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2011年4月の記事

2011年4月30日 (土)

ONE OK ROCK & Kalafinaが自己最高初動をマーク!

ONE OK ROCKとKalafinaの前に‥‥
 

 

ミスチルの新曲『かぞえうた』。

配信開始から2週間ほど経って、やっとDLしました。
 
 

はじめ聴いたときはなんだか単調な曲だなと思いましたが、毎日聴くたび、それがこの曲の真骨頂なんだなとわかってきました。

技巧な演奏なんていらない。

展開に難しさなんていらない。だからこそ、伝わるんだね。
 

で、『花の匂い』の「どんな悲劇に~」のようにサビ以上に盛り上がるフレーズはさすが。

そこだけ歌詞が漢字なのは何か想いがあってのことなのでしょう。

(歌詞は右のURLから→http://www.mrchildren.jp/news/news20110402.html

 

それでは、チャートチェックに移ります。

前回記事で2/28付シングルチャートのTOP3をチェックしたので、本日は4位以降を見ていきます。

ではでは、さっそく…

 
2/28付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 
第4位 ダイジナコト -AAA

AAA/ダイジナコト(初回限定盤A)(DVD付)  

AAAの27枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで10作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは2.7万枚。前作『PARADISE/Endless Fighters』の初動4.6万枚から大幅ダウン。

今回はアルバムと同時リリースとなっており、そのアルバムにタイトル曲は収録されている。

条件的には先行シングルよりも不利であり、そのための大幅ダウンと捉えていいだろう。

 
ただ、もともとライト層へ広く訴求できているタイプではなく固定ファンがっちりタイプ。

だからこそ、このくらいのダウンで済んでいるとも言える。
 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種、【mu-moショップ限定盤】が1種で合計4種リリース

収録曲がパッケージごとに異なっており、いつも通りの複数買い促進商法であるが、前作は驚異の全7種だったので、これでもパッケージ数は減っている。

もしかすると、アルバムと同時発売という要素よりも、商法のレベルダウンのほうが初動に影響してるのでは…。

 
第5位 LOVE & PEACE -吉井和哉

■吉井和哉 CD【LOVE & PEACE】11/2/16発売  

吉井和哉の11枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

他名義を含めると、これで11作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは2.4万枚。前作『ビルマニア』の初動2.3万枚から微増。

およそ2年ぶりのシングル。

かなりリリース間隔が開いたが、2万弱のファンはかなり強固なようで、なんと数字はほとんど変わらず。

震災の影響で結果的に発売が延期になったが、もともとは3月リリース予定だったアルバムの先行シングルという位置付けだったことを考えても、かなり健闘したと言える。

 
リリース形態はいつも通り、魂のCD1種リリース

実は前作時も数字を微増させていたので、イエモンからの流れのファンではない、新規のファンも少し獲得しているのかもしれない。
 

第6位 アンサイズニア -ONE OK ROCK

ONE OK ROCK/アンサイズニア

4人組ロックバンド、ONE OK ROCKの5枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで2作連続のTOP10入り。

ヴォーカルのTakaはジャニーズのアイドルグループ、NEWSの元メンバーで森進一、森昌子の息子。
 

初動売上げは2.3万枚。前作『完全感覚Dreamer』の初動1.1万枚から倍以上となる上昇

約1年ぶりのシングルだったが、ここにきて一気に売上爆発

不自然なくらいの上昇だが、アニメドーピングでもなく、リリース形態も魂のCD1種リリースであり、商法等で数字を引き上げているわけでもない。

というか、前作はDVD付ありの2種リリースだったので、条件は不利になっている。
 

同日発売のDVDとの連動企画で、対象店舗で両方とも予約した人に先着で非売品DVDプレゼントというのが組まれているが、ファンが増えていないと意味を成さない施策。

ここまで一気に上昇してくるということはバンド自体の人気が上がっているということか。

次にリリースされるアイテムの数字に注目したいところだ。
 

第7位 Magia -Kalafina

2011年02月16日発売【CD】Kalafina/Magia(初回生産限定盤)【DVD付/『魔法少女まどか☆マギカ』EDテーマ】  

アニメやゲームを中心に活躍している音楽プロデューサー、梶浦由記プロデュースのボーカルユニット、Kalafinaの9枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

