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2011年8月の記事

2011年8月30日 (火)

AKB48、歴代最高初動でオリコンに新たな1ページ刻む!

ついにこのときがきた。

日本を代表するロックバンドが築いた輝かしい記録…

それがついに塗り替えられる…

 
前回記事で5/30付チャートを見終わったので、本日からは6/6付チャートに突入。

まずはいつもどおり、シングルチャートからチェック。

歴史が動いた記念すべき週です。

 
ではでは、さっそく…

5/30付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 Everyday、カチューシャ -AKB48

【特典生写真無し】Everyday、カチューシャ(Type-A)(通常盤)

AKB48の21枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで09年の『RIVER』から8作連続の1位獲得となる。

ただ、順位はもう度外視で、チェックポイントは売上枚数だけでいい。
 

初動売上げは驚愕の…133.4万枚!

もう一度言おう、

初動売上げ、つまり発売1週目(6日間)の売上は133.4万枚!!!

 
96年リリースのMr.Children『名もなき詩』が保持する歴代最高初動120.8万枚を10万枚以上も上回り…

実に、15年4ヵ月ぶりの大記録更新となった。

 
前作『桜の木になろう』の初動94.2万枚から大幅増

一気に40万枚近く売上を伸ばしたことになる。

簡単に「40万枚」と書いたが、普通にこの伸び分でさえ売り上げられるアーティストが日本にいないというカオスな事態に。

 
今作は初日から94.2万枚を売り上げる無茶苦茶なスタートを切り、初日で前作の初動分を速攻クリア。

なお、初日時点での今作を取り巻く状況は過去記事を参照してほしい。
歴史が変わる…AKB48が初日94万枚オーバーでミスチル超えへ!!

この時点でMr.Childrenが有する歴代最高初動を塗り替えることが確定的に。

 
その後、恒例の「2日目大暴落」を経るものの、基礎となっている数字がでかすぎるため、2日目も14万枚以上をセールス。

ちなみに、2日目の14万枚というのも日本を代表する2人組ロックバンド、B'zの近年の初動売上とほぼ同じ数である。

Ebikatsu_2

上記グラフの通り、その後は一度も数字を回復させることなく、集計6日間を終えたが、それでも先述した通り、基盤となっている数字がどんでもなく大きいため、最終日でも4.6万枚以上を売り上げた。

 
リリース形態は【タイプA:初回盤CD+DVD】、【タイプA:通常盤CD+DVD】、【タイプB:初回盤CD+DVD】、【タイプB:通常盤CD+DVD】、ECサイト限定の劇場盤が1種で全5種リリース

タイプAとBではCDとDVDの収録内容が異なるが、初回盤と通常盤では収録内容に違いはなし。

初回盤にのみイベント参加券を封入しており、初回盤と通常盤ではジャケット写真が異なっている。

劇場盤には一般流通4種に未収録の研究生による楽曲を収録。

 
よって、全音源と映像を購入でコンプするためには3枚買わなくてはならず、

さらに、コンプ対象をジャケット写真にまで広げると、絶対に5枚買わなくてはならない複数買い促進商法

かなり鬼の商法。

 
ただ、これは前作と同じ。

今回、前作と大きく違うのは、「総選挙」が絡んでいるか否かである。

 
今作の一般流通4種には「第3回AKB48選抜総選挙」の投票券が付属されており、自分のお気に入りのメンバーを上位にするため、1人で複数枚買うファンが普段以上に増殖したと思われる。

また、そういった猛者は大々的にテレビでも取り上げられるようになり、「AKBファンは1人で何百枚も買っている人ばかり」という認識がされるまでに至っている。

 
実は、投票の方法はCDの購入だけでなく、ファンクラブ会員はインターネット上での投票ができたりする。

ただ、それには上限があり、上限なく投票しまくるためにはやはりCDを買いまくるしかないという仕組みになっている。

 
サウンドスキャンでは【タイプA通常盤】が2位16.9万枚、【タイプA初回盤】が3位13.8万枚、【タイプB初回盤】が4位13.5万枚、【タイプB通常盤】が5位11.9万枚で、計約56.1万枚

よって、オリコンとの乖離分である70万枚くらいが劇場盤の売上と推測される。

 
劇場盤には投票券はついていないので、総選挙効果が出たのは一般流通売上の50~60万枚だけという計算になる。

総選挙効果も確実にあるが、それと同時に人気上昇がハンパなく、劇場盤にのみ封入されている「劇場盤発売記念大握手会参加券」を求めるファンがかなり増えていることも売上爆上げの要因として忘れてはならない。

 
 
さて、今作が初動133.4万枚を記録し、ミスチルを上回ったことで、歴代初動ランキングは次のように変化。

Shodou

累積ではミスチルや宇多田に及ばないことが目に見えているが、初動売上としては頂点に立ったことになる。

まさか、CDが売れなくなって、この記録が更新されるなんて夢にも思わなかった、というか、ミスチルの1位が崩されることを予想できた人がどこにいるだろうか。

 
さて、初動がここまで破壊的な数字になったことで、2週目の売上も注目され、B'zとの1位争いに繋がっていくことになる。それについてはまた後日。
 

 
第2位 Let's try again -チーム・アミューズ!!

Let's try again(DVD付)

桑田佳祐や福山雅治らが所属する芸能事務所「アミューズ」所属アーティストからなる企画ユニット「チーム・アミューズ!!」のチャリティーシングルが初登場で2位にランクイン。

2011年12月31日までの期間限定リリースとなる。

 
初動売上げは19.0万枚

歌手は桑田佳祐を中心として、福山雅治、ポルノグラフィティ、Perfume、BEGINなど。

俳優・タレントは三宅裕司、岸谷五朗、岡田義徳、小出恵介、上野樹里など。

総勢37組54人での企画ユニットとなっており、単純に桑田や福山の成績と比べることは難しい。

 
参考までに…

この面子だと最もセールスパワーがあるのが福山で15万ライン、続いて桑田が10万付近なので、そのどちらよりも高い数字となっている。

通常固定ファンでもスルーしやすいアイテムということで、数字を落としやすい企画盤だが、今作はリリース前からかなりメディアでプッシュされていたこと、

そして、何より震災へのチャリティーという面が世間に購入のインセンティブを与えたと思われる。

リリース形態は【CD+DVD】だけの1種リリース

メディアのプッシュの矛先も楽曲以上に、豪華メンバーが集結している映像だったので、DVDがライト層を引っ張った可能性も高い。

 
とりあえず、1種リリースとしてはこの19万枚という数字は最強クラス。

しかし、あまりに敵が悪すぎた

 
ちなみに、サウンドスキャンではAKBが分散されたため1位となっている。

~今日のふといいなぁ~
希望という名の光 by 山下達郎
アオゾラペダル by スガシカオ

2011年8月24日 (水)

FTISLAND、海外アーティスト初の1stアルバム初登場首位獲得!

本日はいきなりチャートチェックからスタート。

前回記事で5/30付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

この週のアルバムチャートは強力な新譜がないので、ささっと終わらせちゃいます。

 
ではでは、さっそく…

5/30付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 FIVE TREASURE ISLAND -FTISLAND

FIVE TREASURE ISLAND(初回限定盤B)(DVD付)

韓国出身のバンド、FTISLANDの日本1stアルバムが初登場で1位を獲得!

海外男性アーティストによる1stアルバムでの初登場首位獲得は史上初の快挙となる。※ソロデビュー除く

 
初動売上げは3.7万枚

1位の数字としてはこのご時世にしても、かなり低め。

周りに敵がいなさすぎたためのラッキー1位といった感じ。
 

直近のシングルの初動が3.4万枚だったので、それよりは若干高い。

ジャニ勢のような日本のアイドル典型パターン「シングル>アルバム」は発動しておらず、多少はアルバム待ちの層がいた様子。
 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

CDの収録内容は3種すべて統一。

全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
ただし、3種すべて買うと、『リリース記念ライブイベント&プレゼント抽選会』と『応募者全員「FTISLANDジグソーパズルフレーム』という施策に参加できる。

3種同時購入特典があるので、レコード会社としては思いっきり3枚購入を推奨している。

サウンドスキャンでは【CD+DVD】2種がそれぞれ1.9万枚、1.3万枚。【CDのみ】が0.5万枚で計3.7万枚。

よって、必然と3枚買いまでしたファンはのべ0.5万程度と予測できる。
 

第2位 Checkmate! -安室奈美恵

Checkmate! [ベストコラボレーションアルバム](DVD付)

前週の2位をキープ。

1位→1位→2位→2位という推移で、4週連続TOP3入り。

 
週間売上げは2.5万枚

前週の4.4万枚から半減以上でキープ。

 
累積は1ヵ月で40.4万枚を突破。

このロングヒット傾向からも女性ソロアーティストのトップの座にいるのは間違いない。

 
なお、サウンドスキャンでは3種に分かれたFTISLANDを僅差で下して1位となっている。

 
第3位 CIRCLE CYCLE -柴咲コウ

CIRCLE CYCLE(初回限定盤)(DVD付)

柴咲コウの5枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

これで5作すべてTOP10入りとなる。
 

初動売上げは1.8万枚。前作は企画盤ベスト「Love&Ballad Selection」で初動2.5万枚。そこからダウン。

前オリジナル盤は09年の「Love Paranoia」で初動4.2万枚だったので、そこから半減以下に大幅減。

 
先行シングルが初動0.4万枚とかなり厳しい成績に終わっていたので、アルバムにも不安が生じていたが、やはりかなり厳しい結果に。

前作の企画盤で一気にファン離れを起こしてしまったかのようなチャートアクション。

やはりベストは諸刃の剣か。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

商法に変化はないので、単純に人気がかなり下がっている(パッケージ買いのファンが減っている)様子。

 
女優系歌手としては異例の大成功を収めた彼女だが、ここ数年で一気に失速してしまった。

とりあえず、シングルはまだしもアルバムが下げ止まらないのは危険である。

 
なお、前作の企画盤は初動2.5万枚で週間9位だったので、今回の2万枚を割りながらの3位はかなりラッキーだった。
 

以下、ピックアップ。

第4位 ADVENTURE -ナオト・インティライミ

ADVENTURE(通常盤)

前週の3位から1ランクダウン。

週間売上げは1.4万枚

前週の初動2.1万枚からダウンしているが、超絶キープ

 
リリース週のプッシュ効果継続とTOP3入りしたことでのプッシュで2週目も高い売上を出してきた。

前週1位のBIGBANGは初動6.5万枚から1.3万枚までダウンしたので、2週目で逆転。
 

2週での累積はまだ3.5万枚を突破したところだが、まだじわじわ売れていくことになりそうだ。

~今日のふといいなぁ~
何十年後かに「君」と出会っていなかったあなたに向けた歌 by RADWIMPS
ツブサニコイ  by 関ジャニ∞

2011年8月21日 (日)

2PM、韓国グループのデビューシングル歴代最高初動記録!

