三浦大知、真野恵里菜、まとめ買い促進で初動上昇!
本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で12/24付シングルチャートの4位までを見終わったので、本日は5位以降を見ていきます。
では、さっそく…
12/24付オリコンウィークリーシングルチャート、第5位はこの曲!
第5位 Distance... -U-KISS
韓国の男性7人組グループ、U-KISSの5枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。
これで5作連続のTOP10入りとなる。
初動売上は3.0万枚。前作「One of You」の初動3.0万枚と同水準。
前作で自己最高初動を記録していたが、今回もその水準をキープしてきた。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。
加えて、ECサイト経由で【mu-moショップ&イベント会場限定盤】、【PLAYBUTTON】が2種あって、合計4種リリース。
さらに、ECサイトでは4種をひとつにまとめたBOXセットが用意されており、BOX固め売り商法が発動している。
前作は一般流通だけで2種リリースだったので、パッケージ増。
前作のハイペースは、武道館公演のチケットにCDが付けられて販売される「チケット抱き合わせ商法」によるところだった。
今回それはなくなった代わりに、パッケージが増え、BOXセットで一気に持ち上げた感じ。
イベント商法は一般流通2種に「イベント参加券」を封入。これも売上を支える大きな要素であることは間違いない。
初動は前作と同水準になったが、リリース条件、売上の要因はかなり違っている。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が0.4万枚、【CDのみ】が0.9万枚で計1.3万枚。
オリコンとの乖離が大きく、EC経由の特殊販路商品が未集計のためと思われる。
第6位 The End of the Dream/Rouge -LUNA SEA
LUNA SEAの16枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。
TOP10入りは15作連続、通算15作目となる。
再始動後、2作目のシングルになるが、早くもユニバーサルに移籍しており、移籍第一弾ということになる。
初動売上は2.3万枚。前作「THE ONE -crash to create-」の初動2.4万枚から微減。
再始動、再結成後のシングルは1作目の水準をキープできないケースが多いので、これくらいのダウンなら、持ち堪えているほうだろう。
リリース形態は【CD+Blu-ray】、【CD+DVD】が2種、【CDのみ】で計4種リリース。
4種出ているが、内容は上位互換なので、【CD+Blu-ray】を1枚買えば事足りる仕様になっている。
ただ、DVDはBlu-ray収録の内容を2種に分けているかたちになるので、Blu-rayを観られる環境にないファンにとっては、2種買い促進の複数買い促進商法となる。珍しいやり方。
前作も4種リリースだったが、収録内容は同じで「CDの種類が違う」という特殊な内容だった。
このときも基本的には1枚買えば事足りる仕様だったので、1枚で済ますファンもいればコレクター的にすべて買うファンもいたりする状況は同じだったと思われ、売上は同水準に落ち着いたといった感じか。
サウンドスキャンでは【CD+Blu-ray】だけランクインして1.1万枚。売上が4種に分散している様子。
第7位 Right Now/Voice -三浦大知
これで2作連続のTOP10入り。
なお、7位はシングルの自己最高位となる。
初動売上は2.3万枚。前作「Two Hearts」の初動1.7万枚から上昇。
ここにきて、自己最高初動を更新。
前々作が初動0.8万枚だったので、ここ数作は出すたび数字を大きく伸ばしている。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。
DVDの内容は異なり、2種買い促進の複数買い促進商法になっている。
また、今回はECサイト限定で3種をひとつにまとめたBOXセットを用意し、このBOX限定でDVD特典ありという、「BOX固め売り商法」に手を出している。
オリコンでは1つBOXが売れるたびに3枚カウントになっている
大幅な数字上昇はこの商法によるところが大きいと思われ、急にファンが増えたわけではないと思われる。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみランクインして、0.5万枚。
オリコンとの乖離はエイベックス特有のmu-moショップ分が未集計(BOX含む)のためだろう。
前作が0.6万枚だったので、やはり実質のファン数は変わりない様子。
第8位 NEXT MY SELF -真野恵里菜
ハロプロ系アイドル、真野恵里菜のメジャー13作目のシングルが初登場で8位にランクイン。
これで4作連続のTOP10入り。
なお、真野はハロプロ卒業を発表しており、今作がハロプロ所属でのラストシングルとなる。
初動売上は1.8万枚。前作「Song for the DATE」の初動1.2万枚から上昇。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が2種で計4種リリース。
4種出ているがCDの内容は統一で、DVDの内容が異なる、2種買い促進の複数買い促進商法。
イベント商法としては、【CDのみ】の片方を除く3種にハロプロお馴染みの「イベント抽選シリアルナンバーカード」を封入。
また、発売記念イベントが各所で行われ、その参加のためには【CDのみ(通常盤)】の購入が必要だった様子。
さらに、今回は他のハロプログループが導入し始めたAKB商法を導入し、【CDのみ(通常盤)】をキャラアニ.comで購入して、「個別握手会」参加券付与。
さらにさらに、4形態のまとめ買いセットをEC限定で販売。
上の三浦大知同様、「BOX固め売り商法」に手を染めており、オリコン上はBOX1つ売上ごとに4枚売上カウントされているはず。
ハロプロでのラストシングルということで、商法にもかなり力が入っているが、他の事例に比べると伸び幅は小さい。
ハロプロを離れてもCDリリースが続くのかは不明だが、今回の商法で初動は2万に届いてないので、実質のファンは数字で受ける印象よりかなり少ないと思われる。
サウンドスキャンでは【CDのみ(通常盤)】が0.5万枚でランクインしたのみ。
~Today's Yasai Reccomend~涙のせいじゃない (from「恋するフォーチュンクッキー」) by AKB48
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