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2011年11月の記事

2011年11月27日 (日)

ミリヤベスト1位獲得!久保田利伸は8年8カ月ぶりにTOP3!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で8/15付シングルチャートを一気に見終わりましたので、本日はアルバムチャートに突入です。

 
ではでは、さっそく…

8/15付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 M BEST  -加藤ミリヤ

M BEST

加藤ミリヤのベストアルバムが初登場で1位を獲得!

08年にサンプリング・ベストは出しているが、全楽曲を横断したベストはこれが初。

04年のデビュー以来、初の2作連続の1位獲得となる。
 

初動売上げは16.0万枚

前作はオリジナル盤「HEAVEN」で初動は15.1万枚だったので上昇。

 
ベストということで上昇させてはいるが、その伸び幅はかなり小さい

08年のサンプリング・ベストからわずか2年9ヵ月しか経っておらず、かつ前ベストと収録曲が7曲ほど被っている。

そのためか、固定ファン以外の一般層への訴求が上手くいかずかなり苦しんだ様子。

 
全音源持っているファンがスルーしたというのも考えられなくはないが、新曲が2曲入っており、かつDVDには30曲ものMVとライヴ映像まで収録している。

ただの過去音源の使い回しといった内容ではなく、固定ファンたちがこの内容で動かないほうがおかしい。

そうなると、ベストだけどライト層にイマイチ刺さらなかったと捉えるほうが自然である。

リリース形態は【2CD+2DVD】と【2CD】で2種リリース

収録曲違い等はないので、普通は豪華な方を買えば事足りる仕様。

 
ソニーとしては当てにいったベストだと思うが、結果はかなり微妙な感じ。

逆に、ベストは昔からのファンに見切りを付けさせる大きなきっかけになる「諸刃の剣」。

ライト層に刺さっていない状況で、固定ファンに離れられるという結果になるとかなり厳しいが…。

第2位 C'mon -B'z

C'mon(初回限定盤)(DVD付)

前週の1位から1ランクダウン。

週間売上げは4.7万枚

前週の初動27.2万枚から大幅ダウン。

 
B'zのアルバムが2週目で5万枚を割るのは、ブレイク後では初である。

初動の数字も落ちているが、固定ファンオンリー状態にも拍車がかかっており、数年前に比べてかなり下落が早い。

ただ、初週の時にも書いたとおり、それはB'zに限ったことではなく、CD市場レベルの問題になるので致し方ないと言えばそれまでである。

 
累積は31.9万枚を突破。

1曲でもお茶の間にまで広がったヒット曲が入っていればまた戦況も変わるのだろうけど、今作のような内容だとこれくらいの数字で収まってしまうみたい。
 

第3位 Gold Skool -久保田利伸

Gold Skool

久保田利伸の13枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

久保田利伸のアルバムがTOP3入りするのは、02年12月のベスト盤「THE BADDEST Ⅲ」以来、8年8ヵ月ぶりのことになる。

オリジナルアルバムだと、言わずと知れた『LA・LA・LA LOVE SONG』を収録している96年の「LA・LA・LA LOVE THANG」以来となり、14年8ヵ月ぶり

 
初動売上げは3.3万枚

前作はラブソングを集めた企画盤「LOVE&RAIN~LOVE SONGS~」で初動1.3万枚だったので、大幅上昇。

オリジナルだと前作は「Timeless Fly」で初動1.6万枚。いずれにせよ大幅上昇ということになる。

 
25周年記念アルバムという位置付けになっている今作だが、特に先行シングルがヒットしたわけでもなく、特に宣伝打ちまくりというわけでもなかったので、この急上昇は謎。

ただ、収録曲のひとつにEXILEのATSUSHIとのデュエット曲が収録されており、発売前週にはEXILEの冠番組にゲスト出演していた。

また、初回盤のDVDにはATSUSHIとのレコーディングドキュメント映像が収録されているのもポイント。

他に上昇要因はないので、EXILE(ATSUSHI)ファンをかなり引っ張った結果と捉えていいだろう。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの収録内容に違いはなし。

次回EXILE効果がなくなったら、またいつもの初動1万台に戻ると思われる。
 

第4位 DUM SPIRO SPERO -DIR EN GREY

DUM SPIRO SPERO

DIR EN GREYのメジャー8枚目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。

前作から2年9ヵ月ぶりのオリジナルアルバムとなる。

初動売上げは3.0万枚。前作「UROBOROS」の初動3.8万枚からダウン。

シングルでは10年近くずっと2~3万枚ラインを出し続けるという超絶安定を見せていたが、アルバムはここでやや大きめにダウン。

 
リリース形態は【2CD+DVD+2LP】と【CDのみ】で計2種リリース

【2CD+DVD+2LP】のほうは¥12,600と高価で熱狂的ファン用アイテムのような感じ。

前作はこの2形態に加えて【2CD】が存在し、3種リリースだった。

 
パッケージ減による影響もありそうだが前回も今回も上位互換でどれかにだけ収録されているコンテンツはないので、そこまで大きな影響ではないように思えるが…。

まぁ、シングルが尋常じゃないほど固定ファンがっちりなので、その強固な固定ファンなら中には上位互換でも「パッケージが複数出ている」だけで複数手を出す人もいるのかな。

加えて、前作からの2年9ヵ月でCD市場がさらに縮小していることもダウン原因のひとつと思われる。

サウンドスキャンでは豪華盤が1.6万枚、通常盤が1.3万枚で計2.9万枚。オリコンとの乖離はほとんどなし。

売上が割れているが、今作に関しては複数買い横行というよりは、¥12,600出せるファンと出せないファンで買い分けが発生したためと思われる。
 

~今日のふといいなぁ~
ぴゅあぴゅあはーと (from「放課後ティータイムⅡ」) by 放課後ティータイム(豊崎愛生, 日笠陽子, 佐藤聡美, 寿美菜子, 竹達彩奈)
スターライトパレード (from『スターライトパレード』) by SEKAI NO OWARI

2011年11月26日 (土)

KAT-TUNなんとか下げ止まり…遊助は7連続ダウンに

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で8/8付チャートを見終わったので、本日は8/15付チャートに突入です。

まずはいつもどおり、シングルチャートを見ていきますが、今回は2記事に分けず一気にTOP10をチェックしていきます。

どんどん進まないとね。

 
ではでは、さっそく…

8/15付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 RUN FOR YOU -KAT-TUN

Runforyou_2

KAT-TUNの16枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これでデビュー作から16作連続1位獲得

 
初動売上げは15.2万枚。前作『WHITE』の初動15.1万枚とほぼ同等。

デビュー以来、最低の初動だった前作からほんの僅かながら数字を回復させ、更なる最低記録更新は何とか免れた。

 
リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が2種で計3種リリース

3種すべてCDの収録内容が異なっており、全音源と映像を購入でコンプするためには絶対に3枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

新曲の3枚への分散の仕方は前作と若干異なっているが、3枚以上買わせる仕様は同じ。

タイアップも前作同様にスズキCMソングなので、条件がほとんど前作と同じ。

そのため、数字はまったく動かなかった様子。

ようやく下げ止まったものの、人気が上がる要素がないため油断は禁物の状態。

これ以上下がると、現在セールスパワーで並んでいる関ジャニやKinKiに置いていかれて、さらに落ち目感を出してしまいそう。

 

第2位 へたっぴウィンク -渡り廊下走り隊7

へたっぴウィンク 通常盤

AKB48の派生ユニット、渡り廊下走り隊7の8枚目(「渡り廊下走り隊」名義含む)のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで8作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは8.0万枚。前作『バレンタイン・キッス』の初動9.5万枚からダウン。

前作で前々作『ギュッ』の初動3.8万枚から爆上げしていたが、ここで早くもダウン。

ただ、まだ前々作の2倍以上の数字となっている。

絶好調のAKB勢だが、板野ソロやNot yetなど今年の7月ごろから数字を下げるユニットもちらほら出てきている。

 
リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が1種で計4種リリース

4種類のCD、3種類のDVDはすべて内容が異なるという複数買い促進商法

すべての音源、映像を購入でコンプするためには絶対に4枚以上買わなくてはならない鬼の4種買い促進となっている。

 
まだ「前々作の2倍以上の数字」と書いたが、前々作から前作の間で一気に商法が強(狂)化されている経緯がある。

ずっとCD内容統一で【CD+DVD】が3種だったところ、前々作ではじめてCDの収録内容がすべて異なる仕様となっていた。

ただ、前作に関しては【CD+DVD】が1種減り、計3種リリースだったのだが、今回はCD収録内容すべてことなり、かつ【CD+DVD】も3種となり、過去最狂の複数商法となっている。

