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2012年1月の記事

2012年1月28日 (土)

T-ARA、海外女性グループ初のデビューシングル首位!

ポピポピT-ARAの前に…

  

今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

本日はついにラスト、2011年12月リリース部門です

といいながら、11月30日発売組を前回記事で盛り込み忘れたので、一部ギリギリ11月リリースです。

メジャーなアーティスト・曲ばかりでお恥ずかしいですが、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひぜひお試しくださいませ。
 

希望山脈 (from「渡り廊下走り隊7」) by 渡り廊下走り隊7

~AKB48の派生ユニット、渡り廊下走り隊7の2011年最後のシングル。アニメ「クレヨンしんちゃん」OPということでわかりやすくメロディが印象的な楽曲。もろ昭和歌謡を意識していて、同じワードを繰り返すサビは中毒性がやたら高い。これまで渡り廊下の曲は正直子供っぽすぎて敬遠していたけど、この曲はハマった。

レーザービーム (Album-mix) (from『JPN』) by Perfume

~Perfume、2年4ヵ月ぶりのアルバムより。2011年5月にシングルとしてリリースされている楽曲だが、アルバムでかなりアレンジがされていて、シングルとは異なる印象だったので、あえて5月ではなくここで紹介。キリン「氷結」CMソングで歌詞に「氷結」を思わせる"シュワり"というワードが登場したり、イチローの得意技が「レーザービーム」ということで野球っぽい表現が出てきたり、遊び要素いっぱい。曲はリスナーを一撃で仕留めるインパクトを纏っており、さすが中田ヤスタカといわざるを得ない。その曲をアルバムでさらにアレンジしており、そのアレンジがヤスタカ遊びすぎ…なレベルに達しており、最初聴いたときは思わず笑った。

Unmei♪wa♪Endless! (from「Unmei♪wa♪Endless!」) by 放課後ティータイム (豊崎愛生, 日笠陽子, 佐藤聡美, 寿美菜子, 竹達彩奈)

~人気作品「けいおん!」の劇場盤テーマソング。アニメ時代から高校生が演奏している設定をまったく無視した物凄いレベルの楽曲を連発していたけど、今回も凄い演奏をバックに豊崎さんのガーリーな歌声がマッチ。早口で疾走感溢れるハイテンションナンバー。劇中で海外に行くことになるメンバーのワクワクがそのまま音になったような感じ。ベースで入るイントロも印象的。2次元3次元関係なく、いま日本で最もレベルの高いガールズバンドはこのグループなんじゃないかと。

Love Story (from「Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story」) by 安室奈美恵

~安室奈美恵の2011年2枚目のシングルタイトル曲。ゆったりとしたリズムが聴いていて心地いい、王道と呼ぶにふさわしい冬のバラードナンバー。こういうバラードは最近シングルで出していなかったので、懐かしい気持ちで聴けた。色々いるエイベックスの女性歌手の中では、最も癖がなくて楽曲が高いレベルで安定していると思う。

日なたの窓に憧れて[Live] (from『TOGEMARU 20102011 Bonus Disc』) by スピッツ

~スピッツのライヴBD/DVD「とげまる20102011」のボーナスディスクCD収録音源。もとは 
ブレイク前、1992年リリースのリカットシングル曲。楽曲もマサムネの歌声もやんわりゆったりしていて和む。最新のライブ音源なので周りは比較的新しい曲でその中に入っているのだけど、まったく違和感なく聴ける。CDはオマケ的なもののようだけど、この音源をリリースしてくれたのは嬉しい。
 

12月部門はざっとこんな感じです。

これで1月~12月とひととおり紹介を終えました。

「勝手に2011年オススメ楽曲」、いかがだったでしょうか。

どなたかのいい音に巡り合えるきっかけになったなら幸いです。

チャートチェックに移ります。

前回記事で10/3付チャートを見終わったので、本日は10/10付チャートに突入。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェックしていきます。
 

ではでは、さっそく…

10/10付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

第1位 Bo Peep Bo Peep -T-ARA

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韓国の7人組ガールズグループ、T-ARAの日本デビューシングルがいきなり初登場で1位を獲得!

海外アーティストによるデビューシングル初登場首位獲得は、チャン・グンソクが「Let me
cry」で記録したが、これは40年以上に渡るオリコン史上で初の快挙だった。

つまり、海外の女性アーティストもしくはグループという括りだと、今回のT-ARAが史上初の快挙ということになる。

 
初動売上げは5.0万枚

KARAや少女時代のデビュー作を上回る初動となっており、韓国女性グループのデビューシングルとして最高のスタートになっている。

猫耳を装着して「ねこダンス」踊りながら「ポピポピ」言っている映像がリリース間際にかなりメディアでオンエアされていたので、それがライト層に刺さった様子。

日本のアイドルがやるとただ「変態的」と捉えられそうだが、韓国グループがやるとハマるということか。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+ブックレット】、【CDのみ】で計3種リリース

CDの収録内容は全種統一。

全音源と映像、グッズを購入でコンプするには2枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

ただ、3形態すべて買うと「オフショットDVD」を全員プレゼントという施策が組まれており、あからさまな3枚買い促進商法となっている。

 
さらには、3形態すべてに『ハイタッチ参加抽選券』が封入されており、イベント商法も活発。

EMIもなかなかやるようになったもんだ。

 
なお、デイリーでは週途中までシドと熾烈な週間1位争いをしていたが、T-ARAが週末にイベントを開催した効果で数字を伸ばし、突き離した。
 

前週、アルバム首位を獲得した2NE1に続き、記録上はKARAや少女時代を超えるグループが出てきているが、実際の知名度であったり持続的な人気となると先述の2グループを超えるものは出てきていない。

このT-ARAがそういったグループになれるか注目したいところだ。

 

第2位 いつか -シド

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シドのメジャー9枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

2位は自己最高位タイ。

これで12作連続のTOP10入りとなる。

初動売上げは4.1万枚。前作「乱舞のメロディ」の初動3.8万枚から上昇。

前作から9ヵ月半という長いリリース間隔が開いたが、「BLEACH」タイアップでソニーお得意のアニメドーピングだった前作の初動を超える好調ぶり。

好調の要因はシングル購入者特典。
 

シングル購入者から抽選で6000名が「指定メンバーとカップルシートで夢のひとときを過ごせる」という、アイドル的なイベントを開催。

ある意味、アイドルが多用する握手とかハイタッチの域を超えているので、狂信的なファンがこぞって複数買いし、6000名の枠を奪いにいったとみていいだろう。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

CDの内容は統一だが、DVDの内容は異なる複数買い促進商法

パッケージ面は前作までと条件は変わらないので、やはりイベント効果が強かった様子。

よって、次回こういったイベント組んでいないと数字は下がると思われる。

 
いっそ「キス会」とかやったらどれだけ売れるんだろ。逆に、引くのかな。

  

第3位 Rising Sun/いつかきっと… -EXILE

Exile

前週の5位から2ランクアップで、TOP3返り咲き。
 

週間売上げは3.6万枚。前週の3.3万枚から上昇。

リリース3週目で順位、売上ともに上昇するという珍しいチャートアクションに。

 
実は、この週の月曜付で2.4万枚を売り上げており、その1日の売上げが週間の6割以上を占めている。

一般店舗以外の売上げで何らかの事情によって2週目に加算されなかった分が、一気に加算されたためにゆがんだ推移になったと思われる。

 
累積は27.1万枚を突破した。
 

第4位 タチアガール -スマイレージ

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ハロプロ系アイドルグループ、スマイレージのメジャー7枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで7作連続のTOP10入りとなり、4位は自己最高位となる。

 
初動売上げは2.3万枚。前作「有頂天LOVE」の初動2.9万枚からダウン。

前作をもってオリジナルメンバーのひとりだった小川紗季が卒業。

かつサブメンバー5人が加入して最初のシングル。

4人から1人減って、5人追加されたので、計7人でのシングルとなっている。

新たな出発となるシングルだったが、数字は前作を下回った。
 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が4種で合計6種リリース

DVDはもちろん収録内容が異なり、かつ今回はCDの収録内容も6種のうち4種で異なっているという、鬼の複数買い促進商法。

前回は【CD+DVD】が3種で【CDのみ】が2種、収録曲違いは【CDのみ】の1種だけ異なるという仕様だった。

メンバーチェンジを経て、パッケージのラインナップがかなり変わっており、単純に比較はしにくい。

 
ただ、音源と映像を購入でコンプするために必要な購入枚数という観点だと前回も今回も4枚だったりする。

今回も6種のうち4種にイベント抽選シリアルナンバーカードを封入しているので、それ目的で複数買いは発生せざるを得ない。

 
ダウンに関してはオリジナルメンバーの脱退がやはり影響していると思われ、パッケージを1種増やすくらいでは補えなかったといったところか。

 
第5位 Magic Power -Hey!Say!JUMP

Hey

前週の1位から4ランクダウン。

週間売上げは1.9万枚

前週の初動21.8万枚から一気に、11分の1以下になる最強レベルの大暴落。

初動では嵐に次ぐ、2番手の位置につけているが、2週目以降の粘りは先輩のKAT-TUNや関ジャニ、KinKiよりはるかに悪い。

まだ、お茶の間まで浸透しておらず、一部のファンの勢いが先輩たちを上回っているだけといった状況が読み取れる。

 
以下、ピックアップ。

第7位 Jumping up!High touch! -ミュージカル『テニスの王子様』

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人気漫画・アニメ「テニスの王子様」のミュージカル版のアンコール曲を収録したシングルが初登場で7位にランクイン。

 
初動売上げは1.2万枚

99年のジャンプ連載開始から、いまもなおキャラソンが定期的にリリースされる人気作品だが、ついにミュージカル関連作までチャート上位に上がってきた。

 
リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が3種で計4種リリース

4種それぞれが劇中で登場する異なる高校の仕様となっており、カップリングも全種で異なる複数買い促進商法で、4種買い促進となっている。

購入層は熱狂的な作品ファンだけと思われ、多くのファンが4枚すべてセットで買っていると思われる。

 
それでも、ミュージカルの関連CDが、しかもシングルがここまで上位にくるのは稀な現象である。ファンの熱狂度の高さがよくわかる。

サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみが0.4万枚でランクインしており、約0.8万枚は他のパッケージに分散されたことがうかがえる。複数買いが横行している証拠である。

 
第8位 BRIDGE -ゴスペラーズ

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ゴスペラーズの40枚目のシングルが8位に初登場。

TOP10入りは前作で逃したため、2作振りとなる。

 
初動売上げは1.1万枚。前作「NEVER STOP」の初動1.0万枚から微増。

2009年くらいまでは1.3万枚~1.5万枚くらいで安定していたが、2010年後半ごろから1.0~1.1万枚ラインに安定ラインが下がってきている。

リリース形態はいつもどおり魂のCD1種リリース

数字は若干下がってきてはいるが、このご時世なので前作のように新譜の多い高レベル週にぶつからなければTOP10入りは継続できそうな感じ。

 

 
新譜少なめの週。10位以下、1万枚割れとなった。
 

~今日のふといいなぁ~
Stop it love (from「イエス」) by Acid Black Cherry
かさぶたぶたぶ by (from『orbital period』) by BUMP OF CHICKEN

2012年1月25日 (水)

2NE1、デビューから6日で週間1位獲得!