いまさらですが、「Google Chrome」インストールしてみました。

お、サクサク動く!イイ感じ!

 
と思って、ブログ更新しようとしたら、問題発生。

なんとリッチテキストモードに対応していないようで、ココログでブログ更新できない…。

なんか設定で解決できるのかな。詳しい方、ご教授くだされ…。

 
んー、慣れたらIEの数倍使いやすいと思うんだけど。残念。

しゃあないので、当分はブログ更新はIE。その他のときはGCでいくことにします。

なんだかなぁ…。
 

さて、本日もチャートチェックです。

前回記事で5/30付シングルのTOP3を見終わったので、本日は4位以降をチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

5/30付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 
第4位 Take off -2PM

Take off(初回限定盤B)

「野獣アイドル」と呼ばれる韓国男性6人組グループが初登場で4位にランクイン。
 

初動売上げは5.9万枚

5.9万枚は少女時代『GENIE』の4.5万枚を上回って、韓国グループの日本デビューシングル歴代最高初動となる。

毎週のように韓国勢のデビューが続いているが、他とは1つレベルの違う数字に。

 
ソニー系でのデビューということで、定番のアニメタイアップ付。

韓国勢にもアニメタイアップを付けてくるとは…1発目が重要と捉えたのだろうか。
 

リリース形態は【CD+DVD】、【CD+ブックレット】、【CDのみ】、【アニメ盤】で計4種リリース

【アニメ盤】にのみ、アニメサイズバージョンを収録している。

全音源、映像、グッズを購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

なお、【アニメ盤】以外の3種には「ハイタッチ会実施!スペシャルフォトカード」を1枚ランダム封入しており、発売週の土曜日にハイタッチ会を開催している。

複数商法、アニメタイアップ、イベント商法と「ソニーがマジ」なときに見られる鉄壁の後ろ盾である。

 
サウンドスキャンではTOP20入りした【CD+DVD】が2.2万枚、【CD+ブックレット】が1.4万枚、【CDのみ】が1.2万枚で計4.8万枚。

これにTOP20外の【アニメ盤】が数千枚加算されるとだいたいオリコンと整合が取れる。

 
次回作はさらなる伸びを見せてくるのだろうか。韓国勢の中でも人気の高いグループのようなので、注目である。 

 
第5位 Esperanza -西野カナ

Esperanza

西野カナの14枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで8作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは2.9万枚。前作『Distance』の初動3.5万枚からダウン。

昨年まで昇り調子だったが、今年に入って2連続ダウン。

前々作で自己最高初動4.1万枚をマークしていたが、今回は3万枚も割ってしまった。

初動が3万枚を割るのは4作振りとなる。
 

リリース形態は魂のCD1種リリース。ずっとこの売り方。

自己最高だった前々作はドラマタイアップがついていたが、今回は朝の情報番組のタイアップとなっている。

視聴層と購入層はほぼ被っていないと思われ、タイアップ効果はほとんどないと思われる。

ただ、タイアップ関係なく人気のピークを超えてしまっている可能性は高い。

 
第6位 VERMILION. -NIGHTMARE

VERMILION.(DVD付)(ジャケットA)

V系バンド、NIGHTMAREの17枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで9作連続のTOP10入り。

エイベックス移籍第一弾シングルとなる。
 

初動売上げは1.9万枚。前作『a:FANTASIA』の初動1.7万枚から上昇。

約1年ぶりのシングルとなったが、数字を伸ばしてきた。
 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

DVDの内容は2種で異なり、【CDのみ】だけ収録曲が1曲多い。

購入で全音源・映像をコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
売り方は移籍前とほぼ同じ。

これくらいの数字の動きは固定ファン内の動きと捉えていいだろう。

エイベックスに移籍してのファン離れはほとんどなさそうだ。

 
以下、ピックアップ。

第8位 マイホーム -関ジャニ∞

Photo

前週の1位から7ランクダウン。

週間売上げは1.5万枚

前週の初動15.8万枚から10分の1以下に暴落

 
前作はジャニーズとしてはかなりの粘りを見せていたのだが、今回は初動が5万下がっただけでなく、2週目の粘りも普通のジャニレベルになってしまっている。

前作の「クレヨンしんちゃん」タイアップはそこまで効果があったのだろうか…。

累積は2週で17.3万枚を突破。

まだ前作の初動20.1万枚にさえ届いておらず、このペースだと最終的な着地も前作初動を超えられない可能性が高くなった。
 

第9位 新しい光 -9mm Parabellum Bullet

新しい光

9mm Parabellum Bulletの3枚目(E.P除く)のシングルが初登場で9位にランクイン。

これで4作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは1.3万枚。前作『命ノゼンマイ』の初動1.6万枚からダウン。

昨年1月以来、1年4ヵ月ぶりのシングルとなる。

 
リリース間隔が開いたのが原因か、2作連続の初動1.6万枚から若干数字を下げた。

07年の『Discommunication e.p.』で初めてTOP10入りしてから人気を徐々に伸ばしていたが、このあたりが限界なのか。

 
リリース形態はいつも通り、魂のCD1種リリース

初回生産分のみライヴ音源8曲を無料でDLできるパスワードを封入していたが売上上昇には繋がらず。

売上を見るに、人気のピークは過ぎたっぽいので、ここからは付いている固定ファンをどれだけ離さずにいけるかがポイントになりそうだ。

 
~今日のふといいなぁ~
Never let go by 加藤ミリヤ
フラッシュバック by ASIAN KUNG-FU GENERATION

2011年8月20日 (土)

Perfume伸び止まらず!4作連続の最高初動更新!

本日もチャートチェックをコツコツ進めていきます。
 

前回記事で5/23付チャートを見終わったので、本日から5/30付チャートに突入です。

まずはいつもどおり、シングルチャートからチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

5/30付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
  

第1位 WHITE -KAT-TUN

Kat

KAT-TUNの15枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これでデビューから15作連続1位獲得となる。

 
初動売上げは15.1万枚。前作『ULTIMATE WHEELS』の初動18.1万枚からダウン。

前作でデビュー後はじめて初動が20万枚を割っていたが、今回はそこからさらに大幅ダウンで15万枚ギリギリのところまできてしまった。自己最低初動

 
赤西仁脱退後、下げ止まらなくなっていたが、前々作23万ラインで落ち着いたように見えた。

しかし、前作でまた下がり始め、今回はとうとう15万台に。

つい数年前までは嵐に次ぐ若手ジャニーズ2番手の位置にいたが、この数字だと関ジャニ∞やNEWSとほぼ同じラインである。

 
リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が2種で計3種リリース

CDは3種すべてカップリングが異なるため、全音源を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

前作と同じ商法なので、売上の増減には関係なし。
 

赤西仁が所属していた昨年2月のシングルでは初動は35.4万枚も出ていたので、1年とちょっとで半減以下になってしまったことになる。

ここからの復調は果たしてありえるのだろうか。
 

第2位 レーザービーム/微かなカオリ -Perfume

レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)

Perfumeの13枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

9作連続のTOP10入り。4作連続の2位となる。
 

初動売上げは9.4万枚。前作『ねぇ』の初動8.5万枚から上昇。

ここにきて、またまた自己最高初動をマーク

初動が9万台に乗るのは自身初となる。

 
『不自然なガール/ナチュラルに恋して』:初動8.1万枚
⇒『VOICE』:初動8.5万枚
⇒『ねぇ』:初動8.5万枚
⇒『レーザービーム/微かなカオリ』:初動9.4万枚

 
これで4作連続での自己最高初動更新となる。

これまでは超安定といった感じだったが、今回は1万枚近くも売上を伸ばしている。

 
今作は両A面2曲とも「キリンチューハイ」のCMソング。

『レーザービーム』はリリースのかなり前からオンエアされていたので、それがライト層にも若干届いたのだろうか。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

アイドルという面も持っていながら、売り方はその辺のアーティストよりずっと正々堂々である。
 

07年の『ポリリズム』でブレイクした後、約4年も人気のピークが続いているような状態で、異例の事態。

どーんと売れてそのあと下がっていくのが当たり前となっている中で、アーティストを売る側の誰もが目指している最もの理想の状態といえる。

 
果たしてこの上り調子はどこまで続くのだろうか。

 
第3位 月の裏側 -DiVA

月の裏側【ジャケットA】※イベント参加券封入

AKB48の派生ユニット、DiVAのデビュー曲が初登場で3位にランクイン。

メンバーは秋元才加、梅田彩佳、宮澤佐江、増田有華の4人。

もともとAKB48のカップリング内で他のAKBメンバーも含めて活動していたが、今回メインボーカルを取っていた4人で正式デビューとなった。
 

初動売上げは7.4万枚

いま乗りに乗っているAKB派生ユニットとしてはそこまで飛び抜けた数字ではない。

ただ、これまでの派生ユニットはメンバー内に人気上位のメンバーが必ず入っていたが、このDiVAは宮澤の9位が最高でその他のメンバーはTOP15にも入っていない。

なお、先述の宮澤の9位というのは昨年の総選挙の人気で、今作『月の裏側』のリリース1ヵ月後に発表された今年の総選挙では11位となり、TOP10入りを逃している。

※参考:DiVAメンバー総選挙順位(2010年→2011年)

