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2013年11月の記事

2013年11月30日 (土)

GLAYが13年半ぶりの快挙! ワン・ダイレクションは2作同時TOP10入り!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で2/4付シングルランキングを見終わったので、本日はアルバムランキングを見ていきます。

 
この週は1位、2位を同一アーティストが独占。
 
なので、1位、2位はまとめて見ていきます。
 
では、さっそく…
 
 
2/4付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位、第2位はこの作品! 
 
 
第1位 JUSTICE -GLAY
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第2位 GUILTY -GLAY
 
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GLAYの2作同時リリースのオリジナルアルバムが1位、2位を独占。
 
シングル、アルバムを通じてGLAYの首位獲得は、2010年のアルバム『GLAY』で記録して以来、約2年3ヵ月ぶり。通算13作目の首位。
 
男女アーティストのオリジナルアルバム初登場1位、2位独占は、1999年に『ark』と『ray』でL'Arc~en~Cielが記録して以来となり、約13年半ぶりの快挙となる。
 
 
 
初動売上は5.72万枚5.66万枚
 
前作はカップリング曲などを集めた企画盤『rare collectives vol.3』、『rare collectives vol.4』でそれぞれ初動4.2万枚4.1万枚だったので、上昇。
 
前回のオリジナルアルバム『GLAY』は初動9.4万枚からはともに大きくダウン。
 
 
なお、前作の企画盤と今作の間では、ECサイト限定でミニアルバムをリリースしていたが、オリコン対象外で数字は不明となっていた。
 
 
「2枚同時リリース」はファンにとっては費用がかさむので、レンタル等への逃げを生むからか、一般的に売上を大きく下げる傾向がある。
 
ダウンは仕方がなかったのかもしれないが、下げ幅がかなり大きいのが気になる。
 
もともとセールスパワーは着実に減退していたので、今回それに拍車をかけた可能性もある。
 
 
リリース形態は2作品ともDVDの有無で2種リリース
 
ともに収録曲に違いはないので、複数買い促進ではない。
 
アルバム2作同時購入特典はあったようだが、同じ作品を複数買いさせる施策はなし。
 
 
サウンドスキャンでは、『JUSTICE』が【CD+DVD】3.2万枚、【CDのみ】0.5万枚で計3.7万枚。
 
『GUILTY』が【CD+DVD】3.1万枚、【CDのみ】0.5万枚で計3.6万枚。
 
 
オリコンとの差異はECサイト「G-DIRECT」での販売分がオリコン未集計になっているためと思われる。
また、2作品の数字がほぼ同じなので、セットで購入されており、片方だけ買っている層はほとんどいない様子。
 
 
 
第3位 テイク・ミー・ホーム -ワン・ダイレクション
 
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前週の4位から1ランクアップで、TOP3入り。
 
なお、前作『アップ・オール・ナイト』も13位から6位にアップし、2作同時TOP10入り
 
海外アーティストによるオリジナルアルバムの2作同時TOP10入りは、マドンナが10ヵ月前に達成して以来。
 
男性アーティストとなると、1992年にブルース・スプリングスティーンが達成して以来となり、約20年9ヵ月ぶりの快挙となった。
 
 
 
週間売上は3.5万枚
 
前週の1.6万枚から倍以上となる大幅上昇。
 
 
久々に「Mステ」効果大爆発といった感じで、発売週の初動2.6万枚を軽く超える数字をマークしてきた。
 
まだ、昨今は「Mステ」に限らず、テレビの放映効果が売上に繋がるケースが見られなくなったが、お茶の間に本当に刺されば効果は出るということか。
 
 
加えて、洋楽は邦楽と違いレンタルの開始が遅く、今作もつい最近解禁されたくらいのスピード感。
 
テレビで気になって、パッケージを購入するという流れがかすかに生きているのが洋楽市場なのかもしれない。
 
 
 
第4位 18 -吉井和哉
 
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吉井和哉のソロ初のベストアルバムが初登場で4位にランクイン。
 
ここ2作連続でTOP3入りしていたが、今回は一歩届かず。
 
初動売上は3.0万枚。前作『After The Apples』の初動2.5万枚から上昇。
 
前作はミニアルバムで、前回のフルオリジナルアルバム『After The Apples』は初動3.8万枚だったので、そこからはダウン。
 
ミニアルバムはもともとダウンが付き物なので、オリジナルと比較すると「ベストでダウン」現象を発動してしまっている。
 
ベストでもライト層に刺さった形跡はあまりなく、固定ファンだけが動いている感じだろう。
 
 
また、2012年に1枚だけリリースされたシングルは初動を前作から半減(初動2.4万枚→初動1.3万枚)させて、セールスパワーの大幅減退を予感させていた。
 
ソロになってからも固定ファンはがっちりしているイメージだったが、今作の結果からしても、ファンが一気に離れてしまっている可能性は否定できない状況となった。
 
 
ただ、新録曲も多く収録されているので、ダイナミックな「ベストでダウン」はなんとか避けられている。
 
 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース
 
CDは内容統一なので、複数買い促進ではない。
 
サウンドスキャンではDVD付だけランクインして、2.9万枚。
 
イベントや特殊販路商品がないので、オリコンとの乖離はない。 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
セク x カラ x シソンズール (from「桜のあと (all quartets lead to the?)」) by UNISON SQUARE GARDEN
東京デスティニー (from「東京デスティニー」) by ポルノグラフィティ

2013年11月27日 (水)

モー娘。3年8ヶ月ぶり首位獲得! アイマスキャラソン上位独占!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で1/28付オリコンランキングを見終わったので、本日は2/4付ランキングに突入です。

まずはいつも通り、シングルランキングからチェック。

 

この週は上位を、あるシリーズの作品が独占。

そこはまとめてチェックするので、ふた記事に分けずに一気にひと記事で総ざらいしていきます。

 

 
では、さっそく…
 
2/4付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲!
 
 
第1位 Help me!! -モーニング娘。
 
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モーニング娘。の52枚目のシングルが初登場で1位を獲得。
 
モーニング娘。の週間首位獲得は、09年に「しょうがない 夢追い人」で記録して以来、約3年8ヵ月ぶりで通算12作目。
 
長らく首位の座から遠ざかっており、作品数にして13作ぶりとなる。
 
 
また、今作の首位獲得によって、「3年代での首位獲得」という記録を達成。
 
90年代には「LOVEマシーン」など2作、00年代には「ハッピーサマーウェディング」など9作。
 
そして、10年代は今作ということで、「3つの年代でのシングル首位」は女性グループとしては史上初の快挙となった。
 
 
なお、ソロアーティストを含めた女性アーティストとしても、中島みゆき(1970年代 ~00年代=4年代)、浜崎あゆみ(1990年代~10年代=3年代)に続く史上3組目の記録となった。
 
 
 
初動売上は9.3万枚。前作「ワクテカ Take a chance」の初動8.2万枚から上昇。
 
初動10万オーバーを記録した前々作の水準には届かなかったが、3作連続で高い数字をキープしている。
 
この高い数字の要因はもちろん商法。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が5種で計8種リリース
前作は7種リリースだったので、そこからさらに1種増えて、モーニング娘。史上最多のパッケージ数となっている。
 