2NE1の前に…

  

今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

本日はついにもうすぐ終盤、2011年11月リリース部門です

メジャーなアーティスト・曲ばかりでお恥ずかしいですが、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひぜひお試しくださいませ。

 
迷宮ラブソング (from「迷宮ラブソング」) by 嵐

~ジャニーズNo.1グループ、嵐の2011年2枚目のシングル。「君が迷宮に迷っても必ず助け出すよ」と歌う、嵐らしいかわいくて直球なラブソング。はじめの印象は薄かったけど聴くたびに良くなっていった。それにしても、嵐のこの安定感は凄い。カップリング曲もレベル高し。ただ今回もサクラップはカップリングで一瞬出てくるだけ。そろそろ「Believe」みたいなアップテンポも聴きたいかな。

やさしくなりたい (from「やさしくなりたい」) by 斉藤和義

~シンガーソングライター斉藤和義の2011年唯一のシングル。なんといっても主題歌となったドラマ「家政婦のミタ」の記録的ヒットが記憶に新しいが、この曲もその効果でロングヒット。使っている言葉、歌っていることはとても簡単で単純だけど、何だか染みてしまう。個人的にはイントロがお気に入り。

Get Back Home (from『HOW CRAZY YOUR LOVE』) by YUI

~YUI、6作目のオリジナルアルバム収録曲。シングルでは初期にはなかったポップで元気いっぱいな曲も増えてきているけど、個人的にはやっぱりYUIはか細い声&ゆったりな曲が好きで、アルバムの中でもこの曲が染みた。はっきりいって地味なんだけど落ち着いて聴ける1曲。

ヒカリナ (from『新呼吸』) by Base Ball Bear

~Base Ball Bearの4thフルアルバム収録曲。シングル「スローモーションをもう一度 part2」で久々に見せた青春キラキラ感が再来。アルバムが全体的に暗めだったこともあり、目立つ1曲に。なお、この曲を収録した『新呼吸』は昨年のアルバムで一二を争うお気に入り盤です。

「男」 (from「蝶」) by Acid Black Cherry

~Acid Black Cherry、5ヵ月連続シングルの第3弾のカップリング。ABCのカップリングはカバーがお馴染みになっているが、このシングルでは久宝留理子の93年のヒット曲「男」をカバー。あまりにハマりすぎていて思わずニヤリしてしまう出来。とりあえず、ABCのカバーはどの曲も見事にアレンジされていてクオリティが途轍もなく高い。徳永よりJUJUより、個人的にカバーといえばABC。

サンタさん (from「労働讃歌」) by ももいろクローバーZ

~人気急上昇中の女性アイドルグループ、ももいろクローバーZの強烈クリスマスソング。歌詞のほとんどが「サンタさん」とか「シャンタシャン」で埋まっている物凄いインパクトとハイテンションな1曲。はじめ聴いたときは凄い世界だな…と思ったけど、MVを観ながら聴いていると意外とハマった。作曲はAKB勢にも楽曲提供している前山田健一だが、遊びすぎなくらい遊んでいる。ただ、個人的に昨年はこの曲の衝撃を超えるクリスマスソングは出てこなかった。

 
さて、次回記事ではついにラスト、12月部門を紹介予定です。 

引き続き、どうぞよろしく。

チャートチェックに移ります。

前回記事で10/3付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを観ていきます。

この週はビックネームのリリースがなく、売上水準はシングルを大きく下回る状態に。

なので、上位の順位はかなりラッキー要素が強いので、そのあたりを頭に入れた上でチェックしていきましょう。
 

ではでは、さっそく…

10/3付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
 

第1位 NOLZA -2NE1

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韓国の4人組ガールズグループ、2NE1(トゥエニィワン)の日本デビュー作となるミニアルバムが初登場で1位を獲得!

海外アーティストの日本デビュー作での首位獲得は、デビューアルバムが初登場首位となったt.A.T.u.(2003年)、デビューシングルが初登場首位となったチャン・グンソク(2011年)に次いで史上3組目の快挙

すでに韓国ガールズグループの中心核となっているKARAや少女時代も成し得ていない記録をマークしたことになる。

 
また、オリコンでは首位を獲得するために要した「日数」を引き合いに出して、KARAの「244日」を大幅に上回る「6日」と報じた。

もちろん韓国ガールズグループ最速記録となる。
  

初動売上げは2.6万枚

アルバムが3万枚以下で週間1位を獲得するのは、2/21付で遊助がオリコン史上ワースト記録となる1万台での1位を記録して以来で、約7ヵ月ぶりの低水準

順位に関する報道が多かったが、実は周りに強豪がいなかったがための超ラッキー1位だったりする。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

CDの収録内容は3種すべて同じなので、2種買い促進の複数買い促進商法

韓国勢にしては商法はそこまで激しくなく、握手会などのイベントもぶつけてこなかった。

ただ、リリース週にコンサートを行っており、そこでの即売はあった様子。

 
今回は5曲入りのミニアルバムということでこの数字。

これまで登場した韓国グループとはちょっと雰囲気が違い、かなり奇抜というか異色な印象を受ける。

この路線でどれだけファンを付けることができるのか、ライト層に訴求できるのか、今後のチャートアクションに注目したいところだ。

 

第2位 ORDINARY -Every Little Thing

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Every Little Thingの10枚目のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。

これでアルバム通算19作目のTOP10入りとなる。

 
初動売上げは2.1万枚。前作『CHANGE』の初動2.1万枚からほとんど変わらず。

シングルは前作の時点ですでにTOP10入りが難しい数字しか出せなくなっており、今回もそれは同じ。

ただ、今回は2枚同時リリースしたシングルがダブルでTOP10入りを果たしており、それはMVにチャン・グンソクが出演したための上昇だった。

 
リリース形態は【CD+DVD+グッズ+ブックレット(15周年記念BOX)】、【CD+DVD】、【CDのみ】で計3種リリース

CDはすべて内容統一。DVDは一部内容が異なっている。効果弱めの複数買い促進商法

BOXセットが¥8,000以上するので、若干内容が異なるDVDのために複数買いしているファンはほとんどいないと思われる。

 
今回のDVDにもチャン・グンソク出演の2作品は含まれており、シングルが品薄になっていた分、そこで買い逃したグンソクファンが食いついた可能性がある。

シングルのチャートアクションを見ていて、セールスパワーは前作時よりさらに落ちている感があったので、ここでキープできたのはグンソク効果だと言えそうだ。

 
歌声の変化と路線変更のあと人気、セールスパワーはジリ貧だが、そろそろ意地でも食い止めておきたいところだが…。

 

第3位 After Eden -Kalafina

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梶浦由記がプロデュースを手掛ける3人組女性ボーカルユニット、Kalafina(カラフィナ)の3枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

梶浦由記はアニメやゲームの音楽を手掛ける音楽プロデューサー。

TOP3入りはデビュー以来、シングルとアルバムを通じて自身初となる。

 
初動売上げは2.1万枚。前作『Red Moon』の初動1.7万枚から上昇。

2011年2月リリースのシングル「Magia」がアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』タイアップで売上高騰し、自己最高初動&初動だけでこれまでのほとんどの曲の累積を超えるという絶好調ぶりを見せていた。

そのアニメ&シングルヒットの効果で知名度を少し伸ばしたと思われ、アルバムでも数字を伸ばしてきた。
 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

特に複数買いさせる手法は使っていない。

 
ファンはコアなタイプが多いと思われるので、もっと商法をキツめにしてもファンは付いてきそうだが、売り方はかなりアーティスト的である。

逆にいうと、やり方によってはまだまだ伸びしろがあるということである。
 

サウンドスキャンでは3種で売上が分散した2NE1をおさえて、【CD+DVD】が2.0万枚で1位となっている。

 
第4位 GO -BREAKERZ

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DAIGO率いるバンド、BREAKERZの5枚目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。

初動売上げは1.8万枚

前作は企画盤(アコースティックアルバム)『B.R.Z ACOUSTIC』で初動は0.9万枚と沈んでいた。

オリジナル盤だと09年『FIGHTERZ』の初動2.1万枚からダウン。

人気はジリ貧気味で、ついにシングルとアルバムの売上ラインが並んだ。

これでほぼライト層への訴求はなしで固定ファンオンリーの世界であることが明確に。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種、【Musing盤(ファンクラブ盤CD+DVD)】が1種で計4種リリース

3種あるDVDの内容はすべて異なっており、購入で音源・映像をコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法となっている。

かつ、一般流通3枚購入特典も用意されており、多くのファンが複数買いしている可能性が高い。


売れ方、売り方ともにアイドル的で、ここからファンを増やして盛り返すのはなかなか難しいと思われる。

まずはいま付いている固定ファンをいかに繋ぎとめておけるかにかかっていると思われる。

 

~今日のふといいなぁ~
片想いFinally (「片想いFinally」) by SKE48

2012年1月23日 (月)

ジャニーズ勢、嵐に次ぐセールスパワーを持つのは…?

ジャニーズの前に…

 

今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

本日は2011年9~10月リリース部門です

メジャーなアーティスト・曲ばかりで恐縮ですが、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひぜひお試しくださいませ。

 
アリアドネの糸 (from「アリアドネの糸」) by Do As Infinity

~Do As Infinityの2011年第2弾シングル。ドラマ『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』主題歌。久しぶりに突っ走る系のロックな楽曲。イントロからじわじわと盛り上がりサビで爆発する流れは素晴らしいの一言。伴ちゃんの歌声も力強くていい感じ。編曲は亀田誠治。この人を通過すると誰にでもスッと入る本当に聴きやすい音に仕上がる。活動再開後のシングルではいちばん好きかも。

Sailin' (from「Sailin'」) by SPECIAL OTHERS & Kj (from Dragon Ash)

~インストロックバンド、SPECIAL OTHERSがDragon AshのKjをゲストヴォーカルに招いた楽曲。詞もメロディもまさに「帆を張れ!」といった感じ。インストメインのバンドだけあって演奏、リフが印象的。若干スペアザ度高めだけど、両者の良さがよく混ざり合っていてナイスコラボだと思う。音で遊べるプロが作った音。

スローモーションをもう一度 part.2 (from「Tabibito In The Dark/スローモーションをもう一度 part.2」) by Base Ball Bear

~ロックバンド、Base Ball Bearの初の両A面シングル収録曲。アルバム「(WHAT IS THE)LOVE&POP?」以降、ダークだったりマイナーな曲が続いていた中、ここでベボベらしいポップで爽やか系の楽曲が登場。聴いていて心地いいメロディライン。サビ前のフレーズからサビのコーラスと関根ちゃんがとても良い味を出してます。こういう青春のキラキラを音に表現するのが得意なバンドだと改めて実感。

ゼロ (from「ゼロ」) by BUMP OF CHICKEN

~BUMP OF CHICKENの2011年3枚目のシングル。「ファイナルファンタジー零式」主題歌でジャケット写真もFF仕様となり話題に。ここ数年は昔のガンガン鳴らす路線から離れ、大人しくて穏やかで優しい、悪く言えば地味な曲が連発されていたが、ここで若干力強さを取り戻した印象。ただ、荒削りで青臭い力強さではなく、「終わりまであなたといたい」、「怖かったら叫んで欲しい」といったサビの歌詞からもひしひしと伝わる「パワー」ではない要素による力強さなのです。ただただ快作。

Bell (from『relight』) by androp

~4人組ロックバンド、andropのフルアルバム収録曲。リリースの度に数字を上げてきていたので、興味をもって聴いたら速攻でやられた。管理人の2011年出会った最も衝撃的だったバンドは間違いなく彼ら。か細くて優しい、けど力強い不思議なヴォーカル。RADやセカオワ、トライセラあたりが好きなら必ずハマると思う。曲にもMVにもパッケージにも「アート」を感じる。この曲にはまずイントロでやられた。疾走感に溢れ、そしてキラキラしている。口で表現できないので興味があったらとりあえず聞いてほしい1曲。

モノクロトウキョー (from『DocumentaLy』) by サカナクション

~2010年に入ったあたりから一気に人気を拡大しているロックバンド、サカナクションの5thアルバム収録曲。ニュージャンルと言われるサカナ節炸裂のダークなロックナンバー。サビ前の♪東京→モノトーン 憧れ→フルカラーの流れがとても印象的。歌詞は単純だけど東京という街の持つ悲しさや儚さをすごく表現している。リード曲「エンドレス」も完成度高いけど、この曲の方が再生回数が多かったので、こっちにした。

C.h.a.o.s.m.y.t.h. (from『残響リファレンス』) by ONE OK ROCK

~ONE OK ROCKの5thアルバムの収録曲。2月部門で紹介した「アンサイズニア」よりスピード感はないものの、サビでの爆発力はインパクト大。ガンガン鳴らすロックだけでなく、こういう音も出せると知って注目が増した。この曲、サビはどこで息するんだろ…。バンドの演奏力も高いと思うけど、何と言ってもTAKAの歌声の力はやはり大きい。楽器以上に音を鳴らしてる、そんな感じ。 

 
ざっとこんな感じ。

2011年の後半はこの2カ月にリリースされたアルバムばかり聴いていた気がする。

andropにサカナ、ワンオク、それ以外でも先日「一期一枚」で紹介したback numberのアルバム、スキマのアルバムなんかもオススメです。

管理人にとって2011年でいちばんアルバムが豊作だった月でした。

 
さて、次回記事では11月部門を紹介予定です。 

引き続き、どうぞよろしく。

 

