倖田來未、約3年ぶりのSG首位! 鬼龍院翔はソロでTOP3入り!
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で10/29付チャートを見終わりましたので、本日からは11/5付チャートに突入です。
まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。
では、さっそく…
11/5付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 Go to the top -倖田來未
倖田來未にとってシングル首位は、09年の「Alive/Physical thing」で記録して以来となり、約3年1ヵ月ぶり。
前作から11か月ぶり、出産後初のシングルとなる。
初動売上は5.5万枚。前作「Love Me Back」の初動3.3万枚から大きく上昇。
今作はアニメ「トータル・イクリプス」主題歌となっており、その効果もあるはずだが、それよりも商法での釣り上げが色濃いと思われる。
今作のリリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種(片方はアニメ仕様)と【CDのみ】が1種。
これにFC限定盤(CDのみ)が1種存在しているが、これにはライヴチケットが付属されている。
過去に同じエイベックスのSuper Junior等が使った手法であり、「チケット目当てでCDがおまけ」という認識で買われるため数字は跳ね上がる。
もともと倖田はファン離れが進行しており、アニメタイアップでここまで伸びたとは考えにくいため、この「チケット付きCD」の効果が大きいのだろう。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が0.6万枚でランクインしたのみ。
他の3種はすべてランク外となっており、オリコンとの乖離がハンパない。
サウンドスキャンの結果からも、やはりチケット目当てのFC限定盤の売上が大半を占めているようで、もしこれがなかったら初動は2万台くらいになっていた可能性が高い。
商法を駆使して1位を獲得したものの、ファンはかなり減ってしまっている様子。
次回作どうなるか注目である。
第2位 赤い情熱 -SUPER☆GiRLS
11人組アイドルグループ、SUPER☆GiRLSの6枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
これで6作連続のTOP5入りとなり、2位は自己最高位タイとなる。
初動売上は5.4万枚。前作「プリプリ♥SUMMERキッス」の初動7.2万枚からダウン。
1位の倖田來未との差はわずか952枚で、惜しくも初の1位を逃した。
メンバーがインフルエンザにかかりイベントが中止となった前々作「1,000,000☆スマイル」の初動3.7万枚よりは高い。
さらに、そのひとつ前が初動4.9万枚だったので、今回は前作からはダウンしているが好調な部類に入る。
リリース形態は一般流通が【CD+DVD】、【CDのみ(1曲追加収録)】、【CDのみ】で3種リリース。
加えて、特殊販路商品として【イベント会場・mu-moショップ限定盤】が1種存在。
さらに、同様の特殊販路でメンバー11名仕様のパッケージが11種存在しており、合計すると15種リリースとなる。
前作は【CD+DVD】が2種あったので、今回そこが緩和されているものの、15種リリースは前作までと同じ。
なお、「リアルアイドル育成支援サイト マイドル!SUPER☆GiRLS」企画はもちろん継続されており、推しメンを昇格させるために大量買いしているファンがかなりいるのは間違いない。
(「マイドル」についてはリンク参照:http://ikusei.supergirls.jp/pc)
イベント商法もフル稼働で、一般流通の3種には「握手会イベント参加券」を封入。
さらに、3形態同時購入者にプレゼント応募の施策も組まれており、3枚買いを促進。
また、今回はメンバー仕様盤11種を1つにまとめたBOXセットが存在し、購入者は「2ショット撮影会」に参加できる。
これまでにEXILE等が導入した際と同様に、BOXひとつ売れるたびにオリコンでは11枚売上カウントされているはず。
これだけのイベント攻勢だが、週間1位をモー娘。と争っていた前作に比べると発売初週にぶつけたイベントが少なかったのか、前作割れとなった。
サウンドスキャンでは【CDのみ】が0.5万枚でランクインしたのみ。
上の倖田來未同様、オリコンとの乖離がハンパないことになっており、こちらはイベント参加のためにECサイト(mu-mo)経由での購入が大半を占めたものと思われる。
第3位 Life is SHOW TIME -鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー
ゴールデンボンバーのVo.鬼龍院翔の初のソロシングルが初登場で3位にランクイン。
鬼龍院翔にとって3位は、ゴールデンボンバーのシングル「酔わせてモヒート」で記録した以来で、自己最高位となる。
初動売上は4.6万枚。
今作はテレ朝系「仮面ライダーウィザード」主題歌となっており、多くのヒット曲を出してきた仮面ライダータイアップ。
過去には大黒摩季や土屋アンナ、上木彩矢など自力ではチャート上位に入れなくなったアーティストたちをTOP10レベルまで持ち上げてきた。
ただ、当時ゴールデンボンバーとしての直近シングルは「酔わせてモヒート」で初動5.2万枚だったので、今回はそこからダウンしている。
人気上昇中で鬼龍院にも固定ファンが付き始めていると思われたが、このソロ作にはバンドのファンはほとんど付いてきていない様子。
ジャケット写真にも仮面ライダーが完全に入ってきているし、金爆ファンが敬遠するのも仕方ないか。
リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が1種で計4種リリース。
DVDの内容はすべて異なっているので、3種買い促進の複数買い促進商法。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の3種が1.8万枚、1.5万枚、0.6万枚、【CDのみ】が0.5万枚で計4.4万枚。
上の倖田來未、スパガと同じく、エイベックス系だが、こちらはオリコンとの乖離がほとんどない。
mu-moでも販売はされていると思われるが、ECサイト経由での購入はほとんどない様子。
~Today's Yasai Reccomend~WAKE UP, RIGHT NOW (from『BIG MACHINE』) by B'z
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