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2013年2月の記事

2013年2月24日 (日)

乃木坂46、2作連続の首位獲得!

乃木坂の前に…。

 

本日はSEKAI NO OWARI「ARENA TOUR 2013『ENTERTAINMENT』」のファイナル公演に参戦してきました。

これまで参戦したライヴにはなかったことがいくつかあってとても楽しかったです。

 

SEKAI NO OWARI
ARENA TOUR 2013「ENTERTAINMENT」
ファイナル公園@代々木第一体育館

~Set list~

  1. スターライトパレード
  2. 虹色の戦争
  3. ファンタジー
  4. 天使と悪魔
  5. 死の魔法
  6. 不死鳥
  7. 花鳥風月
  8. 生物学的幻想曲
  9. illusion
  10. TONIGHT
  11. 青い太陽
  12. 世界平和
  13. Love the warz
  14. Never Ending World
  15. 幻の命
  16. 眠り姫
  17. yume
  18. 深い森
  19. Fight Music
  20. RPG(新曲)
  21. インスタントラジオ

 

まず、場内アナウンスで「本日の公演は撮影自由です」という聞き覚えのないメッセージが。

もちろん録音と録画はNGなのですが、なんと写真はOK。

なので、ライヴ中でもみんなスマホでパシャパシャ。

慣れていないので、ちょっと違和感。

メンバーたちは写真に残して思い出のひとつとして取っておいてほしいというようなことを言っていました。

 

あとは、はじめ席に着いたら時計のようなリストバンドが用意されていて。

それを腕にはめて待ち、パフォーマンスがはじまるとなんとそれが光るのです。

特に、「虹色の戦争」のときに自分の腕が、会場が七色に光ったときの光景は素晴らしかった。

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アンコール中には、5月に新シングルのリリースと秋に野外イベントを開催することを発表。

昨年、一気に人気を拡大しているだけに今年の作品も楽しみなところ。

もちろん、チャート上でも大きく数字を伸ばしてきているだけに、次のシングルの動向も要注目です。

---------------------☆

さて、チャートチェックに移ります。

前回記事で8/27付チャートを見終わったので、本日からは9/3付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェックしていきます。

 

では、さっそく…

9/3付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 

第1位 走れ!Bicycle -乃木坂46

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AKB48の公式ライバルグループ、乃木坂46の3枚目のシングルが初登場で1位を獲得。

これで2作連続の1位獲得となる。

 

初動売上げは18.7万枚。前作「おいでシャンプー」の初動15.6万枚から上昇。

前作に続き、自己最高初動を更新。

これでデビューから2作連続で上昇となり、右肩上がりの成長が続いている。

 

前作は指原梨乃との1位争いというバラエティ的な話題性があったが、今回はそういった話題作りはなかった。

それでも数字は伸びており、単純に人気が上がっているということだろう。

 

リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が1種で計4種リリース

CDの内容が全形態で異なる4種買い促進の複数買い促進商法

 

今回もイベント商法はもちろん活発で、一般流通の【CD+DVD】に「全国握手会参加券 兼 プレゼント応募券」を封入。

【CDのみ】をECサイト「キャラアニ」で購入すると劇場盤となり、「個別握手会参加券」が封入されるようになる。

「全国」と「個別」の握手会2本立てはAKB勢お得意のパターン。

かつ、前作までとまったく同じやり方となっている。

 

特に、商法をさらに強化させたわけでもないので、先述のとおり、人気が上がっていると捉えるのが自然だろう。

ただ、その「人気」はお茶の間に広がるタイプのものではないようで、それはサウンドスキャンの結果からわかる。

 

サウンドスキャン売上は一般流通の3種がランクインして、2.2万枚、1.9万枚、1.8万枚で計5.9万枚

前作は3種計で7.1万枚だったので、こちらは数字ダウンしていることになる。

 

つまりはサウンドスキャン上で未集計となっている劇場盤に手を出す層が急激に増えていることがわかり、それはもちろん「個別握手会参加券」目的である。

簡潔にいうと、「個別握手会」に参加したがる濃いファンが増えているということになる。

アイドルにとっては、この傾向はかなり有利な展開である。

このペースで伸びていけば次回作では初動20万枚オーバーも見えてくるが、どこまで伸びていくのか注目である。

 

第2位 Sexy,Free & Single -SUPER JUNIOR

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韓国の男性グループ、SUPER JUNIORの日本4枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで4作連続のTOP3入りとなる。

 

初動売上げは11.0万枚。前作「Opera」の初動16.0万枚から大きくダウン。

前作ではメンバー9人それぞれの仕様のパッケージがあって12種リリースだったり、「ライヴチケット付CD」までリリースされ、リミッター解除状態になっていた。

(※参考 http://plain-clothes-note.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/1-0b9d.html

 

今回はそこから商法は一気に落ち着き、リリース形態は一般流通の【CD+DVD】、【CDのみ】と【ファンクラブ&mu-mo限定盤】で計3種リリース

一般流通2種はCDの内容が違うので、2種買い促進の複数買い促進商法

複数買い促進の時点で、商法としては強いのだが、前作が凄すぎたのでこれでもかなり優しく感じる。

 

なお、「チケット付CD」があった2011年12月の前々作の初動8.9万枚を、今回はチケットなしで上回っており、当時から人気が拡大したのは間違いないといえる。

韓国男性グループもわけわからなくなるほどデビューしたが、この人たちはひとつ飛び抜けた人気を見せている。

 

サウンドスキャンでは、【CD+DVD】が4.5万枚、【CDのみ】が2.2万枚で計6.7万枚

前作は3.3万枚だったので、こちらの売上は倍増している。

前作に比べて圧倒的に特殊販路商品が減っているので、一般流通のほうに流れてきたと思われ、この結果から人気が上がったとは判断できない。

 

第3位 WILD TRIBE -ACE OF SPADES

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GLAYのHISASHI、EXILEのTAKAHIROらによる4人組スペシャルバンド、ACE OF SPADESの初シングルが初登場で3位にランクイン。

 

初動売上げは6.3万枚

EXILEの直近シングル「BOW & ARROWS」の初動は9.5万枚だったので、さすがそれは下回っている。

HISASHIや他2名にもファンはいるとは思うが、CDに手を出すような熱狂度とは思えず、ほぼTAKAHIROファンが動いているものと思われる。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【EC限定豪華盤】で計3種リリース