このリリース条件で数字はダウンしてしまっているので人気のピークは過ぎたと捉えてよさそう。

 
イベント商法は一般流通に「全国握手会参加券」封入、ECサイト「キャラアニ」での購入で「個別握手会参加券」封入というAKB勢お得意のパターン。

サウンドスキャンでは【CD+DVD】の3種だけTOP20入りし、売上合計は4.2万枚。

オリコンとの乖離3.8万枚は「個別握手会」めあてのネット経由での売上となる。
 

ちなみに、前作もKAT-TUNと同日リリースで、週間1位を逃している。

 
第3位 純潔パラドックス -水樹奈々

純潔パラドックス

人気声優、水樹奈々の25枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで14作連続のTOP10入り。

また、TOP3入りもこれで8作連続となった。

 
初動売上げは5.1万枚

前作は2枚同時リリースで『SCARLET KNIGHT』が初動5.5万枚、『POP MASTER』が初動5.2万枚だった。

よって、今回はそのどちらの初動も下回ったことになる。
 

リリース形態はいつもと変わらず魂のCD1種リリース

CD1種で初動5万枚を出せるアーティストがほとんどいない今、この数字でも驚異的ではあるが、これ以上伸びる気配はなし。

よく言えば、かなり安定している。

声優としては無敵の位置に君臨し、大きな箱でのライヴも行っているが、やはり5万ラインが限界でこれ以上のセールス拡大は難しいのだろうか。

 
第4位 雄叫び -遊助

雄叫び  

遊助(上地雄輔)の8枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで8作連続のTOP10入り。2ヵ月連続シングルリリースの2作目。

 
初動売上げは4.0万枚。前作「全部好き」の初動4.4万枚からダウン。

これで7作連続初動ダウン

09年のデビューから一度も上昇することなく、ただひたすら下がり続け、今回も自己最低初動を更新。

なかなか7作連続で初動ダウンというのは見たことがない。

普通ここまで連続でダウンするような状況ならリリース自体が止まることが多いからか。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作は【CDのみ】パッケージにだけ収録のカップリング曲があり、複数買い促進商法だったが、今回その仕様はなし。

タイアップはソニーお得意の「NARUTO」主題歌。

ただ、地上波アニメではなく劇場版なので、効果はほとんど出なかったようで、商法が緩くなった分をカバーすることはできなかった。
 

島田紳助がああいうことになったのでもう「ヘキサゴン」系のタイアップには頼れない。

傍から見ていてアーティストになるのは難しそうなので、純粋にアイドルとしてやっていくしかないと思われる。さて、ソニーはどう出るのだろうか。
 

第5位 有頂天LOVE -スマイレージ

有頂天LOVE(通常盤)

ハロプロ系アイドルユニット、スマイレージのメジャー6枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで6作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは2.9万枚。前作『恋にBooing ブー!』の初動1.9万枚から大幅上昇。

このタイミングで自己最高初動をマーク。

前作リリース後の今年5月に新メンバー加入が発表されており、今作は初期メンバー4人による最後のシングルと銘打たれてリリースされた。

 

リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が2種で計5種リリース

DVDは3種すべて内容が異なり、かつ【CDのみ】の1種にのみ他とは異なる楽曲を収録している複数買い促進商法。4種買い促進。

ただ、これは前作も同じだった。

 
イベント商法は前作と同じく、初回盤の4種(【CD+DVD】3種+【CDのみ】1種)にイベント抽選シリアルナンバーを封入。

今回は4人最後ということで、これまで以上にイベントが多かった様子。

このタイミングで人気が上がる要素はないので、今回の上昇は「4人最後」ということで初期からのファンが奮起した可能性が高い。

 
逆に、メンバー増員はファンの間では不評だったようなので、「4人のスマイレージ見納め」ということで大量買いに走ったファンがかなりいたのかも。

そうなると、今回で見切りをつけるファンも多そうで、次回作が心配だが…その模様はまた後日。
 

第6位 パレオはエメラルド -SKE48

パレオはエメラルド【ジャケットB】

前週の1位から5ランクダウン。

週間売上げは2.9万枚。前週の初動37.9万枚から大・大・大暴落。

2週目で一気に13分の1になってしまった。
 

やはりAKB48に比べるとまだまだお茶の間への浸透度が低いようで、一部のファンが大量に買い終わった後は急降下という流れになっている。

それでは累積は2週で40万枚を突破。

この時点で年間TOP10入りはほぼ内定したと言える。
 

第7位 マル・マル・モリ・モリ! -薫と友樹、たまにムック。

マル・マル・モリ・モリ!((フルサイズ)薫と友樹の振り付き映像(スペシャル・バージョン)DVD付)

前週の5位から2ランクダウン。

これで11週連続TOP10入り。まだまだ勢い衰えず。

 
週間売上げは2.2万枚

前週の3.3万枚からダウン。

さすがに数字は大きく下がり始めてきたが、それでもまだ普通の週ならTOP10入りはながさないレベルの数字をセールス中。

 
累積は11週で35.3万枚を突破。ついに初動比10倍を達成

間違いなく2011年最強のロングヒット作品である。
 

ただ、ここまで世間まで広まった楽曲でも、一部に猛烈な人気を誇るSKE48の2週分に及ばないというねじれ現象は発動してしまっている。

CDというアイテムがコアなものになってしまっているので致し方ないことだが、これに疑問を抱く人は多そうだ。
 

以下、ピックアップ。

第9位 Madonna -Secret

Madonna

韓国出身の4人組ガールズユニット、Secretの日本デビューシングルが初登場で9位にランクイン。

韓国のガールズユニットによるデビューシングルのTOP10入りはKARA、少女時代に次いで3組目の快挙。

ソニーからのデビューとなっている。

 
初動売上げは1.3万枚

ここ数ヵ月は男性グループのデビューが連続であったが、女性グループは久しぶり。

やはりフジ系列の番組でプッシュがあったようで、デビュー作から高い数字を出してきた。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

【CDのみ】にだけタイトル曲の韓国語Ver.を収録という内容で、複数買い促進商法

 
かつ、3種すべてにイベント参加券が封入されており、イベント商法もあり。

まだ一部の韓国ファンだけの世界になっていると思われるが、ここからKARAや少女時代のような存在になれるかはこれからの活動次第といったところ。

 
ただ、韓国勢の男女ともにグループがかなり数が増え、ついてくるファンも飽和状態になりつつあるので、ここからライト層への訴求というのは、売る側はあまり考えていないのかも。
 

~今日のふといいなぁ~
蝶 (from『蝶』) by Acid Black Cherry
Headlight (from『Headlight』) by MONKEY MAJIK

2011年11月23日 (水)

B'zが快挙!シングル&アルバム総売上8,000万枚突破!

本日もいきなりチャートチェックからスタート。

前回記事で8/8付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートをチェックしていきます。

当週はタイトルからもわかるようにあのモンスターバンドが快挙を達成。
 

ではでは、さっそく…

8/8付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 C'mon -B'z

C'mon(通常盤)

B'zの18枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

これで通算25作目のアルバム首位獲得となり、自身の持つ歴代1位記録を更新。

また、シングルと合わせた首位獲得数は70作目に到達。

もちろん前代未聞の記録である。
 

初動売上げは27.2万枚

今作のこの初動売上をもって、B'zのシングルとアルバムの総売上枚数は8004.6万枚に達し、ついに総売上が8,000万枚を突破。大快挙を成し遂げた。

もちろんB'zがオリコン史上初の達成となる。

次点はMr.Childrenで5497.9万枚だが、もう昔のようにCDがガンガン売れる時代ではないので、もう破られることはないと思われる
 

さて、初動の話に戻ると、前作「MAGIC」の初動34.0万枚からダウン。

前々作「ACTION」(ベスト除く)の初動29.3万枚も下回ってしまった。
 

前作ではドラマタイアップだった『イチブトゼンブ』が久しぶりにお茶の間まで浸透するヒットとなり、それに紐付き数字を回復させていた。

逆に、今回は先行でリリースされたシングル『さよなら傷だらけの日々よ』がブレイク後の自己最低初動をマーク。

さらに、続く『Don't Wanna Lie』ではAKB48の2週目に連続1位記録を破られそうになり、緊急イベントまで発動させて、何とか記録を守り抜くなど「落ち目感」を漂わせるようなことが続いた。

シングルのセールスパワーダウンからして、アルバムでも下がるのは想定内といったところである。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作も同じ売り方だったが、前作のDVDにはライヴ映像やドキュメント映像も収録されており、今回は3曲のPVだけとなっている。

