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2011年3月19日 (土)

900記事達成記念は「一期一枚」!

まだ毎日地震関連のニュースがメディアを駆け巡る中、

ついにきました、900記事目

  
コツコツと積み上げてきた駄文たちもとうとう900になりました。

駄文も積もれば山となる。

 
800記事目が昨年の7月なので、100記事上げるのに8ヵ月弱かかっていることに。

更新停滞ばかりですみません。
 

でも、温かく見守ってくれている方々のおかげでアクセス数は350,000を突破しました。

これからもできる限り、音楽チャートをわかりやすく、メディアでは報道されない裏側を、綴っていこうと思いますので、宜しくお願い致します。

 
 
さて、本日は記念すべき900記事目ということで、私を支えてくれている音楽への敬意を表して、あのコーナーを。

 
せーの…

「 一 期 一 枚 」

のコーナー!(^O^)/

 

管理人やさいが「この一枚は一生のうちに絶対一度聴いてほしい」と思う作品を、勝手に紹介しちゃうコーナーです(恥

当ブログはこのコーナーからはじまったのでした。

てことで、8か月ぶりに自己満レビュー綴ります。

 
 
昔みたいにたらたら書かず、簡潔にまとめていきまっせ。

 
では、まずはこの作品!

 
ALMA
ACIDMAN「ALMA」

  1. 最後の国 (introduction)
  2. 風が吹く時
  3. ONE DAY
  4. DEAR FREEDOM
  5. ノエル
  6. ALMA
  7. 真っ白な夜に (instrumental)
  8. レガートの森
  9. Final Dance Scene
  10. 2145年
  11. ワンダーランド

太字はシングル収録曲

 
2002年メジャーデビューの3ピースバンド、ACIDMANの8枚目のアルバム。

過去に、2枚目のアルバム「Loop」も取り上げたことがあるんですが、今作もガツンときました。
 

introductonの『最後の国』で穏やかにはじまる今作ですが、#2『風が吹く時』で一気にロックスイッチオン!

#2『風が吹く時』はACIDMANお得意の疾走感溢れるロックナンバー。

大木さんのサビでの力強いヴォーカルで一気に引き込まれます。

 
続く、ロックナンバー#2『ONE DAY』でさらに勢いを加速させ、シングル曲『DEAR FREEDOM』へ。

 
#4『DEAR FREEDOM』はdocomo「Xperia」のCMにも起用された楽曲。聴いたことがある人も多いのでは。

キャッチーで本当に簡単なメロディなのに、これだけずっしりとした音になるのは3人の演奏力の賜物としかいいようがない。

サビの唸るような大木さんのシャウトは流石の一言。かっくい。
 

#5『ノエル』はストリングスが印象的なロックバラード。

このバンドはストリングスを入れても、バンドサウンドが負けないんだよね。

負けるどころか相乗効果で一気にすごい空気を纏ってくる。
 

そこからの流れでアルバムタイトルにもなっている先行シングル『ALMA』へと続きます。

 
#6『ALMA』はACIDMANの魅力である「静」の部分を最大限に引き出したバラード。

なんで3人でこんなキラキラした音が出せるんだろうか。

サビで一気にぶわーっと涙が出そうになるこの感じ。他のバンドでは知らないこの感覚。

 
夜、この曲を聴きながら歩いていると思わず、天を見上げてしまう。

それは歌詞が宇宙を意識したものだからじゃなくて、音がそうさせる。

言葉以上に音が語りかけてくる。
 

#9『Final Dance Scene』はこれまでのACIDMANにはないタイプのダンスロックナンバーといったところかな。

電子音なしのロックバンドがダンスナンバーを演るとこうなるのかという印象。

この曲のヴォーカル、特にシャウトがこれまでの大木さんの声とはちょっと違う。

音的にもヴォーカル的にもACIDMANの新境地といった感じでこれがハマる。

 
 