【EC限定豪華盤】はEXILE mobileとG-DIRECTでのみ購入可能となっている。

3種出ているが、収録曲違い等があるわけではなく上位互換で、基本的に【EC限定豪華盤】を買えば事足りる仕様となっており、複数買い促進にはなっていない。

 

EXILEの中ではトップクラスの人気を誇るTAKAHIROだが、今作はEXILEの数字まで到達できていないので、EXILEはATSUSHI含めその他のメンバーのファンも結構動いていての数字だということがわかる。

サウンドスキャンでは、DVD付が2.4万枚でランクインしただけ。

オリコンとの差異は【EC限定豪華盤】の売上分だと思われ、やはり多くのファンが一般店舗ではなく、豪華盤目当てでECサイト購入した様子。

 

~Today's Yasai Reccomend~
yume (from『ENTERTAINMENT』) by SEKAI NO OWARI

2013年2月22日 (金)

AKB48、また記録づくめ! アルバム初動80万枚オーバー!

AKBの2013年第一弾シングルの動向はツイッター上で展開するとして、こちらは本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で8/27付オリコンウィークリーシングルチャートを見終わりましたので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

この週は新譜が少ないので、1位の作品をいつもよりフォーカスしてお送りします。

 

では、さっそく…

8/27付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 

第1位 1830m  -AKB48

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AKB48の2枚目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得。

これで2作連続の週間1位獲得となる。

人気メンバー、前田敦子参加のラストアルバムとなっている。

 

初動売上げは驚異の87.1万枚!!

前作『ここにいたこと』の初動60.2万枚から大幅上昇。

もちろんAKB48にとっては、アルバムの自己最高初動となる。

 

このご時世としては異例の数字を叩き出したことで、様々な記録を達成。

まず、アルバムの初動80万枚突破は、EXILEが08年にベストアルバム『EXILE BALLAD BEST』(初動94.4万枚)で記録して以来、3年8ヵ月ぶり

オリジナルアルバムに絞ると、ケツメイシが『ケツノポリス4』(初動94.8万枚)で05年に記録して以来となり、7年1ヵ月ぶりの快挙となる。

 

また、初動87.1万枚という数字は2012年のアルバムとしてはMr.Childrenのベストアルバム『Mr.Children2005-2010<macro>』がマークした初動73.2万枚を上回って、No.1の出足に。

結局これ以降、1年を通じて今作のこの初動を超える作品は出て来ず、最終的にも2012年最高初動アルバムとなった。

さらに、女性グループによるオリジナルアルバムの初動80万枚突破は、1998年まで遡って、SPEEDが『RISE』(初動131.8万枚)で記録して以来で、14年4ヵ月ぶり史上2組目と快挙となった。

今回の好調について、メディアは前田敦子の卒業や念願だったドーム公演を目前に控えて注目度が上がったことが要因として挙げられていたが、実際のところは商法が大幅に強化されたことによる。

今作のリリース形態は一般流通で【2CD+DVD】が1種と劇場盤が1種で計2種リリース

前作は一般流通が2種あったので、パッケージは1種減。

 

一見、あのAKBがたった2種かというように見えるが、イベント商法が強化されており、今回は前作時に震災の影響もあってか開催されていなかったAKB名物の「握手会」が復活

さらに、今回は「握手会」だけでなく、「写真会」も開催。

劇場盤にだけイベント参加券が封入されており、イベントゼロだった前回から複数イベント開催となって、かなり強化されている、というか逆にいつも通りになったと言うべきか。

パッケージの数よりもイベントの強度のほうが数字に直結することは過去の作品の推移から明確で、今回の上昇に関してもこの握手会効果がさく裂していると思われる。

 

サウンドスキャンでは、一般流通盤だけランクインしているが、売上はたったの29.7万枚

オリコンとの差は55万枚を超えており、握手会参加のための劇場盤購入がドカッと増えたことが思いっきり数字に出ている。

なお、前作のサウンドスキャン売上は37.7万枚で、劇場盤売上はおよそ20万枚だったので、なんと3倍近くになっている。

握手会など直接アイドルに触れられるイベントの破壊力を改めて思い知らされる結果になった。

 

第2位 I LOVE YOU -now & forever- -桑田佳祐

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前週の3位から1ランクアップ。

これで5週連続のTOP3入りとなる。

 

週間売上は3.1万枚

前週の4.0万枚からダウンしているが、引き続き緩やかな推移になっている。

最近はベストアルバムでも急落するケースが多くなっているので、この推移を見るとやはり需要はかなり高かったのだと痛感できる。

累計は68.1万枚を突破した。

 

第3位 GIFT of SMAP  -SMAP

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前週の1位から2ランクダウン。

 

週間売上は2.7万枚。前週の初動21.0万枚から急降下。

初動では前作を超える勢いを見せていたが、前回のオリジナル盤は2週目に3.3万枚出ていたので、そのペースを下回っている。

 

累計は2週で23.7万枚を突破。

初動からペースは落ちたものの、前作を超える勢いは続いており、最終的に(2013年2月現在)、前回のオリジナルを上回る結果を残している。

 

~Today's Yasai Reccomend~
純情ACTION (from『ACTION』) by B'z
Lunatic Gate (from『D・N・A』) by Janne Da Arc

2013年2月17日 (日)

キスマイ、4作連続1位! miwaは自己最高位&最高初動更新!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で8/20付チャートを見終わりましたので、本日からは8/27付チャートに突入です。

まずはいつもどおり、シングルチャートからチェックです。

今回もひと記事で一気に総ざらいしていきます。

よって、長文になりますが、どうかお付き合いください。。

 

では、さっそく…

8/27付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 

第1位 WANNA BEEEE!!!/Shake It Up -Kis-My-Ft2

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Kis-My-Ft2の4枚目のシングルが初登場で1位を獲得。

これでデビュー作から4作連続の1位獲得となる。

デビュー作から4作連続1位は、男女グループおよびソロを通じて、08年にHey!Say!JUMP!が記録して以来、約3年10ヵ月ぶりの記録となる。

 