チャートチェックに移ります。

前回記事で9/26付チャートを見終わったので、本日は10/3付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェック。

今回は2記事に分けず、一気にTOP10総ざらいしていきます。

長文になりますが、どうかお付き合いください。。。

  
ではでは、さっそく…

10/3付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 
第1位 Magic Power -Hey!Say!JUMP

Hey

Hey!Say!JUMPの8枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これでデビュー作から8作連続の初登場1位獲得となる。

 
初動売上げは21.8万枚。前作「OVER」の初動26.5万枚からダウン。

前作ではパッケージを1種増やし、かつ着信メッセージDL企画も実施して一気に数字を持ち上げ、自己最高初動をマークしていたが、今回は普通にダウン。

 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で合計3種リリース

2種のDVDは内容が異なり、かつ3種すべてCDの収録曲が異なるという徹底ぶり。

全音源と映像を購入でコンプするためには絶対に3枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法

とはいっても、このあたりは前作と同じなので、やはりダウンは着信メッセージ企画という、更なる複数買いをさせるための餌がなくなったためと思われる。

 
ただ、パッケージが1種増えたことはかなり大きいらしく、これでも前々作の初動15.1万枚よりは数段高い。

かつ20万台出ている時点で彼らよりもキャリアの長いKAT-TUNや関ジャニを完全に抜きさり、嵐に次ぐジャニーズ2番手に立ったことになる。

世間的には、彼らがジャニーズ2番手だというのはかなり意外なのではないだろうか。
 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】の2種が7.9万枚と7.2万枚、【CDのみ】が5.0万枚で合計20.1万枚。

今回はイベントや特殊な企画などを組んでいないのでオリコンとの乖離は最小限に止まっている。

  

第2位 情熱のマリアッチ -氷川きよし

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氷川きよしの2011年第二弾シングルが初登場で2位にランクイン。

これで19作目のシングル総合TOP10入りとなり、シングル総合TOP10獲得作品数で森
進一に並び、演歌ソロ歌手歴代1位タイとなった。

 
初動売上げは6.0万枚。前作「あの娘と野菊と渡し舟」の初動5.9万枚とほぼ同等。

2009年にデビュー以来はじめて複数パッケージを発売し、2010年には収録曲違いで複数買い促進商法に手を染めた。

ただ、その効果も長続きせずにジリ貧していたのだが、ここで下げ止まり。

 
リリース形態は【CDのみ】で2種リリース

2種ではカップリングが異なっているため、全音源を購入でコンプするには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法

商法は前作から変わらず。

 
初動はついに下げ止まっているものの、チャートインの度に書いている通り、この人が強いのは2週目以降のコンサート開催に伴う不自然なレベルでの数字急上昇。

最終的な売上は初動が少し上がった下がったよりもイベントでどれだけ数字を稼げるかにかかってくる。

 

第3位 ピストル -Acid Black Cherry

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Janne Da ArcのVo.yasuによるソロプロジェクト、Acid Black Cherryの11枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで11作連続のTOP5入り。
 

初動売上げは4.9万枚。前作「少女の祈りⅢ」の初動4.1万枚から上昇。

今作は怒涛の5ヵ月連続シングルリリースの第一弾。

なんともエイベックスっぽい企画で、ファンの財布にはキツいと思われるが初動は上昇してきた。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【TSUTAYA限定盤】で計3種リリース

前作までと比べて【TSUTAYA限定盤】が追加され、パッケージ増。

CDの収録内容は上位互換だが、【TSUTAYA限定盤】にはトレカ1枚をランダム封入している。

この限定盤は¥394という低価格なのでトレカコンプリートを目指すファンの複数買いが発生した可能性があり、初動アップの主な要因と捉えていいだろう。

 
また、今回の5作連続シングルと次回リリース予定のアルバムを合わせた6作品連動応募特典もあり。(握手会参加応募)

違法DLやレンタルに逃げさせない施策を組んでおり固定ファンをがっちり掴んでいる様子。

それにしてもバンド活動を休止してソロになってからもここまで人気・セールスパワーを持続するケースは異例中の異例である。

 

第4位 ワンモアタイム -ポルノグラフィティ

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ポルノグラフィティの33枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで31作連続のTOP10入りとなる。
 

初動売上げは3.7万枚。前作「EXIT」の初動4.2万枚からダウン。

前々作「君は100%」以来の4万枚割れとなり、デビュー作を除くと、再び自己最低初動となってしまった。

 
リリース形態は魂のCD1種リリース

前作はDVD付が存在して2種リリースだったので、パッケージが減っており、数字ダウンは必然だったといえる。

ただ、同じく1種リリースだった前々作の初動3.9万枚を下回っていることから、人気・セールスパワーは下がり続けているといえる。

キャリアも長くなり、新規ファンがなかなか付きにくい中、固定ファンがジリ貧するという厳しい事態に陥っているようで、そろそろ何かテコ入れをしないとこのまま坦々と下がっていくものと思われる。

 

第5位 Rising Sun/いつかきっと… -EXILE

Exile

前週の1位から4ランクダウン。

週間売上げは3.3万枚

前週の初動20.2万枚から一気に6分の1以下になる暴落

ただ、前作はアルバム先行ということもあって、10分の1近い大暴落になっていたので、それよりは粘っている。

 
第6位 愛を止めないで -倖田來未

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倖田來未の51枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

前作からわずか1ヵ月でのリリース。

 
初動売上げは3.1万枚。前作「4 TIMES」の初動5.5万枚から大きくダウン。

前作は毎年恒例となっている夏の豪華盤シングルで、今回はこれまた恒例になっている秋のバラード。

ただ、昨年の「好きで、好きで、好きで。/あなただけが」は好調で初動5.4万枚も出ていたのに対し、今回は彼女の成績の中でも最低クラスの数字まで沈んでしまっている。

今回のような「大人なバラード」より昨年のような「かわいい系バラード」のほうが受けがいいということか。

なお、昨年に続き、「セカンドバージン」タイアップとなっている。

 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【セカンドバージン盤】の計3種リリース

初回生産分にはグッズ(「恋愛成就祈願 恋おみくじ」)を封入。

【セカンドバージン盤】にだけ「あなただけが」のヴァージョン違いを収録しており、複数買い促進商法となっている。

「セカンドバージン」タイアップ効果はほとんど出ていないものと思われ、かつこの商法を使っても3万台に落ち込んでしまい、かなり厳しい結果となった。

 
倖田來未は昨年末結婚と妊娠を発表。

それ以後、イベント出演やライヴを次々と出演辞退、中止している。

ネット上ではファンを裏切る行為と批判されており、人気ダウンに拍車をかける結果になっている可能性が高い。
 

以下、ピックアップ。

第8位 Love Parade -大国男児

Dgnajs03t

韓国の男性5人組アイドルグループ、大国男児の3枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

前作は高レベルな週にぶつかり、TOP10入りを逃していたので、2作振りのTOP10入りとなる。

8位は自己最高位。

 
初動売上げは1.8万枚。前作「Love Bingo!」の初動1.4万枚から上昇し、自己最高初動を更新。

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

CDの収録内容はすべて同じだが、【CD+DVD】にはブックレット、【CDのみ】にはトレカをランダム封入しており、複数買いさせる仕組みが整っている。

また、全形態にイベント参加券が封入されており、イベント商法もしっかりやっている。

ただ、ソニー系なので買う度に見返りが大きくなるような仕組みはない様子。

韓国系グループもかなり数が増え、かつまだその勢いは止まることを知らずといった感じ。

2012年になって何か構図に変化があるのか、注目したいところだ。

 

第9位 FRiDAY-MA-MAGiC -miwa

Miwafridaymamagiclittleoslo300x300

女性シンガーソングライター、miwaの7枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

これで前作に続き、2作連続のTOP10入り。

 
初動売上げは1.4万枚。前作「441」の初動1.6万枚からダウン。

前作はカップリングが映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」のタイアップだった。

今回はドラマ「桜蘭高校ホスト部」主題歌となっているが、深夜枠のドラマということで数字はダウンでタイアップ効果が出た様子はない。

逆に言うと、前作、今作とアニメドーピングのようなタイアップ効果がなくても、1万台半ばを出せていることになる。

 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容も統一で、前作までと同じ売り方。

 
ソニーもかなり力を入れて売り出しているのでこれくらいのセールスパワーは得てもらわないと困るといったところか。

 

~今日のふといいなぁ~
イエス (from「イエス」) by Acid Black Cherry

2012年1月17日 (火)

1月新譜チェック~SKE48、年始早々登場!~

しつ‐ねん【失念】 

うっかり忘れること。ど忘れ。物忘れ。「約束を―して失礼しました」

 

1月の新譜チェックを失念して失礼しました。

師走を超える忙しさに襲われ、すっかり忘れていました。

 
もう半分終わってしまっているんですが、すっぽり抜けるのも…ということで、大変遅ればせながら本日は1月の新譜チェックをいたします。

1月ということで新譜は少なめですが、例年に比べると若干リリースが詰まっている印象。

みなさん、各々「おっ!」と思う新譜を見つけてくださいね。

※週ごとの解説は割愛させていただきます。

  

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 

それでは、Let's check!

 
1/4

  • ワンダフル キューピット/がらすの・魔法・ -NYC/中山 優馬
  • ライジング・サン JAPAN!  -YGA
  • 凛然アイデンティティ -baroque
  • teeny-tiny star -baroque
  • モノドラマ  -baroque

1/11

  • 変わったかたちの石  -KinKi Kids
  • Synchrogazer -水樹奈々
  • message -ViViD
  • Never let you go ~死んでも離さない~  -2AM
  • つけまつける  -きゃりーぱみゅぱみゅ
  • 拳を天につき上げろ -奥田民生
  • Love Heaven  -D☆DATE
  • ホロスコープ -中川翔子
  • rainbow rain/サヨナラ 愛しのピーターパンシンドローム  -SOPHIA

1/18

  • グッドラック -BUMP OF CHICKEN
  • MAMORE!!! -アイドリング!!!
  • イエス -Acid Black Cherry
  • いつだって僕らは  -いきものがかり
  • 初恋サイダー/DEEP MIND -Buono!
  • 風一揆 -風男塾
  • Callin You -DEEP
  • 卒業 -高橋優
  • Darl:orz -北乃きい

1/25

  • 片想いFinally -SKE48
  • ピョコピョコ ウルトラ -モーニング娘。
  • Rambling girls/Because of you -AFTERSCHOOL
  • Miss Mystery  -BREAKERZ
  • sign  -JUJU
  • メリーゴーランド -AYABIE
  • music  -豊崎愛生
  • キミへのラブソング~10年先も~  -松下優也
  • HERO  -MONKEY MAJIK

 

ざっとこんな感じ。

1月早々、ジャニーズ勢からキンキ、そしてAKB勢からSKE48といきなり現在の2大勢力のシングルがスタンバイ。

特に、昨年年間TOP10入りも果たし、ここ数作で人気急上昇中のSKE48のチャートアクションには注目したいところ。

 
ほかにもBUMP OF CHICKENの映画主題歌、いきものがかりのCMソングなども要注目。

ある程度のリリースがあるので、チャート水準が極限ラインまで落ちることはなさそうだ。

~今日のふといいなぁ~
CRISIS (from「CRISIS」) by Acid Black Cherry

2012年1月16日 (月)

奇行が原因…? 安全地帯アルバムは前作の1/3に…。

安全地帯の前に…

 

今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

本日は2011年8月リリース部門です

メジャーなアーティスト・曲ばかりで恐縮ですが、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひぜひお試しくださいませ。


ツブサニコイ (from「ツブサニコイ」) by 関ジャニ∞

~関ジャニ∞の2011年4枚目のシングル。男の一途な直球ラブソング。♪つぶさぁ~にこいぃ~…というわかりやすいサビのメロディが癖になり、リピート。編曲はEXILEの初期楽曲なども手掛けたFace 2 fAKEが担当で、全体を通して凄く聴きやすいのは納得。管理人のベストオブ2011年ジャニ曲。

