ゆず、西野カナ、T-ARA、超新星…商法緩和で売上減
有休をいただき、北海道に帰ってきています。
なんと北海道、夜はもう3℃しかありません。
今日の朝の我が家は「ついに公園が凍った」という話題で持ち切りでした。
頑張れ、雪国。これからが試練のときだぞ。。
さて、本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で6/4付シングルチャートの3位までを見終わったので、本日は4位以降をチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
6/4付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!
第4位 アイシテラブル! -SKE48
前週の1位から3ランクダウン。
2週連続のTOP5入り。
週間売上げは4.9万枚。
前週の初動47.2万枚から大幅ダウンではあるが、48グループとしてはキープしているほう。
前作は初動49.6万枚から2週目3.3万枚で15分の1になっていたことを考えても、今回はかなり粘っている。
投票権が入っているわけではないが、総選挙の話題性による粘りだろうか。
累計は52.1万枚に到達。
初動は前作から下がったものの、この粘りで挽回したといえる。
第5位 with you -ゆず
これで34作連続のTOP10入り。
初動売上げは3.5万枚。前作「翔」の初動3.9万枚からダウン。
前作は「世界体操2011」のテーマソングで、今回は日本生命CMソング。
今作はベスト明け一発目のシングルだったが、大きなダウンにはならず。
前々作「Hey和」とだいたい同じ初動となっている。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
前作はDVD付が存在して2種リリースだったので、パッケージ減。
ベスト明け一発目&1種リリースという条件にしては、まずまずの成績といえる。
とりあえず、ベストで一気に見切りをつけられる事態は回避した様子。
サウンドスキャンでは3.1万枚。オリコンとの乖離は小さい。
第6位 私たち -西野カナ
これで11作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは2.8万枚。前作「SAKURA,I love you?」の初動3.3万枚からダウン。
映画「ガール」主題歌だったが、タイアップが出た形跡はなし。
リリース形態は魂のCD1種リリース。
前作はデビューして初の複数リリース(2種)だったので、パッケージ減。
今回と同じ1種リリースだった前々作は初動2.9万枚だったので、不調というよりは通常ラインに戻ってきただけといった感じ。
サウンドスキャンでは2.5万枚で9位。
第7位 太陽曰く燃えよカオス -後ろから這いより隊G(ニャル子×クー子×珠緒)
アニメ「這いよれ!ニャル子さん」のキャラクターソングが初登場で7位にランクイン。
本編に出演している女性声優3人による歌唱となっている。
初動売上げは2.5万枚。
先述の3人の声優は阿澄佳奈、松来未祐、大坪由佳。
音楽チャート上はそれほど名の知れた3人ではないが、それぞれ人気作に多数出演しており、固定ファンは付いていると思われる。
また、カップリングには同じく女性声優の喜多村英梨と羽多野渉によるユニットの楽曲も収録されている。
喜多村はソロシングルがTOP10入りするなど実績もある。
2.5万枚という数字はキャラソンの中でもかなり高い数字であり、アニメ人気も高い様子。
それに加えて、今作の「うー!にゃー!」というフレーズがニコ動で話題になっていたらしく、そこからの流れも若干あるか。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
CDの収録内容は統一なので、複数買い促進にはなっていない。
アニメ×ニコ動ということで、完全にコアな層を狙って刺したという感じ。
CDというアイテムを買うのがコアな人になっているので、「刺さる所だけを目がけて刺しにいく」というのは現状もっとも効果的なやり方だと思う。
なお、この週15位には同じアニメのEDテーマである「ずっと Be with you」(RAMMに這いよるニャル子さん)もランクインしており、こちらも初動1.2万枚で普通ならTOP10入りできる高い数字を出している。
今後もこのアニメの関連作品がリリースされるなら、チャートアクションは注視必須である。
以下、ピックアップ。
第9位 Lovey-Dovey(Japanese ver.) -T-ARA
韓国の7人組女性グループ、T-ARAの日本4枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。
これで4作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは1.9万枚。前作「Roly-Poly」の初動4.1万枚から半減以下に大幅ダウン。
デビュー作が初動5.0万枚でいきなりの週間1位だったが、2作目で3万台までダウン。
前作で3枚買い促進の商法を導入して、なんとか持ち直していたが、ここでガス欠でもしたように暴落となった。
今作は日本での初アルバムのリリースを2週後に控えた先行シングルだったので、その影響がもろに出た様子。
また、商法もかなりパワーダウンしている。
リリース形態はDVDの有無で2種リリース。
カップリング曲も収録されていないかなりの省エネ戦略。
前作は3種リリースで、かつ3種すべて収録音源が異なる3種買い促進のガツガツ商法だったが、そこから一転、複数買い促進でさえない。
パッケージの商法だけ見るとまるで数字を出しに来ていないように見える。
韓国勢の勢いにも陰りが見え始めているので、少しでも手を抜くと一気に…ということが十分あり得る。
なお、今作リリースの2ヶ月後にメンバーが1名脱退。
次は新体制での作品となって、また商法もガツガツ系に戻ると思われるが、どのくらいの数字を出せるのか、注目したいところだ。
サウンドスキャンではDVD付が1.3万枚。
第10位 Stupid Love/COME BACK TO ME -超新星
韓国の男性6人組グループ、超新星の14枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。
リーダーのユナクが入隊して活動休止中のため5人体制でのシングルとなっている。
これで7作連続のTOP10入り。
初動売上げは1.6万枚。
前回は2枚同時リリースの「君だけは離さない」と「メキ☆ラブ」で初動はそれぞれ3.6万枚と2.1万枚。
売上の差はローソン限定盤の有無によるところだった。
今回は商法がこれまでに比べてパワーダウン。
今作のリリース形態はDVDの有無で2種リリース。
前作まではずっとDVDの有無の2種に加えてグッズ付があって3種が基本パターンだった。
なぜこのタイミングで商法を弱めたのかは不明だが、それが売上ダウンに直結しているのは間違いない。
また、先述のとおり、リーダーが不在の中でのシングルということで、それも数字に大きく影響していると思われる。
そのリーダーのユナクはソロシングルで初動1.8万枚も出す数字をもっているメンバーなので、活動休止は大きなマイナスである。
上のT-ARA同様、一度手を抜くとそのまま…というケースも大いにありえるので、早めに以前のラインに戻しておきたいところだ。
なぜかこの週は、ゆず、西野カナ、T-ARA、超新星と揃いも揃って、商法を弱めて数字ダウンというケースが多発。
商法が売上のすべてのような現状が浮き彫りになるような結果となった。
~今日のふといいなぁ~HALLOWEEN PARTY (from「HALLOWEEN PARTY」) by HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA
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