【CD+DVD】はDVDの内容はすべて異なるが、CDの内容は統一。
 
【CDのみ】の5種はうち4種で収録曲は異なるため、全音源と映像を購入でコンプするためには7枚以上買わなくてならない、鬼の複数買い促進商法
 
前作は4種買い促進だったので、また一気に商法が強(狂)化されたことになる。
 
 
 
もちろん、イベント商法も強烈で、恒例の「イベント抽選シリアルナンバーカード」封入は継続。
 
また、8種のうち2種の通常盤を「キャラアニ.com」で購入することで「個別握手会参加券」が付与され、思いっ切りAKB商法を展開
 
前回に引き続き、今回も購入段階では握手するメンバーを決め打ちできないルールになっており、メンバーを指定できるAKB商法を超える鬼仕様となっている。
 
 
さらに、前作同様、ECサイト「Sony Music Shop」では全形態をまとめたBOXセットが裏でこっそりと販売されており、BOX固め売り商法も健在。
 
このBOXを購入することで、「チェキ会」に参加可能となっており、多くのファンが手を出している可能性が高い。
 
なお、このBOXセットはオリコンの集計上は1つ売り上げる度に、8枚売上カウントされていると思われる。
 
 
複数のイベントと商法がパラレルに展開されており、ファンに大量買いを促す仕組みが張り巡らされている
 
商法の過激化が止まらず、今回も過去最強レベルの鬼度合になっているが、ファンのサイフにも限界はあるので、これ以上商法を強化しても頭打ちで伸びはなくなると思われる。
 
 
サウンドスキャンでは8種のうちの【CDのみ】3種が0.9万枚、0.6万枚、0.5万枚。
 
【CD+DVD】の1種が0.8万枚でランクインしているが、合計してもたった2.8万枚
 
オリコンとの乖離は6万枚以上となっており、特殊販路商品のBOXは間違いなく集計外で、イベント目当ての「キャラアニ」分もそのまま集計外になっているためと思われる。
 
 
第2位 Promise You -SUPER JUNIOR-K.R.Y.
 
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韓国の人気男性グループ、SUPER JUNIORのキュヒョン、リョウク、イェソンによる派生ユニットが初登場で2位にランクイン。
 
 
初動売上は6.9万枚
 
SUPER JUNIORの直近シングルの初動が11.0万枚だったので、それには及ばなかったが、先にシングルデビューした、DONGHAE&EUNHYUKが初動6.8万枚だったので、それとほぼ同水準となっている。
 
 
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。CDの内容は同じ。
 
これにファンクラブおよびmu-mo限定商品の【E.L.F-JAPAN盤】が1種(グッズ有)あって、計3種リリース
 
【E.L.F-JAPAN盤】にはCD EXTRAが収録されているので、2種買い促進の複数買い促進商法となっている。
 
 
上のモー娘。が破壊的すぎるので、商法は緩く見えるが、韓国系としては定番の確実に複数買いを促す仕組みになっている。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が1.6万枚、【CDのみ】が0.5万枚で計2.1万枚
 
mu-moショップでの売上が集計外になっていると思われ、ファンの多くはグッズ目当てでそこで買うので、オリコンとの乖離はかなり大きくなっている。
 
 
第3位 Miss You/ほほえみの咲く場所 -AAA
 
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AAAの35枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
 
これで18作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は4.0万枚。前作「虹」の初動4.0万枚と同水準。
 
 
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。
それに特殊販路で【mu-mo限定盤】が2種存在して計4種リリース
 
前回は【mu-mo限定盤】が1種だったので、今回はパッケージ1種増となっている。ただ、売上は伸びていない。
 
 
【CDのみ】にはリミックス音源、【mu-mo限定盤】2種にはそれぞれ異なるトーク音源を収録。
 
よって、全音源・映像を購入でコンプするためには4枚買わなくてはならない、複数買い促進商法となっている。
 
 
3作前は6種リリースもしていて、前々作と前作は3種、今回は4種と結構パッケージ数は変動しているのだが、不思議と初動はあまり動かず安定。
 
3~4万ラインで安定しているが、伸びる気配もまったくない状態は継続している。
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみ1.4万枚でランクイン。
 
エイベックス系なので、mu-moショップでの売上によってオリコンとの乖離が大きくなっている。
 
 
第4位 ミュージック -サカナクション
 
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5人組ロックバンド、サカナクションの8枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。
 
これで5作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は3.5万枚。前作「夜の踊り子」の初動3.1万枚から上昇。
 
これで4作連続で自己最高初動を更新。
 
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前作で2万台をすっ飛ばして、一気に3万台に乗せていたが、今回はそこからさらに上昇。
 
まさに人気上昇中という言葉がぴったりなチャートアクションを見せている。 
 
 
リリース形態はパッケージの違いで初回盤と通常盤があり2種リリース
CDの内容は同じなので、複数買いの必要はない。 
 
 
サウンドスキャンでは初回盤が3.5万枚。
 
通常盤はほぼ売上ゼロか。
 
 
以下、まとめて一気にチェック。
 
 
第5位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 013 十時愛梨(アップルパイ・プリンセス) -十時愛梨(原田ひとみ)
 
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第6位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 011 小日向美穂(Naked Romance) -小日向美穂(津田美波)
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第7位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 012 多田李衣菜(Twilight Sky) -多田李衣菜(青木瑠璃子)
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第8位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 014 川島瑞樹(Angel Breeze) -川島瑞樹(東山奈央)
 
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第9位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 015 本田未央(ミツボシ☆☆★) -本田未央(原紗友里)
 
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人気ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のキャラソンシリーズ、第11弾~第15弾シングルが5位から9位までを独占。
同シリーズの5作同時TOP10入りは、キャラクターシングル史上初の5作同時TOP10入りを果たした2012年4月に続き、2度目の快挙となる。
 
もちろん、5作同時TOP10入りを2度達成するのは史上初のことである。
 
 
初動売上は上から順に、2.0万枚1.9万枚1.8万枚1.7万枚1.5万枚
 
前回まとめてリリースされた第6弾~第10弾の初動が2.3~1.8万枚だったので、そこから若干売上水準が下がっている。
 
 
そもそも、第1弾~第5弾のときは3.7~3.0万枚も出ていたので、それに比べると見劣りする結果ではある。
 
ただ、一気に大量リリースされている点、ソロ設定のキャラソンであること、そして一般的なキャラソンの水準を照らし合わせると、これでも異例の成績だといえる。
 
 
リリース形態は全作品、CD1種リリース
 
物凄いコアなファンもいる市場だが、複数買いを促す商法は使わず。
 
ただ、逆にCD単体リリースでこれだけの数字を出せるセールスパワーはさすがといったところだ。
 
 
初動は多少下がっているものの、「アイマス」というコンテンツの強さは十二分に伝わる結果だろう。
サウンドスキャンでは1.6~1.2万枚ですべてTOP10入り。
 
オリコンとの乖離はそこまで大きくない。
 
~Today's Yasai Reccomend~
黒猫~Adult Black Cat~ (from「黒猫~Adult Black Cat~」) by Acid Black Cherry

2013年11月22日 (金)

シド、結成10周年で初の首位獲得! ワン・ダイレクションは急浮上!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で1/28付シングルランキングを見終わったので、本日はアルバムランキングをチェックです。

 
では、さっそく…
 
1/28付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!
 
