいきなり数字を下げていたが、ここで復調。

 
リリース形態は前作と変わらずDVDの有無で2種リリース

ジャケット写真が異なるが、CD収録内容は同じ。
 

前回は映画「書道ガールズ!!」主題歌だったが、今回は田中将大からも検討がつく通り、ABC「夏の高校野球」応援ソングというタイアップ。

伴って「熱闘甲子園」のテーマソングにもなっている。
 

ベスト先行ではあるが両A面だった前々作『涙/夢』の2.2万枚も超えており、いたって好調。

しかし、出した週が悪過ぎて、順位は2つ下げることに。

リリース週の大切さを改めて感じる結果になった。
 

また、このファンモンもTOP3を狙える数字である。

ここにきて、急に極端に売上げレベルが高い。
 

第9位 One in a million  -山下智久

One in a million

先週の1位から8ランクダウン

週間売上げは2.1万枚

初動16.1万枚から恒例のジャニーズダウンで一気に8分の1に。

ただ、NEWS本体の直近シングルが初動19万台で2週目が今作と同じ2.1万枚だったので、ソロのほうが粘っていることになる。

 
しつこいが、この山下でもTOP3を狙える数字。

また、この週は9位まで2万台突破と、上位は今年最高の高レベル週となった。
 

次、こんな数字の羅列を見られるのはいったいいつになるのだろうか。
 

~今日のふといいなぁ~
今宵キミト  by 稲葉浩志
Baby I See You feat. VERBAL by 加藤ミリヤ

2010年8月16日 (月)

SMAP、45枚目で初の複数商法!売上大爆発!

SMAPの暴走の前に…

 
ちょこっとだけ近況報告。

「アントニオ猪木酒場」行ってきました!

20100814_234011_2バカヤロー!!

凄いよ、ここ。

エレベーター降りた瞬間、異空間。

 
入店時に店員が「2名様ご入場です!カーン!(ゴング)」

おおっ…テンション上がる!

 
メニューも猪木やプロレスに因んだものばかり。

20100814_225502_2元気があれば何でも飲める!

20100814_220405_3コブラツイスト480円   

著名人のサインもいっぱいありました。

さらに、スペシャルゲストでアントニオ小猪木登場

20100814_220654_2 Dsc_02292

西口プロレスと自分の誕生日会の告知を必死でしてました。

 
まったく落ち着かないですが、友達同士でワイワイやるには最適なんじゃないかな。

ぜひ、行ってみてください!

ダー!!

 

それでは、チャートチェックに移ります。

本日はやっと今週のチャートに突入。まずはいつも通り、シングルチャートから。

 
今週の1位は国民的アイドルグループなのですが。

ついに、アイドル商法に着手!すると、興味深い結果が…。
 

ではでは、さっそく…

8/16付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
 

第1位 This is love  -SMAP

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SMAPの45枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで12作連続の1位で、通算23作目の1位となる。
 

初動売上げは27.6万枚!

前作『そっと きゅっと/スーパースター★』の初動10.5万枚から大幅増

急に前作から倍以上、枚数にして17万枚も上昇させてきた。
 

SMAPのシングルが初動25万枚を超えるのは、あの『世界に一つだけの花』以来、約7年5か月ぶり。

また、初動だけで07年の『弾丸ファイター』から前作『そっと きゅっと/スーパースター★』までの累積さえも超えてしまっている。
 

完全に「不自然」であり、この「不自然」を生みだしたのは、もちろん商法

絶頂期の人気が戻ったわけではない。

 
今回はデビューから19年、シングルの枚数45枚目にして、ついに初の複数商法に手を出してきた。

というか、SMAPの場合、複数商法に手を出したことよりも、このキャリアになるまで例外除いて一度も2枚以上パッケージを出していなかったことが凄い。

「SMAPはジャニーズっぽくない」などとよく耳にするが、それは少なくとも商法面では当てはまっていたりする。
 

今作のリリース形態はCDのみの通常盤とDVD付(「SB Version」と「SS Version」)で全3種リリース

DVDの収録内容は「SB Version」と「SS Version」で異なり、カップリング曲もSBとSSでは異なっている複数買い促進商法

 
これまで2枚以上出したことなったところから、一気に3種&DVD収録内容違い&収録曲違いまで発動。

まるで一気にリミッターを解き放ったかのようなやり方。これは数字が上がって当然といったところだ。

 
なお、今回の商法強化はパッケージ数だけにとどまらず、通常盤には「メンバー着ボイス」DLアクセスコード封入。

DVD付2種には、ジャケットにシリアルナンバーが印字されており、抽選で50人を東京ドーム公演にご招待するという「宝くじ」的なイベント商法もあり。

Smap クリックで拡大

考えてみてほしい。

あなたは「宝くじ」を買うとき、1枚だけ買うだろうか。

答えは誰でもわかることで、よってこのイベント商法は少なからず効果をもたらしたと考えていいだろう。
 

パッケージ増という名のジャニーズ商法。

とりあえず、今回のSMAPの件でジャニーズ商法がどれだけ効果があるのか、改めて実感できる機会となった。

すでにジャニーズなどアイドルの間では当たり前になっているこの複数商法だが、これだけ数字をぼやけさせているのである。

他のアイドルを見る時も、この視点は絶対に忘れずに持たなければならない。
 

余談だが、SMAPが3種リリース&複数買い促進商法で27万枚なのに対し、嵐が1種リリースで42.3万枚出ていることの脅威もまた改めて感じることができたのでは。

 
 
2位、3位は便宜上、一気にチェック。

第2位 NO, Thank you!  -放課後ティータイム〔平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)〕

第3位 Utauyo!!MIRACLE -放課後ティータイム〔平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬・中野梓(CV:豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)〕

TVアニメ「けいおん!!」エンディングテーマ NO,Thank You!(初回限定盤) TVアニメ「けいおん!!」オープニングテーマ Utauyo!!MIRACLE(初回限定盤)

アニメ「けいおん!!」の後期EDとOPが2位、3位に初登場!

