2015年も残すところあと数分。
皆さんにとってはどんな1年になったでしょうか…?
今年は途中からチャートチェック記事の更新をやめ、過去最低記事数となりました。
そうなった理由をしっかりまとめておこうと思うのです。
さて、今年の音楽業界は、サブスクリプション元年と言わんばかりに、「AWA」や「Apple Music」、「LINE MUSIC」、「Google Play Music」と様々な音楽配信サービスがスタート。
"定額で聴き放題"というサービスがスタートすることで、オリコンランキングは「CDでしか聴かれていない曲たち」の羅列という側面がより強まり、陳腐化がさらに加速すると思われます。
2015年オリコン年間ランキングのTOP30は、AKB48などの48グループ、ジャニーズ、EXILEなどのEXILE一族という3派閥が完全に占拠…。
この3派閥を除くと、28位のBUMP OF CHICKENが筆頭。
ただ、このバンプもライヴチケットの応募券だったり、アニメタイアップ、3種リリースなどの効果によって数字が高騰したわけで、世間に楽曲が広まっての数字とは少し違う。
数年前からすでにオリコンランキングは音質が良く、売る側としては利益率の高いCDに拘り、「配信」というサービスを避けるアイドル、一部のアーティストだけの独壇場になっていましたが、サブスクサービスはそれに拍車をかけそう。
今にはじまったことではないですが、昔はいま世間で流行っている曲が一目でわかる指標だったオリコンランキングは、今や音楽業界を俯瞰したものではなくなりました。
私自身も職場でのポジションが変わってより時間が取れなくなったことも相まって、こちらのブログでチャートチェックをすることを停止させていただきました。
(記事は更新していませんが、まだデイリーベースでウォッチはしています。)
私も今年の春からサブスクサービスをいじり倒しまして、いまは「AWA」に落ち着いたのですが、AWA内の人気ランキングの曲のほうがオリコンの数倍、街で流れているような昔でいう「流行りの曲」、「人の心に刺さっている曲」に近いのです。
そもそも、人の心に刺さっているかどうかは「売れた枚数」ではなくて、「聴かれた回数(再生数)」で図るべきなのでしょう。
どんな音楽でもすぐネットで聴ける世の中になり、人の価値観も多様化した今、「CD」という音楽を聴くひとつの手段だけを集計したランキングにあまり意味がないのはたしか。
ただ、私はオリコンランキングやCDが嫌いになったわけではありません。
最高の音質で聴きたい音楽はやはりCDを買って聴きますし、「CDがどれだけ売れたのか」という指標で今後もオリコンランキングをウォッチしていきます。
少なくともこのブログでオリコンランキングを扱っても、逆に「流行っていない音楽を流行っているように誤解させる」ことに繋がる気がします。
それなら、アーティストにちゃんとお金が回ることも踏まえて、違法配信ではなく、サブスクサービスの普及を願い、「AWA」などサブスクサービス内でいい音楽を紹介していくほうが健全だと思った次第です。
「AWA」では「MGN29」というアカウント名でプレイリストを公開していますので、興味があったらぜひ覗いてみてくださいね。
「AWA」と出会い、チャートチェックをする意義に疑問を持ち、一見何となくのようにチャートチェックを停滞していましたが、やっと頭を整理することができて、文字にすることができました。
このブログでチャートチェックをすることは減るかもしれませんが、音楽の情報は定期的に更新していきたいと思っています。
さっそくですが、年明けからは管理人の2015年オススメ曲の紹介も行いますので、どうか今後もご贔屓に。
ということで、2015年も大変お世話になりました。
2016年、たくさんの音楽が世界を幸せにしてくれますように…。
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同じ過ち 僕等は繰り返し
結局誰も 解けない宿題
ねぇ 神様
あなたは何人いて 一体誰が本物なの?
僕にだけこっそり教えてよ
もし優しさが 意味を無くして
あらゆる人が 武器を取るなら
ねぇ 神様
僕を握り潰して そっと火を付けてくれないかなぁ
煙になって 願いを空へと届けるから
僕等の前にもう少しだけ 楽しい未来が降るように
あなたの前にもう少しだけ 無邪気な笑顔が降るように
今日よりも 現在よりも
君は拳を 堅く握って
だけど誰にも 振り下ろせはしない
ねぇ 神様
僕等に課せられてる そんな使命があるとしたら
進化むこと? それとも総てを終わらすこと?
僕等の前にもう少しだけ まともな世界が降るように
あなたの前にもう少しだけ 嬉しい知らせが降るように
今日よりも 現在よりも
毎月決まった日 振り込まれてくるお給料のように
平和はもう僕等の前に 当たり前に存在はしてくれないけど
毎月決まった日 振り込まれてくるサラリーのように
平和はもう僕等の前に 当たり前に存在はしてくれないけど
今年ことはきっとあなたに
たくさんのいいことがありますように
あなたの前に優しい声が響くように
今年こそはきっとあなたに
たくさんのいいことがありますように
今年こそはきっと世界に
たくさんのいいことがありますように
さよなら2015年
『さよなら2001年』 by Mr.Children
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