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2011年3月の記事

2011年3月27日 (日)

遊助がアルバム初の1位も売上は"マジ勘弁"状態に…

本日はいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事で2/14付のシングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートをチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

2/14付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 あの‥夢もてますケド。 -遊助

あの・・夢もてますケド。

「遊助」こと上地雄輔の2枚目のアルバムが初登場で1位を獲得!

前回は安室奈美恵と発売日が被ってしまい、2位に終わっていたので、これがこの名義でのアルバム初の1位ということになる。
 

初動売上げは7.9万枚

前作「あの・・こんなんできましたケド。」の初動16.7万枚から半減以下になる暴落

 
シングルがデビュー曲『ひまわり』から今作収録の最新シングル『ひと』まで、初動が6連続でダウンするという事態になっていた。

暴落系とかマジ勘弁だったかもしれないが、アルバムのダウンは完全に想定の範囲内。

ただ、シングルはまだおよそ6万は出ているので、もう少し踏ん張りたかったところか。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリースだが、CDの収録曲が2種で異なっている。

全音源と映像を購入でコンプするには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法

とはいっても、ジャニーズアイドルほどファンも狂信的ではなさそうなので、効果はそこまで爆発的には出ていないと思われる。

 
大きなダウンになったものの、他のヘキサゴン系は見てられないレベルまで沈んでいるので、チャートで1位を取れるような数字を出せているこの人の人気はやはり頭ひとつ飛び抜けているということか。

 
第2位 ガールズトーク -KARA

ガールズトーク

昨年の11月下旬リリースの作品が前週の4位から2ランクアップでTOP3返り咲き。

週間売上げは1.6万枚。前週の2.0万枚からダウン。

売上は下がっているが、周りの売上水準が低すぎたため順位は上がった。

 
この頃、「解散」「不仲説」などが連日ワイドショーを賑わせており、かなりのプロモーションになっていた。

その効果で売上はかなりキープされている。

 
そして、この週をもってついに累積が30万枚を突破。(31.3万枚)

海外の女性グループによるアルバムの30万枚突破は、2005年のデスティニーズ・チャイルド以来、5年3ヶ月ぶりの快挙となる。

ここまでの勢いは少女時代よりもKARAのほうが上になっているが、今年はどうなるんだろう。

 
第3位 Fantasia of Life Stripe -flumpool

Fantasia of Life Stripe (ファンタジア オブ ライフ ストライプ)

前週の2位から1ランクダウン。

週間売上げは1.5万枚

前週の初動8.1万枚から大幅ダウン。

まったく粘りを感じさせないチャートアクションとなり、2週で10万枚に届かず。

 
前作は初動9万枚から翌週(年始の2週合算週)で4.4万枚出していた。

今回のほうが下落が早いのは明らかで、すでにファンが固定化してライト層に訴求できなくなっているかのような推移である。

 
以下、ピックアップ。

第9位 westview -MONKEY MAJIK

westview

MONKEY MAJIKの通算6枚目のオリジナルアルバムが初登場で9位にランクイン。

これで5作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは0.9万枚

前作はベスト盤「MONKEY MAJIK BEST ~10 Years & Forever~」で初動3.1万枚だったので、大きくダウン。

「ベストからのダウンは仕方がない」と捉えがちだが、実はこのベストはオリジナルを大きく下回る成績になっていた。
 

オリジナル盤だった前々作「TIME」は初動5.0万枚

よって、オリジナルで比較するとなんと一気に5分の1以下になってしまったことになる。

  
前作のベスト盤以降、新曲含む「ぬらりひょんの孫オープニングテーマEP」という企画盤は出ていたが、通常のシングルはなし。

なお、この企画盤はファンが付いてこれなかったようで、初動2502枚と厳しい結果になっていた。
 

もともとシングルはあまり強くなく、その分アルバムが強い彼らだが、さすがにこの企画盤1枚ではライト層を引っ張れなかった様子。

また、前作のベスト盤が固定ファンに見切りを付けさせるトリガーになってしまったのはこの暴落をみると明らかである。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数買いさせる要素はなし。

心配なのはやはりベスト盤による固定ファン離れの影響で、新規ファンを付けないとこのままズルズルいってしまう可能性が高い。

起死回生の手はあるのだろうか。
 

 
~今日のふといいなぁ~
キャノンボール  by 中村一義

覆面ガールズユニットClariSが躍進!

さっきやってたCDTVでの「再始動してほしいバンド・グループ」TOP10。

まさか2位がZONEで、
 

1位が…

まさかの…
 

SHAM SHADE!w

なんか裏で動いた感 違和感があるけど、SHAM SHADEの名前がメディアで流れることが嬉しい。

あのギターテク。

 
 
さて、雑談はそれくらいにして、さっそくチャートチェックへ。

前回記事で2/14付シングルチャートの4位までを見終わったので、本日は5位以降をチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

2/14付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!
 

第5位 コネクト  -ClariS

コネクト(初回生産限定盤)(DVD付)

北海道在住の現役女子中学生2人組ユニット、ClariSの2枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

もともと「ニコニコ動画」で「アリス☆クララ」として活動していたユニットで、「学業優先」のため覆面ユニットとなっている。

デビューシングルである前作に続き、2作連続のTOP10入り。

5位は自己最高位となる。
 

初動売上げは2.5万枚。前作『irony』の初動1.4万枚から大幅増

前作時でも一部を除いては完全に無名のユニットであるため、いきなりのチャート上位登場が話題となったが、今回はそこからさらに一気に数字を上昇させてきた。
 

前作に引き続き、今回もアニメタイアップがついており、前作は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」OPで、今回は「魔法少女まどか☆マギカ」OPとなっている。

単純に、アニメ人気もしくはファンの熱狂度が今回のアニメのほうが大きいのか。

それとも、ClariS自体の人気・注目度が上がったのか。

 
覆面ユニットのデビュー曲がいきなりのTOP10入りということでメディアに取り上げられていたことを考えると、後者の可能性も高い。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【アニメ盤】で計3種リリース

アニメ盤にのみ、タイトル曲のTVサイズを収録している。

全音源・映像を購入でコンプリートするためには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法。前作とほぼ同じ商法。

 
なお、所属事務所は過去にZONEなどが在籍していたランタイム。

現状、元ZONEメンバーはこんなチャート上位に顔を見せることはないので、ランタイム最強のアーティストとなっている。
 

第6位 Dear J -板野友美

【特典生写真なし】Dear J(Type-A)(DVD付)

前週の2位から4ランクダウン。

週間売上げは2.4万枚

前週の初動16.3万枚から大幅ダウン

一気に7分の1。

まぁ、これくらいのダウンはアイドルなので致し方ないところか。

 
累積は2週で18.7万枚

AKB48からの派生ユニット、ソロデビューとして過去最高の勢いである。

  
第7位 Why?(Keep Your Head Down)  -東方神起

Why? (Keep Your Head Down) (ジャケットB)

前週の1位から6ランクダウン。

週間売上げは2.4万枚。前週の初動23.1万枚から大幅ダウン

上の板野友美も急降下ではあるが、こちらは一気に10分の1近くまで数字を落とす大暴落。

 
下落率からして初週に熱狂的な固定ファンが一通り買い終えて、2週目以降は初週に買いそびれたファンが動くといった感じ。

ドラマタイアップがついているがライト層はほぼ手を出していないと思われる。

 
それでも累積は25.5万枚を突破。

AKBか嵐が数年前の倖田來未みたいなご乱心リリースをしなければ、年間TOP20入りは堅い。
 

第8位 インモラリスト -堀江由衣

インモラリスト(通常盤)

声優、堀江由衣の通算14枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

前作から約1年半ぶりのリリース。

また、シングルのTOP10入りは約2年ぶりとなる。
 

初動売上げは1.4万枚。前作『YAHHO!!』の初動1.0万枚から上昇。

アニメ「ドラゴンクライシス」OPテーマが効いたのか。

それとも、前作のアニメ「かなめも」EDテーマが効果低かったのか。

 
約2年前の前々作が今作とほぼ同じ数字だったので、リリースペースがゆったりの割にはセールスパワーは衰えていない様子。

やはり声優についている固定ファンは強固である。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

強固ファンが付いているが、売り方は複数買いを促すようなタイプではなく、一般的なもの。

 
つまりはパッケージを増やせば数字はまだ伸びる可能性があるということ。

まぁ、現状これだけの数字を出せるのなら、ここまでのキャリアになってそこまでガツガツする必要はないのかも。

なお、タイトル曲は清竜人の楽曲提供となっている。 
 

第9位 雑草のうた -Buono!

