「うたプリ」、シリーズ最高初動! Berryz工房は握手会効果爆発!
Berryz工房の前に…。
今年の記事から冒頭で発表しております、「Yasai Reccomends 2012」。
前回記事では9月~10月リリースのレコメンドをご紹介しましたので、本日がラスト、11月~12月部門
です。
ミーハーですので、選曲は何かしらのランキングで上位になったもの中心で、かつ、偏りもありますが…宜しければご覧くださいませ。
ご紹介した中に、まだ聴いたことのない曲がありましたら、ぜひお手にとっていただければと。
皆様と音が出会うきっかけになれば幸いです。
北川謙二 (from「北川謙二」) by NMB48
~難波を拠点に活動するNMB48の6作目のシングル。タイトルこそ異色だけど、楽曲は直球ど真ん中アイドルポップ。サビのメロディラインはその歌詞と相まってかなりのインパクト。デビュー曲から異色な楽曲だったNMB48は、48グループの中ではキャッチー担当ではないのかと思っていたけど、そういうわけでもないらしい。ひたすら明るく元気な1曲。
abnormalize (from「abnormalize」) by 凛として時雨
~男女ツインボーカルの3ピースロックバンド、凛として時雨の2010年9月以来のリリース作品。久しぶりだけど相変わらずの疾走感とツインボーカル発狂ぶりで、一気に駆け抜ける。これでも一時期の楽曲よりはかなり聴きやすくなったと思うのだけど、地上波初出演となった「Mステスーパーライブ」での観客の反応を見るとやはり聴き手を選ぶらしくまさにabnormalizeなバンドか。
サラバ、愛しき悲しみたちよ (from「サラバ、愛しき悲しみたちよ」) by ももいろクローバーZ
~人気急上昇のアイドルグループ、ももクロの2012年ラストシングルは布袋寅泰が手掛けるロックナンバー。前作「Z女戦争」の変化球路線から一転、一気に力でねじ伏せるようなパワフルな1曲に。なお、これが2012年3作目のシングルですが、気づけば3つのタイトル曲すべてこのコーナーで紹介していました。それだけ昨年のももクロの勢いは凄かったということで。
知らない (from「知らない」) by 星野源
~星野源の2012年3枚目のシングル。1月~2月部門の「フィルム」に続いて2曲目のノミネート。落ち着いているけど力強い。この人の歌う曲は新しいジャンルのように感じます。「知らない」はいつまでも新鮮に生きていられる希望のようなもの…とライナーノーツに書いてあって凄く印象に残っています。現在、くも膜下出血で活動休止中ですが、元気になって帰ってきてくれるのを待ちましょう。
制服のマネキン (from「制服のマネキン」) by 乃木坂46
~AKB48の公式ライバルグループとして結成された乃木坂46。これまでの清純路線から一転、一気にグレたように恋愛禁止というルールに反発する打ち込みが強烈なアップテンポナンバー。誰が何と言おうと乃木坂最高傑作だと思う。初期のAKBにこの路線はあったけど、ここまでハマらなかった。c/wの「指望遠鏡」も使い古されたメロディだけどクオリティの高いアイドルポップに仕上がっています。
エンディング (from『blues』) by back number
~3人組ロックバンド、back numberの3作目のフルアルバムから1曲。彼女の大事さを最後の最後になって気付く、そんな男目線のバラード。情けない男の歌を書かせたら右に出る者はいないんじゃ…。亀田誠治をプロデューサーに迎えており、ストリングス全開で超安定のクオリティ。
Marshmallow day (from『[(an imitation) blood orange]』) by Mr.Children
~20周年Yearの締めくくりにリリースされたアルバムより。資生堂「MAQuillAGE」CMソングとして夏頃からオンエアされ話題になっていた軽快ポップチューン。「睡眠不足が続く日でも 君に逢えるのなら飛んでく」ってメンバーが40を超えたバンドが奏でる曲として史上最高の可愛さじゃないだろうか。ギターの田原さんを押し退けるように小林武史率が高いアルバムですが、この曲は違和感なく聴けました。
Rainbows (from『one and zero』) by androp
~4人組ロックバンド、andropの2作目のフルアルバム収録曲。このバンドの真骨頂である綺麗としか言いようのないメロディラインとVo.内澤さんの涙腺をくすぐる歌声が絡み合ったミディアムナンバー。はじめ聴いたとき、ぶわーっと湧き上がってくるものがありました。アルバムとしての完成度も非常に高く、昨年の後半は先述のback numberと今作ばかり聴いていた気がします。おすすめです。
さて、元日の記事から綴ってまいりました「Yasai Reccomends 2012」。
いかがだったでしょうか?