 
ここ数年で売上はかなり下がってしまっているが、数字が下がっているのはB'zだけではなく、他のアーティストはもっと深刻に下がっているのが実情。

今年、嵐やAKB48などアイドル勢を除くと、オリジナルアルバムで今作の初動27.2万枚以上出しているのは、桑田佳祐とEXILEだけ。

「B'z」というブランドを取っ払って、この数字を見るとやっぱり最強レベルである。

 
第2位 YOU  -JUJU

YOU

前週の1位から1ランクダウン。

これで3週連続のTOP3入りとなる。

 
週間売上げは4.8万枚

前週の7.1万枚からダウンしているが、3週目でも前週の半減以上でキープ。

 
このご時世としては驚異的なペースであり、累積は早くも初動比2倍を達成して23.1万枚を突破。

運が良ければ、4.8万枚も1位を狙える数字であり、3週目でこれだけ出るのはライト層を引き込みまくっている証拠。

 
なお、サウンドスキャンでは2位4.9万枚

数字を丸めないと、オリコンが48,496枚でサウンドスキャンが48,553枚

オリコンとの乖離はまったくに等しいほど出ていない

 
アイドル勢のようにイベント商法を多用したり、ECサイトでの購入を促すような施策をしないと、これだけオリコンと同じ数字になるということ。

逆に言うと、オリコンでTOP3とか入っていてサウンドスキャンではTOP20さえ圏外になる作品というのは確実に何か裏があると見ていいだろう。

 
 
第3位 バトル アンド ロマンス -ももいろクローバーZ

【アマゾンオリジナルブロマイド付き】バトル アンド ロマンス(初回限定盤A)

スターダスト所属の女性タレント5人によるアイドルグループ、ももいろクローバーZの初のアルバムが初登場で3位にランクイン。

 
初動売上げは2.4万枚

直近のシングルは2枚同時リリースだった『Z伝説~終わりなき革命~』、『D'の純情』の初動1.3万枚は上回ったものの、その前の『ミライボウル』の初動2.5万枚には及ばず。

現在、「ももいろクローバーZ」として5人組になっているが、『ミライボウル』までは「ももいろクローバー」で6人組だった。

今年4月にメンバーの1人早見あかりが脱退し、現在の編成に。

よって、『ミライボウル』のときよりも単純に考えてメンバー1人分ファンが離れている可能性がある。

 
そういった背景も考え、また多くのアイドルが「シングル>アルバム」傾向になる中、初動2.4万枚は十分な結果だと思われる。

ハロプロなんかはシングルで初動4万台出していてもアルバムだと1万枚がやっとだったりする。

 
リリース形態は【2CD】、【CD+DVD】、【CDのみ】で全3種リリース

全音源、映像を購入でコンプリートするには絶対に2枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

 
もちろんイベント商法も健在で、3種すべての初回生産分にイベント抽選シリアルナンバーカードを封入している。

AKB勢とはまたちょっと違ったオーラを纏ったアイドルグループだが、ここからどこまで人気を伸ばすことができるか注目である。
 

第5位 かりゆし58ベスト -かりゆし58

かりゆし58ベスト 【通常盤】

沖縄出身のロックバンド、かりゆし58の初のベストアルバムが初登場で5位にランクイン。

5位は自己最高位となる。

初動売上げは2.1万枚

オリジナルだった前作「めんそーれ、かりゆし」の初動1.1万枚から大幅上昇。

自己最高初動をマーク。

初のベストで自己最高位と自己最高初動を揃って更新してきた。
 

06年に『アンマー』が有線の新人賞を受賞。08年には同曲が日テレ系「誰も知らない泣ける歌」で特集され話題に。

その後もメディアでちょろちょろと特集されるレベルでシングルやアルバムでのヒット作品はなし。
 

そういった固定ファンがつきにくく、「ちょっと気になるな」レベルの層を持っていたのが逆に功を奏したようで、数字は一気に伸びた。

ベスト待ちのライト層は結構いた様子。

 
リリース形態は【CD+DVD+グッズ】、【CD+DVD】、【CDのみ】の全3種リリース

CDは内容統一、DVDは2種で上位互換だが異なっている。

ただ、複数枚買わないと揃わないものはないので、複数買い促進ではない。
 

そもそも固定ファンがほとんどついていないタイプなので、仮に複数買い促進にしたところで数字はそこまで飛躍的に変わらなかったと思われる。

このベストが新規ファン獲得に繋がるか、もしくはわずかついていた固定ファンに見切りをつけさせる材料になってしまうのか、それとも何も変わらないのか。

次のアイテムのチャートアクションは少し注目である。

 
~今日のふといいなぁ~
ホリデイ (from「present from you」) by BUMP OF CHICKEN
迷宮ラブソング (from『迷宮ラブソング』) by 嵐

2011年11月20日 (日)

マルモリ、ついに10週連続TOP10入り!

本日もいきなりチャートチェックからスタートです。

前回記事で8/8付シングルチャートの4位までをチェックしたので、本日は5位以降をチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

8/8付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!
 

第5位 マル・マル・モリ・モリ! -薫と友樹、たまにムック。

マル・マル・モリ・モリ!((フルサイズ)薫と友樹の振り付き映像(スペシャル・バージョン)DVD付)

前週の3位から2ランクダウン。

これでついに、

10週連続TOP10入りの快挙を達成!

途中でDVD付パッケージを増やしており、厳密には1週目とはリリース条件は変わっているものの、普通なら初めからDVD付を出している方が自然。

逆に序盤にDVD付なしであれだけ売れたのが凄い。

 
週間売上げは3.3万枚。前週の4.9万枚からダウン。

さすがに下げ幅は大きくなってきたが、それでも10週目で3万枚以上をセールスできる作品はここ数年出ておらず、大快挙。

 
累積売上はとうとう30万枚を突破!(33.1万枚)

初動が3.5万枚だったので、初動比10倍に到達しようとしている。

なお、このご時世、初動比2倍もなかなか難しいということを綴っておく。

余談だが、AKB48が初動比10倍まで売れると累積は1,000万枚を超えることになる。

それだけ初動比10倍というのは物凄いことである。
 

第6位 どんな未来にも愛はある/Touch -flumpool

どんな未来にも愛はある / Touch <通常盤>

flumpoolの6枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで6作連続のTOP10入りとなる。「6」ずくめ。

これまで5作のシングルをリリースしてきたflumpoolだが、すべて2位もしくは3位だったため、これが初のTOP3落ちということになる。

 
初動売上げは3.2万枚。前作『君に届け』の初動3.9万枚からダウン。

前々作『reboot~あきらめない詩~/流れ星』の初動3.5万枚も下回っている。

 
パッケージでのシングルは10か月ぶりで、かつ間にアルバムを挟んでいるので、若干ファンに動きが見られたか。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作と同じなので、特に売り方の影響でのダウンではない様子。
 

ダウンしているとはいえ、デビュー作以外はずっと3万枚台をキープしているので、安定はしている。

ただ、安定していてこれ以上伸びる気配がまったくないのも事実である。
 

第7位 DAY BY DAY -D☆DATE

DAY BY DAY (通常盤)

俳優の荒木宏文、五十嵐隼士、瀬戸康史、堀井新太なるユニット、D☆DATEの3枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは1.7万枚。前作『CHANGE my LIFE』の初動1.6万枚とほぼ同等。

昨年12月のデビュー作(初動1.8万枚)からほとんど数字が変わらず、安定している。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

DVDは収録内容が異なり、【CDのみ】はカップリング曲が異なる。

前作はCD収録内容は全形態統一だったので、商法が強化されている。

全音源、映像を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
また、イベント商法も活発でECサイト「キャラアニ」での購入者に握手券参加券付与となっている。

AKB勢をはじめる女性アイドルらと同じ手法。

 
それに伴い、サウンドスキャンでは全形態がTOP20圏外

店頭ではほとんど買われず、握手会狙いの固定ファンだけがECサイトで購入している現状が浮き彫りになっている。
 

店頭で買われていない、かつ商法を強化してもそれほど数字に変化がないので、かなり固定ファンオンリーの世界になっている様子。

そうなると、これ以上の伸びが期待できない可能性が高い。

 
第8位 LET・ME・DO!! -スフィア

LET・ME・DO!!(初回生産限定盤)(DVD付)

女性声優の寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人によるユニット、スフィアの8枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

これで4作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは1.5万枚。前作『Hazy』の初動1.4万枚から微増。