雑草のうた

ハロプロ系アイドルユニット、Buono!の11枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

ポニーキャニオンからZETIMAへ移籍しての第1弾シングルとなる。

TOP10入りは11作連続11作目。
 

初動売上げは1.3万枚。前作『Our Songs』の初動1.3万枚と変わらず。

アニメ「しゅごキャラ!」のテーマソングを歌うために結成されたユニットだったが、そのアニメが昨年終了

それを期に、ポニーキャニオンでこれまでのテーマソングを総括するベスト盤をリリース。

もとの結成目的がなくなってしまったがレコード会社を移籍し、活動は継続となった。
 

今回はノンタイアップでのシングルリリースとなったが、数字に変動なし。

となると、逆に前作までの「しゅごキャラ」系タイアップの効果って…。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

収録曲に違いはないが、ともに恒例の「イベント抽選シリアルナンバーカード」封入。

 
同じ女性アイドルのAKB勢と比べるとパッケージ数的にも内容的にも商法は緩い。

Buono!に限らず、ここ最近のハロプロ系は商法に手抜き感がある。

他のアイドル勢の商法があくどすぎるのかもしれないが、これでは置いていかれてしまうのも仕方ない気が…。
 

第10位 白いマフラー -DEEP

白いマフラー(DVD付)(ジャケットA)

DEEPの5枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

これで2作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.3万枚。前作『未来への扉』の初動1.4万枚から微減。

前作はドラマ「医龍 Team Medical Dragon3」主題歌だった。

それに対し今回はバラエティ番組のタイアップで、効果が明らかに前回のほうが大きかったと思われるが、数字はそこまで変わらず。

それどころか、今回はアルバムのリリースを2週間後に控えた先行シングル。

大きくダウンしても不思議じゃないリリース条件なので、ここでのキープは結構凄い。

 
人気が上がっているのか、それとも固定ファンが1万台前半くらいで固まりつつあるのか。

あまり巷でDEEPというが話題になっているような感じはないので、何となく後者の気がする。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数枚買わせる仕様ではない。

MVには長澤まさみと南圭介が出演しているので、それ目当てで長澤ないしは南のファンも動いているとすると、DEEP自体の人気が上がっている可能性はかなり低いことになる。

 
~今日のふといいなぁ~
カロン by ねごと
Forget-me-not by 清水翔太

2011年3月23日 (水)

KAT-TUN、デビュー以来初の初動20万割れに

仕事が始まりました。

3月は人事にとって繁忙期なので、また更新ペースは元に戻ってしまうかと思いますが、温かく見守っていただけると幸いです。

 
さて、すぐにチャートチェック開始です。

前回記事で2/7付チャートを見終わったので、本日からは2/14付チャートに突入。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェックしていきます。
  

ではでは、さっそく…

2/14付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 ULTIMATE WHEELS -KAT-TUN

Kat

KAT-TUNの14枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これでデビューから続く連続1位記録を「14作」に更新。
 

初動売上げは18.1万枚。前作『CHANGE UR WORLD』の初動23.1万枚から大幅減

ここにきて、デビュー以来の自己最低初動を更新してしまう不調ぶり。

これまで初動が10万台になったことはなかった。

 
グループ内でトップクラスの人気を誇っていた赤西仁がレコーディングに不参加となった前々作『Going!』で一気に数字を落としていたが、前作では粘っていた。

なので、赤西なしでも20万台前半は出せるのかと思っていたが、今回赤西不在3作目にしてブレーキが効かなくなったように一気にダウン。
 

タイアップはスズキ「ソリオ」CMソングで、昨年からかなりオンエアされていたが、ジャニーズはタイアップでライト層を引っ張ることはほぼできない。

結局、いつもの固定ファンのみの動きとなっている様子。

 
リリース形態は前作と同じく、【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が2種で全3種リリース

ただ、若干内容は異なっており、前回はDVD付にカップリングは収録されてなかったが、今回は3種すべてに異なるカップリング曲が収録されている。

どちらにせよ、前作も今作も、全音源・映像を購入でコンプするには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
商法はほとんど変わっていないが、数字が下がっている深刻な状況。

数年前はジャニーズの中でも嵐に次ぐ2番手だったが、初動が20万を割るとなると、ここ数作25万前後を立て続けに出している関ジャニ∞に完全に抜かれたことになる。

赤西がいた初動30万台はほぼ不可能だが、何とか前作までの20万前半ラインまでは戻しておきたいところだ。
 

第2位 バレンタイン・キッス -渡り廊下走り隊7

バレンタイン・キッス(初回盤A)

AKB48の派生ユニット、渡り廊下走り隊7のシングルが初登場で2位にランクイン。

今作から岩佐美咲と小森美果をメンバーに追加し、7人体制に。名義にも「7」が追加。

渡り廊下走り隊のシングルから通算すると、7枚目のシングルとなる。
  

初動売上げは9.5万枚。渡り廊下走り隊の前作『ギュッ』の初動3.8万枚から2倍以上になる大幅上昇

自己最高初動となる。

AKB派生ユニットの勢いがとまらない

 
メンバーが2人増えたので、単純にそこに付いてくるファンが2人分増えているのと、言うまでもなくAKB本体の人気が過熱しているので、渡辺麻友をはじめとする元の5人のファンも増えていると思われる。

また、今作はAKBと同じく秋元康プロデュースだった国生さゆりwithおニャン子クラブによる1986年『バレンタイン・キッス』のカバー。

楽曲の世間での認知度は半端ないものがありながら、このユニットのファン層のひとつと思われる小中学生女子はそこまでオリジナルを知らないこともあり、変な先入観なく、聴き慣れた曲を購入するという珍しいパターンにはまったか。

 
加えて、今作では若干商法が強(狂)化されている。

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

2種のDVDは内容が異なり、なんと今回は3枚すべてカップリング曲が異なっている。

全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
前作は今作よりも1種多い全4種リリースだったが、収録曲に違いはなかった。

前回はDVD付が3種もあったが、音源は1枚で揃うため、ファンの中には自分の推しメンが出てるDVDのパッケージだけを買う層もいた可能性が高い。

今回はそうはいかない。

 
今作もいつも通り、イベント参加抽選シリアルナンバーカード封入でAKBお得意のイベント商法は健在。

また、これまたいつも通り、トレカをランダム封入している。
 

ファンが複数枚買いたくなる要素をいろいろと散りばめており、実際についているファンの数は想定しにくいが、商法の違いだけでここまでの伸びになることはありえないので、人気がアップしているのは間違いないだろう。

なお、偶然にも、国生さゆりのオリジナル盤も初動9.5万枚で、25年の時を経てまったく同じスタートを切ったことになる。

 
第3位 あの娘と野菊と渡し舟 -氷川きよし

あの娘と野菊と渡し舟(Aタイプ)

氷川きよしの22枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

TOP10入りは14作連続通算18作目。
 

初動売上げは5.9万枚。前作『虹色のバイヨン』の初動6.6万枚からダウン。

ここにきて連続ダウン。

 
前々作で演歌界では前代未聞のカップリング違いの複数商法に手を染め、一気に数字を跳ね上げていたが、前回早くもダウンし、今回も同じ2種リリースだったが下げ止まらず。

結局、カップリング違いの2種リリースに手を染める前の水準を下回ってしまっている。

これはいったい…。
 

ただ、この人はライヴが開催されるたびに不自然なほどの急上昇を見せるので、長期的に見ると初動はそこまで重要じゃなかったりする。

ちなみに、前作も初動は6.6万枚ながら、累積では17万枚を超えている。

ロングヒットしているわけではなく、即売効果なのかコンサートのたびに前日の6倍くらいに数字を爆発させるので、それによる伸びである。

 
もしかすると、こういった即売があることをわかってきたファンが発売週には買わず、コンサート会場で買うために買い控えている可能性も。

なお、今回は発売週にコンサートと発売記念イベントを開催。

土日での急落を見ても、それらの効果が大きいのは明らかである。

Anoko

 
第4位 POP DIVA -倖田來未

POP DIVA【ジャケットA】

倖田來未の49枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

TOP10入りは13作連続となる。
 

初動売上げは3.3万枚

前作『好きで、好きで、好きで。/あなただけが』の初動5.4万枚から大幅ダウン

 
今作はアルバムのリリースをひと月後に控えた先行シングル。

ちょうど1年前にもアルバムの先行シングル『Can We Go Back』を出しており、その初動が3.1万枚だった。

今回はそれとほぼ同水準なので、アルバム先行でも購入するコアなファンの数は1年でほとんど変わっていない様子。
 

リリース形態は一般流通がDVD有無で2種と、mu-mo限定1種で計3種リリース。前作から変わらず。

固定ファンが結構残っているので、まだ当分TOP10は安泰だが、もう1位は週を選ばないと取れないかも。

 

~今日のふといいなぁ~
es.car  by YUI
週末Not yet by Not yet

2011年3月20日 (日)

山下初のソロアルバムが1位、flumpoolが3作連続2位に!

901記事目です。

ここからまた、1000記事に向けてコツコツと積み上げていきます。
 

本日はいきなりチャートチェックからスタート。

前回記事で2/7付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入していきます。
 

では、さっそく…

2/7付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 SUPERGOOD,SUPERBAD -山下智久

Ypj

山下智久(NEWS)の初のソロアルバムが初登場で1位を獲得!

NEWS含めると、これで5作連続の1位獲得となる。
 

初動売上げは10.2万枚

NEWSとしての前作「LIVE」の初動15.6万枚には遠く及ばない結果に。

当たり前だと思う人もいるかもしれないが、実はシングルではソロがNEWSの数字を軽く超えることもあった。

Yp

特に、CDデビューする前のKAT-TUN亀梨とドラマコラボした『青春アミーゴ』と、その流れを次いでヒットした『抱いてセニョリータ』の売上は衝撃的である。

その後、ソロ活動はストップしていたが2009年に再開。

このときも初動15万を超える高い数字を出していた。
 

しかし、これらのシングルを収録した今作は初動10万枚がやっと。

そこはやはりジャニーズアイドル。

単価が上がるアルバムは複数買いしにくいために発生する「シングル>アルバム」現象を思い切り発動させてしまった。

ミリオンシングルを収録しても、さすがに5年以上前のシングルだと、ライト層はまったく引っ張れなかった様子。
 

リリース形態はDVD有無で2種リリース。ともにCD2枚組。

また、【CDのみ】には5曲追加収録

よって、音源・映像を購入でコンプリートするためには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法となっている。

今回、ここまで伸び悩んだのは【2CD+DVD+ブックレット】が4,300円、【2CD】が3,700円という高めの値段設定も影響しているかも。

「シングル>アルバム」現象をより深刻化させた可能性がある。

シングルの数字からしても実際のファンの数は6~7万ってところか。
 

第2位 Fantasia of Life Stripe -flumpool

Fantasia of Life Stripe (ファンタジア オブ ライフ ストライプ)

flumpoolの2枚目のフルアルバム、通算3枚目のアルバムが初登場で2位にランクイン。

これでアルバムは3作連続の2位となる。
 

初動売上げは8.1万枚。前作「What's flumpool!?」の初動9.0万枚からダウン。

収録シングルの成績はリリース順に、ドラマ「ブラッディ・マンデイ シーズン2」主題歌だった『残像』が初動3.1万枚

サッカー放送タイアップだった『reboot~あきらめない詩~/流れ星』が初動3.5万枚

映画「君に届け」主題歌の『君に届け』が初動3.9万枚と着実に数字を伸ばしていたのだが、アルバムはダウン。

 
普通ならこのようにシングルが小気味よくヒットすれば、アルバムでガツンときてもいいのだが…。

シングルヒットがいまいちアーティスト人気に紐付いていない様子。

また、上記の3シングルはいずれもタイアップが強いので、もしノンタイアップだともっと下がるということだろうか。

結局、「LISMO」CMソング等で強烈メディアプッシュを仕掛けたデビューミニアルバムの初動11.1万枚を超えられず、ずるずるきてしまっている。

  
リリース形態は【2CD+ブックレット】の初回盤と【CDのみ】の通常盤で2種リリース

初回と通常で本編に収録曲違い等はないので、普通のファンは初回盤だけ買えば事足りる仕様。

 
デビューからだいぶ経つし、この後はある程度ファンが固定化されてしまって、固定ファンほぼゼロでライト層を引っ張ったデビュー作を超えられない可能性が高いが。

果たして、アミューズの次の一手は?

