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2013年9月の記事

2013年9月29日 (日)

三浦大知、真野恵里菜、まとめ買い促進で初動上昇!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で12/24付シングルチャートの4位までを見終わったので、本日は5位以降を見ていきます。

 

では、さっそく…

12/24付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

 

第5位 Distance... -U-KISS

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韓国の男性7人組グループ、U-KISSの5枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで5作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は3.0万枚。前作「One of You」の初動3.0万枚と同水準。

前作で自己最高初動を記録していたが、今回もその水準をキープしてきた。

 

リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。

加えて、ECサイト経由で【mu-moショップ&イベント会場限定盤】、【PLAYBUTTON】が2種あって、合計4種リリース

さらに、ECサイトでは4種をひとつにまとめたBOXセットが用意されており、BOX固め売り商法が発動している。

前作は一般流通だけで2種リリースだったので、パッケージ増。

 

前作のハイペースは、武道館公演のチケットにCDが付けられて販売される「チケット抱き合わせ商法」によるところだった。

今回それはなくなった代わりに、パッケージが増え、BOXセットで一気に持ち上げた感じ。

 

イベント商法は一般流通2種に「イベント参加券」を封入。これも売上を支える大きな要素であることは間違いない。

初動は前作と同水準になったが、リリース条件、売上の要因はかなり違っている。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】が0.4万枚、【CDのみ】が0.9万枚で計1.3万枚。

オリコンとの乖離が大きく、EC経由の特殊販路商品が未集計のためと思われる。

 

第6位 The End of the Dream/Rouge -LUNA SEA

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LUNA SEAの16枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

TOP10入りは15作連続、通算15作目となる。

再始動後、2作目のシングルになるが、早くもユニバーサルに移籍しており、移籍第一弾ということになる。

 

初動売上は2.3万枚。前作「THE ONE -crash to create-」の初動2.4万枚から微減。

再始動、再結成後のシングルは1作目の水準をキープできないケースが多いので、これくらいのダウンなら、持ち堪えているほうだろう。

 

リリース形態は【CD+Blu-ray】、【CD+DVD】が2種、【CDのみ】で計4種リリース

4種出ているが、内容は上位互換なので、【CD+Blu-ray】を1枚買えば事足りる仕様になっている。

ただ、DVDはBlu-ray収録の内容を2種に分けているかたちになるので、Blu-rayを観られる環境にないファンにとっては、2種買い促進の複数買い促進商法となる。珍しいやり方。

 

前作も4種リリースだったが、収録内容は同じで「CDの種類が違う」という特殊な内容だった。

このときも基本的には1枚買えば事足りる仕様だったので、1枚で済ますファンもいればコレクター的にすべて買うファンもいたりする状況は同じだったと思われ、売上は同水準に落ち着いたといった感じか。

 

サウンドスキャンでは【CD+Blu-ray】だけランクインして1.1万枚。売上が4種に分散している様子。

 

第7位 Right Now/Voice -三浦大知

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三浦大知の13枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで2作連続のTOP10入り。

なお、7位はシングルの自己最高位となる。

 

初動売上は2.3万枚。前作「Two Hearts」の初動1.7万枚から上昇。

ここにきて、自己最高初動を更新。

前々作が初動0.8万枚だったので、ここ数作は出すたび数字を大きく伸ばしている。

 

リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

DVDの内容は異なり、2種買い促進の複数買い促進商法になっている。

 

また、今回はECサイト限定で3種をひとつにまとめたBOXセットを用意し、このBOX限定でDVD特典ありという、「BOX固め売り商法」に手を出している。

オリコンでは1つBOXが売れるたびに3枚カウントになっている

大幅な数字上昇はこの商法によるところが大きいと思われ、急にファンが増えたわけではないと思われる。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみランクインして、0.5万枚。

オリコンとの乖離はエイベックス特有のmu-moショップ分が未集計(BOX含む)のためだろう。

前作が0.6万枚だったので、やはり実質のファン数は変わりない様子。

 

第8位 NEXT MY SELF -真野恵里菜

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ハロプロ系アイドル、真野恵里菜のメジャー13作目のシングルが初登場で8位にランクイン。

これで4作連続のTOP10入り。

なお、真野はハロプロ卒業を発表しており、今作がハロプロ所属でのラストシングルとなる。

 

初動売上は1.8万枚。前作「Song for the DATE」の初動1.2万枚から上昇。

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が2種で計4種リリース

4種出ているがCDの内容は統一で、DVDの内容が異なる、2種買い促進の複数買い促進商法

 

イベント商法としては、【CDのみ】の片方を除く3種にハロプロお馴染みの「イベント抽選シリアルナンバーカード」を封入。

また、発売記念イベントが各所で行われ、その参加のためには【CDのみ(通常盤)】の購入が必要だった様子。

さらに、今回は他のハロプログループが導入し始めたAKB商法を導入し、【CDのみ(通常盤)】をキャラアニ.comで購入して、「個別握手会」参加券付与。

 

さらにさらに、4形態のまとめ買いセットをEC限定で販売。

上の三浦大知同様、「BOX固め売り商法」に手を染めており、オリコン上はBOX1つ売上ごとに4枚売上カウントされているはず。

 

ハロプロでのラストシングルということで、商法にもかなり力が入っているが、他の事例に比べると伸び幅は小さい。

ハロプロを離れてもCDリリースが続くのかは不明だが、今回の商法で初動は2万に届いてないので、実質のファンは数字で受ける印象よりかなり少ないと思われる。

サウンドスキャンでは【CDのみ(通常盤)】が0.5万枚でランクインしたのみ。

~Today's Yasai Reccomend~
涙のせいじゃない (from「恋するフォーチュンクッキー」) by AKB48

2013年9月24日 (火)

NEWS、15作連続首位も初動減…SHINeeは自己最低初動に

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で12/17付チャートを見終わったので、本日からは12/24付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。

 

では、さっそく…

12/24付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの曲!