 
第1位 SID 10th Anniversary BEST -シド
 
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シドのキャリア初のベストアルバムが初登場で1位を獲得。
 
シドにとって首位獲得はシングル、アルバムを通じてこれが初となる。
 
 
初動売上は4.5万枚
 
オリジナルアルバムだった前作『M&W』の初動4.5万枚から不変。
 
 
ベストアルバムだったが、まったく伸びなし
 
結成10週年で初のベストなので、ライト層に訴求できてもおかしくない状況だったと思うが、想像以上に閉鎖的になっていた様子。
 
 
リリース形態は【CD+DVD+ブックレット】、【CD+DVD】、【CDのみ】で計3種リリース
 
DVDの内容は2種で異なっているので、2種買い促進の複数買い促進商法
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD+ブックレット】が2.6万枚、【CD+DVD】が1.3万枚、【CDのみ】が0.6万枚で計4.5万枚。
 
特殊販路商品やイベントはなかったため、オリコンとの乖離はない。
 
 
第2位 1-2-3 -THE BAWDIES
 
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4人組ロックバンド、THE BAWDIESのメジャー4作目のオリジナルアルバムが初登場で2位にランクイン。
 
これで3作連続のTOP10入り。
 
なお、2位は前作などで記録した6位を上回り、自己最高位となる。 
 
 
初動売上は2.5万枚。前作『LIVE THE LIFE I LOVE』の初動2.0万枚から上昇。
 
自己最高初動を更新。
 
 
2010年の「CDショップ大賞」で大賞を受賞してから、3作連続での初動上昇となる。
 
派手ではないが、じわじわと数字を伸ばしており、着実にファンを増やしていることがわかるチャートアクションである。
 
 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース
 
【CD+DVD】のCDに1曲追加収録となっているが、1枚買えば事足りる仕様。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が2.4万枚でランクイン。
 
【CDのみ】はほとんど出ておらず、複数買いはほぼ発生していないことがわかる。
 
 
第3位 ONE PIECE 15th Anniversary BEST ALBUM -Various Artists
 
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アニメ「ONE PIECE」の15周年を記念した主題歌集が初登場で3位にランクイン。
 
 
初動売上は1.8万枚。前回の主題歌集『ONE PIECE MEMORIAL BEST』の初動8.2万枚から大幅ダウン。
 
前回は劇場版シリーズで初めて原作者・尾田栄一郎が製作に携わった「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」がロングヒットを続ける中でリリースし、その勢いに乗って大ヒットとなっていたが、今回は厳しい結果に。
 
 
今作が2013年1月リリース。
 
10周年記念でリリースされた前作が2010年3月リリースなので、そこからわずか2年10か月しか経っておらず、収録曲は重複だらけ
 
なお、前々回の完全に主題歌集飽和状態に陥っており、さすがに多くのファンがスルーした様子。
 
 
リリース形態はパッケージの違いで初回盤と通常盤の2種リリース
 
複数買い促進にはなっていない。
 
 
ちなみに、2010年に「10周年」、2013年に「15周年」なので、どう数えてもカウントがおかしかったりする
 
サウンドスキャンでは初回盤だけが2.0万枚でランクイン。
 
珍しくオリコンを上回る数字になっている。
 
 
 
第4位 テイク・ミー・ホーム -ワン・ダイレクション
 
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平均年齢19歳の英5人組ボーイズグループ、ワン・ダイレクションのアルバムが4位にランクイン。
 
前週の24位から一気に20ランクアップ。
 
 
2012年11月の初登場時は6位だったので、TOP5入りはこれが初となる。
 
 
週間売上は1.6万枚
 
このタイミングで初来日しており、「Mステ」に出演。
 
この出演効果で一気にチャートを駆け上がってきた。
 
ここまで「Mステ」効果が出るのはかなり久しぶりなことである。
 
 
なお、前作『アップ・オール・ナイト』も前週の34位から13位まで浮上しており、作品というよりもアーティストに注目が集まってのチャートアクションだといえる。
 
 
第5位 Sunny Side Story -戸松遥
 
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女性声優、戸松遥の2作目のオリジナルアルバムが初登場で5位にランクイン。
 
08年にシングルで記録した10位を上回る自己最高位となり、アルバムでは初のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は1.4万枚。前作『Rainbow Road』の初動0.9万枚から上昇。
 
シングル含めても、初動1.4万枚は自己最高初動となる。
 
 
スフィアとしての活動はしていたが、ソロ名義のアルバムは約3年ぶり。
 
かなりリリース間隔が開いたが、この間も多少ファンを増やしていたようで、数字は上昇している。
 
スフィアの活動が戸松自身のファン拡大にも繋がっているのかも。
 
 
リリース形態はDVDの有無で2種リリース
アイドルとしても売り出せるタイプだが、商法はアイドルのそれには及ばない優しい内容。
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が1.2万枚。
 
イベントごり押しや特殊販路商品があるわけではないので、オリコンとの乖離は小さめ。
 
【CDのみ】が数千枚でTOP20外にランクインしていると仮定すると差はほとんどないことになる。
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
東京 (from『SUPERMARKET FANTASY』) by Mr.Children

2013年11月17日 (日)

東方神起が3作連続首位! でんぱ組.incは初のTOP10入り!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で1/21付ランキングを見終わりましたので、本日からは1/28付ランキングに突入です。

今回はシングルも2記事に分けず、一気に見ていきます。

長文になりますが、どうかお付き合い。。

 

では、さっそく…

 

1/28付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの作品!

 

第1位 Catch Me -If you wanna- -東方神起

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東方神起の36枚目のシングルが初登場で1位を獲得。

これで3作連続の1位獲得、通算12作目。

TOP10獲得数は06年の「Sky」から通算28作目となり、自身が持つ海外アーティスト歴代1 位記録である「シングル首位獲得数」と「TOP10獲得数」を揃って更新した。

 

初動売上は13.7万枚。前作「ANDROID」の初動15.2万枚からダウン。

前々作が初動13.9万枚だったので、特に不調というわけではなく、だいたいいつもの安定ラインといった感じ。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CD+CD EXTRA】、【ファンクラブ盤】で計3種リリース

【ファンクラブ盤】はCDの内容は同じだが、特典付となっているため、音源も映像も特典もコンプするためには3枚買わなくてはならない、複数買い促進商法

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】が6.0万枚、【CD+CD EXTRA】が1.5万枚で計7.5万枚。

オリコンとの乖離は【ファンクラブ盤】とmu-moショップ売上分と思われる。

 

第2位 キリギリス人 -ノースリーブス

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AKB48の小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみによる3人組ユニット、ノースリーブスの9枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

これで8作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は6.3万枚。前作「ペディキュアday」の初動8.6万枚からダウン。

約1年ぶりのシングル。

主要メンバーが参加している派生ユニットで唯一、2012年にリリースがなかったのがこのノースリーブスだった。

 

イケイケのAKB派生ユニットとしてはかなりリリース間隔が開いており、やや大きく数字を下げた要因のひとつと思われる。

今回はゴールデンボンバーの鬼龍院翔が楽曲提供ということで、年始の音楽番組にも多く出演し、話題になっていたが、売上は明るい結果にならなかった。

なお、前々作では初動10万オーバーしていたので、一気にセールスパワーが落ちたことになる。

 

リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が1種で計4種リリース

【CDのみ】に入っている音源はないため、3種買い促進の複数買い促進商法となる。

 

