1週間ぶりの更新になってしまいました。
これから年末に向けて、より時間が取れなくなりそうですが、コツコツ記事あげていかなくては!
前々回記事で10/13付ランキングを見終わりましたので、本日からは10/20付ランキングに突入です。
まずはいつも通り、シングルランキングから見ていきます。
前週のTOP3は、
第1位 男 never give up -Sexy Zone
第2位 思い出せない花 -フレンチ・キス
第3位 ヴァニシング・スターライト(よだかの星/Mother/Interview with Noel) -Sound Horizon
でした。
はたして上位に残る作品はあるのでしょうか。
では、さっそく…
2014/10/20付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲!
第1位 何度目の青空か? -乃木坂46
AKB48の公式ライバルグループ、乃木坂46の10作目のシングルが初登場で首位を獲得。
乃木坂46のシングル首位は2012年5月の2nd「おいでシャンプー」から9作連続・通算9作目。
シングルの「連続首位作品数」記録では、ピンク・レディーの「9作連続」に並び、AKB48の
「24作連続」、SKE48の「11作連続」に続く、女性グループ歴代3位タイに浮上した。
初動売上は47.9万枚。前作「夏のFree&Easy」の初動42.2万枚から大きく上昇。
前作でデビュー以来はじめて初動ダウンとなっていたが、そこからすぐに復調して自己最高初動を更新。
※これまでの最高初動は前々作「気づいたら片想い」で記録した45.8万枚
今作はデイリー初日だけで41.2万枚を売り上げる破竹の勢いで、デビュー以来最高の出足となっていた。
この初日売上だけで、AKB姉妹グループの直近作の初動を上回ってしまっており、女性アイドルグループでAKB本体に次ぐ存在に定着している。
今作は学業により前作不参加だった生田絵梨花が初のセンターポジションについたことで話題に。
生田はピアノの腕が注目され、メディア露出も多いメンバーであり、復活&センターということでファンが奮起した可能性がある。
リリース形態は【CD+DVD】が3種と【CDのみ】が1種で4種リリース。
CDの収録曲は4種全て異なり、またDVDも3種で内容が異なっているため、4種買い促進の複数買い促進商法。
イベント商法はいつもどおりで、【CD+DVD】3種に封入の「イベント参加券 or スペシャルプレゼント応募券」で「全国握手会」に参加可能。
また、ECサイト「forTUNE music」で【CDのみ】を購入することで、「個別握手会」に参加可能。
乃木坂46は【劇場盤】はないものの、「全国握手」と「個別握手」の2本立てスタイルは他の48グループと同じ。
パッケージ上の商法もイベント商法も前作から大きく変わりはないので、もともと右肩上がりだった状態で、前作不参加の人気メンバーが復活したことで、再び右肩上がりに復調したと見ていいだろう。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】3種が4.3万枚、3.5万枚、3.4万枚、【CDのみ】が0.4万枚で計11.6万枚。
オリコンとの乖離が36万枚を超えており、他の48グループ同様に「個別握手」目的でのECサイト「forTUNE music」売上が大半を占めていることがわかる。
なお、前作はオリコンとの乖離は約31万枚だったので、今回のほうがECサイト割合が上がっている。
「個別握手」に流れるコアなファンがまだ増えている様子。
今後、どこまでファンを拡大していくのか、注目である。
第2位 ジパング・おおきに大作戦/夢を抱きしめて -ジャニーズWEST
ジャニーズの7人組アイドルグループ、ジャニーズWESTの2作目のシングルが初登場で2位にランクイン。
デビュー作だった前作でいきなりの首位となったが、2作連続首位とはならなかった。
初動売上は11.1万枚。前作「ええじゃないか」の初動26.2万枚から半減以下となる大幅ダウン。
デビュー作でいきなり初動20万台という破竹の勢いを見せていたが、2作目で早くも失速。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が2種と【CDのみ】が2種で計4種リリース。
DVDの内容が異なり、【CDのみ】にはそれぞれ異なる楽曲を収録しているので、4種買い促進の複数買い促進商法。
前作も一般流通は4種だったが、Web限定で【MY BEST CD】がリリースされていた。
この【MY BEST CD】はメンバー7人ジャケ×新曲2曲のうち1曲チョイスで、計14パターンあった。よって、計18種。
「18種⇒4種」ではさすがに大幅ダウンは免れず、一気に10万台ギリのラインに。
また、前作ではジャニーズ恒例のデビュー作「ご祝儀買い」文化も発動していたはずなので、ここまでの大幅ダウンになったものと思われる。
サウンドスキャンでは一般流通の【CD+DVD】2種が3.4万枚と3.1万枚、【CDのみ】2種が2.6万枚、2.4万枚で合計11.5万枚。
今回はWeb限定盤など特殊販路商品がなかったので、オリコンとの乖離は小さい。
第3位 VAMPIRE'S LOVE -VAMPS
L'Arc~en~CielのHYDEとOBLIVION DUSTのK.A.Zによる音楽ユニット、VAMPSの10作目のシングルが初登場で3位にランクイン。
これで10作連続のTOP10入り。
初動売上は2.9万枚。前作「GET AWAY/THE JOLLY ROGER」の初動3.6万枚からダウン。