 

第1位 WORLD QUEST/ポコポンペコーリャ -NEWS

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NEWSの15枚目のシングルが初登場で1位を獲得。

これでデビュー曲から15作連続の通算15作目の首位獲得。

 

なお、今作の首位をもってアルバムを含めた連続首位は「20作」の大台に到達。

デビューから20作連続首位獲得は02年にKinKi Kidsが、2011年にKAT-TUNが達成して以来、史上3組目の快挙となる。

デビュー時から大量のファンを抱えているジャニーズグループ専用の記録のようになっている。

 

初動売上は13.1万枚

前作「チャンカパーナ」の初動24.5万枚からマイナス10万枚以上のダウン。

NEWSとしては自己最低初動となる。

 

4人体制となって2枚目のシングルとなったが、勢いを保つことはできず早くも大幅減。

前作は4人体制一発目ということで下記の商法も含めて、プロモーションにも力が入っていたが、実質のセールスパワーに戻ったといった感じだろう。

 

リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が1種、【CDのみ】が2種で計3種。

これに加え、特殊販路商品としてグッズ付のスペシャルBOXが存在し、合計4種リリース

一般流通の【CDのみ】は2種とも収録曲が異なっているため、全音源と映像を購入でコンプするためには3枚すべて買わなくてはならない、3種買い促進の複数買い促進商法

 

前作はBOXセット含めて6種リリースだったので、パッケージ数は減。

今回のBOXはグッズが付いているだけで、前作のように何枚もまとめたタイプではない。

なので、前作ではあった「BOX固め売り商法」は今回はなしで、これが最も初動に影響したと思われる。

 

4人体制になって固定ファンが減っているのは確実で、この先も何か施策を打っていかないと初動は逓減していく可能性が高い。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】が4.5万枚、【CDのみ】がそれぞれ3.4万枚と2.2万枚で計10.1万枚

オリコンとの乖離は特殊販路BOXセットの売上だと思われる。

 

第2位 永遠プレッシャー -AKB48

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前週の1位から1ランクダウン。

2週連続のTOP3入り。

 

週間売上は5.6万枚

前週の初動107.3万枚から19分の1以下になる大暴落。

 

ただ、前作「UZA」は初動112.9万枚から2週目で4.5万枚まで急降下していて、割合にして25分の1にまでなっていたので、これでも今回のほうが粘りを見せている。

通常のシングルよりも、人気メンバーが限られる「じゃんけんシングル」のほうが粘りを見せるのは予想外だった。

 

累計は2週で113.0万枚を突破。

 

第3位 1000年、ずっとそばにいて… -SHINee

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韓国の5人組男性グループ、SHINeeの日本6枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで日本デビューから6作連続でのTOP3入りとなる。

 

初動売上は4.0万枚。前作「Dazzling Girl」の初動9.7万枚から半減以下になるダウン。

前作ではいきなり自己最高初動をマークしていたが、そこから一転して自己最低初動に。

※1st:初動9.1万枚→2nd:初動5.4万枚→3rd:初動5.0万枚→4th:初動4.9万枚→5th:初動9.7万枚

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの音源も統一(片方にインスト収録)で、複数買い促進にはなっていない。

 

前作は3種リリースで、なおかつイベント商法が組まれ、3種すべてに「全国購入者特典イベント招待券」が封入されていた。

今回はパッケージが1種減り、イベント商法もなくなったことで、一気に数字が暴落したものと思われる。

 

もともと前作でテコ入れして数字を持ち上げる前は、初動は逓減していたので、その流れに戻ったようなかたちである。

この初動のアップダウンから、固定ファンは2~3万しかおらず、前作はそのファンが大量購入していたことが露呈されたといえる

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】が2.8万枚、【CDのみ】が0.9万枚で計3.7万枚。

特殊販路商品などはないため、オリコンとの乖離はほとんどなし。

 

第4位 Still -Lead

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男性4人組グループ、Leadの20枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで3作連続、通算11作目のTOP10入り。

09年以降は毎年夏に1枚だけシングルをリリースしてきたが、2012年は12月にもリリース。

 

初動売上は3.0万枚。前作「Wanna Be With You」の初動2.3万枚から上昇。

前々作が初動1.6万枚だったので、2作連続で初動を0.7万枚ずつアップさせていることに。

ここにきて、セールスパワーを一気に伸ばしてきている。

 

リリース形態は【CD+DVD】が1種と【CDのみ】が4種で計5種リリース

【CDのみ】のうち3種はカップリングが異なっているので、音源と映像を購入でコンプするには絶対に4枚買わなくてはならない、複数買い促進商法

前作も5種だったが、全形態でカップリングが異なっていて5種買い促進だったので、今回は若干商法が弱くなっている。

 

また、前作同様にイベント商法も活発。

予約購入することで参加できる握手会があり、発売前にイニシャルを確保。

さらに、5種すべてに「イベント参加券」を封入しており、その枚数に応じて待遇が変わるリリースイベントを開催。

ちなみに、参加券5枚(CD5枚購入)でフォト撮影会に参加可能。

加えて、イベントとは別にこの参加券を使って、プレゼント応募施策もあり。

 

イベントの大まかな内容は前作と同じだが、数字は大きく伸びているので、イベントの詳細が前作よりもファンに大量買いを促すものだったと思われる。

 

サウンドスキャンでは【CDのみ】だけTOP20入りし、2.0万枚。

撮影会に参加するため、いちばん安価な【CDのみ】を大量買いしたファンが多かったのがよくわかる結果である。

 

~Today's Yasai Reccomend~
タイムマシンなんていらない (from「タイムマシンなんていらない」) by 前田敦子

2013年9月21日 (土)

EXILEベストが首位獲得! YUIベストは2作同時TOP3入り!