TOP10入りは2作ぶり、通算5作目となる。
 

初動売上げは2.2万枚。前作『輝く空の静寂には』の初動0.8万枚から倍以上になる上昇。

このタイミングで自己最高初動をマークした。
 

上のONE OK ROCK以上の伸びとなっているが、こちらは上昇要因が明確。

今作はアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」EDテーマとなっており。これがすべてだと思われる。

前作も「黒執事Ⅱ」の挿入歌だったが、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」は以前にClariSもチャート上位に送り込んでおり、かなりタイアップ効果が高い様子。

 
リリース形態は【CD+DVD】【CDのみ】【アニメ盤】で計3種リリース

【アニメ盤】にのみタイトル曲のTVサイズ等を収録している複数買い促進商法

※前作もアニメ盤があったが、収録内容は同じだった。
 

もともと、アニメ・ゲームファンを主な訴求対象としているユニットなので、パッケージ数やタイアップでかなり弾力的に数字が動く。

それにしても、ソニーはいろんなアーティストを抱えてて、やっぱ強い。

 
なお、2.2万枚で7位というのは最近の中では結構運が悪い。

今年に入って一気にチャートの売上水準が落ちているので、大抵の週ならTOP5入り、いやTOP3も狙えた。

  

第8位 挑め -KREVA

挑め(通常盤) / KREVA  

KREVAの14枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.4万枚。前作『赤』の初動1.2万枚から上昇。

今回は何といっても、タイトル曲のリミックスにKICK THE CAN CREWとしてともに活動してきたMCUとLITTLEの2人が参加しているというのが話題になっていた。

その効果なのか、数字は少し回復。

ただ、もともとこの人の購入層がKICK時代から流れてきている人が多いと思われ、そこまで爆発的な数字上昇にはならなかった。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

DVD付の初回限定盤は、2010年10月の日本武道館ライブの映像を7曲収録。

かつ、2,900円とちょっと効果だが、収録曲の違い等はないので、普通のファンは1枚買えば事足りる仕様となっている。

 
なお、MCUとLITTLEに関しては「UL」というユニットを発足させ、新曲を無料配信しており、その楽曲のプロデュースをKREVAが担当している。

3人で制作することが増えてきているので、こうなるとKICK復活を期待してしまう。

※なお、「UL」の楽曲は以下のURLから左クリックひとつでDL可能。この感じはなんか新鮮。

http://weathernews.jp/solive24/sorauta/

 
~今日のふといいなぁ~
かぞえうた  by Mr.Children
ひらひら by Not yet

2011年4月25日 (月)

敵なしAKB48、歴代6位の初動で猛烈スタート!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で2/21付チャートを見終わったので、本日は2/28付チャートに突入。まずはいつも通り、シングルチャートから。

 
この週のシングルチャートでは昨年大ブレイクを果たしたAKB48が2011年始動シングルをリリース。

順位はいまや指定席のあそこですが、その売上が物凄いことに

記録はこの週にだけ影響を与える生半可なものではなく、過去をも動かす壮絶な…。

 
ではでは、さっそく…

 
2/28付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
 

第1位 桜の木になろう -AKB48

■通常盤A■AKB48 CD+DVD【桜の木になろう】11/2/16発売  

AKB48の20枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで7作連続の1位獲得となる。

女性グループによるシングル7作連続1位はピンクレディーの記録以来、およそ32年8ヶ月ぶり史上2組目の快挙となる。
 

1位という順位はいまや当たり前なので、注目は順位ではない。
 

初動売上げは驚愕の94.2万枚!!!

 
( Д) ゚ ゚
 

ええええええええー。

なんと初週で90万枚を軽々突破する驚異的なスタートに。
 

 
シングルの初動90万枚突破は、宇多田ヒカルが99年に『Addicted To You』(初動106.8万枚)で記録して以来11年3ヵ月ぶりの大快挙!
 