初動売上げは28.5万枚。前作『SHE! HER! HER!』の初動19.3万枚から+10万近くの大幅上昇。

前作まで出すたびに初動を下げていたので、デビュー以来はじめての初動回復ということになる。

なお、28.5万枚という初動はデビュー曲の初動に次ぐ好成績となる。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種、【CDのみ】、【キスマイショップ限定盤】で計4種リリース

DVD2種は内容が異なり、【CDのみ】には新曲を1曲追加収録しており、これだけで3種買い促進の複数買い促進商法

 

【キスマイショップ限定盤】にはオリジナル・ポーチを封入しており、ポスターだった前作からグッズがグレードアップしている。

今回はグッズに手を出したファンもかなりいると思われ、パッケージ増とグッズ効果が売上大幅上昇の要因だと思われる。

サウンドスキャンでは、【CD+DVD】2種が9.0万枚と7.0万枚、【CDのみ】が3.5万枚で計19.5万枚

オリコンとの乖離が9万枚もあり、それは【キスマイショップ限定盤】が未集計のためと思われ、同時にグッズ目当てでこの限定盤がかなり売れたこともわかる。

前作では【キスマイショップ限定盤】の売上は最大でも4万後半だったので、ポーチ効果爆発といったところである。

 

第2位 Spending all my time -Perfume

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Perfumeの16枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで12作連続、通算12作目のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは8.5万枚。前作「Spring of Life」の初動9.4万枚からダウン。

ユニバーサルミュージック移籍第一弾シングルだった前作は自己最高初動をマークしていたが、その勢いでさらに伸ばすことはできず。

 

なお、今回はカップリング2曲にタイアップが付いているものの、タイトル曲はノンタイアップとなっている。

これまで5作連続でタイトル曲はタイアップ付だったので、そのあたりも若干ダウンに影響したか。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容は同じで、通常は1種買えば事足りる仕様。

サウンドスキャンでは、【CD+DVD】が7.4万枚、【CDのみ】が0.8万枚で計8.2万枚。

 

第3位 チルドレンレコード -じん

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「ニコ動」で活躍するプロデューサー、じんの初のシングルが初登場で3位にランクイン。

2011年ごろから「ニコ動」で楽曲を公開し始め、わずか5作ながら関連動画の再生回数は1,000万回を超えている。

 

今回はアルバムで記録した6位を上回り、自己最高位を更新。

ない、「ニコ動」から登場したプロデューサーやシンガーによるシングルとしては、supercellが「君の知らない物語」で記録した5位を上回って、初のTOP3作品となった。

 

初動売上げは3.0万枚

前アイテムはアルバム『メカクシティデイズ』で初動は2.2万枚だったので、そこから上昇して自己最高初動。

アルバムのランクイン時も目を引くものがあったが、依然として注目度は上がっている様子。

 

リリース形態は豪華仕様の【CD+DVD+ガイドブック】と【CD+DVD】で2種リリース

内容は上位互換なので、1枚買えば事足りるようになっている。

 

サウンドスキャンでは豪華仕様盤が3.2万枚でランクイン。

イベントや特殊販路商品はないので、オリコンを下回ることはなく、それどころか珍しくオリコンの数字を超えている。

サウンドスキャンでのみ集計対象となっている店舗での売上があるということか。

 

第4位 ヒカリへ -miwa

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miwaの9枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これが4作連続のTOP10入りで、4位は自己最高位となる。

 

初動売上げは2.8万枚

前作「片想い」の初動1.6万枚から大幅上昇し、自己最高初動を更新。

それどころか、初動だけでこれまで自身最大のヒットだった「don't cry anymore」の累計を超えてしまっている。

発売1週だけで自身最大のヒットシングルになる絶好調ぶりとなった。

 

今回は月9ドラマ「リッチマン・プアウーマン」主題歌となり、自身初の月9タイアップとなった。

その効果が爆発したようで、一気に数字が爆発。

ここ数年はドラマタイアップも効果が薄れていたので、かなり久しぶりなチャートアクションに思える。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの内容は同じなので、複数買い促進ではない。

 

2010年春のデビュー曲がいきなりドラマタイアップでヒットしたあとは目立ったヒットこそなかったが、一定の固定ファンを獲得し、2011年からは安定して初動は1万を超えていた。

ヒットのない時期にもフジ系の番組にはちょこちょこ顔を出しており、知名度は保っていた様子。

ソニー典型の一発タイプにはならず、我慢の時期を超えて、ここからさらに人気を伸ばしてくるか注目したいところだ。

 

サウンドスキャンでは、DVD付が2.1万枚、CDのみが0.5万枚で計2.6万枚。

イベントや特殊販路商品はないので、オリコンとの乖離はほとんどない。

 

第5位 微笑みのプルマージュ -田村ゆかり

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声優、田村ゆかりの21枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで7作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは2.0万枚。前作「Endless Story」の初動1.6万枚から上昇。

今回は映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」のエンディングテーマ。

2週前に水樹奈々がこの映画のタイアップ曲含むシングルで自己最高初動を叩き出しており、かなり効果があったと思われる。

 

リリース形態は魂のCD1種リリース

先に話に出た水樹奈々にしろ、この田村ゆかりにしろ、CD1枚だけで勝負して他のアーティストと渡り合うのが凄い。

ファンのタイプ的にアイドルのような商法を使えば、数字は跳ね上がると思われるが、あえてそうしないのも戦略なのかもしれない。

 

サウンドスキャンでは、1.8万枚で7位。

 

第6位 輝く月のように/The Bird Without Wings -Superfly

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Superflyの15枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで6作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは1.7万枚。前作「愛をくらえ」の初動1.8万枚から微減。

前作は映画主題歌で、今回はドラマ主題歌&映画主題歌。

ドラマは平均視聴率10%程度で効果は微妙と思われるが、映画タイアップもあるのに数字はダウンに。

タイアップ云々はあまり関係なく、固定ファンだけが動いている感じか。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの内容は統一でジャケット写真まで同じなので、1枚買えば事足りる仕様。

 

サウンドスキャンでは、DVD付だけランクインし、1.5万枚。

 

第7位 恋に恋して/Special morning day to you -倉木麻衣

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倉木麻衣の38枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで38作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは1.6万枚。前作「Your Best Friend」の初動1.7万枚から微減。