女々しくて (from「女々しくて/眠たくて」) by ゴールデンボンバー

~いつのまにかブレイクを果たし、いまやTOP10の常連となったエアV系バンド、ゴールデンボンバーの2011年2枚目のシングル。もともと2009年に一度シングル化された彼らの代表曲。タイトルを3回繰り返す部分は耳から離れないし、サビも掛け声合わせて無条件で盛り上がれるテンションの高い1曲。カラオケでも定番の楽曲になっているみたい。たとえ演奏はエアでも、鬼龍院のヴォーカルとファンを楽しませようとするハートは本物だと思う。元日のCDTVでトリだったのには驚きました。

抱きしめちゃいけない (from「フライングゲット」) by アンダーガールズ(AKB48)

~2011年の年間シングル1位となった「フライングゲット」収録曲。総選挙で22位~40位となったメンバー(アンダーガールズ)による楽曲。タイトル曲と違い、完全なるアイドルポップ。キラキラした感じがよく音に出ていて聴いていて楽しくなる仕上がりに。梅ちゃんこと梅田彩佳がセンターという点もファンには高評価だった様子。「フライングゲット」とこの曲以外のc/w「青春と気づかないまま」、「アイスのくちづけ」もクオリティが高く、2011年リリースのシングルでは最も総合的に優れていたのではないかと思う。

コーヒー (from『SugarlessⅡ』) by スガシカオ

~カップリング曲やセルフカバーを中心に収録した企画盤の1曲目を飾る新曲。ここ最近のスガシカオお得意のミディアムバラードで安定感のある1曲。やさしいメロディに、きみを想う気持ちがこぼしたコーヒーのように広がる…という歌詞はいかにもシカオチック。こぼしたのがコーヒーという黒いものというのが。このアルバムだと嵐に提供した「アオゾラペダル」のセルフカバーもいい出来。

 

8月はこんな感じです。

こう振り返っていくとアイドルの曲も結構聴いてるなーと自己分析になりますね。

次回は9月リリース部門を紹介の予定です。引き続き、ヨロシクお願いします。

チャートチェックに移ります。

前回記事で9/26付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートに突入です。

ではでは、さっそく…

9/26付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 #AAABEST -AAA

Aaa

AAAの2枚目のベストアルバムが初登場で1位を獲得!

アルバムは2011年2月にオリジナルアルバム『Buzz Communication』で記録した2位が最高位だった。

これが初のアルバム週間1位獲得となる。

 

初動売上げは6.6万枚。前作『Buzz Communication』の初動5.1万枚から上昇。

連続で初動上昇。

シングルはアルバム先行とかでなければ、4万台半ばのラインで安定。

アルバムではシングルからそこまで数字は伸びず、固定ファンがっちりの閉鎖的な世界になっていることを露呈していた。
 

今回はベストではあるが、オリジナルからの伸びはかなり小さく、ライト層の動きはあまり活発ではない様子。
 

リリース形態は一般流通が【CD+2DVD】、【CD+DVD】、【CDのみ】で3種リリース。

これに【mu-mo限定盤(2CD)】がメンバーの人数と同じ全7形態存在しており、計10種リリースとなっている。
 

とはいえ、10種すべて収録内容は上位互換で、【mo-mo限定盤】のストラップだけが7種で異なっている仕様。

ストラップをすべて集めようとするような狂信的なファンは8枚買わないとならないが、そんなファンはごく一部である。

 
サウンドスキャンでは【CD+2DVD】が2.2万枚、【CD+DVD】が1.6万枚、【CDのみ】が0.6万枚で計4.4万枚

オリコンとの差異2.2万枚程度が【mu-mo限定盤】の売上と想定される。

数年前より数字のベースは上がったが、やはりアイドル的な人気が強いようで、これ以上のセールスパワー上昇はなかなか期待できないかもしれない。

 

第2位 FIVE  -浜崎あゆみ

Ayufive

前週の1位から1ランクダウン。

これで3週連続のTOP3入りとなる。
 

週間売上げは2.3万枚。前週の3.0万枚からダウン。

新譜のリリースがかなり少なかったため、2.3万枚という売上でTOP3内に残れたようなかたちではあるが、前週からの粘りは高め。

テイルズタイアップが引き続き効いているのか、他のアーティストとのコラボ効果なのか。

 
累積は3週で18万枚に到達。

3週でようやくオリジナルアルバムだった前作の初動に到達したかたち。

 

第3位 ラブ・ソングス -シェネル

Sheneru

前週の7位から4ランクアップ。

発売以来、TOP10の下の方にずっと停滞してロングヒットになっていたが、初登場から9週目にして、ついにTOP3入り。

 

週間売上げは1.4万枚。前週の1.3万枚から微増。

数字はほぼ横ばいながら、周りの売上水準が一気に下がったため順位は一気に上がった。

TEEのカバーである「ベイビー・アイラブユー」が配信でもヒットし、TEEの原曲を食うような勢いを見せていたので、この曲のパワーと口コミの効果でのロングヒットといえる。

 

以下、ピックアップ。

第10位 安全地帯Ⅻ -安全地帯

Annti

安全地帯の12枚目のオリジナルアルバムが初登場で10位にランクイン。

オリジナルアルバムとしては、2010年の前作に続き、2作連続のTOP10入りとなる。

 
初動売上げは0.5万枚。前作『安全地帯 XI ☆Starts☆「またね…。」』の初動1.5万枚から暴落。

売上0.5万枚でのスーパーラッキーTOP10入りとなっている。
 

前作は6年半ぶりのオリジナルアルバムで復活作であり、いきなり週間3位を獲得する大金星となっていた。

しかし、その復活後、玉置の奇行がワイドショー等で多く取り沙汰されたことが原因なのか、2010年12月のライブ盤は初動0.2万枚に、今作の先行シングルも0.2万枚という最低ラインまで落ち込んでいた。

音楽に携わる人間にもかかわらず、音楽を楽しむコンセプトのFNS歌謡祭ドタキャンなんかはかなりのマイナスイメージになったのでは。

 
リリース形態は【CD+DVD】と【CDのみ】で計2種リリース

CDの収録内容は同じで、複数枚買わせる仕様はなし。

 
ファンを裏切るような報道により、復活熱は完全に冷めてしまったようで、結局は30年近くずっと離れずついている強固な固定ファンだけの世界になってしまったようだ。

もったいない。

 

 

この週は先述の通り、リリースがほとんどなく、初登場は1位のAAAと10位の安全地帯のみ。

また、5位のSMAP『SMAP AID』で早くも1万枚割れ。

CDが売れない売れないと嘆かれるこのご時世でも、そうそうないレベルの低レベル週となった。

 

~今日のふといいなぁ~
ふたりごと (from『RADWIMPS4~おかずのごはん~』) by RADWIMPS

2012年1月10日 (火)

AKB48、2作連続150万枚突破!

AKB48の偉業の前に…

今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

本日は2011年7月リリース部門です

メジャーなアーティスト・曲ばかりで恐縮ですが、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひぜひお試しくださいませ。

『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(from「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」) by サカナクション

~北海道出身の5人組ロックバンド、サカナクションの5thシングル。ビートこそシンプルな4つ打ちだけど、随所にサカナらしいこだわりや遊び心が散りばめられています。ピアノでバッハもフューチャー。バンドメンバーの合唱で歌われる曲名をそのまま用いたサビはインパクト大。メンバーが横一列に並んで演奏するパフォーマンスは刺激的で、地上波(「Mステ」)で披露されたときは思わずニヤリとしてしまいました。

パレオはエメラルド (from「パレオはエメラルド」) by SKE48

~AKB48の姉妹グループ、SKE48のエイベックス移籍第一弾シングル。元気いっぱいの楽曲を連発するSKE48のサマーソング。とにかく明るくキラキラした感じが溢れています。いいまはAKB本体よりも元気いっぱいソングはSKEのほうが強い気がします。個人的には2011年のNo.1サマーソングかと。

in bloom (from『Prog-Roid』) by School Food Punishment

~2009年メジャーデビューの4人組バンド、School Food Punishmentの2ndフルアルバム収録曲。電子音が印象的なエレクトロニカ系の音楽を得意とするバンド。個人的にはVo.内村友美の透き通った歌声が一番の魅力だと思う。電子系の音と透き通った歌声がひとつになる感じが聴いていて凄く心地いい。この曲を上げたのは爽やかで聴きやすいから。先行シングル「RPG」やこの曲のようなスピード感のある曲のほうが好きなんだけど、こういう曲は前作のほうが多かったり…。

デッドエンド (from『C'mon』) by B'z

~B'zの18枚目のアルバム収録曲。全体的に前作『MAGIC』よりもシングルっぽさが抑え目で、ヘヴィな一枚になっていますが、その中でもヘヴィなのがこの曲。リフが印象的。90年代後半の『Brotherhood』や『ELEVEN』あたりの音が好きだった人にはたまらないのでは。ペプシCMソングでリード曲の「C'mon」も安定の出来栄え。

7月はざっとこんな感じかな。

次回は8月部門を紹介予定です。

チャートチェックに移ります。

前回記事で9/26付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以降をピックアップしていきます。

ではでは、さっそく…

9/26付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

第4位 フライングゲット -AKB48

Furage_2

前週の3位から1ランクダウン。

4週連続のTOP10入りとなる。

週間売上げは2.3万枚。前週の4.5万枚からダウン。

リリース4週目、当週の2.3万枚をもって、今作の累積は152.1万枚を突破した。

前作「Everyday、カチューシャ」に続き、2作連続での150万枚突破

また、シングルの2作連続150万枚突破は、B'z、ミスチル、KinKi Kids、そして宇多田ヒカルの4組しか過去に達成しておらず、AKB48は史上5組目となる快挙。

かつ、ここ数年でパッケージ売上が極端に減退しており、2作連続150万枚突破は、宇多田ヒカルが2000年に記録して以来、11年4ヵ月ぶりの快挙である。

なお、女性グループとしての達成は1968年のオリコンランキング開示以来、史上初の快挙となる。

1.5万枚売るのが大変なこのご時世に、その100倍の150万枚…。

あまりにぶっ飛び過ぎていて、キングレコード以外の売る側はあまり悔しいとか負けたくないとかいった情は湧かないかも。

別格。

第5位 nexus -ClariS

Claris

2人組覆面ガールズユニット、ClariSの3枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入りとなる。

初動売上げは1.9万枚。前作「コネクト」の初動2.5万枚からダウン。

前作までの2作はアニメタイアップだったが、今回は小説「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」テーマソングというタイアップ。

小説のテーマソングというのがどれだけタイアップ効果があるのか未知だが、アニメに比べると効果は薄いと思われる。

リリース形態は【CD+DVD(オレイモ盤)】、【CDのみ】で2種リリース

前作までの2作は【CD+DVD】とアニメ盤が分かれて2種あったので、今回はパッケージが1種減っていることになる。

また、前作ではCDに収録曲違いがあったが、今回はアニメタイアップではないため、テレビサイズの収録はなく、内容統一となっている。

タイアップの変化とパッケージ減が初動ダウンの主な要因と捉えて間違いないだろう。

ただ、これでもアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」タイアップだったデビュー作の初動1.4万枚を越えてきており、注目度はまだ下がっていないと思われる。

この状態ならば、次でアニメタイアップに戻ればまた数字を伸ばしてくる可能性が高い。

以下、ピックアップ。

第7位 THE END OF THE DAY -YELLOW FRIED CHICKENz

Yfc

2010年3月にGACKTを中心に結成されたロックバンド、YELLOW FRIED CHICKENz(イエローフライドチキンズ)の1stシングルが初登場で7位にランクイン。