秋元:17位→17位
梅田:32位→22位
宮澤:9位→11位
増田:25位→20位
 

よって、今作のリリースの時点での人気は今年の総選挙の結果に近かったと思われ、それだとメンバーにTOP10入りメンバーがいないことになる。

そういったお茶の間での知名度の低いメンバーが集まったユニットだと考えると、この初動7.4万枚もかなり高い数字であることがわかる。

 
リリース形態は【CD+DVD】が6種と劇場盤が1種で計7種リリース

ただ、6種のうち3種は通常盤となっておりジャケットが違うだけ。

その3種と劇場盤ではすべて収録曲が異なっている。

全音源と映像を購入でコンプするためには絶対に4枚買わなくてはならない鬼の複数買い促進商法

同じエイベックスということで、前週のフレンチ・キスと同じような商法になっている。

 
先述のようなメンバーでここまでの数字が出たのはこの商法の影響もかなり大きいと思われる。

逆に、少しでも手を緩めるとそれが数字ダウンに直結する可能性が高い。

 
サウンドスキャンでは初回盤の3種がそれぞれ1.8万、1.5万、1.4万枚となっており、計4.7万枚。

オリコンとの乖離は一般流通以外の売上なので、およそ2.3~2.7万枚が劇場盤の売上ということになり、最も売れたのは劇場盤ということになる。

 

 
~今日のふといいなぁ~
ユートピア by andymori
パレオはエメラルド by SKE48

2011年8月17日 (水)

BIGBANG、アジア男性アーティスト3組目のアルバム首位獲得!

夏休み終わりました。

寝て目が覚めたら仕事です。

体力も回復したし、頑張ってやるぜ。

さて、チャートチェックも頑張ります。

前回記事で5/23付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入です。

 
ではでは、さっそく…

5/23付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

  
第1位 BIGBANG2 -BIGBANG

BIGBANG2 通常盤

韓国出身の5人組男性グループ、BIGBANGの日本2枚目のアルバムが初登場で1位を獲得!

シングル、アルバム通じてこれがグループ初のオリコン1位獲得となる。

また、アジアの男性アーティストによるアルバム1位獲得は東方神起、JJYに続き史上3組目の快挙。
 

初動売上げは6.5万枚。前作「BIGBANG」の初動2.8万枚から大幅上昇

一気に2倍以上に数字を伸ばしてきた。
 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

ただ、CDだけでなく、DVDも収録内容は同じ。

【CD+DVD】の2種ではおまけが携帯ストラップとマグネットで異なっている。
 

音源と映像だけなら、1枚買えば事足りるが、グッズまでコンプしようとすると2枚買う必要がある複数買い促進商法

韓国勢にしては商法が穏やかで、この程度だとあまり複数買いが発生していない可能性が高い。

 
サウンドスキャンでは【CD+DVD+ストラップ】が最も売れていて4.8万枚。

【CD+DVD+マグネット】はたった0.9万枚なので、ほとんどのファンがストラップを選んだことになり、かつ複数買いはMAX0.9万枚分しか起きていないと考えられる。

 
いまの韓国勢の勢いはハンパないが、KARA、少女時代など女性グループに比べて男性グループはあまり伸び切れていない印象がある。

KARAや少女時代には同姓ファンがかなりいる、逆にそっちが多いくらいの印象だが、男性グループに同姓ファンはほとんどいないと思われる。その差か。

 
この人たちに関しては、結構古株なのですでにファンが固定化されてしまっている可能性も。

これが伸びの途中なのか、それともまだ伸びる余地があるのか。今後の展開次第と言えそうだ。
 

第2位 Checkmate! -安室奈美恵

Checkmate! [ベストコラボレーションアルバム](DVD付)

前週の1位から1ランクダウン。

1位→1位→2位という推移で、3週連続のTOP3入り。

 
週間売上げは4.4万枚

前週の8.3万枚から半減以上で持ち堪えている。

 
ここ数年のレベルからすると、初動25万からの2週目がこのくらいでもおかしくないので、やはり粘りが凄い。

累積は3週で38万枚を突破。

この調子で売上を重ねれば、年間チャートでもかなり上位に位置するのは間違いなさそうだ。
 

第3位 ADVENTURE -ナオト・インティライミ

ADVENTURE(通常盤)

男性シンガーソングライター、ナオト・インティライミの2枚目のアルバムが初登場で3位にランクイン。※別名義除く

シングル、アルバム通じてこれが自身初のTOP10入り。

 
初動売上げは2.1万枚。前作「Shall we travel??」の初動1.0万枚から倍以上に上昇。

ミスチルの09年ライヴのサポートメンバーになったことで知名度が上がる中、昨年5月のシングル『タカラモノ~この声がなくなるまで~』が配信、パッケージともにヒット。

続く、この名義での1stアルバム「Shall we travel??」も初動で1万枚を超え、CDショップ大賞にノミネートされたこともあり累積は3万近くまで伸ばしていた。
 

その後のシングルはパッケージは伸び悩んだものの、デジタル配信で毎回ヒットを記録。

特に、『今のキミを忘れない』は北川景子出演のCMソングに起用されたこともあり話題となっていた。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの収録内容も同じ。

今作リリース前に、Mステ等複数の番組で注目のアーティストとしてプッシュされていたのが効いたか。
 

太陽を意味する名前の通り、希望や明るさを表現した楽曲が多いので、現在需要はある方だと思われる。

今後も配信では結果を残せそうなので、勢いのあるうちにシングルまで手を出すファンを何とか増やしたいところ。

 
以下、ピックアップ。

第7位 1PIKO -PIKO

【特典マウスパッド付き】1PIKO(初回限定盤)(DVD付)

ニコ動出身の男性ソロアーティスト、PIKOの1stアルバムが初登場で7位にランクイン。

 
初動売上げは1.1万枚

ソニー系ということで先行シングル3作のうち、直近2作がアニメタイアップ。

最も直近のシングル『桜音』は初動0.9万枚を記録し、初のTOP10入りも果たしていた。

 
もともとニコ動出身だが、メジャーデビュー後はアニメタイアップが多く、出演する番組も「Vの流儀」であったり、どちらかというとV系寄りなプロモーションとなっていた。

何となくニコ動出身という面を強みとして捉えていないような印象で、逆に隠しているような感じ。ニコ動からのファンは残っているのだろうか。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの収録内容は同じ。

プロモーションがV系寄りだったので、売れ方もかなりV系に近く、アルバムになっても大きく数字が変わらず。

V系ファンは熱狂的なので、固定ファンとしては扱いやすく安定するのだが、それ以上の伸びはなかなか難しくなる。

 
まだ1作目なので、今後ソニーがどういったプロモーションをするかで変わってきそう。

何となくアニメタイアップ連発な予感はするが…。
 

 
また、この週、アルバムが1万枚を超えたのはこの7位PIKOまで。

8位以降は1万枚割れとなってしまっている。

 
シングルが12位まで1万枚を超えているので、アルバムのほうが圧倒的に売上水準が低かったことに。

シングルの売上ダウン以上に、アルバムの売上ダウンは深刻な印象を受ける。

 
~今日のふといいなぁ~
宇宙 by スガシカオ
Scenes by 9mm Parabellum Bullet

2011年8月15日 (月)

リリースラッシュで潤う上位&ぱすぽ☆2週目は…

本日もチャートチェックを進めます。

夏休みも明日で終わりかぁ…。
 

さて、前回記事で5/23付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以降をチェックしていきます。

ではでは、さっそく…

5/23付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 
第4位 恋のスーパーボール/ホーム -aiko

恋のスーパーボール/ホーム(通常盤)

aikoの28枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで23作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは7.3万枚。前作『向かい合わせ』の初動5.3万枚から上昇。

自身初のベスト盤を挟んで、約1年ぶりのシングルとなる。

今回はダブルタイアップシングルとなっており、『恋のスーパーボール』が「カルピスウォーター」CMソング、『ホーム』が映画「阪急電車 片道15分の奇跡」主題歌となっている。

 
リリース形態はaikoには珍しく2種リリース

いつも1種リリースのaikoだが、今回は関西を舞台にした映画の主題歌ということで、関西限定盤が存在している。

ただ、関西限定盤と一般流通で異なるのは曲順とジャケット写真等で、CD音源に違いはなし。DVDなど特別アイテムもなし。

 
サウンドスキャンでは一般流通が4.8万枚で関西限定盤が1.6万枚で合計6.4万枚。

一般流通だけで前作の初動に近いので、関西限定盤が売上回復に好影響を与えているのは間違いない。

 
ベスト明け一発目ということで、ファンに見切りを付けられて数字を落とすことも想定されたが、とりあえずファンはそこまで離れていない様子。

ただ、次回関西限定盤がなくなった場合に、前作の5万ラインまで下がる可能性がある。
 

ちなみに、7.3万枚で4位はかなり不運。

近年のチャートレベルなら余裕で1位を狙える数字である。

 
第5位 CORE PRIDE -UVERworld

CORE PRIDE

UVERworldの19枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで16作連続、通算18作目のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは6.2万枚。前作『MONDO PIECE』の初動4.6万枚から大きく上昇。

今作はTBSアニメ「青の祓魔師」OPテーマ。

アニメタイアップということで非常にわかりやすく数字が上がった。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【アニメ盤】で計3種リリース

