安室奈美恵、企画盤が異例のヒットに!
つい先日、25歳になりました。
とうとう四捨五入すると30になる歳になってしまいました。
昔は25歳ってもっと大人だと思ってたけどなぁ。
一日中ワンピース読んじゃうし、意外と子どもです。
さて、つぶやきはほどほどにチャートチェックに移ります。
前回記事で5/9付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートをチェックです。
ではでは、さっそく…
5/9付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの作品!
第1位 Checkmate! -安室奈美恵
安室奈美恵のコラボレーション楽曲を集めた企画盤が初登場で1位を獲得!
前作からおよそ1年5か月ぶりのアルバムとなる。
初動売上げは25.3万枚。
前作はオリジナルアルバム「PAST<FUTURE」で初動33.1万枚だったのでダウン。
ただ、今作は先述したとおり、純粋な新譜ではなく企画盤。
今作のようなコンセプト盤やカップリング集など一般的に企画盤というのは、著しく数字を落とすことが通例。
中には通常の作品の半減以下まで数字を落とすアーティストもいることを考えると、この25.3万枚という数字は驚異的。
新曲が4曲収録されており、そのうちの1曲のコラボ相手にはなんと「山P」ことNEWSの山下智久が登場。
アーティストのコラボ相手にジャニーズアイドルが選ばれるのはかなり稀で、まさに「異色コラボ」といった感じ。
同姓からも支持されている安室奈美恵だからこそ出来たコラボである。
よって、今作の購買層としてはジャニーズ(山下)ファンも多く動いていると思われる。
新曲が4曲も収録されているからこれだけ高い数字が出たという考え方もできるが、そもそもシングルで新曲を出したときも初動が5~7万枚ラインなので、その認識は微妙。
つまり企画盤にもかかわらず、通常のアルバムのようにかなりのライト層を引き込んだことに。これはなかなか凄い。
男性、女性ひっくるめて現在トップクラスの「アルバム型アーティスト」だと言える。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
CDの収録内容は同じで複数買いさせる売り方ではない。
サウンドスキャンでDVD付が23.6万枚、CDのみが2.1万枚となっていることからも、複数買いはほとんど起こっていないことが読み取れる。
複数買いさせることなく、かつ企画盤でこれだけの数字を出せればはっきりいって無敵に近い。
次の純粋な新譜のチャートアクションにも注目したいところだ。
第2位 VOCALIST & BALLADE BEST -徳永英明
徳永英明の25周年記念ベストアルバムが初登場で2位にランクイン。
カバーシリーズ「VOCALIST」と自身のバラード曲から選曲したベストとなっている。
初動売上げは4.7万枚。前作「VOCALIST 4」の初動12.0万枚から大幅ダウン。
CDは2枚組でDISC1が「VOCALIST」シリーズからテレビ等で多く披露された『恋におちて-Fall in Love-』や『やさしさで溢れるように』等を選曲し、『世界中の誰よりきっと』を新たにカバー収録。
DISC2は自身の代表的なバラード曲を選曲。『レイニーブルー』や『輝きながら…』、『壊れかけのRadio』は歌い直しがされている。
リリース形態は【2CD+DVD(MV20曲)+ブックレット】、【2CD+DVD(4曲)】、【2CD】の全3種リリース。
CDの収録内容は全種統一。
DVDは内容が異なるが、互換性があるので、一番豪華なタイプ(\8,000)を買えば音源と映像はコンプできる仕様。
ただ、ライト層には一番豪華なタイプが高価なため手が出せなかったようで、サウンドスキャンでは最も内容が少ない【2CD】が2.6万枚で最も売れるという珍しい現象が見られた。
08年にベストとカップリング集をリリースし、その翌年にはそれらをまとめたBOXセットをリリースしているためベスト需要は低かったと思われる。
また、「VOCALIST」に関してもそれぞれがかなり売れていたし、かつこっちもBOXセットまでリリースしていたので、ここでイイとこ取りされても…といった感じか。
オリジナル盤の初動は何とか超えたが、25周年ベストとしてはかなり微妙な数字になってしまった。
それにしても、ベストを連発したり、定期的にBOXセットをリリースしたり、この人はやることをやっている。
第3位 どーも -小田和正
前週の1位から2ランクダウン。
週間売上げは4.1万枚。
前週の初動8.1万枚からダウンしたものの、驚異的なキープ力を見せた。
近年ほとんど見られなくなったが、当ブログで提示していた「粘っている基準」である「半減以上」を見事クリアしている。
これは世間に広まっている証拠でもあるが、かつ初週での購入に拘らないファンが多いことも物語っている。
アイドルファンの傾向とはまったく別だといえる。
累積は2週で12.1万枚を突破したが、まだ前作「そうかな」の初動17.1万枚にも届いていない。
以下、ピックアップ。
第5位 Destination -GIRL NEXT DOOR
GIRL NEXT DOORの3枚目のアルバムが初登場で5位にランクイン。
これで3作連続のTOP5入り。
初動売上げは1.6万枚。前作「NEXT FUTURE」の初動5.6万枚から大幅ダウン。
デビュー作が初動17.1万枚(2週合算)、2作目前作が初動5.6万枚。そして、今作が1.6万枚と2連続で大幅ダウン。
はじめに莫大な資金を費やし、プッシュが終わるとそのままアーティストも終わっていくという典型パターンに。
リリース形態は【CD+DVD(ライヴ映像)】、【CD+DVD(MV)】、【2CD】、【CDのみ】で全4種リリース。
DVDの内容も違うし、CDも1種だけ1枚多いしで、かなりがっつりとした複数買い促進商法だが、そもそも複数枚買うような熱心なファンがいないとこの商法は意味をなさない。
もうある意味手が付けられない状態に陥っており、ここからどうやっても上昇は考えられないが…。
この先の展開はいかに。
~今日のふといいなぁ~
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 by サカナクション
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