前作から変わらず、今回もアニメ「名探偵コナン」タイアップ(「恋に恋して」)。

さらに今回は両A面でもう1曲はCMソングになっている。

 

ダブルタイアップで挑んだが、初動はデビュー以来の自己最低初動をわずかに更新。

それどころか、週序盤は著しく売上ペースが鈍く、TOP10入りにも黄色信号が灯っていた。

 

その状況で危険を察してか、倉木サイドは金曜日になって、「緊急イベント」開催を発表。

日曜日には「Special Mini Live & トーク会」が開催され、日曜付デイリーではその効果で一気にチャートを駆け上がり、2位まで浮上して週間TOP10入りを決めた。

なので、この「緊急イベント」なしだとTOP10を逃し、初動のワースト記録も大幅に更新してしまっていたことになる。

数字で受ける印象以上に、ファン離れが加速しており、次回こういった施策を組まないと一気にガクッといってしまう可能性が高い。

リリース形態は一般流通が【CD+DVD】、【CDのみ】の2種と【Musing&FC盤】が1種で計3種リリース

CDの内容は全形態統一。

【Musing&FC盤】にのみMVのメイキングが見れるアクセスコードを封入しているのは前作から変わらず。

 

第9位 ヴァージニティー -NMB48

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前週の1位から8ランクダウン。

週間売上は1.3万枚

前週の初動31.5万枚から一気に24分の1以下になる、想像を絶する急降下。

 

これだけの推移になることから、AKB本体と違ってお茶の間への浸透度はかなり低く、決まったファン以外には刺さっていないことが露わに。

逆に、ファンだけにしか刺さっていないのに、初動30万枚以上出せるカオスな状況のほうが美味しいと捉えるべきかもしれない。 

 

累計は32.8万枚を突破したが、最終的にも売上のほどんどが初動分ということになり、ヒット曲という感覚はほどんど持たれないと思われる。

2013年2月12日 (火)

SMAP、貫録の首位! あゆはソロ史上初の5000万枚突破!

本日もチャートチェックからはじめます。

前回記事で8/20付シングルチャートを見終わったので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

では、さっそく…

 

8/20付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 

第1位 GIFT of SMAP  -SMAP

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SMAPの20作目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得。

SMAPのアルバム1位獲得は、03年の『SMAP 016/MIJ』から7作連続で通算13作目と なった。

 

初動売上げは21.0万枚。企画ベストだった前作『SMAP AID』の初動28.3万枚からダウン。

オリジナル盤としての前作は2010年『We are SMAP!』で、その初動が18.0万枚だったので上昇。

前回のオリジナル盤ではとうとう初動が20万枚を割っていたが、すぐに20万台に数字を戻してきた。

 

ただ、この数字回復は人気回復というわけではないようで、今作のリリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【セブンネット限定盤(CD+DVD)】、【スペシャル限定盤】で計4種リリース

【スペシャル限定盤】は収録曲19曲を1枚ずつのCDにしたパッケージだが、さすがにアルバムなので、シングルのEXILEのような1セット売れたら19枚売上という破壊的な集計にはならなかった様子。

なお、前作は初回分が特殊パッケージだったものの、実質1種リリースだったので、一気にパッケージ数が増えたことになる。

 

今回は一般流通のDVDとセブンネット限定盤のDVDの内容が異なるため、2種買い促進の複数買い促進商法にまで手を染めている。

SMAPがアルバムでこういった商法を使うのは20年以上のキャリアではじめてのことである。

 

前作が1種で18万枚、今作が4種(2種買い促進)で21万枚なので、実質のセールスパワーは前回時よりもさらに落ちていると見ていいだろう。

次回のオリジナル盤では再び初動は20万を割ってしまう可能性が高いかもしれない。

ただ、ジャニーズも若手グループが次々デビューしているが、アルバムでこれだけの数字を出せるグループはほとんどいないので、凄い成績であることに違いはない。

 

サウンドスキャンでは、【CD+DVD】が11.1万枚、【スペシャル限定盤】が2.7万枚、【CDのみ】が2.6万枚で計16.4万枚

4万枚以上ある誤差に関しては【セブンネット限定盤】の売上だと思われる。

前作はこの特殊販路商品がなかったわけで、今回もなければ16~17万枚くらいに収まっていた可能性が高いことがわかる。

 

第2位 A SUMMER BEST -浜崎あゆみ

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浜崎あゆみのサマーソングを集めたベストアルバムが初登場で2位にランクイン。

前作でAcid Black Cherryに敗れて初登場1位を逃していたが、これで2連続で1位を逃すことに。

 

初動売上げは8.3万枚。前作『Party Queen』の初動9.8万枚からダウン。

ここ数年で急速にファン離れが進んでおり、前作でついに初動が10万を割っていたが、ベストでも数字は回復せず。

ライト層に訴求できないタイプのアーティストやアイドルに見られる「ベストでダウン」現象を発動してしまっている。

 

オリジナルアルバムは今作の5か月前ほどに出ているが、シングルCDとなるともう2010年9月から一切リリースなし。

ライト層に刺したいのがベストだが、これだけリリースがないとライト層も見向きしないようになっているのかもしれない。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CD内容に違いはないが、2種に封入されているシリアルナンバーが異なっており、それで見られるストリーミング映像が異なっている。

また、2種のシリアルナンバーを揃えることで見られる、ストリーミング映像も用意されており、2種買い促進の複数買い促進商法になっている。

ただ、このストリーミング映像までコンプしたいファンがどれだけ残っているか微妙。

 

サウンドスキャンでは、DVD付が5.6万枚、CDのみが1.2万枚で計6.8万枚なので、2種買いはそれほど起こっていないことがわかり、また、オリコンとの乖離はmu-moショップ販売分の売上だと思われる。

 

なお、今作の売上をもって、浜崎あゆみのシングル・アルバム総売上枚数は5002.3万枚に到達。

シングル・アルバム総売上5000万枚突破はB'z、Mr.Childrenに続いて史上3組目で、ソロアーティスト史上初の快挙となった。

ちなみに、ソロ歴代2位は松任谷由実の3839.0万枚なので、CDというかたちが問われなくなっている現状からして、もう二度と抜かれることはないだろう。

 