前作は2種リリースだったので、アニメタイアップに紐付いてリリースされた【アニメ盤】の分、パッケージが増えている。

 
3作前の『クオリア』がアニメタイアップで今回と同じ3種リリースだったところ、初動6.6万枚だった。

アニメタイアップが付くとだいたい6万台で、アニメなしだと4~5万というのが基本ラインのようだ。

 
アルバムのリリースを3週後に控えた先行シングルの位置付けだったが、先行じゃないときと大きく数字が変わらない。

パッケージにしっかり手を出す固定ファンがかなり付いていることがわかる。
 

なお、これで3作連続で4位。

毎回強敵揃いの週にばかりリリースがぶつかり、今回なんかは1位も狙える数字ながら、TOP3にさえ入れていない。

 
第6位 空が鳴っている/女の子は誰でも -東京事変

空が鳴っている/女の子は誰でも

東京事変の7枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで7作連続7作目のTOP10入り。
 

初動売上げは4.1万枚。前作『能動的三分間』の初動4.5万枚からダウン。

間に配信シングルはあったが、パッケージだと前作から1年5か月ぶりとなる。

かなりリリース間隔が開いたことがダウンに影響している可能性がある。
 

また、今作は当初2月にリリース予定だったが、ドラムの刄田綴色が不祥事を起こしたことで発売延期になり、4月からプロモーション活動を再開していた。

これがさらにリリース間隔を広げる原因に。

 
リリース形態は魂のCD1種リリース。前作と同じ。

売り方は変わっていないが数字は落ちているので、人気は下降気味と捉えてよさそう。

 
なお、今作の6位というのは東京事変のシングルで最低順位。

というか、4万枚を超えて6位というのがかなり珍しく、かつかなり運が悪い。

上のUVERと同様に、普通なら余裕でTOP3入りできる数字である。

 
第7位 LOVE SONG  -三代目 J Soul Brothers

LOVE SONG(DVD付)

三代目 J Soul Brothersの3枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは3.9万枚。前作『On Your Mark ~ヒカリのキセキ~』の初動4.1万枚からダウン。

これでデビューから2作連続で初動ダウン。

前作はドラマ主題歌で、今回は住宅のCMソング。

ほとんどタイアップの影響が出ないタイプとは思われるが、どちらかというと前作のほうがタイアップは強めか。

 
また、今回はアルバムを3週後に控えた先行シングル。

本来ならもっと数字を下げてもいいくらいだったが、ハイタッチ会を開催したとのことで、そこでの即売効果でカバーしたといった感じ。

イベントがあった日とない日で結構売上が違い、デイリーの数字はかなり上がったり下がったりしていた。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容は2種ともタイトル曲とインストのみというシンプルな仕様で、複数買いさせる効果はなし。

 
購入層はほぼEXILEファンと思われるが、デビューからただ下がり続けるという典型パターンにはまっている。

なんとか浮上させたいところだが、何か施策はあるのだろうか。
 

以下、ピックアップ。

第9位 きっかけはYOU! -吉川友

きっかけはYOU!

ハロプロアイドル、吉川友(きっかわ ゆう)のデビューシングルが初登場で9位にランクイン。

新人のような売り出し方をされているが、実際は元モー娘。の久住小春らと一緒に「MilkyWay」(アニメきらりん☆レボリューション」専属ユニット)でデビュー済み。

当該ユニットではTOP3入りも経験している。

 
初動売上げは1.5万枚

自身が主演している同名映画の主題歌タイアップ。

 
リリース形態はカップリングとジャケ写違いで全4種リリース

DVD付はなく、すべてCDのみの仕様だが全形態でカップリングが異なっているため、全音源を購入でコンプするためには絶対に4枚買わなくてはならない複数買い促進商法

デビュー作から飛ばしている。
 

また、イベントも活発に行っており、映画の上映後に本人が登場して生パフォーマンスを披露している。同時に握手会も行っている。

 
現在のハロプロ勢の勢い的にも商法的にもイベント的にも、今回の数字が高いのか低いのか判断が難しい。

とりあえずは次回作の様子を見たいところだ。
 

 

 
リリースラッシュで売上水準が高騰し潤うTOP10だが、実はこの週いちばんの見どころは… 
 
前週メジャーデビュー作でほぼ無名のまま週間1位を獲得した「ぱすぽ☆」は2週目でTOP100圏外に。(102位581枚)

これまでの1位からの下落記録は1位→31位(東方神起が記録)が最低記録で、今回ぱすぽ☆はその記録を想像を絶するほど更新してしまったことになる。

1位から102位って…本当に一部の熱狂的なファンだけが買った結果がこれ。

一時期のAKBでさえ成し得なかったことをやってしまった。

ここまで極端な例は、ぶっちぎりの最低記録更新という点からも、今までなかったということ。
 

これを見せられてしまうと、AKB勢はあれでも一般層に訴求できているんだなと思い知らされる。

~今日のふといいなぁ~
One by LAST ALLIANCE
今のキミを忘れない by ナオト・インティライミ

2011年8月14日 (日)

フレンチ・キス、デビュー以来最高の勢いで初動10万オーバー!

歳とった。

オールがきつい。

そして、オール明けの1日がきつい…。

 
学生のころは2日連続オールなんてこともやったけど、今やったらきっと3日くらい倒れたままなんじゃないかな。

 
さて、本日もチャートチェックを進めていきます。

前回記事で5/16付チャートを見終わったので、本日から5/23付チャートに突入していきます。

まずはいつもどおり、シングルチャートから。

 
ではでは、さっそく…

5/23付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 マイホーム  -関ジャニ∞

Photo

関ジャニ∞の17枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで4作連続の1位獲得となる。
 

初動売上げは15.8万枚。前作『T.W.L/イエローパンジーストリート』の初動20.1万枚から大きくダウン。

3ヵ月連続リリースの第2弾だが、早くも第1弾から大きく売上を落としてしまった。

また、前々作が初動25.6万枚だったため、2連続で5万ずつ数字を下げていることになる。
 

ダウンの要因は単純に商法の変化にあると思われる。

今作のリリース形態はDVDの有無で2種リリース。【CDのみ】のほうにはカップリング曲を2曲追加収録している。

全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
前作はアニメタイアップ&両A面だったこともあり、全3種リリースだったのでパッケージ数が1種減っている。

とはいえ前作はCDの収録内容は3種すべて同じで、今回と同じく2枚買えば音源と映像はコンプできる仕様だった。

それでもこれだけ数字が下がったのは、ジャニファンには「出た枚数だけ買う」文化が根付いているので、内容云々関係なくパッケージ数が減ると売上減に直結するということだろう。

 
今作はメンバーの錦戸主演ドラマ「犬を飼うということ ~スカイと我が家の180日~」の主題歌だったが、当然のようにタイアップ効果はほぼ出ていないと思われる。

一時期、嵐につぐ若手ジャニ2番手の位置まで上がっていったが、この2連続大幅ダウンでNEWSやKAT-TUNとほぼ同じラインになってしまった。

 
第2位 カッコ悪い I love you! -フレンチ・キス

カッコ悪い I love you! (初回盤A)

AKB48の派生ユニット、フレンチ・キスの3枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

メンバーは柏木由紀、高城亜樹、倉持明日香の3人。

前作に引き続き、ジャニ勢に敗れて1位はお預けになったが、2位は自己最高位タイ。
 

初動売上げは11.3万枚。前作『If』の初動6.7万枚から大幅上昇

AKB48の派生ユニットが初動10万を超えるのは、Not yetに続いて2組目。

 
今回は複数商法が強(狂)化されており、大幅上昇に関してはそれが要因であると思われる。

リリース形態は一般流通が初回盤【CD+DVD】が2種、初回盤【CDのみ】が1種、通常盤【CD+DVD】が2種、通常盤【CDのみ】が1種で計6種。

これに劇場盤が1種あるので、合計7種リリースということになる。

ただ、通常盤の3種類は初回盤とCD・DVDの内容はすべて同じで、ジャケットが異なるだけという仕様。

French_2

 
また、AKB恒例のイベント商法にも火がついており、まず劇場盤が12,000名限定で販売&個別握手会に招待。

一般流通では、初回盤の3種に「イベント参加券」が10,000枚限定で封入されており、当たればミニイベントに参加可能。

かつ、初回盤3種にはそれぞれのジャケットのセンターメンバーとの「2ショットチェキ撮影会参加券」も200枚だけランダム封入されている。

 
最近は人気が過熱したため、他のAKB勢も握手会が抽選制になっているが、ここまでガッチリと枚数が提示されたのは初だと思われる。

よって、前作までのように初回盤を買えば誰でもイベントに参加できるというわけではなくなっており、「会いにいけないアイドル」になってしまっている。

なお、パッケージとイベント内容については公式HPで図解されている。(http://mv.avex.jp/french-kiss/event/assets_c/2011/04/event-251.html

 
抽選を当ててイベントに参加するため、複数買いはかなり横行していると思われ、それも2枚や3枚のレベルではない可能性が高い。

 
サウンドスキャンでは初回盤3種がTOP20入りしており、それぞれ3.8万枚、2.8万枚、1.6万枚。計8.2万枚。

これに劇場盤1.2万枚を足して、9.4万枚でTOP20外に通常盤3種がちょこちょこランクインしていることを想定すると、オリコンとの帳尻も合う。

つまり、ジャケット写真だけが異なりイベント参加券も何も封入されていない通常盤はほとんど売れていないことがわかる。

7種リリースではあるが、実質のところは初回盤3種と劇場盤が売上のほとんどになっている。
 

第3位 Smile  -BUMP OF CHICKEN

【期間限定盤】Smile(DVD付)

BUMP OF CHICKENの20枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで18作連続のTOP10入りとなる。

 
初動売上げは8.6万枚。前作『友達の唄』の初動8.2万枚から上昇。

ここ数作、連続で初動を落としていたが、ここでやっと下げ止まり。

今作は東日本大震災の復興支援チャリティシングルとなっており、急遽リリースが決定。

漫画「スラムダンク」などの著者として知られる井上雄彦とのコラボレーションシングル。

 
井上氏が震災後ツイッター上で子どものイラストをアップしたところ、当該イラストがソフトバンクのCMで使われることに。

井上氏のラブコールを受けて、BUMP OF CHICKENが音楽を担当することになり、そのままリリースまで繋がったといった流れ。

 
したがって、これまでのバンプのシングルとは形式が異なっている点がいくつかあり、まず売り方。

今作は【CD+DVD】で1種リリースとなっている。

バンプのシングルにDVDが付くのはこれが初のことである。

 
また、今作はタイトル曲1曲のみの収録となっており、バンプのCD恒例となっている「隠しトラック」も収録されていない。これも初のことである。

 
デイリー初日段階では前作をさらに下回るスタートだったが、2日目以降粘りを見せ、特に金曜付(デイリー4日目)では数字をぐんと伸ばし1位に浮上するなど、普段とは違うチャートアクションも見せた。

チャリティという面と漫画化とのコラボという面が非常に効いているようで、全体的に普段のバンプとは異なっている。

よって、数字は回復したが、これが人気の回復とは言い切れないところである。

なお、今作のCDや着うた等の売上の全収益は東日本大震災の義援金として日本赤十字社を通じ被災者へ寄付される。

 
~今日のふといいなぁ~
彼女の"Modern…"  by GLAY
若者のすべて by フジファブリック

2011年8月13日 (土)

安室奈美恵、2週連続首位獲得!