つまり、2000年以降では史上初の初動90万枚突破作品となり、

2000年以降にリリースされた全作品の中でもっとも初週の売上が高い作品ということに。

 
これによって、オリコン歴代の初動売上ランキングにも影響が。

(クリックで拡大)

Photo

初動94.2万枚はあの米米CLUBの『君がいるだけで/愛してる』の初動92.4万枚を2万枚近く上回り、オリコン史上6番目に高い数字となる。

また、ここにAKBが入ることで、B'zの名曲『愛のままに わがままに 僕は君だけを傷つけない』が歴代TOP20から陥落することに。

  
上図のリリース日をご覧いただければわかるが、歴代初動TOP10はAKB48以外すべて90年代以前のリリースである。

昨年、『Beginner』がリリースされるまでは完全に止まっていたこのランキング。

CD売上の低下が深刻化しているこのご時世に、一度は時計が止まっていたこのランキングをAKB48がまた回転させはじめている。

AKB48がここまでの存在になるとは、数年前に誰が予想できたことだろうか。
 

 
さて、話をこの週のチャートに戻そう。
 

初動94.2万枚は前作『チャンスの順番』の初動59.7万枚から約34万枚の大幅増!

前作はじゃんけんで選抜メンバーを選出したため、人気メンバーが影を潜めた楽曲になっていた。

前々作『Beginner』は今作とほぼ同じ主要メンバーによるリリースで、その初動は上図にもあるが82.7万枚だった。

今回はそこからもさらに12万枚ほど上乗せする大上昇。

敢えて書くこともないが、自己最高初動となる。

もうこの勢いは誰も止めることができず、この時点でもうミリオンが確定となった。

 
リリース形態は【CD+DVD】が4種と劇場盤が1種で計5種リリース

ただ、【CD+DVD】の4種は初回盤と通常盤が2種ずつという構成で、初回盤だけにイベント抽選券が封入されている。

また、収録内容は異なりジャケットだけが異なる。

なお、劇場盤には一般流通とは異なるイベントの参加券が封入されている。
 

よって、ジャケット写真のコンプもする熱狂的なファンにとっては5種買い複数商法となり、音源と映像のコンプで満足のファンにとっては3種買い複数商法となる。(ジャケに拘らないなら、通常盤は買う必要なし)

いずれにせよ、イベント抽選券が封入されている時点で、ひとりのファンが数十枚、数百枚買うという現象は発動するので、ここまで来るとパッケージ数による商法はほぼ関係ない気も…。

 
なお、この商法は前々作『Beginner』のときとほぼ同じ。

つまり、商法変わらず数字は伸びているので、昨年の秋ごろよりも年末の怒涛のメディア露出のせいなのか、さらに人気は加速していることに。

 
そんなAKB48は来月に2011年第2弾シングル『Everyday、カチューシャ』のリリースが決まっている。

ここまできたら、史上3作品しかない初動ミリオンの達成しか眼中にないといった状況。

まぁ、もしもの事態になったときにはミスチル、宇多田、だんごファンからは猛苦情が来そうだが…。
 

以下、普通の作品および通常のチャートチェック。
 

第2位 青いベンチ -テゴマス

Aoi

テゴマスの5枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで5作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは8.4万枚。前作『七夕祭り』の初動8.0万枚から上昇。

昨年はミニアルバムを1枚出しただけでシングルのリリースはなし。

1年7ヵ月ぶりと久々のシングルだったが、数字を伸ばしてきた。

 
今作は2004年サスケのヒット曲のカバー。

とはいえ、ジャニーズなので、オリジナルかカバーかでそこまで数字は上下するものではないが、前作より好調なのは単純に楽曲がすでに世間にそこそこ浸透しているものだったからか。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

DVD付はタイトル曲のみ収録、CDのみにはカップリングを2曲追加収録。

よって、全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に2枚以上買わなくてはならない。複数買い促進商法

まぁ、上のAKBを見てしまうとこれでも優しい商法に見えてしまう。
 

なお、今回はさすがにジャニーズ側も「山P vs フレンチ・キス」の時のような、我武者羅に1位を奪いに行く体制は見せなかった。

やってたら面白かった。
 

第3位 Blue Bird -コブクロ

 Blue Bird  

 
 

