GACKT、歴代記録更新も売上は不調に…
チャートチェックの前に。
Dragon Ashのベーシスト、IKUZONEが亡くなったと報道がありました。
46歳での死はあまりに早すぎる。
ショックの一言しかありません。
公式HPのメンバーのコメントを呼んでまた涙。
コメントからも伝わりますが、まさにDragon Ashにいなければならなかった人なのです。
ご冥福をお祈りいたします。
バンドには解散してほしくないけど、代わりのメンバー追加されるのも嫌だ。
IKUZONEの代わりなんて居やしないから。
果たしてどうなるのだろう。
さて、本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で12/12付シングルチャートの第4位までを見終わったので、本日は5位以降をチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
12/12付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!
第5位 翔 -ゆず
これで33作連続TOP10入りとなる。
初動売上げは3.9万枚。前作「Hey和」の初動3.4万枚から上昇。
今作はフジ系「世界体操 東京 2011」テーマソング。
前作はアルバムの先行シングルでタイアップも日本赤十字社キャンペーンソンでだった。
今回はアルバム先行でもなく、タイアップ効果も今作のほうが高かったと思われるが、前々作の初動4.4万枚までは数字は回復せず。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
前作はCD1種リリースだったのでパッケージ数は増えているものの、CDは内容統一なので、普通は1枚買えば事足りる仕様となっている。
前作と今作のあいだにアルバムを挟んでいるので、そこで再びファン離れが進んでしまった可能性がある。
ゆずもかなりのキャリアになり、固定ファンしか動かない閉鎖的な世界になっているので、ここから数字を回復させるのは至難の業だと思われる。
第6位 Love Me Back -倖田來未
これで15作連続、通算41作目のTOP10入りとなる。
初動売上げは3.3万枚。前作「愛を止めないで」の初動3.1万枚から上昇。
今作はフジ系ドラマ「謎解きはディナーのあとで」OPタイアップ。
ドラマの視聴率は平均16%程度でそこまで高くないので、タイアップ効果は微妙。
リリース形態は一般流通がDVDの有無で2種リリースとmu-moショップ限定盤が1種で計3種リリース。
パッケージ数は前作と同じだが、前作は収録曲違いがあり、今回はない。
複数買い促進度合いは前作のほうが上。
かつ、楽曲も前作のほうが年末用のバラードでウケが良さそうだったので、今回数字が回復したのはやはりタイアップ効果なのだろうか。
なお、これで3作連続の6位。
TOP5入りからかなり遠ざかってしまっている。
昔は場合によっては緊急イベントをしたり、上位を狙う姿勢が感じられたが、ここ最近は普通に同じレコード会社のビッグ(今回なら東方神起)とリリースをぶつけたり、順位に拘りはなくなっている様子。
第7位 yayaya -T-ARA
韓国の7人組女性グループ、T-ARAの日本2枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。
これで2作連続のTOP10入り。
初動売上げは3.2万枚。前作「Bo Peep Bo Peep」の初動5.0万枚から大きくダウン。
前作では日本デビューでいきなりの週間1位を獲得。
オリコン史上初の海外女性グループデビュー作1位獲得となっていた。
かつ、初動売上もKARAや少女時代を超える韓国女性グループのデビュー曲最高記録だったわけだが、今回は2作目にして早くも順位・売上ともに大きく下げる結果になった。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。
CDの内容は全形態統一。
前作はDVD付が1種でブックレット付が存在していた。
ブックレットがDVDになり、商法は若干パワーアップか。
前回同様、全3形態購入者特典もスタンバイ。
ただ、前回は3形態すべて買った人全員プレゼントだったが、今回は抽選となっている。
抽選ということで3形態全部買う人が減った可能性は高い。
商法面のことは諸々あるが、前作は「ポピポピ」を連発する楽曲がウケてのヒットで、この人たちに人気はそこまで付いてきていないのかも。
前作ランクイン時に、KARAや少女時代と並ぶ存在になれるかがポイントと書いたが、今回の様子を見る限り、それは少し難しいかもしれない。
第8位 Departures~あなたにおくるアイの歌~ -EGOIST
アニメ「ギルティクラウン」の劇中で登場するグループ、EGOISTのシングルが初登場で8位にランクイン。
放課後ティータイム、ガルデモ等と同様、劇中アーティストということになる。
初動売上げは2.2万枚。
もちろんタイアップ先はアニメ「ギルティクラウン」で、今作はED。
前週、初動2.8万枚でランクインしていたsupercellはOPだった。
supercellと違い、今回が始めての作品ということになるが、いきなりかなり高い数字を出してきた。
ちなみに、今作もプロデュースはsupercellのryoなので、そこからのファンの流れもあるかもしれない。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。複数買いの促進はなし。
何よりもアニメタイアップの効果が大きいと思われ、今後も放課後ティータイムやガルデモのようにリリースを重ねるのであれば、初期値からかなり高いので今後も注目したいところ。
第9位 マーチングバンド -ASIAN KUNG-FU GENERATION
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの16枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。
これで14作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは1.8万枚。前作「迷子犬と雨のビート」の初動は1.8万枚だったので、同水準。
前作から約1年半ぶりのシングルだったが、ファンの数に変化はあまりない様子。
ただ、前作でガクッと数字を落としていたが、前々作の水準まで回復することもなかった。
「ベネッセ進研ゼミ高校講座」CMソングとなっているが、タイアップ効果もほとんどなかった様子。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
前作と変わらず、商業性はほとんど感じられず。音楽勝負といった感じ。
もともとアイドル性はないので、たくさん出しても複数買いはほとんど発生しないと思われる。
かといって、タイアップで弾力的に数字が伸び沈みするタイプでもないので、数字を伸ばしたい売る側としては難しいかも。
第10位 Graffiti -GACKT
GACKTの40枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。
GACKTのシングルTOP10入りはこれが40作目。
自身の持つ男性ソロアーティストのシングルTOP10入り歴代最高記録をまたひとつ更新した。
初動売上げは1.6万枚。前作「Episode.0」の初動2.9万枚から大幅ダウン。
自身がVo.を務めるバンド、YELLOW FRIED CHICKENzの初動1.8万枚も下回ってしまっている。
09年に連続リリースした際に1万台半ばまで落としていたが、その後タイアップの影響もあり、上昇していた。
そこから一転、今回一気に09年の水準に戻ってしまった。
10年以降はガンダムタイアップやゲーム主題歌などタイアップ効果で引っ張っていただけで、実際に残っている固定ファンは1万弱なのかもしれない。
テレビアニメ『SKET DANCE』のOPというタイアップがついているが、昔のGACKTのイメージがある人は確実に合っていないという印象だろうし、実際にアニメとファン層が被っていないと思われる。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。CDは収録内容統一。
すでにV系寄りだったころのファンはほとんど離れてしまっていると思われ、複数買い促進商法を使っても、そこまで数字は伸びない可能性が高い。
ただ、このままだと下がる一方で、TOP10入りも週を選ぶようになってしまいそうだ。
~今日のふといいなぁ~few lights till night (from「INDEPENDIENTE」) by Dragon Ash
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