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2014年9月の記事

2014年9月30日 (火)

SMAP、貫録のアルバム8作連続首位!

前回記事で2014/9/15付シングルランキングを見終わりましたので、本日はアルバムランキングを見ていきます。

 
 
前週のTOP3は、
 
第1位 EXILE TRIBE REVOLUTION -EXILE TRIBE
第2位 ATTACK25 -DREAMS COME TRUE
第3位 マイ・エヴリシング -アリアナ・グランデ
 
でした。
 
 
前週に引き続き、上位入りする作品はあるのでしょうか。
 
 
では、さっそく…
 
 
2014/9/15付オリコンウィークリーアルバムチャート、第1位はこの作品!
 
 
第1位 Mr.S -SMAP
 
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SMAPの通算21作目のオリジナルアルバムが初登場で首位を獲得。
 
SMAPのアルバムの首位は、2003年リリースの15作目『SMAP016/MIJ』から8作連続で通算14作目
 
シングルを含めた首位獲得は、今回でシングル「世界に 一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」(2003年3月発売) から27作連続となった。
 
 
初動売上は18.4万枚。前作『GIFT of SMAP』の初動21.0万枚からダウン。
 
前々回のオリジナル『We are SMAP!』が初動18.0万枚だったので、それよりは高い。
 
 
前作のあと、SMAPはシングルリリースを活発に行い、シングル5作タイトル曲は9曲を発表。
 
ただ、今作に収録されたシングル曲はその9曲のうちの2曲だけ
 
売上を保つために過去のシングル曲をアレンジしてまで入れるようなアーティストも多い中で、かなり強気のスタイルである。
 
アーティスト勢もこれはなかなかできない。
 
 
リリース形態は【2CD+DVD+グッズ】、【2CD+DVD】、【2CD】で3種リリース
 
CDの内容は統一で、内容は上位互換なので、3種出ているが1枚買えば事足りる仕様。 
 
前回は特殊販路商品の【セブンネット限定盤】もあって4種だったので、今回はパッケージ減。
 
数字ダウンはこの影響が大きいと思われる。
 
 
前々回のオリジナルアルバムは1種で初動18万枚だったので、セールスパワーは逓減しているのは間違いない。
 
ただ、CD市場の縮小が止まらないご時世に、先述のシングル未収録といった条件下で、アイドルがアルバムでこれだけの初動を出せるのはやはり驚異的である。
 
 
サウンドスキャンでは【2CD+DVD】が10.9万枚、【2CD】が3.3万枚、【2CD+DVD+グッズ】が1.8万枚で合計16.0万枚。
 
今回は特殊販路商品がないので、オリコンとの乖離はそれほど大きくない。
 
前作のサウンドスキャン計が16.4万枚なので、オリコンで見て感じるほどのセールスパワーダウンはなさそうだ。
 
 
 
第2位 EXILE TRIBE REVOLUTION -EXILE TRIBE
 
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前週の1位から1ランクダウン。
 
2週連続のTOP3入り。
 
 
週間売上は4.3万枚
 
前週の初動25.1万枚からダウン。
 
ベスト的な内容ではあったが、特に粘りは見えず、広くライト層に訴求できているとは言い難い推移。
 
数年前から比べると、一気に固定ファンオンリーの世界になってしまっているようだ。
 
累計は2週で29.5万枚を突破。
 
 
 
第3位 ONE -ファンキー加藤
 
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元FUNKY MONKEY BABYSのファンキー加藤のソロアルバムが初登場で3位にランクイン。
 
3位はシングル「My VOICE」と並んで、ソロ自己最高位タイとなる。  
 
初動売上は3.4万枚
 
先行でリリースされたシングルは3作で、1st:初動3.8万枚⇒2nd:初動2.0万枚⇒3rd:初動1.0万枚と推移。
 
リリースの度に半減していき、3rdではTOP10落ちまでしてしまっていた。
 
グループからのソロは1作目が最高売上になる傾向は根強い様子。
 
 
それでもアルバム待ちのファンはある程度いたようで、1stには及ばなかったが、その次の数字に。
 
とはいえ、ファンモンのころの数字と比べると低めで、シングル初動が1万台になってしまっているここからが勝負といえそうだ。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース
 
CDは内容統一だが、DVDの内容が異なるため、2種買い促進の複数買い促進商法
 
シングルでは2種リリースだったので、これまでで最もパッケージ数が多い。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の2種が1.3万枚ずつで、【CDのみ】が1.0万枚。計3.6万枚
 
特殊販路商品などはないので、オリコンとの乖離は小さい。
 
なお、わずかにオリコンの数字を超える珍しい状態に。
 
 
 
第4位 Ⅴ -マルーン5
 
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アメリカ出身のバンド、マルーン5の5作目のオリジナルアルバムが初登場で4位にランクイン。
 
これで4作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は2.0万枚。前作『オーヴァーエクスポーズド』の初動2.5万枚からダウン。
 
前々作が初動2.9万枚だったので、数字はジリ貧。
 
 
洋楽勢は邦楽に比べるとCD市場の縮小の煽りを受けていなかったが、さすがに影響を食らってきた様子。
 
他の洋楽アーティストもダウンする例が多く、マルーン5もその流れに乗ってしまっている。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】と【CDのみ】で2種リリース
 
前作と変わらず。
 
 
前作は初動2万台から累計で13万枚を超えるところまで持っていっており、ロングヒット型アーティスト。
 
今回も初動は下がったが、2週目以降の伸び次第では前作並に持っていく可能性もあるだろう。
 
 
サウンドスキャンでは【CDのみ】が0.8万枚、【CD+DVD】が0.5万枚で計1.3万枚
 
特殊販路商品や握手会のようなイベントはなかったはずだが、オリコンとの乖離がやや大きい。
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
Ya Ya ~あの時代(とき)を忘れない~ (from『バラッド '77~'82』) by サザンオールスターズ

2014年9月28日 (日)

アニメ「Free!」キャラソンが3作同時TOP10入り!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で9/15付シングルランキングのTOP3を見終わりましたので、本日は4位以降をチェックしていきます。

 
 
では、さっそく…
 
 
9/15付オリコンウィークリーシングルランキング、第4位はこの曲!
 
 
第4位 俺たちのセレブレーション -ポルノグラフィティ
 
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ポルノグラフィティの40作目のシングルが初登場で4位にランクイン。
 
これで通算39作目のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は2.5万枚。前作「東京デスティニー」の初動2.4万枚から微増。
 
少し回復したものの、前々作の初動2.7万枚には及ばず。
 
また、その1つ前では初動3.5万枚出ていた。
 
 
ここ2作での2万台はベストアルバムの先行シングルという側面があったためと思われたが、先行シングルではない今作も2万台。
 
この位置でどうやら安定してきてしまっており、ここから再び3万ラインに戻ってくることはなかなかハードルが高そうだ。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース
 
CDの内容は同じなので、1枚買えば事足りる仕様。
 
 
次回以降、アニメドーピングもしくは商法強化をぶち込んでくるのか注目である。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が2.3万枚。
 
特殊販路商品などはないので、オリコンとの差異は小さい。
 
 
 
第5位 心のプラカード -AKB48
 
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前週の1位から4ランクダウン。
 
 
週間売上は2.2万枚
 
前週の初動100.6万枚から1週にして「45分の1」となる記録的大暴落
 
 
昨年の「恋するフォーチュンクッキー」のようなお茶の間への広がりは皆無といってもいい状況のようだ。
 
 
累計は2週で102.7万枚。
 
劇場盤の追加発注などがあれば別だが、このペースだと2週目以降の売上は5万枚にも届かないかもしれない。
 
 
 
第6位 TVアニメ『Free!-Eternal Summer-』キャラクターソング 03 松岡凛(Over the Dream) -松岡凛(CV:宮野真守)
 
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第9位 TVアニメ『Free!-Eternal Summer-』キャラクターソング 05 竜ヶ崎怜(Coming Soooon!!) -竜ヶ崎怜(CV:平川大輔)
 
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第10位 TVアニメ『Free!-Eternal Summer-』キャラクターソング 04 葉月渚(ボクカクメイ) -葉月渚(CV:代永翼)
 
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アニメ「Free!-Eternal Summer-」のキャラクターによるシングルが初登場で6位、9位、10位にそれぞれランクイン。
 