コブクロの20枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

TOP10入りは11作連続、通算12作目となる。
 

初動売上げは5.9万枚。前作『流星』の初動8.2万枚からダウン。

ドラマ主題歌でお得意のバラードだった前作から大きく数字を減らした。
 

リリース形態はカップリングが1曲多い初回盤と通常盤の2種リリース

2種で異なる楽曲が収録されているわけではないので、複数買いさせる売り方ではない。

初回盤を手に入れれば普通のファンは事足りる仕様。

 
前作はワンコイン(500円)で1曲入りというかなり軽い仕様だったので、売り方は今回のほうがしっかりしているが、売上はダウン。

タイアップはNHKアニメ「バクマン。」の主題歌で、一応アニメタイアップがついている。

 
コブクロの場合、バラードかアップテンポかによって、大きく売上が上下する。

そして、言わずもがな、成績がいいのはバラードで今回はアップテンポ。

タイアップや売り方云々よりもその影響が強いような気がする。

 
~今日のふといいなぁ~
パニックワールド by UVERworld

2011年4月24日 (日)

緊急事態! アルバムTOP10すべてワースト売上!

チャートの緊急事態の前に…
 

 

管理人、Yasaiも生活が崩壊しております。

今週は朝4時まで給与計算を含むオール終電コース…。

 
そしたら、とうとう体調を崩し、鼻が止まりません。

が、仕事は積み重なるばかりです。
 

更新が滞ってしまい、本当に申し訳ないのですが、どうすることもできません…。

でも、このブログは自分にとって必要な場所なので絶対に閉鎖できません。

まぁ、現状の更新頻度ではほぼ閉鎖状態ですが…。

今後も更新ペースの回復は難しいと思いますが、どうか見捨てずにいてくれたらと思います。
 
 

てなわけで、とりあえず、遅れまくりのチャートチェック進めます。

前回記事で2/21付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

 
この週は記事タイトル通り、緊急事態が発生!

なんとTOP10の作品すべての売上が史上ワーストという、崩壊週

ある意味要チェックの週となっています。

ついに、こんな週が来てしまいました…。
 

ではでは、さっそく…

2/21付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 あの・・夢もてますケド。 -遊助

 あの・・夢もてますケド。

   
   
    
  
 
2週連続1位

男性ソロによる2週連続1位は徳永英明「VOCALIST4」が記録して以来、約10か月ぶり。
 

近年ほとんど見られることがない2週連続1位作品だが、今回は不名誉な記録も一緒に付いてきてしまっている。

 
週間売上げは1.6万枚

なんと週間1位作品の売上が1.6万枚という非常事態に。
 

初動で大きく数字を落とし、人気下降を露呈して2週目も普通に大きくダウンしたが、この週はリリースがほとんどなく、周囲のレベルがあまりに低かったためそのまま1位に。

 
アルバム週間1位作品の売上ワーストは、昨年リリース過少でチャートが崩壊していた6月にくるり「僕の住んでいた街」が記録した2.0万枚だった。

つまりは、長いオリコンの歴史上、はじめての1万台週間1位で、史上最低枚数の1位作品ということに。
 

今年はシングルも1万台1位が登場していたが、シングルは配信に持っていかれている現状がある。

しかし、それがアルバムも…となると、いよいよもってパッケージ市場も厳しい気がする。
 

とりあえず、遊助は1位という順位に関してはラッキーだったが、当分は不名誉な記録に名を連ねることになってしまった。

 
第2位 ガールズトーク  -KARA

《メール便なら送料無料》国CD> KARA / ガールズトーク(通常盤)