2010年にアルバムはリリースしているが、シングルはこれが初。

結成当初はGACKTとサポートメンバーといった顔ぶれだったが、2011年にVo.ジョンや元LUNA SEAの真矢らが加入して、現在のメンバーになっている。

ツインボーカルバンドということになる。

初動売上げは1.8万枚

GACKTとしての前作「Episode.0」は初動2.9万枚だったので、そこからダウン。

他のバンドメンバーにファンは付いていないので、購入層はGACKTファンそのままだと思われる。

その固定ファンのうち、バンドにまで手を出さない層がいるための今回の初動といった感じか。

GACKT名義で09年に4ヵ月連続リリースしたときには、初動は1.5万枚ラインまで落ちていたので、「強固な固定ファンだけが動いたときの数字」が出た様子。

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容は統一で、複数枚買わせるような仕組みはなし。

今作がデビュー作なので今後どのような推移をたどるかは未知数が、これまでの傾向からすると、別名義でのリリースはデビュー作が最高成績になることが多い。

まずは次回作でどれだけ今作に近い数字をキープできるかに注目したいところ。

第8位 ナンバーワン野郎! -ザ・クロマニヨンズ

Kuromani

ザ・クロマニヨンズの9枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

これで4作連続のTOP10入りとなる。

初動売上げは1.3万枚。前作「流線型/飛び乗れ!!ポニー!!」の初動1.0万枚から上昇。

連続で初動がダウンしていたが、ここで少し持ち直した。

今作は日清食品「カップヌードル」CMソングで、オンエアされていた楽曲なので、タイアップ効果が若干出たか。

リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【EP盤】で計3種リリース

CDの収録内容、ジャケット写真は統一で、複数買いさせるような仕組みはなし。前作までと同じ売り方。

次回、タイアップが外れるとまた1万台ギリギリに戻ってしまう可能性が高く、連続TOP10記録は「出す週次第」といった感じになってきそうだ。

第9位 LOVE IS ECSTASY -中島美嘉

Nakashima

中島美嘉の34枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

これで8作連続のTOP10入りとなる。

初動売上げは1.0万枚。前作「Dear」の初動1.5万枚からダウン。

これで3作連続の初動ダウン。下げ止まらなくなっている。

今作は映画『アンフェア the answer』主題歌となっているが、まるでタイアップ効果が出ていないような成績に終わっている。

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作は魂のCD1種リリースだったのでパッケージが増えているが、数字はダウン。

タイアップもそこまで効果がなさそうなものでもないし、前作と違いDVD付もリリースしている中でのダウンということで、ファン離れが加速していることが想定される。

もともと売れていたときもシングルの数字はそこまで高くなくて固定ファンも少なく、アルバムでがっつりライト層を引き込むタイプだった。

ここにきて貴重な固定ファンが欠けていっているとすれば、かなり厳しい事態といわざるをえない。

この週は売上水準が普通だったため、初動1.0万枚でTOP10入りできたが、ぶつかる週が悪ければTOP10落ちする数字である。

ここから数年前の数字を取り戻すことはできるのだろうか。ソニーの手腕にかかっている。

第10位 晴ときどき曇 -スキマスイッチ

Sukima

スキマスイッチの15枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

TOP10入りは2作振り、通算11作目となる。

※前作が売上水準の高い週にぶつかり、連続TOP10入りは10作で途切れた。

初動売上げは0.9万枚。前作「さいごのひ」の初動1.2万枚からダウン。

下げ止まらず、ついに初動は1万を切った。

周りの低レベルに助けられ、前作で逃したTOP10には復帰したものの、運がよかっただけで、シングルの初動が1万を割るのはブレイク前の「ふれて未来を」以来、約7年3ヵ月ぶりとなる。

今作はアルバムのリリースを3週後に控えた先行シングルということで、下がったという見解もあるが、約2年前のアルバム先行シングル「ゴールデンタイムラバー」はまだ2万台出ていたので、そこからさらにセールスパワーはかなりダウンしているのは間違いない。

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDの内容は統一。

07~09年にかけての活動休止がやはり痛かったようで、そこから人気ダウンが止まらない状況。

キャリアも長くなってきたので、このタイミングで新規ファンを大量に得ることは難しいため、何とかいま残っているファンを繋ぎとめるしかない。

方向性が難しくなっているわけではないのでタイアップ次第で一気に跳ねる可能性はあるが…。さて、ソニーはどう出るだろうか。

先行シングルじゃなくなってどれくらいの数字が出るのか。2012年第一弾シングルの動向には注目したいところだ。

~今日のふといいなぁ~
朝もやけ (from「サヨナラバス」) by ゆず

2012年1月 8日 (日)

EXILE、「10周年記念豪華BOX」で売上爆発!

EXILEの前に…

 

今年アップの記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

 

本日は2011年5月下旬~6月リリース部門です

まだ聴いたことのない曲があったら、ぜひぜひお試しくださいませ。

 

PERFECT (from「WHITE」) by KAT-TUN

~ジャニーズの5人組ユニット、KAT-TUN15枚目のシングルのc/w。軽快なリズムで進行するジャニーズらしい曲だけど、かっこいい系が多いKAT-TUNでは珍しい印象。サビの「回り道でも一番前」という歌詞が頭に残り、特に特出したところがある曲ではないのですが、よくリピートしました。

Everyday、カチューシャ (from「Everyday、カチューシャ」) by AKB48

~AKB48、2011年第2弾で、2010年の「ポニーテールとシュシュ」にあたるシングル。2011年年間シングル2位。ひたすら明るくポップで夏にぴったりな1曲に。このメロディラインはさすが井上ヨシマサとしか言いようがない仕上がり。ただ、個人的にイントロとアウトロのオーケストラはいらないかなぁと。

じゃあ、何故 (from『素。』) by 阿部真央

~女性シンガーソングライター、阿部真央の3枚のアルバム収録曲。巻き舌で叫ぶ激しい曲も、ポップな曲も得意な彼女。この曲は後者のポップな部分が強く出た楽曲。思わせぶりな異性の行動に振り回される主人公を描いた歌詞が印象的です。この人にはそろそろブレイクしてほしいなぁと思います。

Bittersweet / Hatching Mayflies (from「Hatching Mayflies」) by the HIATUS

~活動休止中ELLEGARDENの細美武士がフロントマンを務めるバンドの2ndEP収録曲。エルレのときの音とはかなり違うものの、細美の卓越したVo.は不変でサビの裏声には思わず鳥肌が立ったのを覚えています。ピアノの音色が印象的で音に切なさを加えます。繊細な美しさを表現できる貴重なバンドです。

ラブレター (from「それでも信じてる/ラブレター」) by FUNKY MONKEY BABYS

~FUNKY MONKEY BABYSの16枚目。「それでも信じてる」が震災の影響を色濃く受けたメッセージソングだったこともあり、ちょっと素朴でかわいいラブソングになっているこっちの曲のほうがスッと入ってきました。MVにはくりぃむの上田が出演。

青い栞 (from「青い栞」) by Galileo Galilei

~北海道出身の5人組バンド、Galileo Galileiの4枚目のシングル。全員平成生まれの若いバンドということで、色々青いところはあるものの、それが逆に甘酸っぱい印象に繋がっていて好印象を受けました。女性のガイドVo.が入ってくる2番が好き。

唇 触れず… (from「唇 触れず…」) by ノースリーブス

~AKB派生ユニット、ノースリーブスの2011年2発目。シリアスだった前作から今度はロック路線に。楽曲自体はプロが作っていて完成度が高く、歌もAKBの中では「歌える」メンバーが揃っているのでどんな曲でも安定してついてくる。派生ユニットの中ではノースリーブスはかなり良い楽曲をもらっている印象です。

GOOD LUCK MY WAY (from「GOOD LUCK MY WAY」) by L'Arc~en~Ciel

~ラルクの2011年第一弾シングル。一昔前のラルクを感じさせる疾走感溢れるポップチューンで、トゲも何もないので聴いていてただただ心地いい1曲。こういう曲を作らせたらtetsuyaは天才的だなぁ。

6月まではこんな感じ。

次回は7月リリース部門を予定。引き続き、どうぞヨロシク。

 

さて、チャートチェックに移ります。

 

前回記事で9/19付オリコンチャートを見終わったので、本日からは9/26付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェック。

 

ではでは、さっそく…

9/26付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 

第1位 Rising Sun/いつかきっと… -EXILE

Exile

EXILEのデビュー10周年記念、通算37枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これで2作連続の1位獲得となる。

 

初動売上げは20.2万枚。前作「Each Other's Way~旅の途中~」の初動10.1万枚から倍増

前作はアルバムの先行シングルでやや低めに出ており、通常のリリース条件だった前々作が初動17.7万枚。

今回は08年の「LAST CHRISTMAS」以来、初動で20万枚を超える好調ぶりとなっている。

 

ただ、この好調には裏があり、楽曲が絶大な支持を得たり、グループの人気が上昇したわけではない様子。

今作はデイリーベースで非常に奇妙なチャートアクションを展開。(下図参照)

 

Exilesuii
 
 

通常最も高い売上をつけるはずの火曜付(フラゲ日付)で、前作『Each Other's Way~旅の途中~』の初日売上さえも大きく下回る出足に。

しかし、通常数字を下げることがほとんどであるその翌日(デイリー2日目)に売上は倍増。

 

さらに、その後も初日売上を上回る数字を連発。

前作の推移と並べると、その違いは一目瞭然だ。

Exilehikaku

 

この非常に不自然な推移となった原因はどうやら、今作がデビュー10年記念作品ということで、EXILE mobileとEX FAMILYの会員のみに対してリリースされた「Special Box」にある様子。

この「Special Box」というのがまた凄い内容になっており、なんとジャケットだけが異なる同じCDが9枚入りとなっている。

なお、9枚のジャケットを組み合わせると1つのジャケットが完成する仕様になっている。

 

つまり、BOXひとつ売上ごとに9枚売上のカウントになっているようで、そのため上図のような異常なチャートアクションになったと思われる。

火曜付の数値が前作を大きく下回ったのは、EXILE mobileとEX FAMILY会員の一部(高価な商品に手を出せる層)が一般店舗での購入を今回は避けて、BOXのほうに移ったためと考えられる。

また、「Special Box」の売上反映が水曜付からはじまったと想定されるのは言うまでもない。

なんというか、「凄い」ことを考えたなといった印象。

 

AKB勢のファンが同じCDを何枚も買うという文化はやっと有名になってきたが、今回のEXILEは売る側がはじめから10枚近いCDを一気に売るためにセッティングしてしまうという画期的なシステムである。

現在のオリコンの集計ルールだとこれも普通にカウントされてしまう。

 

よって、今回の楽曲が震災支援的な意味合いで世間から広く支持されたわけではまったくなく、人気が上がったわけでもないという結論にいきつく。

 

先述した「Special Box」を除いたリリース形態は、DVDの有無で2種リリース

一般市場に出回るパッケージは複数買いを促すことのないいつもと変わらない売り方となっている。

 

サウンドスキャンでは、【CD+DVD】が1位で8.2万枚、【CDのみ】が3位で1.5万枚。

合計はオリコンの半分以下、9.7万枚にしか及んでいないため、一般市場での売上は前作とほぼ変わらないことがわかる。

この乖離分はそのまま「Special Box」分の売上と捉えていいだろう。1万人くらいが買ったということかな。

 

AKB勢などアイドルの商法が非難されることは多々あるが、今回のEXILEもなかなかの商法。

過去にあゆがリミックス盤をBOXでリリースし、バラバラで集計されるケースがあったが、商法とかそういったものが目立つシングルでやるとは…ある意味新しい。

裏を見ないと正しい認識を得られないのが現在の音楽パッケージ市場。このブログの存在意義を再認識させてくれるような事例となった。

 

第2位 この地球の平和を本気で願ってるんだよ!/彼と一緒にお店がしたい! -モーニング娘。

Mo

モーニング娘。の通算47枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これでTOP10入りは47作目となり、シングルのTOP10獲得作品数では浜崎あゆみの48作に次ぐ歴代単独2位となった。

 

初動売上げは5.0万枚。前作「Only you」の初動3.3万枚から大幅上昇。

今回はおよそ10年グループに在籍した高橋愛のモーニング娘。参加ラストシングルとなっている。

それに伴い、商法も前作から変化。

 

リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が2種で計5種リリース

【CDのみ】の片方は「高橋愛卒業記念盤」となっており、この分パッケージ数が増えていることになる。

DVDの内容はすべて異なり、かつ「高橋愛盤」はカップリング曲が異なっている。

いつもはCDの内容は全種統一なので、複数買い促進商法が若干キツくなっていることになる。

モーニング娘。がシングルで収録曲違いをするのは09年以来となる。

 

初回盤に「イベント抽選シリアルナンバーカード」封入でイベント商法はいつも通り。

ただ、高橋愛ラストということでいつも以上にイベント狙いの複数買いが過熱した可能性が高く、それが売上上昇にも一役買っていると思われる。

 

なお、先述した連続TOP10記録に関しては、浜崎あゆみはここ最近シングルのリリースペースが下がっているので、このペースでいけば普通に1位に浮上できる可能性が高い。

 

第3位 A(エー) -RANIBOW

Rainbow

KARAの妹分にあたる韓国の7人組ガールズグループ、RANIBOWの日本デビューシングルが初登場で3位にランクイン。

海外女性アーティスト(ソロも含む)によるデビュー作でのTOP3入りは、ノーランズ「ダンシング・シスター」(1980年)以来、30年と10ヵ月ぶりの快挙

なお、「初登場3位」という成績は、現在韓国女性グループの代名詞となっているKARAや少女時代を上回る記録ということになる。

※KARA「ミスター」=初登場5位、少女時代「GENIE」=初登場4位

 

初動売上げは2.4万枚

順位はKARA、少女時代を越えたが、初動売上げは下回っており、8月にデビューしたAFTERSCHOOLとだいたい同じ勢いとなっている。

AFTERSCHOOLは近年稀に見る高レベル週にあたり、RAINBOWと同じ初動2.4万枚ながら初登場7位に終わっていた。(過去記事:関ジャニ∞、今年4作目のシングル首位獲得!