これで「けいおん!!」第2期のOPとEDは4作すべてTOP3入りとなる。

※「けいおん!!」は2クール放映

 
初動売上げはそれぞれ8.7万枚8.5万枚

挿入歌だった前作『ぴゅあぴゅあはーと』は初動4.4万枚なので、そこから大幅増

 
また前期の『Listen!』(ED)、『GO!GO!MANIAC』(OP)の初動7.7万枚8.3万枚からもそれぞれ上昇

もう、上げ止まらない

CDが売れなくなる中、「下げ止まらない」は書き飽きるほど書いたが、「上げ止まらない」のはこのご時世では本当に希少な存在。
 

前期ではOPが上だったが、今回の後期はEDが上に。

どちらにせよ、売上げ枚数はほぼ同じなので、片一方だけ買っている層はかなり少ないと思われる。
 

リリース形態は前期と変わらず、ジャケット写真違いで2種リリース

収録内容に違いはなくDVD付もないため、実質1種リリースなのにもかかわらず、この数字。

アニメなのでDVD付の制作は容易なので、今度そういったパッケージが併発されれば、軽く10万枚を超えてしまいそうだ。

 
なお、今回の8.7万枚と8.5万枚も普通の週なら余裕で1位を取れる数字。今回は相手が悪すぎた。

 
来月には第1期同様に、キャラごとのイメージソングがリリース予定になっている。

今年もまだまだ「けいおん!!」旋風、そして「けいおん!!」勢によるチャート占拠は終わりそうにない。 

第4位 キミがいる -いきものがかり

キミがいる

いきものがかりの19枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで14作連続TOP10入り。

 
初動売上げは3.6万枚。前作『ありがとう』の初動4.5万枚からダウン

前作はここにきて自己最高初動をマークするなど好調だったが、すぐにダウンしてしまった。

ただ、今回の初動3.6万枚も自身3番目に高い数字であり、好調であることには違いない。

 
昨年末から今年初めにかけての「ハジマリノウタ」の大ヒット後、シングル売上の勢いが上がっている。

爆発的ではないものの、時間をかけて着実にファンを付けており、「正しいブレイクの仕方」をしている印象。最近では珍しい。

 
リリース形態は前作と同じく、ワンコイン(500円)のCD1種リリース

数字を見る限り、この商法も好調の要因のよう。

これは購入層が複数買いするような狂信的なファンよりも、素直に楽曲から入ってくるライト層が多いってことか。
 

ソニーとしてはアニメドーピングを使わずともこれだけの数字を出してくれれば十分といった感じだろう。

この人たちの真価はアルバムセールスだしね。

~今日のふといいなぁ~
Get Myself Back by 安室奈美恵
Monster  by フジファブリック

2010年8月14日 (土)

ミリヤがオリジナル盤で初の1位&leccaが大幅上昇!

すいません。

今日から連休なので、そこでどうにかなると思い、更新をサボタージュしておりました。

さぁ、遅れを取り戻しにいこう。
 

本日は、もう先週になってしまいましたが、8/9付アルバムチャートを見ていきます。

この週は上位に新譜が多くて、チェックが大変だテキパキやっていきます。
 

ではでは、さっそく…

8/9付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 HEAVEN  /加藤ミリヤ

HEAVEN

加藤ミリヤの5枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

オリジナルアルバムでの1位はこれが初となる。

 
初動売上げは15.1万枚。前作「Ring」の初動15.1万枚から不変。

前作で大躍進し、ロングヒットを記録していたが、その後のシングルでは特に伸びは見られず。

Photo

伸びるどころか、初動は1万台ギリとなり、TOP10入りを逃したりもしていた。

そんな中でリリースされた今作だったが、人気上昇真っ只中にリリースされた前作と変わらない数字を残す大健闘。
 

さらに前回大躍進の要因となった清水翔太とのコラボシングルは今回未収録にしているにもかかわらず、ここまでの数字を出せたのは驚き。

シングルの成績からすれば、10万台ギリくらいまでダウンしてもおかしくなかった。

前作のヒットでアルバム買いのファンが相当付いていたようだ。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。前作と同じ。

ただ、DVDの収録内容は前作と比べられないほど豪華仕様になっている。
 

さて、今度こそシングルにも手を出すレベルの固定ファンを付けられるか注目だ。
 

第2位 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST  /V.A.

