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2012年1月 3日 (火)

1000

06年1月28日に開設。

06年6月に100記事目に到達。

「日本 vs オーストラリア」での日本の敗北を嘆きました。

 

06年11月に200記事目到達。

簿記一級試験に惨敗し、いじけまくりでした。。。未熟。

 

08年7月。500記事目に到達。

素直に喜びを表現できていない微妙な内容でした。未熟。

 

09年10月。700記事達成。

余裕がなかったのか、ふつうに「新譜チェック」をしました。未熟。

 

10年7月。800記事達成。

「一期一枚」と銘打って、オススメの作品(サカナクションほか)を紹介しました。

 

そして昨年11年の3月。900記事目に到達。

再び「一期一枚」でオススメの作品(ACIDMANほか)を紹介しました。

 

 

そして…

この記事が、記念すべき1000記事目です。

もうすぐ開設から5年になります。

5年という歳月は本当に長くて早かった。

 

開設時には大学生だった私も、いつのまにか社会人3年目に突入してしまいました。

暇で毎日のように更新できていた5年前に比べると、ここ数年は更新頻度が下がってしまっていますが、このブログという場所を大切に思う気持ちは何も変わっておりません。

 

5年…定期的に遊びに来てくれている方も、たまーに遊びに来てくれている方も、一度来ただけの方も、皆様、本当にありがとうございました。

そして、これからも何卒よろしくお願いいたします。

 

てことで、本日は800記事、900記事と100記事区切りのお決まりになりかけている「一期一枚」を久しぶりに綴ります。

管理人が「この一枚は一生のうちに絶対一度聴いてほしい」と思う作品を、勝手に紹介しちゃいますので、覚悟してください。

 

さて、さっそく…

まずはこの作品です。

 

『for staying real BLUE.』 by LAST ALLIANCE

Last

  1. in my hand
  2. Revolution is starting
  3. カポネのボルサリーノ
  4. スロートワート
  5. One
  6. 虹vs飛行機雲
  7. 剣戟の響き
  8. deandre
  9. 僕信論
  10. Redesign
  11. μ
  12. stardoubt
  13. エンプティハート
  14. Precious line
  15. 静寂の中、その矢は放物線を描く
  16. 一握りの青(通常盤のみボーナストラック)
  17. Melancholy(通常盤のみボーナストラック)

 

07年メジャーデビューの4人組ロックバンド、LAST ALLIANCE(ラストアライアンス)の6枚目のアルバム。

男性のツインヴォーカルという少し珍しい編成で、疾走感のあるメロコア・エモを奏でるのが特徴の彼ら。

今作はもともと彼らが得意とする『疾走感』『キャッチーさ』を最大限まで高めた集大成ともいえる一枚だと思います。

先行シングルはなく、本編全15曲すべて新曲なのもファンには嬉しいところです。

 

たまらないんですよ、この人たちの出す音。

ANZAIとMATSUMURAが2人で生み出す力強いけど繊細なヴォーカルと、たしかな技術で聴いていてスカッとする演奏。

これが絡み合うラスアラの音はラスアラにしか出せないという感じ。

 

今回はサウンドプロデューサーを起用したということで、これまでのラスアラにはないポップさが溢れる「僕信論」、イントロからはじまるダンサブルなリフが耳に残る「Redesign」など変化もつけてきています。

だけど、やっぱり彼らの魅力は圧倒的な『疾走感』なのです。

その魅力は今作も「in my hand」、「Revolution is starting」でいきなり爆発。
 
その勢いは3曲目以降も一切止まることなく、一気に最後まで続きます。
 
まさに息もつかせぬ怒涛の音の連鎖。
 
どれも聴いていてワクワクしてしまう曲ばかりで甲乙は付けがたいのですが、#2「Revolution is starting」、#5「One」、#「剣戟の響き」、#12「stardoubt」、#13「エンプティハート」あたりは特にお気に入りです。
はじめてラスアラを聴くと人によっては、「どれも同じ曲に聴こえる」という感想が芽生えるようですが、この人たちの音楽の魅力は「スルメ」であること。
 
なかなかこういったジャンルの音楽で「スルメ」な曲は少ないのですが、ラスアラの曲は聴くと聴くだけ遊び心や演奏の一体感が伝わってくるのです。不思議と。
一度聴いて「?」でも2回3回と聴いてほしい一枚です。
 
いつのまにか、あなたもラスアラのライヴ会場に足を運んでいるかもしれません。
 
続いてはこの作品。。
 
『スーパースター』 by back number
Back
  1. はなびら
  2. スーパースターになったら
  3. 花束
  4. 思い出せなくなるその日まで
  5. あやしいひかり
  6. 半透明人間
  7. チェックのワンピース
  8. ミスターパーフェクト
  9. こぼれ落ちて
  10. リッツパーティー
  11. 電車の窓から
  12. 幸せ

※太字はシングル収録曲

 

昨年メジャーデビューした3ピースバンド、back number(バックナンバー)のメジャー1stフルアルバムがこちら。

シングル「はなびら」、「花束」がレコード会社のプッシュを受けてラジオのパワープレイを獲得。

CDでのヒットはないけれど、聴いたことのある人は多いのでは。

 

楽曲はまさに王道J-POP。

わかりやすいけど単調すぎないメロディはお見事。

歌詞は未練いっぱいの情けない男目線のものが多いけど、なんだか妙に温かく、だけど切ない。

レコード会社が「センチメンタル・ロックバンド」と銘打って売っているのがすごく納得です。

でも、ただただ切ないのではなく、ぼろぼろだけど前に進んでいこうとする意志があるから嫌気がしないんだと思います。

 

シングルのタイトル曲#1「はなびら」、#3「花束」、#「思い出せなくなるその日まで」の3曲の出来は素晴らしいの一言。

ひとりの女性へ想いを伝えようとする男の姿が目に浮かび、その想いはやさしいメロディに乗って威力を増します。

この人たちの歌詞には語尾に「~ね」がつくことがあります。それが相手に話しかけているような印象を強めています。

 