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CD+写真集】、【CDのみ】で計3種リリース

KARAの後輩ということで商法もKARAとほぼ同じになっており、【CDのみ】にだけタイトル曲の韓国語Ver.収録。

よって、音源、映像、写真集を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

ユニバーサルとしては、一度KARAという商品で成功しているので、このあたりはお手の物といった感じか。

 

全形態にイベント参加券を封入しており、イベント商法も当たり前に展開。

AKB勢、韓国勢はイベントが生命線となっている。

 

 

~今日のふといいなぁ~
海岸通り (from「ソルファ」) by ASIAN KUNG-FU GENERATION

2012年1月 5日 (木)

あゆ、5年8か月ぶりの2週連続首位!

あゆの前に…

 

今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。

 

本日は2011年4月~5月上旬リリース部門です

4月は震災の影響でリリースがとまり、数が少ないので5月上旬分とまとめて紹介です。

まだ聴いたことのない曲があったら、ぜひぜひお試しくださいませ。

 

かぞえうた by Mr.Children

~Mr.Childrenから2011年唯一贈られた新曲。配信限定。東日本大震災の復興支援のために制作され、震災から1ヵ月経たずしてリリースされました。作為的にならないように付けられたという歌詞は「希望をかぞえよう」というメッセージが込められたあたたかいうた。綺麗ごとと言われればそれまでですが、この歌詞を素直に受け止められる人たちがたくさんいればいいなと思います。

MR. TAXI (from「MR.TAXI/Run Devil Run」) by 少女時代

~韓国の女性アイドルグループ、少女時代の初の日本オリジナル楽曲。2011年リリースされた唯一のシングル。サビの"Mr. Taxi, Taxi, Taxi 相当 ズクシ・ズクシ・ズクシ"はリズムと歌詞が妙に合っていて癖になりました。タクシー(車)を運転する仕草を取り入れたダンスもインパクト大。

make it happen (from『Checkmate!』) by 安室奈美恵 feat.AFTERSCHOOL

~安室奈美恵のコラボ作品を集めた企画盤収録曲。韓国の女性グループ、AFTERSCHOOLとのコラボ楽曲。テンポが良く、雰囲気が邦楽といった感じではないです。AFTERSCHOOLはコーラス担当のような感じですが、サビの「Hey!」とか「Foo!」が耳に残ってハマる…。他のコラボ曲も完成度が高く、企画盤ではありますがアルバムとして見てもかなりいい作品だと思います。

東京の空 (from『どーも』) by 小田和正

~小田和正5年11ヵ月ぶりのオリジナルアルバムのラストを飾る楽曲。毎日深夜まで残業しているとき、iPodからこの曲が流れて何とも言えない気持ちになったのを覚えています。"がんばっても がんばっても うまくいかない でも 気づかない ところで 誰かが きっと 見てる"。小田さんからのこのメッセージはたくさんの人に届いていることでしょう。

世界の涙 (from「カッコ悪いI love you!」) by フレンチ・キス

~AKB48の柏木由紀、高城亜樹、倉持明日香の3人からなるユニット、フレンチ・キスの3rdシングルのc/w。AKB楽曲のひとつのジャンルになっているシリアス路線の1曲。3人ともこういう楽曲を歌っても違和感のない声質なので、聴きやすくさらっといける。ノースリーブスもそうだけど、派生ユニットでもc/wまで曲のクオリティがやたら高い。提供すればヒット間違いないわけだし、気合も入るか。

空が鳴っている (空が鳴っている/女の子は誰でも」) by 東京事変

~椎名林檎がVo.を務めるバンド、東京事変の7thシングル。「ウォータリングキスミント」CMソング。もう単純に音がかっこいい。やはり亀田誠治は天才的変態レベルに達しているといわざるを得ない。言葉として稚拙すぎるかもしれないけど、なんだろう「プロ」って感じ。

 

4月~5月上旬はこんな感じかな。

次回は5月下旬~6月です。お楽しみに。

では、チャートチェックに移ります。

前回記事で9/19付シングルチャートを見終わったので、アルバムチャートに突入です。

 

ではでは、さっそく…

9/19付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品です。

 

第1位 FIVE -浜崎あゆみ

Ayufive

2週連続1位

浜崎あゆみの2週連続首位獲得は06年1月に7thアルバム『(miss)understood』で記録し
て以来、5年8ヵ月ぶりとなる。

また、ミニアルバムが2週連続で首位を獲得するのは、浜崎あゆみにとってはこれが初で、Def Techが『Def Tech』で05年に記録して以来、6年5ヵ月ぶりの記録である。

 

週間売上げは3.0万枚

前週の初動12.7万枚からダウン。

 

ただ、フルアルバムだった前作が初動18.0万枚から2週目3.8万枚だったので、粘りは今回のほうが上になっている。

シングルは2週目1万台まで落ちるのが通例になってしまっていることを踏まえても、今回のミニアルバムで2週目3万台はかなり健闘した結果といっていいだろう。

 

ただ、3万枚での週間1位獲得は、このご時世といえども、かなりレアである。

この週、新譜がなさすぎたが故のラッキー1位といった感じ。

累積は2週は15.7万枚に到達した。

 

第2位 GO -KREVA

Kreva

KREVAの5枚目のフルアルバムが初登場で2位にランクイン。

これでオリジナルアルバムは5作連続のTOP10入りとなる。

TOP3入りは週間1位を獲得した06年『愛・自分博』以来、5年半ぶり。

 

初動売上げは2.8万枚

ミニアルバムだった前作『OASYS』の初動1.8万枚から上昇。

ただ、今作と同じフルアルバムだった『心臓』の初動4.7万枚から大きくダウン。

 

ソロラッパー初の週間1位を獲得した『愛・自分博』がピーク(初動9.7万枚)で、その後、ベスト盤もオリジナルを下回る数字となり、一気にファン離れが進んでいたが、今回もその流れは止まらず。

リリース日が9/8(クレバの日)に合わせて木曜日だったので、集計期間が他の作品よりも1日短かったが、もし1日多くても3万台に乗せるのがやっとと思われる。

 

リリース形態は【CD+DVD+Tシャツ】、【CD+DVD】、【CDのみ】で計3種リリース

内容は上位互換なので、複数枚買わせる商法にはなっていないが、グッズ付まで出しており、パッケージを買わせにいっている。

それでも、数字は下がっているので、想像以上にセールスパワーの減退のスピードが早いということだろう。

 

第3位 アイム・ウィズ・ユー -レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

Retti

前週の2位から1ランクダウン。

週間売上げは2.3万枚

前週の初動7.4万枚からダウン。

初動で前作の半分くらいになってしまっていたが、2週目も普通にダウン。

洋楽は邦楽の作品とは違いイレギュラーのチャートアクションを見せることもあるが、今回のレッチリは邦楽と変わらない推移になった。

特に、2週目以降に猛烈なロングヒットになるような兆候は見えない。

累積は9.7万枚。まだ前作の初動も遠い。

 

第4位 こいがBESTですばい -九州男

Kusuo

男性シンガーソングライター、九州男(くすお)のベストアルバムが初登場で4位にランクイン。

これが5作目のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは1.6万枚。ミニアルバムだった前作『97%』の初動1.1万枚から上昇。

実は9か月前に一度、ベストを出しているのだが、それは移籍に伴い日本クラウンが本人非公認でリリースした作品だった。

当該ベストリリースに際しては、九州男本人が痛烈に批判して不買運動のようになり、ベストにもかかわらず0.4万枚という成績に終わっていた。

 

今回はこれまでにリリースされた楽曲から選曲したオールタイムベスト。

ミニアルバムだった前作、前々作の初動は越えているものの、その前のフルアルバムでは初動2.5万枚出ていたので、勢いはかなり落ちてきている様子。

結局、代表曲「1/6000000000 feat.C&K」を収録した08年の『HB』がピークで、そのあとは人気は下火になったようなかたちである。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数買いさせる仕組みはなし。

人気下火の中でのベストということで、これで固定ファンにも見切りをつけられる可能性がある。

ベスト明け一発目は今年のリリースになると思われるが、そこでどのようなチャートアクションを見せるのかに注目したいところだ。

 

以下、ピックアップ。

第6位 オアシス -ハナレグミ

Hanare

元SUPER BUTTER DOGのVo.永積タカシによるソロプロジェクト、ハナレグミの5枚目のオリジナルアルバムが初登場で6位にランクイン。

これで2作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは1.4万枚。前作『あいのわ』の初動1.8万枚からダウン。

前作がCDショップ大賞を受賞するなど話題になっていたが、数字はダウン。

ただ、間にシングルも何も挟まず、2年以上のリリース間隔があることを踏まえると、これくらいのダウンで済めは上々ではないかと思う。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

複数枚買わせる施策はまったくなし。

 

もともとパッケージがどかどか売れるタイプではなく、固定的な音楽ファンに支持されるタイプなので、売り方はこれ以上商業的にする必要はない。

固定ファンがある程度いるはずなので、ここから急に下がるようなことはないと思われるが、1万台で下げとめておかないとTOP10入りは難しくなりそう。

 

~今日のふといいなぁ~
スローモーション (from「ルーキー」) by サカナクション

2012年1月 4日 (水)

三代目JSB、初の週間1位獲得!

チャートチェックの、三代目JSBの前に…

 

前々回の記事からはじめました、管理人Yasaiの「2011年オススメ楽曲」紹介。

 

本日は2011年3月リリース部門です

まだ聴いたことのない曲があったら、ぜひぜひお試しくださいませ。

 

ムラサキ (from「Eternal」) by 赤西仁

~元KAT-TUNの赤西仁、初の本人名義シングル収録の楽曲で、KAT-TUN時代から披露されていた楽曲。とりわけ凄い部分がある曲ではないですが、メロディがやさしく、どこかKinKi Kidsの「愛のかたまり」を彷彿させる雰囲気が好きでした。

モノズキ1号 (from「Answer」) by ノースリーブス

~AKB48の小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみの3人による派生ユニット、ノースリーブスの6枚目のシングル収録楽曲。素直になれない天の邪鬼な女の子の気持ちを歌ったポップソング。タイトル曲の「Answer」もシリアスな雰囲気をまとった良作。

カロン (from「カロン」) by ねごと

~女性4人組バンド、ねごとの1stシングル。2月から放映されたau「LISMO!」CMソングタイアップ。チャットモンチー等を手掛けるいしわたり淳治プロデュースということで疾走感バツグンの楽曲に。サビのメロディラインは耳から離れない中毒性を持っていて、Vo.蒼山の高音が心地いい。この曲が気になったら、ミニアルバム『Hello!"Z"』もぜひ。

バンザイVenus (from「バンザイVenus」) by SKE48

~AKB48の姉妹グループ、SKE48の2011年一発目のシングル。今作リリースの2日後に東日本大震災が発生。語弊はあるかもしれませんが、バカみたいに元気なこの曲は、歌詞もよくわからないけれど当時聴いていて少し救われた思いがあります。AKB系に嫌悪感を持っている音楽ファンは多いかもしれませんが、個人的にはもったいないの一言です。

君と羊と青 (from『絶体絶命』) by RADWIMPS

~RADWIMPSの6枚目のアルバム収録曲。アルバムの中で浮くぐらい明るい光を放つアップテンポな楽曲。演奏時間が3分に満たないこともあり、非常に聴きやすく、一瞬でテンションをあげるのに最適な1曲。なお、タイトルは「と」を除くと「群青」に。他の収録曲も捨て曲一切なしで2011年を代表するアルバムだと思います。

Perfect Day (『Today Is A Beautiful Day』) by supercell

~サウンドクリエイターのryoを中心としたクリエーターグループ、supercellの2ndアルバム収録曲。先行シングルの勢いそのままに、アルバム曲のクオリティもハンパなく高い。この曲はMVも制作されているリード曲。透き通ったnagiのVo.にただただ聴き惚れてしまいます。このアルバムでは「ヒーロー」もおすすめです。

 

3月はざっとこんな感じかな。

次回は4月部門の発表です。お楽しみに。

さて、チャートチェックに移ります。

前回記事で9/12付チャートを見終わったので、本日からは9/19付チャートに突入。

まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。

新譜の多い週ですが、ひと記事で一気にTOP10総ざらいしていきまっせ。

 

ではでは、さっそく…

9/19付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 

第1位 FIGHTERS -三代目J Soul Brothers

Jsoul

EXILEの弟分グループ、三代目J Soul Brothersの4枚目のシングルが初登場で1位を獲得!