皆様のハートにも刺さった楽曲はありましたでしょうか?
これを見た誰かが好きな音楽に出会えますように。
そして、今年も皆様にご紹介したい音にたくさん出会えますように。。
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さて、チャートチェックを進めます。
前回記事で8/6付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以降を新譜中心にチェックしていきます。
ではでは、さっそく…
8/6付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!
第4位 777 ~We can sing a song!~ -AAA
これで16作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは3.6万枚。前作「Still Love You」の初動4.8万枚からダウン。
今作はアルバムのリリースを約1か月後に控えての先行シングル。
またそれに伴って商法も変化。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。
それに【mu-mo限定盤】が1種で計3種リリース。
【mu-mo限定盤】にだけ音源追加で、2種買い促進の複数買い促進商法となっている。
前作は一般流通の【CD+DVD】が2種あったり、【mu-mo限定盤】が3種あったりして計6種だったので、今回一気にパッケージ数が半減している。
固定ファンがっちりタイプなので、アルバム先行という点はそこまでマイナスに働いていない可能性が高く、おそらくパッケージ減が数字減に直結したものと思われる。
AAAは毎回アルバムの先行シングルをリリースしており、ここ最近ではベスト盤の先行でもシングルをリリースしており、その初動が3.5万枚だった。
その前のアルバム先行シングルは初動2.7万枚だったので、何にでも手を出すような強固なファンの割合は増えているのかもしれない。
サウンドスキャンでは、【CD+DVD】だけTOP20入りして、1.6万枚。
【mu-mo限定盤】の存在分、オリコンとの乖離が大きくなるエイベックス系特有の現象が発生している。
第5位 うたの☆プリンスさまっ♪Shining All Star CD (RAINBOW☆DREAM) -一十木音也(寺島拓篤),聖川真斗(鈴村健一),四ノ宮那月(谷山紀章),一ノ瀬トキヤ(宮野真守),神宮寺レン(諏訪部順一),来栖翔(下野紘),愛島セシル(鳥海浩輔)
PSPゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪」のメインキャラクターによる楽曲を収録したシングルが初登場で5位にランクイン。
「うたプリ」シリーズとしては、これまではST☆RISHという名義でリリースされた「マジLOVE1000%」の7位が最高だったので、今回シリーズ自己最高位を更新したことになる。
初動売上げは3.5万枚。
「うたの☆プリンスさまっ♪」は女性向け恋愛アドベンチャーゲームだが、そこからアニメ化までされて、2011年にはキャラソンが毎週のようにリリースされ、毎回1万枚を超える数字を叩き出していた。
また、これまでのシリーズ最高初動は先述のST☆RISH「マジLOVE1000%」が記録した初動1.9万枚だったので、今回はそれを大幅に上回る成績を収めて、シリーズ最高初動更新。
今回は主要キャラ総出となっており、参加声優は大勢。
それぞれの声優に固定ファンがついているので、当然動いた固定ファンもかなりの数となり、数字が高騰したと思われる。
リリース形態はCD1種リリース。
このシリーズのシングルは大抵この売り方。変に複数出してファンに抵抗されるより無難といった感じか。
ただ、狂信的なレベルのファンを抱えているアイテムと思われ、複数出せば比例して一気に売上も爆発する可能性を秘めている。
サウンドスキャンでは3.3万枚。
特にイベントや特殊販路商品はなかったようで、オリコンとの乖離はほとんどない。
第6位 cha cha SING -Berryz工房
ハロプロ系アイドルグループ、Berryz工房の29枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。
これで3作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは2.9万枚。前作「Be 元気<成せば成るっ!>」の初動1.6万枚から大きく上昇。
ジリ貧状態が続き、ここ数作は1万台半ばが固定ラインになっていたが、今回はいきなり08~09年の人気ピーク時のレベルまで戻ってきた。