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST(初回限定CD+DVD)

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の主題歌を集めたコンピレーション盤が初登場で2位にランクイン。

 
初動売上げは7.0万枚

ソニーお得意のアニメコンピ。

今回はアニメタイアップ効果が高くて有名な「鋼の錬金術師」。

 
参加アーティストはYUI、シド、スキマスイッチなどで、シドだけ3曲も入っている。

ソニーがどれだけシドに力を入れているのかがわかる。
 

03年から04年にかけて放映されてた第一期のコンプは初動10.9万枚だったので、今回はそこからダウン。

とはいっても、当時とはCDを取り巻く環境が大きく異なるので、このくらいのダウンは仕方がないか。

リリース形態は【CD+DVD】の1種リリース

DVDの他にもイラストカードやブックレットも封入している。
 

こういったコンピだと収録アーティストのファンが動くことはほとんどないと思われ、かつCD1種リリースなので、かなりのアニメファンが存在することに。

ソニーにとっては、そんなアニメが終わったのは痛いの一言だろう。

これにとってかわるアニメは登場するのだろうか。

第3位 BEAST  -VAMPS

BEAST

VAMPSの2ndアルバムが初登場で3位にランクイン。

2作連続のTOP3入り。
 

初動売上げは5.3万枚。前作「VAMPS」の初動6.2万枚からダウン

先行のシングルもはじめに比べて数字を落としていたので、順当な結果。

ロックバンドのヴォーカルのソロないしは別活動がジリ貧するのはいまや恒例行事なので、特に驚くべきダウンではないか。

新規にファンが増えるでもなく、前作時に動いていたラルクファンが離れただけといった感じ。

 
リリース形態はDVD付の初回盤とCDのみの通常盤で2種リリース

収録曲に違いはないので、最も一般的な売り方。

 
この流れだと次回作では複数買い促進商法を使わないと、数字は回復しない可能性が高い。
 

第4位 パワーバタフライ -lecca

パワーバタフライ

レゲエシンガー、leccaの約1年ぶりのアルバムが初登場で4位にランクイン。

4位はシングル、アルバム通じて自己最高位。
 

初動売上げは4.1万枚。前作『BIG POPPER』の初動2.5万枚から大幅に上昇

前作で前々作から大幅上昇していたが、今回もそこからさらに上昇で、ついに4万台に乗せた。

先行シングルがドラマ主題歌になったり、配信市場でヒットになったりと着実に前進していたが、未だシングルはTOP10入りしたことがない。

それでも、アルバムがここまで伸びてくるとは驚き。

今年の春先に着うた週間1位を獲得していた『TSUBOMI feat.九州男』の影響がかなり大きい様子。

 
リリース形態はDVDの有無で計2種リリース。収録曲違いなどはなし。

複数買い促進商法にしたところで、複数枚買う熱狂的なファンはまだそれほど付いていないはずなので、この売り方で正解だろう。

ここで変に商法を爆発させたり、イベント商法に走ったりして、エイベックス色を出すと一気に古くから付いている固定ファンを引かせてしまうと思われる。

 
第5位 We are SMAP! -SMAP

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先週の1位から4ランクダウン。

週間売上げは3.3万枚。先週の初動18.0万枚から大幅ダウン。

 
ただ、前作では初動が20万台で、2週目2万台まで落ちていたので、今回のほうがかなり粘っていることになる。

豪華制作陣ということで話題性、およびメディア露出がかなり多かったので、その効果がじわじわ出てきた様子。

とりあえずは、累積での前作越えを狙いたいところだ。
 

以下、ピックアップ。

第7位 MUSIC -フジファブリック

MUSIC

フジファブリックのメジャー5枚目のアルバムが初登場で7位にランクイン。

アルバムのTOP10入りは前回のオリジナル盤に続いて2作目。

 
初動売上げは2.3万枚。前作「SINGLES 2004-2009」の初動1.9万枚から上昇

前作はタイトルからわかるようにシングルコレクション。

今作はオリジナル盤だが、なんと上昇。

 
今作制作中の昨年のクリスマスイヴ。

ヴォーカルの志村正彦が突然この世から去った。

今作は志村が残した声、楽曲、すべての音をもとに、残されたメンバーが作り上げた作品。

数字からもわかるが、ファンはベストではなく、確実にこちらを待っていたようだ。

 
また、収録曲『夜明けのBEAT』がドラマ「モテキ」主題歌となっているが、ドラマの視聴率は高くないのでその効果はあまりないと思われる。
 

リリース形態はCD1種リリース

前作は2種だったので、数字で見る以上に上げ幅は大きいと捉えていい。
 

なお、今作からEMIからソニーに移籍している。
 

~今日のふといいなぁ~
575 by Perfume
夜明けのBEAT  by フジファブリック

2010年8月11日 (水)

スマイレージ、WaT、スフィア…、アイドル勢怒涛のチャートイン

本日もいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事では8/9付シングルの4位までをチェックしたので、本日は5位以降をチェックしていきます。

 
今週はTOP10内9曲が初登場ということで、チェックも大変

なので、ダラダラ書かず要点をしぼってテンポよくいきます!
 