安定しながらもじわりじわりと毎回数字を伸ばしてきている。

 
声優によるユニットということで、これまでずっとアニメタイアップが付いていたが、今回はアニメタイアップが外れており、自身の冠番組「スフィアクラブ」のテーマソングとなっている。

自身の冠番組タイアップという広がりのない(固定ファン以外に訴求しにくい)タイアップだったが、数字は上向きなので、ユニット自体の人気もじわじわ上がっているとみていいだろう。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDは収録内容統一。

【DVD付】には『スフィアのオールナイトニッポンR』公開録音の参加応募券が封入されているので、それ目当ての複数買いは多少発生していると思われる。

 
第9位 絶滅黒髪少女 -NMB48

絶滅黒髪少女(Type-A)(DVD付)

前週の1位から8ランクダウン。

週間売上げは1.4万枚

前週の初動21.8万枚から15分の1を超える大暴落。

AKB本体こそお茶の間レベルまで浸透してきているが、この週1位のSKE48も含めて地方の姉妹グループは完全に一部地方のファンだけの世界になっている様子。

 
とはいえ、初動が高騰していたため、累積は2週で23.2万枚を突破。

通常のアーティストではどれだけ頑張っても出せない数字である。

 
~今日のふといいなぁ~
元カレが結婚する時(from『ペラペラペラオ』) by Not yet
花束(from「スーパースター」) by back number

2011年11月19日 (土)

SKE48が売上爆上げ!

本日はいきなりチャートチェックからはじめます。

前回記事で8/1付チャートを見終わったので、本日からは8/8付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェック。

 
ではでは、さっそく…

8/1付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
 

第1位 パレオはエメラルド -SKE48

パレオはエメラルド【ジャケットA】

名古屋の栄を拠点に活動するAKB48の姉妹グループ、SKE48の6枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで2作連続の1位獲得となる。

なお、今作がエイベックス移籍第一弾シングルとなっている。
 

初動売上げは37.9万枚

前作『バンザイVenus』の初動20.7万枚から2倍近くの大幅上昇

AKB勢の勢いそのままに、一気に数字を爆上げしてきた。

 
この初動はAKB48関連作として、前週のNMB48『絶滅黒髪少
女』や前田敦子のソロデビューシングル『Flower』などを大きく上回る数字。

AKB48本体を除いた、AKB48関連シングルの最高初動記録ということになる。

 
SKE48は他の派生ユニットの勢いが若干減退するなかで、物凄い伸び率を見せている。

Ske48

右肩上がりとはまさにこのこと、といったチャートアクション。

他のAKB関連ユニットにも右肩上がりになっているものはあるが、ここまで出す度にグングン数字を伸ばしているのはSKE48である。

 
リリース形態は【CD+DVD】が3種と劇場盤が1種で合計4種リリース

一般流通の3種はすべてCDの内容もDVDの内容も異なっている複数買い促進商法

劇場盤にはメドレー音源が追加収録されているが、きちんとした新曲の収録はなし。

 
ただ、前作までは一般流通が2種だったので、今回は1種増加しており、それも売上爆上げの要因のひとつだと思われる。

そもそも人気が上がっている中で、パッケージも増えたので一気にドカンときた様子。 
 

また、もちろんイベント商法も活発で、一般流通の3種には「全国握手会参加引換券」を封入、劇場盤には「個別握手会参加券」を封入と、AKB勢の基本パターン。

サウンドスキャンでは一般流通だけがTOP20入りし、2位4.4万枚、3位4.3万枚、4位4.3万枚で合計わずか13.0万枚。

オリコンとの乖離は約25万枚になっており、少なくとも20万枚は劇場盤売上だと想定できる。もしかしたらもっと多いかも。

AKB本体や他の派生ユニットの劇場盤率とはレベルの違う結果で、かなり一部のファンの勢いが強いと思われる。

AKB本体に比べるとまだお茶の間への浸透度はかなり低いようだが、ここからさらにファン拡大となるのか注目したいところ。

 
なお、この猛烈な初動売上げだけで年間TOP10入りはほぼ確定したと言える。

  

第2位 NAKED/Fight Together/Tempest -安室奈美恵

NAKED/ Fight Together/Tempest (DVD付)

安室奈美恵の37枚目(単独名義)のシングルが初登場で2位にランクイン。

前作からちょうど1年ぶりのシングルで、1995年から17年連続でTOP10入りを達成

自身の持つ「シングルTOP10入り連続年数」の女性アーティスト歴代1位記録をさらに更新した。
 

初動売上げは6.0万枚。前作『Break It/Get Myself Back』の初動5.9万枚とほぼ同等。

相変らずリリースペースはゆったりしているが、目立ったファン離れを起こすことなく、安定している。

今回は08年の『60s 70s 80s』以来のトリプルA面仕様となっており、トリプルタイアップシングルとなっている。

コーセーCMソング、アニメ「ONE PIECE」主題歌、ドラマ「テンペスト」主題歌ということで、効果のありそうなタイアップが並んだが、数字は据え置き状態。

もう少し伸びてもよかったと思われるが、思った以上に購入層(ファン)は固定化されているということだろうか。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの収録内容は同じ。

複数買いを促さず、この数字を出せる女性ソロアーティストはこの人とYUIくらいしかいない。

なお、サウンドスキャンではSKEが分散されているため、1位4.9万枚となっている。

第3位 Don't think.Feel!!! -アイドリング!!!

Don't think.Feel!!!(通常盤)

アイドリング!!!の16枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで11作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは3.9万枚。前作『やらかいはぁと』の初動4.3万枚からダウン。

ここ数作、連続で初動を伸ばしていたが、ここでストップ。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

パッケージ数は前作と同じだが、内容は少し異なっており、前作までは【CD+DVD】は1種で【CD+QTカード】が存在していた。
 

また、前作では【CDのみ】に1曲追加で新曲が収録されていたが、今回それはなし。CDの収録内容は3種統一となっている。

加えて、【CD+DVD】の一方はタイアップ先のアニメ「FAIRY TAIL」の映像なので、アニメを見ているファンじゃないと、ほぼ不要なDVDといえる。

 
よって、若干今回の方が商法が緩いので、その影響によるダウンと思われる。

イベント商法はECサイト「キャラアニ」や新星堂での購入者に握手会参加券付与。

AKB勢とはちょっと違ったスタイルになっている。
 

AKB人気から紐付いて発生した女性アイドル人気上昇の波でここまで上がってきたが、ここからもう一段階上がるのはなかなか厳しそうだ。
  
 

第4位 Let it go! -FTISLAND

Let it go!(通常盤)

韓国の5人組バンド、FTISLANDの5枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは3.3万枚。前作『SATISFACTION』の初動3.4万枚とほぼ同等。

連続で数字を伸ばしていたが、上のアイドリング!!!と同じく、ここでいったん上昇ストップ。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。

CDの収録内容はすべて同じだが、DVDは異なっている複数買い促進商法

かつ、前作と同じく3枚すべて購入した人はライヴのエンドロールに名前が載るという施策あり。

また、3枚購入者にはグッズが当たる施策もあるので、あからさまに1人に3枚買わせるのはマストな様子。
 

パッケージ数も3枚購入促進も前作と同じなので、数字もほとんど変わらなかったということだろう。

一気にひとつの音楽ジャンルになった韓国勢だが、ここにきて多くのグループが頭打ちになりはじめている。

ここから一線超えるには一部の狂信的なファンだけでなく、お茶の間レベルにも多少訴求できないと駄目ということか。

 

~今日のふといいなぁ~
イチバンボシ (from「イチバンボシ」) by TRIPLANE
kodoku no synthesizer (from「新呼吸」) by Base Ball Bear

2011年11月16日 (水)

JUJUが驚異的な粘りで2週連続1位獲得!

JUJUの前に…

 
 
前々回、前回に引き続き、先日の九州旅行の写真から。

サッカーボールを片足で留めながら、巨大なサムライジャパンのユニフォームを着ている龍馬に別れを告げて、船で島原から博多へ。

 
博多はやはり美味しい食べ物ということで、もつと悩みましたが、海鮮にすることに。

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訪れたのは中洲の「ふじけん」という海鮮居酒屋です。

赤身が美味しかったので追加注文しまくっていたら、結構な値段に。

それでも6,000~7,000円くらいだったと思います。まぁ、リーズナブルだね。
 
 
たらふく食べて飲んだあとでしたが、博多といえば屋台ということで満腹ながら参戦。

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店名も確認せず、ふらっと屋台に立ち寄って酒飲んで豚骨ラーメン食べて、ホテルに帰りました。

 
で、翌朝は胃がもたれて何もやることがないということで、ホークスファン念願の…

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Yahoo!ドーム!

