T-ARA、海外女性グループ初のデビューシングル首位!
ポピポピT-ARAの前に…
今年の記事からはじめております、管理人Yasaiの「勝手に2011年オススメ楽曲」紹介。
本日はついにラスト、2011年12月リリース部門です
といいながら、11月30日発売組を前回記事で盛り込み忘れたので、一部ギリギリ11月リリースです。
メジャーなアーティスト・曲ばかりでお恥ずかしいですが、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひぜひお試しくださいませ。
希望山脈 (from「渡り廊下走り隊7」) by 渡り廊下走り隊7
~AKB48の派生ユニット、渡り廊下走り隊7の2011年最後のシングル。アニメ「クレヨンしんちゃん」OPということでわかりやすくメロディが印象的な楽曲。もろ昭和歌謡を意識していて、同じワードを繰り返すサビは中毒性がやたら高い。これまで渡り廊下の曲は正直子供っぽすぎて敬遠していたけど、この曲はハマった。
レーザービーム (Album-mix) (from『JPN』) by Perfume
~Perfume、2年4ヵ月ぶりのアルバムより。2011年5月にシングルとしてリリースされている楽曲だが、アルバムでかなりアレンジがされていて、シングルとは異なる印象だったので、あえて5月ではなくここで紹介。キリン「氷結」CMソングで歌詞に「氷結」を思わせる"シュワり"というワードが登場したり、イチローの得意技が「レーザービーム」ということで野球っぽい表現が出てきたり、遊び要素いっぱい。曲はリスナーを一撃で仕留めるインパクトを纏っており、さすが中田ヤスタカといわざるを得ない。その曲をアルバムでさらにアレンジしており、そのアレンジがヤスタカ遊びすぎ…なレベルに達しており、最初聴いたときは思わず笑った。
Unmei♪wa♪Endless! (from「Unmei♪wa♪Endless!」) by 放課後ティータイム (豊崎愛生, 日笠陽子, 佐藤聡美, 寿美菜子, 竹達彩奈)
~人気作品「けいおん!」の劇場盤テーマソング。アニメ時代から高校生が演奏している設定をまったく無視した物凄いレベルの楽曲を連発していたけど、今回も凄い演奏をバックに豊崎さんのガーリーな歌声がマッチ。早口で疾走感溢れるハイテンションナンバー。劇中で海外に行くことになるメンバーのワクワクがそのまま音になったような感じ。ベースで入るイントロも印象的。2次元3次元関係なく、いま日本で最もレベルの高いガールズバンドはこのグループなんじゃないかと。
Love Story (from「Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story」) by 安室奈美恵
~安室奈美恵の2011年2枚目のシングルタイトル曲。ゆったりとしたリズムが聴いていて心地いい、王道と呼ぶにふさわしい冬のバラードナンバー。こういうバラードは最近シングルで出していなかったので、懐かしい気持ちで聴けた。色々いるエイベックスの女性歌手の中では、最も癖がなくて楽曲が高いレベルで安定していると思う。
日なたの窓に憧れて[Live] (from『TOGEMARU 20102011 Bonus Disc』) by スピッツ
~スピッツのライヴBD/DVD「とげまる20102011」のボーナスディスクCD収録音源。もとは
ブレイク前、1992年リリースのリカットシングル曲。楽曲もマサムネの歌声もやんわりゆったりしていて和む。最新のライブ音源なので周りは比較的新しい曲でその中に入っているのだけど、まったく違和感なく聴ける。CDはオマケ的なもののようだけど、この音源をリリースしてくれたのは嬉しい。
12月部門はざっとこんな感じです。
これで1月~12月とひととおり紹介を終えました。
「勝手に2011年オススメ楽曲」、いかがだったでしょうか。
どなたかのいい音に巡り合えるきっかけになったなら幸いです。
~~
~
チャートチェックに移ります。
前回記事で10/3付チャートを見終わったので、本日は10/10付チャートに突入。
まずはいつも通り、シングルチャートからチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
10/10付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 Bo Peep Bo Peep -T-ARA
韓国の7人組ガールズグループ、T-ARAの日本デビューシングルがいきなり初登場で1位を獲得!
