西野カナ、9作連続TOP10入りも伸び止まり。
本日はいきなりチャートチェックからスタートです。
前回記事で11/21付オリコンシングルチャートの4位までを見終わったので、本日は5位以降をチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
11/21付オリコンウィークリーシングルチャート、第5はこの曲!
第5位 たとえ どんなに… -西野カナ
これで9作連続のTOP10入りとなる。
約半年ぶりのシングル。
初動売上げは2.9万枚。前作「Esperanza」の初動2.9万枚とほぼ同水準。
前作はアルバムの先行シングルで、今作はアルバム明け一発目のシングル。
SONYウォークマンCMソングというタイアップ。
前作はアルバム先行かつほぼノンタイアップだったことが響いたのか、前々作の初動3.5万枚からダウンし、3万割れとなっていた。
今回はアルバムの先行シングルといったマイナス要素なしで、前作とほぼ同じ成績になってしまっている。
つい1年半ほど前の人気上昇の波は止んでしまったと思われ、また間に挟んだアルバムで若干のファン離れが起こった可能性もある。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
同姓からアイドル的な捉えられ方をされていながら、商法はかなりアーティスト的でアイドル性は皆無。
複数買いはほとんど出ていないと思われ、初動の数字がそのまま現在のセールスパワーと見てよさそうだ。
この売り方のままでこれ以上の伸びは期待できないが、逆にやりようによってはまだ高い数字を出せると思われる。
第6位 CHANGE!!!! -765PRO ALLSTARS
アニメ「アイドルマスター」の主要キャラを演じる声優によるユニット「765PRO ALLSTARS」のシングルが初登場で4位にランクイン。
アニメ中で舞台となっているのが「765(ナムコ)プロダクション」という事務所であり、そこに所属しているキャラクター達(声優達)による楽曲となる。
今回は当該アニメの第2クールOPとなっている。
初動売上げは2.3万枚。前作「READY!!」の初動2.6万枚からダウン。
前作でいきなり2万台&4位という猛烈な登場となっていたが、今回はそこから若干ダウン。
「けいおん!」のように大化けすることも想定されたが、どうやらそこまでの勢いではない様子。
ただ、それでもキャラソン系の売上としてはかなり高い数値を今回も出している。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
CDは収録内容統一。前作と同じ売り方となっている。
今のところこれ以上の伸びはなさそうだが、ある程度の固定ファンは獲得しているようで、これ以降もTOP10の常連になってきそうだ。
以下、ピックアップ。
第8位 甘酸っぱい春にサクラサクBerryz工房×℃-ute
ハロプロ系アイドルユニット、Berryz工房と℃-uteによる初のコラボシングルが初登場で8位にランクイン。
初動売上げは2.1万枚。
Berryz工房の前作初動は1.6万枚、℃-uteの前作初動は1.7万枚だった。
両者ともに、ここにきてセールスパワーを落とし、2万割れになる中でのコラボシングル。
なんとか2万台に乗せたが、コラボ効果爆発とまではいかない結果に。
リリース形態はBerryz工房バージョンが3種と℃-uteバージョンが3種で、計6種リリース。
3種の内訳は【CD+DVD+イベント抽選シリアルアンバー】、【CD+イベント抽選シリアルナンバー】、【CDのみ】となっており、それ×2。
いつも通り、CDの収録内容に違いはないので上位互換で、全音源・映像・特典は【CD+DVD+イベント抽選シリアルアンバー】を1枚買えばコンプリートできてしまう。
両方のユニットのファンでも2枚買えば事足りる、なんとも中途半端な2枚買いの複数買い促進商法となっている。
どうせこれだけの数のパッケージを出すのなら、もっとガツガツいけば…と思うのだが、どういう戦略だろう。
まぁ、企画モノで数字を下げるケースも少なくないので、そうならなかっただけよかったといった感じか。
第9位 FAKE -ViViD
V系バンド、ViViDのメジャー3枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。
これで3作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは1.6万枚。前作「BLUE」の初動1.8万枚からダウン。
ソニーからメジャーデビューしてからは一気にTOP上位の常連になっている。
前回までのアニメタイアップが外れても、ほとんど変わらない数字を出せており、結構固定ファンがついている様子。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。
【CDのみ】にだけカップリングを追加収録しており、全音源と映像をコンプするためには3枚買わなくてはならない複数買い促進商法となっている。
余談だが、こんな簡単な商法でも上の6種出しているBerryz工房×℃-uteより複数買い促進の度合いは高い。(イベント除く)
また、2枚同時購入でイベント参加券を付与となっており、イベント商法も絡めており、V系お得意のパターン。
すでにファンは閉鎖的になっているようなので、商法をさらに過激化させないとこれ以上の上昇は難しいかもしれない。
サウンドスキャンでは全形態TOP20圏外。
オリコン集計対象外のV系ショップ等での購入がほとんどということか。
~今日のふといいなぁ~春を待ちわびて (from「ミセナイナミダハ、きっといつか」) by GReeeeN
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