では、さっそく…

8/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

 
第5位 太陽のメロディー -今井美樹×小渕健太郎 with 布袋寅泰+黒田俊介

太陽のメロディー

コブクロと布袋・今井夫妻による、口蹄疫問題で被害を受けた宮崎県への応援曲が初登場で5位にランクイン。

今井と小渕は宮崎県出身で、収益はすべて宮崎県に寄付されるとのこと。
 

初動売上げは2.3万枚

完全なる企画モノのため、参加アーティストのどの前作とも比較はできないが、ほとんどがコブクロからの流れだと思われる。

コブクロの平均ラインからはだいぶ低いが、今井と布袋からするとかなりのヒットになる。

リリース形態はCD1種リリース

そもそも収益をすべて寄付なので、商法を駆使してまで売上枚数を底上げする必要はない。当然の売り方か。
 

余談だが、このシングルが一番売れたのは何県なんだろう。

都道府県別の売上げデータなんてのもオリコンから挙げられたら面白いと思う。

 
第6位 ○○がんばらなくてもええねんで!!  -スマイレージ

○○ がんばらなくてもええねんで!! 通常盤

5月にメジャーデビューしたハロプロ系ユニット、スマイレージのメジャー2枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

2作連続TOP10入り。
 

初動売上げは1.9万枚。前作『夢見る 15歳』の初動2.0万枚から微減

 
リリース形態は【DVD付】が3種類と【CDのみ】が1種類で、合計4種リリース

DVDの収録内容が異なるので、複数買い促進商法

加えて、ハロプロ恒例の「イベント抽選シリアルナンバーカード」封入で、イベント商法も健在。
 

前作は【DVD付】が2種類で合計3種リリースだったので、2作目にして早くも商法が狂化している。

そして、数字は下がってしまうというあまり宜しくない方向に。
 

ただ、【DVD付】は3種すべてタイトル曲のMVのヴァージョン違いという何となく手抜きさを感じる内容。

かつ、MVの本編は翌週シングルVとして別途リリースされるので、そっちに手を出しているファンも多いと思われる。
 

パッケージをたくさん出してもファンが食いつかない内容なら意味はない。

ただでさえ最近はライヴDVD並みの内容をシングルの特典に付ける例が増えており、それを見ているファンは今回の内容で納得しない人も多かったのかもしれない。
 

第7位 君が僕にKissをした -WaT

君が僕にKissをした

小池徹平とウエンツ瑛士によるデュオ、WaTの9枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

シングルは08年10月以来、約1年9ヵ月ぶりとなる。

 
初動売上げは1.8万枚。前作『36℃』の初動3.3万枚から大幅ダウン

先述した通り、リリース間隔がかなり開いており、ファンが離れるには十分すぎる期間となっている。

 
リリース形態は【DVD付】が2種と【CDのみ】が1種で全3種リリース

収録曲に違いはないものの、DVDの内容は異なるため、複数買い促進商法

前作と同じく3種リリースながら数字が大きく落ちているので、人気はかなり下降気味と捉えて間違いなさそう。

 
そもそも、前作ではじめて3種リリースに手を出し、握手会もやりで、なんとか3万台まで伸ばしたというのが実情なだけに、今回の結果はやや厳しい。

商法での釣り上げをすでに強化してしまっているので、ここから回復させるのは難しそう。

なんとか、このあたりで踏み止まりたいところだ。
 

第8位 心の羽根 -チームドラゴン from AKB48

心の羽根(チームドラゴンver.)~「ドラゴンボール改」エンディングテーマ

先週の1位から7ランクダウン

週間売上げは1.5万枚

先週の初動8.0万枚から大きくダウンしているが、初動が不振だったこともあり、下げ幅はジャニーズやAKB本体に比べればだいぶマシなレベルに止まった。


ただ、やはり人気上位メンバーだけで固めたにしては寂しい数字に見えてしまう。
 

第9位 Now loading...SKY!! -スフィア

Now loading...SKY!!

女性声優4人組ユニット、スフィアの5枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

メンバーは高垣彩陽、寿美菜子、戸松遥、豊崎愛生の4人。

それぞれ、「デュラララ!」の「狩沢絵理華」役、「けいおん!」の「琴吹紬」役、「クロスゲーム」の「月島青葉」役、「けいおん!」の「平沢唯」役などで活躍中。
 

初動売上げは1.2万枚。前作『REALOVE:REALIFE』の初動1.1万枚から微増。

前々作、前作と連続で初動が1万を超えていながら運悪くTOP10入りを逃していたが、ついに近年の一般的なレベルの週にあたり、初のTOP10入りを達成した。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違いなどはなし。

声優系かつアイドル系なのだが、商法はかなり優しく一般的。

熱狂的な固定ファンをもっていそうなので、パッケージを増やせば数字はグングン伸びそうだが、まだそういった商法には手を出していない。伸びしろあり。

また、先述のとおり、4人中2人が昨年から大人気の「けいおん!」の主要キャラを担当しているのも人気をキープできている要因か。

 
先日の水樹奈々や林原めぐみなど声優系のチャート上位入りが目立つが、この4人のような若い年代(10代後半~20代前半)に関してはあまり例がない。平野綾くらい。

 
今作はアニメ「あそびにいくヨ!」タイアップ。メンバーの戸松遥が作品に参加している。

4人いると必ず誰かのアニメのタイアップをゲットできそうなので、その点は強い。
 

 

今週は1位の山下、2位の遊助、6位のスマイレージ、7位のWaT、8位のチームドラゴン from AKB48、9位のスフィアとTOP10内の多くをアイドルが占拠した。
 

~今日のふといいなぁ~
NO, Thank you  by 放課後ティータイム
Summer Girl feat.MINMI by 西野カナ

2010年8月 8日 (日)

山P、遊助、安室…TOP3はすべて前作割れに

更新が停滞しております。

なので、さっそくチャートチェック開始です。

 
本日は今週のチャート、8/9付オリコンチャートを見ていきます。

まずはいつも通り、シングルチャートからスタート。

 
ではでは、さっそく…

8/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 One in a million  -山下智久

One in a million

ジャニーズのアイドルグループ、NEWSの山下智久のソロ3枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