海外アーティストによるデビューシングル初登場首位獲得は、チャン・グンソクが「Let me
cry」で記録したが、これは40年以上に渡るオリコン史上で初の快挙だった。
つまり、海外の女性アーティストもしくはグループという括りだと、今回のT-ARAが史上初の快挙ということになる。
初動売上げは5.0万枚。
KARAや少女時代のデビュー作を上回る初動となっており、韓国女性グループのデビューシングルとして最高のスタートになっている。
猫耳を装着して「ねこダンス」踊りながら「ポピポピ」言っている映像がリリース間際にかなりメディアでオンエアされていたので、それがライト層に刺さった様子。
日本のアイドルがやるとただ「変態的」と捉えられそうだが、韓国グループがやるとハマるということか。
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+ブックレット】、【CDのみ】で計3種リリース。
CDの収録内容は全種統一。
全音源と映像、グッズを購入でコンプするには2枚以上買わなくてはならない複数買い促進商法。
ただ、3形態すべて買うと「オフショットDVD」を全員プレゼントという施策が組まれており、あからさまな3枚買い促進商法となっている。
さらには、3形態すべてに『ハイタッチ参加抽選券』が封入されており、イベント商法も活発。
EMIもなかなかやるようになったもんだ。
なお、デイリーでは週途中までシドと熾烈な週間1位争いをしていたが、T-ARAが週末にイベントを開催した効果で数字を伸ばし、突き離した。
前週、アルバム首位を獲得した2NE1に続き、記録上はKARAや少女時代を超えるグループが出てきているが、実際の知名度であったり持続的な人気となると先述の2グループを超えるものは出てきていない。
このT-ARAがそういったグループになれるか注目したいところだ。
第2位 いつか -シド
シドのメジャー9枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
2位は自己最高位タイ。
これで12作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは4.1万枚。前作「乱舞のメロディ」の初動3.8万枚から上昇。
前作から9ヵ月半という長いリリース間隔が開いたが、「BLEACH」タイアップでソニーお得意のアニメドーピングだった前作の初動を超える好調ぶり。
好調の要因はシングル購入者特典。
シングル購入者から抽選で6000名が「指定メンバーとカップルシートで夢のひとときを過ごせる」という、アイドル的なイベントを開催。
ある意味、アイドルが多用する握手とかハイタッチの域を超えているので、狂信的なファンがこぞって複数買いし、6000名の枠を奪いにいったとみていいだろう。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。
CDの内容は統一だが、DVDの内容は異なる複数買い促進商法。
パッケージ面は前作までと条件は変わらないので、やはりイベント効果が強かった様子。
よって、次回こういったイベント組んでいないと数字は下がると思われる。
いっそ「キス会」とかやったらどれだけ売れるんだろ。逆に、引くのかな。
第3位 Rising Sun/いつかきっと… -EXILE
前週の5位から2ランクアップで、TOP3返り咲き。
週間売上げは3.6万枚。前週の3.3万枚から上昇。
リリース3週目で順位、売上ともに上昇するという珍しいチャートアクションに。
実は、この週の月曜付で2.4万枚を売り上げており、その1日の売上げが週間の6割以上を占めている。
一般店舗以外の売上げで何らかの事情によって2週目に加算されなかった分が、一気に加算されたためにゆがんだ推移になったと思われる。
累積は27.1万枚を突破した。
第4位 タチアガール -スマイレージ
ハロプロ系アイドルグループ、スマイレージのメジャー7枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これで7作連続のTOP10入りとなり、4位は自己最高位となる。
初動売上げは2.3万枚。前作「有頂天LOVE」の初動2.9万枚からダウン。
前作をもってオリジナルメンバーのひとりだった小川紗季が卒業。
かつサブメンバー5人が加入して最初のシングル。
4人から1人減って、5人追加されたので、計7人でのシングルとなっている。