個人的にお気に入りなのは、#2「スーパースターになったら」、#6「半透明人間」、そして#9「こぼれ落ちて」の3曲。

#2は耳に残るサビが印象的なスピード感のある楽曲。

“スーパースターになったら 迎えに行くよきっと”

好きだった彼女へ忘れられない思いを伝えるために組んだバンドなので、back number。

この曲のメッセージはまさにこのバンドの核なのかもしれません。

 

別れを告げながらまだ気持ちも姿を消せない自分を「半透明人間」とたとえた#6。

#9「こぼれ落ちて」はこのアルバムで最も激しいな1曲。

ロックバンド、back numberを感じられる楽曲で、個人的にこの路線はドンピシャ。

この音を出せるのなら、やさしいのもいいけど、この路線で攻めてほしい感じもします。

 

メジャー2年目となる今年、ユニバーサルミュージックの力で飛躍を遂げることはできるのか、注目のバンドです。

「歌ものロック」が好きな人は絶対聴いてくださいね。

~今日のふといいなぁ~
こぼれ落ちて (from「スーパースターになったら」) by back number

2011年3月19日 (土)

900記事達成記念は「一期一枚」!

まだ毎日地震関連のニュースがメディアを駆け巡る中、

ついにきました、900記事目

  
コツコツと積み上げてきた駄文たちもとうとう900になりました。

駄文も積もれば山となる。

 
800記事目が昨年の7月なので、100記事上げるのに8ヵ月弱かかっていることに。

更新停滞ばかりですみません。
 

でも、温かく見守ってくれている方々のおかげでアクセス数は350,000を突破しました。

これからもできる限り、音楽チャートをわかりやすく、メディアでは報道されない裏側を、綴っていこうと思いますので、宜しくお願い致します。

 
 
さて、本日は記念すべき900記事目ということで、私を支えてくれている音楽への敬意を表して、あのコーナーを。

 
せーの…

「 一 期 一 枚 」

のコーナー!(^O^)/

 

管理人やさいが「この一枚は一生のうちに絶対一度聴いてほしい」と思う作品を、勝手に紹介しちゃうコーナーです(恥

当ブログはこのコーナーからはじまったのでした。

てことで、8か月ぶりに自己満レビュー綴ります。

 
 
昔みたいにたらたら書かず、簡潔にまとめていきまっせ。

 
では、まずはこの作品!

 
ALMA
ACIDMAN「ALMA」

  1. 最後の国 (introduction)
  2. 風が吹く時
  3. ONE DAY
  4. DEAR FREEDOM
  5. ノエル
  6. ALMA
  7. 真っ白な夜に (instrumental)
  8. レガートの森
  9. Final Dance Scene
  10. 2145年
  11. ワンダーランド

太字はシングル収録曲

 
2002年メジャーデビューの3ピースバンド、ACIDMANの8枚目のアルバム。

過去に、2枚目のアルバム「Loop」も取り上げたことがあるんですが、今作もガツンときました。
 

introductonの『最後の国』で穏やかにはじまる今作ですが、#2『風が吹く時』で一気にロックスイッチオン!

#2『風が吹く時』はACIDMANお得意の疾走感溢れるロックナンバー。

大木さんのサビでの力強いヴォーカルで一気に引き込まれます。

 
続く、ロックナンバー#2『ONE DAY』でさらに勢いを加速させ、シングル曲『DEAR FREEDOM』へ。

 
#4『DEAR FREEDOM』はdocomo「Xperia」のCMにも起用された楽曲。聴いたことがある人も多いのでは。

キャッチーで本当に簡単なメロディなのに、これだけずっしりとした音になるのは3人の演奏力の賜物としかいいようがない。

サビの唸るような大木さんのシャウトは流石の一言。かっくい。
 

#5『ノエル』はストリングスが印象的なロックバラード。

このバンドはストリングスを入れても、バンドサウンドが負けないんだよね。

負けるどころか相乗効果で一気にすごい空気を纏ってくる。
 

そこからの流れでアルバムタイトルにもなっている先行シングル『ALMA』へと続きます。

 
#6『ALMA』はACIDMANの魅力である「静」の部分を最大限に引き出したバラード。

なんで3人でこんなキラキラした音が出せるんだろうか。

サビで一気にぶわーっと涙が出そうになるこの感じ。他のバンドでは知らないこの感覚。

 
夜、この曲を聴きながら歩いていると思わず、天を見上げてしまう。

それは歌詞が宇宙を意識したものだからじゃなくて、音がそうさせる。

言葉以上に音が語りかけてくる。
 

#9『Final Dance Scene』はこれまでのACIDMANにはないタイプのダンスロックナンバーといったところかな。

電子音なしのロックバンドがダンスナンバーを演るとこうなるのかという印象。

この曲のヴォーカル、特にシャウトがこれまでの大木さんの声とはちょっと違う。

音的にもヴォーカル的にもACIDMANの新境地といった感じでこれがハマる。

 
 
そして、ここからアルバムはクライマックスへと向かう。
 

#10『2145年』はMVも制作されている、繊細な歌詞とメロディが印象的なバラードナンバー。

美しすぎるメロディ。

そして、物語性をもったあまりに神秘的な歌詞。

その世界観はあまりに神秘的すぎてどこか恐怖さえ感じてしまう。

作詞家オオキノブオすごいぞ。
 

はじめ歌詞カードを見ずに流して聴いていたんですが、この曲だけはすぐに歌詞を追ってしまいました。

人間は「心」があったから滅亡したんだ。

だから、「心」なんかいらない。

でも、「心」を得てしまった。そんなロボットの悲しい物語。

必聴。

 
MVもパントマイマーの方が演じる「ロボット」の細かな動きが凝っていて涙腺がやられます。
 

そして、ついに最後。

壮大なバラード#11『ワンダーランド』で圧巻の締めくくり。

『2145年』から『ワンダーランド』の流れは素晴らしく、聴き終わって思わずため息をついてしまう。

 
見事。

ACIDMANは芸術を鳴らしている。

今回もそう感じることができる素晴らしい一枚でした。

収録時間もコンパクトで中だるみはいっさいしないし、非常に聴きやすい作品に仕上がっていると思います。

 
 