イベント商法は【CD+DVD】3種に「スペシャル抽選券」を封入し、【CDのみ】をキャラアニで購入することで、「個別握手会参加券」が付与された。

ただ、今回の個別握手は開催の発表がリリース日直前で、かつそのイベント規模もこれまでに比べて小さかった

AKB勢は握手会をはじめとしたイベントでどれだけ稼ぐかがポイントなので、今回のイベント内容だと厳しかった様子。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】の3種が1.7万枚、1.6万枚、1.3万枚で計4.6万枚

前作が6.2万枚だったので、やはりセールスパワーは下がっていると捉えて間違いないだろう。

 

第3位 梅 -私立恵比寿中学

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ももクロの妹分、9人組女性アイドルグループ、私立恵比寿中学のメジャー3枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで3作連続のTOP10入り。

また、3位は自己最高位となる。

 

初動売上は4.1万枚

前作「Go!Go!Here We Go!ロック・リー/大人はわかってくれない」の初動2.1万枚から倍近くとなる大幅上昇となり、自己最高初動を更新。

初動だけで自己最高売上シングルとなる好調ぶり。

 

リリース形態は【CDのみ】が3形態

3種すべてCDの内容が異なっており、3種買い促進の複数買い促進商法となる。

 

タワレコやHMV特定店舗で購入することで、イベントに参加可能。

また、撮影会イベントもスタンバイされており、メンバー全員との撮影会を希望の場合は、CD18枚購入で【全員ショット券(全員ショット参加券)】を1枚配布となっている。

18枚買い促進はこのご時世でもそうそうなく、これが今回初動高騰の大きな要因だと思われる。

 

サウンドスキャンでは3形態が1.3万枚、1.1万枚、0.7万枚で計3.1万枚

 

第4位 ホイッスル~君と過ごした日々~ -miwa

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miwaの10枚目のシングルが初登場で4位にランクイン。

これで5作連続のTOP10入り。

4位は前作に続き、自己最高位タイ記録である。

 

初動売上は3.0万枚。前作「ヒカリへ」の初動2.8万枚から上昇。

これで3作連続で自己最高初動を更新ということに。

 

前作がドラマ主題歌の効果で売上爆発し、初動だけで自身最大のヒット曲となっていたが、今回はそれを超えている。

 

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

DVDの内容は異なる。

また、3形態すべてに前作「ヒカリへ」のリミックスを収録しているが、3形態すべて異なるアレンジとなっており、3種買い促進の複数買い促進商法

リミックスなのでそこまでがっつくファンがどれだけいるかは微妙だが、miwaが複数買い促進を導入するのはこれが初である。

 

今回も一応「第91回全国高等学校サッカー選手権大会」応援歌というタイアップはついているものの、前作と比べると効果はほぼないに等しい。

その分は商法でカバーしたかたちとなる。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】2種が1.6万枚と1.1万枚で計2.7万枚

片方が前々作の初動1.6万枚とほぼ同じなので、ファンはだいたい1万台半ばで、そのファンの多くがもう1種を買い足しているといった感じだろうか。

 

第5位 イノチノリズム -DANCE EARTH PARTY

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EXILEのUSA、TETSUYA、NESMITHとCrystal Kayによるプロジェクト、DANCE EARTH PARTYのシングルが初登場で5位にランクイン。

 

初動売上は1.5万枚

EXILEメンバーが参加するグループの売上としてはかなり低くなっている。

 

USAは初期メンバーなので、多少知名度はあると思われるが、TETSUYA、NESMITHはお茶の間まで浸透していると思えない。

また、Crystal Kayもかなり前にチャートに顔を見せなくなっており、2012年6月以降リリースも止まっている。

いくらEXILE関連作といっても、参加しているメンバーの人気が高くなければ、やはり厳しい展開になる様子。

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの収録内容は同じなので、パッケージ上は複数買い促進ではない。

ただ、2種セットで買うとフォトブックを抽選でプレゼントという施策が組まれているので、弱ーく複数買いを促進している。

 

サウンドスキャンではDVD付が0.6万枚でランクイン。

エイベックスではなく、ユニバーサルからのリリースだが、mu-moショップで特典付きで販売していたようなので、そこの売上分がオリコンとの差分だろう。

 

第6位 RUSTY HEARTS  -BREAKERZ

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BREAKERZの14枚目のシングルが初登場で6位にランクイン。

これでメジャーデビューから14作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は1.4万枚。前作「オーバーライト/脳内Survivor」の初動1.5万枚から微減。

前回はお得意のコナンタイアップで、今回はオンラインゲーム「RUSTY HEARTS」OPテーマ。

どちらもタイアップ効果はほぼゼロで変わりなしといった感じか。

 

リリース形態は一般流通が【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種。

これに特別販路のMusing盤(ファンクラブ盤、DVD付)1種を加えて合計4種リリース

パッケージの数は同じだが、前作は【CDのみ】にだけ別の音源が入っていたので、多少商法はレベルダウンしているものの、3種買い促進の複数買い促進商法

 

また、イベント商法はHPによると、

『「RUSTY HEARTS」の初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤、3種類 すべてご購入の方に、【BREAKERZ“ヴァンパイア”抽選会】を実施します!』

ということで、ここでも3種買いを促進している。前回も同じようなイベントがあった。

 

数字が前作からほとんど変わらないのは、パッケージ上もイベントも同じような内容だからだろう。

サウンドスキャンでは1種としてTOP20入りできず。

BeingのECサイトでの販売分はサウンドスキャン未集計となっているためと思われる。

 

以下、ピックアップ。

第8位 Silent Snow -花澤香菜

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女性声優、花澤香菜の4枚目のシングルが初登場で8位にランクイン。

これでデビューから4作連続のTOP10入りとなる。 

 

初動売上は1.3万枚。前作「happy endings」の初動1.2万枚から微増。

デビューからリリースの度に少しずつ数字を下げていたが、ここで初の回復。

 

前作はアニメタイアップがついていても数字ダウンしていて、今回はノンタイアップで回復なので、タイアップに関係なく固定ファンしか動いていないようなチャートアクション。

必ずしも「声優×アニメタイアップ」が効果的ではないことを証明するような結果である。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース。

CDの内容は2種共通なので、複数買い促進にはなっていない。

声優の中でもアイドル化に成功しているタイプなので、商法を強化すればもっと上にいけると思われる。

 

サウンドスキャンではDVD付が1.2万枚でランクイン。

CDはほとんど出ておらず、複数買いもほぼ発生していないことがわかる。

 

第10位 W.W.D/冬へと走りだすお! -でんぱ組.inc

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女性アイドルグループ、でんぱ組.incの6枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

自身初のTOP10入りとなり、自己最高位を更新。

 

初動売上は1.0万枚。前作「キラキラチューン/Sabotage」の初動0.4万枚から倍以上となる大幅上昇。

もちろん自己最高初動となる。

なお、初動だけで自身最大のヒットシングルとなる好調ぶり。人気上昇中か。

 

「W.W.D」はももクロの人気楽曲を多く手掛ける前山田健一が担当。

前回も初動を伸ばしていて、連続上昇となっている中で、アイドルファンに人気の高い前山田楽曲が突き刺さった感じ。

リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース

CDの内容は統一なので、2種買い促進の複数買い促進商法となっている。

アイドルということで、イベント商法は活発。

1枚購入で握手会参加、3枚すべて購入で2ショットチェキ会参加ということで、3枚買い促進

人気の上昇、ファンの増加に伴って複数買い商法の効力が倍増していると思われる。

 

サウンドスキャンでは【CDのみ】が0.8万枚。

【CD+DVD】はランクインできておらず、いちばん安価な【CDのみ】がイベント参加のために大量購入されたことがわかる結果になっている。

 

~Today's Yasai Reccomend~
カーラジオ (from「Always」) by 斉藤和義

2013年11月13日 (水)

浜崎あゆみ、クラシックアルバム史上初の初登場首位!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で1/21付オリコンウィークリーシングルランキングを見終わったので、本日はアルバムランキングを見ていきます。

 
 
では、さっそく…
 
1/21付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!
 