ついに…きました。

で、たんまりホークスグッズを見て回って買って友達を1時間放置しました。

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お父さんもいました。

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NMB48もいました。

HKT48ができたのに。どうすんだろ。

 
ホークスをたっぷり堪能して、再び天神まで戻り…

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もういっちょラーメン!

ラーメンDBでチェーン化している店を除いて、もっともポイントの高かった「鳳凛(ほうりん)」というお店です。

何やら日本で初めて豚骨ラーメンに唐辛子を入れたお店を元祖としたお店とのこと。 

もやしは乗っていますが、味は「一蘭」にかなり近く、美味しかったです。

 
こうして九州旅行は幕を閉じましたとさ。

ちゃんぽんからはじまり麺類ばっか食べましたとさ。
 

九州いい。やっぱり旅行は食べ物が美味しいところに限るね。

さて、チャートチェックに移ります。

前回記事で8/1付シングルチャートを見終わったので、本日は8/1付アルバムチャートを観ていきます。

ではでは、さっそく…

8/1付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 
第1位 YOU -JUJU

YOU

2週連続1位!

アルバムの2週連続1位獲得作品は、5月に安室奈美恵「Checkmate!」が達成して以来。

カバー集だった前作「Request」に続き、2作連続での2週連続1位獲得となる。

 
週間売上げは7.1万枚

前週の初動11.2万枚からダウンではあるが、2週目に半減以上となっており、尋常じゃないレベルの粘りを見せてきた。

ここ数年は、2週目に初動の半減以上で粘れる作品が激減。

CD自体が一部の人間しか手を出さないものになっているため、固定ファンが発売週に買い終わるとアイドル以外でも2週目には急落するケースばかりになっている。

そのため、初動で20万枚以上出しても2週目には5~6万枚まで落ちるのが普通になってしまっている中でこのキープは奇跡に近い。

前作の結果からしても、JUJUというアーティストのライト層への訴求度が物凄いということになる。

 
累積売上は2週で18.3万枚を突破。

この猛烈な粘りで、一気に年間チャート上位入りが見えてきた。

シングルだけでなく今年はアルバムも韓国勢含めてアイドルが強いので、そんな中でのアーティストの奮闘は明るいニュースである。
 

第2位 ボーン・ディス・ウェイ -レディー・ガガ

ボーン・ディス・ウェイ

前週の3位から1ランクアップ。

これで発売からひと月ほど経ってから、4週連続のTOP3入りとなる。

JUJUの項で先述した背景があるため、今作のこのロングヒットぶりもかなりの快挙である。

 
週間売上げは3.1万枚。前週の4.7万枚からダウン。

やや大きめに数字を落としたが、それでも発売9週目の数字とは思えない
 

累積はついに50万枚を突破(510,234枚)。

この週の売上をもって少女時代「GIRLS' GENERATION」を上回り、2011年海外アーティストのアルバム売上でトップに立った。

これで年末に怪物アルバムが出なければ、年間TOP5入りはほぼ確定といった感じ。

  
第3位 RE-CREATION -TUBE

RE-CREATION

TUBEの33枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

これでアルバムは36作目のTOP10入りとなる。

初動売上げは2.6万枚。前作「Surprise!」の初動3.3万枚からダウン。

前作では前々作から若干数字を回復させて見せたが、今回はダウン。

ついに初動は3万枚を割ってしまった。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDに収録内容違いはなし。

前作と同じ売り方だが、数字は下がっているのであまりいい状況ではない。
 

シングルでは数年前からずっと同じラインを保っているのに、アルバムで下がるという結果に。

そもそもすべてのアイテムに手を出すような強固な固定ファンしか残っていないと思われ、ここで下がるとは予想外。

シングルは下がってアルバムは不変ならまだ納得なんだけど、今回その逆になったのは若干謎である。

 
以下、ピックアップ。

第7位 ラブ・ソングス -シェネル

ラブ・ソングス

LA在住のR&Bシンガー、シェネルのカバーアルバムが初登場で7位にランクイン。

TOP10入りは自身初となる。

初動売上げは1.0万枚。前作「フィール・グッド」の初動0.3万枚から大幅上昇。

07年デビューで、そのデビュー作は初動1.1万枚出ていたが、そこから約3年経ってリリースされた前作は0.3万枚と撃沈していた。

 
今回は邦楽も洋楽も関係なく選曲した有名曲のカバー集で、CDリリース前からTEE『ベイビー・アイラブユー』のカバーが配信(着うた)市場でヒットになっていた。

洋楽ファンが付いてきたというよりは、着うた層に訴求できた効果でCDでも一気に売上を回復させたようだ。

 
リリース形態はCD1種リリース

固定ファンがほぼいないので複数出す必要性はない。

 
TEE『ベイビー・アイラブユー』以外には、久保田利伸の『Missing』やいきものがかりの『SAKURA』などもカバーしている。

久保田利伸やいきものがかりは原曲の印象が強いけど、『ベイビー・アイラブユー』は原曲の知名度が高くないままカバーされたので、シェネルの曲になってしまいそうな気がする…。

 
~今日のふといいなぁ~
こぼれ落ちて (from「スーパースター」) by back number

2011年11月13日 (日)

遊助&GReeeeN下げ止まらず…サカナはバッハで好調!

遊助の前に…
 
 
 

前回記事に引き続き、旅の写真の続きから…

 
長崎市内で龍馬を見た後は、ホテルに一泊して、

翌朝、軍艦島へ!

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2年半前くらいに上陸できるようになった軍艦島。

心の中で、B'z『MY LONELY TOWN』を高らかに歌いました。

 
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軍艦島を見たあとは、雲仙温泉に移動

草津ほど商業的になっていないけど、ザ・温泉街な感じ。

おじいさん、おばあさんばかり。のほほん。

ちょっと酸性の強いお湯ですが、いい湯でした。

  
温泉でゆったりして翌日は島原へ。

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島原城。

コスプレしたお姉さんがいたり、商業的になっていますが、いちばん上の展望台からの景色はなかなかよかったです。

 
そして、島原ではこの度最強のモヤモヤが。

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サムライブルー龍馬さん。

いや、アディダス龍馬さん、ちぃーっす。

 
言葉はいらない。いや、言葉にならない。

 
そんなモヤモヤ島原のあとは博多に移動。

それはまた次回。

 

さて、チャートチェックに移ります。

前回記事で8/1付シングルチャートのTOP3までを見終わったので、本日は4位以降をチェックしていきます。

ではでは、さっそく…
 

8/1付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 
第4位 全部好き。 -遊助

全部好き。(初回生産限定盤)(DVD付)

遊助こと上地雄輔の7枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで7作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは4.4万枚。前作『ひと』の初動6.0万枚からダウン。

まったく下げ止まる気配なく、ついにこれでデビューから6作連続ダウンとなってしまった。
 

リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース

【CDのみ】にだけカップリングを1曲追加収録している。

購入で全音源、映像をコンプするためには絶対に2枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

前作とほぼ同じ売り方なので、数字が下がるということは単純にファンが離れていると捉えられる。

 
ヘキサゴン勢が目に見えて失速しており、今回の遊助のダウンも順当ではある。

ただ、数字はかなり低くなってしまったものの、これでもヘキサゴン勢の中ではトップであることは変わらない。

今作リリースの約1ヵ月後、島田紳助があんなことになってしまったので、今後は自力で何とかしていくしかないが、方向性の変化はあるのだろうか。
 

第5位 笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC -いきものがかり

笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC

いきものがかりの20枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで15作連続のTOP10入りとなる。

約1年ぶりのシングル。

 
初動売上げは3.3万枚。前作『キミがいる』の初動3.6万枚からダウン。

昨年11月に初のベスト盤をリリースしてからは制作活動に専念ということで、メディア露出はほとんどなく、先述の通り、かなりのリリース間隔が開くことになった。

ベストが大ヒットになっていたので、新規ファンを獲得し、さらに伸ばしてくるかとも思われたが、数字はダウン。

CMソングと「めざましテレビ」テーマソングのダブルタイアップだったが、前作のドラマ「ホタルノヒカリ2」タイアップのほうが強かったか。
 

まぁ、ベストでファンに見切りをつけられて寿命を縮めるアーティストも少なくないので(最近は不発パターンの方が多い)、ほぼキープなら最悪の事態は免れたといった感じか。

もともとアルバムで真価を発揮するアルバム型アーティストなので、ベストでファンが増えていたとしても、シングルに手を出すコアなファンには変化がなかったのかもしれない。
 