関連作が一気に3作同時TOP10入りとなった。
 
 
なお、昨年も同様のキャラクター(声優)シングルで、3作同時TOP10入りを果たしており、これで2年連続の快挙達成となった。
 
 
初動売上は1.7万枚1.5万枚1.5万枚
 
先月同シリーズで01、02がリリースされており、1.5万枚(11位)と1.6万枚(10位)だった。
 
だいたい同じ売上水準。
 
 
なお、先述の通り、昨年のアニメ第1期のときもキャラクターシングルはリリースされており、そのときの初動はだいたい1.4~1.8万枚だった。
 
売上規模はそれほど変わっておらず、第1期の頃の人気を保てている様子。
 
 
なお、このアニメにおいても、やはり宮野真守人気の影響で松岡凛(CV:宮野真守)がシリーズ最高位&最高初動となっている。
 
 
リリース形態は3作すべてCD1種リリース
 
1種で1万台半ばなので、この数字がほぼそのまま固定ファンの数と捉えてよさそう。
 
 
サウンドスキャンでは松岡凛(CV:宮野真守)が1.6万枚、竜ヶ崎怜(CV:平川大輔)が1.3万枚、葉月渚(CV:代永翼)が1.3万枚。
 
それぞれオリコンとの乖離は小さい。
 
 
以下、番外編。
 
この週は「Free!」キャラソンの占拠もあって、TOP10の売上水準が割と高めに。
 
これによって、フェアリーズ「BLING BLING MY LOVE」は初動1.5万枚出していながら、11位。
 
フェアリーズにとっては、これがデビュー以来はじめてのTOP10落ちに
 
 
さらに、チャート上位の常連であるT.M.Revolutionの「Phantom Pain」は13位に。
 
T.M.RevolutionのTOP10落ちはブレイク前の1997年4月リリース「LEVEL4」以来で、約17年5ヶ月ぶりの低順位となってしまった。
 
T.M.Rは前作から驚くほど一気に売上を落としてしまっており、次回以降の動向も少々心配である。
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
控えめI love you! (from「控えめI love you!」) by HKT48

2014年9月23日 (火)

Hey! Say! JUMPが13作連続首位! 韓国出身のB.A.Pが躍進!

本日もチャートチェックを進めます。

 
前回記事で9/8付ランキングを見終わりましたので、本日は9/15付ランキングに突入です。
 
まずはいつも通り、シングルランキングからチェックしていきます。
 
 
なお、前週のTOP3は、
 
 
第1位 心のプラカード -AKB48
第2位 涙のアトが消える頃 -V6
第3位 うたの☆プリンスさまっ♪ カルテットアイドルソング(マリアージュ/You're my life)  -寿嶺二(森久保祥太郎),黒崎蘭丸(鈴木達央),美風藍(蒼井翔太),カミュ(前野智昭) 
 
 
でした。
 
 
2週連続で上位入りする作品はあるのでしょうか。
 
 
では、さっそく…
 
 
9/15付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲!
 
 
第1位 ウィークエンダー/明日へのYELL -Hey! Say! JUMP
 
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Hey! Say! JUMPの13作目のシングルが初登場で首位を獲得。
 
これでデビュー作から13作連続の首位獲得となる。
 
 
デビューからの連続首位記録では、KinKiKidsの33作連続、KAT-TUNの22作連続、NEWSの16作連続に続く、オリコン歴代4位となっている。
 
デビュー時にはすでに多くの固定ファンを付けている、ジャニーズアイドル専用の記録となっている。
 
 
初動売上は18.5万枚。前作「AinoArika/愛すればもっとハッピーライフ」の初動20.7万枚からダウン。
 
前々作の初動16.3万枚よりは高いが、再び20万枚は割っている。
 
 
タイトル曲は両方ともメンバー出演ドラマの主題歌タイアップ。
 
前作もドラマタイアップだったが、タイアップ
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が2種で計4種リリース
 
DVDの内容は異なり、【CDのみ】にはそれぞれ異なる新曲を収録している。
 
全音源と映像を購入でコンプするには絶対に4種すべて買わなくてはならない複数買い促進商法
 
 
前作で4種リリースに手を出して、今回はそれは継続。
 
しかし、数字は下がって、3種だった前々作に近づいてしまっており、好調とはいえない。
 
次回以降、復調できるかに注目だ。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】2種が6.0万枚と5.2万枚で、【CDのみ】2種が4.0万枚と3.0万枚。計18.2万枚
 
特殊販路商品などはないので、オリコンとの乖離は小さい。
 
 
 
第2位 EXCUSE ME -B.A.P
 
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韓国出身の男性6人組グループ、B.A.Pの日本4作目のシングルが初登場で2位にランクイン。
 
2位は自己最高位タイ。
 
B.A.Pは「Best(最高の) Absolute(絶対的な) Perfect(完璧な)」の頭文字から。
 
 
初動売上は5.1万枚。前作「NO MERCY」の初動4.0万枚から上昇。
 
4作目にして自己最高初動を更新してきた。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+グッズ】、【CDのみ】で計3種リリース
 
【CDのみ】にだけ異なるカップリング曲を収録しており、音源・映像・グッズとすべてのコンテンツを購入でコンプするためには、3種すべて買わなくてはならない複数買い促進商法
 
前作と同じ売り方。
 
 
韓国アイドルということで、イベント商法が活発。
 
3種すべてに「特典お渡し会参加券」もしくは「プレゼント応募抽選券」のいずれかを1種封入。
 
 
直接メンバーと触れ合える「お渡し会」に参加するために「参加券」を引き当てる、満足する枚数まで集まるまで買い増ししたファンがいたと考えられる。
 
サウンドスキャンでは【CDのみ】が3.2万枚、【CD+DVD】が1.0万枚、【CD+グッズ】が0.7万枚で計4.9万枚。
 
いちばん安価な【CDのみ】の売上がぶっちぎりで高く、イベント参加のための大量買いの的となったことが一目でわかる結果になっている。
 
 
第3位 Always with you -GENERATIONS from EXILE TRIBE
 
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GENERATIONS from EXILE TRIBEの6作目のシングルが初登場で3位にランクイン。
 
これで6作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は4.5万枚
 
前作「NEVER LET YOU GO」の初動8.6万枚から半減近くになる大幅減。
 
前々作「HOT SHOT」は初動10.6万枚も出ていたので、2作連続でのダウンとなる。
 
 
 
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】、【CDのみ】の2種。
 
ECサイト限定で【CDのみ(ワンコイン)】が存在して、CDは計3種リリース
 
 
なお、ECサイトでは【MUSIC CARD】7種もリリースされている。
 
パッケージの数は前作とほぼ同じなので、これがダウンの要因ではない。
 
 
前作は「ファンの名前入りメッセージDVD」がプレゼントされる施策があったが、今回はそういった複数買いを助長する施策はなし。
 
ただ、ECサイトで【4形態同時購入セット】を購入することでイベント招待という施策は組まれており、イベント商法がまったくなかったわけではない。
 
 
ここまで数字が下がったということは、前作のイベントのほうが単純にファンが大量購入しやすい内容だったということだろう。
 
前作からの数か月の間に一気にファンが去ったということは考えにくいので、次回作の動向には注目したいところだ。 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】だけがランクインして0.8万枚。
 
オリコンとの乖離が大きく、EXILE mobileなどのECサイトでの売上が大きいためと思われる。
 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
生きてゆく (from「生きてゆく」) by KANA-BOON

2014年9月22日 (月)

EXILE TRIBE初のアルバムが首位! アリアナ・グランデがシンディ・ローパー以来の快挙!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で9/8付シングルランキングを見終わりましたので、本日は9/8付アルバムランキングを見ていきます。

 
 
前週のTOP3は、
 
第1位 ATTACK25 -DREAMS COME TRUE
第2位 遊 -山下智久
第3位 ひまつぶし -チームしゃちほこ
 
でした。
 
この週も上位をキープする作品はあるのでしょうか。
 
 
 
では、さっそく…
 
2014/9/8付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!
 
