Sexy Zone、最年少三冠達成! KARAは初動暴落で大苦戦…
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で11/26付シングルチャートを見終わりましたので、本日はアルバムチャートを見ていきます。
では、さっそく…
11/26付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
第1位 One Sexy Zone -Sexy Zone
ジャニーズの5人組グループ、Sexy Zoneの1stアルバムが初登場で1位を獲得!
発売時点でのメンバーの平均年齢は15.4歳で、平均年齢15.4歳でのアルバム首位獲得は男性グループの史上最年少記録となる。
なお、これまでの最年少記録は、01年にw-inds.が『w-inds.~1st message~』で打ち立てた「平均年齢16.3歳」だったので、これを10年11ヵ月ぶりに更新したことになる。
また、これまでSexy Zoneは、デビューシングルで「最年少初登場首位デビュー」を記録。
初DVDリリース時にはで「男性グループ史上最年少DVD首位」を樹立しており、今回がグループ3つ目の最年少記録達成となり、
初動売上は8.6万枚。
先行でリリースされたシングルは3作で、その初動は1stから順に、17.3万枚⇒11.6万枚⇒9.5万枚と推移していた。
今回は自身初のアルバムだったが、どのシングルも下回る数字になったことになり、アイドルの恒例パターンにハマった感じ。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】と【CDのみ】で2種。
これに特殊販路商品として、【ローソン・HMV限定盤(CD+DVD)】と【Sexy Zone SHOP限定盤】が存在して、合計4種リリース。
一般流通の【CD+DVD】と他の3形態では収録曲が一部違っているため、全音源を購入してコンプするには絶対に2枚買わなくてはならない。
また、一般流通の【CD+DVD】と【ローソン・HMV限定盤】ではDVDの内容も異なっているため、総じて3枚買い促進の複数買い促進商法となっている。
なお、【Sexy Zone SHOP限定盤】はグッズ付。
さらには、イベント商法も組み込んでおり、4形態すべてに「シリアルナンバー入り握手会エントリー券」を封入。
完璧な布陣で挑んだが、ファンの多くは中高生と思われ、お財布事情ですべてコンプできる層はほとんどいなかった様子。
単価が上がって1人あたりの購入枚数が減ったことで、「シングル>アルバム」となるのはもはや当たり前の流れである。
サウンドスキャンでは一般流通の【CD+DVD】が4.4万枚、【CDのみ】が1.5万枚で計5.9万枚。
オリコンとの差分2.7万枚がおおよそ特殊販路商品の売上と思われる。
第2位 ガールズ フォーエバー -KARA
韓国の女性5人組グループ、KARAの日本3枚目のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。
これで通算6作目のアルバムTOP10入りとなる。
初動売上は7.3万枚。前作『KARAコレクション』の初動4.8万枚から上昇。
前作はメンバーのソロ曲を収録した企画ミニアルバムで、シングルを下回るほど不調だった。
オリジナルアルバムとしては約1年前の前々作『スーパーガール』以来で、その初動27.5万枚から-20万枚となる大暴落。
たった1年でここまでセールスパワーが下がる例はそうそうない。
本格的にブレイクする前の日本1stアルバム『ガールズトーク』でも初動10.7万枚出ていたので、ブレイク前以下の水準に陥ってしまったことになる。
これはまさしくユニバーサルによって創られた「K-POPブーム」の終焉を意味するような展開である。
シングルの成績が前作収録曲よりも低く、ピークを越えた感は誰もが覚えていたと思うが、まさかアルバムでここまで一気に暴落するとは予想外。
リリース形態は初回盤の【CD+DVD】、【CD+フォトブック】、【CDのみ】と通常盤の【CDのみ】で全4種リリース。
初回盤にはボーナストラックを追加収録しているが、収録曲違いがないのは前作と同じ。
全音源と映像、グッズをコンプするためには2枚買わなくてならない複数買い促進商法。
ここまでまったく前作と同じ売り方なので、数字大暴落の原因は商法ではないことがわかる。
ライト層が一気に食いつかなくなった&固定ファンにも複数買いする熱狂度がなくなった、ことのダブルパンチでの結果と思われる。
ここからは残った固定ファンをどれだけ離さずにいられるかが勝負になってきそうだ。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が5.6万枚、【CDのみ】が1.0万枚で計6.6万枚。
相変わらずフォトブックは人気がないようで、【CD+フォトブック】はTOP20圏外となっている。
なお、サウンドスキャンの合計ではオリコン1位のSexy Zoneを下している。
第3位 BEST STORY ~Life stories~ -JUJU
第4位 BEST STORY ~Love stories~ -JUJU
JUJUの2作同時リリースのベストアルバムが3位、4位にランクイン。
前週の1位2位独占からそれぞれ2ランクずつダウン。
週間売上は6.4万枚、5.5万枚。
前週の初動10.5万枚、9.8万枚からともにダウンしているが、どちらもこのご時世ではほとんどお目にかけれなくなった「半減以上」の粘りを見せている。
やはりアルバムだとかなりの強さを見せる。
それはベストであっても同じで、まさに本領発揮といったところである。
累計はそれぞれ16.9万枚、15.3万枚。
この2週目の粘りで、ここ数年で達成できる作品がほとんどなくなった「初動比2倍」は余裕に。
最終的には30万枚に迫るヒットとなった。
■次回予告:8月新譜チェック
~Today's Yasai Reccomend~世界で一番 孤独なLover (from「ガールズルール」) by 乃木坂46
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