YUIが1年4ヵ月ぶり首位! スパガまたも数字大幅上昇!
本日もいきなりチャートチェックからスタート。
前回記事で10/10付チャートを見終わったので、本日からは10/17付チャートに突入です。
まずはいつもどおり、シングルチャートから見ていきます。
ではでは、さっそく…
10/17付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 Green a.live -YUI
YUIの20枚目のシングルが初登場で1位を獲得!
これで16作連続のTOP10入り。
1位獲得は4作振りで2010年「to Mother」以来、1年4ヵ月ぶりとなる。
初動売上げは5.6万枚。前作「「HELLO ~Paradise Kiss~」の初動7.0万枚から大きくダウン。
07年~08年の絶頂期がアニメドーピングなしで初動8万台出ていて、そこからジリ貧して、ここ3作連続で初動7万枚付近で安定していた。
そこから今回は一気に6万台を通り越して、5万台までダウン。
YUIのシングルの初動が6万枚を割るのは大ブレイク前、06年の「I remember you」以来。約5年ぶりの低水準ということになる。
曲調がかなり地味で、かつ実質ノンタイアップに近い状況だったのが影響したと思われる。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
07年以降はずっとこの売り方できているが、もしこれ以上のセールスパワーの減退が見られるようだと、複数買い促進商法に手を染めるという選択肢も出てきそうだ。
もしくは、ソニーお得意のアニメドーピングか…。
とりあえず、深刻化する前に早めに売上を回復させておきたいところ。次回シングルのチャートアクションには要注目。
第2位 女子力←パラダイス -SUPER☆GiRLS
12人組女性アイドルグループ、SUPER☆GiRLSの3枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
2位は自己最高位となる。
これで3作連続のTOP10入り。
初動売上げは4.9万枚。
前作「MAX!乙女心/Happy GO Lucky!~ハピ☆ラキでゴー!~」の初動2.9万枚から上昇。
これで2作連続での自己最高初動更新となっており、その伸び幅も大きく、一気にファンが増えている様子。
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ(ラジオドラマ収録)】、【CDのみ】の一般流通3形態。
加えて、【イベント会場・セブンネットショッピング限定盤】、【mu-mo限定盤(メンバー12人仕様12形態)】で13形態。
よって、一般流通その他合わせて計16種リリース。前作と同じ。
また、今回も前作同様、「リアルアイドル育成支援サイト マイドル!SUPER☆GiRLS」施策は継続。
※当該施策については過去記事参照:SUPER☆GiRLS、16種リリース! マルモリは4週連続TOP10入り!
この施策があることでパッケージ数が1人あたりの購入枚数にほとんど紐付かなくなってしまうので、他のアーティストのような分析は難しい。
それでも、前作から2万枚数字を伸ばしているので、少なくとも人気・セールスパワーは上昇しているようだ。
AKB48との差別化が今のところ、功を奏しているかたち。
このまま着実にファンを増やし続けることはできるのだろうか、注目したいところだ。
第3位 君じゃない誰かなんて~Tejina~ -DEEP
EXILEと同じLDH所属のコーラスグループ、DEEPの6枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
これが自身初のTOP3入りとなる。
「DEEP」名義になってから、これで3作連続のTOP10入り。
初動売上げは1.6万枚。前作「白いマフラー」の初動1.3万枚から上昇。
売上は0.3万枚しか違わないが、前作は10位で今回は3位。
ビッグネームのリリースがかなり少ない週に当たったため、順位は一気に上昇した。ラッキー3位。
リリース形態は一般流通が【CD+DVD】、【CDのみ】の2種と、mu-moショップやイベント会場だけで購入できる【ワンコイン盤】が1種で合計3種リリース。
一般流通の【CDのみ】にだけライブ音源を追加収録している複数買い促進商法。
商法はパッケージだけで止まらず、今回はアイドル勢顔負けのイベント商法も敢行。