第3位 I LOVE YOU -now & forever- -桑田佳祐

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前週の1位から2ランクダウン。

これで1位→1位→1位→3位となり、4週連続のTOP3入りとなる。

 

週間売上げは4.0万枚

前週の6.1万枚から下がってはいるが、緩やかな推移でロングヒットモードに入っている。

累計は4週で65万枚を突破。

 

第4位 All That We Have Now -Fear, and loathing in Las Vegas

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6人組エモ&スクリーモバンド、Fear, and loathing in Las Vegasの2枚目のフルアルバムが初登場で4位にランクイン。

TOP10入りは2作連続で、4位はシングル・アルバム通じて自己最高位となる。

 

初動売上げは2.4万枚。ミニアルバムだった前作『NEXTREME』の初動1.2万枚から倍増。

前作でいきなりチャート上位に登場し、話題を集めていたが、今回はそこからさらに大きく上昇。

前作との間にはシングルを1枚挟んでおり、それも初動1.2万枚だったので、ここにきてまた一気に人気を急上昇させていることがわかる。

 

リリース形態は魂のCD1種リリース

シングルでも1種リリースだったので、変わらず。

このご時世にこの売り方で初動2万を超えられるアーティストはかなり少なくなっているので、セールスパワーはお茶の間の知名度とは打って変わって、非常に高いところにきている。

 

2013年はまだリリースはないが、さらなる飛躍となるか注目したいところだ。

~Today's Yasai Reccomend~
重力シンパシー (from「重力シンパシー」) by AKB48

2013年2月10日 (日)

NMB48が3作連続初動30万超! ゆずは記録途絶え、アイマス暴走!

またご無沙汰しておりました。。

本日もいきなりチャートチェックからスタートです。

 

前々回の記事で8/13付チャートを見終わったので、本日からは8/20付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートからチェックです。

今回は2記事に分けず、一気にTOP10総ざらいしていきます。

かなりの長文になっていますが、どうかお付き合いくださいませ。。

 

では、さっそく…

8/13付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 

第1位 ヴァージニティー -NMB48

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大阪の難波を拠点に活動するAKB48の姉妹グループ、NMB48の5枚目のシングルが初登場で1位を獲得。

週間1位獲得は前作嵐と当たって逃していたので、2作ぶり通算4作目となる。

 

初動売上げは31.5万枚。前作「ナギイチ」の初動37.6万枚から大きくダウン。

これで前々作「純情U-19」から3作連続の初動30万枚オーバーとなる。

また、初動20万枚突破はデビュー作から5作連続となり、自身の保持する女性アーティスト・アイドルの歴代1位記録を更新。

AKB48やSKE48はデビュー当初に初動数万枚がやっとな時期があったが、このNMBだけはそういった「ブレイク前」のようなステータスなしに一気にいまの地位を築き上げていることになる。

 

ただ、デビューから止まることを知らず3連続上昇を見せていたが、ついにここで伸びはストップした。

前々作の初動32.9万枚も下回っている。

 

リリース形態は一般流通が【CD+DVD】3種と、「キャラアニ」限定発売の【劇場盤】が1種で計4種リリース

4種すべてCDの収録内容が異なる複数買い促進商法

鬼の4種買い促進は、前作から変わらず。

 

もちろんイベント商法も活発で、一般流通3種に「全国握手会参加券」封入。

劇場盤には「個別握手会参加券」もしくは「個別写メ大会参加券」封入という、AKB勢の恒例パターン。

前作は劇場盤は「個別握手会参加券」だけだったので、そこに写メ会も追加され、若干強化されているように見える。

 

ただ、数字は思うように伸びず、大きくダウン。

今回はNMBのデイリーチャート推移で恒例になりつつあった、週中盤での劇場盤追加出荷と思われる大幅回復が見られずに集計期間終了。

今回は他の48グループとのリリースが混み合っていた関係で、あまりイベントを組めなかったようで、発売記念系のイベントがほとんどなかったのが響いたようだ。

 

サウンドスキャンでは、一般流通の3種が3.0万枚、2.4万枚、2.3万枚で計7.7万枚。

オリコンとの乖離は大変なことになっており、23万枚以上。

 

少なくとも20万枚近くは劇場盤売上と思われ、お茶の間での知名度が低く、コアファン率がバカみたいに高いことがわかる。

前作のサウンドスキャン計は、9.8万枚だったのでこちらもダウンしている。

 

第2位 0~ZERO~ -三代目J Soul Brothers

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EXILEと同じ事務所に属する男性ボーカルグループ、三代目J Soul Brothersの7枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これでデビュー作から7作連続のTOP10入り。

 

初動売上げは10.1万枚。前作「Go my way」の初動6.8万枚から大きく上昇。

初動10万超えはこれがデビュー以来初で、自己最高初動となる。

 

今回は4曲収録で、すべてがタイトル曲扱いになっている豪華盤。

4A面仕様ということに紐づいて、商法もかなり強化されている。

 

リリース形態は【CD+DVD】が4種と【CDのみ】で4種で、計8種リリース

前作はDVDの有無で2種リリースだったので、プラス6種という強化ぶり。

この商法の変化が大きく数字を持ち上げたのはまず間違いない。

 

ただ、CDもDVDもすべて内容統一で、収録曲順とジャケだけが異なる仕様なので、8種も出ているが、音源と映像なら1枚買えば事足りてしまい、複数買い促進にもなっていない

これは逆に珍しく、ある意味吹っ切れていない中途半端な内容である。

 

人気はじわじわ伸びているようだが、次回以降、通常仕様に戻ったら今回の数字は超えられないと思われる。 

 

サウンドスキャンでは、DVD付のうちの1種が1.6万枚でランクインしたのみ。

オリコンとの乖離が激しく、エイベックスからのリリース作品に多く見られる現象が発動している。

ECサイト(mu-moショップ)で購入するファンが多いと思われ、それがサウンドスキャン集計外のために大きく差異が出ていると思われる。

 

第3位 kEEP oN. -V6

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V6の40枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

V6のシングルが3位以下になるのは、これがデビュー以来2度目。

前回は2003年だったので、約9年半ぶりの1位2位からの陥落ということになる。

 