 
第1位 EXILE TRIBE REVOLUTION -EXILE TRIBE
 
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EXILEの関連ユニットの集合名義、EXILE TRIBEの初のアルバムが初登場で1位を獲得。
 
EXILE TRIBEは前週の9/1付でシングル「THE REVOLUTION」が首位を獲得しており、これで2週連続のオリコン首位獲得となる。
 
シングル・アルバムでの2週連続首位は、2012年8月にシングル「Moment」とアルバム『GIFT of SMAP』で達成したSMAP以来、約2年1ヵ月ぶりの記録。
 
 
初動売上は25.1万枚
 
前週のシングルは「チケット付CD商法」で売上が高騰しており、初動32.2万枚も出ていたので、それには及ばず。
 
 
表向きには、オリジナルアルバムのような扱いになっているが、内容としてはEXILEの人気曲をはじめとしたセルフカバー集に近く、企画盤寄り。
 
楽曲のラインナップ的にはベスト盤のような内容になっている。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+Blu-ray】、【CDのみ】で3種リリース
 
DVDとBlu-rayは同一内容で、CDの内容も統一。
 
上位互換の複数リリースなので、複数買い促進にはなっていない。
 
 
ただ、アイドル並のイベント商法が組まれており、「ハイタッチ会」を10月から11月にかけて開催。
 
「EXILE TRIBE mobile」などのECサイト限定で、【決起集会!!THEハイタッチ参加券1枚&Tシャツ1枚付】パッケージがリリースされており、これを購入することが参加条件。
 
収録内容は【CDのみ】と同じなので、映像(DVD・Blu-ray)も欲しいファンは一般流通盤と合わせて、購入していることになる。
 
 
また、この「ハイタッチ会」も抽選式になっているので、必ず参加できるわけではない。
 
参加するために、複数買いして応募しているファンもいると思われる。
 
 
シングルではライヴチケット、アルバムではハイタッチで数字を持ち上げており、もはや音楽作品としてどれだけ需要があるのかはわからない状態になっている。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が6.9万枚、【CD+Blu-ray】が1.4万枚、【CDのみ】が1.0万枚で合計9.3万枚
 
オリコンの半分以下となっており、乖離が大きい。
 
15万枚ほどはハイタッチ目的でのECサイト売上と見ていいだろう。
 
 
 
第2位 ATTACK25 -DREAMS COME TRUE
 
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前週の1位から1ランクダウン。
 
2週連続のTOP3入り。
 
 
週間売上は2.8万枚
 
前週の初動9.0万枚からダウン。
 
 
前回のオリジナルアルバム「LOVE CENTRAL」が初動9.2万枚→2週目2.3万枚だったので、今作のほうが粘りを見せたことになる。
 
ここまでのキャリアになっても、急落しないのはライト層にもある程度訴求できている証拠である。
 
累計は11.8万枚を突破。
 
前作は最終的に15万台後半まで伸ばしていた。
 
ここからは前作超えを目指すことになりそうだ。
 
 
 
第3位 マイ・エヴリシング -アリアナ・グランデ
 
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アメリカ出身の女性シンガー、アリアナ・グランデの2作目のオリジナルアルバムが初登場で3位にランクイン。
 
今年2/17付で3位となった1stアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』に続き、2作連続のTOP3入り。
 
洋楽アーティストによる「1stアルバムから2作連続のTOP3入り」は、シンディ・ローパーが1986年に達成して以来となり、約28年ぶりの快挙となった。
 
 
洋楽アーティストがデビューアルバムから高順位を叩き出す例はかなり少なく、注目度の高さがわかる。
 
 
 
初動売上は2.6万枚
 
前作「ユアーズ・トゥルーリー」の日本盤の初動は1.5万枚
 
ただし、2013年8月にリリースされていた米国盤がじわじわ売れていたので、日本盤リリース時にすでに累計は3.8万枚となっていた。
 
 
前作のロングヒットで人気は上がっていたようで、今回は初動から高い数字を出してきた。
 
洋楽は邦楽に比べてロングヒットする傾向があるので、このスタートからでも最終的に10万枚を突破する可能性は大いにある。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース
 
最近は洋楽アーティストでも複数商法を使うことが多い。
 
ただ、曲違いなどはないので、複数買い促進ではない。
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が1.2万枚、【CDのみ】が1.1万枚で計2.3万枚
 
日本のアイドルのような商法はやっていないので、オリコンとの乖離は小さい。
 
 
 
以下、ピックアップ。
 
第5位 Catcher In The Spy -UNISON SQUARE GARDEN
 
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3ピースバンド、UNISON SQUARE GARDENの5作目のフルアルバムが初登場で5位にランクイン。
 
前作に続き、2作連続のTOP10入り。
 
また、5位はアルバムの自己最高位となる。
 
 
初動売上は1.6万枚。前作『CIDER ROAD』の初動1.1万枚から上昇。
 
最高位と合わせて、自己最高初動も更新。
 
前々作が初動0.7万枚だったので、じわりじわりと数字を伸ばしてきている。
 
 
シングルがアニメ「TIGER & BUNNY」タイアップでチャート上位入りして、それをきっかけに人気を掴んでいる様子。
 
ここ数作は出す度に、自己最高位&最高初動をセットで更新しており、ここからどこまで伸ばしていけるか注目のバンドである。
 
リリース形態は【2CD】、【CDのみ】で2種リリース
 
内容は上位互換なので、1枚買えば事足りる仕様。
 
 
サウンドスキャンでは【2CD】が1.5万枚で、4位にランクイン。
 
アイドル的な商法は使っていないので、オリコンとの乖離はほとんどなし。
 
~Today's Yasai Reccomend~
DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~ (from「DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~」) by サザンオールスターズ

2014年9月21日 (日)

倉木麻衣が40作連続TOP10入り! KARA新体制シングルは6位に!

本日もチャートチェックを進めます。

前回記事で9/8付シングルランキングのTOP3を見終わりましたので、本日は4位以下を新譜中心にチェックしていきます。

 
 
では、さっそく…
 
 
9/8付オリコンウィークリーシングルランキング、第4位はこの曲!
 
 
第4位 英雄の詩 -THE ALFEE
 
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THE ALFEEの64作目のシングルが初登場で4位にランクイン。
 
これでシングルは49作連続のTOP10入り
 
シングルの連続TOP10入り記録では、SMAPの「53作連続」に次ぐオリコン歴代2位である。
 
 
初動売上は3.2万枚。前作「GLORIOUS」の初動2.3万枚から大きく上昇。
 
初動だけで前作の累積2.5万枚を上回る好スタート。
 
 
リリース形態は一般流通で【CDのみ】が3形態。
 
収録曲が3形態すべて異なっているため、3種買い促進の複数買い促進商法
 
 
また、今回はUNIVERSAL MUSIC STORE限定でメンバー3人の「ソロジャケットVer.」が3種リリースされており、計6種リリース
 
加えて、3種同時購入セットも用意されており、アイドル的な商法に拍車がかかっている。
 
 
また、アルバムとの連動施策もスタンバイ。
 
それがまさかの抽選で「4ショット撮影会」に招待というもの。
 
 
ネーミングが完全にAKBグループみたいだが、このご時世にパッケージを売るということはこういうことなのだろう。
 
初動上昇は上記の商法強化によるところと見てよさそうだ。
 
 
サウンドスキャンでは1種もランクインできず。
 
UNIVERSAL MUSIC STOREでの売上が大半を占めたようで、一般店舗での売上は小さいようだ。
 
 
 
第5位 無敵なハート/STAND BY YOU -倉木麻衣
 
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倉木麻衣の40作目のシングルが初登場で5位にランクイン。
 
これでデビュー曲から40作連続のTOP10入り
 
 
「デビュー曲からの40作連続TOP10入り」はソロアーティスト史上初の快挙となる。
 
※リミックス盤などで記録が途切れているアーティストが多い
 
 
初動売上は2.6万枚。前作「TRY AGAIN」の初動1.4万枚から大きく上昇。
 
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種。
 
これにビーイング系アーティスト恒例の【FC & Musing盤】が1種あって、合計4種リリース
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の片方が0.9万枚で20位にランクイン。
 
もう片方の【CD+DVD】も同じくらいの数字でTOP20圏外にランクインしていると想定すると、0.6~0.8万枚くらいが【FC & Musing盤】の売上だろうか。
 
 
 
第6位 マンマミーア! -KARA
 
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4人体制となって初となるKARAのシングルが初登場で6位にランクイン。
 
これで旧体制も含めると、11作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は2.6万枚。前作「フレンチキス」の初動3.3万枚からダウン。
 
前々作「サンキュー サマーラブ」では初動6.9万枚も出ていたので、一気に売上規模が下がってしまっている。
 
 
昨年10月ごろには「解散」の報道がされており、その結果からか前作で大幅減となっていたが、今回はそこからさらにダウンで、2万台まで落ちてしまった。
 
 
解散報道の流れのまま、今年春にニコルとジヨンが脱退。
 
解散はせずその後夏に新メンバー「ヨンジ」が加入したが、これまでの固定ファンに見切りをつけさせるきっかけになったのは間違いないだろう。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+フォトブック】、【CDのみ】で3種リリース
 