先述の【ワンコイン盤】1枚でハイタッチできたり、オフショット写真がゲットできたり、「写メ撮影会抽選」に参加できたり…。
安価ということもあり、熱心な固定ファンはかなり複数購入している可能性がある。
今回数字は上がっているが、人気が上がったわけではなさそうだ。
そもそも、本家のEXILEの勢いがジリ貧気味なので、ここでこの人たちの人気が上がる要素がない。
第4位 ハピラピ ~Sunrise~ -吉川友
ハロプロ系アイドル、吉川友の2枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これで2作連続のTOP10入り。4位は自己最高位。
初動売上げは1.2万枚。前作「きっかけはYOU!」の初動1.5万枚からダウン。
低レベル週にぶつかったため、順位は上がったが、初動はデビュー2作目にして早くも失速した。
リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が4種で合計5種リリース。
5形態のうち、4形態でCDの収録曲が異なる鬼の複数買い促進商法。4種買い促進となっている。
前作は4種リリースだったので、パッケージが1種増えているにもかかわらず、売上はダウンするという厳しい事態に。
なお、ハロプロアイドルながら、つんくプロデュースではなく、かつレコード会社もユニバーサル。
ハロプロ勢は基本的に収録曲違いは使わないのだが、この人に関しては上記の理由でハロプロ以外のアイドル寄りの商法となっている様子。
サウンドスキャンでは5種で完全に売上分散させており、1種としてTOP20に入っていない。
第5位 ノルニル・少年よ我に帰れ -やくしまるえつこメトロオーケストラ
相対性理論のやくしまるえつことオーケストラのコラボシングルが初登場で5位にランクイン。
やくしまるえつこのソロおよびソロプロジェクトの最高位を更新。
初動売上げは1.2万枚。
やくしまるえつこ単独名義だった前作「ルル/ときめきハッカー」の初動0.5万枚から倍以上になる上昇。
今回は幾原邦彦が監督を務めるアニメ「輪るピングドラム」主題歌。
両A面でどちらも同アニメタイアップなので、数字の上昇はアニメ効果と見てまず間違いはなさそう。
ファンを多くつけている監督の作品なので、アニメファンとってはアニメ関連グッズのひとつという認識になっていると思われる。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
複数商法も当然イベント商法もなし。
いまはほとんどなくなった「CDとして売れた」作品ということになる。
サウンドスキャンではオリコン上位の作品が売上分散していたり、サウンドスキャン集計外だったりで、2位となっている。
以下、ピックアップ。
第7位 I Believe -SHIN HYE SUNG×清木場俊介
韓国の男性シンガー、SHIN HYE SUNG(シン・ヘソン)と元EXILEの清木場俊介のコラボシングルが初登場で7位にランクイン。
シン・ヘソンは韓国のボーカルグループ「神話」のメインボーカルを務めている。
初動売上げは1.0万枚。
シン・ヘソンはこれが日本初シングルなので比較対象なし。
清木場俊介の前作「エール」は初動0.8万枚だったので、上昇。
「神話」として過去にオリコンチャートインした経歴を持つが、それから数年リリースは活発ではなかった。
そもそもシン・ヘソンにどれだけのファンがついているのか未知数で、清木場とのコラボというのがプラスに働いているのかどうかも判断しがたい成績である。
他の韓国グループがどかどか高い数字を叩き出しているので、1.0万枚だとそこまで高く感じない。
ただ、清木場にしてみれば、久々に1万台に復帰しており、コラボ様様といったところだろう。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。収録曲違いなどはなし。
ただ、イベント商法は仕掛けており、初回盤にだけ「シン・ヘソンCD発売記念握手会参加券」を封入。
清木場の参加はなしとなっている。
なお、この週は強力な新譜のリリースが少なく、1万枚を超えたのは7位まで。
8位のT-ARAで1万割れとなって、10位はINORANで0.7万枚。
さらに、59位以下で1000枚割れとかなり低レベルな週となった。
~今日のふといいなぁ~今夜はから騒ぎ (from『color bars』) by 東京事変
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