AKB48、圧倒的勢いで2010年を締めくくる!
今頃、去年の「紅白」見てますが、
小林幸子のあれは「衣装」なのかな。
さて、本日もチャートチェックからスタート。
前回記事で12/13付チャートを見終わったので、本日は12/20付チャートに突入です。
まずはいつもどおり、シングルチャートからチェック。
この週は昨年の顔となったあの大所帯アイドルグループの2010年ラストシングルが登場。
いつもとリリース条件が違うにもかかわらず、最後を締めくくるに相応しい勢いを見せた作品を要チェック!
ではでは、さっそく…
12/13付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 チャンスの順番 -AKB48
AKB48の19枚目のシングルが初登場で1位を獲得!
これで6作連続、通算6作目の1位獲得となる。
初動売上げは59.7万枚!!
前作『Beginner』の初動82.7万枚から-20万枚以上の大幅ダウンではあるが、ここでまたとんでもない数字を叩き出してきた。
これで『ポニーテールとシュシュ』から4作連続での初動50万枚超え。
これはソロを含めた女性アーティスト・アイドル歴代最高記録となる金字塔。
今作は2010年秋に開催されて話題となった「じゃんけん選抜」の結果が反映されたメンバーによるシングル。
したがって、メンバーは「運」で選ばれており、2010年初夏に行われた「総選挙」で上位となったいつもの人気メンバーはほぼ選抜漏れ。
半数が初選抜入りのメンバーとなっている。
なお、前作『Beginner』に続き選抜入りを果たしたのは小嶋陽菜、高城亜樹、前田敦子、河西智美の4名だけである。
固定ファンが命のアイドルにとって、人気の低いメンバーを前面に押し出すこのやり方はかなりの痛手ではあるが、カップリングではいつもの人気メンバーによるクリスマスソングをしっかり収録しており、ダメージを軽減。
また、もう1曲のカップリングには初のチームごとの楽曲が収録され、今回デビュー以来はじめて通常盤が3形態出ている。
今作のリリース形態は、その3種の通常盤(CD+DVD)と劇場盤(CDのみ)で計4種リリース。
それもただ単に4種出ているのではなく、今回は劇場盤にも研究生による新曲を収録し、なんと4種すべてで収録内容が異なっている。
また、それに紐付き通常盤付属のDVDの内容も3種すべて異なっているという鬼仕様。
購入で全音源・全映像をコンプリートするためには絶対に4枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法となっている。
ちなみに、前作は全5種出ていたが、うち4種は握手会参加券封入の初回プレスと否封入通常盤の2パターン×2種という内容で、かつ劇場盤にのみ収録の新曲はなし。
よって、全音源と全映像は2種買えばすべて揃う仕様だった。
パッケージ数は1種減ったものの、複数買い促進度は倍に上がっており、人気メンバー不在の穴は商法で埋めたようなかたちになる。
また、得意のイベント商法も前作から少し変化し、今作では初回プレスを購入した全員が参加できるいつもの握手会は行われず、抽選制となっている。
この1年余りであまりにファンが増えすぎたための措置と思われるが、買えば買うだけ握手できた前作までと違い、ファンの大量買い意欲は少し減った可能性が高い。
(ただし、劇場盤購入者向けの握手会はこれまで通り開催)
人気メンバー不足&握手会抽選制というマイナス要素と、商法強化のプラス要素がごちゃごちゃに入り混じった結果が今回の初動売上げ。
前作から20万以上落としても、この初動59.7万枚という数字は無茶苦茶な数字だということを今一度加筆しておきたい。
なお、これで2010年のシングル初動売上ランキングはAKB48が1、2フィニッシュとなった。
無敵。
第2位 Last Song -Girls Dead Monster starring marina
第3位 一番の宝物~Yui final ver.~ -Girls Dead Monster starring LiSA
TBS系アニメ「Angel Beats!」の登場人物によるガールズロックバンド、「Girls Dead Monster」のシングルが2位と3位にそれぞれ初登場。
これまで「Girls Dead Monster」名義で3枚のシングルと1枚のアルバムをリリースしているが、これがラストシングルとなる。
2枚同時リリース。
初動売上げは3.51万枚と3.49万枚。
前作『Little Braver』の初動3.9万枚からダウン。
2枚の売上に約300枚しか差がなく、購入者はほぼ2枚とも買っていると思われる。
アニメイトでは2枚同時購入者に「収納BOX」がプレゼントされたようなので、その関係もあるだろう。
そもそも「Angel Beats!」が「けいおん!」のようなバンド主体のアニメではなく、バンドはあくまで劇中で数回出るだけ。
そして、何より肝心のアニメはとっくの昔、6月に放映終了している。
それでも、2枚同時リリースでともに3.5万枚も出してくるのだから、圧巻の人気だといえる。
リリース形態は2枚とも、魂のCD1種リリース。
「保管用購入」以外は複数買いがほぼ発生しない売り方。
それでも、この数字。
2010年のアニメ関連はこの「Angel Beats!」と「けいおん!」がチャートを大いに盛り上げてくれた。
残念ながら「Girls Dead Monster」はこれがラストと宣言されているが、2011年はいったいどんなアニメが台頭してくるのだろうか。
アイドルと並んでここ数年で一気にチャート上位の常連となっているアニメ関連作。
現在のチャートを見るうえで、絶対に注目しなくてはならないポイントなので、当ブログでも積極的に扱っていこうと思う。
~今日のふといいなぁ~
祭りのあと by 桑田佳祐
今宵、月が見えずとも by ポルノグラフィティ
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コメント
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桑田圭祐の祭りのあと・・・いいですよねぇ・・・(しみじみ)
投稿: おひょい | 2011年1月 9日 (日) 01時49分
おひょいさん、コメント有難うございます。
今年もよろしくお願いします。
「祭りのあと」最高です。紅白観てから、「TOP OF THE POPS」聴きまくりです。
桑田さんのNEWアルバム「MUSICMAN」、とっても楽しみですね!
投稿: Yasai (管理人) | 2011年1月15日 (土) 15時19分