【CDのみ】にだけボーナストラックを収録しており、フォトブック含めコンテンツをすべて購入でコンプするためには、3枚すべて買わなくてはならない複数買い促進商法
 
 
前作は最後のリミッター解除で【CD+DVD】が6種と【CDのみ】が1種で計7種リリースだったので、今回は商法はレベルダウンしている。
 
商法レベルダウン+メンバーチェンジで、前作-0.7万枚ならまずまず…という見方もできるが、2011年ごろの勢いと比較するとかなりの差ができてしまった。 
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみランクインして、1.4万枚。
 
他の2種も0.5万枚くらいずつで、TOP20圏外にランクインしていると想定すると、それほどオリコンとの乖離はない。
 
 
 
第7位 ENAMEL -シド
 
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4人組V系バンド、シドの18作目のシングルが初登場で7位にランクイン。
 
これで21作連続のTOP10入り。
 
 
初動売上は2.6万枚。前作「hug」の初動2.1万枚から上昇。
 
前々作も初動2.1万枚だったので、今回は少し好調。
 
 
今作はアニメ「黒執事 Book of Circus」オープニングテーマ。
 
「黒執事」はメジャーデビューシングルでタイアップしていたアニメで、相性は良いようで、今回も数字を回復させてきた。
 
ただ、一時期のソニーお得意の「アニメドーピング」といわれるまでの数字の伸びにはなっていない。 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+フォトブック】、【CDのみ】、【アニメ盤】で4種リリース
【アニメ盤】にだけTVサイズの音源を収録しており、購入で音源や映像、ブックレットなどをコンプするには、3種買わなくてはならない複数買い促進商法
 
 
前作はすべて【CDのみ】ながらメンバー仕様のパッケージがあって、5種リリースだった。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】のみが1.1万枚でランクイン。
 
オリコンとの差分はTOP20圏外の【アニメ盤】の売上が占めている可能性が高く、この週のサウンドスキャン20位が0.8万枚なので、アニメ盤もそれに近い0.7~0.8万枚は出ている可能性がある。
 
残りの差分が【CD+フォトブック】と【CDのみ】の売上といったところか。
 
 
 
第8位 ハッシュ ハッシュ -Da-iCE
 
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5人組ダンス&ボーカルグループ、Da-iCEの3作目のシングルが初登場で8位にランクイン。
 
これで3作連続のTOP10入り。 
 
 
初動売上は2.3万枚。前作「TOKI」の初動1.5万枚から上昇。
 
順位はこれまでの2作よりも低いが、初動売上は自己最高記録を更新。
 
(1st:初動1.4万枚⇒2nd:初動1.5万枚⇒3rd:初動2.3万枚)
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース
 
2種で収録曲が違うため、2種買い促進の複数買い促進商法
 
 
パッケージ上の商法は弱めだが、イベント商法が活発で発売前からリリース記念イベントを開催。
 
6月からコンスタントに「ミニライヴ&握手会」を開催して、CD予約者には「握手会参加券」を付与、発売週以後はCD購入者に「握手会参加券」を付与。
 
また、2枚セット購入で「個別握手会」にも参加できた様子。
 
 
初動上昇に関しては、人気上昇もあるとは思うが、イベント効果もかなりあると思われる。
 
 
なお、Da-iCEはマネジメントがエイベックスで、レコードはユニバーサルとなっており、珍しいタイプである。
サウンドスキャンでは1種もランクインできず。
 
上記のイベント商法により、売上が2種に分散したのは間違いなく、2種ともこの週の20位のボーダーラインの0.8万枚を割ってしまったものと思われる。
 
 
 
第9位 VICTORY -palet
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7人組女性アイドルグループ、paletのメジャー3作目のシングルが初登場で9位にランクイン。
 
これで3作連続のTOP10入りとなる。
 
PASSPO☆の妹分グループにあたる。
 
初動売上は2.1万枚。前作「Keep on Lovin' You」の初動2.2万枚から微減。
 
6月に新メンバーが1名加入しているが、数字にはほとんど影響なし。
 
 
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が1種、【CDのみ】が2種で計3種リリース
 
なお、イベント会場限定で【ミュージック・コネクティングカード】も1種リリースされている。
 
 
【CDのみ】のカップリングは2種で異なっているが、【CD+DVD】には両方とも収録されているので、上位互換で複数買い促進になっていない。
 
 
アイドルらしくイベント商法がしっかり組まれており、発売前には予約取りイベント、発売週にはリリース記念イベントを開催。
 
CDは1枚購入で「イベント参加券」を付与、【ミュージック・コネクティングカード】は2枚で「イベント参加券」1枚付与となっていた。
 
 
また、ECサイト「キャラアニ」での購入者には「メンバー個別面会イベント参加券」を付与。 
 
【CDのみ】2種のセット購入が参加の条件になっており、複数買い促進
 
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一般流通とECサイトでそれぞれイベントを組んでおり、ほぼAKB商法。
 
売上がイベントで支えられているのは間違いない。
 
 
サウンドスキャンでは【CDのみ】が0.9万枚。
 
オリコンとの乖離が大きく、ECサイトでの売上が高いためと思われる。
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
カナリヤ鳴く空 feat. チバユウスケ (from『BEST OF TOKYO SKA 1998-2007』) by 東京スカパラダイスオーケストラ

2014年9月15日 (月)

AKB48、17作連続の初動ミリオン達成! V6は20年連続TOP10入り!

本日もチャートチェックを進めます。

 
前回記事で2014/9/1付ランキングを見終わりましたので、本日からは9/8付ランキングに突入です。
 
差が開く前に、最新週に追いつかねば。
 
 
では、さっそく…
 
 
2014/9/8付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!
 
 
第1位 心のプラカード -AKB48
 
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AKB48の37作目のシングルが初登場で首位を獲得。
 
これで24作連続の首位獲得となる。
 
 
初動売上は100.6万枚!!
 
今作も初動だけでミリオン達成
 
 
シングルのミリオンは、2011年2月の「桜の木になろう」から18作連続、通算19作目の達成
 
自身の持つ男女グループ・ソロを通じての歴代1位記録であるシングルの「連続ミリオン獲得数」および「通算ミリオン獲得数」記録をそれぞれ更新。
 
なお、歴代2位は「連続記録」も「通算記録」もB'zで13作連続と通算15作。
 
気づけば、B'zの偉業にも大差をつけるところまできてしまった。
 
 
前作「ラブラドール・レトリバー」の初動166.2万枚から、-65万枚となる大幅ダウン。
 
 
前作は年に一度の「選抜総選挙」の投票券封入シングルだったので、大幅ダウンは毎年恒例。
 
ちなみに、2013年は総選挙シングル「さよならクロール」が初動176.3万枚で、次作「恋するフォーチュンクッキー」が初動133.0万枚。-43万枚だった。
 
 
今作はロングヒットとなった「恋するフォーチュンクッキー」になぞらえたような楽曲、MV、プロモーションで勝負してきたが、2年連続で同じことは通用せず、売上規模は一気に落ちてしまった。
 
なお、デイリー売上の合計は992,698枚で100万枚には到達できていなかった
 
 
今作で2011年5月の「Everyday、カチューシャ」から17作連続の初動ミリオンとなったが、このまま勢いが落ちていくと、総選挙シングル以外では初動ミリオンはできなくなる可能性も高い。 
 
 
 
リリース形態は一般流通がすべて【CD+DVD】で8種(Type-A・B・C・Dの4形態×それぞれ握手券の有無で2パターン=8種)。
 
これに「キャラアニ」での購入がマストで特殊販路商品の【劇場盤】が1種あって、計9種リリース
 
 
イベント商法は、一般流通盤には「イベント参加券」を封入。
 
【劇場盤】には「発売記念大握手会参加券」を封入。
 
今回は「個別握手」と銘打たれておらず、前もって握手したいメンバーを指名できる方法と握手会当日に参加しているメンバーから指名できる方法が提示されている。
 
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それほどこれが初動に影響を与えたことはないと思われるが。
 
 
 
サウンドスキャンでは初回盤4形態が1~4位を独占して、5.8万枚、4.1万枚、4.0万枚、3.5万枚。
 
通常盤4形態も9位、10位、13位、17位にランクインして、それぞれ1.7万枚、1.4万枚、1.2万枚、1.0万枚で合計22.7万枚
 
オリコンとの乖離は77万枚を超えており、握手目的の【劇場盤】売上は70万程度と思われる。
 
 
 