1位獲得は3作連続。
 

初動売上げは16.1万枚。前作『Loveless』の初動19.4万枚からダウン

これで1作目の『抱いてセニョリータ』から連続でダウン。

 
リリース形態は【DVD付】1種と【CDのみ】が2種で合計3種リリース

また、【CDのみ】の2種にはそれぞれ異なるカップリング曲が収録されている。

よって、全音源・全映像を購入でコンプリートするためには絶対に3枚買わなくてはならない仕様となっている。複数買い促進商法

 
ただ、このやり方は前作でも同じだったので、今回のダウンには関わってこない。

単純に山下自身の勢いの低下によるものと捉えてよさそうだ。

 
また、今作はこれまでと路線の違うエレクトロなナンバーで、最近のw-inds.が得意とするような方向性。

もし、楽曲自体の不人気が原因のダウンなら、次回また20万近くまで戻ってきそうだが、どうなるだろうか。

 
余談だが、個人的にはこの路線はウェルカム。
 

第2位 ミツバチ -遊助

ミツバチ

上地雄輔のソロ名義、遊助の5枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで5作連続のTOP3入り。
 

初動売上げは7.2万枚。前作『ライオン』の初動9.2万枚からダウン

前作に引き続き、今回も大幅ダウン。

出す度に2万ずつ数字を下げてしまう完全なる劣勢モードに突入してしまっている。
 

リリース形態はDVDの有無で2形態だが、【CDのみ】には【DVD付】には収録されていないカップリングを追加している。

ついに、デビュー以来初の収録曲換えに手を染めた。

で、問題はそういった商法の強化をしながら数字を大きく落としている点で、人気ダウンの勢いはかなり強いことがうかがえる。

 
そもそもヘキサゴン勢全体が今年に入ってから一気に衰弱しているので、この上地のダウンも想定された事態ではある。

 
なお、タイトル曲には「ABC MART」タイアップがついているが、数字を見る限り、ほぼ効果は出ていない様子。

そろそろ下げ止まりたいところだ。
 

余談だが、今作は「Mステ」披露後からAmazonのレビューが祭り状態になり、Webのニュースで取り上げられてしまっている。

管理人も「Mステ」で聴いてちょっと恥ずかしくなったが、別に荒らす必要はないと思うのだが。
  

第3位 Break It/Get Myself Back -安室奈美恵

Break It / Get Myself Back【ジャケットB】

安室奈美恵の36枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで7作連続TOP3入り。 
 

初動売上げは5.9万枚。前作『WILD/Dr.』の初動7.5万枚からダウン

前作は大ヒットを記録したベストアルバム後一発目のシングル。

今回は再ブレイク最初のオリジナルアルバム後一発目のシングルとなっている。

 
シングルでいうと、前作から1年4ヵ月と大きくリリース間隔が開いており、前作割れは想定内。

まぁ、ベストがあれだけのヒットになった直後と、今回とでは勢いも話題性も違うのは否めない。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違いはなしの最も一般的な商法。

前作から数字は大きめに下がったものの、商法は優しいし、ベストがヒットする前の水準より上をキープできている。

 
勝負は次回作か。

次で踏み止まることができるのか、ズルズルといってしまうのかで今後の戦況がかなり変わってくる気がする。

第4位 EVER  -GACKT

EVER

GACKTの38枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

今作がエイベックス移籍第一弾シングルとなる。
 

初動売上げは3.3万枚。前作『Stay the Ride Alive』の初動2.9万枚(2週合算分)から上昇

前作は元日リリースで合算週にぶつかっていた。

それを考慮すると、ただ単に両方の数字を比べるよりも実際の上げ幅は大きい。
 

これまでも「仮面ライダー」タイアップの際にエイベックスからリリースされていたが、今回をもって本格的にエイベックスに移籍。

なので、今回は特に「仮面ライダー」タイアップではない。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違いなどはなし。

ただ、【DVD付】と【CDのみ】両方購入者への応募特典が用意されているので、2枚とも買ったファンは多そう。複数買い促進商法

 
タイトル曲はオンラインゲーム「Dragon Nest」タイアップがついており、ゲームにはGACKT自身も声優として参加している。

それに紐付いて、ゲーム内で使用できる「アイテム」のシリアルコードが封入されている。

オンラインゲームなのでそこまでプレイヤーは多くなさそうだが、普段GACKTに興味を持たない層も手を出している可能性がある。

 

~今日のふといいなぁ~
キラキラDays by 放課後ティータイム
さよならユニバース by 音速ライン

2010年8月 6日 (金)

SMAP、豪華制作陣も初動20万割れに

嵐が、SMAPが、「けいおん!!」が、暴走して大盛り上がりのデイリーチャートですが、デイリーに関してはツイッター上でつぶやくとして、着実にウィークリーチャートのチェックを進めていきます。

本日は8/2付アルバムチャートを見ていきます。

 
ではでは、さっそく…

8/2付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 We are SMAP! -SMAP

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SMAPの19枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

