アイマスが上位独占の暴走! スパガはインフルで苦戦!
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で4/30付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以下をチェックしていきますが、訳あってちょっと変則的になります。
なんと同一作品のキャラソンが一気にTOP10入り。
まとめて一気にみていきます。
では、さっそく…
4/30付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位、第6位~第9位はこの曲!
第4位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 002 双葉杏(あんずのうた) -双葉杏(五十嵐裕美)
第6位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 001 渋谷凛(Never say never) -渋谷凛(福原綾香)
第7位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 004 高垣楓(こいかぜ) -高垣楓(早見沙織)
第8位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 003 三村かな子(ショコラ・ティアラ) -三村かな子(大坪由佳)
第9位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 005 城ヶ崎莉嘉(DOKIDOKIリズム) -城ヶ崎莉嘉(山本希望)
Mobage向け配信ソーシャルゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場するキャラクターシングル5作が一挙ランクイン。
すべてTOP10入りを果たし、TOP10の半分を独占することに。
同一アニメ・ゲームなどのキャラクターシングルによる5作同時TOP10入りはオリコン史上初の快挙。
初動売上げは上から順に、3.7万枚、3.3万枚、3.3万枚、3.2万枚、3.0万枚。
過去にアニメなどで関連作をTOP10に送り込んできた「アイマス」だが、今回はケータイゲーム内のキャラクターによるシングル。
5作すべて3万枚を超える猛烈な勢いとなった。
これまで「けいおん!」や「テニプリ」、「ヘタリア」など様々なアニメでキャラクターシングルがリリースされたが、3万台後半というのは過去最高レベルの数字である。
ここまで数字が高騰したのは、ゲーム内でCD限定デザインのキャラクターが手に入るシリアルナンバーが付属されているためと思われる。
また、このゲーム内でキャラクターを強くするためには「特訓」というアクションをしなくてはならず、それには2つ同じシリアルナンバーが必要とのことで、暗に2枚買いを促進していることになる。
CD自体は5作すべてCD1種リリースながら、複数買い促進となっているのは稀な例である。
また、キャラクターシングルで複数買い促進商法が使われるのも珍しい。
なお、消費者庁から注意を受け、終了させた「コンプガチャ」なるシステムも使われているゲームで、ハマる人はかなり課金してしまうらしい。
それがそのままCD売上にも繋がっている可能性がありそうだ。
第5位 1,000,000☆スマイル -SUPER☆GiRLS
SUPER☆GiRLSの4枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。
これで4作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは3.7万枚。前作「女子力←パラダイス」の初動4.9万枚からダウン。
2連続で右肩上がりの成長を続けていたが、シングル初のダウンとなった。
リリース形態は一般流通が【CD+DVD】、【CDのみ(ボーナストラック収録)】、【CDのみ】で3種リリース。
加えて、特殊販路で【イベント会場・mu-moショップ限定盤】が1種存在。
さらに、同じ販路でメンバー11名それぞれの仕様のパッケージが存在しており、合計15種リリース。
「リアルアイドル育成支援サイト マイドル!SUPER☆GiRLS」企画は今回も継続されており、推しメンを昇格させるために大量買いしているファンは相変わらずかなりいると思われる。
(「マイドル」についてはリンク参照:http://ikusei.supergirls.jp/pc)
今回数字がダウンしてしまったのは、イベント商法の不発にある。
発売前予約者を対象に「発売記念イベント」が発売日から3日連続で予定されていたが、メンバーがインフルエンザに感染してしまい、すべて中止に。
さらに、一般流通3種に封入されている「握手会イベント参加券」をキーとする握手会も複数メンバー欠席のもと開催を余儀なくされることに。
売上がイベントありきのアイドルにとって、これは痛すぎたようで、数字は完全に伸び悩み。
メンバーも数字もダウンして、インフルエンザに完全にやられたかたちとなる。
イベントでの売上はもはやブラックボックス状態で推測もできないが、イベントが予定通り開催されていれば、前作並みの数字で「アイマス」勢と℃-uteに勝って、TOP3入りできていた可能性が高い。
サウンドスキャンでは、一般流通が1種だけランクインし、0.5万枚。
オリコンとの乖離は甚だしく、ほとんどがイベント目当ての特殊販路商品の売上ということがわかる。
第10位 NEVERLAND -FTISLAND
韓国の男性ロックバンド、FTISLANDの日本メジャー7枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これで5作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは2.8万枚。前作「Distance」の初動3.9万枚からダウン。
「アイマス」に阻まれ、2.8万枚出していながら順位は一気にダウン。
ただ、10位としては最強レベルの数字に。
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【ローソン限定盤(CD+DVD)】で計3種リリース。
CD内容は統一となっており、前作から変わらず。
ただ、今回はDVDが2種類あるので、2種買い促進の複数買い促進商法となっている。
前作は複数買い促進ではなかったので、今回パッケージ商法はやや強化されているのだが…。
今回はアルバムを1ヶ月に控えた先行シングルではあるのだが、アイドルと同じ動きをする韓国勢だとあまり関係なさそう。
なお、今回の施策はそのアルバムとの連動応募キャンペーン。
前作では「3形態連動応募」が組まれており、3種買い促進となっていたので、この影響が数字に大きく出ているのかもしれない。
見ての通り、「アイマス大暴走」となったこの週。
この暴走によって、不運な結果に終わった作品が複数。
特に、11位のKalafinaは自己最高初動となる初動2.4万枚を叩き出していながら、TOP10落ちとなる、この上ない不運に。
運のいい週(強敵のいない週)なら、TOP3さえも狙えた数字である…。
~今日のふといいなぁ~バイシクルレース (from『ランドマーク』) by ASIAN KUNG-FU GENERATION
ニッポン笑顔百景 (from「ニッポン笑顔百景」) by 桃黒亭一門
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