頑なに1位に拘る傾向のあるジャニーズ系だが、前作はAKB48「GIVE ME FIVE!」と同発、前々作は同じくAKB48の「フライングゲット」と同発。

今回もNMB48と同発ということで、V6に関しては週間1位に拘りはまるでない様子。

 

初動売上げは5.6万枚。前作「バリバリBUDDY!」の初動5.9万枚からダウン。

前々作で一度数字を回復させていたが、今回下がったことで再び連続ダウン。

たまに数字を回復させることはあるが、基本的にジリ貧が止まらない状態になっている。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

【CDのみ】にだけ収録の新曲ありで、3種買い促進の複数買い促進商法となっている。

ここ数作はずっとこの商法なので、単純に人気・セールスパワーが下がっているものと思われる。

 

とはいえ、メンバーのうち2名(坂本・長野)はすでに40歳オーバーで、ジャニーズも世代交代のタイミングが色濃くなっているこの状況でまだ5万以上をキープできているのは、意外と凄い気もする。

 

サウンドスキャンではDVD付の2種が2.3万枚、1.9万枚。CDのみが1.6万枚で計5.8万枚

上の三代目~と同じエイベックスからのリリースだが、オリコンとの乖離はなし。

ECサイト経由での購入はほとんどないということか。

また、売上が完全に3種に分散しており、多くのファンが3枚セットで購入している状況がわかり、固定ファン自体は2~3万くらいしかいない可能性が高い。

 

第4位 One Up!!!/苺牛乳 -アイドリング!!!

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女性アイドルグループ、アイドリング!!!の18枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで13作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは4.3万枚。前作「MAMORE!!!」の初動5.6万枚からやや大きくダウン。

前作では自己最高初動を叩き出していたが、そのまま突きあがることはできず、すぐにダウンになってしまった。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CD+Blu-ray】、【CDのみ】で計3種リリース

DVDとBlu-rayの収録内容は上位互換で、かつ【CDのみ】にだけ追加曲といったこともやっていないので、アイドル勢としては非常に珍しく複数買い促進商法にはなっていない。

前作では、【CD+フォトブック】もあって4種だったので、今回は1種減っており、それがそのまま初動ダウンに直結したものと思われる。

 

前作同様、全形態にイベント参加券を封入。

さらに、【CDのみ】をECサイト「キャラアニ」で購入することで「個別握手会参加券」を付与。

ここはAKBと同じ手法を使っている。

前作では、新メンバー選出のための「5期生投票ID券」を封入しており、投票のために買い増したファンもいたのかもしれない。

なお、それで選出されたメンバーは今作から参加している。

 

サウンドスキャンでは、【CDのみ】だけが1.1万枚でランクイン。

他の2形態がTOP20外でランクインしていることを考慮しても、2万枚以上はオリコンと乖離していることになる。

握手券目的のキャラアニ購入分が売上をかなり占めているようだ。

 

第5位 crossing field -LiSA

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女性シンガー、LiSAの2枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで2作連続のTOP5入りとなる。

なお、LiSAは2010年にシングルを連発して連続ヒットさせたアニメ『Angel Beats!』の作中バンド「Girls Dead Monster」のヴォーカルを務めていたシンガーである。

 

初動売上げは3.9万枚。前作「oath sign」の初動4.5万枚からダウン。

前作同様にアニメタイアップがついており、今回は「ソードアート・オンライン」のオープニング。

タイアップ先のアニメに付いている固定ファンが前作のほうが多いのか、人気が多少下がったのか判断は難しいが、いずれにせよ、4万近い数字を叩き出せるのは凄い。

ちなみに、デイリーでは8/11付で1位を獲得して話題になっていた。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

【CD+DVD】の片方はアニメ仕様盤となっており、収録曲が異なっている。

よって、2種買い促進の複数買い促進商法

 

サウンドスキャンではアニメ仕様盤の【CD+DVD】が2.5万枚、もう一方の【CD+DVD】が1.1万枚で計3.6万枚。

パッケージごとの売上を見ると、アニメ効果が高いことがよくわかる。

 

第6位 TOP SECRET -FTISLAND

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韓国のロックバンド、FTISLANDのメジャー8枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで6作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上げは3.4万枚。前作「NEVERLAND」の初動2.8万枚から上昇。

前作はアルバムの先行シングルだった。

今回、数字は回復したものの、前々作の初動3.9万枚までは戻ってきていない。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【ローソン限定盤(CD+DVD)】、【ツアー会場限定盤(CD+DVD)】で計4種リリース

CD内容は統一だが、DVDは3種すべて内容が違うので、3種買い促進の複数買い促進商法である。

前作は3種だったので、1種パッケージが増えている。

なお、前々作では複数買い促進にもなっていなかったので、毎回商法が強化されていることになる。

 

また、今回も複数買いを促す施策が組まれており、【CDのみ】にシリアルコード①、それ以外の3種にシリアルコード②が入っており、①②を集めることで全員にプレゼントが当たった。

前々作では3種買いを促す施策が組まれていたので、2種買いならまだ甘めだと言える。

 

商法は強化されていながら数字は大きく伸びておらず、韓国人気の衰退とともに、セールスパワーが減退している可能性が高い。

サウンドスキャンでは、一般流通の【CD+DVD】が1種だけ1.4万枚でランクイン。

【ローソン限定盤(CD+DVD)】、【ツアー会場限定盤(CD+DVD)】は集計外になっていると思われ、オリコンとはかなりの乖離が生まれている。

 

第7位 また明日 -ゆず

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ゆずの36枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで35作連続のTOP10入り。

 

ただ、今回7位になったことで、98年の「からっぽ」から続いていた「連続TOP5入り」記録は「33作」で途切れることになった。

 

初動売上げは3.3万枚。前作「with you」の初動3.5万枚からダウン。

今回は08年の「ストーリー」以来、12作ぶりに寺岡呼人をプロデューサーに迎えた、原点回帰の楽曲だったが数字は回復しなかった。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作は1種リリースだったので、パッケージは1種増。

しかし、売上はダウンしてしまっており、厳しい展開になっている。

 

サウンドスキャンでは、DVD付だけランクインして3.2万枚

そして、サウンドスキャンの順位はなんと1位

 