 
第3位 THE RED MAGIC -AK-69

THE RED MAGIC

インディーズのラッパー、AK-69の7枚目のアルバムが初登場で3位にランクイン。

週間3位は自己最高位。TOP10入りは2作目となる。
 

初動売上げは2.7万枚

前オリジナル盤「THE CARTEL FROM STREETS」の初動1.5万枚から大幅上昇。

前作がいきなりTOP10ヒットとなっていたが、今回はさらにそこから上昇し、一気に順位は3位まで昇り、売上も2万台後半まで伸ばしてきた。

 
実は昨年、約3年ぶりにリリースされたシングル『PUBLIC ENEMY』が初動で1.4万枚も出していた(順位は高レベル週にぶつかり13位)。

また、「レコチョク」ユーザーを対象とした「神だと思うラッパーランキング」では、あのKREVAを抑えて1位になるなど、ちょこちょこ名前を見るようにもなっていた。

そういった勢いそのままにアルバムも急上昇となった。

 
過去に倖田來未のアルバムに参加したことがあるが、直近で大物とコラボなんかもしてないし、どこでそんなに人気・知名度が上がったのかは不明。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲に違い等はなし。

ここからさらに伸ばしてくるのだろうか。

次のアイテムはおそらくシングルだと思うが、そのチャートアクションには注目したいところだ。
 

余談だが、CDジャケットを見てEXILEのATSUSHIと間違えて購入したEXILEファンはいないと思われる。

 
以下、ピックアップ。

第6位 MAGAZINE -黒木メイサ

MAGAZINE

女優、黒木メイサの1stフルアルバムが初登場で6位にランクイン。

ミニアルバムを2作出しているが、フルアルバムはこれが初。

6位は自己最高位。

 
初動売上げは1.6万枚。前作「ATTITUDE」の初動0.6万枚から倍以上の大上昇。

先行シングルが連続で上昇し、徐々に歌手業も認知されかけてきたかというタイミングでのアルバムということで一気に上昇した。

 
もともと俳優から歌手という流れだと、人気・売上の絶頂はスタート時になることが多いが、彼女の場合はデビューミニアルバムでそこそこヒットのあとは一度沈んでいるので、ここで再び盛り返すのはなかなか珍しい。

というか、こういったヒットを生むのは難しいのでレコード会社側がうまくやったなといった印象。
 

ただし、商法はややキツめ。

リリース形態はアルバムタイトルにちなんで、「マガジン仕様」となっている初回盤2種と通常盤の計3種リリース

「マガジン仕様」はハードカバーの写真集付で、初回盤2種のDVDは内容が異なる。(PV集とライブ映像)

全音源・映像をコンプリートするためには絶対に2枚以上買わなくてはならない、わかりやすい複数買い促進商法

 
ただ、初回盤は単価が4,200円もするので、そこまで複数買いしているファンはいないかも。

果たして、ここから柴咲コウのように息の長いアーティストになれるのだろうか。

 
~今日のふといいなぁ~
何度でも  by DREAMS COME TRUE
桜の木になろう  by AKB48

2011年3月19日 (土)

900記事達成記念は「一期一枚」!

まだ毎日地震関連のニュースがメディアを駆け巡る中、

ついにきました、900記事目

  
コツコツと積み上げてきた駄文たちもとうとう900になりました。

駄文も積もれば山となる。

 
800記事目が昨年の7月なので、100記事上げるのに8ヵ月弱かかっていることに。

更新停滞ばかりですみません。
 

でも、温かく見守ってくれている方々のおかげでアクセス数は350,000を突破しました。

これからもできる限り、音楽チャートをわかりやすく、メディアでは報道されない裏側を、綴っていこうと思いますので、宜しくお願い致します。

 
 
さて、本日は記念すべき900記事目ということで、私を支えてくれている音楽への敬意を表して、あのコーナーを。

 
せーの…

「 一 期 一 枚 」

のコーナー!(^O^)/

 

管理人やさいが「この一枚は一生のうちに絶対一度聴いてほしい」と思う作品を、勝手に紹介しちゃうコーナーです(恥

当ブログはこのコーナーからはじまったのでした。

てことで、8か月ぶりに自己満レビュー綴ります。

 
 
昔みたいにたらたら書かず、簡潔にまとめていきまっせ。

 
では、まずはこの作品!

 
ALMA
ACIDMAN「ALMA」

  1. 最後の国 (introduction)
  2. 風が吹く時
  3. ONE DAY
  4. DEAR FREEDOM
  5. ノエル
  6. ALMA
  7. 真っ白な夜に (instrumental)
  8. レガートの森
  9. Final Dance Scene
  10. 2145年
  11. ワンダーランド

太字はシングル収録曲

 
2002年メジャーデビューの3ピースバンド、ACIDMANの8枚目のアルバム。

過去に、2枚目のアルバム「Loop」も取り上げたことがあるんですが、今作もガツンときました。
 

introductonの『最後の国』で穏やかにはじまる今作ですが、#2『風が吹く時』で一気にロックスイッチオン!

#2『風が吹く時』はACIDMANお得意の疾走感溢れるロックナンバー。

大木さんのサビでの力強いヴォーカルで一気に引き込まれます。

 
続く、ロックナンバー#2『ONE DAY』でさらに勢いを加速させ、シングル曲『DEAR FREEDOM』へ。

 
#4『DEAR FREEDOM』はdocomo「Xperia」のCMにも起用された楽曲。聴いたことがある人も多いのでは。

キャッチーで本当に簡単なメロディなのに、これだけずっしりとした音になるのは3人の演奏力の賜物としかいいようがない。

サビの唸るような大木さんのシャウトは流石の一言。かっくい。
 

#5『ノエル』はストリングスが印象的なロックバラード。

このバンドはストリングスを入れても、バンドサウンドが負けないんだよね。

負けるどころか相乗効果で一気にすごい空気を纏ってくる。
 

そこからの流れでアルバムタイトルにもなっている先行シングル『ALMA』へと続きます。

 
#6『ALMA』はACIDMANの魅力である「静」の部分を最大限に引き出したバラード。

なんで3人でこんなキラキラした音が出せるんだろうか。

サビで一気にぶわーっと涙が出そうになるこの感じ。他のバンドでは知らないこの感覚。

 
夜、この曲を聴きながら歩いていると思わず、天を見上げてしまう。

それは歌詞が宇宙を意識したものだからじゃなくて、音がそうさせる。

言葉以上に音が語りかけてくる。
 

#9『Final Dance Scene』はこれまでのACIDMANにはないタイプのダンスロックナンバーといったところかな。

電子音なしのロックバンドがダンスナンバーを演るとこうなるのかという印象。

この曲のヴォーカル、特にシャウトがこれまでの大木さんの声とはちょっと違う。

音的にもヴォーカル的にもACIDMANの新境地といった感じでこれがハマる。

 
 
そして、ここからアルバムはクライマックスへと向かう。
 

#10『2145年』はMVも制作されている、繊細な歌詞とメロディが印象的なバラードナンバー。

美しすぎるメロディ。

そして、物語性をもったあまりに神秘的な歌詞。

その世界観はあまりに神秘的すぎてどこか恐怖さえ感じてしまう。

作詞家オオキノブオすごいぞ。
 

はじめ歌詞カードを見ずに流して聴いていたんですが、この曲だけはすぐに歌詞を追ってしまいました。

人間は「心」があったから滅亡したんだ。

だから、「心」なんかいらない。

でも、「心」を得てしまった。そんなロボットの悲しい物語。

必聴。

 
MVもパントマイマーの方が演じる「ロボット」の細かな動きが凝っていて涙腺がやられます。
 

そして、ついに最後。

壮大なバラード#11『ワンダーランド』で圧巻の締めくくり。

『2145年』から『ワンダーランド』の流れは素晴らしく、聴き終わって思わずため息をついてしまう。

 
見事。

ACIDMANは芸術を鳴らしている。

今回もそう感じることができる素晴らしい一枚でした。

収録時間もコンパクトで中だるみはいっさいしないし、非常に聴きやすい作品に仕上がっていると思います。

 
 

 
続く作品はこちら。

とげまる
スピッツ「とげまる」

  1. ビギナー
  2. 探検隊
  3. シロクマ
  4. 恋する凡人
  5. つぐみ
  6. 新月
  7. 花の写真
  8. 幻のドラゴン
  9. TRABAND
  10. 聞かせてよ
  11. えにし
  12. 若葉
  13. どんどどん
  14. 君は太陽

太字はシングル収録曲

 
言わずと知れた日本を代表するバンド、スピッツの13枚目のオリジナルアルバム。

前作「さざなみCD」から約3年ぶりの新作です。
 

もう変にごちゃごちゃ書く必要ない。

良い意味でホントいつものスピッツ

 
細かなところではセルフプロデュース作があったり、歌詞が直球になっていたり、先にライブ音源をシングルで解禁してスタジオ音源を初収録するなど、変化はたくさん散りばめられている。