08年9月以来、1年10ヵ月ぶりの新作となる。


初動売上げは18.0万枚。前作「super.modern.artistic.performance」の初動21.4万枚からダウン

前作の時点で、前々作の初動32.1万枚から大きく数字を下げていたのだが、今回も下げ止まらずに初動は20万枚を割った。
 

リリース形態は初回盤が豪華パッケージ仕様ではあるものの、CD1種リリース

ジャニーズとしては非常にまれな複数買いに頼らないやり方であるが、前作もそうだったのでやはり人気低下は進行している様子。
 

今回はこれまで以上に豪華なアーティスト、著名人たちが楽曲制作に参加。

その面子は…

久保田利伸、
小室哲哉、
やくしまるえつこ(相対性理論)、
山口一郎(サカナクション)、
槇原敬之、
石野卓球、
鈴木おさむ、
RIP SLYME、
ダニエルパウター、
久石譲、
そして太田光(爆笑問題)

というそうそうたるもの。

もう今話題の人はすべてつぎ込んでしまえ的な人選にも見えるが、話題性はかなりあったはず。

 
また、今作のリリースに至っては前作より多めにプロモーション活動を実行。

数年前のSMAPでは考えられない深夜番組への出演なども目立った。

 
それでも数字は下げ止まらず。

こうなると、おそらく次回のアルバムでは複数商法に走ると思われる。

 
とはいっても、「SMAP」という色眼鏡を通さなければ、このご時世にCD1種リリースで初動18万枚は立派な数字である。

  

第2位 HOLIDAYS IN THE SUN  -YUI

HOLIDAYS IN THE SUN

先週の1位から1ランクダウン。

週間売上げは4.6万枚。

先週の初動18.5万枚からダウン。
 

前オリジナル盤「I LOVED YESTERDAY」の2週目は6.7万枚だったので、初動が下がった分、2週目も元気がない。

この分だと、累積も30万枚越えたところあたりでストップしてしまいそうだ。
 

第3位 GOLD  -JASMINE

GOLD

女性シンガーソングライター、JASMINEの初のアルバムが初登場で3位にランクイン。

昨年6月のデビューから1年弱でついにアルバムリリース。

先行シングルは5枚となっている。

 
初動売上げは2.5万枚

デビュー曲『sad to say』がいきなり着うたチャートで1位を獲得し、いきなり音楽シーンに登場したJASMINE。

その後も配信ではヒットを飛ばすものの、パッケージとなるとデビュー曲から順に、0.8万枚→0.5万枚→0.31万枚→0.27万枚→0.25万枚と一度も回復せずに下がり続けていた。

 
そんな流れの中での今回の1stアルバムだが、最新シングルの10倍近くの数字を出す好調ぶり。

アルバム待ちのファンはけっこういた様子。

ソニーとしては、これだけ出れば大成功の部類ではないだろうか。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違いなどはなし。

さて、スタートダッシュはまずまずとなったが、問題はこの後。

すでに配信でもTOP10入りがやっとな感じになっているので、何とか持ち直さないと次回作はかなり厳しい結果が待っていることになる。

以下、ピックアップ。

第7位 THE ELEVENTH DAY~SINGLE COLLECTION~  -GACKT

THE ELEVENTH DAY 〜SINGLE COLLECTION〜

GACKTの2枚目のシングルコレクションが初登場で7位にランクイン。

前シングルコレクションから6年4ヵ月ぶりとなる。

 
初動売上げは1.1万枚

男子限定ライブツアーとのリンク盤だった前作「ARE YOU "FRIED CHICKENz"??」の初動1.2万枚からダウン。

企画盤の前作よりも、シングルコレクションが低く出るという緊急事態に。
 

エイベックス移籍に伴い、クラウンが最後の一撃としてリリースしたというのは目に見えてはいるものの、前作の企画盤との重複楽曲もほとんどない。

さらに、先述した通り、6年ぶりのシングルコレクションなので、固定ファンがっちりなGAKCTとはいえ、多少はライト層を引き込めても不自然じゃなかったのだが…。

まさかここまで苦戦するとは。

(※なお、6年前のシングルコレクションは初動で10.6万枚出ていた。)

 
この6年弱の間に、想像以上に固定ファン以外手を出さない、閉鎖的な世界になっていることがうかがえる結果になってしまった。

 
~今日のふといいなぁ~
アイデンティティ  by サカナクション
GOODBYE  by 清水翔太

2010年8月 4日 (水)

8月新譜チェック!~真夏のリリースラッシュ!~

もう8月です。

今日も帰ってきたら、室温は32℃でした。

真夏です。

アツいです。

ただ、アツいのは気温だけじゃない!

今月の新譜は気温に負けないアツさ。

 
ビッグネームのリリース目白押しな1ヵ月のはじまりはじまり~。

てことで、本日は2010年8月リリースの新譜チェックを行います。
 

太字はその週の1位獲得本命曲、赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。
 

それでは、Let's check!