 
続く作品はこちら。

とげまる
スピッツ「とげまる」

  1. ビギナー
  2. 探検隊
  3. シロクマ
  4. 恋する凡人
  5. つぐみ
  6. 新月
  7. 花の写真
  8. 幻のドラゴン
  9. TRABAND
  10. 聞かせてよ
  11. えにし
  12. 若葉
  13. どんどどん
  14. 君は太陽

太字はシングル収録曲

 
言わずと知れた日本を代表するバンド、スピッツの13枚目のオリジナルアルバム。

前作「さざなみCD」から約3年ぶりの新作です。
 

もう変にごちゃごちゃ書く必要ない。

良い意味でホントいつものスピッツ

 
細かなところではセルフプロデュース作があったり、歌詞が直球になっていたり、先にライブ音源をシングルで解禁してスタジオ音源を初収録するなど、変化はたくさん散りばめられている。

でも、総じてやっぱりいつものスピッツなのです。

 
 

聴いてるだけで切なくなる草野マサムネの唯一無二のヴォーカル。

今作では#3『シロクマ』や#5『つぐみ』、#6『新月』で特に光っている。

バラードじゃないのに、泣ける歌詞でもないのに、なぜか涙が溢れてくる。

本当にずるい声。
 

そんなヴォーカルを、時に勢いづけ、時にパワーを注入し、時にそっと包み込む、安定感抜群の楽器隊。

#4『恋する凡人』、#8『幻のドラゴン』、#11『えにし』、#12『若葉』ではその真価を感じることができるはず。
 

楽曲のクオリティの高さは今更言及することでもない。

本当にブレない。
 

でも、それで凄いのは、聴いていてマンネリ感がないということ。

大概、「安定感」には決まって「マンネリ」が紐付いてくるもの。

今作には、いやスピッツにはそれがない。

 
日本の音楽シーンで確固たる立ち位置を確立しても、いまだ変わらず、瑞々しさを放ち続けている。

やろうと思ってできることではない。
 

驚いたのは、#4『恋する凡人』。

結成24年目のバンドが、ここにきて、出す曲かと思わずニンマリしてしまう。

青く若い感情がそのまま綴られた歌詞は、デビュー当時の衝動をそのまま24年間真空パックして持ってきましたよと言わんばかり。

 
今走るんだどしゃ降りの中を 明日が見えなくなっても
君のために何でもやる 意味なんてどうにでもなる
力ではもう止められない (『恋する凡人』)

 
 
20年以上続く、「いつものスピッツ」。

でも、それが一番凄いことで、それが最高。

昔、スピッツを聴いていた大人にも、スピッツ=おじさんたちというイメージしかない若者にも、絶対に聴いてほしい一枚です。

 
聴き終わると、なんだか心が軽くなった気がしますよ。

 
~今日のふといいなぁ~
2145年 by ACIDMAN
えにし by スピッツ

2010年7月11日 (日)

800記事突破記念…4年ぶりに一期一枚!

この記事がちょうど800記事目です。

800か…私の駄文たちも随分と積み重なってきたものです。

 
本日は800記事突破記念ということで、私を支えてくれている音楽への敬意を表す意味も含めて、あのコーナーを復活させます。

 
せーの。

一期一枚のコーナー!!

 

え、、、何って?

実はこのブログの初期のメインコーナーです(恥

管理人のおすすめの作品を誰に頼まれるでもなく、勝手に紹介しちゃうコーナー。

 
もう4年ぶり。チャートチェックが中心になってからはやってないもんね。

 
4年経つと一期一枚な作品が溜まってて。全部は紹介しきれない。

てことで、本日は今年リリースされた絶品円盤、「この一枚は一生のうちに一回は聴いてほしい!」作品をいくつか紹介していきます。

自分で"一期一枚"を読み返したときの読みにくさったらなかったので、以前よりささっと簡潔にね。

 

 
まずはこの作品。

kikUUiki
サカナクション「kikUUiki」

  1. intro=汽空域
  2. YES NO
  3. アルクアラウンド
  4. Klee
  5. 21.1
  6. アンダー
  7. シーラカンスと僕
  8. 明日から
  9. 表参道26時
  10. 目が明く藍色
  11. Paradise of Sunny(初回盤ボーナストラック)

太字はシングル曲

 
今年3月にリリースされたサカナクションの4枚目のアルバムです。

聴きまくりました。

iPod内のファイルがぶっ壊れるんじゃないかってくらい。
 

もともと同郷ということで名前は知っていましたが、ちゃんと聴くようになったのは08年冬の『セントレイ』あたりから。

独特の世界観があり、よくメディアで「テクノとロックの融合」と言われますが、そのひとことでは表現しきれない魅力があります。

 
管理人おすすめは#5『Klee』、#9『明日から』、#10『表参道26時』、#12『目が明く藍色』。

 
中でも、『表参道26時』はおすすめ。

サビでのあのキラキラした疾走感と浮遊感は簡単に出せるものじゃありません。

あとは自分が表参道あたりをよく歩くってのも、この曲に強い思い入れがある理由かも。

この曲を聴きながら街を歩くと、歌詞は切ないのに、街が輝いて見えてくる。不思議な空気をまとった曲です。

 
そして、今作のリードトラック『目が明く藍色』、これは外せない。

7分に及ぶ超大作で、まるで交響曲のように転調に転調を繰り返す。

初めて聴いたときは思わず鳥肌が立ったのを覚えています。
 

特に、中盤の「探して~光はライターの光」の流れは初めて聴くとビビる。

2ndアルバムの『ナイトフィッシングイズグッド』も転調があって刺激的だったけど、あれは穏やか。

音楽で相手に倒されるような、圧倒されるような恐さを感じたのは久しぶり。

 
こんな壮大な音を奏でながら、歌詞は「君の声を聴かせてほしい」というあまりに単純なメッセージ。かっけ。

 
7分があっという間に過ぎる。

そんな感覚をぜひ味わってみてください。
 

あとは、切り離してではなくアルバムを1枚通して、そして爆音で聴いてほしいな。

8月リリースのシングル『アイデンティティ』もサカナ色全開なので気になった人はチェックしてみてください。
 

 

さてさて、2枚目はこの作品!