 
第1位 A Classical -浜崎あゆみ
 
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浜崎あゆみのクラシックアレンジ楽曲を集めた企画盤が初登場で首位を獲得。
 
浜崎あゆみの首位獲得はシングル、アルバムを通じて、2011年のミニアルバム『FIVE』で記録して以来、約1年4ヵ月ぶり
 
長らく首位から遠ざかっていたので、久々の首位獲得となる。
 
 
また、クラシックアルバムの首位獲得は、2000年にコンピレーションAL『image(イマージュ)』が記録して以来となり、約12年4ヵ月ぶり史上2作目
 
なお、クラシックアルバムの初登場首位はオリコン史上初の快挙となった。
 
 
 
初動売上は2.5万枚。前作『again』の初動3.4万枚からダウン。
 
先述の通り、「クラシックアルバム」という数少ないジャンルに助けられ、多くの記録を更新したものの、初動はわずか2万枚半ばで、前作割れになっている。
 
なお、そもそも2.5万枚という数字での1位はこのご時世であっても、スーパーラッキーである。
 
「結婚→離婚」報道を経て、一気に固定ファンは離れてしまったようで、企画盤とはいえどもかなり厳しい数字になってしまっている。
 
 
リリース形態は魂のCD1種リリース
 
企画盤ということで商法は緩め。
 
 
ここ数作はミニアルバムや企画盤のリリースが連発され、セールスパワーが見えづらくなっているが、ファン離れは深刻なレベルまで及んでいる様子。
 
ここから固定ファンを戻すのは至難の業なので、残ったファンをいかにつなぎとめるか…という勝負になってきそうだ。
 
 
サウンドスキャンでは1.2万枚。オリコンとの乖離が大きい。
 
エイベックス系ということで、mu-mo販売分もあると思われ、オリコンとは離れた数字になっている。
 
 
第2位 うたの☆プリンスさまっ♪シャッフルユニットCD 那月&トキヤ -四ノ宮那月(谷山紀章)、一ノ瀬トキヤ(宮野真守)
 
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「うたの☆プリンスさまっ♪」のドラマCDが初登場で2位にランクイン。
 
シングルランキングでは何度も上位入りも果たす勢いを見せ、話題になっていた「うたプリ」がアルバムランキングでもTOP3入り。
 
2位はシングルも含めて、シリーズ最高位となる。
 
 
なお、今回は「シャッフルユニットCD」の第5弾となっており、楽曲が1曲とドラマ音源が収録されている。
 
 
 
初動売上は2.1万枚。前回のシャッフルユニットCD「カミュ&レン」は1.6万枚だったので上昇。
 
第5弾にして、この企画としては最高の初動となっている。
 
 
今回は谷山紀章、宮野真守が参加ということで、人気の高い声優が参加していることが好調の要因と思われる。
 
 
リリース形態は魂のCD1種リリース
 
熱狂的なファンが多いジャンルなので、複数パッケージ出せばそれだけ売上も跳ね上がりそうだが、長期的な人気を見据えてか、ファンが毛嫌いしそうだからか、商法は使われていない。
 
 
サウンドスキャンではなんと1.9万枚で1位を獲得している。
 
 
第3位 MIRACLE -三代目J Soul Brothers
 
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前週の1位から2ランクダウン。
 
 
週間売上は2.1万枚
 
前週の5.8万枚からダウン。
 
2週目での粘りに比べるとそれほどでもないが、固定ファンがっつりのEXILE系としては緩やかな推移だといえる。
 
多少ライト層にも訴求できていると思われる。
 
 
累計は21.7万枚まで到達。
 
 
以下、ピックアップ。
 
第10位 VOICE  -2AM
 
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韓国の4人組男性グループ、2AMの日本初のアルバムが初登場で10位にランクイン。
 
 
初動売上は1.2万枚
 
先行でリリースされたシングルは4作で、それぞれ初動が2.6万枚→1.6万枚→2.0万枚→1.9万枚と推移していた。
 
 
よって、今回は初のアルバムだったが、どのシングルよりも低い数字になっており、アイドル特有の「シングル>アルバム」現象を発動してしまっている。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース
 
【CDのみ】には1曲追加収録しており、3種買い促進の複数買い促進商法となっている。
 
 
イベント商法はシングルのときと異なっており、発売記念イベント招待応募フライヤーを封入。
 
シングルのときはランダム封入のトレカの絵柄のメンバーとハイタッチできる内容だったので、それに比べるとファンの引きが悪かった様子。
 
また、シングルに比べて高価なので、ファンもなかなか複数買いできなかったのだと思われる。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の1種が0.5万枚でランクインしたのみ。
 
一般店舗以外での売上がある程度あると思われ、また他の2種にも売上が分散していることがわかる。
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
サヨナラ☆ありがとう (from「サヨナラ☆ありがとう」) by 堀田家BAND

2013年11月 9日 (土)

岩佐美咲が約40年ぶりの快挙! BABYMETALは初のTOP10入り!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で1/21付シングルランキングの4位までを見終わりましたので、本日は5位以降を新譜中心にピックアップしていきます。

 

では、さっそく…

 

1/21付オリコンウィークリーシングルランキング、第5位はこの曲!

 

第5位 もしも私が空に住んでいたら -岩佐美咲

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AKB48初の演歌歌手として活動する岩佐美咲のソロ2作目のシングルが初登場で5位にランクイン。

これで2作連続のTOP5入り。

 

女性演歌歌手によるデビューから2作連続TOP5入りは、1972年に森昌子が記録して以来となり、約40年3ヵ月ぶり史上2人目の快挙

また、デビューから2作連続「初登場での」TOP5入りはオリコン史上初の記録となった。

 

初動売上は1.9万枚。前作「無人駅」の初動2.4万枚からダウン。

前回はAKB初の演歌デビューということで多少話題性があったが、今回2作目ですぐにダウン。

ソロ活動による人気の広がりはなかった様子。

 

リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース

CDの収録内容も異なっているため、2種買い促進の複数買い促進商法となっている。

 

イベント商法は2種ともに応募型のイベント参加券を封入。

また、リリースイベントを各地で開催し、その会場でCDを購入すると握手券を配布。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】が0.7万枚、【CDのみ】が0.3万枚で計1.0万枚

特殊販路商品はないが、イベント会場での売上が集計外となっているのか、オリコンとの乖離が大きくなっている。

 

第6位 イジメ、ダメ、ゼッタイ -BABYMETAL

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女性アイドルグループ、さくら学院から派生して誕生したアイドルユニット「BABYMETAL」のメジャーデビューシングルが初登場で6位にランクイン。

これが自身初のTOP10入りとなり、6位はもちろん自己最高位。

 

