なかなか平日に更新できず、ペースが上がりませんが、本日もチャートチェックを進めます。
前回記事で6/24付シングルランキングのTOP3をチェックしましたので、本日は4位以降を新譜中心にチェックしていきます。
では、さっそく…
6/24付オリコンウィークリーシングルランキング、第4位はこの曲!
第4位 1% -板野友美
AKB48の板野友美のソロ4作目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これで4作連続のTOP10入り。
初動売上は4.5万枚。前作「10年後の君へ」の初動7.3万枚からダウン。
これでリリースするたびに数字を落として3作連続のダウンとなり、下げ止まらなくなっている。
なお、前々作が初動9.0万枚だったので、そこからは半減していることになり、毎回下げ幅が大きい。
ファン離れがかなり進んでいると思われ、また、今回は当時まだ所属していたAKB48の選抜総選挙が終わったばかりのタイミングでのリリースだったことも不調の要因のひとつか。
総選挙での大量買いが祟って、ファンの財布事情が厳しく、今作を大量買いできた猛者が少なかったものと思われる。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】2種と【CDのみ】1種で計3種。
これに「キャラアニ」で購入可能な【劇場盤】が1種あって、合計4種リリース。
AKB本体と同じように4形態すべてCDの収録内容が異なっており、4種買い促進の複数買い促進商法となっている。
商法が弱まったわけではないので、ダウンの要因はやはり先述の通りだろう。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】2種が1.5万枚、1.0万枚、【CDのみ】が0.5万枚で3.0万枚。
第5位 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000% アイドルソング 一ノ瀬トキヤ(CRYSTAL TIME) -一ノ瀬トキヤ(宮野真守)
アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」のキャラクター、一ノ瀬トキヤ(声優:宮野真守)によるシングルが初登場で5位にランクイン。
前作で逃したTOP5に復帰し、また、これで「うたプリ」関連作は8週連続のTOP10入りに。
初動売上は3.5万枚。
今シリーズのキャラソン最高の成績だった四ノ宮那月(CV: 谷山紀章)の初動2.8万枚を大きく超える数字を叩き出してきた。
ソロ名義でもチャート入りできる人気を誇る、宮野真守のキャラクターということが好調の要因だと思われる。
また、宮野真守はソロ名義のシングル「オルフェ」、「カノン」が「うたプリ」の主題歌になっており、「うたプリ」には欠かせない存在である。
とはいえ、第一期の一ノ瀬トキヤ(CV:宮野真守)のシングルの初動は1.5万枚で、そこからは倍以上に伸びている。
こういった比較からもアニメ人気の過熱を感じることができる。
リリース形態はCD1種リリース。
これまでと変わりなし。
サウンドスキャンでは3.3万枚。オリコンとの乖離はほとんどなし。
以下、ピックアップ。
第7位 GLORY DAYS -D☆DATE
若手俳優によるグループ「D-BOYS」のメンバーからなるユニット、D☆DATEの6作目のシングルが初登場で7位にランクイン。
これで6作連続のTOP10入り。
新メンバーの柳下大が加入してエイベックス移籍後、初のシングルとなる。
初動売上は2.4万枚。前作「JOKER」の初動2.0万枚から上昇。
前作から約1年4か月ぶりのシングル。
リリース間隔が開きながら、数字は上昇となっているが人気が伸びたわけではなさそうで。
今作のリリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が4種で計6種リリース。
3種が初回盤、3種が通常盤となっており、ジャケット写真はすべて違うが、音源と映像のコンプなら2種だけ買えば事足りる仕様の、複数買い促進商法。
ただ、ECサイトでは先行予約商品として、6形態をひとつにまとめたBOXセットも販売。
このセットを購入することで、「ミニライブ&ハイタッチ会」に参加可能だったり、サイン入りグッズが貰えたりするので、多くのファンは一般店舗ではなく、こちらに手を出していると思われる。
また、発売週には上記とは別で「ハイタッチ会」を開催しており、会場でCDを購入することが参加条件だった。
BOXセットを買っていても、会場でさらに買い足すことを促進する鬼商法。
サウンドスキャンでは案の定、1種もTOP20入りできていない。
第8位 colorful life -Dorothy Little Happy
仙台を拠点に活動する5人組女性アイドルグループ、Dorothy Little Happyのメジャー5作目のシングルが初登場で8位にランクイン。
これが初の週間TOP10入りとなる。
初動売上は1.7万枚。前作「風よはやく」の初動の0.6万枚から3倍近くになる大幅上昇。
ただし、単純に人気上昇とは言えない様子。
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース。
DVDに内容が異なり、【CDのみ】にだけ新曲を追加しているので、3種買い促進の複数買い促進商法。
ここまでは前作と同じ。
今回強化されたのはイベント商法で、発売週には秋葉原で「ミニライブ&握手&チェキ会」を開催。
イベント当日に今作を購入することで、イベントに参加できるのだが、握手に加えて、
参加券1枚→お好きなメンバー1名とチェキ
参加券2枚→お好きなメンバー2名とチェキ
参加券3枚→お好きなメンバー3名とチェキ
参加券4枚→お好きなメンバー4名とチェキ
参加券5枚→メンバー全員とワイドチェキ&全員サイン
となっており、買えば買うだけアイドルの待遇ランクが上がる仕組み。
これによって、ファンは前作までと比べられない枚数を購入したと思われる。
また、イベントはこれだけではなく、発売週にはタワレコ渋谷でも開催。
そこでも参加条件は当日のCD購入で、1枚購入なら握手、2枚購入ならチェキ会とレベル分けがされていた。
よって、初動上昇は人気上昇ではなく、イベントで大量買いを促したことによるものと判定できる。
なので、次回以降、商法の手を緩めれば、また1万以下の数字に戻る可能性が高い。
サウンドスキャンでは【CDのみ】が1.0万枚でランクイン。
上のイベント参加のために、いちばん安価な【CDのみ】が大量購入のターゲットになったのは間違いない。
また、オリコンとの乖離も大きく、mu-moショップでの販売分などが集計外のためと思われる。
第9位 拍手喝采歌合 -supercell
supercellの8作目のシングルが初登場で9位にランクイン。
3作ぶりのTOP10入り。
なおタイトルは「はくしゅかっさいうたあわせ」と読む。
初動売上は1.6万枚。前作「The Bravery」の初動1.1万枚から上昇。
アニメ「刀語」OPテーマ。
前作までもアニメタイアップだったが、今回はノイタミナ枠のアニメということでの上昇だろうか。
リリース形態は【CD+Blu-ray】、【CD+DVD】、【CDのみ】で3種リリース。
Blu-rayとDVDの内容は同じで、CDの内容も統一なので、複数買い促進ではない。
今回は映像特典として、アニメのノンクレジットムービーが入っているので、アニメファンを取り込みやすかったのかもしれない。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が0.5万枚。
アイドルタイプではないが、オリコンとの乖離がかなり大きい。原因はいったい。
~Today's Yasai Reccomend~

明日の歌 (from『泡のような愛だった』) by aiko

Droshky! (from「Adventure/Droshky!」) by [Alexandros]
最近のコメント