リリース形態は魂のCD1種リリース。前作までと同じ売り方。

ソニーなのにDVD付さえリリースしない姿勢はベスト後も変わらないようだ。

 
第6位 Re:make/NO SCARED -ONE OK ROCK

Re:make / NO SCARED

4人組ロックバンド、ONE OK ROCKの6枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで3作連続、通算3作目のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは2.9万枚。前作『アンサイズニア』の初動2.3万枚から上昇。

これで2連続上昇となる。

昨年の2年半ぶりのシングルでいきなり1万台に乗せ、前々作の29位を大きく上回る9位をマーク。初のTOP10入りを達成していた。

そこから前作でいきなり売上を2倍以上に伸ばし、今回も上昇。

  
リリース形態は魂のCD1種リリース。前作と変わらず。

商法を強化したわけではなく、数字は上がっているので単純に人気が上がっていると捉えていいだろう。

ジャニーズ時代のファンがまだ付いているとは到底思えないので、ちゃんとバンドにファンがついている様子。

ここからどこまで伸ばしていけるか注目したいところだ。

 
なお、所属事務所はアミューズ。

ここのアーティストは晩成型が多くアーティスト寿命が長いタイプが多いのが特徴。

ワンオクも見事その成功例のひとつになろうとしている。
 

第7位 マジLOVE1000% -ST☆RISH

マジLOVE1000%

アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」からの企画ユニット、ST☆RISHのシングルが初登場で7位にランクイン。

「うたの☆プリンスさまっ♪」はもともとPSPの女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、そこからのアニメ化となっている。

ST☆RISHはアニメで主要キャラを演じる声優たちによるユニット。

 
初動売上げは1.9万枚

女性向けということで男性声優だけで6人のユニット。

もともと男性声優には熱狂的な固定ファンがついていることが多く、人気に差はあるだろうが6人いるのだからセールスパワーはかなり高かった様子。

一般層にはほとんど広まっていないアニメと思われるが、その関連作で2万枚近い数字を初動で出すのはかなり凄い。

 
リリース形態は魂のCD1種リリース

相手が強固な固定ファンなので、いっぱい種類を出せばそれだけ売れた可能性があるが、ファンに批判的に捉えられると終わりな世界でもあるので、これは慎重な手とも捉えられる。

ただ、この週の翌週からキャラごとのシングルを連発することに。

1つのタイトルでいっぱい出すのではなく、異なる名義で異なる作品をいっぱい出すほうを選んだとも取れる。

その辺は、アイドル・アニメで滅法強いキングレコードなので、こなれたものである。
 

第8位 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 -サカナクション

サカナクション  / 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』  〔CD Maxi〕  
 
 
 
 

5人組バンド、サカナクションの5枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

これで2作連続のTOP10入りとなる。

 
初動売上げは1.5万枚。前作『ルーキー』の初動0.9万枚から大きく上昇。

前作は3/16リリースで震災の影響をもろに受けていたが、今回はそこからリリース背景が通常に戻ったので売上は回復した。

なお、前々作『アイデンティティ』の初動1.2万枚も超えており、依然人気は上り調子であると思われる。

ただ、爆発的ではない。

 
リリース形態はCD EXTRAの有無で2種リリース

CDの収録内容に違いはないので、実質1種リリース。

 
今回ははじめて「Mステ」に出演するなどメディアにも積極的に顔を出していたので、その影響も売上増に多少貢献しているのかも。

これがプロモーション効果による一時的な好調なのか、人気が伸びているのかは次回作の様子で判断したいところ。

 
以下、ピックアップ。

第10位 ソラシド -GReeeeN

ソラシド (初回限定盤)(DVD付き)

GReeeeNの13枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

TOP10入りは11作連続となる。
 

初動売上げは1.3万枚。前作「花唄」の初動1.7万枚からダウン。

前作が約2年ぶりのシングルとなっており、そこで数字は大暴落となっていたが、続く今作でも数字はダウン。

ちょっと手が付けられないくらいファン離れが加速している。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの収録内容に違いはなし。前作と同じ売り方。

この結果を見ると、2年ほど前のあの猛烈な勢いは「一時の盛り上がり」で、実際GReeeeNというアーティスト自体にはほとんどファンは付いていなかったのだと想定できる。

 
なおかつ、いきものがかりの欄でも書いたが、最近はベストリリースが失敗に終わることが多い。

この人たちはその最たる例になってしまっている。
 

今週、すでに配信では好調な新曲「恋文~ラブレター~」のリリースを控えているが、ここからの挽回はあるのだろうか。

 
~今日のふといいなぁ~
ヒカリナ (from「新呼吸」) by Base Ball Bear
シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~ (from「BOLERO」) by Mr.Children

2011年11月 8日 (火)

NMB48鮮烈デビュー!

NMB48の前に…

ご無沙汰しております。

約1週間ぶりの更新です。

 
今年はじめて有休をいただいて旅に出ておりました。

昨年は屋久島を訪れ、鹿児島経由で帰ってきましたが、今年は長崎。

九州シリーズ第2弾です。

 
それでは、少しだけ旅の思い出をお裾分け。。。

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長崎といったらカステラ。カステラといった3時のおやつは文明堂。総本店です。

「カステラ巻」なるものを大量に買ったので明日会社でばら撒いてやります。

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念願の本場のちゃんぽん&皿うどん。中華街の江山楼というお店でいただきました。

やっぱ某チェーン店とは一味違ってめちゃくちゃ美味しかった…。

麺とかスープ以上に、ひとつひとつの具材のクオリティがハンパなし。

写真にも写っているつみれとか肉の団子だけで白飯何杯もいける感じ。

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龍馬さん。長崎の街を一望できるかなり高いところにいらっしゃいました。

いまは何を見ているのでしょうね。

 
長ったらしくなってしまうので、本日はここまで。

続きはまた次回に。。。
 

さて、チャートチェックに移ります。

本日からは8/1付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シ ングルチャートからチェックです。
 

では、さっそく…

8/1付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 絶滅黒髪少女 -NMB48

絶滅黒髪少女(Type-A)(DVD付)

大阪の難波を拠点に活動するAKB48の姉妹ユニット、NMB48のデビューシングルが初登場で1位を獲得!

名古屋(栄)拠点のSKE48と同じ立ち位置となり、AKB48のメンバーはいないが、NMBのメンバーはAKB48としても活動できるとのこと。

女性グループによるメジャーデビューシングルでの初登場1位獲得は、今年5月に同じく女性アイドルグループの「ぱすぽ☆」が達成して次いで史上2組目の快挙となる。

 
初動売上げは21.8万枚

デビューシングルから初動で20万枚を超える猛烈な数字となった。

 
06年のKaoru Amane(沢尻エリカ)『タイヨウのうた』の初動15万枚を抜いて、女性アーティスト・アイドルのデビューシングル歴代最高初動を4年11ヵ月ぶりに更新

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順位面でも数字面でも、いきなり記録尽くめのスタートとなった。

なお、AKB関連としても、派生ユニットで初動20万台スタートはいないし、姉妹ユニットのSKE48もはじめは数万レベルのスタートだったため、AKB勢で過去最高の滑り出しとなったことになる。

ちなみに、今作がリリースされた時点ではSKE48の最新作の初動は20.7万枚だったので、いきなり姉妹ユニットNo.1の位置につけたことにもなる。
 
 
 
リリース形態は一般流通【CD+DVD】が2種と【劇場盤】が1種で合計3種リリース

一般流通はカップリングとDVDの内容が異なっており、【劇場盤】には一般流通に未収録の楽曲を追加収録している。

全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 
かつ、AKB勢お得意のイベント商法も活発で、一派流通の2種には全国握手会参加券を封入し、劇場盤には個別握手会参加券を封入している。

サウンドスキャンでは一般流通の2種だけがTOP20にランクインし、3.3万枚と2.3万枚で合計わずか5.6万枚オリコンとの誤差は16万枚以上になっている。

 
少なくとも13万枚くらいは劇場盤の売上という計算になり、かなり購入層が偏っているのがもろ出ている。

デビュー曲ということでお茶の間レベルへの広まりはほとんどないようで、今後ここからAKBのように一部の層を超えた人気になっていくのかどうかは注目したいところである。

 
 
第2位 Superstar -東方神起

Superstar (初回限定盤)(DVD付)