会社で支給される携帯がスマホになりまして。

iPhone 5sが話題の最中に、iPhone5が手元に届きました。

 

初代Xperiaから、ずっとAndroid派でしたが、iPhoneが人気のわけがわかった気がします。

できることなんてほとんど変わらないというかAndroidのほうが多いんですが、細かな設定せずオモチャみたいに使えて、何よりこのサクサク動く感じなんだろな。

 

ドコモでもiPhoneが出ることになって、音楽・チャートファンとしてはそれがiTunes Storeの配信ランキングにどんな影響を及ぼすのか注目したいところです。

 

 

さて、本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で12/17付シングルチャートを見終わりましたので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

 

では、さっそく…

12/17付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 

第1位 EXILE BEST HITS -LOVE SIDE / SOUL SIDE- -EXILE

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EXILEのベストアルバムが初登場で1位を獲得。

EXILEのベストアルバムリリースは08年の『EXILE BALLAD BEST』以来となり、約4年ぶりとなる。

 

EXILEのアルバム首位獲得は09年の『愛すべき未来へ』から5作連続となり、通算15作目

通算のアルバム首位獲得数としては、Mr.Childrenの15作に並び、B'zの25作に次ぐ男性アーティスト歴代2位タイとなった。

 

初動売上は38.2万枚

オリジナルアルバムだった前作『EXILE JAPAN/Solo』の初動35.0万枚から上昇。

ベストということで、数字は上昇させてきたが、その伸び幅はかなり小さく収まっている。

 

08年に3作のベストアルバムを乱発しており、今作はその過去3作とかなり収録曲が重複している。

また、EXILEはオリジナルアルバムにシングルのカップリング含めすべて詰め込む傾向が強く、ある意味、オリジナルアルバムが毎回「ベストみたい」になっているので、改めて「ベスト」と銘打たれても、それほどライト層には響かなくなっていると思われる。

新曲が収録されているので、なんとかオリジナルアルバムくらいの数字は出たが、もし新曲がなかったら、固定ファンも多少スルーして厳しい状況になっていたかもしれない。

 

リリース形態は【2CD+3DVD】、【2CD+2DVD】、【2CD】で計3種リリース

ただ、3種出ているものの、CDもDVDも内容は上位互換で複数買い促進にはなっていない。

EXILEもほぼアイドル化していると言われるが、このあたりはアーティスト寄りである。

 

サウンドスキャンでは【2CD+3DVD】が17.9万枚、【2CD】が8.1万枚、【2CD+2DVD】が4.8万枚で計30.8万枚

オリコンとの乖離は小さくないものの、シングルの場合は半減近くなることもあるので、それに比べると、かなりオリコンに近い数字になっているといえる。

 

第2位 GREEN GARDEN POP -YUI

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第3位 ORANGE GARDEN POP -YUI

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YUIの2作同時リリース、初のベストアルバムが初登場で2位、3位にランクイン。

YUIのアルバムTOP10入りは、 06年リリースの1stアルバム『FROM ME TO YOU』から8作連続となる。

また、アルバムの2作同時TOP10入りは05年のデビュー8年目にして初の記録となる。

 

なお、YUIは今作リリースの約3週間前にYUIとしての活動休止を発表。

よって、活動中としては最初で最後のベストということになった。

 

初動売上は11.7万枚11.6万枚

オリジナルアルバムだった前作『HOW CRAZY YOUR LOVE』の初動13.2万枚からともにダウン。

 

キャリア初のベストアルバムだったが、オリジナルアルバムの数字を下回ってしまい、「ベストでダウン」現象を発動。

活動休止前の集大成的内容なので需要は高かったはずだが、2枚同時リリースであること、そして新曲の収録がないことが思いっ切り響いたようで、いまいち振るわない結果となってしまった。

 

ベストがコケる定番には、

①アイドルなどファンが閉鎖的でライト層に届かない状況であること
②過去にベストを乱発していること
③複数枚に分けてのリリースであること
④新曲の収録がないこと

などが主に上げられるが、今作は③、④が当てはまっている。

過去に、同じソニーのポルノも新曲なし&2枚同時リリースでダイナミックにコケており、それを彷彿させるようなチャートアクションに。

 

リリース形態は2作ともに、【CD+写真集】と【CDのみ】で2種リリース

映像(DVD付)のリリースはなく、CDの収録内容も統一なので、複数買い促進ではない。

 

やはりこのご時世にDVDと新曲なしのベストを購入するライト層はほとんどいないということか。

今回の内容だとレンタルで完全に事足りてしまうのが実情。

写真集に惹かれるような固定ファンだけが動き、音源だけでいい固定ファン、ライト層にはほとんど刺さらなかった結果がこの初動だといっていいと思われる。

 

サウンドスキャンでは「GREEN」が【CD+写真集】8.6万枚、【CDのみ】0.9万枚で計9.5万枚。

「ORANGE」が【CD+写真集】8.5万枚、【CDのみ】0.9万枚で計9.4万枚。

 

