ラルクがサザン、B'zに次ぐ快挙達成!
本日もいきなりチャートチェックからスタートです。
前回記事で10/17付チャートを見終わったので、本日からは10/24付チャートを見ていきます。
まずはいつも通り、シングルチャートからチェックです。
ではでは、さっそく…
10/24付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 X X X -L'Arc~en~Ciel
L'Arc~en~Cielの38枚目のシングルが初登場で1位を獲得!
ラルクのシングル週間1位は08年に「DRINK IT DOWN」で記録して以来、約3年半ぶりとなり、通算21作目の首位作品となる。
なお、ラルクは今作が首位となったことで『90年代』、『00年代』に続いて、『10年代』でも首位を獲得したことに。
バンドによる「3年代連続でのシングル首位獲得」はサザン(80年代、90年代、00年代)、B'z(90年代、00年代、10年代)に次ぐ史上3組目の快挙である。
TOP10入りを3年代で続けているアーティストは結構いるが、「首位」となるとたった3組しかいないというのは意外。
初動売上げは8.1万枚。前作「GOOD LUCK MY WAY」の初動9.5万枚からダウン。
前作は過去に主題歌となりヒットを飛ばした『鋼の錬金術師』の劇場版『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』のタイアップがついていた。
ただ、やはり地上波ほどの効果はなかったようで、『Link』のときのような高騰にはなっていなかった。
今回はそこからノンタイアップになり、かつ曲調も前作のようなポップ路線とは外れたことで一気にライト層が付いてこなくなったと思われる。
前々作「BLESS」が初動8.1万枚で、今回とほぼ同水準だったので、アニメタイアップなしだとだいたい8万前後が安定ラインになるようだ。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
CDの収録曲違いなどはなし。
前作は「鋼の錬金術師盤」が存在し、3種だったのでパッケージも1種減っており、ダウンは仕方がなかったといった感じ。
第2位 LUCIFER -SHINee
韓国の男性5人組グループ、SHINee(シャイニー)の日本3枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
これで3作連続のTOP3入り。
海外アーティストによる「デビューから3作連続でのTOP3入り」はオリコン史上初の快挙となる。
初動売上げは5.0万枚。前作「JULIETTE」の初動5.4万枚からダウン。
順位面ではオリコン初の快挙まで成し遂げてしまったが、肝心の売上はこれでデビューから2作連続でダウン。
前作は変則的な発売日で7日間集計(今作含め通常は水曜発売6日間集計)だったことは今回の不利な条件ではあるが、1日多くても0.4万枚も出たとは思えないので、ダウンに変わりはないだろう。
リリース形態は【CD+DVD+ブックレットA+MP3プレイヤー+トレカ】、【CD+DVD+ブックレットA+トレカ】、【CD+DVD+ブックレットB+ポストカード】で全3種リリース。
いろいろ詰め込み過ぎや…。
CDの内容は全種統一ながら、DVDの内容は3種すべてが微妙に異なっている。
また、見てわかるように特典がかなり多く、トレカだったりポストカードだったりで、特典も3種で細かく異なっている。
よって、3枚買い促進商法。
サウンドスキャンでは3形態がそれぞれ1.7万枚、0.9万枚、0.8万枚と分散。計3.4万枚。
見事3種に売上が分かれていることからも、複数買いはかなり横行しているものと思われる。
出す度に数字を下げてしまっているが、ここから持ち直すことはできるのだろうか。
第3位 愛をくらえ -Superfly
Superflyの14枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
これまでSuperflyのシングル最高位は「Eyes On Me」で記録した5位だったので、今回自己最高位を更新し、初のTOP3入りとなった。
初動売上げは1.8万枚。前作「あぁ」の初動1.3万枚から上昇。
前作はアルバム収録曲のリアレンジ曲で、若干低く出ていた。
前々作の初動は1.7万枚なので、だいたいここ最近の安定ラインに戻ってきたといった感じ。
3位の売上としてかなり低く、順位に関してはラッキー要素がかなり高い。
映画「スマグラー おまえの未来を運べ」主題歌というタイアップがついているが、映画公開は発売日の10日後ということで、少なくとも初週にプラスとして働いていないと思われる。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数枚買わせる施策はなし。
ここ数年でTOP10入りの常連にはなってきたが、数字がこれ以上跳ねる気配はいっさいなし。
まぁ、この人はアルバムでガツンと売れるタイプなので、シングルはこれくらいの位置でいいのかな。
第4位 Endless Story -田村ゆかり
声優系アーティスト、田村ゆかりの20枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これで6作連続のTOP10入りとなる。
上のSuperfly同様、低レベル週に当たったため、なんとこのキャリアにしてこのタイミングで自己最高位を更新してきた。
初動売上げは1.6万枚。前作「プラチナLover's Day」の初動1.8万枚からダウン。
順位は最高位となったが、売上はダウンしている。
前作ではこの人の定番となっているアニメタイアップが外れていたが、今回はアニメタイアップが復活。
しかし、売上は下がってしまった。
前作では「ラジオの公開録音参加抽選応募はがき」が封入されており、一種のイベント商法のような施策を使っていた。
今回はそういった類はないようなので、前作が高く出ていただけで、今回はいつもの水準に戻ったという解釈が正しいと思われる。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
声優系という一部のファンにしか訴求できないタイプで、複数商法を使わずに1万台の数字をらくらく出せるのは凄いの一言。
そして、35歳になってなお、萌え萌えな服装で居続けられるのも凄いの一言。
第5位 Still -FLOWER
女性9人組ダンスユニット、FLOWERのデビューシングルが初登場で5位にランクイン。
EXILEらが所属する事務所「LDH」所属でEXILEのバックダンサーも務めているとのことだが、レコード会社はエイベックスではなくソニーとなっている。
初動売上げは1.5万枚。
デビュー作にしては結構高めに出たほう。
先述の通り、EXILEのバックダンサーとしても活躍しているとのことなので、ほとんどがEXILEファンからの流入だと思われる。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数枚買わせる仕組みはなし。
デビュー作は順位的にも売上的にもまずまずの出足を切ったが、問題はここから先が続くかどうか。それだけである。
AKBのようなアイドルタイプではないようで、どちらかというとK-POP寄りな路線だが、韓国勢のあまりに整い過ぎている顔、脚、歌唱力と勝負していくのはかなり厳しいと思われる。
この先どんな路線で勝負していくのか、ソニーの手腕を見せてほしいところだ。
第6位 Green a.live -YUI
前週の1位から5ランクダウン。
週間売上げは0.9万枚。
前週の初動5.6万枚からダウン。
初動がここ数年で最低水準だったこともあり、2週目は普通に1万割れとなった。
累積は2週で6.5万枚に到達したものの、まだ前作の初動7.0万枚にも届かない不調ぶりとなっている。
なお、当たり前の話だが、6位のYUIで早くも1万割れしているので、この週1万枚売れたシングルはたった5作品だったということになる。
以下、ピックアップ。
第8位 ロッポンポン☆ファンタジー -恵比寿マスカッツ
グラビアアイドル、AV女優からなる女性グループ、恵比寿マスカッツの5枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。
これで2作目のシングルTOP10入りとなる。
初動売上げは0.8万枚。前作「スプリングホリデー/口ゲンカしないで♪」の初動0.2万枚から大上昇。
売上はイベントでの売り捌きありきとなっている彼女たちだが、前作では発売の5日前に東日本大震災が発生し、イベントがすべて中止に。
イベントという大きな後ろ盾を失って、売上は大暴落していた。
今回は普通に発売イベントを行えたので、普通の水準に戻ってきたかたちとなる。
TOP10入りに関しては上で登場した作品たちと同じでかなりラッキー要素が強い。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で合計3種リリース。
DVDの内容は異なり、かつCDの収録曲も3種すべてで異なっている複数買い促進商法。3枚買い促進。
今作は綾小路翔が作詞作曲となっているが、売上を見る限り、相乗効果は何も発生していない様子。
かなり売上低水準となった当週。
10位はEXILEで0.7万枚だった。
~今日のふといいなぁ~三日月ロック その3 (from『おるたな』) by スピッツ
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