2週連続の2位獲得

 
週間売上げは1.4万枚。前週の1.6万枚から微減。

上の遊助同様、あまりに新譜がなさすぎてそのままチャート上位に停滞。

 
さらに、この作品も2位の史上最低枚数を更新

2位の最低枚数は前週にこの作品がマークした1.6万枚で、その翌週である当週に自身で最低記録を更新してしまうことに。
 

累積売上は32.6万枚を突破。

昨年11月リリース作品として異例のロングヒットとなっている。

セールス的には解散報道がかなりプラスに働いている。

 
第3位 GEMINI -Alice Nine

■送料無料■通常盤■Alice Nine CD【GEMINI】11/2/9発売  

V系バンド、Alice Nineの4枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

自身初のTOP3入りとなる。

キングレコードから徳間ジャパンに移籍しての初のオリジナルアルバムとなる。
 

初動売上げは1.0万枚

前作は移籍に伴ってリリースされたベスト「Alice Nine Complete Collection 2006-2009」で初動0.4万枚。

固定ファンがっちりで閉鎖的なアーティストに見られる「ベストでダウン」現象を強烈に発動させてしまっていた。
 

オリジナルだと前作は09年の「VANDALIZE」で初動1.3万枚だった。

よって、どちらにせよ、ダウン。

 
あまりにチャートのレベルが低すぎたため、自己最高位を記録することに。

しかし、上の2作品同様、こちらもオリコンの史上最低記録を更新。

これまでの週間3位の史上最低枚数は昨年の6月にKE$HAが記録した1.3万枚で、それをおよそ0.3万枚も下回り、ワースト更新。

オリコン史上もっとも少ない枚数で3位になった作品ということになる。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDのみにはインスト1曲追加。

インスト一曲のためにもう1枚買うファンはそこまでいないと思われ、DVDの有無で2種リリースだった前回のオリジナル盤と条件的にはそこまで変わらない。

 
平気で3枚買わせるような商法を多用するV系バンドの中で、このAlice Nineは商法がかなり甘い。

メンバーの意向なのかそれとも売る側の意向なのか。

 

以下、ピックアップ。

第5位 8:10 PM -THE 野党

【送料無料選択可】THE 野党/8:10 pm [DVD付初回限定盤]

 

 
ポルノグラフィティの新藤晴一、湘南乃風のSHOCK EYE、サウンドクリエイターの篤志によるプロジェクト「THE 野党」のアルバムが初登場で5位にランクイン。

かなり異色な組み合わせのユニットとなっている。
 

初動売上げは0.9万枚

ポルノも湘南乃風も直近のアルバムは初動8万弱なので、到底比較できない数字に。
 

ただ、ポルノと湘南乃風ではほとんどファンは被っていないと思われ、かつどちらのグループでもトップの人気を誇るメンバーではないと思われるので、数字が伸びないのも当たり前といったところ。

あまりに謎な組み合わせすぎて両者のファンもなかなか手を出しにくかった様子。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数買いさせる商法ではない。

 
で、この作品も週間5位のオリコン史上ワースト記録をマーク。

これまでのアルバム5位の史上最低枚数は昨年5月にFUNKY MONKEY BABYSのベスト盤がマークした0.9万枚だった。

今作はそれを300枚ほど下回り、オリコン史上もっとも少ない枚数で5位にランクインした作品となってしまった。
 

 
と、まぁ…惨劇の週とだったわけで、

惨劇の模様を最後に簡単にまとめておきます。

(クリックで拡大)
 

221sangeki
 

~今日のふといいなぁ~
FLOWER  by 吉井和哉
傘クラゲ by レミオロメン

2011年4月18日 (月)

女性アイドルがTOP10内にわんさか登場!

前回記事で2/21付シングルチャートの4位までを見終わったので、本日は5位以降をチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

2/21付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!
 