以下、ピックアップ。

第7位 again  -浜崎あゆみ

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浜崎あゆみの4作目のミニアルバムが初登場で7位にランクイン。

5ヵ月連続リリースの第2弾、2作連続でのミニアルバムとなる。

 

アルバムは2作連続で週間1位から遠ざかり、前作でついにTOP3入りを逃していたが、今回はTOP5入りも逃した

かつての指定席だった1位はかなり遠ざかってしまっている。

 

初動売上は3.4万枚。前作『LOVE』の初動6.5万枚から大きくダウン。

ここまで大きなダウンになった理由としては、発売日の影響があり、今作はイレギュラーな土曜日発売。

よって、オリコンの集計は3日間のみとなった。

 

ただ、通常の水曜発売で6日間集計だったとしても、前作を割れているのは確実で、人気ダウンが止まらない状態が伺える。

せいぜい5万枚がやっとといったところか。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CD収録内容は統一なので、複数買い促進にはなっていない。

 

前作は「テイルズ」タイアップが付いていて、パッケージでも「テイルズ盤」が存在して、3種リリースだった。

それでゲームのファンも引っ張っていて高めに出ていたようで、今回それがなくなったのが数字ダウンの大きな要因なのは間違いない。

 

サウンドスキャンではDVD付だけランクインして、1.8万枚。

オリコンとの乖離はエイベックス系特有のmu-moショップ分が未集計のためと思われる。

 

~Today's Yasai Reccomend~
Jails (from「Quit or Quiet」) by WHITE ASH
Echo Boy (from「Voice」) by androp

2013年9月16日 (月)

「黒子のバスケ」キャラソンが4作同時TOP20入り!

台風直撃ということで、本日も大人しくチャートチェックを進めます。

前回記事で12/17付シングルチャートの第4位までをチェックしましたので、本日は5位以降を見ていきます。

 

では、さっそく…

12/17付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!

 

第5位 MONSTERS -The MONSTERS

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前週の1位から4ランクダウン。

週間売上は2.3万枚。前週の初動16.0万枚からダウン。

ジャニーズの一般的な下落率といった感じ。

 

累計は2週で18.3万枚を突破。

 

第6位 名前のない怪物 -EGOIST

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supercellのryoがプロデュースする女性シンガー、EGOISTの3枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これでデビュー作から3作連続のTOP10入りで、6位は自己最高位となる。

 

初動売上は2.1万枚。前作「The Everlasting Guilty Crown」の初動3.1万枚からダウン。

これまでの3作の中では最低初動となるが、前々作の初動2.2万枚とさほど変わらず、人気をキープできている様子。

 

今作はアニメ『PSYCHO-PASS -サイコパス』タイアップが付いているが、前作まで2作連続でタイアップだったアニメ『ギルティクラウン』より若干勢いがないのか、初動はダウン。

そもそもは『ギルティクラウン』の劇中で登場する架空のアーティストだが、他のアニメにまで跨って活動が続くというはかなり珍しい流れである。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

複数買いを促進する内容はなし。

 

サウンドスキャンではDVD付が1.9万枚でランクイン。

オリコンとの乖離はほとんどなく、複数買いはほとんど発生していないことがわかる。

 

第7位 誰にも渡せないよ -2AM

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韓国の4人組男性グループ、2AMの日本4枚目のシングルが初登場で7位にランクイン。

これで4作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は1.9万枚。前作「For you~君のためにできること~」の初動2.0万枚から微減。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CD+フォトブック】、【CDのみ】で3種リリース

【CDのみ】にだけタイトル曲のアコースティックVer.を収録しており、音源と映像をコンプするには2枚買わなくてはならない複数買い促進商法

 

イベント商法は前作と同じで、3形態すべてにトレカ(全5種)を封入。

その全5種のうち4種は「イベント参加権利付カード」となっており、絵柄のメンバーとハイタッチできる。

複数メンバーとハイタッチしたければ、そのメンバーの数以上CDを購入し、ランダム封入のカードを揃えなくてはならない。

なお、残り1種は「プレゼント応募権利付カード」となっているという、前作までと同じ商法。

 

多くの男性韓国グループが日本デビューしているが、この2AMはなかなか売上規模が広がらない。

商法はかなり複数買いを促進するタイプで、この数字なので、実質のファンの数は1万いないくらいだろうか。

 

サウンドスキャンでは【CDのみ】だけが0.9万枚でランクイン。前作は0.8万枚だった。

前作までと同じく、複数購入を促すイベント商法が組まれているので、いちばん安価な【CDのみ】が大量に売れたと見て間違いないだろう。

 

 

以下、特別にTOP10以外もピックアップ。

第8位 TVアニメ『黒子のバスケ』キャラクターソング SOLO SERIES Vol.9(UNSTOPPABLE) -青峰大輝(諏訪部順一)

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第10位 TVアニメ『黒子のバスケ』キャラクターソング SOLO SERIES Vol.11(NEVER LOOK BACK) -笠松幸男(保志総一朗)

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第12位 TVアニメ『黒子のバスケ』キャラクターソング SOLO SERIES Vol.10(Strong Heart) -木吉鉄平(浜田賢二)

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第19位 TVアニメ『黒子のバスケ』キャラクターソング SOLO SERIES Vol.12(GROWING UP!/Brand-new Season) -相田リコ(斎藤千和)/桃井さつき(折笠富美子)

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アニメ「黒子のバスケ」のキャラクターソングが4作同時にTOP20入り。