ポっぷ
阿部真央「ポっぷ」

  1. 未だ
  2. I wanna see you
  3. モンロー
  4. 貴方の恋人になりたいのです
  5. 伝えたいこと
  6. 都合の良い女の唄
  7. 15の言葉
  8. もうひとつのMY BABY
  9. loving DARLING
  10. わかるの
  11. ポーカーフェイス
  12. いつの日も
  13. サラリーマンの唄

太字はシングル曲

 
阿部真央の2枚目のアルバムがこちら。
 

CDを回転させてオーディオから最初に発せられる「始まりそうだよ」の言葉。

その1曲目『未だ』は疾走感溢れるロックチューン。

別れた恋人を忘れられない気持ちが綴られていますが、ただ単調に「会いたい」とか「寂しい」とか歌わない。

この1曲目だけでかなりハートを掴まれました。
 

こんなロックチューンがあったと思うと、#3『モンロー』は一転、女の子らしさ全開のポップチューン。

このふり幅は凄い。

 
そして、シングル曲でもある#4『貴方の恋人になりたいのです』では少し大人な、椎名林檎にも似た歌声に。

てか、ラジオから流れてきたとき普通に椎名林檎だと思いました。
 

この#1、#3、#4だけでも歌声がかなり違う。

さらに、ラストの『サラリーマンの唄』では気だるさ全開の声でギターを掻きならす。

この人は曲によって歌い方も声の出し方も使い分けることができるようで。

だからと言って、統一感がないわけじゃなく、アルバム全体もうまくまとまっている。

  
最近はこう歌声を曲によってちゃんと使い分けることができる人が少ない気がしていて。

そういうヴォーカルを求めている中、ドンピシャの人が現れた感じ。

 
管理人のおすすめは#1『未だ』、#5『伝えたいこと』、#10『わかるの』、#11『ポーカーフェイス』、#12『いつの日も』。

特に、ロック色の強い#1と#5はリピートしまくり。

この人のロックチューンは聴いていてスカッとする。
 

特に、シングル曲だけど『伝えたいこと』が好き。

「頑張れー!」という歌詞は流石にちょっと恥ずかしいけど、片思いの人に贈るここまで「ど」ストレートな応援歌も逆に珍しい。

ラストサビ前の、

まだ迷ってるそこの君にひとこと言っておくが、
口にしなきゃ伝わらないことのほうが多いぞ?
気持ちが通じ合う人なんて一握りだけだろ!?
口に出せば 何か、何か変わるかもしれんぞ?

ってところ好きです。

 
他の曲も俗に言う「捨て曲」はなく、とても安定した出来栄え。

1stからの進化を感じることができる一枚になっていると思います。

 
 

てことで、2作品紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

もし、まだチェックしていない方がいたら、購入でもレンタルでも配信でもいいので、一度ご賞味あれ。

後悔はさせませぬ。
 

「一期一枚」はまたいつかの機会にやりたいと思います。

そして、明日アップの801記事目からも、どうか御贔屓に宜しくお願いします。

 
~今日のふといいなぁ~
サードアイ  by the pillows

2006年9月17日 (日)

夏服にさようなら

最近急に涼しくなりましたね~。なんとなく秋のにおいがします。夕方以降はTシャツ1枚だと肌寒さも感じる今日この頃です。

ということでこのもうすぐ去りゆく夏に捧げる1枚を。久しぶりに"一期一枚"いきますっ!いやぁ~ホント久々だ。今日紹介する一枚はこの作品っ!

夏服(SACDハイブリット盤)

aiko「夏服」  ※オレンジ色はシングル収録曲

  1. 飛行機
  2. be master of life
  3. ロージー
  4. 密かなさよならの仕方
  5. 終わらない日々
  6. 心日和
  7. September
  8. 雨踏むオーバーオール
  9. アスパラ
  10. ボーイフレンド
  11. 初恋

オリコンの好きなアーティストランキングで堂々の2年連続の1位を獲得したaikoさんの3rdアルバムです。

#1 飛行機 からいきなり切ないラブソングでこのアルバムはスタートします。私は「あたしの歩いた道には花が宿っていたのに 声も愛も注がず枯らしたのはあたし」ってところがすごい印象に残ってます。

そんな切ないスタートから一転っ!#2 be master of life はこのアルバムの中で一番のアップテンポな楽曲。言わばaikoロックとも言える曲です。グリコのCMとしてよく流れていたので聴いたことがある人は結構多いかも。

aikoの曲の中では珍しく、♪be master of me be master of life / be master of love be master of music♪という英語の歌詞があります。ライブのための曲って感じで聴いてて楽しくなる曲ですね。

先日「僕らの音楽」でaikoとかっつみ~こと高橋克実さんが対談してましたが、かっつみ~はこの曲が好きらしいです。この曲の冒頭のaikoの『あーいっ』という掛け声が好きなのだとか。

#3 ロージー はaiko節炸裂のシングル曲。aikoファンの中でも人気が高い曲みたいです。サビの「○○ればきりがなぁあああ~い」のメロディと最後の「いなぁいわぁあああ~」はすごく印象的です。

#4 密かなさよならの仕方 はタイトルどおり失恋の曲。「ボーイフレンド」のカップリング曲ですね。どうすれば相手を傷つかずにさよならできるか一人で考えているという切ない曲。

