香取&山下の企画ユニットが首位! コブクロ復帰作は前作割れに…
北海道から東京に戻ってきましたが、暑すぎる。。
これがあと1か月以上続くと思うと、しょんぼりです。
さて、前回記事で12/3付チャートを見終わりましたので、本日からは12/10付チャートに突入です。
まずはいつもどおり、シングルチャートから見ていきます。
では、さっそく…
12/10付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!
第1位 MONSTERS -The MONSTERS
TBSドラマ『MONSTERS』で主演を務める、SMAP香取慎吾と元NEWS山下智久によって結成された企画ユニット、The MONSTERSのシングルが初登場で1位を獲得。
ドラマ関連ユニットによるシングル1位は、06年にV6の岡田准一、嵐の櫻井翔らによるユニット、木更津キャッツアイ feat.MCUが「シーサイド・ばいばい」で記録して以来、約6年1ヵ月ぶりの記録となる。
初動売上は16.0万枚。
SMAPの直近作「Moment」が初動13.7万枚で、山下の直近作「LOVE CHASE」が初動11.9万枚。
よって、どちらの初動も上回っており、かなり好調である。
楽曲は約3ヶ月半前にリリースされたSMAPのアルバムに収録されていたもので、まさかのアルバムからのシングルカット。
企画モノでアルバムからのシングルカットというのはかなり珍しいが、そもそもシングルカット作品は通常かなり数字を下げることが多い。
そんな中でこの初動は異例の成績だといっていいだろう。
TBSドラマ『MONSTERS』主題歌タイアップだが、ドラマの視聴率は平均12%程度でヒットしていたとは言いがたいもの。
となると、商法かと疑いたいところだが…。
今作のリリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種、【アナログ盤】が1種。
加えて、特殊販路で【セブン&アイ限定盤(LP&グッズ)】が1種あり、合計5種リリース。
【CD+DVD】の2種はDVDの内容もCDの内容も異なっているが、その他は基本的に同じ内容。
なので、5種出ているが、音源と映像だけなら、2種買い促進の複数買い促進商法でそれほど強烈に大量購入を促しているわけではない。
よって、シングルカットでここまでの数字が出た要因がタイアップ効果でも商法の効果でもなさそうで、単純にMVはもともとアルバムに入っていないので、それ目当てでファンが動いたと捉えるのが順当か。
また、ジャニーズファンは音源と映像に拘わらず、パッケージが複数出ていれば出ているだけ手を出す傾向にあるので、香取・山下両方のファンがシングルカットという意識をあまり持たずに買いに走ったのだろう。
サウンドスキャンでは、【CD+DVD】の2種が5.7万枚と4.0万枚、【CDのみ】が3.0万枚で計12.7万枚。
【アナログ盤】はほとんど出ていないと見て、あと3万弱のオリコンとの差は【セブン&アイ限定盤】の売上分と想定される。
第2位 紙飛行機 -コブクロ
コブクロの22枚目のシングルで、活動再開後の第一弾シングルが初登場で2位にランクイン。
これで13作連続のTOP10入りとなる。
なお、週間2位獲得は09年リリースの「虹」で記録して以来、約3年8ヶ月ぶりとなった。
初動売上は4.0万枚。前作「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」の初動4.8万枚からダウン。
休養に入っていたため、約1年半ぶりのシングルとなる。
シングルの初動は2010年の「流星」で初動8.2万枚という好成績をマークしてから下がり続け、今回で3連続ダウン。下げ止まらない状態になっている。
今回に関しては、リリース間隔も空いたので、「復活」の話題性も相殺されてしまった様子。
リリース形態はワンコインの【CDのみ】1種リリース。
前作はカップリング曲があったが、今回はそれもなし。
ドラマタイアップは付いているものの、平均視聴率は12%程度でタイアップ効果が爆発するような要素はなし。
今回は何よりも「復活」の話題性で押したかったのかもしれないが、このとき出演した番組での歌声が全盛期とかけ離れたものに聞こえた人が多かったようで、そういったこともあって、普通に下降線というチャートアクションで収まったのかも。
サウンドスキャンでは、3.8万枚。イベント等いっさいないので、オリコンとの乖離はほとんどなし。
第3位 キミとDance Dance Dance/MY LADY~冬の恋人~ -BOYFRIEND
韓国の6人組男性グループ、BOYFRIENDの日本2枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
2作連続のTOP5入りで、3位は自己最高位となる。
初動売上は3.8万枚。前作『Be my shine ~君を離さない~』の初動5.4万枚からダウン。
デビュー曲でいきなり初動5万オーバーの勢いを見せたが、2作目で早くも失速。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種、【CDのみ】が1種で計3種。
加えて、特殊販路で【ローソン・HMV限定盤(CD+フォトブック)】が1種あって計4種リリース。
前作は【CDのみ】で曲違いがあったが、今回は全形態CDは同じ内容で、音源と映像なら2種買い促進の複数買い促進商法。
ただし、フォトブックも購入でコンプするためには3枚買わなくてはならない。
前作は音源と映像だけで3種買い促進だったので、商法は若干弱まっている。
また、2形態を購入して応募できる抽選特典施策ありで、それでも複数買いを促進している。
イベント商法としては、前回同様、「ハイタッチ会」で4形態すべてに封入されている参加券で1回ハイタッチ。
なお、ハイタッチできるメンバーは鬼のランダム仕様。これも前作と同じ。
デビュー作はプロモーションも多く、高めに出ていたが、商法が多少弱まったこともあって、ファン1人あたりの購入枚数が減ったといった感じか。
サウンドスキャンでは【CDのみ】が2.3万枚、【CD+DVD】2種が0.8万枚と0.7万枚で計3.8万枚。
ハイタッチのための大量購入が一番安価な【CDのみ】で行われたのは一目瞭然である。
また、少し不可解で、一般流通3形態の合計ですでにオリコンと同じ数値に至っているのだが、【ローソン・HMV限定盤】はほとんど出なかったのだろうか。
~Today's Yasai Reccomend~オンリー ロンリー グローリー (from『BUMP OF CHICKEN I [1999-2004]』) by BUMP OF CHICKEN
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