東方神起の32枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで13作連続のTOP10入り。
 

初動売上げは15.9万枚。前作『Why?(Keep Ypur Head Down)』の初動23.1万枚から大幅ダウン。

2人体制となってからは2枚目のシングルだったが、一気に数字を下げてしまった。

前作並みの数字を出せていればNMB48にも勝てたが、やはり1作目は祝儀的に購入に走った熱狂的なファンがいたのか。

もしくは、今年になってどかどかと新たな韓国男性グループがデビューしているので、そっちにファンを持っていかれているのか。

 
リリース形態は一般流通が【CD+DVD】、【CDのみ】で2種。

これに【セブン&アイ盤】と【mu-mo盤】が加わって合計4種リリースとなっている。

一般流通は【CDのみ】にタイトル曲のリミックスを収録しており、【セブン&アイ盤】のDVDは一般流通のものと内容が異なっている。

 
すべての音源と映像を購入でコンプするには絶対に3枚購入しなくてはならない複数買い促進商法

2種類の形態を購入した人に抽選でプレゼントが当たる施策があり、mu-mo特典もあるので、狂信的なファンは3枚以上買っている可能性がある。

 
サウンドスキャンでは一般流通の2種がランクインしており、1位6.4万枚と9位1.6万枚で合計8.0万枚

NMBほどオリコンとの乖離はないものの、こちらもオリコンの半分になってしまっている。

売上の半分近くはセブン&アイだったりmu-moだったりで購入されている様子。

CDがCDショップに出向いて買うものではなくなっている様子が読み取れる。
 

第3位 マル・マル・モリ・モリ! -薫と友樹、たまにムック。

マル・マル・モリ・モリ!((フルサイズ)薫と友樹の振り付き映像(スペシャル・バージョン)DVD付)

前週の2位から1ランクダウン。

発売から2ヵ月経って、2週連続のTOP3入り。

そして、これでついに9週連続TOP10入り

 
週間売上げは4.9万枚

前週の6.7万枚からダウン。

前週リリースされたDVD付パッケージが好調なようで、若干勢いが収まっていたところで息を吹き返している。

 
累積はDVD付での猛チャージで一気に29.8万枚を突破し、30万枚を目前に。

初動3.5万枚だったシングルとしては異例のロングヒット。

今年の年末特番にはこぞって顔を出すことになるんだろうな。

 
~今日のふといいなぁ~
Get Back Home (from「HOW CRAZY YOUR LOVE」) by YUI

2011年11月 2日 (水)

11月新譜チェック!~嵐登場! ジャニーズ新ユニットはぺラオと勝負!~

11月になりました。

前々回の記事でも書きましたが、年末に向けてリリースが活発化し始める時期です。

 
とりあえず、私はさっそく11月のアイテムをフライングゲットしてきました。

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YUIのNEWアルバム「HOW CRAZY YOUR LOVE」。

さらっと聴けるいいアルバムだと思います。

悪く言えばシングル以外でこれ!という曲があまりないですが、長く聴けそう。

 
来週はべボべ。

その翌週は吉井さん。

その翌週はthe HIATUS

その翌週はPerfume。

 
リリース盛りだくさんで財布はからっぽになりそうです。

 
さてさて、リリースが多いのはアルバムだけじゃありません。

てことで、前置きが長くなりましたが本日は前回記事で予告の通り、11月のシングル新譜チェックを行います。

 
みなさん、「おっ!」と思う新譜を見つけてくださいね。
 

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
それでは、Let's check!

11/2

  • 迷宮ラブソング - 嵐
  • スパイス - Perfume
  • Ultra Lover - 2PM
  • カーネーション - 椎名林檎
  • やさしくなりたい - 斉藤和義
  • Smiley Time - 神谷浩史+小野大輔
  • STEP - SM☆SH
  • その向こうへ - 10-FEET

11/9

  • オキドキ - SKE48
  • たとえ どんなに… - 西野カナ
  • リフレイン - 三代目J Soul Brothers
  • 一笑懸命/イナヅマ侍 - 遊助
  • 甘酸っぱい春にサクラサク - Berryz工房×℃-ute
  • FAKE - ViViD

11/16

  • Sexy Zone - Sexy Zone
  • ペラペラペラオ - Not yet
  • My Private "Jealousy" - GLAY
  • 蝶 - Acid Black Cherry
  • CHARGE & GO! - AAA
  • ブスにならない哲学 - ハロー!プロジェクト モベキマス
  • LOVE SONG - FUNKY MONKEY BABYS
  • 恋文~ラブレター~ - GReeeeN
  • GO AWAY - 2NE1
  • 黄昏 - Do As Infinity
  • 側にいて - 阿部真央
  • Light My Fire - KOTOKO

11/23

  • あなたへ/Ooo Baby - EXILE/EXILE ATSUSHI
  • 最初のメール - フレンチ・キス
  • ずっと - aiko
  • ゆきのいろ - ポルノグラフィティ
  • Heartful Voice - タッキー&翼
  • 酔わせてモヒート - ゴールデンボンバー
  • My Dearest - supercell
  • 歩いていこう - いきものがかり
  • Diva - AFTERSCHOOL
  • スターライトパレード - SEKAI NO OWARI
  • Strong Heart - 倉木麻衣
  • Lullaby Of Birdland/みずいろの影 - JUJU
  • 労働讃歌 - ももいろクローバーZ
  • Liar/W.M.A.D - 東京女子流

11/30

  • BIRTH - KAT-TUN
  • Winter - 東方神起
  • 希望山脈 - 渡り廊下走り隊7
  • yayaya - T-ARA
  • タイトル未定 - UVERworld
  • Distance - FTISLAND
  • タイトル未定 - ASIAN KUNG-FU GENERATION
  • Love Me Back - 倖田來未
  • Graffiti - GACKT
  • 翔 - ゆず
  • eternal smile - CHEMISTRY

 
ざっとこんな感じです。

 
今月はジャニーズあり、AKB勢ありでセールス水準はグッと持ち上がること間違いなし。

ジャニーズは2週目以外の全週で登場

AKB勢は2週目以降の全週、4週連続で登場します。

 
また、今月後半は年末の歌番組特番もはじまることが予想され、どのアーティスト・アイドルサイドも果敢に動いてくると思われます。

さて、では1週ずつ簡単にではありますが、見どころを。
 

。。。。

 
第1週目には現在男性アーティスト・アイドルで最も高いセールスパワーを誇るが登場。

昨年6枚ものシングルをリリースし、年間チャート上位を寡占した嵐。

今年はリリースは抑え目でこれが2011年2枚目のシングルとなる。

 
すでに火曜付デイリーの結果が出ており、「私服ツイート」でも情報を流しましたが、初日
売上は24.0万枚で前作『Lotus』とほとんど変わらない数字をマーク。

タイアップ先のドラマも上々の滑り出しをみせており、ここから粘りを見せる可能性もあり、初動での50万枚突破はほぼ決まったといえる。

あとは、前作の初動54.1万枚を超えられるかどうかに注目が集まることになりそうだ。

 
 
続いて、2週目にはAKB48の姉妹ユニット、SKE48が登場。

SKE48はAKBの勢いを引き継ぐようにここ数作で急成長を遂げており、前作『パレオはエメラルド』ではとうとう初動で40万枚近い数字を叩き出していた。

Ske48
 
どの関連ユニットもズバ抜けた数字を出しているAKB勢だが、AKB本体を除いて最も高い数字を出しているのがSKE48。

今作では前作初動を塗り替えられるかはもちろん、2年前までは嵐以外成し得なかった初動50万枚の大台に乗せることができるか注目したいところだ。

 
 
次に、第3週目。

ここではジャニーズの5人組新ユニット、Sexy Zoneがスタンバイ。

平均年齢14歳でセクシーゾーンというユニット名はある意味話題になったが、案の定、バレーボールタイアップでのデビューとなる。

直近ではHey!Say!JUMPがこのタイアップでデビューしており、当該楽曲はいきなり初動24.5万枚を叩き出していた。

今回のユニットも同等の数字を出せれば、週間1位獲得は間違いない状況である。

 
1位争い相手には大島優子率いるAKBの派生ユニット、Not yetがスタンバイ。

前作『波乗りかき氷』の初動は15.6万枚だった。

ただこの15.6万枚はデビュー作から2作目にして早くもペースダウンさせての数字。

3作目で覚醒する可能性はかなり低いため、Sexy Zoneが初動20万台を出してくるなら、週間2位になる可能性が高い。
 

まずは初日。

両者がどのようなスタートを切るのかに注目したいところ。

その結果によっては熾烈な1位争い勃発もありえる。

なお、ジャニーズは新ユニットでは確実に1位を獲りに来るので、1位争いとなった場合はどんな手を使ってくるかにも注目である。

 
続いて4週目には、ジャニーズ以外の男性グループとして最強のセールスパワーを誇るEXILEが登場。

加えて、総選挙3位に急上昇した柏木由紀率いるAKB派生ユニット、フレンチ・キスもスタンバイ。ともにエイベックス。

EXILEの前作『Rising Sun/いつかきっと…』の初動は20.2万枚だった。

ただ、前作はデイリーベースだと日を追うごとに数字を伸ばすというかなり謎なチャートアクションをたどっていた。

9枚組のBOXセット等の存在がそのような奇妙な結果を巻き起こしたと予想されているが、とりあえず、前作初動が現在のセールスパワーを表しているとは言い難い。

ちなみに、普通なチャートアクションを見せた前々作『Each Other's Way~旅の途中~』の初動10.1万枚だった。

 
さて、同発のフレンチ・キスも先述のSKE48同様、出す度に数字を伸ばしている上昇組。

French_kiss

Not yetのように頭打ちになっているユニットもある中、2作連続で大幅上昇を見せている。

今作ではさらなる数字アップなるかに注目したいが、万が一、EXILEの数字が前々作並みに低めに出た場合には、このフレンチ・キスのほうが週間1位優勢に立つ可能性が出てくる。
 