前々作「AHEAD/REPLAY」では初動5.0万枚も出ていたので、それと比べるとかなり低い。
前々作が目立って好調だったが、3~4万ラインが平常なので、今回は少し低め程度。
固定ファンは根強い様子。
リリース形態は【CD+DVD】、【CD+Book】、【CDのみ】で計3種リリース。
前作は【CD+DVD】が2種あったが、今回はBookに格下げ。
初動ダウンはDVDが減ったことで、単純にファン1人あたりの購入枚数が減ったためと思われる。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が1.2万枚、【CD+Book】が0.6万枚、【CDのみ】が0.3万枚で計2.1万枚。
ECサイトでの売上が多少あるのか、オリコンとの乖離がやや大きい。
第4位 DISCOVERY -DIVA
元AKB48の秋元才加、増田有華、NMB48の梅田彩佳、SNH48の宮澤佐江含む、女性10人組グループ、DIVAの4作目のシングルが初登場で4位にランクイン。
これでデビュー作から4作連続のTOP5入り。
2014年8月に解散を発表しており、これがラストシングルとなる。
なお、今作でユニット名が「DiVA」から「DIVA」に変更となっている。
初動売上は2.6万枚。前作「Lost the way」の初動6.5万枚から半減以下となる大幅ダウン。
2012年12月に増田がAKB48を脱退し、2013年1月にDiVAからの脱退も発表。
秋元も2013年8月にAKB48を卒業しており、AKB派生グループなのに脱退・卒業したメンバーもCDに参加している珍しい状態に。
なお、増田は今作のリリースが決まったことで、復帰している。
また、前作との間にはEXILEのようなオーディションを開催して、メンバーを6名増員しており、今作が10人体制での最初で最後のシングルということになる。
これまでのAKB関連グループではなかった紆余曲折を経ており、よくラストシングルまで漕ぎ着けたなという印象。
初動が大幅に下がったのも、先述のような経緯があるためと思われ、さすがに固定ファンもついてこれなかった様子。
購入層は現役メンバーの宮澤、梅田のファンがほとんどだろうか。
リリース形態は一般流通で【CD+DVD】が3種。
特殊販路商品で【劇場盤】が1種あって、計4種リリース。
DVDの内容がすべて異なり、【劇場盤】にだけ収録の楽曲はないので、3種買い促進の複数買い促進商法。
一応、AKB派生グループということで、イベント商法が組まれており、一般流通盤にアルバムと連動で「イベント参加券」を封入。
ECサイト(mu-moショップ)で販売される【劇場盤】には「握手会参加券」を封入。
48グループのセオリー通りのやり方となっている。
サウンドスキャンでは【CD+DVD】の3種が0.4万枚、0.3万枚、0.3万枚で計1.0万枚。
オリコンの数値の半分以下。
握手会目当てでmu-moショップでの【劇場盤】売上が半分以上を占めている様子。
以下、新譜をピックアップ。
第6位 包帯男/八幡の薮知らず -R指定
V系バンド、R指定の16作目のシングルが初登場で6位にランクイン。
これが自身初のTOP10入で、6位は自己最高位。
初動売上は0.7万枚。前作「病ンデル彼女」の初動0.9万枚からダウン。
数字は下がったが、周囲のレベルが低かったため、順位面では好成績となった。
リリース形態は【CD+DVD】が2種リリース。
DVDの内容は異なるため、2株買い促進の複数買い促進商法。
前作は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種だったので、今回は商法は強化されているが、数字はダウンとなっており、あまりいい状態ではない。
店舗によって購入特典DVDが異なっており、複数店舗で複数買いしたファンが多いと思われる。
V系ということで、イベントも組まれており、2形態同時購入で「イベント参加券」が付与される。
イベントは「サイン会」と「撮影会」が用意されており、どちらにも参加したい場合は最低4枚買わなくてはならない。
これだけやっていてもV系にしては商法レベルはそれほど高くないので、今後パッケージ数が増えたりすると、一気に数字が跳ね上がる可能性がある。
今後、上位常連になれるか注目である。
サウンドスキャンでは1種もランクインできず。
V系ショップでの売上が高いと思われ、それが集計外になっていると思われる。
第10位 SCARE -Angelo
ロックバンド、Angeloの11作目のシングルが初登場で10位にランクイン。
トップ10入りは2010年に「光の記憶」で記録して以来、約4年8ヶ月ぶりで、自身3作目。
初動売上は0.4万枚。前作「OUTBREAK」の初動0.5万枚から微減。
普通の週であれば、TOP20がやっとの数字だが、運がよかった。
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】で2種リリース。
【CDのみ】にだけ新曲を追加しているので、2種買い促進の複数買い促進商法。
サウンドスキャンでは1種もランクインできず。
この週のサウンドスキャンTOP20ラインが0.3万枚なので、普通に2種に売上が分散して、0.3万枚に及ばなかったと思われる。
~Today's Yasai Reccomend~

鍵のない箱 (from『鍵のない箱』) by KinKi Kids
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