まるいけどとがってる唯一無二の世界
ゲットゲットォー!
左から、
LAST ALLIANCE「Keep on smashing blue,」
スピッツ「とげまる」
チャットモンチー「Awa Come」
で、いま絶賛とげまる中。
いい。
昔みたいな変態的な面はないけれど。
まるいけど、とがるところはしっかりとがってる。
まさにタイトル通り。
やっぱりスピッツは唯一無二だと思う。
スピッツというとマサムネの歌声に焦点が向けられがちだけど、それを支えるリズム隊もギターも素晴らしい。
そして、マサムネの歌詞も。
スピッツの歌詞って歌詞カードを目で追っていて「見覚えあるなー」と思うことがホント少ない。
ケータイ音楽などありふれた言葉が詞(ことば)として蔓延しているこのご時世だからこそ、その威力が半端ないのかも。
先行シングルはもちろん、アルバム曲も「らしさ」全開。
ライブテイクが先行で発表された『恋する凡人』、『新月』、『えにし』はもうど真ん中。
『探検隊』と『どんどどん』はちょっと変化球な感じ。
バランスのいい一枚で、いくらでも聴いていけそうです。
ラスアラ、チャットもいい出来。
これは当分、いい音楽生活が送れそう。
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チャートチェックに移ります。
本日も10/25付シングルチャートを見ていきます。
前回記事で4位までをチェックしたので、本日は5位以降を新譜中心にチェック。
ではでは、さっそく…
10/25付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第5位 GRAVITY Ø -Aqua Timez
Aqua Timezの12枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。
ベスト盤リリース後、一発目のシングルとなる。
3作連続のTOP10入り。
初動売上げは1.3万枚。前作『絵はがきの春』の初動1.3万枚から変化なし。
今作はアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」OPというタイアップ。
ソニーお得意のアニメドーピングだったが、CMソングだった前作からなんと上昇なし。
考えられる可能性は、
①「STAR DRIVER 輝きのタクト」というアニメのタイアップ効果がかなり小さかった。
②アニメドーピングの効果をもってしても1万台がやっとなところまでセールスパワーが落ちている。
のいずれかか。
まず、「STAR DRIVER 輝きのタクト」はガンダム枠での放映アニメながら、この枠では初の完全オリジナル作品であることがポイントかと思われる。
ガンダムシリーズや「鋼の錬金術師」、「コードギアス」などそうそうたるアニメがこの枠で放送されてきたが、すべて原作が存在する作品。
オリジナル作品なので、先述したアニメほど熱狂的な固定ファンを擁していないと思われ、CDまで手を伸ばす層も少なかったと予想できる。
また、セールスパワーに関しては、今作がベスト後一発目ということで、ファンに見切りを付けられ、著しく落ちている可能性も否定できない。
リリース形態は魂のCD1種リリース。(ただし、初回限定パッケージはあり。)
1種リリースは前作も同じだったので、数字に影響はないと思われる。
今作の結果だけでどちらかと結論を出すことは難しい。
次のシングルで①なのか②なのかの判断はできると思われる。
第6位 絆 -KIZUNA- -長渕剛
長渕剛の43枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。
これで8作連続のTOP10入り。
初動売上げは1.2万枚。前作『俺たちのニライカナイ』の初動1.4万枚からダウン。
これで3作連続で初動ダウン。
ユニバーサル移籍後一発目のアルバムのあと、下げ止まらなくなっている。
今作のタイアップは映画「エクスペンダブルズ」の日本版主題歌というもの。
過去の傾向からしてこの「日本版主題歌」というタイアップにはほぼ効果がないはず。
また、前作はDVDが付いていたが今回はCDのみで1種リリース。
そのあたりもダウンに影響しているのは間違いない。
昨年の春ごろまではシングルも高い位置で安定しており、このキャリアでこの数字は凄いと当ブログでも取り上げたのだが、ここにきて一気にガタガタっときている。
早いうちに回復させたいところだが、なかなか新規ファンを獲得するのは難しいタイプだと思われる。
果たして、色々お騒がせ中のユニバーサルが取る手段は何だろう。
非公式のベスト盤だろうか。
第7位 Sing Forever -平井堅
平井堅の32枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。
約1年ぶりのシングルで、TOP10入りは3作連続。
初動売上げは1.2万枚。
前作『僕は君に恋をする』の初動3.0万枚から半減以下にダウン
前作は映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」主題歌で、かなりの躍進を見せていた。
そこから一転、今回はそれといったタイアップはなしで、前々作『CANDY』の初動1.0万枚とほぼ同じラインまで落ちてきた。
基本的にタイアップや曲調によって大きく数字を上下させるタイプであり、今回は「下」。
15周年記念2ヵ月連続シングルの第1弾という銘打ちがあるため、「記念」にしては物寂しく見えるが、かなり順当な結果といえる。
リリース形態はCD EXTRAの有無で2種リリース。初回盤を買えば音源・映像はすべて揃う。
先述した通り、今作は2ヵ月連続シングルの第1弾であり、翌月には第2弾のリリースが決定している。
そちらは映画主題歌かつバラードとなっているので、売上回復に期待ができそうだ。
果たしてどうなるだろうか。
第8位 Ready to be a lady -GIRL NEXT DOOR
GIRL NEXT DOORの9枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。
9作連続のTOP10入り。
初動売上げは0.9万枚。前作『Freedom』の初動0.9万枚から変化なし。
前作に続き、初動1万割れでラッキーTOP10入り。
初動3.1万枚ながら週間1位を獲得した『Infinity』のあと、ガクガクッと3連続ダウンし、今回何とか下げ止まり。
しかし、何とか下げ止めたといった印象に近い。
それはリリース形態の強(狂)化による。
今作のリリース形態は全3種リリース。前作は2種だった。
また、3種の内容が【MUSIC VIDEO&オフショット盤】、【ライヴ映像盤】、【CDのみ】となっており、複数買い促進商法に手を出している。
購入で全音源・映像をコンプするには絶対に2枚買わなくてはならない仕様にもかかわらず、1枚購入でコンプできた前作と数字が同じというのは厳しい。
数字上は変化なしだが、状況は悪化していると言わざるを得ない結果となってしまった。
第9位 ヘビーローテーション -AKB48
前週の8位から1ランクダウン。
なんと8/18の発売から2ヵ月経ってまだTOP10を果たしている。
9週連続TOP20入り。
イベント効果などがあるとはいえども、数年前まで2週目に上位から消え失せることで有名だったAKB48がここまでのロングヒットを出すとは。
週間売上げは0.9万枚。
前週の0.7万枚からここにきて再び上昇。
この驚異的なロングヒットにより、累積は67.7万枚を突破。
現在、年間1位、2位を独占している嵐の2作との差もついに約2万枚まで縮まっており、このペースを売上を重ねれば、ひと月後には大逆転が起こる可能性がある。
あの無敵と思われた嵐をひっくり返す相手が出てくるなんて、今年のはじめに誰が予想しただろうか。
また、ツイッター上に挙げておいたが、今週発売の新曲『Beginner』も大変なことになっている。
もしかすると、年間チャート1、2フィニッシュなんて展開もありえる。
年末にかけてシングルは年間チャートが面白くなってきそうだ。
~今日のふといいなぁ~
えにし by スピッツ
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