でも、総じてやっぱりいつものスピッツなのです。

 
 

聴いてるだけで切なくなる草野マサムネの唯一無二のヴォーカル。

今作では#3『シロクマ』や#5『つぐみ』、#6『新月』で特に光っている。

バラードじゃないのに、泣ける歌詞でもないのに、なぜか涙が溢れてくる。

本当にずるい声。
 

そんなヴォーカルを、時に勢いづけ、時にパワーを注入し、時にそっと包み込む、安定感抜群の楽器隊。

#4『恋する凡人』、#8『幻のドラゴン』、#11『えにし』、#12『若葉』ではその真価を感じることができるはず。
 

楽曲のクオリティの高さは今更言及することでもない。

本当にブレない。
 

でも、それで凄いのは、聴いていてマンネリ感がないということ。

大概、「安定感」には決まって「マンネリ」が紐付いてくるもの。

今作には、いやスピッツにはそれがない。

 
日本の音楽シーンで確固たる立ち位置を確立しても、いまだ変わらず、瑞々しさを放ち続けている。

やろうと思ってできることではない。
 

驚いたのは、#4『恋する凡人』。

結成24年目のバンドが、ここにきて、出す曲かと思わずニンマリしてしまう。

青く若い感情がそのまま綴られた歌詞は、デビュー当時の衝動をそのまま24年間真空パックして持ってきましたよと言わんばかり。

 
今走るんだどしゃ降りの中を 明日が見えなくなっても
君のために何でもやる 意味なんてどうにでもなる
力ではもう止められない (『恋する凡人』)

 
 
20年以上続く、「いつものスピッツ」。

でも、それが一番凄いことで、それが最高。

昔、スピッツを聴いていた大人にも、スピッツ=おじさんたちというイメージしかない若者にも、絶対に聴いてほしい一枚です。

 
聴き終わると、なんだか心が軽くなった気がしますよ。

 
~今日のふといいなぁ~
2145年 by ACIDMAN
えにし by スピッツ

2011年3月18日 (金)

市場の変化を無視?DIR EN GREYが25作連続TOP10入り!

被災地のことは気になるし、思うこともあるけど、ここで綴ることではないので、本日も淡々とチャートチェックを進めます。

 
本日は前回の続きで2/7付シングルチャートを見ていきます。

前回記事でTOP3を見終わったので、本日は4位以下をチェックしていきます。

この週は2011年最初のリリースラッシュ週。

 
前回記事でチェックした、東方神起、板野友美、YUIだけでなく、それ以降も新譜がずらっと並びました。

そのためチャートの売上水準が上がっております。一気に見ていきます。
 

ではでは、さっそく…

2/7付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 
第4位 Be As One/Let's get it on -w-inds.

Be As One/Let's get it on 【通常盤】

w-inds.の29枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで7作連続TOP10入りとなる。
 

初動売上げは3.1万枚。前作『Addicted to love』の初動3.0万枚から微増。

3連続でダウンしていたが、ここで何とか下げ止まり。
 

NHKテレビ「まっつぐ~鎌倉河岸捕物控~」主題歌というよくわからないタイアップだった前作から一転、今回はわかりやすくアニメタイアップだったのが効いた様子。

 
リリース形態は内容の異なる【DVD付】が2種類と【CDのみ】が1種で合計3種リリース

前作も全3種リリースだったが、【DVD付】は1種で【CDのみ】が2種だった。
 

ただ、複数枚買わせる効果は前作のほうが上で、前作は音源と映像を購入でコンプするには絶対に3枚買わなくてはならない仕様だった。

それに対し、今回は【CDのみ】のカップリングは【DVD付】2種に収録されている曲と同じなので、2枚買えば事足りる仕様となっている。

 
収録内容では今回のほうが不利だが、実は今回は「イベント応募抽選シリアルナンバーカード」が封入されており、イベント商法に手を出している。

アニメタイアップ効果もありながら、一番効果があったのはこのイベント商法の効果なのかもしれない。

 
今回は下げ止まったが、アニメタイアップとイベント商法のダブル効果の結果なので、次回以降どちらかが欠けるとまたダウンしてしまう可能性が高い。

音楽的にはアーティスト的だが、売り方・世間のイメージがアイドルなので、中途半端な感じになっているのかもしれない。
 

第5位 バラード/君とつくる未来 -ケツメイシ

両A面ラブソング・シングル 『バラード/君とつくる未来』

ケツメイシのメジャー21枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

前作で2001年の『手紙』以来、9年ぶりにTOP10を逃していたが、今回は無事TOP10入り。

初動売上げは2.6万枚。前作『闘え!サラリーマン』の初動1.9万枚から上昇。

昨年の活動再開後、出す度に数字を下げて、前作ではついに2万割れし、さらに高レベル週に当たって連続TOP10記録まで途切れさせていたが、ここで復調。

四捨五入しないと26,243枚で、前々作『お二人Summer』の25,956枚を僅かながら上回っているので、活動再開後2番目に高い数字。

 
とはいえ、活動休止前の『出会いのかけら』は初動で6.4万枚も出ていたし、さらにその1作前の『聖なる夜に/冬物語』は11.6万枚も出ていたので、人気の下がり方が尋常じゃない。

やはり丸2年何もリリースしなかった期間でかなりファンが離れてしまったのか。
 

リリース形態は相変らず魂のCD1種リリース

どれだけ周りが複数商法乱発してても、頑なに音楽だけで勝負するその姿は見事。

この人たちのMVは面白いのが多いので、DVD付だけでも出せばそれなりに需要はありそうだけどね。
 

第6位 LOTUS -DIR EN GREY

LOTUS

DIR EN GREYのメジャー24枚目、通算26枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで25作連続のTOP10入り。この記録、実は凄くないか。
 

初動売上げは2.6万枚。前作『激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇』の初動2.7万枚から微減。

昨年はシングルのリリースはなく、1年2ヵ月ぶりのシングルとなるが、上のケツメイシとは違って数字がまったく動かない。

Deg

2003年に入ってから初動は3万を割っているが、それから8年間ほとんど数字が変わらない。超絶安定。

この8年間で音楽業界に起こった変化は言うまでもなく99%のアーティストはその影響を被ってきたが、まるでそういった流れを無視するかのような推移。

おそらく、オリコン史上最も売上が安定しているアーティストだと思われる。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作で初めて品盤の異なる2種リリースとなったが、2枚買わないと音源や映像がコンプリートできない仕様にはなっていないので、売上に影響が出ていないのだと思われる。

 
この先もずっとこのラインの売上を出していけるのであれば、いつか週間1位を獲得することもできそう。(最高位は前作で記録した2位)

それにしても、固定ファンが強固すぎないか。アイドルのファンを超えている気がする。
 

なお、参考までに、上図中で最も古い『Child pray』がチャートインした週の1位は浜崎あゆみの『H』なのだが、2週目で19.7万枚という売上だった。

現在、浜崎あゆみは初週で7万枚がやっと。

8年間で、普通はこれくらい売上のスケールが変わっていてもおかしくないので、DIRの売上固定具合はある意味異常である。
 

第7位 プラチナLover's Day -田村ゆかり

プラチナLover's Day

声優、田村ゆかりの19枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

5作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.8万枚。前作『おしえて A to Z』の初動1.4万枚から上昇。

アニメタイアップだった前作を超える売上を叩き出した。
 

リリース形態は魂のCD1種リリースだが、今回はイベント商法に手を出しており、ラジオ公開録音の「参加抽選応募ハガキ」を封入している。

おそらく、これが売上上昇の要因だと思われる。

「抽選」なので1枚買っても参加できない可能性が高いので、熱狂的なファンは複数枚購入して応募しているはずだ。
 

アイドルや声優など一部に熱狂的なファンを持つタイプは、イベント商法が本当に相性がいい。

もはやCDが売れているという感覚ではなくなってきてはいるが…。
  

余談だが、田村ゆかりもすでに35歳。

それでも、目立った路線変更はせずに今作のジャケットのような世界観でいけるのだから、これはこれで凄い。
 

第8位 放課後オーバーフロウ -ランカ・リー=中島愛

放課後オーバーフロウ

人気作品「マクロスF」関連作が初登場で8位にランクイン。

 
初動売上げは1.4万枚

この「ランカ・リー=中島愛」名義の前作は『CMランカ』で初動1.8万枚だったのでダウン。

映画「劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」主題歌だが、映画の公開は今作発売のひと月後となっている。
 

もともと驚異的な勢いでシングルもアルバムも立て続けに大ヒットさせていた「マクロスF」関連作だが、アニメ放映はとうの昔に終わっているため、やはり勢いは収束してきている様子。

リリース形態は魂のCD1種リリース。

アニメファンが相手なので複数出せばそれだけ売上は伸びそうだが、そうしないのは敢えてなのだろうか。

 
第9位 If  -フレンチ・キス

If (DVD付)(ジャケットA)[通常仕様、初回封入特典なし]

前週の2位から7ランクダウン。

週間売上げは1.44万枚。前週の初動6.71万枚からダウン。

第10位 はだかんぼー -山下智久

Hdkb_2 

前週の1位から9ランクダウン。

週間売上げは1.40万枚。前週の初動6.77万枚からダウン。

 
前週は「緊急イベント」でフレンチ・キスから1位の座を奪い取ったが、2週目では早くも逆転を許した。

現在の勢いからしても累積でもフレンチ・キスに軍配が上がる可能性が高い。
 
  
 

記事最初でも書いたように、この週は2011年最初のリリース祭り。

そのため、TOP10常連ながら、不運にも連続TOP10記録を途絶えさせるアーティストがちらほら。
 

主には、

11位 スキマスイッチ→ブレイク後初のTOP10圏外

12位 Aqua Timez→約2年ぶりにTOP10圏外。

前作から売上は606枚しか下がっていないのに、前作の週間3位から一気に9ランクダウン。

13位 真野恵里菜→1年3ヵ月ぶりにTOP10圏外。

 
なんでこの週にこんなにリリースが固まったんだろう。

  
~今日のふといいなぁ~
すごい速さ by andymori
何かひとつ feat.JAY'ED&若旦那 by JAMOSA

2011年3月17日 (木)

東方神起2人での再始動シングルが1位! 板野ソロも売上爆発!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で1/31付チャートを見終わったので、本日からは2/7付チャートに突入

まずはいつも通り、シングルチャートからチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

2/7付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
 

第1位 Why? (Keep Your Head Down)  -東方神起

Why? (Keep Your Head Down) (ジャケットB)

約1年前に活動休止した東方神起がユンホとチャンミンの2人体制で活動再開

復活第1弾シングルが初登場で1位を獲得!