NMBも三代目もアイドリング!!!も、オリコンで6位以上のメンツは複数パッケージに売上分散、特殊販路で集計外となって、ゆずが繰り上げ1位といったかたちに。

オリコン上では長く続く記録が途絶えて、こちらではトップとその差が凄い。

 

以下、ピックアップ。

第9位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 006 神崎蘭子(華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~) -神崎蘭子(内田真礼)

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第10位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 008 諸星きらり(ましゅまろ☆キッス) -諸星きらり(松嵜麗)

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第11位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 007 前川みく(おねだり Shall We~?) -前川みく(高森奈津美)

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第12位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 010 島村卯月(S(mile)ING!) -島村卯月(大橋彩香)

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第13位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 009 城ヶ崎美嘉(TOKIMEKIエスカレート) -城ヶ崎美嘉(佳村はるか)

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モバゲー用ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の登場キャラクターによるキャラソンCDが9位から13位までを独占。

初動売上げは上から2.3万枚1.8万枚1.8万枚1.8万枚1.8万枚

2012年4月には001~005までがリリースされ、オリコンTOP10の半分を独占するという、快挙を見せていた。

(参考:http://plain-clothes-note.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-fbf3.html

 

そのときの5作が初動3.7~3.0万枚だったので、今回かなり数字は落ちてしまっている。

ゲーム自体の人気が4か月くらいの間で下がったのだろうか。これでも十分凄いが。

 

なお、この「アイマス」キャラソンの暴走によって、TOP10の売上水準が上がり、TOP10を逃したアーティストが多数。

14位の加藤ミリヤはロンドンオリンピック関係のタイアップで初動は前作から約3倍になったが、不運。

16位にはスキマスイッチが初動1.2万枚でランクイン。初動は前作から伸びていながら、不運。

 

~Today's Yasai Reccomend~
チョコの奴隷 (from「チョコの奴隷」) by SKE48
スーパースターになったら (from『スーパースター』) by back number

2013年2月 3日 (日)

2月新譜チェック~ジャニーズ勢連続リリース、AKBは恒例桜ソング!~

あっという間に2013年も1月が終わってしまいました。

気付けば、もう2月。

 

1月は新年ボケもあり、新譜情報がまるで頭に入っていない状態で数週間過ごしましたが、今月はそうはいかぬ!

ということで、本日は2月リリースの新譜チェックをいたします。

 

みなさん、「おっ!」という新譜を見つけてくださいね。

 
 

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
 

それでは、Let's check!

 

2/6

  • EXPOSE - KAT-TUN
  • ショートケーキ - 柏木由紀
  • この街 - ℃-ute
  • TRY AGAIN - 倉木麻衣
  • W:Wonder tale - 田村ゆかり
  • Small World - フジファブリック
  • バレンタイン・ファイター - 大国男児
  • colorful - 9nine
  • 恋はトキメキ注意報 - ウェザーガールズ
  • ネコニャンニャンニャン イヌワンワンワン カエルもアヒルもガーガーガー - 福と花音

2/13

  • My Resistance -タシカナモノ-/運命Girl - Kis-My-Ft2
  • さくらサンキュー - アイドリング!!!
  • ALONE - U-KISS
  • サクラ小町 - PASSPO☆
  • 君と出会えてよかった! - YGA
  • 愛のタワー・オブ・ラヴ - Negicco
  • PERFECT BLUE - Base Ball Bear
  • 大好きなのに - Kylee
  • VOICE - AI

2/20

  • So long! - AKB48
  • リリック - TOKIO
  • beautiful/ちいさな足跡 - 絢香
  • Final Wars!/もう一度ここから始めよう - THE ALFEE
  • THE NEVER ENDING STORY - E-girls
  • Slide'n' Step - KEITA (w-inds.)
  • Emotions - MAN WITH A MISSION
  • 今を生きて - ASIAN KUNG-FU GENERATION
  • ON AND ON - Every Little Thing
  • TOxxxIC - 平野綾
  • 君だけのSTORY - mihimaru GT

2/27

  • タイトル未定 - SMAP
  • 未来のミュージアム - Perfume
  • 檸檬 - 遊助
  • ありがとう - FUNKY MONKEY BABYS
  • 桜color - GReeeeN
  • Dreamer - JUJU
  • ONLY ONE - BoA
  • standing for you - girl next door
  • たそがれダイアリー - 竹内まりや
  • If - MONKEY MAJIK


ざっとこんな感じ。

チャートを賑わすようなビッグネームのリリースは少な目。

ただ、上位は毎週ジャニーズもしくはAKB系のリリースがあるので、最低初動1位といった厳しい記録の更新はないだろう。

チャート下位の売上水準が危ない予感…。

 

さて、それでは週ごとに見ていきます。

 

まずは、第1週目

2月最初はジャニーズ&AKB系のダブルリリース。

1位筆頭は、KAT-TUNの2013年第一弾シングル「EXPOSE」。

ここ数作は初動15万ラインで安定しているが、今年もそれをキープすることができるか、最初が肝心ということで注目したいところ。

 

そして、AKB系からは2年連続で総選挙3位の人気メンバー柏木由紀のソロデビューシングル「ショートケーキ」がスタンバイ。

柏木由紀は派生ユニット、フレンチ・キスにも所属しており、その直近シングル「ロマンス・プライバシー」は初動8.5万枚だった。

フレンチ・キスの勢いは、一時期10万枚を超える初動を出していたところから一気に失速しており、それが柏木の人気ダウンではないのかもしれないが、不安材料のひとつではある。

 

総選挙2位の渡辺麻友が派生ユニットで9万くらいの初動を出しているときに、ソロでそれを超える数字を叩き出したこともあり、今回の柏木もユニットの初動を超えてくる可能性はある。

まずはデイリー初日の売上に注目だ。

 

続いて、第2週目

この週には、前週のKAT-TUNに続いて、ジャニーズグループのKis-My-Ft2が2013年第一弾をリリース。

週間1位もキスマイで揺るがない。

 

なお、この2週目はアイドル勢のリリースが多く、韓国系のU-KISS、女性アイドルグループのアイドリング!!!、PASSPO☆、YGA、Negiccoがスタンバイ。