第2位 涙のアトが消える頃 -V6
 
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V6の43作目のシングルが初登場で2位にランクイン。
 
これで43作連続のTOP10入りとなる。
 
 
これでシングルは1995年から20年連続TOP10入り
 
「20年連続TOP10入り」はB'z、SMAP、安室奈美恵に次いで史上4組目で、オリコン歴代1位タイ記録となった。
 
 
初動売上は6.1万枚。前作「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」の初動5.4万枚から上昇。
 
前々作が5.5万枚で、その前も5.6万枚。
 
ここ数作は5万台が続いていたが、ここで若干の回復を見せて好調。
 
久々に6万台に乗せている。
 
 
タイアップは恒例のドラマ「警視庁捜査一課9係」主題歌なので、その効果による上昇ではなさそう。
 
前回との違いといえば、GREEのソーシャルゲーム『ラブセン~V6とヒミツの恋~』で使用できる「アクセスシリアルコード」を封入していること。
 
V6ファンとこのゲームのユーザーは当然重複しているはずなので、その効果だと思われる。
 
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース
 
DVDの内容は異なり、【CDのみ】にだけ新曲追加なので、3種買い促進の複数買い促進商法
 
これまで通りの売り方なので、ここに上昇要因はない。
 
 
 
なお、今作は初回盤BのDVDの内容がすこぶる不評。
 
AmazonではこのDVDに納得のいかないファンの★1~2の投稿が相次いでいる。
 
次回以降、DVD付に手を出してくれなくなると厄介だが…。
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が2.2万枚と2.0万枚、【CDのみ】が1.7万枚で計5.9万枚
 
特殊販路商品はないため、オリコンとの乖離はほぼなし。
 
売上がみごとに3分割されており、ほとんどのファンが3種セットで買っていることが推測できる。
 
 
 
 
第3位 うたの☆プリンスさまっ♪ カルテットアイドルソング(マリアージュ/You're my life)  -寿嶺二(森久保祥太郎),黒崎蘭丸(鈴木達央),美風藍(蒼井翔太),カミュ(前野智昭)
 
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PSPソフト「「うたの☆プリンスさまっ♪All Star After Secret」のオープニングテーマを収録したシングルが初登場で3位にランクイン。
 
「うたプリ」関連作のTOP3入りは、今年5月に「うたの☆プリンスさまっ♪アイドルソング 寿嶺二(愛しき人へ)」が3位に入って以来。
 
シリーズ通算5作目のTOP3入りとなった。
 
 
初動売上は3.3万枚
 
前作(直近作)の「うたの☆プリンスさまっ♪アイドルソング カミュ(純潔なる愛-Aspiration-)」の初動2.2万枚から上昇。
 
 
今回は「カルテットアイドルソング」と銘打たれ、4名のキャラ(声優)が参加しているため、それが数字上昇の要因と思われる。
 
 
リリース形態は【豪華パッケージ盤(CDのみ)】と【CDのみ】で2種リリース
 
キャラ単体のシングルはすべてCD1種リリースだったが、今回は複数リリースとなっている。
 
ただし、CDの内容は統一なので、複数買い促進ではない。
 
 
何かしらキャラシングルを出せば簡単に初動2~3万枚を出せる人気を保っており、現在アニメ系のコンテンツでは抜群の安定度である。
 
今後、商法が強化されるようなことがあれば、週間1位も夢ではなさそうだ。
 
 
サウンドスキャンでは【豪華パッケージ盤】が2.9万枚で5位にランクイン。
 
オリコンとの乖離は小さい。 
 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
Traveler (from『note』) by androp
"生徒手帳の写真は気に入っていない"の法則 (from『世界の中心は大阪や~なんば自治区~』) by NMB48

2014年9月14日 (日)

ドリカムが「3年代連続アルバム首位」を達成! チームしゃちほこ初アルバムは3位に!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回の記事で9/1付シングルランキングを見終わりましたので、本日は9/1付アルバムランキングを見ていきます。

 
前週のTOP3は、
 
 
第1位 世界の中心は大阪や~なんば自治区~ -NMB48
第2位 RISE [+SOLAR & HOT] -SOL (from BIGBANG)
第3位 オールタイム・ベスト -オリジナル- -中森明菜
 
 
でした。
 
連続で上位入りする作品はあるのでしょうか。
 
 
 
では、さっそく…
 
9/1付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!
 
 
第1位 ATTACK25 -DREAMS COME TRUE
 
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DREAMS COME TRUEの17作目のオリジナルアルバムが初登場で首位を獲得。
 
シ ングル、アルバムを通じて首位は、09年のアルバム『DO YOU DREAMS COME TRUE?』で記録して以来、約5年5ヵ月ぶり。
 
アルバムの首位獲得は通算13作目となった。
 
 
また、今作の首位をもって、DREAMS COME TRUEは1990年代・2000年代に続き、2010年代でも首位獲得し、「3年代連続アルバム首位」を達成。
 
これは女性ボーカルグループとしてはオリコン史上初の快挙となった。
 
 
初動売上は9.0万枚
 
前作は企画盤の『THE SOUL FOR THE PEOPLE~東日本大震災支援ベストアルバム~』で初動は3.8万枚だった。
 
 
オリジナルアルバムとしては、2010年11月の前々作『LOVE CENTRAL』の初動9.2万枚から微減。
 
3年9か月ぶりと大きくリリース間隔が開いたが、数字はほぼほぼキープ。
この3年9ヵ月で、CD市場はさらに縮小しているので、この成績はかなり優秀である。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース
 
CDの収録内容は異なるが、【CD+DVD】のほうに追加収録なので、1枚買えば事足りる仕様で、複数買い促進ではない。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が6.9万枚、【CDのみ】が1.3万枚で計8.2万枚
 
オリコンとの乖離は小さい。
 
 
 
第2位 遊 -山下智久
 
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山下智久のミニアルバムが初登場で2位にランクイン。
 
これで4作連続のアルバムTOP3入り。
 
 
初動売上は2.5万枚
 
フルアルバムだった前作『A NUDE』の初動6.3万枚から半減以下となるダウン。
 
 
今回は初のミニアルバムということで、リリース条件などが前作までと大きく異なる。
 
 
リリース形態は一般流通では【CDのみ】で1種。
 
特殊販路商品として【山下智久SHOP盤(CD+Tシャツ)】が1種あって合計2種リリース
 
 
前作は特殊販路商品含めて4種リリースだったので、パッケージ数が減っており、それが初動ダウンの主な要因なのは間違いない。
 
また、いつもはCDの収録曲違いが当たり前になっているが、今回は内容統一。
 
 
加えて、ジャニーズファンが食いつきやすい映像(DVD)の付属はなしで、グッズとなっている。
 
よって、いつもの複数買い促進ではなく、「Tシャツが欲しいか欲しくないかでどちらかを選ぶ」かたちになったファンも多かったようで、それがそのまま数字に直撃したようだ。
 
 
 
 
サウンドスキャンでは【CDのみ】が2.1万枚。
 
オリコンとの乖離が【山下智久SHOP盤】の売上とニアリーだと思われるが、その数字は小さい。
 
やはり映像コンテンツのほうがジャニーズファンの引きはいい様子。 
 
 
第3位 ひまつぶし -チームしゃちほこ
 
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名古屋を中心に活動する「ももいろクローバーZ」の姉妹グループ、チームしゃちほこの初のアルバムが初登場で3位にランクイン。
 
初のアルバムでいきなりのTOP3入り。
 
 
初動売上は2.0万枚
 
メジャーデビュー後、先行でリリースされたシングルは3作で、初動1.4万枚→初動2.7万枚→初動3.5万枚と推移し、出す度に数字を伸びし、人気上昇を感じさせていた。
 
 
ただ、やはりアイドルなので「シングル>アルバム」現象を発動してしまっている。
 
アルバムになって単価が上がって、複数買いに金銭的制約が出てくることによる現象である。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+教則本】、【CDのみ】で3種リリース
 
CDの内容は3種統一。
 
映像とグッズをコンプするためには、2枚買わなくてはならない複数買い促進商法
 
 
直近シングルでは、DVD付が2種あったり、CDの収録違いもあったりしていたので、アルバムになって商法がレベルダウンしている。
 
先述の通り、そもそもアルバムになると複数買いが抑制されるので、それを見越しての商法ダウンかもしれない。
 
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が0.8万枚、【CDのみ】が0.6万枚、【CD+教則本】が0.6万枚で計2.0万枚。
 