これがシングル、アルバム通じてグループ初のオリコン1位獲得となる。

 

初動売上げは8.3万枚。前作「LOVE SONG」の初動3.6万枚から2倍以上になる大幅上昇

デビュー作から出す度に数字を下げていたが、ここで上昇に転じた。

それどころか、これまでの最高だったデビュー曲の初動6.1万枚を大きく超えて、ここで自己最高初動をマークする好調ぶり。

 

今作はドラマ「ろくでなしBLUES」主題歌となっているが、ドラマの視聴率は深夜帯での放送ということもあり、平均2.5%とかなり厳しい数字だった。

これでタイアップ効果が出ているとは考えにくい。

 

6月後半から8月上旬に開催されたツアー会場で、長期間にわたり特典を付けた予約取りが敢行されたようなので、その効果のほうが大きかったと思われる。

その証拠に、今作の初日売上は5.1万枚でその翌日にはなんと0.7万枚まで大暴落していた。

予約取り分の売上がすべて初日に換算されたが為の珍現象といえる。

 

初日以降は低調な推移となり、週間1位の獲得に黄色信号が灯ったところで、金土日と3日連続でハイタッチ会を敢行。

一気に売上を釣り上げてそのまま週間1位を勝ち取った。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CD内容は統一で、複数枚買わせる売り方ではない。

 

先述したように、数字は爆発的に伸びたが、ファンがそこまで増えているわけではない様子。

サウンドスキャンでは2形態あわせて、売上はたったの2.7万枚

オリコンとの乖離がハンパないことからも、予約取りとハイタッチ効果が尋常じゃないくらい出ていることがわかる。 

 

第2位 Nijiの詩  -堂本剛

Niji

堂本剛の10枚目(全名義含む)のシングルが初登場で2位にランクイン。

TOP10入りは10作連続で、2作連続の2位となる。

初動売上げは7.6万枚。前作「縁を結いて」の初動9.1万枚からダウン。

デイリーでは初日にJSBにつけられた差を1日ずつ縮め逆転が見えるところまできたが、JSBの週末のイベント商法の前に、敗れるかたちになった。

 

リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が2種で計3種リリース。

【CDのみ】の2種は収録内容が大きく異なっているため、全音源と映像を購入でコンプするには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法

前回、ソロではじめて3種リリースにパッケージ数を増やし、売上を伸ばしていたがここで早くもダウン。

商法は特にパワーダウンしていないので、前回の上昇は単純にパッケージ増の効果が大きく出ただけで、まだ人気・セールスパワーのダウンは続いていると捉えるのが正当か。

 

サウンドスキャンでは3形態が2位~4位で、それぞれ2.7万枚、2.5万枚、2.1万枚で合計7.3万枚

3形態で売上の差があまりないため、多くのファンが3枚すべて買っていると思われる。

また、ジャニーズだがイベント等での売りさばきをしていないため、オリコンとの乖離はほとんどなくなっている。

 

第3位 フライングゲット -AKB48

Furage_2

前週の2位から1ランクダウン。

これで3週連続のTOP3入りとなる。

 

初動売上げは4.5万枚。前週の9.9万枚からダウン。

初動が尋常じゃない高さだったため、3週目でも4.5万枚出ているが、粘りという点からすると、史上最低レベルといわざるをえない。

初動135.4万枚の作品が2週後に4.5万枚しか売れていないというのは、ある意味奇跡である。

 

それでも、累積は3週で149.8万枚を突破。

AKBがリリースされるたびにしつこくなってしまうが、このご時世としては信じられない数字である。

 

第4位 証 -flumpool

Flum

flumpoolの7枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで7作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは3.4万枚。前作「どんな未来にも愛はある/Touch」の初動3.2万枚から上昇。

今作は『NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部課題曲、かつNHK「みんなのうた」使用曲。

過去にアンジェラ・アキやいきものがかりがヒットを飛ばしているタイアップである。

初週ではその効果はそこまで出ていないようで、だいたいいつもの3~3.5万枚という安定ラインとなっている。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDは収録内容統一なので複数買い促進ではない。

 

アンジェラ・アキといきものがかりは初動以上に累積でかなりの伸びを見せていた。

逆に、大塚愛は楽曲自体が一般の人が歌えるポップ要素がなかったためか、まったくヒットには繋がらなかった。

flumpoolはどちらになるのか、次週の推移でほぼわかることになる。

 

第5位 家族になろうよ/fighting pose -福山雅治

Fukuyama

前週の1位から4ランクダウン。

週間売上げは3.3万枚

前週の初動15.5万枚から大きくダウンしているが、他のアーティストに比べると粘っているほう。

ここ3作はずっと初動15万台→2週目3万台というチャートアクションになっている。

ファンの数にもほとんど変化はなく、安定期に入っているようだ。

累積は2週で18.9万枚を突破した。

 

第6位 世界一HAPPYな女の子 -℃-ute

Cute

ハロプロ系アイドルユニット、℃-uteの17枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで17作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは1.7万枚。前作「桃色スパークリング」の初動1.8万枚から微減。

2010年序盤の2作で1万割れになりながら、その後2作連続で2万台に持ち直していたが、前作でまた1万割れ。

今作も前作に続き1万割れとなり、かつ、ブレイク後の自己最低初動となってしまった。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

CDは内容統一だが、DVDは2種で内容が異なっているいつもの複数買い促進商法

「イベント抽選シリアルナンバーカード」封入というイベント商法もいつも通り。

 

AKB勢がガツガツと複数買いさせる商法とイベント連発で攻めている中、ずっと同じ商法で据え置き。

DVD内容もMUSIC CLIPの一部違い程度で、それ以外に特典映像などはなし。

AKB勢がやり過ぎなのか、ハロプロが手抜きなのか。

とりあえず、この状態だとAKB勢に押されるのは仕方がないといった感じである。

 

第7位 SLEEPER -NIGHTMARE

Night

V系バンド、NIGHTMAREの18枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

エイベックス移籍第二弾。

これで10作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは1.6万枚。前作「VERMILION」の初動1.9万枚からダウン。

エイベックス移籍第一弾だった前作で若干数字を持ち直していたが、早くもダウンで、前々作の初動も150枚ほど下回っている。

 

【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

DVDの内容は異なり、【CDのみ】にはカップリング追加というエイベックス移籍前から続くいつもの複数買い促進商法

 

リリース週には参加するために複数購入がマストなイベントを含み、発売イベントを多数こなしており、その売上は加算されているはず。

それでもダウンしているのは前作時のほうがイベント効果が大きかったのか、人気は下降しているのか。

V系の定番になりつつある「ジェムケリー」タイアップもほとんど効果はなかったようだ。

 

第8位 Heart of Gold -Alice Nine

Alice_nine


V系バンド、Alice Nineの18枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

TOP10入りは2作ぶりで、通算7作目となる。

 

初動売上げは1.3万枚。前作「BLUE FLAME」の初動1.4万枚から微減。

前作から売上は下がったが、順位は上がってTOP10入り。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

DVDの内容が異なり、【CDのみ】にはカップリングを追加収録の複数買い促進商法。

上のナイトメアとほぼ同じ商法となっている。

 

リリースする週が悪いことが多く、TOP10入りを逃すことが多々あるが、売上自体は1万台前半で安定している。

ただ、ここからファンが増えるような気配もまったく感じない閉鎖的な状態でもある。

 

第9位 霹靂 -BRAHMAN

Heki

ロックバンド、BRAHMANの4枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。

これで4作連続のTOP10入り。

 

初動売上げは1.0万枚。前作「Handan's pillow/逆光」の初動1.6万枚からダウン。

07年4月以来のシングルとなっており、前作から4年以上もリリース間隔が空いたためか、大きく売上を下げてしまった。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作は【CD+DVD】だけで1種リリースだったので、パッケージ数は増えているが、CDの内容は統一なので、2枚買う必要性はほとんどない仕様。

商法的なパワーダウンはないので、普通にパッケージを買うような固定ファンが4年の歳月で減ったと捉えるのが正当か。

~今日のふといいなぁ~
Perfect Day (from『Today Is A Beautiful Day』) by supercell
ランウェイ☆ビート (from「ランウェイ☆ビート」) by FUNKY MONKEY BABYS

2012年1月 3日 (火)

1000

06年1月28日に開設。

06年6月に100記事目に到達。

「日本 vs オーストラリア」での日本の敗北を嘆きました。

 

06年11月に200記事目到達。

簿記一級試験に惨敗し、いじけまくりでした。。。未熟。

 

08年7月。500記事目に到達。

素直に喜びを表現できていない微妙な内容でした。未熟。

 

09年10月。700記事達成。

余裕がなかったのか、ふつうに「新譜チェック」をしました。未熟。

 

10年7月。800記事達成。

「一期一枚」と銘打って、オススメの作品(サカナクションほか)を紹介しました。

 

そして昨年11年の3月。900記事目に到達。

再び「一期一枚」でオススメの作品(ACIDMANほか)を紹介しました。

 

 

そして…

この記事が、記念すべき1000記事目です。

もうすぐ開設から5年になります。

5年という歳月は本当に長くて早かった。

 

開設時には大学生だった私も、いつのまにか社会人3年目に突入してしまいました。

暇で毎日のように更新できていた5年前に比べると、ここ数年は更新頻度が下がってしまっていますが、このブログという場所を大切に思う気持ちは何も変わっておりません。

 

5年…定期的に遊びに来てくれている方も、たまーに遊びに来てくれている方も、一度来ただけの方も、皆様、本当にありがとうございました。

そして、これからも何卒よろしくお願いいたします。

 

てことで、本日は800記事、900記事と100記事区切りのお決まりになりかけている「一期一枚」を久しぶりに綴ります。

管理人が「この一枚は一生のうちに絶対一度聴いてほしい」と思う作品を、勝手に紹介しちゃいますので、覚悟してください。

 

さて、さっそく…

まずはこの作品です。

 

『for staying real BLUE.』 by LAST ALLIANCE

Last

  1. in my hand
  2. Revolution is starting
  3. カポネのボルサリーノ
  4. スロートワート
  5. One
  6. 虹vs飛行機雲
  7. 剣戟の響き
  8. deandre
  9. 僕信論
  10. Redesign
  11. μ
  12. stardoubt
  13. エンプティハート
  14. Precious line
  15. 静寂の中、その矢は放物線を描く
  16. 一握りの青(通常盤のみボーナストラック)
  17. Melancholy(通常盤のみボーナストラック)

 

07年メジャーデビューの4人組ロックバンド、LAST ALLIANCE(ラストアライアンス)の6枚目のアルバム。

男性のツインヴォーカルという少し珍しい編成で、疾走感のあるメロコア・エモを奏でるのが特徴の彼ら。

今作はもともと彼らが得意とする『疾走感』『キャッチーさ』を最大限まで高めた集大成ともいえる一枚だと思います。

先行シングルはなく、本編全15曲すべて新曲なのもファンには嬉しいところです。

 