ただ、その他はTOP10レベルのセールスパワーをもつアーティストの作品がなく、チャート水準がかなり心配な週。。

 

そこから、第3週目

2月の3週目といえばAKBの桜ソングリリース週ということで、

この週にはシングルパッケージ界の支配者、AKB48が登場。

 

今年もまったくスケジュールを崩すことなく、桜ソング「So long!」をリリース。

すでにドコモのCMソングとして大量オンエアがされている。

 

ここ数年は無敵の地位で君臨し続けているものの、昨年夏の前田敦子卒業以降は、若干セールスパワーを減退させている。(とはいっても他とは比べる気にもならない圧倒的数字)

 

今年は姉妹グループ、SKE48の中心メンバーが9名一気に辞めたり、つい先日はAKB一期生の峯岸みなみが急にICONIQ化したりと、48グループに若干のぐらつきが出ているのは確か。

まずは2013年第一弾シングルで覇王格の数字を出して、ごたごたを払拭したいところだ。

 

なお、AKB48は前作「永遠プレッシャー」で9作連続初動ミリオンという驚異的な記録を達成しており、今作も初動ミリオンとなると、とうとうその記録は10作連続という境地まで到達することになる。

そこにも注目しながら、デイリー初日の売上を見守ることとしよう。

 

AKB旋風のあとの最終週には、まだタイトルが発表されていないが、SMAPの新譜がリリース予定。

予定通り、リリースされれば、1位はまず間違いないだろう。

 

また、この4週目には昨年末に、「DJが住職になる」という理由で解散を発表したFUNKY MONKEY BABYSのラストシングルがスタンバイ。

直近の2シングルではTOP10入りも逃し、数字もかなり下がっていたが、「ラスト」という話題性で復調を見せられるか期待したいところだ。

 

~Today's Yasai Reccomend~
ディスコード (from「ROAD TO BUDOKAN 2012~Bad Flower~」) by 東京女子流

2013年2月 2日 (土)

桑田佳祐、ソロ初の3週連続1位! 矢沢永吉は50作目のTOP10入り!

本日はいきなりチャートチェックから。

 

前回記事で8/13付オリコンシングルチャートを見終わりましたので、本日はアルバムチャートをチェックしていきます。

 

では、さっそく…

8/13付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 

第1位 I LOVE YOU -now & forever- -桑田佳祐

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3週連続1位!!

ソロアーティストによる3週連続1位獲得は、2010年5月に徳永英明が『VOCALIST 4』で記録して以来、2年3ヵ月ぶり。

 

桑田佳祐自身としては、1992年にサザンオールスターズのアルバム『世に万葉の花が咲くなり』 で記録して以来、19年10ヵ月ぶり。

ソロ作品としてはシングル、アルバムを通じ、ソロ25周年にして初の快挙となった。

 

週間売上は6.1万枚

前週の12.0万枚から半減以上でキープ。

驚異的な粘りといったレベルではないものの、ライト層にも刺さっていることは十分わかるチャートアクションとなっている。

 

累計は61.4万枚を突破した。

なお、今作が7/30付、8/6付、8/13付と3週連続で1位を獲得する前は、安室奈美恵が7/9付、7/16付、7/23付と3週連続1位となっており、2作品連続で3週連続1位獲得というこのご時世としては奇跡と呼んでいい珍事となった。

 

第2位 Last Song -矢沢永吉

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2012年にデビュー40周年を迎えた矢沢永吉のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。

矢沢永吉のオリジナルアルバムTOP3入りはこれで3作連続となる。

 

また、1975年9月のソロデビュー以来、アルバムのTOP10入りは、今作でついに50作目となった。

そもそも50作もの作品をリリースしていることが凄い…。

 

初動売上げは5.5万枚。前作『TWIST』の初動5.6万枚とほぼ同水準。

前作から約2年2か月ぶりと、かなりリリース間隔が開いたが、驚異的なキープを見せた。

なお、前々作が2009年リリースで初動5.4万枚だったので、3作連続でほぼ同じ数字となっている。

 

ちなみに、そのさらにひとつ前になると2005年で、初動は4.0万枚だったので、ここ3年で注目度が増しており、かつそれをキープしていることになる。

軽い二次ブレイクのような状態にある。

還暦を迎えたところでNHKでドキュメントが組まれたり、その後もリリースのたびにかなりのメディア露出をするようになっているので、このキャリアになって新規ファンを付けた可能性も。

 

リリース形態は【CD+Tシャツ】、【CDのみ】で2種リリース

CDの内容は統一。

前作はTシャツではなく、DVDだったのだが、まるで影響を受けてないような結果になっている。

 

なお、デイリーチャートでは初日に首位を獲得し、週間での1位獲得も期待されたが(1994年ぶりになる)、週の終わりに桑田佳祐に抜かれてしまった。

 

サウンドスキャンでは、【CD+Tシャツ】が4.3万枚、【CDのみ】が0.4万枚で計4.7万枚

オリコンとの乖離は小さい。

 

第3位 M&W -シド

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シドのメジャー3作目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

アルバムのTOP3入りはこれが2作目となる。

 

初動売上げは4.5万枚。前作『dead stock』の初動5.5万枚からダウン。

2009年のメジャーデビューアルバムが初動7.1万枚。

続く、前作が初動5.5万枚だったので、連続ダウン。

 

シングルでも前作収録のシングルは低くても3万台後半出ていたところから、今回の先行シングルはほとんどが2万台になり、セールスパワーは目に見えて落ちていた。

その流れがそのままアルバムにも繋がってしまった感じ。

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

収録曲はすべて同じで、これは前作と同じ。

 

今回はイベント商法に手を出しており、「約5年ぶりの握手会」と銘打って握手会を大々的に敢行。

(公式HP:http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/sid/2012MandW/info/

前作に比べ、イベント分が強化されているが、それ以上の勢いで人気が落ちてきていて、下げ止まらない状況。

 

サウンドスキャンでは、DVD付の2種が2.2万枚と1.3万枚、CDのみが0.9万枚で計4.4万枚。

特殊販路の商品があるわけではないので、オリコンとの乖離はなし。

 

 

■次回予告

2月新譜チェック

 

~Today's Yasai Reccomend~
時刻表 (from「REASON」) by ゆず

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