ミリヤベスト1位獲得!久保田利伸は8年8カ月ぶりにTOP3!
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で8/15付シングルチャートを一気に見終わりましたので、本日はアルバムチャートに突入です。
ではでは、さっそく…
8/15付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
第1位 M BEST -加藤ミリヤ
加藤ミリヤのベストアルバムが初登場で1位を獲得!
08年にサンプリング・ベストは出しているが、全楽曲を横断したベストはこれが初。
04年のデビュー以来、初の2作連続の1位獲得となる。
初動売上げは16.0万枚。
前作はオリジナル盤「HEAVEN」で初動は15.1万枚だったので上昇。
ベストということで上昇させてはいるが、その伸び幅はかなり小さい。
08年のサンプリング・ベストからわずか2年9ヵ月しか経っておらず、かつ前ベストと収録曲が7曲ほど被っている。
そのためか、固定ファン以外の一般層への訴求が上手くいかずかなり苦しんだ様子。
全音源持っているファンがスルーしたというのも考えられなくはないが、新曲が2曲入っており、かつDVDには30曲ものMVとライヴ映像まで収録している。
ただの過去音源の使い回しといった内容ではなく、固定ファンたちがこの内容で動かないほうがおかしい。
そうなると、ベストだけどライト層にイマイチ刺さらなかったと捉えるほうが自然である。
リリース形態は【2CD+2DVD】と【2CD】で2種リリース。
収録曲違い等はないので、普通は豪華な方を買えば事足りる仕様。
ソニーとしては当てにいったベストだと思うが、結果はかなり微妙な感じ。
逆に、ベストは昔からのファンに見切りを付けさせる大きなきっかけになる「諸刃の剣」。
ライト層に刺さっていない状況で、固定ファンに離れられるという結果になるとかなり厳しいが…。
第2位 C'mon -B'z
前週の1位から1ランクダウン。
週間売上げは4.7万枚。
前週の初動27.2万枚から大幅ダウン。
B'zのアルバムが2週目で5万枚を割るのは、ブレイク後では初である。
初動の数字も落ちているが、固定ファンオンリー状態にも拍車がかかっており、数年前に比べてかなり下落が早い。
ただ、初週の時にも書いたとおり、それはB'zに限ったことではなく、CD市場レベルの問題になるので致し方ないと言えばそれまでである。
累積は31.9万枚を突破。
1曲でもお茶の間にまで広がったヒット曲が入っていればまた戦況も変わるのだろうけど、今作のような内容だとこれくらいの数字で収まってしまうみたい。
第3位 Gold Skool -久保田利伸
久保田利伸の13枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。
久保田利伸のアルバムがTOP3入りするのは、02年12月のベスト盤「THE BADDEST Ⅲ」以来、8年8ヵ月ぶりのことになる。
オリジナルアルバムだと、言わずと知れた『LA・LA・LA LOVE SONG』を収録している96年の「LA・LA・LA LOVE THANG」以来となり、14年8ヵ月ぶり。
初動売上げは3.3万枚。
前作はラブソングを集めた企画盤「LOVE&RAIN~LOVE SONGS~」で初動1.3万枚だったので、大幅上昇。
オリジナルだと前作は「Timeless Fly」で初動1.6万枚。いずれにせよ大幅上昇ということになる。
25周年記念アルバムという位置付けになっている今作だが、特に先行シングルがヒットしたわけでもなく、特に宣伝打ちまくりというわけでもなかったので、この急上昇は謎。
ただ、収録曲のひとつにEXILEのATSUSHIとのデュエット曲が収録されており、発売前週にはEXILEの冠番組にゲスト出演していた。
また、初回盤のDVDにはATSUSHIとのレコーディングドキュメント映像が収録されているのもポイント。
他に上昇要因はないので、EXILE(ATSUSHI)ファンをかなり引っ張った結果と捉えていいだろう。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの収録内容に違いはなし。
次回EXILE効果がなくなったら、またいつもの初動1万台に戻ると思われる。
第4位 DUM SPIRO SPERO -DIR EN GREY
DIR EN GREYのメジャー8枚目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。
前作から2年9ヵ月ぶりのオリジナルアルバムとなる。
初動売上げは3.0万枚。前作「UROBOROS」の初動3.8万枚からダウン。
シングルでは10年近くずっと2~3万枚ラインを出し続けるという超絶安定を見せていたが、アルバムはここでやや大きめにダウン。
リリース形態は【2CD+DVD+2LP】と【CDのみ】で計2種リリース。
【2CD+DVD+2LP】のほうは¥12,600と高価で熱狂的ファン用アイテムのような感じ。
前作はこの2形態に加えて【2CD】が存在し、3種リリースだった。
パッケージ減による影響もありそうだが前回も今回も上位互換でどれかにだけ収録されているコンテンツはないので、そこまで大きな影響ではないように思えるが…。
まぁ、シングルが尋常じゃないほど固定ファンがっちりなので、その強固な固定ファンなら中には上位互換でも「パッケージが複数出ている」だけで複数手を出す人もいるのかな。
加えて、前作からの2年9ヵ月でCD市場がさらに縮小していることもダウン原因のひとつと思われる。
サウンドスキャンでは豪華盤が1.6万枚、通常盤が1.3万枚で計2.9万枚。オリコンとの乖離はほとんどなし。
売上が割れているが、今作に関しては複数買い横行というよりは、¥12,600出せるファンと出せないファンで買い分けが発生したためと思われる。
~今日のふといいなぁ~ぴゅあぴゅあはーと (from「放課後ティータイムⅡ」) by 放課後ティータイム(豊崎愛生, 日笠陽子, 佐藤聡美, 寿美菜子, 竹達彩奈)
スターライトパレード (from『スターライトパレード』) by SEKAI NO OWARI
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