第5位 ショートカット  -スマイレージ

ショートカット【初回生産限定盤A】

ハロプロ系アイドルユニット、スマイレージのメジャー4枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

TOP10入りは4作連続通算4作目。
 

初動売上げは2.0万枚。前作『同じ時給で働く友達の美人ママ』の初動1.8万枚から上昇。

メジャーデビュー後、出す度に数字を下げていたが、ここで売上回復。

しかも、メジャーデビュー曲『夢見る15歳』の初動20,438枚を54枚だけ上回って、自己最高初動となった。

 
ただ、数字は伸びたが人気が上がったわけではなく、商法の強(狂)化によるもの。

今作は初回盤4種+通常盤1種で合計5種リリースとなっている。
 

初回盤4種のうち3種は【CD+DVD】で、残りは1種は【CDのみ】でジャケットだけ違っている。

4種すべてにハロプロ恒例の「イベント抽選シリアルナンバーカード」を封入。

また通常盤も【CDのみ】だが、初回盤とはカップリングが異なっている。

全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に4枚買わなくてはならない複数買い促進商法

前作は全3種でカップリング違いはなかったので、商法の強化ぶりは歴然で、今回の上昇はこれが原因だとすぐわかる。

AKB陣営の勢いが凄すぎるため、影が薄れているハロプロ勢。

個人的には、もうつんくには大衆へ訴求する力はないような…。

 
第6位 ミザリー  -黒夢

ミザリー【ジャケットB】

1999年1月29日に無期限活動休止を発表していたロックバンド、黒夢が約12年ぶりに復活。

シングルリリースは約12年10ヶ月ぶりとなる。

また、約12年10ヵ月ぶりのシングルTOP10入りとなる。

なお、今作はメジャーデビュー記念日である2月9日にリリースされている。
 

初動売上げは1.8万枚

前作は先述した通り、12年10ヵ月前にリリースされた『MARIA』で初動は10.0万枚だった。

言わずもがな比較対象にはならないので、清春のソロシングルを引き合いに出す。

清春の直近シングル『LAW'S』の初動は1.1万枚

当時の黒夢ファンが多少復活しているようで、ソロより高い数字をマークした。
 

リリース形態はDVD付が1種とCDのみが2種で計3種リリース

DVD付にはカップリングが収録されておらず、CDのみの2種にはそれぞれ異なるカップリング曲が入っている。

よって、全音源・映像を購入でコンプリートするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

まぁ、もともとポップなバンドではなく、一部で熱狂的なファンを持つV系タイプのロックバンドなので、これくらいの商法は見慣れている。
 

復活したが、気になるのはこの後の活動とそれにファンが付いてくるかどうかというところ。

復活シングルは何かとファン内で話題になるが、次は一気に…ということも考えられなくはない。

果たして、5月リリース予定のシングルはどのような成績になるのだろうか。

 
第7位 Pride  -SCANDAL

Pride

ガールズバンド、SCANDALの9枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで2作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.7万枚。前作『スキャンダルなんかブッ飛ばせ』の初動2.8万枚から大幅減。

前作はいきなりのDVD付3種含む全4種リリースというアイドル商法に走っていたが、今回は普通に1種リリースに戻った。

ダウンの要因は間違いなく商法の変化だが、パッケージ数が4分の1になったにしては下げ幅が小さい。

ちなみに、前々作『涙のリグレット』の初動は0.9万枚だった。
 

人気が猛烈に上がっているようにも見えるが、そうとも言い切れないのはタイアップ事情。

今作はアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」EDテーマとなっており、ソニーお得意のアニメドーピングとなっている。
 

このアニメはソニーが関連曲を牛耳っているアニメの最強枠(過去にガンダム等を放映していた枠)で放映されている。

過去に9nineが売上アップに成功しており、効果は多少あったと思われる。

 
彼女たちの人気が上がっているか否かは、アニメタイアップなしのシングルで判断したいところだ。

 
第8位 バレンタイン・キッス -渡り廊下走り隊7

バレンタイン・キッス(初回盤A)

前週の2位から6ランクダウン。

週間売上げは1.6万枚

前週の初動9.5万枚から大きくダウン。

 
それでも、初動が高かった分、2週目もこれまでのシングルの2週目を大きく超える売上げをマークしてきた。

累積は早々と11万枚を突破。

AKB派生ユニットの勢いがハンパないが、まさか渡り廊下もここまでの売上げになるとは…。

メンバーが増えた分、それに紐付くファンも増えているはずなので、当たり前といっちゃ当たり前なのだが。
 

第9位 ULTIMATE WHEELS -KAT-TUN

Photo

前週の1位から8ランクダウン。

週間売上げは1.5万枚

前週の初動18.1万枚からなんと12分の1にまで大暴落

 
ただ、初動23万枚だった前作も2週目に同じくらいの数値になっていたので、粘りという観点では今回のほうが上。

しかし、累積は2週でまだ20万枚にも届いておらず、このペースだと前作の初動にも届きそうにない。

間違いなく、これまでのシングルで最も苦戦を強いられている。

 
第10位 恋愛ストライカー -YGA

恋愛ストライカー

吉本興業のアイドルユニット、YGAの3枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

YGAはよしもとグラビアエージェンシーの略称となる。
 

初動売上げは1.2万枚

これが初のチャートインとなり、前作はオリコンでは実績がカウントされていない。

ほぼ売上ゼロから一気に1万台突破で、大躍進。
 

結成から前作までのメンバーは新喜劇の女優や芸人であったが、AKB人気に触発されたのか、一気に方向転換して普通のアイドルグループとなったという経緯がある。
 

普通の大所帯アイドルと化したことで、イベント商法も活発化。

2/8~13までは毎日「石丸電気SOFT本店」でイベント開催。

CD付属の引き換え券の枚数でアイドルからしてもらえることが変わるという商法。(3枚でアイドルと写メ)