#5 終わらない日々はダメ男を想う曲。ちょっと変わった視点で、それと同時に曲自体もちょっと独特。aikoだから作れた曲という感じ。

その次は急に朝の情報番組の冒頭で流れそうなイントロが。#6 心日和 です。すごい独特なリズムの曲です。歌い始めの「そうやっていつもとぉ~つぜん」の"ぜん"のところの歌い方がなんかかわいいです。ちょっと"じぇん"って聴こえます。

#7 September は前曲の穏やかなリズムと打って変わって、aiko流大人のバラード。数多くあるaikoっぽいと言われるバラードとはちょっと違う雰囲気がある1曲です。この曲を一言で言い表せば「未練」かな。

ポップジャムにaikoがゲストで登場した際、当時の司会だった優香がこの「September」をaikoにリクエスト。aikoがアカペラでこの曲を披露したところ優香が号泣してしまったというエピソードは結構有名。

#8 雨踏むオーバーオール はSeptemberの曲のイメージを引き継いだような憂い・はがゆさ・心の痛みを歌った曲ですね。バラードではないんですが何かそういう感情が痛いほど伝わってきます。

#7,8の暗aikoから一気にテンポアップ。#9 アスパラでは片思いの女の子の気持ちをいかにも彼女らしく表現。こういう曲を歌えるから彼女は同姓からの人気が高いんでしょうね。

#10 ボーイフレンド は言わずと知れたaikoの代表曲。この曲の大ヒットで「テトラポットの人」というイメージがついてしまったよう。それだけこの曲のサビの「あぁ~テトラポットのぼおってえぇ~」のフレーズは印象的で衝撃的だったということでしょう。

現時点でのaikoの最大のヒット曲です。aikoといったらこの曲が思い浮かぶ人は多いでしょうね。

ちなみにaikoはこの曲でテトラポッと歌っていますが、実は本当の商標上の名前はテトラポッ なんだとか。ただこの小さな間違いのおかげで紅白歌合戦に出場したときに歌詞を変えずに歌うことができたんですよね。

それにしても濁点の有無で『まったく別のもの』としてそのまま歌うことを許可するとはNHKもなかなかやりますなぁ。

そしてこのアルバム最後を飾るのはaikoらしさ溢れるバラード#11 初恋 。#7のようなバラードとは全く違うど真ん中ストレートなバラード。この曲なんかを聴くとホントaikoの曲は難しいなぁと思ってしまいますね。

実はこのアルバムには隠しトラックが収録されてまして、それがまたいい曲なんだなぁ~。おそらく曲名は「夏服」だったと思います。

シンプルなピアノの弾き語りの曲なんですが聴いてるとすごく心が落ち着く曲です。これまた切ない曲なんですがね。

全体的に切ない曲が多い一枚ですが、夏から秋に移り変わるちょうどこの時期にぜひ聴いてほしい一枚です!

2006年8月 8日 (火)

空の飛び方

さぁ今日もいっときますよっ!"一期一枚"!

昨日久々に再開しましたが、それまでかなりブランクがあったのでその分補填できるように、暇があるうちに書いていきますよ~!

さぁ今日はこの作品だっ!

空の飛び方

スピッツ「空の飛び方」 オレンジ色はシングル収録曲です。

  1. たまご
  2. スパイダー
  3. 空も飛べるはず
  4. 迷子の兵隊
  5. 恋は夕暮れ
  6. 不死身のビーナス
  7. ラズベリー
  8. ヘチマの花
  9. ベビーフェイス
  10. 青い車
  11. サンシャイン

今年3月にリリースした2枚のベストアルバムが大ヒットを記録し、再び人気が上昇し始めているバンド、スピッツ。彼らの5枚目のオリジナルアルバムがこの作品、「空の飛び方」です。

このアルバムのタイトルからもわかるように、軸となる曲はやっぱり#3 「空も飛べるはず」ですね。この曲は言わずと知れたスピッツの代表曲。ドラマ「白線流し」の主題歌として大ヒットしました。

ただこの曲自体はドラマ開始の約2年前にリリースされていまして、その当時はそんなにヒットはしなかったんですね。しかし、約2年後ドラマの主題歌となり大・大・大ヒット!となったわけです。まぁこの曲に関しては解説なんて不要でしょう。

そんな名曲を差し置いて、アルバムはというとなんとも若いっ!そして青いっ!いや、もちろん良い意味でです。

#1「たまご」からスピッツワールドはいきなり始まります。一言で言えばすごくかわいい曲です。スピッツには珍しいいきなりサビから入る曲ですね。曲の最後が意味深に♪君と僕のよくある…♪で終わるあたりがスピッツらしい。

#2「スパイダー」はこのアルバムがリリースされた後、シングルカットされた楽曲。すごい軽やかな印象を受ける曲です。この曲の歌詞は擬人法の代表的な例ですよね。

#3「空も飛べるはず」であぁなんて良い曲なんだ…と感慨にふけていると、#4「迷子の兵隊」で一気にディープなスピッツワールドに引き戻されます。何度も繰り返されるサビの♪まぁ~いごのへぇ~たい♪というのが脳に刷り込まれる感じがします。この曲の歌詞には【迷子の兵隊】が15回出てきます。確実に新記録

#5「恋は夕暮れ」は♪パラッパッパラーラー♪というホーンの音色が印象的な楽曲。全体的に穏やかな曲。そして#6「不死身のビーナス」はその穏やかな感じを突き破るかのようなアップテンポなロックな曲。ロックバンドのはずのスピッツのなかでもこれだけロックしてる曲は珍しいかも…。このアルバムの中でもノリはピカイチ!

続く#7「ラズベリー」はなんかベトつくようなエロさを感じる曲。曲自体は結構さわやかなんですが、もう歌詞が『私変態ですが、何か?』と言ってるようなもん。歌いだしの歌詞が「泥まみれの 汗まみれの 短いスカートが」っておいっ!草野さん!