新たな出発となるシングルだったが、数字は前作を下回った。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が4種で合計6種リリース。
DVDはもちろん収録内容が異なり、かつ今回はCDの収録内容も6種のうち4種で異なっているという、鬼の複数買い促進商法。
前回は【CD+DVD】が3種で【CDのみ】が2種、収録曲違いは【CDのみ】の1種だけ異なるという仕様だった。
メンバーチェンジを経て、パッケージのラインナップがかなり変わっており、単純に比較はしにくい。
ただ、音源と映像を購入でコンプするために必要な購入枚数という観点だと前回も今回も4枚だったりする。
今回も6種のうち4種にイベント抽選シリアルナンバーカードを封入しているので、それ目的で複数買いは発生せざるを得ない。
ダウンに関してはオリジナルメンバーの脱退がやはり影響していると思われ、パッケージを1種増やすくらいでは補えなかったといったところか。
第5位 Magic Power -Hey!Say!JUMP
前週の1位から4ランクダウン。
週間売上げは1.9万枚。
前週の初動21.8万枚から一気に、11分の1以下になる最強レベルの大暴落。
初動では嵐に次ぐ、2番手の位置につけているが、2週目以降の粘りは先輩のKAT-TUNや関ジャニ、KinKiよりはるかに悪い。
まだ、お茶の間まで浸透しておらず、一部のファンの勢いが先輩たちを上回っているだけといった状況が読み取れる。
以下、ピックアップ。
第7位 Jumping up!High touch! -ミュージカル『テニスの王子様』
人気漫画・アニメ「テニスの王子様」のミュージカル版のアンコール曲を収録したシングルが初登場で7位にランクイン。
初動売上げは1.2万枚。
99年のジャンプ連載開始から、いまもなおキャラソンが定期的にリリースされる人気作品だが、ついにミュージカル関連作までチャート上位に上がってきた。
リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が3種で計4種リリース。
4種それぞれが劇中で登場する異なる高校の仕様となっており、カップリングも全種で異なる複数買い促進商法で、4種買い促進となっている。
購入層は熱狂的な作品ファンだけと思われ、多くのファンが4枚すべてセットで買っていると思われる。
それでも、ミュージカルの関連CDが、しかもシングルがここまで上位にくるのは稀な現象である。ファンの熱狂度の高さがよくわかる。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみが0.4万枚でランクインしており、約0.8万枚は他のパッケージに分散されたことがうかがえる。複数買いが横行している証拠である。
第8位 BRIDGE -ゴスペラーズ
ゴスペラーズの40枚目のシングルが8位に初登場。
TOP10入りは前作で逃したため、2作振りとなる。
初動売上げは1.1万枚。前作「NEVER STOP」の初動1.0万枚から微増。
2009年くらいまでは1.3万枚~1.5万枚くらいで安定していたが、2010年後半ごろから1.0~1.1万枚ラインに安定ラインが下がってきている。
リリース形態はいつもどおり魂のCD1種リリース。
数字は若干下がってきてはいるが、このご時世なので前作のように新譜の多い高レベル週にぶつからなければTOP10入りは継続できそうな感じ。
新譜少なめの週。10位以下、1万枚割れとなった。
~今日のふといいなぁ~Stop it love (from「イエス」) by Acid Black Cherry
かさぶたぶたぶ by (from『orbital period』) by BUMP OF CHICKEN
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調べたらこの週の1位~10位、商法使ってないのはゴスペラーズだけですね
この週に限った話じゃないかもしれないけど
投稿: CCC | 2012年1月29日 (日) 04時24分
CCCさん、コメント有難うございます。
そうですね、ゴスペラーズ以外はすべて複数商法ですね。
もはや当たり前の光景になっていて、逆に「なんで複数出さないのか」を考えてしまいます…。
まぁ、複数商法でも、複数の中から選択させるような商法なのか、はなから複数買わせるための商法なのかで効果はかなり違ってきますからね。
また、ぜひ遊びにきてくださいね。
投稿: Yasai (管理人) | 2012年2月 2日 (木) 01時36分