昨日から一応夏休み。

故郷に帰るほどの余裕もないし、どこにも行く気がしない。

てことで、この夏休みはがっつりブログ更新していきます。

 

前回記事で5/16付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

 
ではでは、さっそく…

5/16オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 Checkmate! -安室奈美恵

Checkmate! [ベストコラボレーションアルバム](DVD付)

2週連続1位!

安室奈美恵の2週連続1位獲得は08年の「BEST FICTION」で記録して以来、約2年10ヶ月ぶり。

 
週間売上げは8.3万枚。前週の初動25.3万枚からダウン。

オリジナルアルバムだった前作が初動33.1万枚から2週目8.7万枚

今回は初動が下がっているのにもかかわらず、前作と同じレベルの数字となっており、かなりの粘りとなっている。

 
初登場時にも書いたが、今作は企画盤。

通常は2週目以降の下落スピードも速いアイテムになるので、オリジナル盤よりも粘りを見せるとは予想外。

企画盤だが、世間ではベストのような捉えられ方をされているようだ。

 
累積は2週で33.6万枚を突破。

ベストで再ブレイクした後は、何を出しても安定したセールスをマークしている印象。

 
第2位 ソングス・フォー・ジャパン -Various Artists

ソングス・フォー・ジャパン

前週の7位から5ランクアップ。

週間売上げは4.1万枚

 
国内盤がリリースされたことにより、一気に順位・売上ともに伸ばしてきた。

前々週3位(輸入盤)→前週7位(輸入盤)→2位(国内盤+輸入盤)ということになる。

 
累積は輸入・国内合算されていて、7.1万枚を突破。

久々にオムニバス系でのロングヒット作品となっている。
 

第3位 VOCALIST & BALLADE BEST  -徳永英明

25th Annivesary (初回限定盤B CD2枚組+DVD1枚)SUPER BEST ALBUM VOCALIST & BALLADE BEST

前週の2位から1ランクダウン。

週間売上げは3.9万枚

前週の初動4.7万枚からダウンしているものの、驚異的な粘り。

半減以上でとどめるどころか、ほとんど同じレベルの数字を2週目でも出してきた。

初週では躓いたが、2週目ではベストならではチャートアクションに。

 
当週は強力な新譜がひとつもなかったので、多くのショップで前面にポジショニングされた可能性が高く、それでライト層を引っ張れたのか。

 
ただ、それでも累積はやっと8.5万枚を突破したところで、前作「VOCALIST4」の初動にさえ届いていない。
 

第4位 ウェ(キープ・ユア・ヘッド・ダウン)日本ライセンス(韓国語)盤 -東方神起

왜(ウェ)(Keep Your Head Down)日本ライセンス盤

東方神起の2011年1月に韓国でリリースされたアルバムのライセンス盤が初登場で4位にランクイン。

 
初動売上げは3.8万枚

2人体制になってからの直近の作品は日本でのシングル『Why?(Keep Your Head Down)』で初動は23.1万枚だった。

今回数字は暴落しているが、ライセンス盤がTOP10に入ってくることすら珍しく、5人時代にもライセンス盤は出しているが、オリコンの記録に残っていないレベル。

なので、この数字でも快挙的な成績と思われる。
 

リリース形態は初回盤、通常盤ともに【CD+DVD】で2形態。

DVDは収録されているMVの内容が一部異なる。

どこまで複数買いを助長する効果があるかは微妙だが一応、複数買い促進商法

 
サウンドスキャンでは初回盤2.6万枚で、通常盤が0.6万枚なので、複数買いされていたとしてもMAX0.6万枚ということに。

ライセンス盤がこれだけ売れるということで、2人体制になってファンのがっちり感がさらに増したような印象。

 
~今日のふといいなぁ~
Bittersweet / Hatching Mayflies by the HIATUS
ByeBye by ナイトメア

2011年8月12日 (金)

ぱすぽ☆、メジャーデビューシングルでいきなり1位の快挙!

前回記事で5/9付チャートを見終わったので、本日は5/16付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。

当該週は新譜もそこまで多くないので、1記事でTOP10すべて見ていきます。

 
ではでは、さっそく…

5/16付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 少女飛行 -ぱすぽ☆

少女飛行

10人組女性アイドルユニット、ぱすぽ☆のメジャーデビューシングルが初登場で1位を獲得!

10人全員プラチナム所属で、コンセプトは「みんなでつくるアイドルユニット」。

ユニット名は「passport(パスポート)」からきており、それに因んでメンバーはCAをイメージしたコスチュームを身につけている。

 
前作は石丸電気限定でTOP200位圏外。

よって、200位圏外→1位というとんでもない上昇を見せたことになる。

メジャーデビューシングルでいきなり1位を獲得するのは女性グループ史上初の快挙である。

 
初動売上げは4.3万枚

前作は先述したとおり、TOP200圏外。おそらく300~400枚だと思われる。

 
リリース形態は驚異の全11種リリース

ただ、CDの収録内容は11種すべて同じ。

ジャケットが10人のメンバー仕様になっている初回盤10種と全員が写っている通常盤が1種で計11種となっている。

よって、これだけ種類は出ていながら、複数買い促進商法にはなっていない。

Paspo_2公式HPより 
 

とはいえ、一部に狂信的なファンをつけているタイプと思われるのでジャケットが違うだけでも複数買いさせる効果はありそう。

 
ただ、今回のような売上高騰になったのはイベント商法の効果が最も大きいと思われる。

2月ごろからはじまった80公演近くのイベントで今作の予約取りが実施され、予約したファンにはシングル1枚につき「フライングチケット(イベント参加券)」が配布された。

その「フライングチケット」の枚数につき、メンバーと握手ができたり、2ショット写真が取れたり…といった感じ。

枚数が多い方が当然高いおもてなしが受けられるので、ほとんどのファンが複数枚買っていると思われる

 
CDをただのイベント参加券のおまけと捉える商法の代表的な例で、ビックリマンチョコ商法のお手本といえる。

 
サウンドスキャンでは初回盤B(増井みお 盤)が13位で0.5万枚、続いて初回盤C(根岸愛 盤)が17位で0.5万枚、19位に初回盤A(奥仲麻琴 盤)が0.5万枚、通常盤が20位で0.4万枚となっている。

総選挙せずとも売れているパッケージで人気メンバーがわかるという酷な演出で、合計1.9万枚。

 
AKB勢とはまた違うイベント商法、ブログやツイッターで募ったファンの意見に運営がされるというコンセプト。

アイドル市場はまだまだ可能性を秘めていそう。

  
第2位 Your Luv -MBLAQ

Your Luv(初回限定盤A)(DVD付)

韓国の5人組ユニット、MBLAQ(エムブラック)の日本デビュー曲が初登場で2位にランクイン。

韓国では09年にデビューし、チャート1位を連発している。
 

初動売上げは4.0万枚

遡ること、今作から1ヵ月半前にデビューしたBEASTの初動が2.9万枚だった。

ただし、震災の5日後のリリースでかなり伸び悩んでいたと思われる。

 
発売前のメディアのプッシュ具合などは完全にBEASTのほうが上で、逆にこの人たちは今作のチャートインで名前が広まったくらいの感覚。

お茶の間知名度はほぼゼロでも、4万枚も出てしまうのはいまの韓国勢の勢いか。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CD+アナザージャケット】が1種で計3種リリース。

CDの内容はすべて統一だが、DVDは内容が異なり、複数買い促進商法

 
また、全形態にイベント参加券を封入。

この参加券で全国で行われるハイタッチ会に参加ができ、当日ハイタッチ会参加者対象で、さらに抽選を行い、超限定ライブに招待というがっつりイベント商法。

たくさんハイタッチするために複数枚購入しているファンは多そう。
 

それにしても、毎週必ず韓国勢がチャートインしてくる。

前週がチャン・グンソク&少女時代、その前週がFTISLAND、その前が大国男児、さらにその前がKARA…。

これで5週連続韓国勢TOP10入りとなった。
 

第3位 Let It Go -THE ALFEE

Let It Go(A)

THE ALFEEの通算60枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで45作連続のTOP10入り。

シングルのTOP10入り作品数は、浜崎あゆみに次ぐ歴代2位タイ記録となった。

 
初動売上げは2.3万枚。前作『この愛を捧げて』の初動3.7万枚から大幅ダウン。

当初は24年ぶりの週間1位も期待されたが、アイドル勢の予想以上の奮闘と、予想以上の売上ダウンで、1位獲得とはならなかった。

前作から1年半ぶりのシングルでリリース間隔が開いているので、それがダウンの原因のひとつか。

 
リリース形態は【CDのみ】が3種

すべてボーナストラックが違っており、全音源を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

前作も収録曲違いで3種だったので、商法は変わらずに数字はダウンしてしまっている。

複数買いするファンが減ったのか、それとも人気ダウンが進行しているのか。

ファン層的に、デジタル配信に流れている可能性が低そうなので、どちらにせよ、状況はよくない。

 
以下、ピックアップ。

第4位 Let me cry -チャン・グンソク

Let me cry(通常盤)

