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2014年11月30日 (日)

V6が1年10ヶ月ぶりの首位! GOT7の日本デビューSGがTOP3入り!

12月イブがもうすぐ終わります。

2014年も残すところ、1ヵ月ですか。 

 

社会人になってから12月は記憶喪失レベルで過ぎていくので、今年も耐えねば。

ブログもできる限り、更新していきますので、どうか見守ってください。。

 

さて、前週記事で2014/10/27付ランキングを見終わりましたので、本日からは2014/11/03付ランキングに突入。

 
まずはいつも通り、シングルランキングから見ていきます。
 
 
前週のTOP3は、
 
第1位 言ったじゃないか/CloveR -関ジャニ∞
第2位 TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人 -モーニング娘。'14
第3位 C.O.S.M.O.S.~秋桜~ -三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE
 
でした。
 
引き続き、上位を守る作品はあるのでしょうか。
 
 
では、さっそく…
 
 
2014/11/03付オリコンウィークリーシングルランキング、第1位はこの曲!
 
 
第1位 Sky's The Limit -V6
 
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V6の44作目のシングルが初登場で首位を獲得。
 
V6の首位獲得は、シングル・アルバムを通じて2012年12月リリースの「ROCK YOUR SOUL」で記録して以来、約1年10ヵ月ぶり
 
なお、シングルの首位獲得は3作ぶり、通算26作目の首位獲得となった。
 
 
初動売上は9.5万枚。前作「涙のアトが消える頃」の初動6.1万枚から大きく上昇。
 
ここにきて突如初動が大きく回復。
 
もちろん人気が回復したわけではなく、商法でのカラクリによるものである。
 
 
今作のリリース形態は【CD+DVD+MUSIC CARD】、【CD+DVD】が2種、【CDのみ】、【MUSIC CARD】で計5種リリース。
 
前作は3種だったが、今回はV6ではじめて【MUSIC CARD】がリリースされて、2種増えているいる。
 
 
ただ、単純にパッケージが2種増えたにしては数字の伸び幅が大きく、これに関しては「MUSIC CARD」も売上1枚としてカウントされているためと推測される。
 
MUSIC CARDを単品でリリースし、イベント商法と絡めているアイドルはよく見かけるが、CDと一緒にひとつのパッケージにするパターンはあまり見ない。
 
さらに、ポイントなのは【CD+DVD+MUSIC CARD】と【CD+DVD】が同じ価格ということ。
 
 
同じ値段ならそんなに欲しくなくても付いているほう…という人間心理で、敢えてMUSIC CARDが付いていないほうを選択する消費者はいないと思われ、【CD+DVD+MUSIC CARD】に手を出すよう誘導されているようにも捉えられる。
 
よって、【CD+DVD+MUSIC CARD】を買う消費者(ファン)に意識させずに、売上ダブルカウントできていることになる。
 
時代の変化に対応せず、従前からの集計方法を続けるオリコンの穴をついた商法である。
 
 
このやり方なら極端な話、オリコン上の数字を2倍、3倍と増幅させていくことが可能で、V6より売上規模が大きいアイドルが使えば、爆発的な売上数値が刻まれることになる。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が2.8万枚、【CD+DVD+MUSIC CARD】が2.2万枚、【CDのみ】が1.6万枚で計6.6万枚。
 
オリコンとの乖離が3万枚近くあり、どうやらサウンドスキャンではダブルカウントされていない様子。
 
また、6.6万枚は前作のオリコン初動6.1万枚とほぼほぼ同じで、人気などに変化があったわけではないことがわかる。
 
 
 
第2位 INCUBUS -Acid Black Cherry
 
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Janne Da ArcのVo.yasuのソロプロジェクト、Acid Black Cherryの19作目のシングルが初登場で2位にランクイン。
 
これで19作連続のTOP10入り
 
 
2位はシングルの自己最高位タイ。
 
ちなみに、シングルで2位を獲得するのは今回が7作目で「シングル週間1位未獲得アーティストの最多2位獲得記録」を樹立。
 
高い人気を維持し続けることが前提の記録なので、連続1位と同じくらい凄い気がする。
 
 
 
初動売上は6.5万枚。前作「君がいない、あの日から…」の初動5.7万枚から上昇。
 
そして、ソロデビューから7年以上経過したこのタイミングで、自己最高初動を更新
 
 
バンドからのソロデビューで成功する人は少なく、成功といえる例でもソロデビューから間もない時期に最高初動を記録することが多いので、これもまたかなりレアな記録だといえる。
 
 
リリース形態は【CD+DVD】、【CDのみ】が2種で計3種リリース
 
CDの内容は統一なので、3種出ていても上位互換で1枚買えば事足りる仕様。
 
ただ、熱狂的なファンが付いているので、その層はジャケット写真のコンプを目指して複数買いしていると思われる。
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】が3.1万枚、【CDのみ】が0.9万枚で計4.0万枚。
 