 
8/4

  • This is love - SMAP
  • Utauyo!!MIRACLE - 放課後ティータイム
  • NO, Thank you! - 放課後ティータイム
  • if - 西野カナ
  • キミがいる - いきものがかり
  • 君しか - ノースリーブス
  • あとひとつ - FUNKY MONKEY BABYS
  • プールサイド大作戦 - アイドリング!!!
  • アイデンティティ - サカナクション
  • 閉ざされた世界 - THE BACK HORN
  • 海へいこう - SEAMO

8/11

  • 蛍/少年 - 福山雅治
  • VOICE - Perfume
  • Naked arms/SWORD SUMMIT - T.M.Revolution
  • NaNaNa (太陽なんていらねぇ) - TOKIO
  • 俺たちのニライカナイ - 長渕剛
  • 透明だった世界 - 秦基博
  • TOKYO LADY - ICONIQ
  • W - 松岡充
  • 愛ってナンダホー - 大島麻衣
  • 花束 - 北乃きい
  • マーガレット - 綾瀬はるか
  • サドンデスゲーム - NICO Touches the Walls

8/18

  • ヘビーローテーション - AKB48
  • Re:birth - Acid Black Cherry
  • 負けない心 - AAA
  • LOOKING FOR THE LIGHT - TETSUYA
  • 合言葉 - 超新星
  • フライングヒューマノイド - 中川翔子
  • Shawty - CHEMISTRY+Synergy

8/25

  • LIFE~目の前の向こうへ~ - 関ジャニ∞
  • 本当は怖い愛とロマンス - 桑田佳祐
  • 虹色のバイヨン - 氷川きよし
  • 慈愛への旅路 - ゆず
  • BEAUTIFUL HANGOVER - BIGBANG
  • うたかた花火/星が瞬くこんな夜に - supercell
  • 一番綺麗な私を - 中島美嘉
  • 閃光 - Alice Nine
  • Punchしたっていいんだよ/なんてフワフワなんだJAPAN - はんにゃ・フルーツポンチ

ざっとこんな感じです。

 
見てわかるように、今月はリリースラッシュ!

あまりに注目作が多く、書ききれないのでもっとも盛り上がりそうな1週目をピックアップ。
 

今月、いやもしかしたら下半期いちばん暑い週になるかもしれないのがこの第1週目。

注目はなんといっても、「SMAP vs けいおん!!」!

昨年から破竹の勢いを見せるアニメ「けいおん!」。

今回の「けいおん!!」第2期は放映が2クールに渡るため、後期に入るタイミングでOPとEDがともに入れ替わった。

前期のOPとEDの初動はそれぞれ8.3万枚7.7万枚で、キャラソン史上初の週間1、2位を独占した。

 
一方でSMAPは前作『そっときゅっと/スーパースター★』以来、約1年ぶりのシングル。

前作の初動は10.5万枚だった。

しかし、前々作の初動は9.1万枚で、10万割れも起こしていた。

 
今回は両A面でなくなり、さらに前作のダブルタイアップから一転「SMAP×SMAP」タイアップのみ。

リリース条件はあまり良いとは言えない。

ただし、「商法」を除けばである。

 
今回はついに45枚目のシングルにしてSMAP初の3種リリースという複数商法に手を出してきた。

さらには収録曲違いまで発動。複数買い促進商法

一気に商法がジャニーズらしくなった。
 

というか、3種どころか複数枚出すこと自体がデビュー19年目にして初のこととなる。

「国民的アイドル」と呼ばれたアイドルはもっともアイドルらしからぬ売り方で勝負してきたわけだが、とうとうこの時がきてしまったといった感じ。

 
ただ、SMAPのファンが「複数枚出てるから複数枚買う」という若手ジャニのファンに見られる単純な動きを見せるかどうかは未知。

もし、この複数商法が不発に、もしくは不十分に終われば、「けいおん!!」の大金星もあり得るだけに、両者の動きには要注目である。
 

また、この1週目には他にも注目のリリースが続々。

現在、2ndアルバムが年間1位に向かってばく進中の西野カナが早くも新譜をリリース。

人気急上昇中という好条件だけでなく、今回は劇場盤ではあるが「NARUTO」タイアップまでついている。
 

さらに、絶好調のAKB48の派生ユニット、ノースリーブスもスタンバイ。

他の派生ユニットや姉妹ユニット(渡り廊下走り隊、SKE48)が数字を伸ばしており、このノースリーブスも当然その対象になる可能性が高い。

西野カナ、ノースリーブスともに前作から躍進する可能性が高く、そのチャートアクションから目が離せない。

  
 
2週目以降も、話題作が並ぶ並ぶ。

福山雅治にPerfume、そして前作が初動50万越えをしているAKB48の新曲。

中でもAKB48の新曲は要注目。
 

「総選挙」投票効果があった前作『ポニーテールとシュシュ』を超えるのはなかなか難しそうだが、初動だけで暫定年間TOP10入りは余裕なはず。

今月リリースされるシングルで、最高の売上げを叩き出すのはほぼ確定的で、前作初動にどこまで迫れるかに注目だ。

 
そして、先日「食道ガン」報道で音楽ファンを驚かせた桑田佳祐の新曲も登場する。

はたして、そのチャートアクションはいかに。
 

 
真夏の暑さに負けないくらい熱いチャートをひと月見守ろうじゃないか。 

 

~今日のふといいなぁ~
one summer day  by SOPHIA
虹  by ゆず

2010年8月 2日 (月)

林原めぐみ&茅原実里、声優勢が上位に

声優勢の活躍の前に…

 
昨日はみなとみらいの花火大会に行ってきました

東京に出てきて、はじめての花火大会。

去年は花火を観ようなんていう余裕ゼロだったから。今も余裕はないけど。
 

で、人生初のみなとみらいへ。

物凄い人混み。

 
ちんたら歩くカップルの山に続いて牛歩ペースで移動し、観覧車発見。

20100801_152719_3

初めての地なので、仲間が待つ場所が120%わからず、電話で連絡を試みるものの、あまりの人混みで電話が繋がらない。

でも、何とか付きました。

にっぽん丸の正面という好立地に朝から場所取りをしてくれた仲間には感謝の一言に尽きる。

20100801_161424

木陰で休みながら、花火開始のその時をただただ待つ。

そして…

はじまったー。

 
久しぶりに見る花火はそれはもう綺麗で見入ってしまいました。

20100801_194643 20100801_202044 

20100801_202032 20100801_194700_2

20100801_195109 20100801_202109

 
夏だねぇ~。

こういう風物詩的なイベントに参加するのってとてもいいことだと改めて感じました。

せっかく四季というものがある日本で生まれたんだもんね。満喫しなきゃ損損。

とっても良い夏の思い出ができました。

 

チャートチェックに移ります。

本日は前回記事の続きで、8/2付シングルチャートの6位以降をチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

8/2付オリコンウィークリーシングルチャート、第6位はこの曲!

