東方神起2人での再始動シングルが1位! 板野ソロも売上爆発!
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で1/31付チャートを見終わったので、本日からは2/7付チャートに突入。
まずはいつも通り、シングルチャートからチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
2/7付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 Why? (Keep Your Head Down) -東方神起
約1年前に活動休止した東方神起がユンホとチャンミンの2人体制で活動再開。
復活第1弾シングルが初登場で1位を獲得!
「東方神起」名義では、これで3作連続の1位獲得となる。
初動売上げは23.1万枚!前作『時ヲ止メテ』の初動19.5万枚から上昇
なんと5人でのリリースだった前作を上回る売上を叩き出してきた。
また、この初動23.1万枚は海外アーティスト史上2番目の好記録。
※海外アーティスト最高初動は同じく東方神起の『BREAK OUT!』で初動25.6万枚。
また、自身の持つ海外アーティスト歴代1位記録であるシングル首位獲得作品数を「9作」に更新した。
昨年ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が「JJY」名義、「JYJ」名義、ソロ等で活動していたが、どれも一般人には何だかよくわからないまま終息。
事務所に残っていたのが今回のユンホとチャンミンだが、この2人にここまでの数字を叩き出すほどの人気があるとは考えにくい。(5人の前作が19.5万枚)
「東方神起」という名義に反応して先述の3人のファンも動いている可能性が高い。
特別2人のファンでなくても「東方神起」のファンだという層が存在するのだろうか。
フラゲ日、リリース日には代々木第一体育館で「SMTOWN LIVE in TOKYO」が開催されており、そこでの即売分も含まれていると思うが、それだって数千枚がいいところ。
ここまで数字が高騰する理由にはならない。謎の売上爆発である。
今作はフジ系ドラマ「美しい隣人」の主題歌となっており、そのタイアップ効果も若干ありそうだが、売上は極端に初日に固まっている。
ドラマ効果というよりは、やはり固定ファンによる購買が多くを占めているのは明白。
でも、その固定ファンがどういった層なのかがよくわからない。
リリース形態は一般流通で、DVD有無の2種リリースで、ファンクラブ「Bigeast」盤が1種で合計3種リリース。
ただ、これは前作でも同じだったので上昇要因にはならない。
謎の多い数字高騰ではあるが、ハンパない数字であることは確か。
東方神起ファンの底力は未知である。
第2位 Dear J -板野友美
AKB48の中心メンバー、「ともちん」こと板野友美のソロデビューシングルが初登場で2位にランクイン。
メディアで「AKB初のソロデビュー」と紹介されることが多いが、それは厳密には間違いであり、過去に大堀恵や増田有華がソロでCDをリリースしている。
正確には、本人名義でかつ秋元康プロデュースでのソロデビューがAKB初となる。
初動売上げは16.3万枚!
昨年の総選挙4位の人気は凄まじく、これまでの派生ユニット、姉妹ユニット含めたAKB48関連作における最高初動をマークすることに。(2/7付時点)
1人で16.3万枚って…AKB本体の売上の5分の1くらいに匹敵し、かなり強烈な数字である。
どれだけ凄いかというと…
女性ソロのシングル初動15万枚超はドラマ「花より男子」効果でヒットした、07年春の宇多田ヒカル『Flavor Of Life』以来、約4年ぶりの快挙となる。
それだけ女性ソロのヒットというのは出にくい。そんな中での初動16.3万枚。凄すぎる。
AKBで活動しながらファッションモデルとしても活動し、女性誌にも多く登場しているからか、もともと同姓の支持が高く、昨年は1人「いってみヨーカドー」でCM出演もしていた。
そういった背景があるので、AKB本体のCDは買わないが、ソロなら買うという板野単独のファンが存在していると思われる。
また、彼女は「サマンサタバサ」のイメージモデルにも就任しており、そこから今作は同社の「Samantha Vega」CMソングにも起用され、街中にはコラボ広告が掲げられていた。
そういったことからも、板野単独ファンは同姓が多いと思われる。
同姓を味方にできると、女性アイドルは強い。
ただ、ここまで数字が高騰したのは上記の理由だけではなく、商法がかなりキツめだからということを忘れてはならない。
リリース形態は劇場盤含めて全4種リリース。
一般流通の3種はすべてDVD付きですべて内容が異なる。
また、劇場版含め4種すべてでカップリングが異なるという極悪複数買い促進商法。
全音源・映像を購入でコンプリートするためには絶対に4枚買わなくてはならない仕様。
AKB本体が最近はこの商法だが、派生ユニットでここまでの商法を使うのは初。
さらに、ここにAKB勢お得意のイベント商法ももちろんスタンバイ。
一般流通盤には新木場STUDIO COASTでのイベント参加応募券封入。
劇場盤にはパシフィコ横浜で開催の劇場盤発売記念の握手会参加券封入しており、その握手会にはなぜか板野以外のメンバーも参加。
これが今回の数字高騰の原因のひとつだと思われる。
他のメンバーは河西智美、宮崎美穂など5名。
参加メンバーは発売日の前々日に発表されているので、板野以外を推しているファンも今作の劇場盤を購入している可能性が高い。
つまり、ソロシングルでありながら、インセンティブは他5名のファンにも送っており、実際のところ板野の力だけで叩き出した数字ではないと捉えていいだろう。
板野以外のメンバーはどんな気持ちで参加したんだろうか…。
何はともあれ、この数字で1位を取れなかったのは不運としか言いようがない。
現在のチャート水準を考えると、このまま今作が2011年最強の2位になる可能性がある。
第3位 It's My Life/Your Heaven -YUI
YUIの18枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
これで14作連続TOP10入り。
初動売上げは7.0万枚。前作『Rain』の初動6.8万枚から微増。
前作がドラマ「パーフェクト・リポート」主題歌で、今作は「ユーキャン」CMソングとSONYウォークマン「キミの知らない音 project」CMソングのダブルタイアップとなっている。
「ユーキャン」はここ最近のCMタイアップの中では過去に大橋卓弥やファンモンのヒットを生んでいる良質なタイアップ。
ここ最近効果が出にくくなっているドラマタイアップよりも効果があった様子。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違い等はなし。
普通の週なら1位を狙える数字だったが、あまりにも相手が悪すぎた。
~今日のふといいなぁ~NOT FOUND by Mr.Children
Shower by B'z
« 「ボーカロイド」作品、史上2作目の週間1位獲得! | トップページ | 市場の変化を無視?DIR EN GREYが25作連続TOP10入り! »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント