斉藤和義、デビュー19年目で初のTOP3入り!
本日もいきなりチャートチェックから始めます。
前回記事で10/31付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。
ではでは、さっそく…
10/31付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
第1位 テゴマスのまほう -テゴマス
NEWSの手越祐也と増田貴久によるユニット、テゴマスの3枚目のアルバムが初登場で1位を獲得。
アルバムの首位獲得はデビュー作以来、2作目。
初動売上げは6.1万枚。前作「テゴマスのあい」の初動6.5万枚からダウン。
前作はミニアルバムで今回はフルアルバム。
ミニアルバムよりフルアルバムのほうが数字が出るのが通例の中、数字は下がってしまった。
かつ、前作は先行シングルゼロという内容だったので、ちゃんとシングルが入っている今作がそれを下回るのはかなり厳しい展開といえる。
デビュー作が初動8.0万枚だったので、出す度にダウンしており、人気・セールスパワーは確実に下がってきている。
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース。
【CDのみ】にはボーナストラックを3曲追加収録しており、購入で音源と映像をコンプするには絶対に2枚買わなくてはならない複数買い促進商法となっている。
3作連続で同じ売り方なので、商法が売上のダウンに影響していることはない。
今作リリースの約2週間前にNEWSのフロントメンバーである山下と錦戸がNEWSを脱退することが発表された。
ファンが混乱する中、リリースされるかたちになったが、今作の売上に果たしてどれだけ影響を与えているのだろうか。
第2位 45 STONES -斉藤和義
斉藤和義の15枚目のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。
08年リリースのベストアルバム『歌うたい15』で記録した週間4位を上回り、なんとデビュー19年目で初のTOP3入り。
シングルでもTOP3入りは達成したことがなかったので、シングル・アルバム通じて初のTOP3入りということになる。
初動売上げは2.8万枚。前作『ARE YOU READY?』の初動2.7万枚から微増。
売上はほとんど変わっていないが、前作は7位。
強敵のリリースがなかったためのラッキー2位といった感じ。
ただ、これでオリジナル盤は09年の『月が昇れば』から3作連続で初動上昇。
スマッシュヒットとなった「ずっと好きだった」収録の前作がピークになるのかと思いきや、先行シングルなし(配信を除く)というリリース条件にもかかわらず、さらに数字を上げてきた。
まだ人気はじわじわ伸びているようだ。
リリース形態は【2CD】と【1CD】で計2種リリース。
前作はフォトブックの有無で2種だったので、今回は単純に収録音源が増えているので、それでパッケージ購入に移った層がいたのかもしれない。
これだけのキャリアになって人気を伸ばすというのはなかなかあることではなく、かなりの晩成型だといえる。
サウンドスキャンでは【2CD】が2位2.7万枚。
売上のほとんどが【2CD】の初回盤で通常盤はほとんど出ていないのがわかる。
第3位 マイロ・ザイロト (MX) -コールド・プレイ
イギリスのロックバンド、コールド・プレイの5枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。
前作に続き、2作連続でのTOP3入り。
3位は『美しき生命』で記録して以来、自己最高位タイとなる。
初動売上げは2.8万枚。前作『美しき生命』の初動3.9万枚からダウン。
前作はアップルのCMソングに起用されたこともあり、累積で30万枚を超えるウルトラロングヒットになっていた。
今作はその前作から3年4ヵ月ぶりということで、かなリリース間隔が空いたのが良くなかったのか、数字はやや大きくダウンした。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
洋楽は邦楽に比べてロングヒットする傾向にあるものの、今回の出足は鈍く、目立った国内タイアップもないため、前作のようなチャートアクションは期待できない。
コールド・プレイという名前はかなり知れ渡っているけど、売上はそれほど爆発的じゃない。
前作の3年前に比べ、市場がさらに縮小しているのは間違いなく、合わせて配信に流れていたりするのだろうか。
第4位 EXIT TUNES PRESENTS Vocalocluster feat.初音ミク -Various Artists
「初音ミク」をはじめとしたボーカロイドによる楽曲を集めたコンピ盤が初登場で4位にランクイン。
数ヵ月に1回のペースでリリースされるボカロのコンピ。
2011年1月にリリースされた作品は年始の超絶低レベル週にリリースされたこともあって週間1位を獲得していた。
初動売上げは1.5万枚。
前作『EXIT TUNES PRESENTS Vocalonation feat.初音ミク』の初動2.0万枚からダウン。
先述した週間1位を獲得した前々作が初動3.1万枚だったので、リリースする度に大きく数字を落としている。
一時期、一気に盛り上がったこの市場もかなり落ち着いてきている様子。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
コアなファンが多いと思われるので、商法を強化すれば数字は一時的に伸びる可能性があるが、そういった商法といった類をかなり嫌う層でもあると思われ、難しいところ。
そもそもネットで聴ける音源がほとんどなのにもかかわらず、CDが売れるというのが異色。
このボカロ作品の売れ行きを見ていると、違法DLや動画サイトで自由に音源を得られるご時世でも、パッケージを売る余地はあるような気がしてくる。
~今日のふといいなぁ~君に逢いたかった (from「君に逢いたかった」) by ナオト・インティライミ
ある証明 (from『ACIDMAN THE BEST』) by ACIDMAN
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