特殊販路商品などがないので、オリコンの数字とがっちり合っている。
 
多くのファンが2枚以上複数買いしていることが伺える結果である。
 
 
以下、新譜をピックアップ。 
 
第7位 シングルコレクション19-24 -阿部真央
 
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阿部真央のキャリア初のシングルコレクションが初登場位で7位にランクイン。
 
これで5作連続のアルバムTOP10入り。
 
 
初動売上は0.8万枚
 
前作はオリジナルアルバム『貴方を好きな私』で、その初動1.2万枚からダウン。
 
 
固定ファンオンリーの世界になっているアーティストでよく見られる、「ベストでダウン」現象を発動してしまっている。
 
CDに新曲および新音源の収録がなかったため、固定ファンも一部スルーした様子。
 
 
ここ数年で、ベストがライト層にも刺さって売上爆発というのがめっきり減った。
 
そもそも音楽を聴く手段がCDだけじゃなくなったというが大きいのかな。
 
 
リリース形態は【CD+DVD+Tシャツ(予約限定)】、【CD+DVD】、【CDのみ】で3種リリース
 
3種出ているが、内容は上位互換なので、複数買いを促進する売り方ではない。
 
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】と【CDのみ】がそれぞれ0.4万枚ずつで計0.8万枚。
 
オリコンとの乖離はなし。
 
音源を求めるライト層は¥2,500と安価な【CDのみ】を手に取り、固定ファンは新曲の映像が入っている【CD+DVD】を手に取った感じか。
 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
光の街 (from『ラブストーリー』) by back number

2014年9月11日 (木)

タキツバが15作連続TOP10入り! 藍井エイルは「ソードアート・オンライン」で好調!

本日もチャートチェックを進めます。

 

前回記事で2014/9/1付シングルランキングのTOP3を見終わりましたので、本日は4位以降を新譜中心にチェックしていきます。

 
では、さっそく…
 
 
2014/9/1付オリコンウィークリーシングルランキング、第4位はこの曲!
 
 
第4位 抱夏-ダキナツ- -タッキー&翼
 
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タッキー&翼の15作目のシングルが初登場で4位にランクイン。
 
これで15作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は2.9万枚。前作「僕のそばには星がある/ビバビバモーレ」の初動4.3万枚からダウン。 
 
前作が2年4か月ぶりの久々シングルながら、初動をキープしていたが、ここでダウンに転じた。
 
 
若手の台頭もあるし、ジャニーズのユニットの中でもリリースが途切れがちでファン離れを起こしやすいタイプということもあるし、セールスパワーダウンも仕方がないか。
 
 
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種。
 
これに特殊販路商品で【タキツバSHOP盤(CD+DVD)】が1種あって、合計4種リリース
 
 
DVDの内容はすべて異なり、【CDのみ】にだけ新曲を追加収録しているので、4種買い促進の複数買い促進商法
 
前作は【TSUTAYA限定盤】があって、5種リリースだったので、パッケージは1種減。
 
 
パッケージ減は初動ダウンの要因のひとつと思われるが、下げ幅からしてそれだけではないと推測できる。
 
なお、発売週の週末には緊急イベントを開催していたが、順位的にはそれほどの伸びは見せていなかった。
 
とはいえ、その開催がなければ初動はさらに下がっていた可能性が高い。
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の1種が0.5万枚で19位にランクインしたのみ。
 
ECサイトでの売上が高いと思われ、オリコンとの乖離が大きくなっている。
 
 
 
第5位 嗚呼 すすきの/地球は今日も愛を育む -スマイレージ
 
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ハロプロ系アイドルユニット、スマイレージのメジャー17作目のシングルが初登場で5位にランクイン。
 
これで17作連続のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は2.8万枚。前作「ミステリーナイト!/エイティーン エモーション」の初動3.4万枚からダウン。
 
前々作が初動3.3万枚だったので、今回は安定ラインから若干落としてしまった感じ。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が4種と【CDのみ】が2種で計6種リリース
 
CDの内容は全種統一だが、DVDの内容はすべて異なっており、4種買い促進の複数買い促進商法
 
 
前作は【CDのみ】が1種だけで5種リリースだったので、今回はパッケージ増。
 
しかし、初動上昇には繋がらなかった。
 
 
イベント商法はハロプロ定番の「イベント抽選シリアルナンバーカード」を封入するものと、【CDのみ】を「キャラアニ.com」で購入することで「個別握手会参加券」が付与されるAKB商法。
 
また、発売週には会場でCDの購入を促す発売記念イベントが開催されていた様子。
 
 
リリース条件的に前作より不利なところは一見なさそうだが、イベントの強度が前回のほうが強かったのだろうか。
 
それとも、セールスパワーが下がったのか。 
 
 
サウンドスキャンでは【CDのみ】の1種が0.5万枚で18位にランクインしたのみ。
 
オリコンとの乖離である2万弱が「キャラアニ」などで購入されて未集計で、安価な【CDのみ】はイベント参加目的で多く購入されたということだろう。
 
 
 
以下、新譜をピックアップ。
 
第7位 向日葵 -PASSPO☆
 
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9人組女性アイドルグループ、PASSPO☆のメジャー13作目のシングルが初登場で7位にランクイン。 
 
これで3作連続、通算では8作目のTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は2.5万枚。前作「Perfect Sky」の初動2.2万枚から上昇。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】が3種で計4種リリース
 
【CDのみ】のうち2種は低価格盤となっている。
 
収録内容は上位互換なので、音源と映像だけなら複数買い促進になっていない。
 
 
前回は【CD+DVD】が2種あって、複数買い促進商法だったが、3種リリースだった。
 
アイドルなので映像の需要は高いと思われ、この点では商法は若干レベルダウンか。
 
 
ただ、今回はECサイト限定でU‐CONNECTカード(MUSIC CARDのユニバーサルミュージック版)がメンバーの人数分9種リリースされている。
 
これに「面会チケット」が付属されているため、イベント目当てのファンは大量買いしていると思われる。
 
 
また、発売週には発売記念イベントを開催。
 
【CD+DVD】と【CDのみ】をセット購入、もしくは【CD+DVD】と【CDのみ(低価格盤)】2種の3種セット購入で、「個別写メ会参加券」か「全員写メ会参加券」を1枚付与。
 
【CDのみ】1枚、もしくは【CDのみ(低価格盤)】×2でも「個別握手会参加券」が付与されるが、写メのほうがグレードが高いので、多くのファンはそっち狙いで動いたと思われる。  
 
ハンバーガーショップ並のセット購入推しとなっている。
 
 
サウンドスキャンでは1種もランクインできず。
 
面会チケット付きのカードがすべて集計外になっていると思われる。
 
 
第8位 Go your way -CNBLUE
 
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韓国出身の男性4人組バンド、CNBLUEのメジャー8作目のシングルが初登場で8位にランクイン。
 
これで8作連続のTOP10入り。
 
 
初動売上は2.5万枚。前作「Truth」の初動3.6万枚からダウン。
 
前々作「Lady」は初動4.2万枚出ていたので、連続で数字を落としている。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で3種。
 
これに特殊販路商品の【BOICE限定盤(CD+DVD)】が1種あって、合計4種リリース
 
 
CDは全種内容統一だが、DVDの内容はすべて異なるため、3種買い促進の複数買い促進商法
 
前作も前々作も4種リリースは変わらないので、パッケージの数で不利な条件はなし。
 
 
ただ、数作前までずっとやっていた複数枚購入者限定の施策は今回はない様子。
 
ファンの数はそれほど変わりないのかもしれないが、ファン1人あたりの購入枚数が一気に減った可能性が高く、それが初動減の理由と言えそうだ。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の1種が0.8万枚でランクインしたのみ。
 
「3形態購入者限定」などの施策を打っていたときは、複数枚ランクインしていたが、今回は1種だけとなっている。
 
オリコンとの乖離は【BOICE限定盤】が未集計となっている分だと思われる。
 
 
 
第9位 IGNITE -藍井エイル
 
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女性シンガー、藍井エイルの7作目のシングルが初登場で9位にランクイン。
 