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

収録曲違いはなく、この点はAKBなど最近のアイドルっぽくない。

 
売上の大半はファンの複数買いによるものだと思われるが、これ以上の伸びはあるのだろうか。

 
~今日のふといいなぁ~
Starting Over by レミオロメン

2011年4月10日 (日)

EXILEが通算10作目のシングル週間1位獲得!

前回記事で2/14付チャートを見終わったので、本日からは2/21付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェック。

 
ではでは、さっそく…

2/21付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
 

第1位 Each Other's Way~旅の途中~ -EXILE

Each Other's Way 〜旅の途中〜

EXILEの36枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これが通算10作目のシングル1位獲得となる。
 

初動売上げは10.1万枚。前作『I Wish For You』の初動17.7万枚から大きくダウン

今作はアルバムのひと月後に控えた先行シングル。

その影響か、2008年2月の『Pure/You're sunshine』以来の10万台前半となってしまった。

なお、この当時はまだ7人組だったので、現在の大所帯になってからの最低初動ということになる。

 
とはいっても、CD収録内容がタイトル曲とカラオケだけというあまりにシンプルな仕様。

なおかつ、今作リリース時にはひと月後のアルバムに収録されていることが決定していた。

これだとライト層はまずアルバムに流れるし、ファンでもそれほど熱狂的じゃない層は購入を控えても仕方ない。

一応、メンバーのAKIRA出演「CHINTAI」CMタイアップがついているが、そこまで効果はなさそう。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリースではあるが、収録内容に違いはないので、普通のファンならDVD付だけ買えば事足りる仕様。

 
逆に、このリリース条件でも初動が10万を超えるというのは少し凄いかも。
 

第2位 狭心症 -RADWIMPS

狭心症

RADWIMPSの通算13枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

2ヵ月連続シングルリリース。

初動売上げは6.8万枚。前作『DADA』の初動9.0万枚から大きくダウン

今作はアルバムのリリースをひと月後に控えた先行シングル。

上のEXILEとシングルもアルバムも発売日が被っている。
 

アルバム先行というのが響いたのか、曲があまりに重すぎたのか、自己最高初動だった前作から数字を落とすことに。

それでも、同時リリースだった前々作『マニフェスト』、『携帯電話』の初動5.8万枚より1万枚も高く、シングルまで手を出す熱狂的なファンは着実に増えている様子。

 
リリース形態は今回も魂のCD1種リリース

DVD付さえもなしで、完全に音楽だけで闘っている状態。

 
メディアにほとんど顔を出さず、この売り方でこれだけの数字を出せるというのはかなり驚異的である。

 
第3位 Distance -西野カナ

■通常盤■西野カナ CD【Distance】11/2/9発売

西野カナの13枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで7作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは3.5万枚。前作『君って』の初動4.1万枚からダウン。

前作で自己最高初動をマークしていたが、早くもダウンしてしまった。

 
前作は嵐の二宮主演ドラマの挿入歌で、今回は「ジェムケリー」CMソング。

数字が下がっているところを見ると、ドラマ効果の薄い昨今だが、前回はそのタイアップ効果が結構出ていた模様。

 
前々作『if』の初動が3.5万枚だったので、また同じラインに戻ってきてしまった感じ。

配信市場を主にした人気から徐々にパッケージでも好成績を残し始め、昨年のアルバムはかなりのヒットになったが、シングルはまだ3~4万枚がやっと。

やはりシングルの需要は配信に食われてしまっているのだろうか。
 

リリース形態は魂のCD1種リリース

アイドル的な面も持つ人なので、DVD付でも出せば数字が跳ね上がりそうなものだが、ソニーはずっとこの売り方で進めている。

そもそもシングルで爆発的なセールスを期待していないということなのか。

 
第4位 あの娘と野菊と渡し舟 -氷川きよし

あの娘と野菊と渡し舟(Aタイプ)