「東方神起」名義では、これで3作連続の1位獲得となる。
 

初動売上げは23.1万枚!前作『時ヲ止メテ』の初動19.5万枚から上昇

なんと5人でのリリースだった前作を上回る売上を叩き出してきた。

 
また、この初動23.1万枚は海外アーティスト史上2番目の好記録。

※海外アーティスト最高初動は同じく東方神起の『BREAK OUT!』で初動25.6万枚。

また、自身の持つ海外アーティスト歴代1位記録であるシングル首位獲得作品数を「9作」に更新した。

 
昨年ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が「JJY」名義、「JYJ」名義、ソロ等で活動していたが、どれも一般人には何だかよくわからないまま終息。

事務所に残っていたのが今回のユンホとチャンミンだが、この2人にここまでの数字を叩き出すほどの人気があるとは考えにくい。(5人の前作が19.5万枚)

「東方神起」という名義に反応して先述の3人のファンも動いている可能性が高い。

特別2人のファンでなくても「東方神起」のファンだという層が存在するのだろうか。
 

フラゲ日、リリース日には代々木第一体育館で「SMTOWN LIVE in TOKYO」が開催されており、そこでの即売分も含まれていると思うが、それだって数千枚がいいところ。

ここまで数字が高騰する理由にはならない。謎の売上爆発である。
  

今作はフジ系ドラマ「美しい隣人」の主題歌となっており、そのタイアップ効果も若干ありそうだが、売上は極端に初日に固まっている。

Thsk

ドラマ効果というよりは、やはり固定ファンによる購買が多くを占めているのは明白。

でも、その固定ファンがどういった層なのかがよくわからない。

 
リリース形態は一般流通で、DVD有無の2種リリースで、ファンクラブ「Bigeast」盤が1種で合計3種リリース

ただ、これは前作でも同じだったので上昇要因にはならない。
 

謎の多い数字高騰ではあるが、ハンパない数字であることは確か。

東方神起ファンの底力は未知である。
 

第2位 Dear J -板野友美

【特典生写真なし】Dear J(Type-A)(DVD付)

AKB48の中心メンバー、「ともちん」こと板野友美のソロデビューシングルが初登場で2位にランクイン。

メディアで「AKB初のソロデビュー」と紹介されることが多いが、それは厳密には間違いであり、過去に大堀恵や増田有華がソロでCDをリリースしている。

正確には、本人名義でかつ秋元康プロデュースでのソロデビューがAKB初となる。
 

初動売上げは16.3万枚!

昨年の総選挙4位の人気は凄まじく、これまでの派生ユニット、姉妹ユニット含めたAKB48関連作における最高初動をマークすることに。(2/7付時点)

1人で16.3万枚って…AKB本体の売上の5分の1くらいに匹敵し、かなり強烈な数字である。
 

どれだけ凄いかというと…

女性ソロのシングル初動15万枚超はドラマ「花より男子」効果でヒットした、07年春の宇多田ヒカル『Flavor Of Life』以来、約4年ぶりの快挙となる。

それだけ女性ソロのヒットというのは出にくい。そんな中での初動16.3万枚。凄すぎる。
 

AKBで活動しながらファッションモデルとしても活動し、女性誌にも多く登場しているからか、もともと同姓の支持が高く、昨年は1人「いってみヨーカドー」でCM出演もしていた。

そういった背景があるので、AKB本体のCDは買わないが、ソロなら買うという板野単独のファンが存在していると思われる。
 

また、彼女は「サマンサタバサ」のイメージモデルにも就任しており、そこから今作は同社の「Samantha Vega」CMソングにも起用され、街中にはコラボ広告が掲げられていた。

そういったことからも、板野単独ファンは同姓が多いと思われる。

同姓を味方にできると、女性アイドルは強い

 
ただ、ここまで数字が高騰したのは上記の理由だけではなく、商法がかなりキツめだからということを忘れてはならない。

リリース形態は劇場盤含めて全4種リリース

 
一般流通の3種はすべてDVD付きですべて内容が異なる。

また、劇場版含め4種すべてでカップリングが異なるという極悪複数買い促進商法

全音源・映像を購入でコンプリートするためには絶対に4枚買わなくてはならない仕様。

AKB本体が最近はこの商法だが、派生ユニットでここまでの商法を使うのは初。
 

さらに、ここにAKB勢お得意のイベント商法ももちろんスタンバイ。

一般流通盤には新木場STUDIO COASTでのイベント参加応募券封入。
 

劇場盤にはパシフィコ横浜で開催の劇場盤発売記念の握手会参加券封入しており、その握手会にはなぜか板野以外のメンバーも参加

これが今回の数字高騰の原因のひとつだと思われる。

他のメンバーは河西智美、宮崎美穂など5名。

参加メンバーは発売日の前々日に発表されているので、板野以外を推しているファンも今作の劇場盤を購入している可能性が高い。

 
つまり、ソロシングルでありながら、インセンティブは他5名のファンにも送っており、実際のところ板野の力だけで叩き出した数字ではないと捉えていいだろう。

板野以外のメンバーはどんな気持ちで参加したんだろうか…。

 
 
何はともあれ、この数字で1位を取れなかったのは不運としか言いようがない。

現在のチャート水準を考えると、このまま今作が2011年最強の2位になる可能性がある。
 

第3位 It's My Life/Your Heaven -YUI

It's My Life / Your Heaven

YUIの18枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで14作連続TOP10入り。

 
初動売上げは7.0万枚。前作『Rain』の初動6.8万枚から微増。

前作がドラマ「パーフェクト・リポート」主題歌で、今作は「ユーキャン」CMソングとSONYウォークマン「キミの知らない音 project」CMソングのダブルタイアップとなっている。

 
「ユーキャン」はここ最近のCMタイアップの中では過去に大橋卓弥やファンモンのヒットを生んでいる良質なタイアップ。

ここ最近効果が出にくくなっているドラマタイアップよりも効果があった様子。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違い等はなし。

普通の週なら1位を狙える数字だったが、あまりにも相手が悪すぎた。
 

~今日のふといいなぁ~
NOT FOUND  by Mr.Children
Shower  by B'z

2011年3月16日 (水)

「ボーカロイド」作品、史上2作目の週間1位獲得!

「ボーカロイド」の前に…。
 
 

 
依然として非常事態が続く日本。
 

放射能に関する報道がメディアを踊る中、
 

今度は静岡で震度6強…。

地球、踏ん張ってくれ。

 
 
私の会社では自宅待機命令が下りました。

東京なんて全然平気なのに。
 

会社にいて仕事しているほうが気が紛れてずっとマシ。

テレビ見てても不安ばかり募るし。福島の友人ばかり頭に浮かぶし。

 
そして、なんか急に気温が下がってきた。

風が猛烈に強くなってきた。

人の目に見えないところで何か起こっている。

もうこれ以上、被害が大きくならないことを切に願います。
 

 
今回の災害に伴う音楽業界への影響は「私服ツイート」内で一通り、RTしたりつぶやいたりしときました。

どうぞご参考に。

 
とりあえずチャートチェックを進めます。

意地でもいつも通り、進めます。
 

前回記事で1/31付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

では、さっそく…

1/31付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 EXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus feat.初音ミク  -V.A.

EXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus (ボカロネクサス) feat.初音ミク(ジャケットイラストレーター 左) 【数量限定オリジナルストラップ付き】

音声合成ソフト「ボーカロイド」を用いたボーカロイドアルバムが初登場で1位を獲得!

「ボーカロイド」作品の週間1位獲得はこれが史上2作目となる。
 

初動売上げは3.1万枚

前作「EXIT TUNES PRESENTS Vocaloanthems feat.初音ミク」の初動2.7万枚から上昇。

なお、「ボーカロイド」作品初の週間1位を獲得したのが前々作「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク」で、その初動が2.3万枚だった。

 
前々作のときほどではないにしろ、今回もリリース過少の穴場週にぶつかったための1位獲得だが、売上は連続上昇しており、「EXIT TUNES」シリーズがある程度の固定ファンを付けてきているのがわかる。

 
リリース形態はCD1種リリース

購入層は複数商法を嫌いそうな層と思われるので、この売り方で正解か。

そもそも、アイドルではないので複数出してそれをすべて買うような層はほとんどないと思われる。

 
数年前なら機械が歌う歌が売れるなんて想像できなかったことであるが、ニコニコ動画等を中心に新たな文化が形成されたといった感じ。

なお、タイトルにはfeat.初音ミクと記載があるが「鏡音リン」や、GACKTの声をもとにした「がくっぽいど」による楽曲も収録されている。
 

第2位 いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~ -いきものがかり

いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~

前週の2位をキープ。

週間売上げは1.9万枚。前週の2.4万枚からダウン。

 
発売12週目にして、ついに売上は1万台になったものの、周りの低レベルも手伝い、依然としてTOP3をキープ。

累積売上は112.3万枚を突破。

ミリオンからさらに10万枚以上売れており、2010年末最強のヒット作なのは間違いない。

 
第3位 ガールズトーク  -KARA

ガールズトーク

前週の3位をキープ。

週間売上げは1.9万枚。前週の1.4万枚から上昇。

 
発売9週目のなんとこのタイミングで売上回復。

ちょうどこの週は「解散報道」がなされて盛り上がっていたタイミングであり、その報道の効果の大きさを物語っている。

報道はマイナスな印象を受けるものだったが、セールスではプラスに転じている。
 

累積売上は27.7万枚を突破。

上のいきものがかりに次いで、2010年末代表的ヒット作と言える。
 

第4位 EIGHT  -Do As Infinity

EIGHT

Do As Infinityの8枚目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。
 

初動売上げは1.2万枚。前作「ETERNAL FLAME」の初動1.9万枚から大幅ダウン。

再結成後、2枚目のアルバムとなるが、またしても…。


解散前最後のオリジナルアルバムである05年「NEED YOUR LOVE」は初動で8.2万枚出ていた。

そこから前作が4分の1以下になる大暴落で、再結成後にファンがほとんどついてきていないことが露わに。

 
さらに、今回は前作の1.9万枚から1.2万枚までダウンし、一気に1万台ギリギリのラインまできてしまった。

シングルでも再結成後、『∞1』初動1.2万枚→『君がいない未来』初動0.9万枚→『∞2』初動0.8万枚と下がる一方だったので、アルバムでのダウンは自然な流れではある。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

