大変ご無沙汰しております。
今年最終週は新年の人事対応と忘年会の準備で一度も電車で帰れず、ブログ更新もお座なりになっておりました。
今はというと、すべて一段落し、地元の北海道でつかの間の休息をしております。
ということで、やっとブログに帰ってきました。
ここからは溜まった分、一気に更新していきますので、よろしくお願いします。
さて、本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で2/18付ランキングを見終わりましたので、本日は2/25付ランキングに突入。
まずはいつもどおり、シングルランキングからチェックです。
2記事に分けず、1記事で一気に見ていきます。
では、さっそく…
2/25付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲!
第1位 My Resistance -タシカナモノ-/運命Girl -Kis-My-Ft2

ジャニーズの7人組グループ、Kis-My-Ft2の6枚目のシングルが初登場で1位を獲得。
これでデビュー作「Everybody Go」から6作連続の首位獲得となる。
なお、今作の首位でデビューから3年連続首位獲得を達成。
デビューから3年連続首位は08年にKAT-TUNが達成して以来、男女グループ・ソロを通じ5年ぶりの記録である。
初動売上は31.6万枚。前作「アイノビート」の初動25.9万枚から大きく上昇。
キスマイの初動が30万枚を超えるのはデビュー作以来で、2度目。
また、そのデビューさくの初動は31.5万枚だったので、わずかながら自己最高初動を更新。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で3種。
これに特殊販路で【キスマイSHOP盤】と【セブン&アイ限定盤(CD+DVD)】が存在し、合計5種リリース。
DVDは3種すべて内容が異なり、また【CDのみ】にだけ収録の新曲あり。
全音源と映像を購入でコンプするためには4枚買わなくてはならない複数買い促進商法となっている。
なお、前作は【セブン&アイ限定盤】がなかったので、パッケージが1種増えており、初動上昇はその効果が大きいと思われる。
サウンドスキャンでは、【CD+DVD】2種が9.2万枚、6.8万枚、【CDのみ】が3.5万枚で計19.5万枚。
オリコンの乖離は11万に及んでおり、特殊販路商品2種の売上がかなり大きいことがわかる。
また、前作は【キスマイSHOP盤】だけで8万枚を超えていたので、今回はそれに【セブン&アイ限定盤】が加わり、特殊販路頼りに拍車がかかったことになる。
第2位 しぐれの港 -氷川きよし

氷川きよしの26枚目のシングルが初登場で2位にランクイン。
これで通算22作目のTOP10入りとなる。
自身の持つ演歌・歌謡ソロアーティスト歴代1位記録である『シングルTOP10獲得作品数記
録』をさらに更新した。
初動売上は4.6万枚。前作「最後と決めた女だから」の初動5.7万枚からダウン。
前々作が初動4.7万枚だったので、その水準に戻った感じ。
なお、そのひとつ前が初動6.0万枚だったので、ここ数作は数字がかなり上下している。
リリース形態は【CDのみ】で2種リリース。
2種でカップリングが異なっているため、全音源を購入でコンプするには2枚買わなくてはならない複数買い促進商法。
商法は前作と同じ。
氷川きよしといえば、コンサート(即売)の開催状況が大きく売上に影響することで有名。
今回も集計期間中にコンサートとイベントを開催しているが、数字はキープできず。
コンサートは翌週以降も続く予定だったので、発売週には買い控えたファンもいたのかもしれない。
とりあえず、この人は初動だけで人気を図ることができないのはたしかである。
サウンドスキャンでは、2種がそれぞれ2.0万枚、1.7万枚で計3.7万枚。
前作が3.8万枚だったので、オリコンではダウンしたが、こちらではほぼ横ばい。
オリコン未集計になっている分が初動上下のキーになっている様子。
第3位 さくらサンキュー -アイドリング!!!

女性アイドルグループ、アイドリング!!!の19枚目のシングルが初登場で3位にランクイン。
これで14作連続のTOP10入り。
初動売上は3.7万枚。前作「One Up!!!/苺牛乳」の初動4.3万枚からダウン。
前々作が初動5.6万枚だったので、連続でやや大きめに数字を落としている。
リリース形態は【CD+Blu-ray】、【CD+DVD】、【CDのみ】で3種リリース。
【CD+Blu-ray】、【CD+DVD】で収録曲が異なるため、2種買い促進の複数買い促進商法。
前作と同じ。
イベント商法は初回生産分に「発売記念イベント参加券」を封入し、リリース週には連日イベントを開催。
また、AKB勢と同じように「キャラアニ」予約分に個別握手会の握手券を付与。
イベント商法はかなり力が入っている。
サウンドスキャンでは、【CDのみ】が1.6万枚、【CD+Blu-ray】が0.4万枚、【CD+DVD】が0.5万枚で計2.5万枚。
前作は【CDのみ】が1.1万枚でランクインしただけだった。
イベント参加のためにいちばん安価な【CDのみ】が大量買いされている状況に変わりはなさそうだが、その比率は前作よりも上がっている様子。
第4位 ALONE -U-KISS