TOP10入りは2012年11月の「INNOCENCE」で記録して以来、約1年9ヵ月ぶりとなる。
 
 
初動売上は2.1万枚。前作「虹の音」の初動0.3万枚から7倍となる大幅上昇。
 
アニメ「ソードアート・オンラインⅡ」オープニングテーマのタイアップが効果爆発した様子。
 
 
なお、前作も「ソードアート・オンライン」関連のタイアップだったが、「ソードアート・オンライン Extra Edition」という第1期の総集編のテーマソングだったので、不調だったと思われる。
 
相変わらず「ソードアート・オンライン」との相性は抜群にいいようだ。
 
 
なお、タイトル曲はiTunesチャートでも1位を獲得していて、それが印象的だった。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】、【アニメ盤(CD+DVD)】で3種リリース
 
【アニメ盤】にだけアニメVer.を収録しているが、純粋な新曲での曲違いはなし。
 
 
彼女のファンで、かつアニメファンである層にとっては、2種買い促進の複数買い促進商法である。
 
 
サウンドスキャンでは、【アニメ盤】が1.5万枚、【CD+DVD】が0.5万枚で計2.0万枚
 
オリコンとの乖離はほとんどなし。
 
【アニメ盤】の売上が全体の7割以上を占めており、アニメタイアップありきの成績であることがよくわかる。
 
 
 
以下、10~11位には人気沸騰中のアニメ「Free!」の登場キャラクターによるシングルが連続でランクイン。
 
初動は1.6万枚、1.5万枚となり、上位の売上水準が近年としてはかなり高い週に。
 
 
この週にぶつかったために、ファンキー加藤やYUKIなどある程度の知名度を持つアーティストがTOP10落ちとなった。
 
~Today's Yasai Reccomend~
Mine (from『KILLING ME SOFTLY』) by 東京女子流
夏が終わる~夏の日のオマージュ~ (from「HANABI」) by Mr.Children

2014年9月 8日 (月)

EXILE TRIBEがチケット付CDで高初動! 金爆は音楽一本勝負で2位に!

本日もチャートチェックを進めます。

もう1週前になりますが、2014/9/1付ランキングをチェックです。

 
まずはいつも通り、シングルランキングから。
 
 
前週のTOP3は、
 
第1位 Another Future -Kis-My-Ft2
第2位 EVERLASTING -L'Arc~en~Ciel
第3位 不器用太陽 -SKE48
 
でした。
 
この中で上位に残る作品はあるのでしょうか。
 
 
では、さっそく…
 
 
2014/9/1付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲!
 
 
第1位 THE REVOLUTION -EXILE TRIBE
 
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EXILEをはじめとする関連ユニットの集合名義、EXILE TRIBEの3作目のシングルが初登場で首位獲得。
 
前作に続き、2作連続の首位獲得となる。
 
 
初動売上は32.2万枚。前作「BURNING UP」の初動26.4万枚から大きく上昇。
 
また、前作の28.8万枚が同名義での最高セールスだったので、初動だけで自身最大のヒットシングルに。
 
 
同一名義ではあるが、前作は実質のところ「三代目J Soul Brothers」と「GENERATIONS」2組のメンバーによる楽曲だった。
 
今回はEXILEメンバーも参加しており、TAKAHIROもヴォーカルをとっている。ATSUSHIは未参加。
 
なので、名義こそ同じだが、かなり条件は異なる。
 
 
ただ、今回ここまで数字が高騰したのは参加メンバー云々ではなく、「ライヴチケット付きCD」商法を使ったためである。
 
 
今作のリリース形態は【CD+DVD】と【CDのみ】で2種リリース
 
CDの内容は統一なので、音源と映像という観点では1枚買えば事足りる仕様。
 
「EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014」のライヴチケットをECサイト「EX FAMILY」で購入することで、チケットにCDが付属されてくる仕組み。
 
ファンはCDを買っている意識なく、なんならCDを欲しいという思い無くとも、オリコンにはそのまま捌いたチケットの枚数と同じ売上枚数が加算されることになる。
 
 
また、この商法の影響により、デイリーベースではとんでもない事態が発生。
 
初動で32.2万枚となっているが、実はなんとデイリー初日の売上が31.4万枚だったのである。
 
つまり、デイリー2日目(正規発売日)以降の売上はわずか0.8万枚ということになり、オリコン史上に残る珍事である。
 
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が1.0万枚でランクインしたのみ。
 
オリコンとの乖離は30万枚を超えており、オリコンとサウンドスキャンの数字がここまで歪むのは前代未聞レベル。
 
ほとんどが主にチケット目当てで購入された分で、一般店舗での売上だけだとオリコンTOP10入りも危うかったというとんでもない結果である。
 
 
 
第2位 ローラの傷だらけ -ゴールデンボンバー
 
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4人組ビジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーの15作目のシングルが初登場で2位にランクイン。
 
これで4作連続のTOP3入り。(別名義除く)
 
通算8作目のシングルTOP10入りとなる。
 
 
初動売上は4.3万枚。前作「101回目の呪い」の初動15.8万枚から大幅ダウン。
 
前作から-10万枚以上となっているが、急激に人気がなくなったわけではなく、これは商法の変化によるもの。
 
 
今作のリリース形態はCD1種リリース
 
前作はMUSIC CARD含めて4種リリースだったので、パッケージ数が大きく減っている。
 
 
今回はアーティスト側の意向で「音楽だけを売る」というコンセプトになっており、1種リリースどころか、DVD等の特典やリリースイベントの開催もいっさいなしとなっている。
 
さらには、CDジャケットも真っ白となっており、「音楽一本勝負」が徹底されている。
 
 
前作ではDVD付もリリースイベント(握手会)あったので、その差は歴然で売上は大幅減に。
 
ただ、3位以下の作品の多くは複数商法に頼っての数字であり、また1位のEXILE一族は最強レベルの商法頼りでそれが反映されないサウンドスキャンではわずか1.0万枚なので、捉え方によってはゴールデンボンバー完勝である。
 
とりあえず、複数買いをほぼ排除しての今回の4万台という数字が実質の固定ファンの数に近いと思われる。
 
 
バンド系で4万の固定ファンを抱えるアーティストは現在ほとんどおらず、初動は大幅に下がったものの、人気の高さを実証する結果になった。
 
 
サウンドスキャンでは3.4万枚。
 
チケット付CDがいっさい集計されなかったEXILE TRIBEらを抑えて、首位に立っている。
 
 
 
第3位 GET AWAY/THE JOLLY ROGER -VAMPS
 
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L'Arc~en~CielのVo.hydeとOblivion DustのK.A.Zによるユニット、VAMPSの9作目のシングルが初登場で3位にランクイン。
 
これで9作連続のTOP10入り。
 
 
初動売上は3.6万枚。前作「AHEAD/REPLAY」の初動5.0万枚からダウン。
 
前々作は2010年12月にリリースされたアルバムリカットで初動2.2万枚。
 
その前が3.2万枚なので、前作から数字はダウンしたが、数字だけ見れば今回が目立って不調というわけではない。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が1種で計3種リリース
 
DVDの内容は異なり、またCDもリミックス音源が3種ですべて異なるため、購入で全音源を集めようとすれば、3枚買わなくてはならない複数買い促進商法
 
 
前作ではじめて3種になって数字を大きく伸ばしたが、すぐにダウンに転じており、ファン離れは続いていると思われる。
 
この調子だと、次回作では2種だったときの数字も下回ってしまう可能性も。
 
なんとかファン離れを止めたいところだが、このキャリアになるとなかなかパッケージを買う新規ファンを付けるのは難しそう。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の2種が1.1万枚ずつ、【CDのみ】が0.6万枚で計2.8万枚。
 
EC限定商品などはないので、オリコンとの乖離は小さい。
 
ただ、売上がみごとに3種に分散されており、ほとんどのファンが2枚ないしは3枚セットで買っていることがうかがえる結果となった。
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
花に嵐 (from『YANKEE』) by 米津玄師

2014年9月 6日 (土)

2014年9月新譜チェック~サザンが約1年ぶりの登場!~

9月になりまして。
 
月が変わりましたので、本日は新譜チェックです。
 
 
今年は秋が少し早く到着したみたいで、個人的にはとても過ごしやすい毎日。
 
ただ、気温と同じように今年の9月は音楽市場も少々涼しくなってしまいそうです。
 
 
ただ、注目作もありますので、皆さんがひとつでも気になる新譜を見つけるきっかけになったら幸いです。
 
 
 
太字はその週の1位獲得本命曲。赤文字は管理人の個人的な注目曲です。
 
いつもどおり、発表される全作品は確認不可なのでメジャーなアーティスト中心となります。
 
 
それでは、Let's check!
 