2番の初めの歌詞:「おかしいよと言われてもいい ただ君のヌードを ちゃんと見るまでは僕は死ねない」

草野さん、おかしいよっ

#8「ヘチマの花」はなんと女性とのデュエット曲。草野さんのヴォーカルが少し弱弱しい感じなのが曲の雰囲気にあってますね。#9「ベビーフェイス」は「空も飛べるはず」のカップリング。わかりやすいメロディでなんとなくレトロな印象を受けます。

#10「青い車」は彼らの9thシングル。疾走感溢れるザ・爽やかな楽曲。私の中でスピッツ全曲中、五本指に入るくらいホント大好きな曲です。もうドライブにはかかせないっ!って感じです。歌詞は少し切ない感じがしますがそこがまた良い。

今年のORICONの調査『ドライブに行く時に 持っていきたい、聴きたい曲ランキング』では総合8位にランクインするなど世間での人気も高い曲です。

そして最後、#11「サンシャイン」はすごい透き通った感じがする曲。曲を聴いてると頭には歌詞のとおり、「白い道」が思い浮かびます。なんとなく涼しい感じもして癒される1曲です。アルバムの熱を最後にスッと冷してくれて、アルバムを気持ちよく聴き終えることができます。

このアルバムは一言、名作。ちなみにこのアルバムの次にリリースされる楽曲が「ロビンソン」なんですねぇ~。売れる前の作品だけにこれ以降の作品に比べれば、聴いたことがない人が多いかもしれませんが、絶対聴くべき!!です。

2006年8月 7日 (月)

久々にあのコーナーを!

4/20以来、約三ヵ月半ぶりに"一期一枚"いこうと思いまぁーす!(o^0^o)ノ

いやぁ~久しぶりだ。大学が本格的に始まってからは全くやってなかったこのコーナー。夏休みで時間がたっぷりあるということで久々にやっちゃいますっ!

もとはと言えば、ブログ開設直後何も書くことが浮かばないという奇跡が起きたために無理やり始めたコーナーなんですが、これで好きなアルバムのことをたらたらと綴ってるとき私の生活においての音楽の存在の大きさを再確認されました。

ちなみに以前までに紹介させていただいた作品についてはここで一覧が見れます。まぁ見るのは私だけでしょうが。ここをみて同じ作品を何度も紹介しないように気をつけます。

さぁ久々の"一期一枚"。今日の作品はこれですっ!(^▽^)/

DEEP RIVER

宇多田ヒカル「DEEP RIVER」 オレンジ色はシングル収録曲です。

  1. SAKURAドロップス
  2. traveling
  3. 幸せになろう
  4. Deep River
  5. Letters
  6. プレイ・ボール
  7. 東京NIGHTS
  8. A.S.A.P.
  9. 嘘みたいなI Love You
  10. FINAL DISTANCE
  11. Bridge(Interlude)

今や知らぬ人がいないビックアーティストである宇多田ヒカルさんの3rdアルバムですっ!

ちょうどこのアルバムの発売直前に宇多田さんは卵巣腫瘍を患い、プロモーション活動ができなかったというのは広く知られていること。しかし、そんなことはお構いなしにオリコンでは初動売り上げ約235万枚を記録。すごすぎる…。もちろん年間アルバムチャート1位です。

私はホントのところ言うと、少し前まであまり宇多田さんの音楽は好みではありませんでした。あまりにも音楽のクオリティっていうか、レベルというか、私にとっては高すぎてなんとなく重い音楽に感じられてずっと聴いてると息苦しく感じてしまうからです。

しかし、少しは大人になった(であろう)今、改めて聴くと彼女の音楽はホントにすばらしいということをつくづく思い知らされました。

彼女がブレイクした頃、普段洋楽しか聴かない父が興奮して彼女の音楽を聴いていた理由が今はわかる気がします。

とは言ってもまだなんとなく私は宇多田さんの音楽から全体的に敬遠ぎみ…。しかぁーし!この「DEEP RIVER」は違います!宇多田さんのオリジナルアルバムのなかではかなり聴きやすいっ!

まずアルバムスタートは#1, #2と連続でシングル曲。これが私にとっては聴きやすい要因なのかも。「SAKURAドロップス」も「traveling」も、私が苦手だった彼女の初期の曲のR&Bというか洋楽の雰囲気というか、そういう感じではない、かなりPOPな楽曲。

「traveling」のPVは現在の彼女の夫・紀里谷利明が担当しているのは有名ですね。私はこの「traveling」が彼女の曲のなかで一番好きです。なんていうかハッチャケテル感じ?

この2曲の後はアルバム曲、「幸せになろう」「Deep River」と続きますが、「Deep River」は特にすばらしい出来。幻想的な曲で、目を瞑って聴くとホントに深い川の中に自分がいるような感覚を覚えます。

#5「Letters」 は本人出演のドコモCMソングとして巷で評判になりましたよね。ちなみにギターでGLAYのHISASHIが参加しています。サビ終わりの♪いつも置きてがぁーみっ↑♪がお気に入りです。

#6~#9はアルバム曲が続くんですが、ホント驚くほど隙が無い。#9「嘘みたいなI Love You」なんかは"これ、宇多田っ!?"ってくらいロックです。この辺りの曲を聴くと初期のR&Bメインな感じから、彼女が音楽の幅を確実に広げていったのを感じられます。

そして最後は#11のインストゥルメンタルを挟んでシングル曲で締めくくります。#10「FINAL DISTANCE」は2ndアルバム「Distance」の中心曲である「DISTANCE」を新たにバラードへとアレンジしたもの。

この曲は多くの人の記憶に残っているであろう池田小児童殺傷事件の犠牲者の少女が宇多田ヒカルのファンであったと報道されたため、急遽その被害者に捧げる作品としてリリースされたシングルです。

この曲での彼女の歌声がすごい。壮大なバラードでクラシックのようなアレンジがされているのですが、まるで彼女の声が楽器のひとつのように楽曲に溶け込んでます。思わず曲に吸い込まれてしまいますね。

そして最後を飾るのが#12「光」。ここまでの1曲目から10曲目までには全体的にダークなイメージがあるのですが、この曲でその闇に光を注いでいきます。

全体を通して暗なイメージを纏った作品ではありますが、アルバムとしてのまとまりは完璧。1曲1曲で見ても捨て曲など皆無。

もし、まだ聴いたことがない人がいるのなら必聴の作品だと思いますよ。

2006年5月 6日 (土)

荒野を走れ!