韓国の6人組男性アイドルグループ、U-KISSの日本6作目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これで6作連続のTOP10入り。
なお、4位は自己最高位となる。
初動売上は2.8万枚。前作「Distance...」の初動3.0万枚からダウン。
ドラマ「書店員ミチルの身の上話」主題歌となっていたが、効果はほぼないと思われる。
リリース形態は一般流通が【CD+DVD】、【CDのみ】で2種。
これに特殊販路商品として【mu-moショップ・イベント限定盤】、【PLAYBUTTON】が存在し、計4種リリース。
【CDのみ】にだけ新音源を1曲追加収録しており、2種買い促進の複数買い促進商法となっている。
また、前回に引き続き、EC経由だけで4種のセット販売がされており、DVDが特典で付いてくるというBOX固め売り商法も展開されている。
イベント商法は一般流通の2種には「イベント参加券」が封入されており、イベント会場では1枚でハイタッチ、2枚で握手ができる内容。
2枚以上の購入を促すイベント商法も前回とほぼ同じ。
やっていることは前回とほぼ同じ鬼仕様だが数字は少しダウンしている。
ただ、これくらいのダウンだとファン離れが進んでいるという解釈をすぐできず、とりあえず次回作の動向を見てから判断といったところか。
サウンドスキャンでは、【CDのみ】が1.4万枚、【CD+DVD】の0.6万枚で計2.0万枚。
イベント参加券目当てでいちばん安価な【CDのみ】が大量買いされていることがわかる。
第5位 サクラ小町 -PASSPO☆

9人組女性アイドルグループ、PASSPO☆のメジャー7枚目のシングルが初登場で5位にランクイン。
これで前作に続いて、2作連続のTOP10入りとなる。
なお、今作から「ぱすぽ☆」から「PASSPO☆」に名義が変わっている。
初動売上は1.6万枚。前作「WING」の初動0.9万枚から大きく上昇。
初動1万超えは3rdシングル以来となり、かなり久しぶり。
ただ、この復調も人気が上がったわけではなく、商法によるもの。
リリース形態は一般流通が【ファーストクラス盤(CD+DVD)】、【ビジネスクラス盤(CD+DVD)】、【エコノミークラス盤(CDのみ)】で3種。
これにユニバーサルストア限定で、3種がセットになった「面会チケット付きBOX」が3種類。
さらに、「特別チャーター便ライブチケット付きCD」が11種存在し、合計17種リリース。
イベント商法も活発で、一般流通3種には「握手会参加券」を封入。
EC限定の「面会チケット付きBOX」にはその名の通り、面会(1分間)ができるチケットが付属されている。
この面会では写真撮影やサイン、録音が自由にできたとのこと。
それにしても、BOXセットが3種出るのは異例のことで、かつイベントの自由度もかなり高いので、今回の数字上昇はこれが要因と思われる。
サウンドスキャンでは、1種もTOP20内にランクインできず。
売上のほとんどがBOXなどのEC限定商品に偏っていることがわかる。ライト層にファンはほぼいないということか。
以下、ピックアップ。
第9位 君と出会えてよかった! -YGA

吉本興業発の女性アイドルグループ、YGAの7枚目のシングルが初登場で9位にランクイン。
TOP10入りは2作ぶりで通算4作目となる。
初動売上は1.1万枚。前作「狩り女 夏子」の初動1.1万枚とほぼ同水準。
2012年の秋に解散を発表しており、今作がラストシングルだったが、最後の一撃のようなチャートアクションにはならず。
リリース形態はCD1種リリース。
上のPASSPO☆をはじめとして、女性アイドル=大量リリースが当たり前になっている中で1種リリースはかなり珍しい。
ただ、それでも初動は1万を超えており、もともとのファンの数はPASSPO☆あたりよりも多い可能性もある。
イベント商法はきっちりスタンバイされており、発売週は連日発売記念イベントを開催。
さらに、AKB勢と同じように「キャラアニ」での握手券付CDの販売も行っている。
初動が1万を超える水準に達したのはこのイベント効果なのは間違いなく、パッケージ数が1種でもここまで数字を持ち上げる力が、イベントにあることを改めて実感させられる結果に。
サウンドスキャンでは、1種もTOP20入りできず。
この週は、3位にアイドリング!!!、5位にSKE48、6位にPASSPO☆、そして9位にYGAと大所帯女性アイドルグループが軒並みランクイン。
1位のキスマイ、4位のU-KISSなどの男性アイドルも入れると、TOP10のほとんどがアイドルとなった。
~Today's Yasai Reccomend~
アイアンバイブル (from『☓と○と罰と』) by RADWIMPS
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