初動売上は1.9万枚。前作「ヘドバンギャー!!」の初動0.4万枚から5倍近くなる大幅上昇。

派生元のさくら学院は未だ初動が1万に乗ったこともないので、派生ユニットの勢いが先行する状態になっている。

 

リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が1種で計4種リリース

DVDの内容はすべて異なり、【CDのみ】はカップリング曲が異なるため、4種買い促進の複数買い促進商法

 

アイドルということでイベント商法も活発で、主にタワレコと組んで、1枚購入で参加できるイベントや2枚購入で参加できるイベントが用意されていた。

1枚購入でポスター配布もあった様子。

 

商法はこれでもアイドルの一般的なレベルで、とりわけ破壊的な策を講じているわけではない。

それでも、2万近い数字を出しているので、「アイドルとメタルの融合」というテーマで引っ張れているファンがいると思われる。

拡大したアイドル市場で差別化を狙い、成功しているパターンか。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】のうちの2種が0.4万枚と0.3万枚で計0.7万枚

他の2種も同じくらいでTOP20圏外にランクインしていると思われ、売上は完全に分散している。

 

第7位 Dance My Generation -ゴールデンボンバー

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前週の1位から6ランクダウン。

2週連続のTOP10入り。

 

週間売上は1.5万枚

前週の初動12.5万枚から一気に8分の1以下になる暴落。

やはり初動高騰は「握手会効果」が大きかったようで、2週目での粘りはまったくなかった。

 

累計は13.9万枚を突破。

 

以下、新譜をピックアップ。

第9位 人生わははっ! -風男塾

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8人組男装女性アイドルグループ、風男塾の10枚目(※旧名義含む)のシングルが初登場で9位にランクイン。

トップ10入りは2010年リリースの「無敵!夏休み」(腐男塾名義)以来で、通算4作目。

なお、現在の「風男塾」名義としては初のTOP10入りとなる。

 

初動売上は1.1万枚。前作「雨ときどき晴れのち虹」の初動1.2万枚から微減。

初動は前作から下がっているが、周りに強敵がいなかったため、久しぶりにTOP10を達成した。

 

リリース携帯は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種、特殊販路で【イベント限定盤】が1種存在して、合計4種リリース

【CDのみ】はカップリングが1曲多くなっており、3種買いの複数買い促進商法となっている。

 

前作はメンバー8人仕様のパッケージ(【CD+DVD】)があり、鬼の10種リリースだったので、今回パッケージは大幅に減っている。

そんな状況下、微減で済んでいるのはイベント商法が強化されたため。

 

今回は【イベント限定盤】1枚購入で握手会に参加でき、4枚まとめ買いで撮影会に参加できるという、4種買い促進の内容となっている。

これによって、多くのファンが4枚以上購入したと思われ、結果的にパッケージ数は減っていても初動はそれほど前作から変わらなかった。

 

サウンドスキャンでは1種もランクインできず。

【イベント限定盤】が未集計になっていると思われ、逆に、オリコンの数字はこれが大半を占めているということだろう。

 

第10位 時空ツアーズ -竹達彩奈

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声優、竹達彩奈の3枚目のシングルが初登場で10位にランクイン。

これでソロデビューから3作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は0.9万枚。前作「♪の国のアリス」の初動1.0万枚から微減。

今回は1万枚を割ったが、低レベルに助けられ、TOP10となった。

 

リリース形態はDVDの有無で2種リリース

CDの内容は同じなので、複数買い促進ではない。

 

また、特定の店舗で購入することで参加できるイベントはあるものの、アイドル勢のような規模ではない。

商法的にはやさしいので、一部のファンが大量に買っているという線は薄く、固定ファンは1万はいかずともそれなりに付いている様子。

 

なお、今作はあの筒美京平による作曲で、作詞はチャットモンチーのプロデュースなどを手掛けた、いしわたり淳治。

声優歌手というジャンルながら閉鎖的ではなく、声優ファン以外への訴求も狙ったような制作陣となっている。

 

サウンドスキャンではDVD付が0.7万枚でランクイン。

 

~Today's Yasai Reccomend~
いつか君が (from「GOUNN」) by ももいろクローバーZ

2013年11月 4日 (月)

山田涼介、10代男性ソロ32年ぶりのデビュー作首位!

本日もチャートチェックを進めます。

連休で少し時間があるので、更新ペースを上げていきます。

 

前々回の記事で1/14付ランキングを見終わりましたので、本日は1/21付ランキングに突入です。

まずはいつも通り、シングルランキングから見ていきます。

 

※ここ何回かはシングルランキングもひと記事で見てきましたが、1/21付は新譜が多いので2記事に分けてチェックです。

 

では、さっそく…

1/21付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲

 

第1位 ミステリー ヴァージン -山田涼介

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Hey!Say!JUMPのメンバー、山田涼介のソロデビューシングルが初登場で首位を獲得。

 

10代男性ソロアーティストのシングル首位獲得は、1985年に 「にくまれそうなNEWフェイス」で吉川晃司(当時19歳9ヵ月)が記録して以来、約27年8ヵ月ぶり

なお、1stシングルとしては1980年に近藤真彦が「スニーカーぶる~す」で記録して以来となり、約32年1ヵ月ぶり史上2人目の快挙となった。

また、平成生まれの男性ソロアーティストがシングルで首位を獲得するのもこれが初となる。

 

初動売上は18.9万枚

Hey!Say!JUMPの直近シングル「SUPER DELICATE」が初動24.9万枚であり、その7割以上をひとりで売上げたことになる。

また、中山優馬、知念侑李とのグループ、NYCの初動は軽く超えてしまっている。

 

Hey!Say!JUMPのフロントメンバーなのは周知のことだが、思っていた以上にセールスパワーが高い。

ただ、今回ここまで高い初動となったのは商法の影響も色濃い。

 

リリース形態は一般流通が【CD+DVD】が2種、【CDのみ】が1種で計3種。

これに特殊販路での【日テレHP限定盤」が1種存在し、合計4種リリースとなっている。

 

4形態すべてでCDの収録内容が異なっているため、4種買い促進の複数買い促進商法

Hey!Say!の直近作は一般流通で3種だったので、それよりもパッケージが多いことになる。

 

また、プレゼント施策も用意されており、一般流通3種を購入することで全員に「携帯待ち受け」を配布。

応募特典としては、5,000人に「シール」、5人に「オリジナル・ブルゾン」をプレゼントとなっている。

 

それとは別に【日テレ限定盤】を購入することで「着ボイス」(全3種)もプレゼントされた。

ファンにとっては音源と映像以外にも色々用意されているので、4枚以上買っているファンも多くいると思われる。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】の2種が6.4万枚と5.6万枚、【CDのみ】が4.9万枚で計16.9万枚。

見事なまでに売上が3種に分散されており、ほとんどのファンが3種セットで買っていることがよくわかる結果になっている。

なお、【日テレ限定盤】は最大でも2万枚程度しか売れていない様子。

 

第2位 Deeper Deeper/Nothing Helps -ONE OK ROCK

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4人組ロックバンド、ONE OK ROCKの8枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。

前作で記録した5位を上回り、シングルでは初のTOP3入りとなる。

なお、これで5作連続のTOP10入り。

 

初動売上は4.4万枚。前作「The Beginning」の初動4.4万枚と同水準。

四捨五入しないと今作が初動43,812枚で、前作が43,752枚だったので、これで4作連続初動上昇となった。

ただ、前作までは出す度にガンガン数字が伸びていたので、ここでいったん頭打ちといった感じか。

 