「黒子のバスケ」関連作のTOP10入りは、「TVアニメ『黒子のバスケ』キャラクターソング DUET SERIES VOL.3」が週間3位にランクインして以来、約2か月ぶりとなる。

 

初動売上は1.4万枚1.1万枚0.8万枚0.5万枚

「黒子のバスケ」のキャラソンは声優1名が歌唱する「SOLO SERIES」と2名の声優がデュエットする「DUET SERIES」に分かれており、今回は前者となる。

 

これまでいきなり週間3位を獲得したりと、驚異のチャートアクションを見せてきたが、いずれも「DUET SERIES」の作品であり、「SOLO SERIES」の初動が1万枚を超えるのはこれが初

さらに今回は上位2作が同時に初動1万超えとなっており、アニメの人気過熱を思わせるチャートアクションとなっている。

 

ただ、やはりイケメンキャラが多く出るアニメということで、同性(女性)のキャラクターとなると一気に売上が下がってしまっている

このアニメのキャラソンを買っている多くが女性だということがよくわかる結果である。

 

 

リリース形態は4作品すべてCD1種リリース

よって、売上の数字がそのままファンの数と捉えても差し支えないだろう。

 

CDがどんどん売れなくなってくる中で、アニメ(キャラソン)まわりの活気の良さはここ数年続いている。

キャラクターが描かれたジャケット写真でさえもCDを購入する要因になるのが、強味である。

 

~Today's Yasai Reccomend~
What Makes You Beautiful (from『Up All Night』) by One Direction

2013年9月15日 (日)

AKB48、女性アーティスト・アイドル史上初の10作連続ミリオン!

台風が接近しています。

よりによって、3連休めがけて直撃してくるとはかなり空気の読めない台風ですね。台風自体、空気なんだけどな。。

 

さて、本日もチャートチェックを進めます。

前々回の記事で12/10付チャートを見終わりましたので、本日からは12/17付チャートに突入です。

まずはいつも通り、シングルチャートから見ていきます。

 

この週ではあのグループがまたもやオリコン歴代記録に金字塔を…。

 

では、さっそく…

12/17付オリコンウィークリーシングルチャート、第1位はこの作品!

 

第1位 永遠プレッシャー -AKB48

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AKB48の29枚目のシングルが初登場で1位を獲得。

これで09年の「RIVER」から16作連続の1位獲得となる。

 

初動売上は107.3万枚!!

前作「UZA」の初動112.9万枚からダウン。

 

今回も初動でミリオンを達成。

発売初週だけで2012年年間チャート5位に入り、史上初の2年連続5曲ミリオン達成と1位から5位までを独占した

 

これで2011年5月リリースの「Everyday、カチューシャ」から9作連続の初動ミリオンとなり、自身の持つ歴代「初動ミリオン」記録をまた1つ更新。

これによって、再び「歴代シングル初動売上ランキング」が動く。

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とうとう歴代初動TOP10内で、AKB以外はミスチルだけとなった。

 

今作でシングルのミリオン達成は、2011年「桜の木になろう」から10作連続通算11作目で、シングルの10作連続ミリオンは女性アーティスト史上初の快挙

また、「10作連続ミリオン」は男性アーティストを含めても1996年にB'zが「Real Thing Shakes」で記録して以来となり、約16年半ぶり史上2組目の記録である。

またひとつ金字塔を打ち立てた。

 

さらに、通算の「ミリオン獲得数記録」は、Mr.Childrenの「10作」を上回り、B'zの通算15作に次いでオリコン歴代単独2位の座に躍り出た。

ミスチル、B'zという日本の音楽史でも覇王格の存在である2者に、記録上は追い付き、そして追い越している状態である。

 

リリース形態は一般流通が【CD+DVD】で4種と【劇場盤】が1種で計5種リリース

前作は7種だったが、そのうち6種は同じ内容の3種×2(握手券有無)だったので、実質のところは劇場盤含めて、4種買い促進だった。

 

今回はCD、DVDの内容をコンプするには5種すべて買わなくてはならないため、5種買い促進で、商法は強化されている。

ちなみに、今回はAKB48のシングルながら、カップリングには姉妹ユニットのSKE48、NMB48、HKT48の楽曲を収録しており、これは初の試みである。

これによって、姉妹ユニットのファンもAKBのシングルに手を出した可能性が高い

 

しかし、その引き換えに、今回はイベント商法の威力が下がっており、一般流通に「全国握手会参加券」が封入されていない

これは1年前のじゃんけんシングルでも同じだった。 

劇場盤には「大握手会参加券」を封入しているが、イベント商法はパワーダウンしているといえる。

 

もともと、じゃんけんシングルで人気メンバーの多くが楽曲に参加していないこと。

AKBの売上の要であるイベント商法がパワーダウンしていることを踏まえると、前作から初動はダウンしているものの、この程度のダウンで済んだのは、かなりの健闘だと思う。

 

サウンドスキャンでは、一般流通の4種がランクインし、【TYPE-A】8.7万枚、【TYPE-B】6.5万枚、【TYPE-D】5.7万枚、【TYPE-C】5.6万枚で計26.5万枚

いちばん売れたのはc/wをSKE48が担当している【TYPE-A】で、次がNMB48が担当した【TYPE-B】、HKT48とオカレモン楽曲の2種はだいたい同じくらい。

姉妹グループでファンが多い順になっており、今回のカップリング戦略が少なからず売上に影響を与えていることがわかる。

 