前週の1位から3ランクダウン。

週間売上げは2.3万枚

前週の初動11.9万枚からダウン。

 
初動はかなり高騰し、メディアが多く取り上げたが普通にダウン。

とはいえ、5分の1程度なので、日本のアイドル勢・ベテランアーティストに比べると、粘っている。

一部のファンが熱狂的なのは間違いないが、ライト層にも若干訴求できている様子。

累積は2週で14.1万枚を突破した。
 

第6位 第九のベンさん -The fevers

【完全生産限定盤】fevers/第九のベンさん(DVD付)

ゆず扮する大工の仁さん、岩さんによるロックバンド、The feversのシングルが初登場で6位にランクイン。

ゆずの2011/2/16リリースのアルバム「2-NI-」からのシングルカットという位置付けで、TRICERATOPSとのコラボシングルでもある。
 

初動売上げは2.0万枚

ゆずとしての前作は『Hey和』で初動は3.4万枚だった。

完全に企画モノなので、本当に強固な固定ファンが動いただけといった感じで、数字はダウン。

 
ただ、企画モノでライト層に訴求できない&アルバムからのシングルカットにしてはこれでもかなり出たほうだと思う。

リリース形態は【CD+DVD&タオル】の1種リリースとなっており、複数商法はなし。

カップリングに新曲も収録しており、ゆず関連のアイテムとしてファンに刺さった様子。

ライト層を眼中に入れず、ある層にだけ確実に刺せれば、このご時世でもそこそこ数字は残せて、それはそれで効果的だったりする。

 
第7位 いとしき日々よ -平井堅

いとしき日々よ

平井堅の34枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで5作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは1.3万枚。前作『アイシテル』の初動1.8万枚からダウン。

今作のタイアップは4月スタートのドラマで圧倒的人気を誇ったTBS系「JIN-仁-」の主題歌という強力なもの。

ただ、数字は前作を大きく下回るという厳しい結果に。

平井堅の人気自体が下降気味ではあるものの、これはいったい…。そこまでドラマファンに受け入れられなかったのか。

 
リリース形態は魂のCD1種リリース

前作はCD EXTRAの有無で2種リリースだったが、複数買いを促す売り方ではなかった。

パッケージは減っているが、それが大きく影響したとは思えない。
 

敢えていうなら、1ヵ月後にアルバムのリリースを控えていたという点があるが…。

このご時世に平均視聴率21%超えのドラマのタイアップでさえこのざまなので、本格的にドラマタイアップの効果・意味に疑問符がつく。

多くの時間とコストをかけてドラマタイアップを取りにいく時代はもう終わりに近いのかもしれない。

 
第9位 Naturally -松下優也

Naturally

俳優、松下優也の8枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

これが自身2作目のシングルTOP10入りとなる。
 

初動売上げは1.0万枚。前作『Paradise』の初動0.8万枚から上昇。

上昇の理由はひとつで商法の強(狂)化。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種と、完全生産限定盤として【CDのみ】が6種存在。

なんと全8種リリースとなっている。アイドルもびっくり。

 
さらに、完全生産限定盤の6種はすべて収録内容が異なり、それぞれカバー曲が収録されているという極悪ぶり。

かつ、完全生産限定盤以外の2種にはカバーではない新曲がカップリングとして収録されている。

購入で全音源・映像をコンプするためには絶対に8枚買わなくてはならない鬼の複数買い促進商法

一気にリミッターを外してきたといった印象。

 
ただ、個人的にはここまでやった割には伸びが少ない印象。

そもそもの固定ファンの数が少ないし、8枚出たから8枚買うような狂信的なファンがまだ少ないのか。

 
ちなみに、8種全形態にイヴェント参加券を封入。

パッケージ種類も大量で、かつイベント商法も敢行ということで、かなりガツガツモード。

もっと狂信的な固定ファンの多いアーティスト・アイドルがやったら数字は跳ね上がっていた可能性がある。
 

とりあえず、なんで公式が「イヴェント」という表記なのかが気になる。発音いい。

 

~今日のふといいなぁ~
みずいろの町 by 音速ライン
DIAMOND by KAT-TUN

2011年8月 8日 (月)

安室奈美恵、企画盤が異例のヒットに!

つい先日、25歳になりました。

とうとう四捨五入すると30になる歳になってしまいました。

 
昔は25歳ってもっと大人だと思ってたけどなぁ。

一日中ワンピース読んじゃうし、意外と子どもです。
 

さて、つぶやきはほどほどにチャートチェックに移ります。

前回記事で5/9付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートをチェックです。
 

ではでは、さっそく…

5/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 Checkmate! -安室奈美恵

Checkmate! [ベストコラボレーションアルバム](DVD付)

安室奈美恵のコラボレーション楽曲を集めた企画盤が初登場で1位を獲得!

前作からおよそ1年5か月ぶりのアルバムとなる。
 

初動売上げは25.3万枚

前作はオリジナルアルバム「PAST<FUTURE」で初動33.1万枚だったのでダウン。

 
ただ、今作は先述したとおり、純粋な新譜ではなく企画盤

今作のようなコンセプト盤やカップリング集など一般的に企画盤というのは、著しく数字を落とすことが通例。

中には通常の作品の半減以下まで数字を落とすアーティストもいることを考えると、この25.3万枚という数字は驚異的。
 

新曲が4曲収録されており、そのうちの1曲のコラボ相手にはなんと「山P」ことNEWSの山下智久が登場。

アーティストのコラボ相手にジャニーズアイドルが選ばれるのはかなり稀で、まさに「異色コラボ」といった感じ。

同姓からも支持されている安室奈美恵だからこそ出来たコラボである。

よって、今作の購買層としてはジャニーズ(山下)ファンも多く動いていると思われる。

 
新曲が4曲も収録されているからこれだけ高い数字が出たという考え方もできるが、そもそもシングルで新曲を出したときも初動が5~7万枚ラインなので、その認識は微妙。

つまり企画盤にもかかわらず、通常のアルバムのようにかなりのライト層を引き込んだことに。これはなかなか凄い。

男性、女性ひっくるめて現在トップクラスの「アルバム型アーティスト」だと言える。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容は同じで複数買いさせる売り方ではない。

サウンドスキャンでDVD付が23.6万枚、CDのみが2.1万枚となっていることからも、複数買いはほとんど起こっていないことが読み取れる。

 
複数買いさせることなく、かつ企画盤でこれだけの数字を出せればはっきりいって無敵に近い。

次の純粋な新譜のチャートアクションにも注目したいところだ。

 
第2位 VOCALIST & BALLADE BEST -徳永英明

25th Annivesary (初回限定盤B CD2枚組+DVD1枚)SUPER BEST ALBUM VOCALIST & BALLADE BEST

徳永英明の25周年記念ベストアルバムが初登場で2位にランクイン。

カバーシリーズ「VOCALIST」と自身のバラード曲から選曲したベストとなっている。

 
初動売上げは4.7万枚。前作「VOCALIST 4」の初動12.0万枚から大幅ダウン。

CDは2枚組でDISC1が「VOCALIST」シリーズからテレビ等で多く披露された『恋におちて-Fall in Love-』や『やさしさで溢れるように』等を選曲し、『世界中の誰よりきっと』を新たにカバー収録。

DISC2は自身の代表的なバラード曲を選曲。『レイニーブルー』や『輝きながら…』、『壊れかけのRadio』は歌い直しがされている。

 
リリース形態は【2CD+DVD(MV20曲)+ブックレット】、【2CD+DVD(4曲)】、【2CD】の全3種リリース

CDの収録内容は全種統一。

DVDは内容が異なるが、互換性があるので、一番豪華なタイプ(\8,000)を買えば音源と映像はコンプできる仕様。

ただ、ライト層には一番豪華なタイプが高価なため手が出せなかったようで、サウンドスキャンでは最も内容が少ない【2CD】が2.6万枚で最も売れるという珍しい現象が見られた。

 
08年にベストとカップリング集をリリースし、その翌年にはそれらをまとめたBOXセットをリリースしているためベスト需要は低かったと思われる。

また、「VOCALIST」に関してもそれぞれがかなり売れていたし、かつこっちもBOXセットまでリリースしていたので、ここでイイとこ取りされても…といった感じか。

 
オリジナル盤の初動は何とか超えたが、25周年ベストとしてはかなり微妙な数字になってしまった。

 
それにしても、ベストを連発したり、定期的にBOXセットをリリースしたり、この人はやることをやっている。

 
第3位 どーも -小田和正

どーも

前週の1位から2ランクダウン。

週間売上げは4.1万枚

前週の初動8.1万枚からダウンしたものの、驚異的なキープ力を見せた。

 
近年ほとんど見られなくなったが、当ブログで提示していた「粘っている基準」である「半減以上」を見事クリアしている。

これは世間に広まっている証拠でもあるが、かつ初週での購入に拘らないファンが多いことも物語っている。

アイドルファンの傾向とはまったく別だといえる。
 

累積は2週で12.1万枚を突破したが、まだ前作「そうかな」の初動17.1万枚にも届いていない。
 

以下、ピックアップ。

第5位 Destination -GIRL NEXT DOOR

Destination【ジャケットA】(DVD付)

GIRL NEXT DOORの3枚目のアルバムが初登場で5位にランクイン。

これで3作連続のTOP5入り。

 
初動売上げは1.6万枚。前作「NEXT FUTURE」の初動5.6万枚から大幅ダウン。

デビュー作が初動17.1万枚(2週合算)、2作目前作が初動5.6万枚。そして、今作が1.6万枚と2連続で大幅ダウン。

はじめに莫大な資金を費やし、プッシュが終わるとそのままアーティストも終わっていくという典型パターンに。

 
リリース形態は【CD+DVD(ライヴ映像)】、【CD+DVD(MV)】、【2CD】、【CDのみ】で全4種リリース

DVDの内容も違うし、CDも1種だけ1枚多いしで、かなりがっつりとした複数買い促進商法だが、そもそも複数枚買うような熱心なファンがいないとこの商法は意味をなさない。

