山下達郎が8年9ヵ月ぶりの首位獲得!
12月に入り、時間が飛ぶように過ぎている…。
昨日先輩と飲んでいるときも、
「ん?あれって2週間前のこと?2日前のこと?」
と時空迷子。
ここ1ヵ月くらいにやったことを時系列で並べられず。
ただ、そんなときだからこそ、このブログは心の拠り所です。
記事書いてると仕事のことを忘れられます。
てことで、本日もいきなりチャートチェックからスタートです。
前々回の記事で8/22付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。
ではでは、さっそく…
8/22付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
第1位 Ray Of Hope -山下達郎
山下達郎の13枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得!
山下達郎のアルバム週間1位獲得は02年のベストアルバム「RARITIES」で記録して以来、8年9ヵ月ぶり。
オリジナルアルバムだと98年8月発売の「COZY」で獲得して以来、約13年ぶりのこととなる。
なお、今作が首位を獲得したことで、80年代、90年代、00年代、10年代と4年代連続でアルバム首位を獲得したことになる。
これは、松任谷由美、徳永英明、桑田佳祐に続く史上4人目の快挙である。
初動売上げは10.5万枚。前作「SONORITE」の初動11.9万枚からダウン。
ダウンしたものの、前作から約6年も経っており、その間にパッケージ市場がかなり縮小しているので、この程度のダウンならほぼキープと捉えていい。
逆に、リリース前に特に大きなプッシュもなかったので、それでこれだけの数字を残せるのは凄い。
リリース形態は【2CD】と【1CD】で2種リリース。
内容は上位互換なので複数買いは普通発生しない仕様。
そもそも正しく音楽を求めて購入するファンが大半のはずなので、アイドルのような商法を使う必要はない。
どれだけリリース間隔が開いても、商法の力を借りなくてもこれだけの数字を出せるのは本当にこの人の音楽に需要があるからなのだろう。
サウンドスキャンでは【2CD】が9.8万枚、【1CD】が0.9万枚で合計10.7万枚。
オリコンとの乖離はほとんどなし。
複数買い促進商法もイベント商法もせず音楽だけで勝負している作品はオリコンとのズレはほとんど出ないことがまた証明されたといえる。
第2位 M BEST -加藤ミリヤ
週間売上げは6.2万枚。
前週の初動16.0万枚からダウン。
前作のオリジナルアルバム「HEAVEN」が初動15.1万枚から2週目4.4万枚だったので、ベストだけあってそれよりは粘っているが、爆発的ではない。
累積は22.1万枚を突破。
この2週目の勢いにより、累積での40万ラインは難しくなり、30万台着地がほぼ確定したといえる。
ここ最近はベスト盤でも売上が伸びなくなってきているのが切ない。
第3位 SO BEAST -BEAST
韓国の6人組男性グループ、BEASTの日本1stアルバムが初登場で3位にランクイン。
シングル2作に続いて今作のTOP3入りで、3作品連続のTOP3入りとなる。
初動売上げは5.1万枚。
先行でリリースされた2枚のシングルは初動2.9万枚(震災影響あり)から初動4.2万枚だったので、シングルの数字は超えてきている。
一般的にアイドルは単価の上がるアルバムで数字を落として「シングル>アルバム」となることが多いところ、その典型パターンからは外れてきた。
意外とそれほど狂信的ではないアルバム待ちの層がいたということなのだろうか。
それとも前回のシングル以降にファンが増えたのか。
リリース形態は【CD+DVD+写真集】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。
CDの収録内容は全種統一だが、DVDの内容は2種で異なっている複数買い促進商法。
パッケージ上の商法だけ見ると韓国勢にしてはかなり優しく見えるが、実はイベント商法がかなりキツめとなっている。
以下、イベント内容(HPより)。
■1枚購入応募
抽選でメンバー直筆サイン&イラスト入りオリジナル「SO BEAST」Tシャツを100名様にプレゼント!!
■2枚購入応募
応募者全員に生写真7枚セットプレゼント!!(集合1枚+メンバーソロ6枚)
■3枚購入応募
応募者全員にスペシャルDVD(後日HPで大発表します!)プレゼント!!
購入する枚数ごとに応募特典がグレードアップしていくシステムになっており、2枚以上は全員サービス。
こうなると、普通のファンは世間的に普通ではない3枚買いに走っていると思われる。
サウンドスキャンでは【CD+DVD+写真集】の2種が2.3万枚と1.6万枚、【CDのみ】が0.7万枚で合計4.6万枚。
日本のアイドルとは違い、ECサイトでの購入があまりないようで、オリコンとの乖離は小さめになっている。
第4位 BABY ACTION -SCANDAL
ガールズバンド、SCANDALの3枚目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。
これで3作連続でオリジナルアルバムTOP5入り。
ガールズバンドによるデビューから3作連続でのオリジナルアルバムTOP5入りは91年にPINK SAPPHIREが記録して以来19年9ヵ月ぶりと快挙となる。
初動売上げは3.8万枚。
前作はカバーアルバムで初動1.4万枚だった。
オリジナルで比較すると前作「TEMPTATION BOX」の初動3.5万枚から上昇。
企画盤では下がったものの、オリジナル盤ではダウン知らずの2連続上昇となっており、人気はまだ上がっている様子。
リリース形態は【DVD付】、【写真集付】、【CDのみ】で計3種リリース。
CDに収録内容の違いはないが、映像と写真集ともに欲しいファンは2枚買っている可能性が高い。
サウンドスキャンではTOP20以内に【DVD付】と【写真集付】がランクインし、それぞれ2.2万枚と0.9万枚。
【写真集付】も結構出ているので、複数買いはそれなりに発生していると思われる。
以下、ピックアップ。
第6位 SugarlessⅡ -スガシカオ
スガシカオのカップリング曲とセルフカバーで構成された企画盤が初登場で6位にランクイン。
これで「1stアルバムからの連続アルバムTOP10入り」記録は14作連続に。
自身の持つ男性ソロアーティスト歴代1位記録を更新した。
これはなかなか凄くて、14作の中には極端に売上が下がるはずのライヴ盤など企画盤も含まれている。
初動売上げは2.1万枚。前作はオリジナルアルバム「FUNKASTiC」で初動は2.6万枚だったのでダウン。
シングルが1万割れになり、オリジナルアルバムも出す度に初動が下がっており、セールスパワーは目に見えて落ちている。
今回は、多くのアーティストが数字を大きく落とす企画盤ということで、さらに数字を落とすかと思われたが、下げ幅はかなり小さく済んでいる。
要因として、新曲が収録されていて、かつ収録曲の中にMr.Children『ファスナー』のカバーが含まれており、そこには桜井和寿が参加している。
この『ファスナー』のカバーに関してはミスチルの映像作品内ですでに披露されており、そのCD化ということでミスチルファンの関心も高かったと思われ、ミスチルファンを結構引っ張ったと思われる。
リリース形態は初回生産分かどうかでパッケージの違いはあるが、CD1種リリース。
特に商法で持ち上げているわけでもないので、この内容でここまで数字キープできたのはミスチル効果と捉えるのが自然だと思われる。
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