リリース形態は魂のCD1種リリース

アイドルではなくてもDVD有無での2種リリースが主流のこのご時世に、完全にCDだけで勝負というのはかなり稀。

小細工なしとはまさにこのことである。

 

これだと複数買いが起きようがないので、初動の数字がそのままCDを購入するレベルの固定ファンの数と捉えてよさそう。

次回以降、複数商法を使えばさらに数字が一気に跳ね上がるものと思われる。

 

サウンドスキャンでは4.3万枚で4位。

特殊販路商品やイベントは皆無のため、オリコンとほぼ同じ数字となっている。

 

第3位 REASON -ゆず

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ゆずの37枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。

これで36作連続のTOP10入りとなる。

 

初動売上は4.2万枚。前作「また明日」の初動3.3万枚から上昇。

今回はアニメ「HUNTER×HUNTER」タイアップとなっており、地上波でも劇場盤でも起用。

そのアニメタイアップ効果で、商法が普段と異なっている。

 

今作のリリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【アニメ盤(CD+DVD)】で計3種リリース

【アニメ盤(CD+DVD)】は少し特殊でCDにはゆずではなく、アニメで声優を務める潘めぐみ、伊瀬茉莉也、平野綾の3人が歌唱する楽曲が収録されている(楽曲はゆず提供)。

DVDもその3人のドキュメンタリー映像などになっているので、ゆずファンはなく、声優およびアニメファン向けの内容になっている。

 

そのため、ゆず史上初の複数買い促進商法ながら、購入層は完全に分かれていると思われ、ゆずファンの購入枚数はそれほど伸びていないと思われる。

 

サウンドスキャンでは【CD+DVD】が3.1万枚、【アニメ盤】が0.7万枚で計3.8万枚

前作のサウンドスキャン売上が3.2万枚だったので、【アニメ盤】を除くと前作とほとんど変わらない結果に。

あくまでゆずファン購入分はいつも通りで、そこにアニメおよび声優ファンの【アニメ盤】購入分がトンと乗った感じだと思われる。

 

第4位 BUNBUN NINE9' -Cheeky Parade

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エイベックス所属の女性アイドルグループ、Cheeky Paradeのメジャーデビューシングルが初登場で4位にランクイン。

同じくエイベックス初のアイドルグループ、SUPER☆GiRLSの妹分にあたる。

 

初動売上は2.2万枚

インディーズでリリースされた前作「Cheeky dreamer」の初動は販路限定ということもあり、わずか230枚だったので、そこから大幅上昇。

メジャーデビューシングルでいきなり初動は2万を超え、TOP5入りまで達成している。

 

リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。

特殊販路で【ローソン・HMV限定盤】、【イベント会場・mu-moショップ限定盤】が2種あり、合計4種リリース

 

【CDのみ】と【ローソン・HMV盤】には異なる音源が収録されているため、音源と映像を購入でコンプするには3形態買わなくてはならない、複数買い促進商法

 

アイドルということでやはりイベント商法が活発で、【イベント~盤】以外の3種には「握手会イベント参加券」を封入。

発売週には立て続けにリリース記念イベントが開催された様子。

 

また、【CD+DVD】、【CDのみ】、【イベント~盤】の3種はECサイト上でセット販売もされており、「BOX固め売り商法」が展開されている。

これを購入することで「2ショット撮影会」に参加可能なので、多くのファンが手を出していると思われる。

また、このセットは1つ売れるたびにオリコン上は3枚カウントされているはず。

 

一部の固定ファンに強烈に複数買いを促しての初動2万オーバーではあるが、今後TOP10の常連になるのは間違いといったところ。 

 

サウンドスキャンでは1種としてTOP20にランクインできず。

3種セットなど販路限定商品がことごとく集計外になっている為だろう。

 

~Today's Yasai Reccomend~
ジュブナイル (from『ねえママ あなたの言うとおり』) by amazarashi
Løve Rainbow (from『Beautiful World』) by 嵐

2013年11月 3日 (日)

11月新譜チェック~SKE48&乃木坂46登場! 秋のリリースラッシュ到来!~

11月です。

すっかり秋になり、アウターなしでは外に出られない季節になりました。

 

そして、ついに今年もあと2ヵ月です。

2013年音楽シーンも残すとこあとわずかですが、11月は空前のリリースラッシュ到来。

チャートレベルは上がること間違いなしで、にぎやかなひと月になりそう。

では、どんなラインナップなのかチェックということで、本日は11月の新譜チェックをいたします。

みなさん気になる新譜を見つけてくださいね。

 

太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。

いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。

 
 

それでは、Let's check!

 

11/6

  • サヨナラ☆ありがとう - 堀田家 BAND
  • GOUNN - ももいろクローバーZ
  • 都会の一人暮らし/愛ってもっと斬新 - ℃-ute
  • もったいないとらんど - きゃりーぱみゅぱみゅ
  • 太陽の女神 - 家入レオ
  • ANNIVERSARY - シド
  • ANGEL/遠くまで - angela
  • 君の銀の庭 - Kalafina
  • 桜のあと(all quartets lead to the?) - UNISON SQUARE GARDEN
  • Don't Stop The Move, Keep On Dancing!!! - the telephones
  • SEXY BODY - OKAMOTO'S
  • ときめきのヘッドライナー - Negicco

11/13

  • SNOW DOMEの約束/Luv Sick - Kis-My-Ft2
  • Dreaming Now! - 倖田來未
  • 雨のち晴レルヤ/守ってあげたい - ゆず
  • シャウト!!! - アイドリング!!!
  • mero mero - アイドリングNEO
  • 乱 - LUNA SEA
  • S・M・L☆ - アフィリア・サーガ
  • GLORIOUS - THE ALFEE
  • JUST ONE LIFE - SPYAIR
  • Golden Time - 堀江由衣
  • THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 021佐久間まゆ - 佐久間繭(CV:牧野由依)
  • THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 022白坂小梅 - 白坂小梅(CV:逢坂繊維)
  • THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 023緒方智絵里 - 緒方千恵里(CV:大空直美)
  • THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 024アナスタシア - アナスタシア(CV:上坂スミレ)
  • THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 025高森藍子 - 高森愛子(CV:金子由紀)
  • 今、伝えたいこと - CODE-V
  • シリウス - 藍井エイル
  • SLY - RIP SLYME
  • シンクロマニカ - ねごと

11/20

  • 賛成カワイイ! - SKE48
  • 黒猫~Adult Black Cat~ - Acid Black Cherry
  • クルクル - e-girls
  • 未確認中学生 - 私立恵比寿中学
  • ROAD TO BUDOKAN 2013~ちいさな奇跡~ - 東京女子流【11/22リリース】
  • NUMBER NINE (Japanese ver.)/記憶~君がくれた道標(みちしるべ)~ - T-ARA
  • THE SEVEN SEAS - THE BAWDIES
  • Oh my destiny - バクステ外神田一丁目
  • Love Treasure - √5
  • Re: - 9nine
  • pretty fever - 寿美菜子
  • 守ってあげたい - JUJU
  • 粉雪 - BENI
  • あなたへ - エレファントカシマシ