 
もうある意味手が付けられない状態に陥っており、ここからどうやっても上昇は考えられないが…。

この先の展開はいかに。

~今日のふといいなぁ~
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 by サカナクション

2011年8月 7日 (日)

ユニコーン下げ止まらず、中島美嘉復帰作も不調に

今日は神宮外苑の花火大会だったんですね。

 
偶然、青山一丁目で待ち合わせしたら、浴衣軍団に呑み込まれました。

浴衣の女の人はかわいいけど、たまにいるミニスカートみたいな浴衣はなんなんだろ。

あれが好きな男っているのかな。
 

さて、余談はほどほどにチャートチェックに移ります。

前回記事で5/9付シングルチャートの第4位までをチェックしたので、本日は5位以降をチェック。

ではでは、さっそく…

5/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

 
第5位 月夜の悪戯の魔法/CLIMBER×CLIMBER -BREAKERZ

月夜の悪戯の魔法/CLIMBER×CLIMBER

BREAKERZの10枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

TOP10入りは10作連続、通算10作目となる。

 
初動売上げは1.9万枚。前作『BUNNY LOVE/REAL LOVE 2010』の初動1.6万枚から上昇。

今回はアニメ「名探偵コナン」タイアップ。

とはいっても、もはやこのタイアップに数字を伸ばす効果はないと思われる。
 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CD+トレカ】が1種、ファンクラブ限定盤が1種で計4枚リリース

CDの内容は全種統一。

一般流通の2種のDVDの内容は異なり、さらにファンクラブ盤にはまた異なるDVDが付いている。

3枚買わないと映像をコンプできない複数買い促進商法

また、一般流通の3種すべて買うとイベント招待という、完全に3枚買わせるための施策もあり。

ただ、売り方もイベントも前作と同じやり方なので、数字の上昇は固定ファン内の動きという認識でよさそう。

前々作は1.8万枚だったので、ここ数作はだいたい1.6~1.9万枚あたりを上下する感じになっている。
 

余談だが、ここまで10作出ているシングルのうち、7作が両A面となっている。

 
第6位 恋にBooing ブー! -スマイレージ

恋にBooing ブー!(初回生産限定盤A)

ハロプロ系アイドル、スマイレージのメジャー5枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで5作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.9万枚。前作『ショートカット』の初動2.0万枚から微減。

前作が自己最高初動で、今回は微減したものの、前々作を上回っている。

リリース形態は【CD+DVD+イベント抽選シリアルナンバー】が3種と【CD+イベント抽選シリアルナンバー】が1種、【CDのみ】が1種で、計5種リリース

【CDのみ】には他の4種には未収録の楽曲を追加収録している。

音源と映像を購入でコンプするには絶対に4枚買わなくてはならない複数買い促進商法。前作とまったく同じ商法。

 
イベントの抽選を狙いに行くファンは、DVD付より安価な【CD+イベント抽選シリアルナンバー】を大量購入するようなイメージだろうか。

とにかく、複数買いはかなり発生していると思われる。

 
AKB勢が主流となっている中、メディアにもなかなか出られない割には数字をキープできている印象。

 
第7位 デジタルスープ/ぶたぶた -ユニコーン

デジタルスープ / ぶたぶた

ユニコーンの13枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

ユニコーン初の両A面シングル。

これで4作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.7万枚。前作『裸の太陽』の初動2.3万枚からダウン。

前作から11ヵ月ほどリリース間隔が開いたことで、ファン離れが加速した様子。

『ぶたぶた』が映画「これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫」主題歌となっているが、効果はほとんどなかった様子。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作と同じ。

 
復活以降、3作連続でダウンしており下げ止まらない状況。

再結成に沸いた昔のファンがリリースする度離れていくという、復活バンドがたどる典型パターンにはまっている。

このあたりで下げ止まらないと次はTOP10入りも週を選ぶようになってしまう。

次なるソニーの戦略はいかに。
 

第8位 Dear -中島美嘉

Dear

中島美嘉の活動復帰後第一弾、33枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

前作から8ヵ月ぶりのリリースとなる。

7作連続のTOP10入り。

初動売上げは1.5万枚。前作『一番綺麗な私を』の初動1.7万枚からダウン。

復帰第一弾という話題性があったはずだが、数字はダウン。

今作は映画「八日目の蝉」主題歌で、今作リリース週に公開開始ということで、タイアップ効果が出てもおかしくなかったが、効果が出てるのか出てないのかわかりにくい微妙な感じに。

 
リリース形態は魂のCD1種リリース

前作はDVD有無で2種リリースだったので、パッケージは減少。

DVDが付いていないということで購入意欲が下がるファンもいると思われ、リリース条件は前作より不利で、ダウンは順当な結果か。
 

ただ、数年前なら中島のこういった王道バラードはライト層も巻き込みヒットするパターンが結構見られた。

それが見られなくなったのは中島がライト層に訴求できないタイプになったのか、そもそもパッケージに手を出すライト層が激減しているのか。

 
以下、ピックアップ。

第10位 secret base~君がくれたもの~ -本間芽衣子(茅野愛衣),安城鳴子(戸松遥),鶴見知利子(早見沙織)

secret base 〜君がくれたもの〜 【初回生産限定盤】

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の登場キャラクターによるシングルが初登場で10位にランクイン。

 
初動売上げは1.2万枚

言わずと知れたZONEの大ヒット曲のカバー。

歌っているのは声優の茅野愛衣、戸松遥、早見沙織の3人。

戸松遥は過去にソロで週間TOP10入りまで果たしているが、他の2人はソロでのヒットはなし。

というか、3人ともお茶の間レベルには名前が浸透していないと思われ、今回のヒットはアニメの人気に引っ張られていると捉えて良さそう。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

ジャケットが2種で異なるのでコアなアニメファンは複数買いしている可能性はあるが、商法はゆるい。

この商法でこれだけ売れるということは結構支持を得ているアニメのようだ。
 

なお、ZONEの原曲は初登場19位というところからのヒットだったので、初登場順位は原曲を上回っていることになる。

 

~今日のふといいなぁ~
HANABI  by Mr.Children
IMAGE or… by Janne Da Arc

2011年8月 2日 (火)

チャン・グンソク、初動10万オーバーで鮮烈デビュー!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で5/2付チャートを見終わったので、本日からは5/9付チャートに突入。

まずはいつも通り、シングルチャートの模様からチェックしていきます

 
 

ではでは、さっそく…

5/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 Let me cry -チャン・グンソク

Let me cry(通常盤)

韓国の人気俳優、チャン・グンソクの日本デビューシングルが初登場で1位を獲得!

海外アーティストのデビュー曲での初登場1位獲得は史上初となる。

また、国内海外問わず、男性ソロのデビューシングル初登場首位は1980年12月に近藤真彦が『スニーカーぶる~す』で記録して以来、30年4ヵ月ぶりの快挙

※すでにグループでデビューしているソロデビューは除く

 
初動売上げは11.9万枚

昨年から韓国アーティストが軒並み日本デビューし、次々とチャート上位に送り込んでいるが、今回のチャン・グンソクはケタ違いの勢いになっている。

 
今作の2ヵ月前にはEvery Little Thingの2作品のMVに出演。

そのELTのシングルが2枚揃って前作を大きく上回る売上でTOP10ヒットになっており、そこで人気の高さを見せつけていた。

ただ、逆にいうと、今作リリースまでこの人の人気の高さがお茶の間レベルまで証明されたことはほとんどなく、少女時代やKARAのときにあれだけ騒いでいたメディア(特にフジ)もそれほどプッシュの姿勢を見せていなかった。

そんな中でデビュー曲がいきなり初動10万オーバーで1位となり、かなり鮮烈なデビューとなった。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+トレカ】で2種リリース。2種でカップリングが異なっている複数買い促進商法

また、2種に異なるグッズ引換券をそれぞれ封入。

2種揃えて応募で、「チャン・グンソクスペシャルあぶら取り紙」をプレゼントという施策も組まれている。複数買いは横行していると思われる。

というか、なぜあぶら取り紙…。

 
韓国勢なのでこれくらいの商法は当たり前といったところ。

逆に、ここまでの数字を叩き出していて、商法がこの程度ということはこの人自身の人気がかなり高いことを意味する。

 
なお、今作で鮮烈デビューを飾ってから、メディアのプッシュが一気に加速。

次回作はさらに高い数字を出してくる可能性もあり、注目である。
 

第2位 MR.TAXI/Run Devil Run -少女時代

MR.TAXI / Run Devil Run 

韓国の女性アイドルグループ、少女時代の日本3枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

2作連続のTOP3入りで、2位は自己最高位タイ。

 
初動売上げは10.0万枚。前作『Gee』の初動6.6万枚から大きく上昇

KARAに続き、少女時代も初動10万の大台を超えてきた。

ただ、当初週間1位間違いなしと思われたが、ダークホース的に現れた同じ韓国勢のチャン・グンソクに敗れ、週間1位を逃すことに。
 

リリース形態は【CD+DVD+フォトブック】が2種と【CDのみ】で計3種リリース

2種のDVDの内容は上位互換で、2種買わなくても映像はコンプできる。

ただ、【CD+DVD】のフォトブックは内容が異なっているので、コアなファンは2枚とも買っている可能性がある。

ちなみに、CDは3種ともすべて内容統一。

韓国勢にしてはそこまでキツイ商法でない。

今回の上昇は単純に人気の上昇に紐付いていると捉えていいだろう。

しかし、これまでずっと直近シングルの成績は上回っていたKARAには抜かれてしまっている。(当時のKARA直近シングル『ジェットコースターラブ』初動12.3万枚)
 