収録曲の違い等はない、このご時世だとかなりやさしい売り方。

 
ここまで目に見えて人気下降してしまうと、なかなか下げ止めるのは難しそう。

複数商法に頼る手もあるが、そもそもの固定ファンが1万程度だとすると、それさえも長期的に見て逆効果になりえる。

再結成前のファンとは違う新規ファンを獲得していくことが最大の目標になりそう。

 
以下、ピックアップ。

第6位 ティン・パン・アレイ -毛皮のマリーズ

ティン・パン・アレイ

03年結成、2010年メジャーデビューの4人組ロックバンド、毛皮のマリーズの通算6枚目のアルバムが初登場で6位にランクイン。

メジャー2枚目のアルバムにして、自身初の週間TOP10入り。
 

初動売上げは1.1万枚。前作「毛皮のマリーズ」の初動0.5万枚から倍以上の上昇。 

ここ数年、ロックファンの中で注目を集めているロックバンドであり、タワーレコードとの連携も印象的だった。

今作に関してはリード曲の『愛のテーマ』がラジオをはじめとするメディアで大量オンエアされ、一気にプッシュされていた。

もともと人気・注目度上昇中だったので、メディアのプッシュはかなり効いた様子。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違い等はなし。

今後も音楽メディアでのプッシュは続いていきそうなバンドなので、まだ伸びしろがある。

シングルでもTOP10ヒットを飛ばせるか、注目である。

 

~今日のふといいなぁ~
透明人間18号  by RADWIMPS
誰かのせいにはしない  by SKE48

2011年3月14日 (月)

「けいおん!!」キャラソン、脇役勢が3作同時TOP10入り!

「けいおん!」の前に…

 
福島の友達から2日ぶりにメール返ってきた。

 
相変らず断水で、電車は走っていないし、ガソリンもない。

でも、仕事は行かなきゃならないんだ。

原発から30kmの職場にな…。

 
そんな内容。
 

なんだよ、東京にいるおれらなんか何も恐れることないじゃないか!!

 
そんな中、ついにRADWIMPSも動き出しました!

http://radwimps.jp/

「糸色」で「いとしき」か。

アルバムの「絶体絶命」って、

「いとしき体 いとしき命」って意味だったのか。

なんとも洋次郎らしい。

そして、ラッドファンのメッセージは威力あるなー。

 

無事な人間は可能な限り、普通の生活をして、社会を経済を回す。そして、希望を作る。

それが一番の貢献だと思う。

 
おれも普通にチャートチェックして、節電のために早く寝よう。

 
~ 

てことで、チャートチェックに移ります。 

前回記事で1/31付の4位までをチェックしたので本日は5位以降をピックアップしていきます。

解説の都合上、この週は5位、8位、9位を一気に見ていきます。
 

ではでは、さっそく…
 

1/31付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

第5位 TVアニメ「けいおん!!」キャラクターイメージソング 平沢憂(ウキウキNew! My Way) -平沢憂(米澤円)

TVアニメ「けいおん!!」キャラクターイメージCDシリーズ 「けいおん!!」イメージソング 平沢憂  

第8位 TVアニメ「けいおん!!」キャラクターイメージソング 鈴木純(純情Bomber!!) -鈴木純(永田依子)

TVアニメ「けいおん!!」キャラクターイメージCDシリーズ 「けいおん!!」イメージソング 鈴木純

第9位 TVアニメ「けいおん!!」キャラクターイメージソング 真鍋和(Jump) -真鍋和(藤東知夏)

TVアニメ「けいおん!!」キャラクターイメージCDシリーズ 「けいおん!!」イメージソング 真鍋和

人気アニメ「けいおん!!」のキャラクターソングが3作同時リリースで5位、8位、9位に初登場。

初動売上げはそれぞれ1.3万枚1.2万枚1.2万枚

 
5位の平沢憂、9位の真鍋和はアニメ第1期でもキャラソンをリリースしており、それぞれ1.3万枚、1.2万枚だった。ほぼ変化なし。

逆に、8位の鈴木純は今回が初のキャラソン化だが、他のキャラと引けを取らない売上を出してきた。
 

OPやEDは第2期が第1期を圧倒的に上回る数字を見せていたが、キャラソンになると一転、主要キャラのキャラソンは第1期を下回る成績になっていた。

そんな経緯がありながらの、脇役3キャラのキャラソンリリースだったが、こちらは第1期と変わらぬ売上。

脇役のキャラソンにまで手を伸ばす熱狂的固定ファンがだいたい1万弱で、それは第1期から変わっていないということなのだろうか。

 
リリース形態は3作とも、CD1種リリース

主要キャラでなく、この売り方で、かつアニメは昨年9月に終わっているにも関わらず、余裕の1万台。

最近はいろいろなアニメが出てきているが、やはりこの「けいおん!」の人気は半端ない。
 

以下、ピックアップ。

第6位 「夢」~ムゲンノカナタ~ -ViViD

夢~ムゲンノカナタ~ 通常盤-スペシャルボーナストラック盤-

5人組V系バンド、ViViDのメジャー第1弾、通算5作目のシングルが初登場で6位にランクイン。

週間6位は自己最高位。
 

初動売上げは1.2万枚。前作『PRECIOUS』の初動0.7万枚から大幅増

わかりやすく大きな売上アップと来れば大概がアニメタイアップで、今作はアニメ「レベルE」タイアップ。

またV系バンドで、いきなりアニメタイアップとくれば案の定ソニー系となっている。

 
インディーズだった前作も自己最高初動・最高位を更新しており、人気は上昇中だった中でのメジャーデビュー&アニメタイアップだったので一気にガツンときた様子。

 
リリース形態は【DVD付】が2種と【CDのみ】が1種で合計3種リリース

パッケージ数は前作と同じだが、今回は【CDのみ】だけカップリング追加。

前作は【DVD付】の1種もカップリング追加されていたので、商法は若干だが弱まっている。

 
それでも、全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法なのは変わらず、典型的なV系商法である。

 
ルックスもいいので、今後もっとメジャーなアニメタイアップがついたり大々的に宣伝されれば、シドのようなラインをたどることもできそう。

というか、ソニーはそれを狙って契約したはず。今後の活躍に期待である。
 

第7位 春の雪  -徳永英明

春の雪

徳永英明の47枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

デビュー25周年記念第1弾シングルとなり、3作ぶりにTOP10入り。

 
初動売上げは1.2万枚。前作『時の流れに身をまかせ』の初動0.6万枚から倍増

前作はカバーシングルで、前々作はオリジナル曲だったが初動は0.7万枚だったので、ここにきて一気に復調。

リリース形態はDVDの有無で2種リリースで、これは前回も前々回も同じだったので、商法による上昇ではない。
 

今作は昼ドラ「さくら心中」主題歌となっている。

08年にも昼ドラ主題歌で上々な成績を残しているので、相性がいい様子。

また、25周年記念でデビュー曲であり代表作の「レイニーブルー」のセルフカバーをc/wに収録したのもよかったか。

 
ここ数年はカバーのイメージが強いがまだオリジナルでもTOP10ヒットを出せるセールスパワーは残っている。

さて、この勢いは25周年記念第2弾以降も続くのだろうか。

~今日のふといいなぁ~
君と羊と青 by RADWIMPS
HAMO  by ゆず

2011年3月13日 (日)

アイドル1位争奪戦!緊急イベントで山Pが制す!

山Pの前に…

 

地震。

大変なことになっています。

 
東京もまだ余震がきて、ちょっと揺れる度にびくびくしています。

 
というか、実はネタでも何でもないのですが、

当初の予定では、昨日と今日で宮城旅行へ行く予定でした。

手元に仙台の旅館の予約完了ページのコピーがあります。

 
そして、いっしょに行くメンバーの1人は福島県いわき市在住の友達でした。

その友達から昨日の17時ごろ、「ごめん、旅行いけないわ」とメールがきました。

何ふざけてんだと思いましたが、そいつが生きていることがわかっただけで涙が出ました。

 
被災地の方々を憂うことは簡単ですが、その思いをこのブログでつらつら綴る必要はないと思っています。

以下、いつも通り、ブログ更新します。
 

 

チャートチェックに移ります。

前々回の記事で1/24付チャートを見終わったので、本日からは1/31付チャートに突入。

まずはいつもどおり、シングルチャートからスタート。

 
この週は2011年最初の熾烈な1位争いが勃発!

アイドル同士の戦いは最終日にチャートファン大盛り上がりの結末を迎えて…
 

ではでは、さっそく…

 
1/31付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 はだかんぼー -山下智久

Photo

NEWSの山下智久のソロ4枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで4作連続の1位獲得となる。
 

しかし、

初動売上げは6.8万枚。前作『One in a million』の初動16.1万枚から大暴落

 
あの山Pが6.8万枚…?