また、オリコンとの乖離は80万枚を超えており、これがほぼほぼ劇場盤売上の規模と思われる。

前作の乖離が70万枚弱だったので、売上全体に占める劇場盤の割合は増しており、「大握手会参加券」目当てで、一般流通ではなく、劇場盤を買い増したファンが多くいたということだろう。

 

第2位 MELROSE ~愛さない約束~ -EXILE ATSUSHI

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EXILEのATSUSHIのソロシングルが初登場で2位にランクイン。

これまでもソロ楽曲がシングルリリースされたことはあったが、EXILEのシングルに収録されるかたちだったので、ソロ単独名義でのリリースはこれが初となる。

 

初動売上は9.2万枚

EXILEとしての前作「BOW & ARROWS」の初動が9.5万枚だったので、それとほぼ同じとなり、かなり高い数字となった。

まるで、EXILEファンがそのまま動いたような数字だが、ソロ単独名義初ということで、ご祝儀買いのような面で、高めに出ている可能性あり。

 

リリース形態は一般流通でDVDの有無による2種リリース

これにローソン限定の「ミュージック・カード」が1種あって、計3種。

「ミュージック・カード」とは、音楽コンテンツが「カード型」になっているもので、スマホやPCで特設サイトにアクセスし、カード記載のコードを入力することでDLできるもの。

全形態で収録曲に違いはないので、複数買い促進ではない。

 

今回はイベント商法が組まれており、購入者は抽選でプレミアムLIVEに参加できる施策があったので、それによって、初動も伸びたと考えられる。

となると、次以降、イベントがなくなると売上は大きく下がってしまうと思われる。

 

サウンドスキャンでは一般流通の【CD+DVD】が4.5万枚、【CDのみ】が1.2万枚で計5.7万枚

オリコンとの乖離が大きいのはエイベックス系のため、mu-moショップでの売上がそれなりにあるためだろう。

 

第3位 JUSTICE [from] GUILTY -GLAY

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第4位 運命論 -GLAY

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GLAYの46枚目、47枚目のシングルが初登場で3位、4位にランクイン。

トップ10入りは2作を含めて40作連続となる。

なお、シングル2枚同時リリースは1998年に「誘惑」、「SOUL LOVE」を発表して以来、およそ14年半ぶりとなる。

 

初動売上は4.6万枚4.57万枚

前作「Bible」の初動4.9万枚からともにダウン。

 

多少数字が下がったのは2枚同時リリースを敬遠した層がいたからだろうか。

また、2作の売上差がほとんどゼロに近く、ほとんどのファンが2枚セットで購入していることがわかる。

 

リリース形態は2作ともDVDの有無で2種リリース

収録内容に違いはないので、複数買い促進にはなっていない。

 

サウンドスキャンでは2作とも1.6万枚であり、アイドル並にオリコンとの乖離があるが、これは自身の専用ECショップ「GLAY Official Store G-DIRECT」での購入が多かったためと思われる。

 

~Today's Yasai Reccomend~
Voice (from「Voice」) by androp
風は吹いている (from『1830m』) by AKB48

2013年9月 8日 (日)

9月新譜チェック~リリース少でチャート黄色信号?~

まだまだ暑い日が続きますが、夜は涼しい風が吹き抜けるようになりました。

それもそのはず、気づけばもう9月なわけです。

 

てことで、本日は前回記事の最後で予告しました通り、9月の新譜チェックをいたします。

みなさん気になる新譜を見つけて、残り少ない夏のお供にしてくだされ。

 

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
 

それでは、Let's check!

9/4

  • メロンジュース - HKT48
  • SCREAM - 東方神起
  • 恋音と雨空 - AAA
  • Faraway/Kiss you - miwa
  • 無限大少女∀ - Cheeky Parade
  • TVアニメ『Free!』キャラクターソング Vol.3/Break our balance - 松岡凛(宮野真守)
  • TVアニメ『Free!』キャラクターソング Vol.4/FUN!! - 葉月渚(代永翼)
  • TVアニメ『Free!』キャラクターソング Vol.5/DIVE&FLY - 竜ヶ崎怜(平川大輔)
  • 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング6(Bye-Bye Lullaby) - 雪音クリス(CV:高垣彩陽)
  • 瞳孔 - Plastic Tree
  • 常夏エンドレス - FLOW

9/11

  • 瞬き - 堂本剛
  • 青春花道 - ポルノグラフィティ
  • 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング7 - 暁切歌(CV:茅野愛衣)
  • 暦の上ではディセンバー - ベイビーレイズ
  • 乙女!Be Ambitious! - THE ポッシボー
  • ハッピー・バースデー - ザ・ピロウズ(※9/16リリース)
  • INCOMPLETE - ギルガメッシュ

9/18

  • タイムマシンなんていらない - 前田敦子
  • GALAXY SUPERNOVA - 少女時代
  • OVER DRIVE - SCANDAL
  • 友~旅立ちの時~ - ゆず
  • GREEN DAYS/strings - Lead
  • Always - 斉藤和義
  • 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング8 - 小日向未来(CV:井口裕香)
  • Distance - JUJU
  • バトルイマ - THE BACK HORN
  • 男装レボリューション - 風男塾

9/25

  • No Limit - EXILE
  • ヒリヒリの花 - Not yet
  • Get The Star/Last Forever - 東京女子流

 

ざっとこんな感じ。

ご覧のとおり、1か月通してリリースは少なめで、かつビックネームのリリースも少ない。 

 

サザン復帰作、AKB総選挙結果繁栄シングルなど話題作が多くあった先月と比べると、かなり大人しい、地味なひと月になりそう。

※なので、今月は週ごとの注目ポイントについては割愛。

 

また、現在CD市場をほぼ独占しているアイドル勢、AKB系やジャニーズ系のリリースもポツポツある程度。

2週目、4週目あたりはチャートの売上水準がかなり下がってしまいそう。

 

夏の終わりといっしょにチャートもクールダウンといった感じだけど、アルバムは西野カナ、Superflyのベスト、スピッツのオリジナルとか結構出るので、そっちにも注目かな。

 

~Today's Yasai Reccomend~
Movin' on without you (from『遊音倶楽部 ~1st grade~』) by 絢香
あの嫌いのうた (from『待ちくたびれて朝がくる』) by クリープハイプ

2013年9月 7日 (土)

Mr.Children、自身初の年内3作目の初動50万枚突破!