11/27

  • バレッタ - 乃木坂46
  • Very Merry Xmas - 東方神起  
  • Sweet Refrain - Perfume
  • フレンチキス - KARA
  • DIAMOND SKIN/虹のポケット/CRAZY DANCE - GLAY
  • タイトル未定 - UVERworld
  • Sticking Places - スフィア
  • Music S.T.A.R.T!! - μ's
  • 手紙 - ナオト・インティライミ
  • X'masラブストーリー。 - Sonar Pocket
  • Lily - Dragon Ash
  • 僕らの物語 - GReeeeN
  • エデン - Aqua Timez
  • I Promise You - DEEP
  • ファンファーレがきこえる/senkou_hanabi - Base Ball Bear
  • Missing - androp
  • Every Hero/Strong Alone - kaho

 

ざっとこんな感じ。

初動で数十万を叩き出す大物から中堅までリリースが立て込み、先月までと比べると一気にリリースラッシュに。

それでは、週ごとのポイントチェックです。

 

 

まず、1週目はジャニーズの企画シングル、「堀田家BAND」が登場。

KAT-TUNの亀梨和也と玉置浩二が出演するドラマからのシングルで、2人のデュエット曲となっている。

亀梨の企画モノとしては、過去に「修二と彰」で記録的ヒットを飛ばしているが、今回は果たして。

 

また、1週目にはもももいろクローバーZの約1年ぶりのシングルや、この1年安定した人気を保ったきゃりーぱみゅぱみゅのCMソングもスタンバイ。

こちらの動向にも注目である。

 

続いて、2週目

1位はKis-My-Ft2の早くも今年4作目のシングルで確定。

なお、この週は女性アイドルグループのアフェリアサーガや、堀江由衣、アイマスのキャラソン5作などサブカル系のラインナップが豊富。

これらのサブカルアイテムに追いやられ、ふつうの週ならTOP10入りなのに…という作品が大量発生の可能性あり。

ゆずや倖田來未など中堅層のリリースも相まって、TOP10上位は混戦必至となりそうだ。

 

 

次に、3週目には48グループNo.2のセールスパワーを誇るSKE48が登場。

前作「美しい稲妻」は初動51.1万枚を記録し、「3作連続の初動50万オーバー」を記録していた。

前作は矢神久美や桑原みずき、平松可奈子、小木曽汐莉など人気メンバーが一気に卒業して最初のシングルで、初動減が予想されたが、勢いは止まることを知らず。

今作も前作の勢いそのままに4作連続の初動50万オーバーとなるか注目したい。

また、そうなればその結果はそのまま2013年の年間ランキングにも影響するため目が離せない。

 

同発にはAcid Black Cherryがスタンバイ。

前作は初動5.8万枚で自己最高のペースを見せ、ここにきてじわりとまたセールスパワーを伸ばしており、今回は自身初の初動6万超えを狙う。

 

また、この週はe-girls、私立恵比寿中学、東京女子流、T-ARAなどアイドル勢のリリースが多く、チャート上位は女性だらけとなりそうだ。

 

 

そして、最後の4週目

11月ラストの1位はAKB48の公式ライバルグループ、乃木坂46で確定。

乃木坂46は2013年に入って一気に人気を拡大中。

 

センターポジションを生駒里奈から白石麻衣にチェンジして挑んだ、前作「ガールズルール」は初動33.7万枚を記録し、自己最高初動を大幅に更新していた。

前作は現時点で累計45万枚を超えるヒットとなっており、これまでのシングルとは頭ひとつ抜きんでるヒットになっており、人気は加速している。

今作は果たして前作の初動33.7万枚を超えられるか、要チェック。

 

そして、この最終週は11月最大のリリースラッシュ週。

2人体制になってからも韓国の男性グループでトップクラスの人気を守る東方神起、ユニバーサル移籍で海外進出も果たし、安定の人気を誇るPerfume。

ほかにも、初動5万前後を出せる中堅層として、KARAやGLAY、まだ予定ではあるが、UVERworldのリリースもぶつかる可能性あり。

 

4~5万の売上で週間1位を獲れるこのご時世に、TOP5オール5万超えとなるかもしれず、久々に激戦が見られそうだ。

 

9月、10月とリリースが少なめだった反動のように、リリースが多い11月。

年間ランキングの発表も近づく中で、どんなヒットが出てくるのか注目したいところだ。

~Today's Yasai Reccomend~
database feat. TAKUMA(10-FEET) (from「database feat. TAKUMA(10-FEET)」 by MAN WITH A MISSION

2013年11月 2日 (土)

EXILE兄弟グループが初の1位、2位独占!

前回記事で1/14付シングルランキングを見終わったので、本日はアルバムランキングを見ていきます。

この週は正月真っ只中が集計期間ということで流通ストップで、シングル同様、新譜のリリースはほぼゼロ。

なので、さくっと見ていきます。

 

では、さっそく…

 

1/14付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!

 

第1位 MIRACLE -三代目J Soul Brothers

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2週連続1位

三代目J Soul Brothersにとって2週連続1位は、2010年11月のメジャーデビュー以来、シングル、アルバムを通じて初となった。

なお、オリジナルアルバムの2週連続1位は、AKB48が『1830m』で記録して以来、約4ヵ月ぶり。

シングルもアルバムもロングヒットが本当に少なくなったものである。

 

週間売上は5.8万枚

前週の初動13.8万枚からダウン。

数年前なら「半減以上キープ」を粘っている基準にしたものだが、現在だとこれでもかなり粘っているほうだと言える。

ちなみに、前作『TRIBAL SOUL』は初動9.3万枚から2週目で1万台まで落としていたので、今回はかなり好調

 

 

なお、流通の関係で年末から店頭に並んでいたが、もともとは元日リリース作品なので、ちゃんと元日に買った人の売上はこの週に集計されていることになる。

発売日の関係も、登場2週目である程度の数字になった要因といえそうだ。

 

累計は2週で19.6万枚

前作までとは勢いがまるで違い、ファンの拡大を感じさせるチャートアクションに。

ライト層にもある程度刺さっている様子。

 

サウンドスキャンでは【CD+2DVD】が4.3万枚(1位)、【CDのみ】が1.1万枚、【CD+DVD】が0.8万枚で計6.2万枚。

サウンドスキャンでも2週連続1位となった。

 

 

第2位 EXILE BEST HITS -LOVE SIDE / SOUL SIDE- -EXILE

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前週の3位から1ランクアップ。

これで5週連続のTOP3入りとなる。

EXILE兄弟グループが1位、2位を独占するのはこれが初となる。

 

週間売上は3.9万枚

前週の4.7万枚からダウンしているが、下がり方は緩やかでロングヒットになっている。

発売5週で累計は62.1万枚を突破。

 

第3位 ファンキーモンキーベイビーズ5 -FUNKY MONKEY BABYS

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前週の2位から1ランクダウン。

2週連続のTOP3入りとなる。

 

週間売上は3.1万枚

前週の初動8.1万枚からダウンしているが、下落率は低めでまずまずのチャートアクション。

ただ、前週同様、「最後のオリジナルアルバム」ということによる話題性は売上からはあまり感じられない。

累計は2週で11.2万枚を突破。

 

 

この週は、記事最初に書いた通り正月真っ只中で、初登場作品はTOP100内なしとなった。

 

~Today's Yasai Reccomend~
革命デュアリズム (from「革命デュアリズム」) by 水樹奈々 x T.M.Revolution

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