敵なしAKB48、歴代6位の初動で猛烈スタート!
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で2/21付チャートを見終わったので、本日は2/28付チャートに突入。まずはいつも通り、シングルチャートから。
この週のシングルチャートでは昨年大ブレイクを果たしたAKB48が2011年始動シングルをリリース。
順位はいまや指定席のあそこですが、その売上が物凄いことに。
記録はこの週にだけ影響を与える生半可なものではなく、過去をも動かす壮絶な…。
ではでは、さっそく…
2/28付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 桜の木になろう -AKB48
AKB48の20枚目のシングルが初登場で1位を獲得!
これで7作連続の1位獲得となる。
女性グループによるシングル7作連続1位はピンクレディーの記録以来、およそ32年8ヶ月ぶり史上2組目の快挙となる。
1位という順位はいまや当たり前なので、注目は順位ではない。
初動売上げは驚愕の94.2万枚!!!
( Д) ゚ ゚
ええええええええー。
なんと初週で90万枚を軽々突破する驚異的なスタートに。
シングルの初動90万枚突破は、宇多田ヒカルが99年に『Addicted To You』(初動106.8万枚)で記録して以来11年3ヵ月ぶりの大快挙!
つまり、2000年以降では史上初の初動90万枚突破作品となり、
2000年以降にリリースされた全作品の中でもっとも初週の売上が高い作品ということに。
これによって、オリコン歴代の初動売上ランキングにも影響が。
(クリックで拡大)
初動94.2万枚はあの米米CLUBの『君がいるだけで/愛してる』の初動92.4万枚を2万枚近く上回り、オリコン史上6番目に高い数字となる。
また、ここにAKBが入ることで、B'zの名曲『愛のままに わがままに 僕は君だけを傷つけない』が歴代TOP20から陥落することに。
上図のリリース日をご覧いただければわかるが、歴代初動TOP10はAKB48以外すべて90年代以前のリリースである。
昨年、『Beginner』がリリースされるまでは完全に止まっていたこのランキング。
CD売上の低下が深刻化しているこのご時世に、一度は時計が止まっていたこのランキングをAKB48がまた回転させはじめている。
AKB48がここまでの存在になるとは、数年前に誰が予想できたことだろうか。
さて、話をこの週のチャートに戻そう。
初動94.2万枚は前作『チャンスの順番』の初動59.7万枚から約34万枚の大幅増!
前作はじゃんけんで選抜メンバーを選出したため、人気メンバーが影を潜めた楽曲になっていた。
前々作『Beginner』は今作とほぼ同じ主要メンバーによるリリースで、その初動は上図にもあるが82.7万枚だった。
今回はそこからもさらに12万枚ほど上乗せする大上昇。
敢えて書くこともないが、自己最高初動となる。
もうこの勢いは誰も止めることができず、この時点でもうミリオンが確定となった。
リリース形態は【CD+DVD】が4種と劇場盤が1種で計5種リリース。
ただ、【CD+DVD】の4種は初回盤と通常盤が2種ずつという構成で、初回盤だけにイベント抽選券が封入されている。
また、収録内容は異なりジャケットだけが異なる。
なお、劇場盤には一般流通とは異なるイベントの参加券が封入されている。
よって、ジャケット写真のコンプもする熱狂的なファンにとっては5種買い複数商法となり、音源と映像のコンプで満足のファンにとっては3種買い複数商法となる。(ジャケに拘らないなら、通常盤は買う必要なし)
いずれにせよ、イベント抽選券が封入されている時点で、ひとりのファンが数十枚、数百枚買うという現象は発動するので、ここまで来るとパッケージ数による商法はほぼ関係ない気も…。
なお、この商法は前々作『Beginner』のときとほぼ同じ。
つまり、商法変わらず数字は伸びているので、昨年の秋ごろよりも年末の怒涛のメディア露出のせいなのか、さらに人気は加速していることに。
そんなAKB48は来月に2011年第2弾シングル『Everyday、カチューシャ』のリリースが決まっている。
ここまできたら、史上3作品しかない初動ミリオンの達成しか眼中にないといった状況。
まぁ、もしもの事態になったときにはミスチル、宇多田、だんごファンからは猛苦情が来そうだが…。
以下、普通の作品および通常のチャートチェック。
第2位 青いベンチ -テゴマス
テゴマスの5枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
これで5作連続のTOP10入り。
初動売上げは8.4万枚。前作『七夕祭り』の初動8.0万枚から上昇。
昨年はミニアルバムを1枚出しただけでシングルのリリースはなし。
1年7ヵ月ぶりと久々のシングルだったが、数字を伸ばしてきた。
今作は2004年サスケのヒット曲のカバー。
とはいえ、ジャニーズなので、オリジナルかカバーかでそこまで数字は上下するものではないが、前作より好調なのは単純に楽曲がすでに世間にそこそこ浸透しているものだったからか。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
DVD付はタイトル曲のみ収録、CDのみにはカップリングを2曲追加収録。
よって、全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に2枚以上買わなくてはならない。複数買い促進商法。
まぁ、上のAKBを見てしまうとこれでも優しい商法に見えてしまう。
なお、今回はさすがにジャニーズ側も「山P vs フレンチ・キス」の時のような、我武者羅に1位を奪いに行く体制は見せなかった。
やってたら面白かった。
第3位 Blue Bird -コブクロ
コブクロの20枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
TOP10入りは11作連続、通算12作目となる。
初動売上げは5.9万枚。前作『流星』の初動8.2万枚からダウン。
ドラマ主題歌でお得意のバラードだった前作から大きく数字を減らした。
リリース形態はカップリングが1曲多い初回盤と通常盤の2種リリース。
2種で異なる楽曲が収録されているわけではないので、複数買いさせる売り方ではない。
初回盤を手に入れれば普通のファンは事足りる仕様。
前作はワンコイン(500円)で1曲入りというかなり軽い仕様だったので、売り方は今回のほうがしっかりしているが、売上はダウン。
タイアップはNHKアニメ「バクマン。」の主題歌で、一応アニメタイアップがついている。
コブクロの場合、バラードかアップテンポかによって、大きく売上が上下する。
そして、言わずもがな、成績がいいのはバラードで今回はアップテンポ。
タイアップや売り方云々よりもその影響が強いような気がする。
~今日のふといいなぁ~
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