 
9/3
  • ウィークエンダー/明日へのYELL - Hey!Say!JUMP
  • Always with you - GENERATIONS from EXILE TRIBE
  • EXCUSE ME - B.A.P
  • 俺たちのセレブレーション - ポルノグラフィティ
  • キミといたナツ - NEO from アイドリング!!!
  • Phantom Pain - T.M.Revolution
  • マイム - Plastic Tree
  • YOU... feat. 仲宗根泉 (HY) - 加藤ミリヤ
  • BLING BLING MY LOVE - フェアリーズ
  • 千の翼 - livetune adding Takuro Sugawara
  • サマー・アゲインEP - さかいゆう
  • Mirror - 安田レイ
9/10
  • 東京VICTORY - サザンオールスターズ
  • Get Up! - 中山優馬
  • Highschool ♡ love - E-girls
  • SOLO DAY-Japanese ver.- - B1A4
  • 本当の恋 - May J.
  • CHANGE!!/心配性な彼女 - DAIGO
  • 故に、摩天楼 - ムック
  • You Are Not Alone - MONKEY MAJIK
  • Hopes Bright - WHITE ASH
  • LEO - tacica
9/17
  • ミダレテミナ - 2PM
  • さよならの前に - AAA
  • ちょいときまぐれ渡り鳥 - 氷川きよし
  • BRiGHT FLiGHT/L.Miranic - LiSA
  • 今さらさら - 河西智美
  • LIFE - ナオト・インティライミ
  • 想い出ブレイカー - Lead
  • ラストシーン - JUJU
  • About A Rock'n' Roll Band - the pillows
  • マイフレンド/ぼくらの歩む道 - 住岡梨奈
  • 冬の太陽/The World Record - ストレイテナー
  • きゅるきゅる - 大森靖子
  • Heroine - SOLIDEMO
9/24
  • 控えめI love you! - HKT48
  • ウェッサイ!!ガッサイ!! - LinQ
  • さよならの向う側 - 徳永英明
  • ハッピーアプリ - X21
  • 瞳に映らない - indigo la End
  • 世界が終わる夜 - ACIDMAN
  • BE HERO - 風男塾
  • 猛烈リトミック - 赤い公園
  • アンモナイト!/黄昏のラプソディ - ねごと
  • 希望の蕾 - HR
 
ざっとこんな感じ。
 
今月は8月に比べて、セールスパワーの高いアーティストのリリースが激減。
 
 
現在、チャート上位を固めているジャニーズ、48グループ、LDH系のリリースがそれぞれ2作ずつしかない。
 
また、初動で3~4万くらいを出せるような中堅層のリリースが極端に少ないため、チャートの売上水準はかなり下がってしまいそうだ。
 
 
特に、3週目から4週目にかけてはTOP10内でも1万割れする作品が大量に発生する可能性がある。
 
 
作品個別で注目なのは、やはり2週目に登場のサザンオールスターズ約1年ぶりのシングル。
 
前作「ピースとハイライト」の初動は20.7万枚で、グッズ付商品があったこともあり、このご時世、バンド作品としては最強レベルの数字を叩き出していた。
 
今回もグッズ付が用意されているが、FRAGとのことで、前回のハッピに比べると少々原価が低いように思われる。
 
 
また、すでにオリジナルアルバムのリリースがほのめかされており、アルバム待ちでシングルをスルーするファンもいそう。
 
前作並の数字を出すことができるのか、注目したいところだ。
 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
Shout (from「Shout」) by androp
花 (from『RANGE』) by ORANGE RANGE

2014年9月 2日 (火)

NMB48がアルバム2作連続首位! SOLのソロアルバムは2位に!

前回記事で8/25付シングルランキングを見終わりましたので、本日はアルバムランキングをチェックしていきます。

 

なお、前週のTOP3は、

第1位 go WEST よーいドン! -ジャニーズWEST
第2位 今から親指が消える手品しまーす。 -GReeeeN
第3位 オールタイム・ベスト -オリジナル- -中森明菜 
 
でした。
 
上位に居残る作品はあるのでしょうか。 
 
 
 
では、さっそく…
 
 
2014/8/25付オリコンウィークリーアルバムランキング、第1位はこの作品!
 
 
第1位 世界の中心は大阪や~なんば自治区~ -NMB48
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大阪の難波を拠点に活動するAKB48の姉妹グループ、NMB48の2作目のアルバムが初登場で首位を獲得。
 
これで前作に続き、2作連続の首位獲得となる。
 
 
女性グループによる1stから2作連続の首位獲得は、『ここにいたこと』と『1830m』で達成したAKB48以来、約2年ぶり史上5組目の記録となった。
 
 
初動売上は32.5万枚。前作『てっぺんとったんで!』の初動32.8万枚から微減。
 
前作から約1年半ぶり、かつ今年2月の「組閣」により新体制になってからは初のCDリリースだったが、数字はほとんど変わらず。
 
 
リリース形態は一般流通で【CD+2DVD】が3種。
 
加えて、特殊販路商品の【劇場盤(CDのみ)】が1種あって、合計4種リリースとなっている。
 
 
CDもDVDも4種すべて収録内容が大きく異なっているため、4種買い促進の複数買い促進商法
 
CDの内容違い度合いは1曲や2曲じゃないので、レンタルや配信だとしても全音源集めるのは大変な仕様となっている。
 
 
イベント商法は【劇場盤】に「個別握手会参加券」を封入。
 
前作と同じ。
 
 
アルバムながら【劇場盤】は税抜¥1,886に抑えて、シングルと大きく変わらない価格設定
 
AKBはアルバムで大きく数字を落とすことが多いが、こちらは30万枚以上出せているのは、「シングルと大きく変わらない値段ならアルバムでも大量買いする」熱狂度の高いファンが多いということだろう。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+2DVD】3種が1位~3位を独占して、4.1万枚、3.3万枚、2.6万枚で計10.0万枚
 
オリコンとの乖離は20万枚を超えており、これが【劇場盤】の売上と推測される。
 
レンタルできない映像求めて、一般流通に手を出しながらも、ほとんどは握手目的での【劇場盤】売上ということだろう。
 
 
 
第2位 RISE [+SOLAR & HOT] -SOL (from BIGBANG)
 
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BIGBANGのSOLによる日本ソロデビューアルバムが初登場で2位にランクイン。
 
これまでのソロ楽曲全てを網羅した内容になっており、初のアルバムだがベスト的な作品となっている。
 
 
初動売上は4.8万枚
 
BIGBANGとしての純粋な直近作は2012年『ALIVE』で、初動5.3万枚。
 
先に日本ソロデビューをしている、D-LITEの直近作『D'slove』の初動が3.8万枚。
 
 
グループの作品よりは低いが、メンバーのソロとしてはいちばん高いという成績に。
 
SOLはグループでもメインボーカルを務めるメンバーのようなので、これくらいの成績で妥当か。 
 
リリース形態は【2CD+DVD】、【2CD】、【PLAYBUTTON】で3種リリース
 
また、【MUSIC CARD】も3種リリースされていて、それも含めると、6種リリースとなる。
 
 
【2CD】にだけ収録の楽曲が3曲あるため、全音源と映像を購入でコンプするには2枚買わなくてはならない複数買い促進商法。 
 
また、ECサイト経由限定で「2形態 (PLAY BUTTONとCDの2種いずれか) 同時購入セット」が販売されており、購入者限定グッズが付与される仕組み。
 
なお、1種であってもECサイト経由だとグッズが付いてきた。
 
 
サウンドスキャンでは【2CD+DVD】だけが1.2万枚でランクイン。
 
グッズ目当てで、ECサイトで購入するファンが多くなって一般店舗での売上が少なかったようで、オリコンとの乖離が3.6万枚とかなり大きくなっている。
 
 
 
第3位 オールタイム・ベスト -オリジナル- -中森明菜
 
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前週の3位をキープ。
 
これで2週連続のTOP3入り。
 
 
週間売上は1.5万枚
 
前週の初動2.8万枚からダウンしているが、このご時世に「半減以上」キープを達成している。
 
初週のTOP3入りがメディアで取り上げられたのが良かったようで、粘りを見せた。
 
 
累計は2週で4.3万枚を突破。
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が1.0万枚で6位。
 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
何かが変わりそう (from『Catcher In The Spy』) by UNISON SQUARE GARDEN

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