マルモリ、ついにポニョ超え!
今週はずっとこればっか聴いてます。
待ちに待ったアルバム。
前作「⊿」から2年4ヵ月も経ったのかー。
今作はシングルが多くてインストを除いた新曲が4曲しかないということで、ちょっと心配だったんですが…まったく心配ご無用でした。
ほぼベストみたいな内容なんですが、アルバム序盤のシングル曲が強烈にアレンジかかっていて新鮮でオリジナルアルバムとしてもちゃんと聴けますね。
『レーザービーム』をはじめて聴いたときはあまりに遊び過ぎてて吹きましたが。
さて、Perfumeを聴きながらチャートチェックです。
前回記事で8/22付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以降をチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
8/22付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!
第4位 READY!! -765PRO ALLSTARS
アニメ「アイドルマスター」の主要キャラを演じる声優によるユニット「765PRO ALLSTARS」のシングルが初登場で4位にランクイン。
劇中で舞台となっているのが「765(ナムコ)プロダクション」という事務所であり、そこに所属しているキャラクター(声優)による楽曲ということになる。
初動売上げは2.6万枚。前作『The world is all one !!』の初動0.7万枚から大幅上昇。
「アイドルマスター」の原点はゲームであり、前作時点ではアニメは放映されておらず、そのゲームからの繋がりでのCDとなっていた。
今回はアニメ化されたことで一気にファン層が増えての売上大幅増ということになる。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
CDの収録内容は同じで、ジャケットまで同じなので、普通は複数買いは出ない仕様。
複数買いも厭わない熱狂的なファンを相手にしていながら、売り方で商業性はほぼなし。そこらのアーティストよりずっとアーティストっぽい。
さすがに同じTBSアニメの「けいおん!」ほどは数字高騰はしないと思われるが、今後も関連作がリリースされるのでチャートアクションには注目したいところである。
第5位 マル・マル・モリ・モリ! -薫と友樹、たまにムック。
前週の7位から2ランクアップ。
これで、驚異の12週連続TOP10入り。
10歳未満が歌った楽曲として、07年「藤岡藤巻と大橋のぞみ」の『崖の上のポニョ』の11週連続を上回った。
「ポニョ」も相当なロングヒットだったが、2週連続TOP10さえも難しいこのご時世に、それを軽く上回るとは…。
週間売上げは2.3万枚。
前週の2.2万枚とほぼ同等。
順位はずっとTOP10内をキープしていながら、数字は少しずつ下がっていたのだが、ここにきて売上もキープされるという快進撃。
累積は37.6万枚を突破。
AKB勢、ジャニーズ勢を除くとぶっちぎりの年間1位シングルとなる。
以下、ピックアップ。
(第6位は前回記事で第3位といっしょに解説済み)
第7位 ああ、夜が明ける -Berryz工房
Berryz工房の27枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。
前回は様々なアーティストのリリースが立て込む高レベル週(2011年初のTOP10内2万オーバー週)にぶつかり、TOP10入りを逃していた。
これが2作振りのTOP10入りということになる。
初動売上げは1.6万枚。前作『愛の弾丸』の初動1.9万枚からダウン。
売上は前作から下がったが順位はアップ。
ここ数年は初動が一時的に下がってもすぐに少し持ち直すようなチャートアクションが続いていたが、今回は回復せず。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が2種で計4種リリース。
CDの収録内容は4種すべて同じで2種のDVDは異なる複数買い促進商法。
かつ、【CD+DVD】の2種と【CDのみ】の1種にはイベント抽選シリアルナンバーカードを封入といういつものパターン。
商法が弱まったわけではないので、単純にファン離れが進んでいるということだろうか。
これ以上下がってしまうと、たとえ前作時のような高レベル週じゃなくてもTOP10入りに黄色信号が灯るが…。
そろそろAKB勢のようにCDの収録内容を変えて複数買いを助長するとか、何か変化をつけないと厳しいかもしれない。
第8位 HURRICANE -Lead
4人組男性ユニット、Leadの18枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。
TOP10入りは06年の『バージンブルー』以来、5年5ヵ月ぶりとなる。
初動売上げは1.6万枚。前作『SPEED STAR★』の初動1.0万枚から上昇。
08年以降はアルバムのリリースはなく、09年からは毎年決まって夏に1枚だけシングルを出すという活動になっている。
今回は大きく数字を上昇させ、久しぶりのTOP10入りとなったが、もちろんここにきて人気が上昇したわけではなく…。
今作のリリース形態は初回盤が4種と通常盤が1種で計5種リリース。すべて【CDのみ】の仕様。
なお、5種すべてカップリング曲が異なっており、鬼の複数買い促進商法となっている。5枚買い促進。
前作も5種リリースで4種はカップリングが異なっていたが、ひとつの楽曲をメンバー4人で歌ったバージョンをそれぞれ4種に収録というスタイルだった。楽曲としては同一。
今回はすべて新曲となっており、かつ初回盤4種を並べると一枚の絵になったりもするので、ファンも頑張ったようで一気に数字が伸びた。
また、イベント商法もしっかり仕込んであり、全形態に「共通イベント参加券」を封入している。
1枚で握手会、3枚で握手&ポスター手渡し会、5枚でフォトセッション福引抽選会となっており、イベント目当てで大量購入したファンがわんさかいると思われる。
サウンドスキャンでは1種もTOP20内にランクインしていない。
5種出していて、売上が分散されており、かつイベント目当てで大量に買うファンは店舗には行かず、ECサイトで購入することが多いために発生する現象である。
以下、ピックアップ。
第10位 君が辻/夢の扉 -サーターアンダギー
『クイズ!ヘキサゴンⅡ』から生まれた男性3人組ユニット、サーターアンダギーの5枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。
これで5作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは1.4万枚。前作『卒業』の初動1.8万枚からダウン。
前作はAKB48の横山由依がMVに出演していた関係で数字がグッと上がっていたが、今回は普通にダウン。
ただ、それでも前々作の初動0.9万枚よりは上。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
前作は2種ともDVD付だったが、今回は片方のみ。
2種共通で握手会参加券を封入。【CDのみ】にはトレカをランダム封入。
CDに収録内容の違いはないが、複数買いを助長する要素が何もないわけではない。
とはいえ、ジャニファンやAKBファンのようなレベルで複数買いは発生していないと思う。
なお、今作リリースの約2週間後に島田紳介が芸能界を引退。「ヘキサゴン」も終了。
大きな後ろ盾を失ったかたちになるが、活動は継続するらしい。
数字にどんな影響が出るのか注目したいところである。
~今日のふといいなぁ~完全感覚Dreamer (from「Nicheシンドローム」) by ONE OK ROCK
575 (from「JPN」) by Perfume
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