 
第6位 集結の運命  -林原めぐみ

集結の運命

声優、林原めぐみの1年3ヵ月ぶりのシングルが初登場で6位にランクイン。

2作連続のTOP10入り。

 
初動売上げは1.2万枚。前作『集結の園へ』の初動1.5万枚からダウン

前作に続き、「CRエヴァンゲリオン」タイアップだったが、今回は数字を下げてしまった。

なお、同日にアルバムもリリースしているが、今作はそちらには未収録となっている。

 
リリース形態はCD1種リリース

これだけのキャリアで商法に頼らず、初動1万を越えてくるあたりは流石。

なお、先述した同時リリースアルバムも同じ初動であることから、固定ファンはだいたい1.2万程度だと推測できる。

つまり、前作がやや高めに出ていただけのようだ。
 

第7位 Evidence of Luv/Get Wild -超新星

Evidence of Luv / Get Wild

韓国出身の6人組グループ、超新星の8枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

初動売上げは1.1万枚

前回は3日連続リリースで『まごころ』、『ALL ABOUT U』、『J.P.
~REBORN~』。すべて初動は1.3万枚だった。

よって、どれと比べても前作からダウン。

 
リリース形態はいつも通り全3種リリース

【CD+DVD】、【CDのみ】、【CD+特典】で、今回の特典はチェンジングジャケット。(前回はポストカード)

 
前回は3枚それぞれに握手会参加券A, B, Cがつき、どの組み合わせでもいいのでA, B, Cをコンプリートすることで握手会参加可能というイベント商法。

絶対に3枚買わせるイカツイ商法だが、同じCDでA, B, C揃える必要はないので、1作に売上げが固まることは考えにくかった。

 
そんな前回から、今回は翌月(8月)のシングルとの連動企画。

両方買うとスペシャルイベントへの抽選に応募できるという内容。

ふた月に渡ること、抽選という性質なので前回よりもイベント商法は弱め。分かりやすく数字は下がった。

なお、今作は小室哲哉プロデュースシングルとなっており、『Evidence of Luv』は小室哲哉による新曲で『Get Wild』はTM NETWORKのカバーとなっている。

 
以下、ピックアップ。

第9位 Freedom Dreamer -茅原実里

Freedom Dreamer

声優、茅原実里の9枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入り。

初動売上げは0.9万枚。前作『優しい忘却』の初動1.5万枚からダウン

前作は「ハルヒ」タイアップで大幅上昇していたが、今回そのタイアップが外れ、前々作の初動1.0万枚とほぼ同じラインに落ち着いた。

「ハルヒ」タイアップの効果の大きさがわかる結果に。 
 
 
リリース形態はCD1種リリース

もともと熱狂的なファンを多く持ち、売上げの大半がその層による購入である声優歌手だが、上の林原と同じく、複数商法はまるでなし。

逆にいうと、複数商法なしで1万近く出せるのだから、パッケージを増やせば数字は飛躍的に伸びる可能性を秘めている。
 

林原同様、長いキャリアを持つ声優だが、ここにきて数字を安定させてきている。

今後もコンスタントにチャート上位に登場してくる可能性が高い。
 
 

第10位 WOO WEEKEND  -BoA

WOO WEEKEND【ジャケットB】

BoAの31枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

5作連続TOP10入り。
 

初動売上げは0.9万枚。前作『まもりたい~White Wishes~』の初動2.5万枚から半減以下となる暴落

「テイルズ」タイアップだった前作から大きく数字を落とし、ついに1万枚を割ってしまった。

Boa

ブレイク後のTOP10落ちは08年に一度、アルバム先行シングルで体験しているものの、初動1万割れは現在の知名度を築いてからは初

とはいえ、3A面という豪華仕様で1.5万枚に止まったり、通常仕様になって1万台ギリのところまできていたので、いずれこの時がやってくるのは目に見えていた。

 
また、前作と今作の間にはアルバムのリリースを挟んでおり、そこでファンが少し離れた様子。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

商法は緩い。

商法強化で再び1万台に戻ってくることもできそうだが、まずは現在の人気ダウンの波を何とかしなくては商法強化も諸刃の剣となりえる。

 
最近はメディア露出が極端に減っているので、それが人気ダウンに直結していると思われる。
 

 

今週は8位の怪物くんで、売上げ1万割れ。

先週のTOP10内1万越えから再びこの状態に。

 
すでに大半の週でシングルのTOP10が1万枚売れていないという現実を果たしてどれくらいの人が知っているだろうか。

 
~今日のふといいなぁ~
love me, I love you  by B'z
陽炎  by フジファブリック

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