ゴールデンウィークなんで連日で"一期一枚"やっちゃいます!!今日はこの作品っ!(^∇^)V

RUN

「RUN」 B'z

  1. THE GAMBLER
  2. ZERO
  3. 紅い陽炎
  4. RUN
  5. Out Of Control
  6. NATIVE DANCE
  7. MR. ROLLING THUNDER
  8. さよならなんかは言わせない
  9. 月光
  10. Baby, You're my home

1992年発表のB'zの6thアルバムです!初動売り上げは約120万枚!!このアルバムで当時の歴代の最高初動売り上げ記録を更新しています!(*゚▽゚)ノ 初動120万枚か…すごいの一言ですね。

でもこのアルバムの内容がこの売り上げに引けをとらずにすばらしい。今のB'zよりもいろんなタイプの曲があり、さらにアレンジも今のB'zにはないバンドっぽくないものもあって楽しませてくれます。前作に比べてかなりロック色が強くなっています。

稲葉さんのボーカルも今よりもちょっと声が低いのか、落ち着いた印象を受けると思います。よく稲葉さんのモノマネをする人が過剰なまでに強調する歌い方(引き裏声とでも言いましょうか)は今より控えめです。しかし、ボーカルにはこの頃もかなりパワーがあり、ロックを歌ってもバラードを歌っても鳥肌もんです。

#1 THE GAMBLERはアルバムの1曲目にふさわしいパワーロックナンバー。始まりの重々しいオルガン(?)の音色がかっこいいです。大人な雰囲気が漂ってます。

#2 ZEROはこのアルバムでは唯一のシングル曲。B'zファンでなくても一度は聴いたことはあるであろう有名な1曲ですね。この曲をライブで歌う稲葉さんの姿はホント神々しいです。グルグル回るのが恒例。

そしてそして、私のお気に入りは#3 紅い陽炎です。ディープな感じなバラードなんですがこの曲の稲葉さんのボーカルがやけに色っぽくてかっこいい。曲はかなり正統派なバラードでシングル曲でも全然おかしくない出来です。隠れた名バラードです。

#4 RUNはアルバム曲ながら今でもB'zファンの中でかなりの人気を誇る楽曲のうちの1つ。その人気の高さゆえ、ベストアルバム『B'z The Best "Treasure"』にはボーカルを録り直して、さらにロックアレンジを強くした「RUN-1998 style-」が収録されました。日産の車のCM曲にもなっていたので聴いたことがある人も多いかも。

#5~#7では最近のB'zしか知らない人は特に今のB'zとの違いを強く感じるのではないでしょうか。アレンジがロックの中にポップさが混ざっていておもしろいです。#7 MR. ROLLING THUNDERはアメリカンな感じのする1曲で、エアロスミスの「LOVE IN AN ELEVATOR」とメロディーが…

まったく同じです

大塚愛の曲がパクリだと批判されたときのavex的に言えば…

リスペクト

なんでしょうが。まぁB'zの場合は正真正銘のリスペクトでしょうね。アイドル歌手とは違いますね。ただ曲自体はこの頃の凝ったアレンジで全く違うものになってます。曲はメロディーが全てじゃないですね。

後半は#8~#10とバラード・ミディアムテンポな曲が続きます。中でも#9 月光はB'zの中でもかなりの名バラード。ギターの音色が美しくて幻想的な1曲に仕上がってます。名バラードとして『The Ballads ~Love & B'z~』にも収録されたので知名度は少し上がったのかなと思います。この曲は必聴ですよ!

全体を通して楽曲のレベルが高い高い。捨て曲なんて考えるにも至らない出来ですね。収録時間も45分とちょっとで聴きやすい一枚だと思います。B'zを聴き始めたいと思う方にも、最近のB'zはいまいちだと思う方にも聴いてほしい一枚です!(^▽^)/

2006年5月 5日 (金)

They can't stop my heart!!

ゴールデンウィークで多少暇があるので、今日は"一期一枚"いっときます!(^◇^)/ 今日はこの一枚っ!!

Japana-rhythm !

『Japana-rhythm』 BENNIE K 

オレンジ色はシングル発表曲、はインスト曲

  1. 春~Opening~
  2. ユートピア
  3. Happy Drive~Taste Your Stuff~/with m-flo
  4. UNITY
  5. 夏~Interlude~
  6. Dreamland
  7. OSAGA
  8. Puppy Love pt.2/with GIPPER
  9. 秋~Interlude~
  10. 旅人
  11. Sky
  12. Moonchild
  13. 冬~Interlude~
  14. a love story/with SEAMO
  15. ザ★クリスマス
  16. 4 Seasons

ロサンゼルスでの留学中に出会ったボーカルyukiとラッパーcicoの二人組み、BENNIE Kの4thアルバムです。yukiは中学生のときにロサンゼルスに渡り、ボイストレーニングレッスンを受け、一方cicoは立命館大学を中退しロサンゼルスに渡ったそうです。

彼女たちがこのアルバムで題材にしたのは日本特有の四季というもの。そしてその四季を感じることができる心をもってる日本人としての誇りを音楽にぶつけた作品と彼女たちは語っていました。

さらに彼女たちは、人の気持ちというものは四季のどれかで表現することができると言っていました。それをうまく有言実行してる作品だと思います。

彼女たちを一躍メジャーにしたのが、#6 Dreamlandですね。かなり長い間、コカコーラのCM曲だったあの曲ですっ!(^▽^)/ あのサビのメロディは一度聴いたら忘れられませんよね。何言ってるかはさっぱりわかりませんが。ノリノリでアップテンポなこの曲はやはりの1曲として収録されています。

二人の出身地、大阪と佐賀(cicoが大阪、yukiが佐賀)のことを歌った曲、その名も #7 OSAGAは祭りを感じさせる笛の音などが入っていていかにもの1曲!