なお、韓国のアーティスト・アイドルがシングル1位、2位を独占するのは東方神起、イ・ビョンホンが記録した08年10月以来。

当時は今ほどメディアぐるみでのブームにはなっていなかったので、K-POPブームが作られてからは初のこととなる。
 

第3位 あの太陽が、この世界を照らし続けるように。 -コブクロ

あの太陽が、この世界を照らし続けるように。

コブクロの21枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで12作連続のTOP10入りとなる。

 
初動売上げは4.8万枚。前作『Blue Bird』の初動5.9万枚からダウン。

昨年末の『流星』が久しぶりにロングヒットとなり、勢いを取り戻したかと思われたが、これで2作連続ダウン。

ついに、5万枚を割ってしまった。

 
一応、映画「岳-ガク-」(主演:出演:小栗旬、長澤まさみ)の主題歌タイアップが付いているが、リリース時点では映画は公開前。

タイアップで戦況が大きく変わるタイプだが、今回は完全に不発だった模様。
 

リリース形態は魂のCD1種リリース

前作はボーナストラックの有無で2種リリースだったが、わざわざ無いほうを買うファンはいるはずもなく、実質1種リリース。

 
商法に頼ることなくこれだけの数字を出せればトップクラスではあるが、すでに人気のピークを超えているのは確か。

ここからは残ったファンをいかに離さずにキープしていけるかが勝負になってきそうだ。

 
第4位 T.W.L/イエローパンジーストリート -関ジャニ∞

8_2

前週の1位から3ランクダウン。

週間売上げは2.7万枚

前週の初動20.1万枚からダウン。

 
ただ、前作は初動25.6万枚で2週目2.4万枚だったので、今回初動は下げたが、2週目の粘りが関ジャニにしては異常なレベル。

関ジャニに限らず多くのジャニユニットが2週目は1万台当たり前なので、今回の2週目2.7万枚は快挙といっても過言でない事象である。

 
累積は2週で22.7万枚を突破。

まだ前作の初動にも届いていないが、ジャニーズ内での嵐に次ぐ2番手という立ち位置はキープしている。

 

~今日のふといいなぁ~
夏模様  by KinKi Kids

2011年8月 1日 (月)

8月新譜チェック~全週ジャニ勢&AKB48総選挙シングルついに登場!!~

8月になっちゃいました。

でもなんか8月って感じしない。

ここ数日、ちょっと涼しいからかな。

 
ただ、今週末くらいからまた暑さが戻ってくるみたいで。

暑さを吹き飛ばすには音楽の力が必要だ。

 
てことで、本日は夏本番、8月の新譜チェックを行います。

今月もアイドル勢が上位を固めることになりそうですが、みなさんそれぞれ熱い新譜を見つけてくださいね。
 

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
それでは、Let's check!

8/3

  • RUN FOR YOU - KAT-TUN
  • へたっぴウインク - 渡り廊下走り隊7
  • 純潔パラドックス - 水樹奈々
  • 有頂天LOVE - スマイレージ
  • 雄叫び - 遊助
  • 喜怒哀楽 plus 愛 - 木村カエラ
  • Chu Chu - moumoon
  • エボ★レボリューション - mihimaruGT
  • 明日へ帰ろう - 徳永英明 with Family
  • 欲望を叫べ - OKAMOTO'S
  • Bounce★up - SM☆SH

8/10

  • Everybody Go - Kis-My-Ft2
  • Cry - DiVA
  • 君だけは離さない - 超新星
  • メキ☆ラブ - 超新星
  • ああ、夜が明ける - Berryz工房
  • リトルダンサー - SPEED
  • Independence - CHEMISTRY
  • Hello - ナオト・インティライミ
  • It's You - LOVE PSYCHEDELICO
  • HURRICANE - Lead
  • ずっとここから - 川上ジュリア

8/17

  • ツブサニコイ - 関ジャニ∞
  • 明日へのマーチ/Let's try again~kuwata keisuke ver.~/ハダカ DE 音頭~祭りだ!! Naked~ - 桑田佳祐
  • 4 TIMES - 倖田來未
  • MIN・MIN・MIN - SDN48
  • YOU & I - w-inds.
  • I'M YOUR MAN - 2PM
  • Bang! - AFTERSCHOOL
  • heavenly - 黒夢
  • 手をたたけ - NICO Touches the Walls
  • INORI - SEKAI NO OWARI

8/24

  • フライングゲット -AKB48
  • Sexy.Honey.Bunny!/タカラノイ - V6
  • ViVi夏 - ぱすぽ☆
  • 女々しくて/眠たくて - ゴールデンボンバー
  • Heaven is a Place on Earth - fripSide
  • アイガアル - Every Little Thing
  • 変わりたいと、強く望め。それ以外は、いらない。 - The ROOTLESS

8/31

  • 家族になろうよ/fighting pose - 福山雅治
  • Journey Journey~ボクラノミライ~ - タッキー&翼
  • CALL/I4U - AAA
  • FIGHTERS - 三代目J Soul Brothers
  • REMEMBER THE URGE - the GazettE
  • Fate - JUNO
  • Misty Mystery - GARNET CROW
  • 積乱雲グラフィティ/Fallin' Fallin' Fallin' - ryo(supercell) feat.初音ミク,Dixie Flatline feat.初音ミク
  • short hair - Base Ball Bear

 
ざっとこんな感じ。

今月は新譜が多め。

かつ、ジャニーズ勢が5週全週&AKB勢が4週連続登場ということで、アイドル勢暴走の1ヵ月になりそう。

 
まずは1週目。

1位はKAT-TUNで確定。

ただ、前々作でデビュー後初の初動20万割れとなり、前作ではついに初動15万台にまで数字が落ち込んでしまっている。

売上に関してはかなり厳しい状況で、そろそろ下げとめなくてはならないところ。

順位では指定席の1位間違いない状況だが、売上面では勝負の1枚になりそうだ。
 

さて、1週目のAKB勢は総選挙で2年連続5位となった渡辺麻友率いるユニット、渡り廊下走り隊7が登場。

前作『バレンタイン・キッス』の初動は9.5万枚だった。

前作の時点で10万台目前というところまで数字を伸ばしており、AKB勢のいまの勢いを象徴するチャートアクションを見せていた。

そんな中、今回は商法がさらに強化されており、全種収録曲が異なる4種リリース。(前作は3種リリース)

まさか、KAT-TUNを食うなんてことはないと思うが…、数字をどこまで伸ばすことができるのか注目である。
 
 

続いて、2週目にはジャニーズから新たにデビューするユニット、Kis-My-Ft2が登場。

今回CDデビューとなったが、2004年ごろから活動しており、かなりキャリアは長い。

メンバーの年齢も全員20代で、もうすぐ26歳になるメンバーまでいる。

 
低年齢でデビューさせるのがセオリーとしてあるジャニユニットだけに、もう大人な彼らの異色デビューで数字がどうなるかは想像しにくい。

ただ、ここまでデビューさせられなかったのには理由があるはずで、そう考えると06年のKAT-TUNのような鮮烈なデビューにはならない可能性が高いか。

とはいえ、若手ジャニの1組ではあるので、週間1位を逃すような数字になることは考えにくい。

待ちに待った1作目なので、先にデビューしている後輩たちに引けを取らない数字を出したいところだが…。

 
そして、2週目のAKB勢は総選挙11位の宮澤佐江率いる4人組ユニット、DiVAの2枚目のシングルがスタンバイ。

デビュー作だった前作『月の裏側』は初動7.4万枚。

前作は初回盤と通常盤でジャケットが異なり、CD収録内容は3パターンながら全7種リリースとなっていた。

今回はジャケのみ異なる形態がなくなり、全4種リリースにパッケージ減。

リリース条件は前作からレベルダウンしているが、売上にどれだけ影響するのだろうか。

 
 
さてさて、3週目。

この週は売上水準がグッと上がりそう。
 

1位はまたまたジャニーズで、関ジャニ∞で決定。

前作まで4月、5月、6月と3ヵ月連続でシングルをリリースしてきており、前作の初動は15.8万枚だった。

昨年、初動で20万以上を叩き出していたときは全3種リリースだったが、前々作と前作は2種リリースで15万ラインとなっている。

今作も2種リリースとなっているので、売上は前作並みになる可能性が高い。

 
この週のAKB勢はSDN48。

AKB勢軒並み上昇の流れの中、まるでファンが増えていないような推移を見せた前作から4ヵ月ぶりのシングル。

前作から今作の間に、第3期メンバーが追加されており、今作のカップリングからさっそく参加している。

今回はカップリングにAKB48が歴代最高初動を記録した『Everyday、カチューシャ』のSDN48ヴァージョンまで収録し、売る気まんまんだが、果たして数字に変化は見られるのだろうか。

 
この週は他にも、桑田佳祐の復活後初のシングルや倖田來未の夏恒例4曲入りシングルもスタンバイ。

さらに、加速する韓国勢から2PM、そしてAFTERSCHOOLの日本デビューシングルにも注目。

ジャニーズ、AKB勢、韓国勢と現在のチャートを寡占している3者の激突は見ものだ。

 
そして…

今月最も注目の4週目…

AKB48本体が満を持して登場!

 
今作は6月の総選挙の結果から選抜されたメンバーによるシングルとなっており、昨年の『ヘビーローテーション』にあたるステータスとなる。

前作『Everyday、カチューシャ』はミスチルが15年間守り続けていたオリコンの歴代初動売上記録を塗り替える初動133.4万枚をマークし、チャートファンの度肝を抜いていた。

今作ではさらなる初動記録の更新に期待がかかる。

唯一の不安材料は今作のタイアップ先ドラマの視聴率が絶不調でそればかりが報道されていることだが、おそらくAKBファンにとってはどうでもいいことだろう。

 
昨年からあまりにまわりと次元の違う数字を出し続けているので、数字の予測はまったくできないが、そろそろ頭打ちになってもいい頃だと思う。

なんて思っているチャートファンの度肝をまたもぶち抜く数字を叩き出してくるだろうか。

まずは、初日の数字を見てから。言わずもがな、今月いちばんの注目点である。

 
~今日のふといいなぁ~
サイダーの海  by ねごと
世界の涙 by フレンチ・キス

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