前週の3位から1ランクダウン。

週間売上げは2.1万枚

前週の初動5.9万枚からダウン。

 
今作より若干初動が高かった前作『虹色のバイヨン』は2週目に1.2万枚まで数字を落としていたので、今回はかなり粘っている。

初動は前作から下げたが、その分2週目で挽回し、2週目時点での売上は今回のほうが僅かに上。
 

初登場週にも書いたが、この人の売上推移は変則的すぎてまったく予想ができない。

ライヴの度に狂ったように数字を上げてくるので、この人に関してはもはや初動が上がった下がったという議論は無意味かも。
  

~今日のふといいなぁ~
ルーキー  by サカナクション

2011年4月 9日 (土)

4月新譜チェック~女性アーティスト奮闘の春!~

お久しぶりです。

およそ2週間ぶりの更新です。

 
半閉鎖状態だよね、これ。

もう忙しすぎ。

人事の春、初体験したけど、これはまずいね。

 
終電で帰れていたときはまだマシでした。

家でPCを開くこともできず、坦々と時は過ぎ…

やっと4月初の更新です。

 
とりあえず、月が変わって…

新譜情報がすっぽり頭から抜けている!

あかん!

 
てことで、久しぶりの更新は「4月新譜チェック」です。

しかし、いつものように、各週ごとの解説は綴るのが難しいので、取り急ぎ、情報だけをアップします…。
   

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
それでは、Let's check!

4/6

  • ジェットコースターラブ - KARA
  • 愛、チュセヨ - SDN48
  • 縁を結いて - 堂本剛
  • MONDO PIECE - UVERworld
  • まじですかスカ! - モーニング娘。
  • Merry Love - SUNGJE (超新星) & JIYOUNG (KARA)
  • CHANGE my LIFE - D☆DATE
  • 虹色蝶々 - 神谷浩史
  • ひみつ - YUKI
  • さよならの代わりに/願い - JUJU
  • 桜色 - 中川翔子
  • 約束 - SEAMO

4/13

  • さよなら傷だらけの日々よ - B'z
  • SCARLET KNIGHT - 水樹奈々
  • POP MASTER - 水樹奈々
  • Silent Scream - GIRL NEXT DOOR
  • VANDALISM/SILLY PARADE - ストレイテナー
  • 黄昏を止めて - 徳永英明
  • 春風 SHUN PU - 豊崎愛生

4/20

  • T.W.L/イエローパンジーストリート - 関ジャニ∞
  • あの太陽が、この世界を照らし続けるように。 - コブクロ
  • ハルカ - SCANDAL
  • SATISFACTION - FTISLAND
  • to - 持田香織
  • wish - 柴咲コウ
  • IT'S MY 勇気 - キマグレン
  • がんばって 青春 - SUPER☆GiRLS
  • Brave - ナオト・インティライミ

4/27

  • MR.TAXI/Run Devil Run - 少女時代
  • Dear - 中島美嘉
  • 月夜の悪戯の魔法/CLIMBER×CLIMBER - BREAKERZ
  • デジタルスープ/ぶたぶた - ユニコーン
  • 恋にBooing ブー! - スマイレージ
  • and 7 - SOUL'd OUT
  • I loved you feat.HIROKO - WISE
     

ざっとこんな感じ。
 

今月は震災の影響で発売延期となっていた3月中下旬のタイトルも含まれています。

また、今月は前月と違い、ジャニーズ勢やAKB勢のリリースが少ないのがポイントです。
 

1週目にはAKB勢からSDN48が、そして昨年K-POPユニットの代表としてブレイクしたKARAがスタンバイ。

ともに、3月下旬リリースからの延期となっています。
 

2週目には久々のシングルリリースとなるB'z。

4週目には今年初のシングルとなる少女時代。

B'zも少女時代も現在のセールスパワーが気になる2者。要チェックです。

 
~今日のふといいなぁ~
仲間  by ケツメイシ
SOUL LOVE by GLAY

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