Dreamlandに続きリリースされたシングル #11 Skyは少し切なさを感じるミディアムテンポのナンバーで落ち着いた印象を受ける1曲。この曲はの1曲として収録されています。私もこの曲を一番最初に聴いたとき、という印象を受けました。

私がこのアルバムで一番お気に入りなのは #14 a love storyです!の1曲のノミネートされるにふさわしいバラードです。yukiの綺麗な歌声に鳥肌出ます。SEAMOとcicoのラップの掛け合いも良い味出してるっ!この曲だけiTunesでの再生数が半端無いです。

他にもを感じさせるアップテンポなナンバー #2 ユートピア、m-floとのコラボ曲でスピード感溢れる #3 Happy Drive~Taste Your Stuff~もお気に入りです。他の曲もかなり完成度が高くて驚きの出来です。

しかし、全体的に上でオレンジ色で表してるのを見てわかるように、シングルでの既発表曲が多く(先行シングルのカップリングは全曲収録)、シングルをほとんどチェックしてたファンたちにとっては新曲が少なくて少し残念だったみたいですね。さらに16曲のうち4曲はインストですからね。

ただそのインストもアルバムの流れを良くしてくれてますし、既出のカップリング曲もレベルの高い楽曲が多いです。BENNIE Kを聴いたことがない人には入門編としても良い一枚だと思います。

2006年4月30日 (日)

4月おしまぁ~い!

早くも今日で2006年の4月もおしまいですねっ!ということで4月おしまい記念として4月までに"一期一枚"で紹介した作品をここでおさらいしておこうと思います。まぁ簡単に言ってしまえば…

間違えてまた同じ作品を紹介すること防止です

紹介記事更新日 ★ 『作品名』 アーティスト名

1/28 ★ 『シフクノオト』 Mr.Children

1/29 ☆ 『SINGLES』 Janne Da Arc

2/1 ★ 『ether[エーテル]』 レミオロメン

2/3 ☆ 『KinKi Single Selection Ⅱ』 KinKi Kids

2/6 ★ 『リボン』 ゆず

2/7 ☆ 『TRUE』 中島美嘉

2/12 ★ 『WHITE ROOM』 YOSHII LOVINSON

2/13 ☆ 『無罪モラトリアム』 椎名林檎

2/17 ★ 『フェイクファー』 スピッツ

2/19 ☆ 『Single collection』 矢井田瞳

3/5 ★ 『夏雲ノイズ』 スキマスイッチ

3/12 ☆ 『Loop』 ACIDMAN

3/31 ★ 『自己ベスト』 小田和正

4/5 ☆ 『FROM ME TO YOU』 YUI (スペシャル)

4/20 ★ 『RIOT ON THE GRILL』 ELLEGARDEN

いやぁ~いろいろ紹介してますねぇ~(;^ω^A そして私…

2月、相当暇だったんですねぇ~

こう並べてみると、「あれ、まだあの作品紹介してないや」ってのが結構頭に浮かびますね。

ここまではリストを見てわかるように同じアーティストの作品を何作品も紹介するのは避けてきました。同じアーティストに固まってしまってはおもしろくないですからね。でもそろそろ以前に紹介したことのあるアーティストの違う作品も紹介しようかな~。アルバムが素晴らしいアーティストっていますからね。

上で紹介した作品たちをレンタルショップででも見かけたら、ぜひ手にとって見てくださいね(^▽^)/

2006年4月20日 (木)

笑ったこと思い出してWe're Missing

約二週間ぶりの"一期一枚"いきまっす!/(・。・)

624_1 RIOT ON THE GRILL

ELLEGARDEN

オレンジ色はシングル収録曲

  1. Red Hot
  2. モンスター
  3. Snake Fighting
  4. Marry Me
  5. Missing
  6. Bored Of Everything
  7. TV Maniacs
  8. I Hate It
  9. BBQ Riot Song

今インディーズシーンで最も勢いのある4人組みロックバンド、ELLEGARDENの4thフルアルバムです!なんとつい最近にはアメリカデビューも決定しました。かなりの実力派です。

いやぁ~このアルバムが発売されて、今日でちょうど一年ですか。早いもんですねぇ。一年前ホントに聴きまくりましたよ、このアルバム。彼らの魅力はかなり激しいロックなのにメロディがすごく綺麗というところだと私は思います(^▽^)/

激しい曲を演奏するバンドは無数に存在しますが、このメロディの美しさはこういうロックをやってるバンドの中でトップではないでしょうか。ロックはガチャガチャうるさいだけだと思ってる方はきっと考え方を改めさせられるでしょう。

特にこのアルバムはこれ以前の作品と比べてもメロがかなり聴きやすくてキレイ。ただその分激しさは少なめ。ここはファンの中で好き嫌いが分かれるところでしょう。

そのメロディですが、かなり洋楽チック。英詞の曲も多いので、ふと聴いたら日本人のバンドに感じないかも。英語の発音もかなり上手だと思います。

楽曲のレベルもかなり高水準でこのアルバムも捨て曲いっさいなし!私のお気に入りは#1 Red Hot #2 モンスター #4 Marry Me #5 Missing #6 Bored Of Everything #8 虹 #9 I Hate It …って    「全曲」って言った方が速かったですね(;^_^A

実を言うと、私の一番お気に入りの彼らの作品はこの作品じゃないんです。二番目なんです。私は彼らの曲は思いっきり激しいのが好きなんで…。ただこのコーナーで紹介するんならこの一枚かなと。ホントに聴きやすいのでエルレ初心者にはピッタリの一枚だと思います。

昨年12月発売のシングル「Space Sonic」はインディーズ、さらにノンタイアップなのにもかかわらず、オリコンシングルチャート初登場5位にランクイン!!ヽ(*'0'*)/ ワァオォ!! この曲はかなりロングヒットしました。

人気急上昇中のELLEGARDEN。彼らのメロディセンス、演奏力、このアルバムで存分お試しください。

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