TOP20圏外にもう1種の【CDのみ】がランクインしていると想定しても、オリコンとの乖離がやや大きい。
 
エイベックス系なので、mu-moショップ売上がある程度あるのだろうか。
 
なお、サウンドスキャンではV6の売上が3形態に散ったため、首位を獲得している。
 
 
 
第3位 AROUND THE WORLD -GOT7
 
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多国籍なメンバーで構成される7人組男性グループ、GOT7(ガットセブン)の日本デビューシングルが初登場で3位にランクイン。
 
デビュー作でいきなりのTOP3入りとなった。
 
なお、韓国4名、アメリカ1名、香港1名、タイ1名で半分以上が韓国出身であるため、「韓国グループ」と称されることもある様子。
 
 
初動売上は3.6万枚
 
デビュー作としてはなかなか高めの数字。
 
  
K-POPブームが収束しているこのタイミングでデビューして、ここからどこまでファンを増やしていけるか注目である。
 
なお、2PMと同じくJYPエンタ所属で、カップリングには2PMメンバーからの提供曲を収録していて、そういった流れから韓国グループと捉えて差し支えないだろう。 
 
  
リリース形態は【CD+DVD】が2種と【CDのみ】で計3種リリース
 
CDの内容は統一だが、DVDの内容が異なるため、2種買い促進の複数買い促進商法
 
   
韓国グループということで、イベント商法が活発でリリース記念イベントを連発。
  
2PMと同じ事務所、レコード会社もソニーで同じということで、封入のトレカが「ハイタッチ参加権利Ver.」と「プレゼント応募権利Ver.」になっているパターン。
 
 
また、「ハイタッチ参加権利Ver.」もハイタッチできるメンバー違いで2種類ある。  
 
どれが入っているかはランダムなので、お気に入りのメンバーとハイタッチできるトレカを引き当てるために、大量買いを強いられていると思われる。
 
 
 
サウンドスキャンでは【CD+DVD】2種が0.8万枚と0.7万枚、【CDのみ】が最も高順位で2.0万枚。計3.5万枚。
 
いちばん安価な【CDのみ】がいちばん売れており、ハイタッチ参加のための大量購入の的になったことがわかる。 
なお、特殊販路商品などはないので、オリコンとの乖離はほとんどない。
 
 
 
 
~Today's Yasai Reccomend~
ファイター (from「ファイター」) by BUMP OF CHICKEN

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コメント

初めまして。
V6に関して、幾つか指摘したいことがあってコメントさせていただきます。

まず、今回は4種ではなく、【ミュージックカード単体】という形態も含めた全5種で、
【DVD+CD】の1つと【カード単体】のセットが【DVD+CD+カード】です。(DVDの内容はMVが中心で、前作初回Aの流れ)
したがって、前作の分析で、サウンドスキャンの分布からほとんどのファンが3種を買っていると推測されていましたが、
今回も同様に、ほとんどのファンが
【DVD+CD+カード】、もう1つの【DVD+CD】(DVDの内容は企画物で、前作初回Bの流れ)、【CDのみ】の3種を買っていると推測できます。

そのサウンドスキャンですが、前作初動は6.1万ではなく5.9万ですね。
分布を見てみると、MVDVD付がカードありでも横ばい、【CDのみ】も横ばいなのに対し、
企画物DVD付は約7600枚伸びており、これがそのまま初動の伸びにつながっています。

このことから、今回の売上上昇の主な要因は、
・カードというパッケージが増え、1枚とカウントされたこと
・(Amazonは見てないのでわかりませんが)前作では不評だった初回Bの企画が、今回はファンの購買意欲をかきたてる内容だったこと
の2つではないでしょうか。

価格設定による誘導効果があったとすれば、
【DVD+CD+カード】を【DVD+CD】【カード単体】の合計より少し安くしてセット買いを促進し、
より確実にカードを手にしてもらうようにしたことのほうではないかと思います。

また、オリコンとの乖離には、ダブルカウントされなかった分に加え、
【カード単体】と、サウンドスキャン20位圏外だったカードなしの【DVD+CD】も、わずかながら含まれていると思われます。

オリコンは死んだなんてこともいわれ、チャートを扱うブログ自体が減っている中、
サウンドスキャンと併せて分析されているこちらを見つけ、素直にすごいと思いました。
各アーティストの売り方も多様化、複雑化して把握は大変だと思いますが、
今後も無理はなさらず続けていってほしいです。
長々と失礼しました。

ZAKさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
 
数々ご指摘いただいた点は必要に応じて記事に反映してあります。
 
V6の前作の初回BのDVDはもはや奇跡的に不評でしたね。Amazonのレビューを見て、逆に驚いたのを覚えています。
 
チャートファンとしては、DVDの企画内容が売上に影響するということがわかって貴重な結果となりました。
 
それにしても、ZAKさんの分析が丁寧で記事作成を委託したいくらいです笑。
 
また、ぜひ遊びに来てください。

この記事へのコメントは終了しました。

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