たまらないんですよ、この人たちの出す音。

ANZAIとMATSUMURAが2人で生み出す力強いけど繊細なヴォーカルと、たしかな技術で聴いていてスカッとする演奏。

これが絡み合うラスアラの音はラスアラにしか出せないという感じ。

 

今回はサウンドプロデューサーを起用したということで、これまでのラスアラにはないポップさが溢れる「僕信論」、イントロからはじまるダンサブルなリフが耳に残る「Redesign」など変化もつけてきています。

だけど、やっぱり彼らの魅力は圧倒的な『疾走感』なのです。

その魅力は今作も「in my hand」、「Revolution is starting」でいきなり爆発。
 
その勢いは3曲目以降も一切止まることなく、一気に最後まで続きます。
 
まさに息もつかせぬ怒涛の音の連鎖。
 
どれも聴いていてワクワクしてしまう曲ばかりで甲乙は付けがたいのですが、#2「Revolution is starting」、#5「One」、#「剣戟の響き」、#12「stardoubt」、#13「エンプティハート」あたりは特にお気に入りです。
はじめてラスアラを聴くと人によっては、「どれも同じ曲に聴こえる」という感想が芽生えるようですが、この人たちの音楽の魅力は「スルメ」であること。
 
なかなかこういったジャンルの音楽で「スルメ」な曲は少ないのですが、ラスアラの曲は聴くと聴くだけ遊び心や演奏の一体感が伝わってくるのです。不思議と。
一度聴いて「?」でも2回3回と聴いてほしい一枚です。
 
いつのまにか、あなたもラスアラのライヴ会場に足を運んでいるかもしれません。
 
続いてはこの作品。。
 
『スーパースター』 by back number
Back
  1. はなびら
  2. スーパースターになったら
  3. 花束
  4. 思い出せなくなるその日まで
  5. あやしいひかり
  6. 半透明人間
  7. チェックのワンピース
  8. ミスターパーフェクト
  9. こぼれ落ちて
  10. リッツパーティー
  11. 電車の窓から
  12. 幸せ

※太字はシングル収録曲

 

昨年メジャーデビューした3ピースバンド、back number(バックナンバー)のメジャー1stフルアルバムがこちら。

シングル「はなびら」、「花束」がレコード会社のプッシュを受けてラジオのパワープレイを獲得。

CDでのヒットはないけれど、聴いたことのある人は多いのでは。

 

楽曲はまさに王道J-POP。

わかりやすいけど単調すぎないメロディはお見事。

歌詞は未練いっぱいの情けない男目線のものが多いけど、なんだか妙に温かく、だけど切ない。

レコード会社が「センチメンタル・ロックバンド」と銘打って売っているのがすごく納得です。

でも、ただただ切ないのではなく、ぼろぼろだけど前に進んでいこうとする意志があるから嫌気がしないんだと思います。

 

シングルのタイトル曲#1「はなびら」、#3「花束」、#「思い出せなくなるその日まで」の3曲の出来は素晴らしいの一言。

ひとりの女性へ想いを伝えようとする男の姿が目に浮かび、その想いはやさしいメロディに乗って威力を増します。

この人たちの歌詞には語尾に「~ね」がつくことがあります。それが相手に話しかけているような印象を強めています。

 

個人的にお気に入りなのは、#2「スーパースターになったら」、#6「半透明人間」、そして#9「こぼれ落ちて」の3曲。

#2は耳に残るサビが印象的なスピード感のある楽曲。

“スーパースターになったら 迎えに行くよきっと”

好きだった彼女へ忘れられない思いを伝えるために組んだバンドなので、back number。

この曲のメッセージはまさにこのバンドの核なのかもしれません。

 

別れを告げながらまだ気持ちも姿を消せない自分を「半透明人間」とたとえた#6。

#9「こぼれ落ちて」はこのアルバムで最も激しいな1曲。

ロックバンド、back numberを感じられる楽曲で、個人的にこの路線はドンピシャ。

この音を出せるのなら、やさしいのもいいけど、この路線で攻めてほしい感じもします。

 

メジャー2年目となる今年、ユニバーサルミュージックの力で飛躍を遂げることはできるのか、注目のバンドです。

「歌ものロック」が好きな人は絶対聴いてくださいね。

~今日のふといいなぁ~
こぼれ落ちて (from「スーパースターになったら」) by back number

2012年1月 1日 (日)

あゆ久々ミニアルバムが首位! レッチリは前作から半減に…

あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。

区切りの40万アクセスをクリアできたのは本当に皆様のおかげです。

本年も変わらず、チャートを正面だけでなく裏から見ていくことをモットーに綴っていきます。

どうかご愛顧のほど宜しくお願いいたします。

 

さて、2011年が終わり、2012年がはじまりました。

売上だけ見れば2011年もAKB48やジャニーズをはじめとしたアイドル勢の活躍だけが目立つ年でしたが、内面を見ればつい何回も再生しちゃう曲、心に響く曲もありました。

 

てことで、今回の記事から数回に分けて、管理人Yasaiの「2011年オススメ楽曲」を綴っていこうと思います。

選曲はシングル中心、ミーハーなので結局はメジャーなアーティスト、売上上位の作品が多いですが…

 

本日は1月~2月リリース部門です

まだ聴いたことのない曲があったら、ぜひぜひお試しくださいませ。

 

DADA (from「DADA」) by RADWIMPS

~いまやトップクラスの人気・セールスパワーを誇るようになったRADWIMPSの2011年第一弾シングル。「なぁ」を繰り返す斬新なサビにはじめ驚いた人も多いはず。RADWIMPSだからこそ出せる音といった感じ。相変わらず演奏のレベル高し。

バラード (from「バラード/君とつくる未来」) by ケツメイシ

~ケツメイシの2011年一発目。もはやレゲエでもラップでもなく完全なるJ-POPだけど、ゆったりとしたやさしいメロディと切ない歌詞が印象的な1曲。切ないMVも一見の価値あり。

偶然の十字路 (from「桜の木になろう」) by アンダーガールズ(AKB48)

~AKB48の毎年恒例「桜ソング」のカップリング。もう20曲くらい出てるんじゃないかってくらいの王道青春ポップだけど、タイトル曲が凄く地味なので、この曲が次に流れるとかなり良く聴こえた。

アンサイズニア (from「アンサイズニア」) by ONE OK ROCK

~2011年見事ブレイクを果たしたロックバンド、ONE OK ROCKの2011年第一弾。パワフルなヴォーカルと疾走感のある演奏がマッチ。今作を収録したアルバムも大ヒットを記録。

愛のテーマ (from『ティン・パン・アレイ』) by 毛皮のマリーズ

~ラジオでこの曲がプッシュされ、収録アルバムはシングル・アルバム通じて初のTOP10入りを果たしました。しかし、今作リリースの半年後、バンドは解散を発表。でも、この曲のやさしいメッセージは消えません。癖のある独特な歌声も癖になる要素のひとつ。

彼方 (from『2-NI-』) by ゆず

~10作目のオリジナルアルバムの収録曲。流れるようなメロディをストリングスが引き立てます。ふたりのハーモニーがまるで楽器のように音に混ざっていて、聴いていて心地いい1曲。このアルバムだとリード曲「HAMO」もおすすめ。

月光の聖者達(ミスター・ムーンライト) (from『MUSICMAN』) by 桑田佳祐

~桑田佳祐、食道がんからの復帰作。アルバムのラストを飾る王道バラード。"現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日は今日より素晴らしい"というメッセージはファンに向けたのか、自分に向けたのかな。このアルバムではアップテンポな「銀河の星屑」も「らしさ」が出ていて名曲。

今のキミを忘れない (from「今のキミを忘れない」) by ナオト・インティライミ

~ミスチルのライヴのバックコーラスなどで活動していた男性シンガーソングライターの4枚目のシングル。分かりやすい良質ポップ。北川景子出演のケータイCMソングで流れていたことで知名度を上げました。今作収録のアルバムも自身初のTOP3入りを記録するヒットに。

 

ざっとこんな感じ。

1月~2月はリリースが少なかったので、こんな感じでさらっとね。

次回は3月~4月を予定。お楽しみに。

2012年に入りましたが、チャートチェックは淡々と進めます。

前回記事で9/12付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートをチェックしていきます。

 

ではでは、さっそく…

9/12付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

第1位 FIVE -浜崎あゆみ

Ayufive

浜崎あゆみの2枚目のミニアルバムが初登場で1位を獲得!

ミニアルバムは『Memorial address』から約7年8ヶ月ぶりのリリースとなる。

 

初動売上げは12.7万枚

フルアルバムだった前作『Love songs』の初動15.8万枚からダウン。

直近のシングル「L」は初動7.1万枚だったので、シングルよりは高く、フルアルバムよりは低いという結果に。

 

シングルは豪華パッケージにしても10万枚に遠く及ばないセールスパワーになっていたので、ミニアルバムでここまで出れば十分といった感じ。

JYJジュンスの兄JUNOやAAAの浦田とのコラボ楽曲を収録。

また、PS3ゲーム「テイルズ オブ エクシリア」挿入歌となっている楽曲があり、ゲームとの連動特典あり。それがリリース形態にも影響を与えている。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【テイルズ盤(CDのみ)】で計3種リリース

【CDのみ】には収録曲1曲追加。【テイルズ盤】はパッケージがゲームのキャラ仕様になっている。

全音源と映像を購入でコンプするためには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法

フルアルバムだった前作は【テイルズ盤】の代わりにUSB盤があったが、2枚買い促進は同じだった。

 

JUNOや浦田は固定ファンをあまり付けていないので、テイルズファンをかなり引っ張ったと考えたほうが良さそう。

BACK-ONといい、この「テイルズタイアップ」はエイベックスの簡単に売上を釣り上げられる切り札のひとつになっている。

 

第2位 アイム・ウィズ・ユー -レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

Retti

レッド・ホット・チリ・ペッパーズの10枚目のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。

06年5月以来のオリジナルアルバムとなる。

 

初動売上げは7.4万枚。前作『ステイディアム・アーケイディアム』の初動13.9万枚から大幅ダウン。

リリース間隔が5年以上も空いたのが響いたのか、前作から半減近くの大ダウンとなった。

 

前作時からメンバーチェンジがあり、ギターがジョンからジョシュに変わっている。

それに伴って、音にも変化が出ているようだが、それがどれだけ売上に影響を与えているのかは未知数。

音云々は抜きにしても、ジョンファンが手を引いた可能性はあるか。

 

リリース形態は魂のCD1種リリース

そもそも洋楽の作品に複数商法が根付いておらず、ファンの多くもそういった商法を望んでいないので、この売り方で正解と思われる。

 

「レッチリ」という名前はかなりの知名度ではあるが、セールス面では他の洋楽勢より大きく秀でたものはないというのが実情である。

第3位 ZⅡ -ユニコーン

Uni

ユニコーンのミニアルバムが初登場で3位にランクイン。

ミニアルバムは約21年ぶりのリリースとなる。

 

初動売上げは3.4万枚。前作『Z』の初動5.4万枚からダウン。

前作からわずか5か月弱でのリリース。

間にシングルのリリースはなし。

直近のシングル「デジタルスープ/ぶたぶた」は初動1.7万枚だったので、上の浜崎と同じく、シングルより高く、フルアルバムよりも低いという成績になった。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDは同一内容なので、複数買い促進ではない。

 

前作のフルアルバムが復帰作『シャンブル』から大きく数字を落としていたので、セールスパワーがかなり落ちているのは明らかだった。

今作の成績を見るに、そこからさらなるパワーダウンはなさそうで、シングルの2倍出ているので、アルバム買いのファンはそこそこ残っている様子。

 

フルアルバム、ミニアルバムと連発でリリースし、結果どれだけのファンが残っているのかは2012年最初のシングルの成績でわかりそう。

 

第5位 megaphonic -YUKI

Yuki

前週の1位から4ランクダウン。

週間売上げは1.8万枚

前週の初動7.6万枚からダウン。

現在のチャート水準からすれば、暴落ではないダウンだが、固定ファン以外に刺さっているようなチャートアクションでもない。

 

累積は2週で9.4万枚に到達したが、まだ10万枚に届かず。

リリース3週目のSMAPベストが2.4万枚出ており、早くも逆転されてしまっている。

~今日のふといいなぁ~
LOVE & PIECE (from「LOVE & PIECE」)  by 吉井和哉
上からマリコ (from「上からマリコ」) by AKB48

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