さて、本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で12/10付シングルチャートを見終わりましたので、本日はアルバムチャートを見ていきます。

 

では、さっそく…

12/10付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!

 

第1位 [(an imitation) blood orange] -Mr.Children

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Mr.Childrenの17作目のオリジナルアルバムが初登場で1位を獲得。

これで自身15作目のアルバム首位獲得となる。

 

初動売上は53.0万枚。前作『SENSE』の初動50.2万枚から上昇。

前作で前々作の初動70.8万枚から△20万枚以上の暴落となっていたが、今回はそこから少し回復させてきた。

 

2012年は5月にベストアルバム『Mr.Children 2005-2010<macro>』(初動73.2万枚)、『Mr.Children 2001-2005<micro>』(初動71.6万枚)で初動50万の大台を突破している。

よって、今作をもって2012年リリースのアルバム3作全てで初動50万枚を突破したことになり、年内3作目のアルバム初動50万枚突破はミスチルにとってデビュー以来初の快挙となった。

※08年に3作のベスト『EXILE LOVE』、『EXILE CATCHY BEST』、『EXILE BALLAD BEST』で達成のEXILE以来、約4年ぶりの記録。

 

また、ミスチルにとって、オリジナルアルバムの初動50万枚突破は1994年の『Atomic Heart』(初動85.2万枚)から12作連続となった。

 

前々作の水準に比べると大きく引けを取るものの、アイドルの独壇場となっているこのパッケージ市場において、オリジナルアルバムでの初動50万枚突破は驚異的である。

ただ、今回は前作と違い、先行でリリースされてシングルあり、かつ配信で先行リリースされているタイアップ曲もありで、リリース条件はかなり改善されていた。

それでも、3万ほどの回復になっているあたり、CD市場の厳しさを感じずにはいられない。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容は統一なので、ふつうは1種買えば事足りる仕様となっている。

サウンドスキャンではDVD付が53.7万枚で1位。

特殊販路商品や握手会なんてもってのほかなので、オリコンとの乖離はほとんどない。

 

第2位 日本の恋と、ユーミンと。 -松任谷由実

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前週の1位から1ランクダウン。

2週連続のTOP3入り。

 

週間売上は13.9万枚。前週の初動33.6万枚からダウン。

2週目でも余裕で10万枚を超える、絶好調ぶり

 

5~6年前なら初動30万台からの2週目10万台というチャートアクションも、たまに見られていたが、ここ数年で一気にアルバム市場が冷え込み、ほとんど見られなくなっていた。

ユーミン自身のセールスパワーも衰えていた中なので、これほどまでの勢いになるとは予想外といったところである。

 

累計は2週で47.5万枚を突破。

このご時世としては驚異的なハイペースである。

 

第3位 GIRLS' GENERATION Ⅱ ~Girls & Peace~ -少女時代

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少女時代の日本2枚目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。

2作連続のTOP3入り。

 

初動売上は11.7万枚

前作『GIRLS' GENERATION』の初動23.2万枚から半減以下になる大暴落。

 

K-POPブームが最盛期だったタイミングでリリースされた前作は破竹の勢いを見せ、リパッケージ盤も含めて、80万枚を超える大ヒットになっていた。

そこからわずか1年半で、ブームは過ぎ去って、一気にセールスパワーは下がってしまったようで、暴落となってしまった。

 

ただ、この2週前にリリースされたKARAは27.5万枚⇒7.3万枚まで初動を激減させていたので、それに比べるとまだ持ちこたえているほうではある。

 

リリース形態は【CD+DVD+フォトブック+豪華パッケージ】、【CD+DVD+フォトブック】、【CDのみ】で3種リリース

CDの内容は全形態同じで、DVDは上位互換なので、音源や映像だけで考えればいちばん高価なパッケージを1種買うだけでコンプできる仕様になっており、複数買い促進にはなっていない。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD+フォトブック】が5.8万枚、【CD+DVD+フォトブック+豪華パッケージ】が4.6万枚、【CDのみ】が1.3万枚で計11.7万枚

すべてコンプできる最も高価なパッケージよりもひとつランク下のパッケージがいちばん売れているので、コアなファンは意外と少ない様子。

また、特殊販路商品がなく、オリコンとばっちり数字が合っている。

 

第4位 THE ONE -UVERworld

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UVERworldの7枚目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。

07年の『BUGRIGHT』から5作連続でTOP3入りを果たしていたが、その記録はここで途切れることに。

 

初動売上は9.5万枚。前作『LIFE 6 SENSE』の初動9.5万枚と同水準。

かなりの安定感を見せている。

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2ndアルバム以降は、常に高い数字を維持し、10万付近の数字を連発しているにもかかわらず、毎回わざとかと思うほど強敵にぶつけて、いまだに1位を獲得できずにいる。

今回に関しても余裕で1位を取れる数字なのに、ミスチルと少女時代(前作も同発だった)にぶつけている。

ここまで来ると逆に凄い気もしてくる。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。

ずっとこの売り方。

 

サウンドスキャンではDVD付のみランクインして、9.2万枚。

 

■次回予告:9月新譜チェック

 

~Today's Yasai Reccomend~
夏模様 (from『I album -iD-』) by KinKi Kids
くればいいのに feat.草野マサムネ from SPITZ (from『クレバのベスト盤』) by KREVA

2013年9月 1日 (日)

星野源、3作連続で初動上昇! FLOWERは久々TOP10入り!