という印象を持つ人がほとんどだと思うが、今作はリリース形態がジャニーズとは思えないほどの緩さで、なんとCD1種リリース

正確には3種存在しているものの、品盤がすべて同じなので、初回仕様がなくなり次第、通常盤に切り替えといったかたちになっている様子。

かつ、収録曲はタイトル曲1曲とインストのみ。カップリングなし。(525円)

 
前作はDVD付、カップリングの異なる2種の全3形態で、複数買い促進商法だった。

多くのファンが1人あたり3枚買っている計算だと、この大暴落もそこまで驚くべきことではなかったりする。
 

なお、今作は翌週リリースのアルバムからの先行シングルとなっている。

Webのニュース等これを大暴落の原因に上げる者もいるが、ジャニーズファンに先行シングルという条件はさほどマイナス要因にはならない。

(アルバムに入っていようが、「パッケージ」自体をもとめて買っているので関係ない)

 
ただ、特記すべきはこの初動6.8万枚という数字もかなりの水増しをしての結果である点である。

というか、本来は1位を逃すのが自然な流れだった
 

今作は先述したリリース条件から初日から低調なスタートとなり、なんと同発のAKB派生ユニット、「フレンチ・キス」に8000枚もの差を付けられる厳しいスタートとなっていた。

翌日にはフレンチ・キスから1位を奪取したものの、現在神懸かり的な推移を見せるAKB勢を突き放すことができず、なんと週末を前に5,000枚もの差を付けられて暫定2位という窮地に立たされた。

 
そこでジャニーズサイドが取ったのが、窮地時恒例の「緊急イベント」開催という荒技。

山Pクラスの人気・知名度を持つジャニーズアイドルが握手会を行うのは非常に稀なことである。
 

「1/23(日)に池袋サンシャインシティにて握手会実施」という情報が開催前日のにFC会員に向けてメールにて急遽告知された。

参加条件は、握手会会場で今作を購入すること

事前に今作を購入しているファンにもう一度同じCDを購入させるという卑劣度マックスの商法。

多くのジャニファンは予約し、フラゲ日にCDを手に入れるのが当たり前となっているので、「まだ買ってないから握手会で買おう、ちょうどいいや」という流れは皆無だと言える。

 
あからさまにファンをバカにしているやり方ながら、ファンはそんなの関係なく奮起。

だって、あの山Pと525円で握手できるかもしれないのだ。山P安すぎる。

 
結果、会場には徹夜で列を作る猛者も現れ、早朝6時には整列が打ち切られたという情報がツイッターで出回っていた。ジャニファン恐ろし。

当日の会場では6,000枚以上のCDが握手券として購入され、その結果…

Yamap

売上は不自然に伸び、最後の最後で一気にフレンチ・キスを握り潰し、1位を死守した。

イベントも後半にはCDがなくなったようだが、それでも山下サイドは握手会を続け、CDは後日発送という流れになっていた様子。
 

後日、山下は自身のブログで『また何かの時にベストな形で、こういう機会をもてたらなと思います!』と発言。

今回の握手会が本人の意向と関係ないベストではない形であり、政治的に行われたことが判明した。
 

「出来レースでもって勝敗が付いたって拍手を送るべきウィナーは存在しない」と歌ったアーティストがいたが、まさにその通りといった幕切れである。

 
第2位 if  -フレンチ・キス

If (DVD付)(ジャケットA)[通常仕様、初回封入特典なし]

AKB48の柏木由紀、高城亜樹、倉持明日香によるユニット「フレンチ・キス」、2枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

2作連続のTOP5入り、2位はユニット最高位。
 

初動売上げは6.7万枚。前作『ずっと 前から』の初動4.1万枚から大幅増

順位、売上ともに大幅増で現在のAKB関連作の勢いの大きさを象徴する結果になった。

ただ、山下サイドの暴挙がなければ、本来は週間1位を取れていたので、若干のやり切れない感はあるか。
 

リリース形態はドラマDVD付、デジタルコミックDVD付、CDのみで、全3種リリース

3種すべてに「イベント参加補助券」を封入。

また、3種ともカップリングが異なっており、全音源を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

ただ、この商法は前作とほぼ同じ。「上昇」の要因ではない。

 
得意のイベントは、フラゲ日である1/18(火)に新宿バルト9でドラマ鑑賞イベント。

その翌日、1/19(水)には竹芝ニューピアホールで握手会イベントを開催している。

 
ともに、事前告知がなされていたイベントであり、その後週末には特に動きはなし。

イベントで枚数を稼いでいるのは上の山下と同じだが、「緊急性」の有無は重要である。

 
普通に考えれば、こちらもかなりの商法なのだが、上の山下のやり方が酷(むご)すぎて感覚がマヒしてしまう。

なお、商法、イベントは前回もほぼ同じだったので、今回の上昇は普通に注目度が上がっているのが要因と捉えていいだろう。

 
2010年の総選挙では柏木こそ8位だが、高城、倉持はTOP10圏外。

それでもここまでの売上を叩き出すのだから、いまのAKBは恐ろしい。

 
第3位 Hey和 -ゆず

Hey和

ゆずの通算33枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで32作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは3.4万枚。前作『from』の初動4.4万枚から大きくダウン。

今回はアルバムのリリースをひと月後に控えての先行シングル。

 
また、リリース形態が前作から変化。

前回はゆずには珍しくDVD付ありの2種リリースとなっていたが、今回は1種リリースに戻った。

こういった2つの条件が売上ダウンの要因と思われる。
 

とはいえ、前回のアルバム時の先行シングル『虹』は初動3.9万枚出ており、今回はそれを下回っている。

タイアップの関係もあるが、人気が下降気味なのは確かである。
 

第4位 DADA -RADWIMPS

DADA

前週の1位から3ランクダウン。

週間売上げは1.4万枚

前週の初動9.0万枚から大きくダウン。

 
固定ファンが偏っているタイプなので、大幅ダウンは想定内だが、これでも前作よりは2週目のペースがいい。

ただ初動に売上が偏っただけという可能性も若干あったが、どうやらそうではない様子。

 
累積は2週で早くも10.4万枚を突破。

シングルの自己最高売上は『オーダーメイド』の11.6万枚だが、それを超えることが確定的となった。

 
~今日のふといいなぁ~
everything is my guiter  by andymori

2011年3月 6日 (日)

3月新譜チェック~AKB派生勢暴走注意報~

前回記事で予告した通り、本日は「3月新譜チェック」をお送りします。

今月はAKB48関連作が続々登場!
 

メディア露出の多い人気メンバー小嶋陽菜、高橋みなみ、峰岸みなみによる3人組「ノースリーブス」。

AKB本体でも活躍する松井珠理奈と松井玲奈率いる姉妹ユニット「SKE48」。

昨年の総選挙1位の大島優子、「さしこ」として冠番組まで持つ指原莉乃らによる4人組新ユニット、「Not yet」。

元AKB48の佐藤由加理、大堀恵、野呂佳代ら20歳以上のメンバーで構成される「SDN48」。

 
もうイケイケ乱発状態。

AKB48本体が初動90万枚という歴史に名を連ねるとてつもない勢いになっていることから、これらの派生組も暴走する可能性大。

3月の最終週以外、4週連続で登場するので要チェックです!

  

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
それでは、Let's check!

3/2

  • Eternal - 赤西仁
  • Answer - ノースリーブス
  • やらかいはぁと - アイドリング!!!
  • EXIT - ポルノグラフィティ
  • ヒロインになろうか! - Berryz工房
  • カロン - ねごと
  • 流線型/飛び乗れ!!ボニー!! - ザ・クロマニヨンズ
  • GOOD LUCKY!!!!! - グッキー(GReeeeN&ベッキー♪#)
  • 絆 - 北乃きい

3/9

  • バンザイVenus - SKE48
  • ユメタマゴ - NYC
  • Beep!!/Sunshine Sunshine - Superfly
  • 1000万回のキス - 倉木麻衣
  • ミライボウル - ももいろクローバー
  • 愛してるって言えなくたって - 山下達郎
  • 最後の恋 - HIROKO
  • 桜音 - ピコ
  • WHY - 4Minute
  • 1/3の純情な感情 - FLOW

3/16

  • 週末Not yet - Not yet
  • ランウェイ☆ビート - FUNKY MONKEY BABYS
  • 勇者たち - 加藤ミリヤ
  • SHOCK - BEAST
  • ルーキー - サカナクション
  • Silent Scream - GIRL NEXT DOOR
  • Break into the Light~約束の帽子~/The Sharing Song~トリコのテーマ~ - 東京スカパラダイスオーケストラ
  • スプリングホリデー/口ゲンカしないで♪ - 恵比寿マスカッツ
  • By your side feat. 西野カナ - WISE
  • Philia - Versailles
  • 命の更新 - tacica

3/23

  • ジェットコースターラブ - KARA
  • 愛、チュセヨ - SDN48
  • MONDO PIECE - UVERworld
  • まじですかスカ! - モーニング娘。
  • グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011 - マキシマム ザ ホルモン
  • ひみつ - YUKI
  • 第九のベンさん - The fevers(ゆず&TRICERATOPS)
  • さよならの代わりに/願い - JUJU
  • 桜色 - 中川翔子
  • がんばって 青春 - SUPER☆GiRLS

3/30

  • さよなら傷だらけの日々よ - B'z
  • 少女の祈りⅢ - Acid Black Cherry
  • Merry Love - SUNGJE(超新星)&JIYOUNG(KARA)
  • LOVE YOU NEED YOU feat. AI - THE BAWDIES
  • LET IT GO - THE ALFEE
     

ざっとこんな感じ。

 
すでに、1週目は終わっております。

結果は、赤西仁が初登場で1位を獲得。

かつ、AKB48派生「ノースリーブス」はこちらも予想通り、暴走。

初動は前作の3.1万枚から8.2万枚へ2.5倍以上の大上昇に!

AKB陣営の勢いの大きさを思い知らされる結果となった。

 
そして、現在進行中の第2週目もAKB48勢が大暴走中。

2週目に登場したのは姉妹ユニット、SKE48!