3週目同様、両者の初日売上には要注目。

EXILEが週間1位を逃すことは意外に結構あるが、直近で2位になったときはともに相手が嵐だった。

嵐以外に1位を奪われることはほぼない。

果たしてレーベル違いのエイベックス対決は勃発するのだろうか。

  
ラスト第5週目は、KAT-TUNがスタンバイ。

前作の初動は15.2万枚。

赤西仁脱退後、急落の連続だったところ何とか下げとめたのが前作だった。

まずは、15万台で耐えることがマストで、願わくば少しでも数字を回復させたい。

 
同発にはまたもやAKB勢から渡辺麻友率いる渡り廊下走り隊7が登場。

ちなみに、KAT-TUNと渡り廊下走り隊7は前作も発売日が被っていた。
 

渡り廊下走り隊7は前作の時点ですでに売上は頭打ちになっており、Not yetと同じような状況。これ以上の伸びは考えにくい。

よって、1位争いに発展することもなく、KAT-TUNが週間1位を獲ると思われるが、AKB勢はときに予期せぬ動きをするため要注意である。
 

なお、この週はゆずの新曲『翔』もスタンバイ。

この楽曲はフジ系「世界体操2011」テーマソングとなっていた楽曲。

内村航平の快挙は多く報道されたが、その熱が若干止んだこのタイミングでのリリースとなった。

タイアップ効果は出るのだろうか。少し注目したいところ。

 
セールスパワーの高いアーティストが毎週入れ替わり立ち替わり登場し、場合によっては1位争いも期待できる週もあり。

チャートファンにとっては楽しみなひと月になりそうだ。

~今日のふといいなぁ~
14番目の月 by スピッツ
ShowWindow by androp

2011年11月 1日 (火)

JUJUがオリジナル初の週間1位! 嵐は2週目暴落に…

11月になりましたが、とりあえず本日はチャートチェックを進めます。

新譜(シングル)チェックは次回記事で行います。
 

前回記事で7/25付オリコンシングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

ではでは、さっそく…

7/25付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 YOU  -JUJU

YOU

JUJUの4枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!

2作連続の1位獲得だが、オリジナルアルバムでの週間1位獲得はこれが初となる。

 
初動売上げは11.2万枚

カバー集だった前作「Request」の初動12.9万枚からダウン。

 
前作のカバー集で自己最高初動を叩き出し、累積でも最大のヒットになっていた。

カバーで売れすぎると徳永英明のように「カバーでしか売れない」パターンに陥る可能性もあった。

しかし、この人の場合は逆に存在感を見せることに成功したようで、前々作のオリジナル「JUJU」の初動4.8万枚の倍以上の数字を叩き出してきた。

 
先行シングルはフジ系列のドラマ主題歌になった『この夜を止めてよ』と『また明日…』の2曲がタイアップ効果で1万台後半という高い数字を出し、ロングヒットをマーク。

ただ、それ以外のシングルは0.5万枚付近で、売上差がはっきりと出ていた。

 
「シングルまで買わないけどアルバムは買う」というアルバム待ちレベルのファンがかなり付いているようで、シングルの10倍近い数字が出ている。

昔の中島美嘉ほどではないものの、かなりのアルバム型アーティストになっていると言える。

リリース形態は前作のカバー集と同じく、魂のCD1種リリース

なお、前回のオリジナルは【2CD】と【1CD】で2種だった。

 
複数商法を使わず、初動で10万枚を超えられるアーティストはほとんどおらず、ここで一気にJUJUがトップレベルのセールスパワーを見せつけたことになる。

ただ、複数商法を使っていてもこの人の場合、複数買いするまでの強固なファンがついていないので、そこまで数字は変わらなかったと思われる。

 
サウンドスキャンでは1位で11.2万枚

アイドルのようなイベントはしないし、パッケージも1種なので、オリコンとの乖離はほとんどない。

逆に、オリコンとサウンドスキャンの数字に大きな差異を生じさせる作品は確実に裏で何かあるということである。
 

第2位 Beautiful World -嵐

Arashi

前週の1位から1ランクダウン。

週間売上げは6.8万枚。前週の初動63.1万枚から大暴落

アルバムにもかかわらず、一気に9分の1以下になってしまった。
 

なお、前作は2週目でも12.5万枚出していた

たしかに前作は初動も10万枚ほど高かったのだが、前作と同等の下落率で済んでいれば今作も2週目10万枚オーバーできているはずだった。

今作リリースまで2011年のアルバム最高初動だったAKB48の「ここにいたこと」の2週目が7.5万枚だったので、なんと今回の嵐はAKB以下の粘りだったことになる。

 
累積は2週で69.8万枚を突破し、年間1位獲得に向けてAKB48を猛追といった構図にはなってはいるが、これではミリオン突破は不可能と思われる。

シングルもアルバムも初動での数字はそこまで大きく落ちてはいないが、カオス的人気のピークは過ぎてしまっているのかもしれない。

 
第3位 ボーン・ディス・ウェイ -レディー・ガガ

ボーン・ディス・ウェイ

前週の2位から1ランクダウン。

しかし、これで発売から1ヵ月半ほど経って3週連続のTOP3入り。

週間売上げは4.7万枚

順位は下がったが、売上は前週の3.2万枚から大きく伸びている。

 
来日に合わせて、一気に売上を回復させてきたのが、2週前で5.4万枚。

そして、前週3.2万枚で当週4.7万枚。

チャートアクションにまったく規則性がなく、その週その週の報道の量で売上が上下したと思われる。

 
売上は上下しているが、基礎値がかなり高いロングヒットとなっており、累積は47.9万枚を突破した。

初動18.4万枚ではじまったとは思えない累積で、かつここまで伸ばしていてまったく失速する気配がないという奇跡的な推移である。

本当にライト層を取り込んでブームになっている人は、このご時世でもこんなチャートアクションをするのかと驚くしかない。

 
以下、ピックアップ。

第6位 ex Negoto  -ねごと

ex Negoto

ソニーの若手ガールズバンド、ねごとの2枚目のアルバムで初のフルアルバムが初登場で6位にランクイン。

シングル、アルバム通じて初のTOP10入りとなる。

 
初動売上げは1.5万枚。ミニアルバムだった前作「Hello! "Z"」の0.4万枚から大幅上昇。

先行シングル『カロン』がau LISMOのCMソングに起用されたことで、バンドの知名度が一気に上昇。

そんな折のリリースということで一気に数字を伸ばしたが、そのシングル『カロン』も初動0.9万枚出していたので、アルバムでもう少しガツンときてもよかった気がする。

ここで簡単にガツンといかないのが現在のパッケージ市場の厳しさでもある。
 

リリース形態は魂のCD1種リリース。ただし、初回盤はデジパック仕様。

DVD付さえも出さない音楽一本勝負。

まぁ、まだ固定ファンがほとんど付いていない状態では複数出してもそれを買う人がいないので、この売り方で正解だと思われる。

 
シングルで軽く当てて、アルバムもそこそこヒット。

注目はここからの展開。

ソニーなのでアニメドーピングで一気にチャート上位に持ってくることは可能だが、果たしてこのバンドにもそれを使ってくるのだろうか。

 
~今日のふといいなぁ~
ドキドキ(「JUDY AND MARY 15th Anniversary Tribute Album」) by 真心ブラザーズ
勝手にしやがれ(「The Hit Parade」) by TAK MATSUMOTO Feat. 稲葉浩志

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