そして、ここからアルバムはクライマックスへと向かう。
 

#10『2145年』はMVも制作されている、繊細な歌詞とメロディが印象的なバラードナンバー。

美しすぎるメロディ。

そして、物語性をもったあまりに神秘的な歌詞。

その世界観はあまりに神秘的すぎてどこか恐怖さえ感じてしまう。

作詞家オオキノブオすごいぞ。
 

はじめ歌詞カードを見ずに流して聴いていたんですが、この曲だけはすぐに歌詞を追ってしまいました。

人間は「心」があったから滅亡したんだ。

だから、「心」なんかいらない。

でも、「心」を得てしまった。そんなロボットの悲しい物語。

必聴。

 
MVもパントマイマーの方が演じる「ロボット」の細かな動きが凝っていて涙腺がやられます。
 

そして、ついに最後。

壮大なバラード#11『ワンダーランド』で圧巻の締めくくり。

『2145年』から『ワンダーランド』の流れは素晴らしく、聴き終わって思わずため息をついてしまう。

 
見事。

ACIDMANは芸術を鳴らしている。

今回もそう感じることができる素晴らしい一枚でした。

収録時間もコンパクトで中だるみはいっさいしないし、非常に聴きやすい作品に仕上がっていると思います。

 
 

 
続く作品はこちら。

とげまる
スピッツ「とげまる」

  1. ビギナー
  2. 探検隊
  3. シロクマ
  4. 恋する凡人
  5. つぐみ
  6. 新月
  7. 花の写真
  8. 幻のドラゴン
  9. TRABAND
  10. 聞かせてよ
  11. えにし
  12. 若葉
  13. どんどどん
  14. 君は太陽

太字はシングル収録曲

 
言わずと知れた日本を代表するバンド、スピッツの13枚目のオリジナルアルバム。

前作「さざなみCD」から約3年ぶりの新作です。
 

もう変にごちゃごちゃ書く必要ない。

良い意味でホントいつものスピッツ

 
細かなところではセルフプロデュース作があったり、歌詞が直球になっていたり、先にライブ音源をシングルで解禁してスタジオ音源を初収録するなど、変化はたくさん散りばめられている。

でも、総じてやっぱりいつものスピッツなのです。

 
 

聴いてるだけで切なくなる草野マサムネの唯一無二のヴォーカル。

今作では#3『シロクマ』や#5『つぐみ』、#6『新月』で特に光っている。

バラードじゃないのに、泣ける歌詞でもないのに、なぜか涙が溢れてくる。

本当にずるい声。
 

そんなヴォーカルを、時に勢いづけ、時にパワーを注入し、時にそっと包み込む、安定感抜群の楽器隊。

#4『恋する凡人』、#8『幻のドラゴン』、#11『えにし』、#12『若葉』ではその真価を感じることができるはず。
 

楽曲のクオリティの高さは今更言及することでもない。

本当にブレない。
 

でも、それで凄いのは、聴いていてマンネリ感がないということ。

大概、「安定感」には決まって「マンネリ」が紐付いてくるもの。

今作には、いやスピッツにはそれがない。

 
日本の音楽シーンで確固たる立ち位置を確立しても、いまだ変わらず、瑞々しさを放ち続けている。

やろうと思ってできることではない。
 

驚いたのは、#4『恋する凡人』。

結成24年目のバンドが、ここにきて、出す曲かと思わずニンマリしてしまう。

青く若い感情がそのまま綴られた歌詞は、デビュー当時の衝動をそのまま24年間真空パックして持ってきましたよと言わんばかり。

 
今走るんだどしゃ降りの中を 明日が見えなくなっても
君のために何でもやる 意味なんてどうにでもなる
力ではもう止められない (『恋する凡人』)

 
 
20年以上続く、「いつものスピッツ」。

でも、それが一番凄いことで、それが最高。

昔、スピッツを聴いていた大人にも、スピッツ=おじさんたちというイメージしかない若者にも、絶対に聴いてほしい一枚です。

 
聴き終わると、なんだか心が軽くなった気がしますよ。

 
~今日のふといいなぁ~
2145年 by ACIDMAN
えにし by スピッツ

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