 
そのSKE48は私服ツイートでも流した通り、初日にいきなり16万枚を超えるとんでもない売上をマーク。

土日を前に、すでに20万枚目前のところまできており、週間では22~23万枚に到達する見込みである。

 
また、同発のジャニーズユニット、NYCも好調。

しかし、相手が悪すぎたため、SKE48に敗れての2位が確定。

1位に黄色信号が灯ったときにジャニーズが繰り出す切り札、「緊急イベント」も地震の影響で封じられ、完全に赤信号に。

 
NYCが週間1位を逃すと、デビュー以来初の事態となる。

ジャニーズ勢をも飲み込んでしまうAKB勢、恐ろしい。

 
1週目、2週目だけでも十分伝わってくるAKB勢の驚異の売上ペース。

しかし、まだまだ終わらない。

 
3週目には、総選挙1位の大島優子率いる「Not yet」が登場。

今作のリリースはAKB勢には珍しい日本コロンビア。

リリース形態は劇場盤含めて全4種リリースで、初回プレス盤には「イベント参加応募券」を封入。カップリングもすべて異なる。

「抽選型」ではあるが、イベント商法もキングでのリリースと変わらないレベルに揃えてあり、フラゲ日と初日には売上が高騰する可能性が高い。
 

昨年の総選挙のTOP3が派生ユニットで登場するのはこの「Not yet」が初。

ちなみに、総選挙4位の板野友美はソロながら初動16.3万枚というハンパない数字を叩き出している。

総選挙順位と売上が紐付くのなら、今作の売上は軽く10万枚を超えるはず。要注目である。
 

さらに、その翌週、第4週目にはAKBのアダルトグループ、SDN48が登場。

これが2枚目のシングルでデビュー作だった前作『GAGAGA』は初動6.4万枚で3位だった。

他のグループの伸びを考えると、このSDNも初動で10万近くまで到達してもおかしくなく、同時に1位筆頭だが、この週はAKB勢と同じくらい勢いを持つK-POPユニット、KARAもスタンバイ。

 
KARAといえば、解散とか活動休止とか報道がされており、活動が危ぶまれていたはずだが、ここで普通にCDリリース。

前作『ジャンピン』の初動は5.5万枚で、これだけだとSDN48に分があるが、KARAは日本での初オリジナル盤「ガールズトーク」が初動10万越え、累積でも余裕の20万越えと大ヒットしており、一般層への訴求度は確実に上。

例の報道も結局、KARAの知名度を上げる効果が大きく、昨年よりもファンを増やしている可能性もある。

 
まずは、初日の売上。

SDNとしては初日にKARAに大きく差をつけるくらいじゃないと逃げ切れないかも。注目だ。

 
そして、3月最終週には日本を代表するロックバンド、B'zがスタンバイ!

09年秋の『MY LONELY TOWN』以来のシングルとなり、CDのリリースも09年のアルバム「MAGIC」以来となる。

 
前作『MY LONELY TOWN』の初動は18.1万枚。

アルバム先行シングルながらドラマタイアップだった『イチブトゼンブ』と同じレベルの売上を叩き出した。

ただ、それはカップリングにドラマで起用された『イチブトゼンブ』のバラードVer.が収録された効果が大きかったと思われ、今回はリリース間隔もB'z史上最大に開いており、苦戦を強いられる可能性が高い。

 
今回もDVD付はあるが、タイアップは「ペプシ」CMソング。

B'zが自身の音楽作品以外のCMに出演するのは初とのことだが、配信市場までも巻き込んでヒットとなった『イチブトゼンブ』効果に勝るのは難しい気がする。

 
その点を、松本のグラミー賞受賞という話題性でどこまで補てんできるかがひとつのポイントになりそうだ。
 

Answer Music Answer

アーティスト:ノースリーブス
販売元:ERJ
発売日:2011/03/02
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バンザイVenus (typeA)(DVD付) Music バンザイVenus (typeA)(DVD付)

アーティスト:SKE48
販売元:日本クラウン
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【特典生写真付き】週末Not yet (DVD付)(Type-A) Music 【特典生写真付き】週末Not yet (DVD付)(Type-A)

アーティスト:Not yet
販売元:日本コロムビア
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愛、チュセヨ(Type A)(DVD付) Music 愛、チュセヨ(Type A)(DVD付)

アーティスト:SDN48,アンダーガールズA,アンダーガールズB
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ジェットコースターラブ Music ジェットコースターラブ

アーティスト:KARA
販売元:ユニバーサル・シグマ
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さよなら傷だらけの日々よ(通常盤) Music さよなら傷だらけの日々よ(通常盤)

アーティスト:B'z
販売元:VERMILLION RECORDS
発売日:2011/03/30
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~今日のふといいなぁ~
ever by 嵐
Velonica by Aqua Timez

2011年3月 5日 (土)

坂本真綾が15年目で初の週間1位獲得!

更新を停滞しまくりですみません。

なんだか2月から3月にかけて、人気者です。

 
そんなことはどうでもいいので、さっそくチャートチェックをはじめます。
 

前回記事で1/24付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入。

年始ということで強力な新譜ゼロでチャートの売上水準は凍結状態。

 
そんな状況も手伝って、あのベテランがついに…。

 
ではでは、さっそく…

 
第1位 You can't catch me -坂本真綾

You can’t catch me(初回限定盤)

声優系アーティスト、坂本真綾の7枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

シングル、アルバム通じて、デビュー15年目で初の週間1位獲得となる。

また、声優ソロの週間アルバム1位は水樹奈々に続いて2人目の快挙。(キャラ名義含まない)

初動売上げは2.7万枚

ベスト盤だった前作「everywhere」の初動4.7万枚から大幅ダウン。

また、前オリジナル盤「かぜよみ」の初動3.6万枚からもダウン。

 
ベスト盤からのダウンは致し方ないところだが、オリジナルからも数字を大きく下げてしまった。

なお、彼女のオリジナル盤は03年の「少年アリス」からずっと初動3万を超えてきており、かなり安定していたので今回は急に不調になってしまった感じ。

先行シングルがカバー曲のシングルだけだったのが響いたのか。

それとも、ベストでファンに見切りを付けられてしまったと捉えるのが妥当か。

 
リリース形態は特典CD有の初回盤と、CD1枚の通常盤で計2種リリース

収録曲違い、DVD等はなく、普通のファンは初回盤1枚買えば事足りる仕様となっている。
 

とりあえず、自身最低レベルの数字ながら初の1位となったのはラッキーだった。

今後、シングルでも数字を落としていくようだと少々心配である。
 

第2位 いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~  -いきものがかり

いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~

前週の1位から1ランクダウン。

週間売上げは2.4万枚。前週の4.0万枚からダウン。

 
「紅白」効果からミリオン突破報道と繋がり、8週ぶりの返り咲き1位まで獲得していたが、ここでやや大きくダウン。

とはいえ、このご時世の発売11週目の売上としては神懸かり的。

 
累積は110.4万枚まで到達。

初動が40万台だった作品の累積としてはこれも神懸かり的で、スーパーロングヒット作といえる。

初動で90万枚を売って、2週目にミリオン達成できない某グループもいることを考えると、本当に凄いことがわかる。

 
第3位 ガールズトーク -KARA

ガールズトーク

前週の5位から2ランクアップ。

 
週間売上げは1.4万枚。前週の1.6万枚からダウン。

目立ったリリースがない週だったため、売上を下げながらもTOP3に復帰。

そして、累積は25.8万枚を突破。

初動の10.7万枚からすでに2.5倍以上伸ばしており、上のいきものがかり同様、年末年始のロングヒット作のひとつになっている。

 
また、この1/24付が発表された翌日の1/19に「解散危機」報道が流れ、多くのメディアで取り上げられることに。

韓国のアイドルグループの恒例行事のようになってしまっているが、これによって、知名度をまた上げていくことになる。
 

第4位 STOUT  -ストレイテナー

STOUT(初回限定盤)(DVD付)

3ピースロックバンド、ストレイテナーのメジャー9作目のアルバムが初登場で4位にランクイン。

4位はシングル、アルバム通じての自己最高位となる。

5作連続TOP10入り。
 

初動売上げは1.1万枚。前作「CREATURES」の初動1.3万枚からダウン。

今作はオリジナル盤ではなく、新曲1曲のみのセルフカバー集となっており、完全なる企画盤。

通常、企画盤というものは数字を大きく下げるのだが、固定ファンがかなり強固なようで、下げ幅はかなり小さく収まっている。

逆に、この程度のダウンだと、「企画盤だからダウン」したのか、「人気が下降気味でダウン」したのかの判断がしにくい。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違い等はなし。

5作連続TOP10入りではあるが、今作はその中で最も数字が低い。

しかし、周りがあまりに低レベルだったために、自己最高位をマークするというねじれ現象が発生している。
 

以下、ピックアップ。

第6位 We Love Mackey -V.A.

We Love Mackey

槇原敬之のトリビュートアルバムが初登場で6位にランクイン。

初動売上げは1.0万枚。厳密には9,865枚で1万枚を割っている。
 

参加アーティストはJUJUやゴスペラーズ、秦基博、福原美穂、miwa、K…等でほとんどがソニー勢。

そこにコブクロやキマグレンなど若干他会社からの参加もあるといった感じ。
 

そもそも槇原の人気自体がここ数年でまた落ちてきているので、こんなもんかな。

リリース形態はCD1種リリース

まぁ、オムニバスで複数商法してもね…。費用のムダ。

なお、2010年はブルーハーツやSHAM SHADEのトリビュートが出たが、一応その2つの初動は上回っている。

 
この週はこのマッキートリビュートから1万割れ。

リリースのない年始週とはいえ、アルバムのTOP10内1万割れもかなり恒常化してきている。

今年はさらにこういった光景が増えることになりそう。
 

 
さて…

もう3月なのですね。

 
てことで、

もう1週目がはじまってしまっていますが、次回記事は「新譜チェック」です。

 
~今日のふといいなぁ~
挑め Remix feat. MCU & LITTLE  by KREVA
LOVE & PEACE  by 吉井和哉

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