とはいえ、もちろん人気が急に回復したわけではなく、商法で釣り上げられた結果である。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が2種で計4種リリース。
CDの収録内容は4種すべて同じで2種のDVDは異なる、2種買い促進の複数買い促進商法。
また、【CD+DVD】の2種と【CDのみ】の1種には「イベント抽選シリアルナンバーカード」を封入という、ここまではお決まりの商法で前作と変わりなし。
今回大きく変わったのは、AKB勢お得意のECサイト経由でだけ「個別握手会参加券」配布という、AKBイベント商法を導入した点である。
対象のECサイトも「キャラアニ.com」で、AKB勢と同じである。
実は、6月の℃-uteとのコラボシングルでは先立って、AKB商法を導入していたが、単独名義では今回が初ということになる。
ただ、ハロプロ系が2012年になって導入しているAKB類似の個別握手会商法は、本物と若干異なり、購入時点では握手するメンバーを選択することができない。
そのため、握手したいメンバーを引き当てるためにAKB勢以上に、複数買いを助長する仕組みとなっており、かなり強烈である。
まあ、誰と握手できるかわからないが為に、そこまで無茶できるファンも少ないのかもしれないが。
それにしても、7月に導入したモー娘。の例を見ても、直接ファンと触れ合うAKB系のイベント商法の威力の高さは目を見張るものがある。
だいたい導入前の2倍ほどに数字が伸びる傾向にある。
イベントを行うためには当然多くのコストがかかるわけで、売る側の利益はどうなのかわからないが、売上枚数という観点だけでいえば、現時点でパッケージを売るための最強の手法だといえる。
サウンドスキャンでは、シリアルナンバーを封入しているほうの【CDのみ】だけTOP20入りして、0.7万枚。
「キャラアニ」分はやはり集計外になっているようで、オリコンとの乖離がかなり大きくなっている。
第7位 GO FOR IT!! -西野カナ
これで12作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは2.7万枚。前作「私たち」の初動2.8万枚から微減。
前作は映画タイアップだったが、今回は山崎製パン「ランチパック」CMソング。
タイアップは前作のほうが高そうだが、ここまで持ちこたえたのは商法の違いか。
今回のリリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース。
前作はDVD付なしの1種リリースだったので、今回は商法が強化されている。
ちなみに、西野カナがDVD付をリリースしたのは意外にもこれがまだ2回目のこと。
これまで高い数字を出してきたバラードではなくアップテンポで、微減で済んだのはこの効果だと思われる。
サウンドスキャンでは、DVD付だけTOP20内にチャートインして2.1万枚。
第8位 Dear My Friend -U-KISS
韓国の男性7人組グループ、U-KISSの3枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。
これで3作連続のTOP10入りとなる。
初動売上げは2.3万枚。前作「Forbidden Love」の初動1.2万枚からおよそ2倍になる大幅上昇。
デビュー作がいきなり初動2.8万枚も出ていたが、2作目となる前作で急ブレーキ。
今回は再び2万台まで持ち直してきた。
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で計2種リリース。
会員限定ショップで購入すると「メンバーソロ直筆サイン色紙」がプレゼントされる。
また、予約者を対象に「ハイタッチ会」も開催。
さらにその会場で次のシングルの予約をすることでさらに握手会参加券が付与された。
予約限定イベントでさらに次の予約をさせるという、必死の予約取り商法となっている。(http://u-kiss.jp/live/releaseev.html)
パッケージ数は前作が4種あったところから、半分になっているが、やはりイベントの効果は大きいようで、一気に数字が回復したようだ。
こうなると、数年前までタイアップ取りに割いていた時間やコストは予約取りだったり、イベント運営に回したほうがより効率的だといえる。
サウンドスキャンでは、【CDのみ】だけランクインして1.0万枚。
会員限定ショップでの売上が未計上なのか、オリコンとの差が大きくなっている。
~Today's Yasai Reccomend~愛の標識 (from『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』) by クリープハイプ
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