閉鎖してません!!

 

8/17を最後に約2週間、ろくに更新できていませんでしたが、閉鎖してません!!

ただ、更新できず本当にすみません。

 

9月も自分の部署はパニックに近い大忙しが予想され…ただ、3連休もあるし、時間を見つけて更新していきます。

 

さて、8月中旬まで遡りますが、前回記事で12/10付シングルチャートのTOP3を見終わったので、本日は4位以降をチェックしていきます。

 

では、さっそく…

12/10付オリコンウィークリーシングルチャート、第4位はこの曲!

 

第4位 Polar Star -FTISLAND

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韓国のロックバンド、FTISLANDの日本メジャー9枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで7作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は3.5万枚。前作「TOP SECRET」の初動3.4万枚から微増。

前々作がアルバム先行シングルで数字を落としていたが、これで2作連続の初動回復。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種、【CDのみ】で計3種リリース

CD内容は統一だが、DVDは2種で内容が違うので、2種買い促進の複数買い促進商法

前作はローソン限定盤など特殊販路商品含めて、4種リリースだったので、商法は弱まっている。

 

ただ、全種にシリアルコードが封入されており、イベント商法も組まれている。

が、なぜかHP等にその詳細が載っておらず、何が行われたのか不明

 

パッケージ上の商法がレベルダウンする中で初動が回復しているので、このシリアルコードを使う施策が一役買っているのは間違いないと思われるが…。

 

サウンドスキャンでは、【CD+DVD】の2種が1.5万枚、1.5万枚、【CDのみ】が0.8万枚で計3.8万枚。

今回、特殊販路商品がなくなったことで、オリコンとの乖離はほぼなくなっている。

 

第5位 知らない -星野源

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星野源の4枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は2.7万枚。前作「夢の外へ」の初動2.6万枚から微増。

人気・知名度は着実にアップしているようで、ここまで負けなしの3連続初動上昇

 

リリース形態は【CD+DVD】と【CDのみ】で2種リリース

ずっと売り方は変わらず。

 

何か大型タイアップがついてドカンとくるわけではなく、じわじわと伸びていくアーティストは最近めっきり見なくなったので、かなり貴重な存在だといえる。

また、イベントや特殊販路商品に頼ることもないので、数字をそのまま人気(ファンの数)と捉えていいだろう。

 

サウンドスキャンでは、2.8万枚で5位にランクイン。複数買いはほとんどない様子。

 

第6位 寒いね。 -スマイレージ

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ハロプロ系アイドルグループ、スマイレージのメジャー12枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これで12作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は1.9万枚。前作「好きよ、純情反抗期。」の初動2.3万枚からダウン。

前々作の初動は2.0万枚だったので、前作で少し伸ばして、今回もとのラインに戻ってきた感じ。

 

今回のリリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が2種で計5種リリース

DVD3種はすべて内容が異なるが、収録音源はすべて統一。

全音源・映像を購入でコンプするためには絶対に3枚買わなくてはならない複数買い促進商法で、前作と同じ商法となっている。

 

イベント商法は前作から導入した、AKB商法を継続。(キャラアニで通常盤を購入し、個別握手会参加可能)

ただ、前作では5種をひとつにまとめてBOXセットがあって、それを買わないと参加できないイベントがあったが、今回はそれがない。

数字ダウンはBOXセットがなくなったことが原因と思われる。

 

サウンドスキャンでは【CDのみ】だけランクインし、0.6万枚。

オリコンとの差分は個別握手目的でキャラアニで購入された分だと思われる。

 

以下、ピックアップ。

第8位 ヒカルものたち -渡辺麻友

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前週の1位から7ランクダウン。

 

週間売上は1.6万枚

前週の初動9.2万枚から大きくダウン。

 

前週、2位のももクロは1.4万枚・9位で、2週目も何とか振り切っている。

累計は2週で10.8万枚を突破した。

 

第10位 恋人がサンタクロース -FLOWER

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EXILEの妹分ユニット、FLOWERの4枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

TOP10入りは1stシングル以来で、2作目となる。

 

初動売上は1.4万枚。前作「forget-me-not~ワスレナグサ~」の初動1.0万枚から上昇。

初動が1万枚を超えるのは、1stシングル以来となる。(前作は9,619枚)

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

前作はタイアップ先のガンダムパッケージがあって3種だったので、今回は1種減っている。

人気曲のカバーというのが効いたのか、

 

サウンドスキャンでは1種もTOP20内にランクインできず。

EXILE系ではあるが、レコード会社はエイベックスではなく、ソニー。

エイベックスであればmu-moショップでの購入が多いために、サウンドスキャン未集計となるケースが多いが、ソニーでも同じような結果に。

LDH繋がりで、特殊販路があるのだろうか。

 

 

~今日のふといいなぁ~
深夜高速 (from『モテキ的音楽のススメ ~土井亜紀・林田尚子盤~』) by フラワーカンパニーズ

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